JPH1151318A - 石油燃焼器の芯上下装置 - Google Patents

石油燃焼器の芯上下装置

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JPH1151318A
JPH1151318A JP21150297A JP21150297A JPH1151318A JP H1151318 A JPH1151318 A JP H1151318A JP 21150297 A JP21150297 A JP 21150297A JP 21150297 A JP21150297 A JP 21150297A JP H1151318 A JPH1151318 A JP H1151318A
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JP
Japan
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fire extinguishing
core
wick
locking
fire
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JP21150297A
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English (en)
Inventor
Toshikatsu Fukunaga
敏克 福永
忠 ▲たか▼嶋
Tadashi Takashima
Shigeru Murakami
村上  茂
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 「強」燃焼から「弱」燃焼まで燃焼状態に関
係なく消火時間を極力短く、一定なものとし短時間に確
実な消火を行うことを目的とする。 【解決手段】 消火機構が作動すると導通する第1スイ
ッチ手段22と、第1スイッチ手段22の導通により所
定時間出力を発する第1遅延手段23と、第1遅延手段
23からの出力で動作するソレノイド21aを用いて構
成した一時係止手段を灯芯3をセットする消火基板ピン
13の軌道上の途中に設け、消火時灯芯3の降下ストロ
ークの途中で一時停止させ、二段消火を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は灯芯式石油燃焼器の
芯上下装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図を用いて説明する。図6
は従来の石油燃焼器の芯上下装置の構成図であり、図7
は同石油燃焼器の芯上下装置における灯芯芯高と外火皿
温度及び消化時間の関係を示す図である。
【0003】従来、この種の石油燃焼器は図6に示すよ
うに灯芯41を上下動させて燃焼・消火を行うようにな
っており、その灯芯41の上下動は灯芯41にピン42
を介して連係させたレバー43で構成する手動操作の芯
上下機構で行っていた。点火は芯上下機構で上昇させた
灯芯41を係止手段でロック状態として点火ヒータなど
により点火し、その後、操作レバーまたは芯上下調節機
構で所定の範囲内で「強」燃焼から「弱」燃焼に調節し
て燃焼を継続し、使い勝手の向上を図っている。
【0004】消火は振動感知または緊急消火ボタンで作
動する消火機構により前記係止手段のロックを解除し
て、灯芯降下方向への附勢力により灯芯を一気に最終降
下位置まで降下させて消火させていた。
【0005】また、近年は安全性の面より緊急消火時に
おいては燃焼状態に関係なく、消火時間を短縮させる要
望も強くなってきている。
【0006】さらに、従来は通常操作における消火動作
と緊急消火による消火動作を区別しておらず、どちらの
場合も振動感知または緊急消火ボタンで作動する消火機
構により前記係止手段のロックを解除して、灯芯降下方
向への附勢力により灯芯を一気に最終降下位置まで降下
させるという消火動作を行っていた。
【0007】しかしながら、このような従来の消火動作
においては、通常燃焼時の燃焼量を灯芯の芯高を調節し
て行う構成の燃焼器では消火時における燃焼状態が
「強」燃焼から「弱」燃焼まで巾広いものであり、火皿
部周辺の温度が変化し消火時間が大きく変動するという
課題があった。つまり、「弱」燃焼時は灯芯の芯高が低
く灯芯からの気化量が減少してくるため燃焼筒下部で火
炎が形成され、熱伝導、輻射熱の影響を大きく受けて火
皿部周辺の温度が高くなる。反対に「強」燃焼時は灯芯
の芯高が高い分、灯芯からの気化量も増えて燃焼筒の火
炎が火皿付近より上部で形成される。このため火皿部へ
の熱伝導、輻射熱の影響も少なく、火皿部周辺の温度は
低くなる。このように燃焼状態により火皿部周辺の温度
が異なるということは灯芯自体の温度も同様に変化する
ことになり、従来のように一気に灯芯を最終降下位置ま
で下げて消火するという方法では消火時間が一定になら
ない。つまり、「強」燃焼時の消火時は火皿部周辺の温
度が低く、灯芯温度も低いため灯芯の最終降下位置にお
ける灯芯からの気化量も少なく火皿部での保炎の形成が
弱くなるため、降下時の風圧により瞬時に消火するが、
「弱」燃焼からの消火においては火皿部周辺の温度が高
く、灯芯温度も高いため灯芯降下後の灯芯からの気化量
も多く、火皿部で保炎が継続する。このた灯芯を降下さ
せてもすぐには消すことができず、不安定な燃焼状態で
燃焼が継続され、灯芯温度が低下し、気化量が減少して
失火するまで続くことになり、消火時間が極端に長くな
るというものであった。
【0008】図7に基づき前記の「強」燃焼状態から消
火する場合と、「弱」燃焼状態から消火する場合の差を
説明すると、「強」燃焼時の芯高はAで高く、その場合
の外火皿の温度はT1で低い。従って消火するまでの時
間もt1と短い。これに対して「弱」燃焼の場合は芯高
はBで低く、その場合の外火皿の温度はT2と高く、従
って消火時間はt2と長くなる。
【0009】つまり、灯芯を一気に降下して消火するよ
うな構成の場合は、燃焼量が多いときは短時間で消火し
て問題ないが、燃焼量が少ない状態で燃焼させている時
に、消火する場合は消火時間が長くかかるため、緊急消
火時などに不具合の生じるケースが考えられる。
【0010】従って「強」燃焼から「弱」燃焼までいず
れの燃焼状態においても短時間で確実に消火することが
課題である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】灯芯式石油燃焼器にお
いて消火時間を短縮するということは、正常燃焼から何
らかの手段により一気に消火状態に移行するということ
であり、灯芯より気化する気化ガスは高温の燃焼筒を通
って室内に排出されることになるため、気化ガスが燃焼
筒を通過するとき異常臭気となって不快感を与えるとい
うことにもなる。震動などによる緊急消火時は法的規制
により規定時間内に消火させることが義務づけられてい
るため短時間消火を行う必要があるが、通常操作におけ
る消火時は極力臭気を抑えて快適性を向上するというこ
とが強く要望されている。つまり、緊急消火と通常消火
を区別して用途に応じた消火動作を行わせるということ
が要望されており、この課題を本発明は解決しようとす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、上下動自在な灯芯と、前記灯芯を上下動させ
る芯上下機構と、前記芯上下機構で上昇させた前記灯芯
を降下方向へ附勢する附勢手段と、前記附勢手段で附勢
した灯芯降下方向への附勢力を係止する係止手段と、前
記係止手段を振動感知または消火ボタンにより動作させ
て前記係止手段による附勢力の係止を解除する消火機構
を備える石油燃焼器において、前記消火機構が作動する
と導通する第1スイッチ手段と、前記第1スイッチ手段
により所定時間出力を発する第1遅延手段と、前記第1
遅延手段からの出力で動作するソレノイドを用いて構成
する一時係止手段を、前記灯芯をセットする芯上下板の
消火基板ピンの軌道上の途中に設けた石油燃焼器の芯上
下装置としたものである。
【0013】そして、上記発明によれば消火動作により
作動する第1スイッチ手段の導通により第1遅延手段が
所定時間出力を発するソレノイドを所定時間動作させ、
灯芯をセットする芯上下板を消火基板ピンを所定時間係
止することにより灯芯の降下を所定時間停止し、灯芯の
降下動作を二段階にする。一段目の降下動作で灯芯を火
皿面より下方に位置して所定時間停止させることにより
保炎状態を不安定な状態にし、二段目の降下動作により
小さく不安定になった燃焼炎を吹き消すという消火動作
を行う。これにより燃焼状態に関係なく、短時間で確実
に消火することができる。
【0014】また、通常操作における消火時は極力臭気
を抑えて快適性を向上させるという課題を解決するため
本発明は、上下動自在な灯芯と、前記灯芯を上下動させ
る芯上下機構と、前記芯上下機構で上昇させた灯芯を降
下方向へ附勢する附勢手段と、前記附勢手段で附勢した
灯芯降下方向への附勢力を係止する係止手段と、前記係
止手段を振動感知または緊急消火ボタンにより動作させ
て前記係止手段による附勢力の係止を解除する消火機構
と、通常操作時に前記緊急消火ボタンと区別して消火機
構を作動させる通常消火ボタンを備え、前記通常消火ボ
タンに連動して開閉動作をする第3スイッチ手段と、前
記消火機構が作動すると導通する第1スイッチ手段と、
前記第1スイッチ手段からの信号により所定時間出力を
発する第3遅延手段と、前記第3スイッチ手段からの信
号で前記第3遅延手段の遅延要素を変更する遅延要素変
更手段と、前記第3遅延手段からの出力で動作するソレ
ノイドを用いて構成する一時係止手段を前記灯芯をセッ
トする芯上下板の消火基板ピンの軌道上の途中に設けた
ものである。
【0015】上記発明によれば、緊急消火ボタンとは別
に通常消火ボタンを備え、通常消火ボタンを操作し消火
動作に入ると、通常消火ボタンに連動して作動する第3
スイッチ手段からの信号で遅延要素変更手段が第3遅延
手段の遅延要素を変更して通常消火と緊急消火を区別
し、第3遅延手段の出力により緊急消火時はソレノイド
の動作時間を短くし、通常消火時はソレノイドの動作時
間を緊急消火時より長くして、ソレノイドを用いて構成
する一時係止手段が灯芯をセットする芯上下板の消火基
板ピンを係止して灯芯の降下を一時停止する時間を緊急
消火時より長くし、また一時降下位置を火皿部より下方
に位置させることにより、小さく不安定な燃焼炎で灯芯
からでる気化ガスを燃やしきり、消火後の燃焼筒で発生
する異常臭気を抑制するようにしている。
【0016】なお、振動感知または緊急消火ボタンを用
いた緊急消火時には第3スイッチ手段は動作しないので
第3遅延手段の出力によるソレノイド動作時間は短く、
短時間で確実な消火を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項に記載する形態
で実施できるものであり、請求項1に記載のように、上
下動自在な灯芯と、前記灯芯を上下動させる芯上下機構
と、前記芯上下機構で上昇させた灯芯を降下方向へ附勢
する附勢手段と、前記附勢手段で附勢した灯芯降下方向
への附勢力を係止する係止手段と、前記係止手段を振動
感知または消火ボタンにより動作させて前記係止手段に
よる附勢力の係止を解除する消火機構を備え、前記消火
機構が作動すると導通する第1スイッチ手段と、前記第
1スイッチ手段の導通により所定時間出力を発する第1
遅延手段と、前記第1遅延手段からの出力で動作するソ
レノイドを用いて構成する一時係止手段を、前記灯芯を
セットする芯上下板の消火基板ピンの軌道上の途中に設
けることにより、消火動作により作動する第1スイッチ
手段の導通で第1遅延手段が所定時間出力を発してソレ
ノイドを用いて構成する一時係止手段を所定時間動作さ
せ、灯芯をセットする芯上下板の消火基板ピンを所定時
間係止して灯芯の降下を所定時間停止し、灯芯の降下動
作を二段階にすることになる。従って一段目の降下動作
で灯芯降下中の一時停止位置を火皿部より下方に位置さ
せることにより保炎状態を不安定な状態にし、二段目の
降下動作により小さく不安定になった燃焼炎を吹き消す
という消火動作を行う。これにより燃焼状態に関係な
く、短時間で確実に消火することができる。
【0018】また、本発明の請求項2記載のように、上
下動自在な灯芯と、前記灯芯を上下動させる芯上下機構
と、前記芯上下機構で上昇させた灯芯を降下方向へ附勢
する附勢手段と、前記附勢手段で附勢した灯芯降下方向
への附勢力を係止する係止手段と、前記係止手段を振動
感知または消火ボタンにより動作させて前記係止手段に
よる附勢力の係止を解除する消火機構を備え、芯上下に
連動して開閉動作をする第2スイッチ手段と、前記消火
機構が作動すると導通する第1スイッチ手段と、前記第
1スイッチ手段および前記第2スイッチ手段により所定
時間出力を発する第2遅延手段と、前記第2遅延手段か
らの出力で動作するソレノイドを用いて構成する一時係
止手段を、前記灯芯をセットする芯上下板の消火基板ピ
ンの軌道上の途中に設けることにより、芯上下に連動
し、燃焼状態を区別するため、予め設定した燃焼量以下
の時のみ導通する第2スイッチ手段と、消火機構が作動
すると導通する第1スイッチ手段の出力により所定時間
出力を発する第2遅延手段の出力によりソレノイドを用
いて構成する一時係止手段を所定時間動作させて、灯芯
をセットする芯上下板の消火基板ピンを係止して灯芯の
降下を降下ストロークの途中で所定時間停止し、灯芯の
降下動作を二段階にすることができる。従って、一段目
の降下動作で灯芯降下中の一時停止位置を火皿部より下
方に位置させることにより、保炎状態を不安定な状態に
し、二段目の降下動作により小さく不安定になった燃焼
炎を吹き消すという消火動作を行う。これにより燃焼量
が少なく消火条件の悪いときのみ二段階消火を行い、燃
焼状態に関係なく短時間に確実な消火を行うと共に、ソ
レノイドを用いて構成する一時係止手段の動作頻度を抑
えることができる。
【0019】また、本発明の請求項3記載のように、上
下動自在な灯芯と、前記灯芯を上下動させる芯上下機構
と、前記芯上下機構で上昇させた灯芯を降下方向へ附勢
する附勢手段と、前記附勢手段で附勢した灯芯降下方向
への附勢力を係止する係止手段と、前記係止手段を振動
感知または緊急消火ボタンにより動作させて前記係止手
段による附勢力の係止を解除する消火機構と、通常操作
時に前記緊急消火ボタンと区別して消火機構を作動させ
る通常消火ボタンを備え、通常消火ボタンに連動して開
閉動作をする第3スイッチ手段と、前記消火機構が作動
すると導通する第1スイッチ手段と、この第1スイッチ
手段からの信号により所定時間出力を発する第3遅延手
段と、前記第3スイッチ手段からの信号で前記第3遅延
手段の遅延要素を変更する遅延要素変更手段と、前記第
3遅延手段からの出力で動作するソレノイドを用いて構
成する一時係止手段を前記灯芯をセットする芯上下板の
消火基板ピンの軌道上の途中に設けることにより、緊急
消火ボタンとは別に通常消火ボタンを備え、通常消火ボ
タンを操作して消火動作に入ると、通常消火ボタンに連
動して作動する第3スイッチ手段からの信号で遅延要素
変更手段が第3遅延付近の遅延要素を変更して通常消火
と緊急消火を区別し、第3遅延手段の出力により、通常
消火時はソレノイドの動作時間を緊急消火時より長くし
て、ソレノイドを用いて構成する一時係止手段が灯芯を
セットする芯上下板の消火基板ピンを係止して灯芯の降
下を一時停止する時間を緊急消火時より長くし、また一
時停止位置を火皿部より下方に位置させることにより、
小さく不安定な燃焼炎で灯芯よりの気化ガスを燃やしき
り、消火後の燃焼筒で発生する異常臭気を抑制すること
ができる。
【0020】なお、振動感知または緊急消火ボタンを用
いた緊急消火時には第3スイッチ手段は動作しないので
第3遅延手段の出力によるソレノイドの動作時間は短
く、短時間で確実な消火を行うことができる。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を用いて説
明する。
【0022】(実施例1)図1(a)は本発明の実施例
1の石油燃焼器の芯上下装置の消火状態の構成図、
(b)は同石油燃焼器の芯上下装置の消火動作を示すフ
ローチャート、図2は同石油燃焼器の芯上下装置の最高
芯高セット時の構成図、図3は同石油燃焼器の芯上下装
置の一時係止状態の構成図である。
【0023】図1において、1は芯案内筒、2は芯案内
筒1の外周に間隔をおいて配設した芯外筒、3は芯案内
筒1と芯外筒2との間に上下動自在に設けた灯芯、4は
灯芯3から気化した燃料を燃焼させる燃焼筒で、外炎筒
4aと内炎筒4bなどで構成している。5は前記外炎筒
4aを載置し、点火ヒータ(図示せず)ののぞき窓部5
bを形成すると共に拡管外周部5cに小穴を設けること
により灯芯3の気化を補助するための外火皿である。ま
た、5aは火皿部周辺を5dは火皿部上を表したもので
ある。
【0024】次に上記灯芯3を上下動させる手動操作の
芯上下機構20について説明する。6は灯芯3を上下動
させる芯上下レバーで、灯芯3とは適当な連係手段を介
してその一端部を連係させてある。この芯上下レバー6
は芯上下基板7にピン7aによって、回動自在に軸支さ
れている。8は芯上下レバー6と共に前記ピン7aによ
って芯上下基板7に回動自在に軸支された点火レバー
で、その一端部8aによって点火装置(図示せず)を作
動させ灯芯3に点火するようになっており、点火動作後
は自動的に元の位置に復帰するようになっている。9は
この点火レバー8と同様芯上下レバー6と共にピン7a
によって芯上下基板7に回動自在に軸支された芯上下板
で、芯上下レバー6と適当な手段によって連係するよう
になっている。10は芯上下板9を上方位置(灯芯降下
位置)方向へ附勢する消火バネで、芯上下板9の端部と
芯上下基板7の間に設けられている。11は前記芯上下
板9を下方位置(灯芯上昇位置)に保持する感知レバー
で、支軸12によって回動自在に軸支されている。この
感知レバー11には芯上下板9に植設した消火基板ピン
13が挿入され慴動する長穴14が形成してあり、その
長穴14の終端部に係止部14aを形成して消火基板ピ
ン13を係止するようになっている。すなわち芯上下レ
バー6の押し下げ(灯芯上昇方向)により、芯上下レバ
ー6と適当な手段によって連係させてある芯上下板9が
下向きに回動した時、消火基板ピン13が係止部14a
に嵌合して消火バネ10の附勢力にもかかわらず、その
位置で芯上下板10を係止するようになっている。15
は感知レバー11に取り付けた板バネで消火基板ピン1
3の戻り時の圧力で震動消火用重り16を復帰させる役
目を果たす。震動消火用重り16はこの板バネ15上に
調節板17、鎖18を介して連係させ、芯上下基板7に
設けた受台19上に設けてある。この震動消火用重り1
6は地震があると揺動して鎖18、調節板17を介して
感知レバー11を回動させる。これによって長穴14の
係止部14aから消火基板ピン13が離脱し、消火バネ
10の附勢力によって芯上下板9が上向きに回動する。
この時、芯上下板9は芯上下レバー6と連係されている
ので芯上下レバー6も上向きに回動し、灯芯3が降下動
作を開始する。11aは緊急消火ボタン当接部で、緊急
消火ボタン(図示せず)により支軸12を中心に感知レ
バー11を揺動時の重り16の作動と同様に回動させる
ようになっている。21aは一時係止手段21を構成す
るソレノイドで通常はバネの附勢力で一時係止レバー2
1bをソレノイド21a側へ附勢して消火基板ピン13
の回動を邪魔しないような構成としており、消火時の所
定時間のみ一時係止レバー21bを消火基板ピン13の
回動する軌道上に突出させて、消火基板ピン13の回動
を途中で一時的に係止する。22は消火機構の作動開始
時に導通する第1スイッチ手段、23は第1スイッチ手
段22の導通により所定時間ソレノイド21aを作動さ
す出力を出す第1遅延手段、ソレノイド21aを駆動す
るのは図示していないが電池電源である。
【0025】次に上記のように構成された石油燃焼器の
芯上下装置について、図1(b)を用いて、その動作を
説明する。
【0026】まず、図1(a)の状態から芯上下レバー
6を押し下げると、灯芯3が点火位置まで上昇すると共
に点火レバー8を介して点火装置(図示せず)が作動
し、灯芯3に点火する。そして点火レバー8は元の状態
に復帰する。芯上下レバー6は連係した芯上下板9に植
設した消火基板ピン13が感知レバー11の長穴14の
係止部14aで係止されているため、点火動作完了後は
上下に回動自在となり、この上下動により燃焼量の調節
を行うことができる。次に、芯上下レバー6を下方に動
かすと灯芯3は上昇し、芯高が高くなり、気化面積が増
えるため気化量すなわち燃焼量は増大する。芯高を最高
位置にセットした時の状態を図2に示す。灯芯3からの
気化量が多いときは燃焼筒4における燃料分布は下方で
燃料過多の状態となるため燃焼炎は燃焼筒4の上方で形
成され、燃焼筒4の下方では保炎しにくい、よって火皿
部周辺5aおよび灯芯3は輻射熱、熱伝導の影響をあま
り受けず、温度も上昇しない。このような「強」燃焼状
態で緊急消火ボタンまたは震動消火装置の作動によりス
テップ1で消火動作に入ると、感知レバー11が回動し
て前記消火基板ピン13の係止状態が解除される。芯上
下板9はバネ10の附勢力により芯上下板9が上向きに
回動する。この時、芯上下レバー6は芯上下板9と連係
されているので芯上下レバー6も上向きに回動し、灯芯
3が降下動作を開始する。
【0027】一方ステップ1で消火動作がスタートする
と同時にステップ2で消火機構の作動で第1スイッチ手
段22が導通状態となったことを確認し、ステップ3で
第1遅延手段23がオンとなって所定の時間出力を出
し、ステップ4で一時係止手段21のソレノイド21a
をオンにして、一時係止レバー21bを消火基板ピン1
3の軌道上に突出させる。芯上下板9の上向き回動が進
み、消火基板ピン13が軌道上に突出した一時係止レバ
ー21bの位置にくると消火基板ピン13は一時係止さ
れ芯上下板9の回動は一時停止する。この状態を図3に
示す。この時灯芯3は火皿面より下方に位置して停止す
るように設定されているため灯芯3からの気化量は極端
に制限され、非常に不安定で小さな火炎を形成して燃焼
を継続する。次に、予め設定された所定時間が経過する
とステップ5で第1遅延手段23の遅延要素が解除さ
れ、ステップ6で一時係止手段21のソレノイド21a
がオフになる。従って一時係止レバー21bはバネ附勢
力により元の状態に戻り、消火基板ピン13の一時係止
は解除され、再度、芯上下板9は上方向に回動し、灯芯
3は最終降下位置まで降下する。この灯芯3の二段目の
降下動作により、一段目の降下動作で不安定な状態にな
った燃焼炎を吹き消し、消火することができる。
【0028】次に、芯上下レバー6を上方に動かすと灯
芯3は降下し、芯高が低くなって気化面積が減り、気化
量すなわち燃焼量は減少して「弱」燃焼状態になる。灯
芯3からの気化量が少ないときは燃焼筒4における燃料
分布は下方で良好な状態となるため燃焼炎は燃焼筒4の
下方で形成される。よって火皿部周辺5aは輻射熱、熱
伝導の影響を大きく受けて温度も上昇する。火皿部周辺
5aの温度が高いと灯芯3の温度も高くなり、消火動作
時の灯芯位置での灯芯3からの気化量も多くなり、なか
なか消火しないというものであったが、本実施例の二段
階の消火構成によると、火皿部周辺5aの温度に関係な
く短時間に消火することができる。動作は前記「強」燃
焼時と同じであるため省略する。
【0029】(実施例2)図4(a)は本発明の実施例
2の石油燃焼器の芯上下装置の構成図、(b)は同石油
燃焼器の芯上下装置の消火動作のフローチャートであ
る。
【0030】基本的な構成は実施例1と同じであるた
め、同一要素には同一番号を付与し、説明を省略する。
構成の異なる部分について説明を行う。
【0031】実施例2の一時係止手段は感知レバー11
の芯上下板9に植設した消火基板ピン13が挿入され慴
通する長穴14の途中にソレノイド21aと一時係止レ
バー21bなどで構成した一時係止手段21を設け、ま
た芯上下板9に連動して開閉動作をする第2スイッチ手
段24と、消火機構が作動すると導通する第1スイッチ
手段22と、この第1スイッチ手段22と第2スイッチ
手段24の導通により所定の時間出力を発する第2遅延
手段25を有し、この遅延手段25からの出力で一時係
止手段21のソレノイド21aを作動させて消火基板ピ
ン13を一時停止レバー21bで一時係止するようにな
っている。また、第2スイッチ手段24は灯芯3の芯高
が予め設定した高さ以下のときに閉状態となり、以上の
ときに開状態となるように設定している。
【0032】次に以上のように構成された石油燃焼器の
芯上下装置について、図4(b)を参照して、その動作
を説明する。
【0033】まず、ステップ11で消火動作に入ると感
知レバー11を回動して消火基板ピン13の係止状態を
解除する。この消火基板ピン13の係止状態が解除され
ると芯上下板9は消火バネ10の附勢力により芯上下板
9が上向きに回動する。この時、芯上下レバー6は芯上
下板9と連係されているので芯上下レバー6も上向きに
回動し、灯芯3が降下動作を開始する。
【0034】一方ステップ11で消火動作に入るとステ
ップ12で第1スイッチ手段22がオンが否かを判定
し、オンの場合ステップ13で第2スイッチ手段24が
オンか否かを判定し、オンでない場合はステップ17に
進み、一時係止手段21のソレノイド21aもオフの状
態で作動せず、一時係止レバー21bは消火基板ピン1
3を係止しないので灯芯3は一気に最終降下位置まで降
下する。つまり、第2スイッチ手段24からの信号がな
いということは灯芯3の芯高が予め設定した高さより高
く燃焼量が多い状態で燃焼しているというこであり、こ
のような状態においては火皿部周辺5aおよび灯芯3の
温度は低い状態であるため、灯芯3を一気に最終降下位
置まで降下させても火皿部周辺5aでの火炎の形成はな
く短時間で消火することができる。
【0035】反対に、ステップ13で第2スイッチ手段
24がオンの場合はステップ14で第2遅延手段25が
オンとなり、ステップ15で一時係止手段21のソレノ
イド21aがオンとなって動作し、一時係止レバー21
bを芯上下板9と共に回動する消火基板ピン13の軌道
上に突出させる。この状態で芯上下板9の上向き回動が
進み、消火基板ピン13が一時係止レバー21aの位置
にくると消火基板ピン13は一時係止され芯上下板9の
回動は一時停止する。この時灯芯3は火皿面より下方に
位置して停止するように設定されているため灯芯3から
の気化量は極端に制限され、非常に不安定で小さな火炎
を形成して燃焼を継続する。次に、所定時間が経過し、
ステップ16で第2遅延手段25の遅延要素が解除され
るとステップ17で一時係止手段21のソレノイド21
aはオフとなり、一時係止レバー21bはバネの附勢力
により元の状態に戻る。従って消火基板ピン13の一時
的な係止状態が解除され、再度、芯上下板9を上方向に
回動し、灯芯3を最終降下位置まで降下する。この灯芯
3の二段目の降下動作により、一段目の降下動作で不安
定な状態になった燃焼炎を吹き消し、消火する。つま
り、第2スイッチ手段24からの信号があるということ
は灯芯3の芯高が低く燃焼量が少ない状態で燃焼してい
るということであり、このような状態においては火皿部
周辺5aおよび灯芯3の温度は高くなっており、灯芯3
を一気に最終降下位置まで降下させると灯芯3からの気
化量が多く火皿部周辺5aで火炎が形成され、燃焼が継
続する。このため消火時間が極端に長くなる。従って、
短時間消火を実現するために、前記のような二段消火が
自動的に行われる。
【0036】(実施例3)図5(a)は本発明の実施例
3の石油燃焼器の芯上下装置の構成図、(b)は同石油
燃焼器の芯上下装置の消火動作のフローチャートであ
る。
【0037】基本的な構成は実施例1と同じであるた
め、同一要素には同一番号を付与し、説明を省略する。
構成の異なる部分について説明を行う。
【0038】実施例3の芯上下装置は緊急消火時と通常
操作時の消火動作を変えて、緊急時の短時間消火と通常
時の消臭消火を行わせようとするものである。
【0039】26は緊急消火ボタンで緊急消火時に感知
レバー11の消火ボタン当接部11aを介して感知レバ
ー11を回動して短時間消火を行わせる。27は通常消
火ボタンで通常消火時に感知レバー11の消火ボタン当
接部11aを介して感知レバー11を回動して消臭消火
を行わせる。28は通常消火ボタン27に連動して開閉
動作する第3スイッチ手段、29は第1スイッチ手段2
2により動作を開始する第3遅延手段で一時係止手段2
1のソレノイド21aを所定時間動作させる。30は遅
延要素変更手段で前記通常消火ボタン27に連動して作
動する第3スイッチ手段28の信号で第3遅延手段29
の遅延要素を変更する。
【0040】次に以上のように構成された石油燃焼器の
芯上下装置について、図5(b)を用いて、その動作を
説明する。
【0041】まず、緊急消火ボタン26を用いて消火さ
せる場合は、ステップ21で消火動作に入ると感知レバ
ー11を回動して消火基板ピン13の係止状態を解除す
る。この消火基板ピン13の係止状態が解除されると芯
上下板9は消火バネ10の附勢力により芯上下板9が上
向きに回動する。この時、芯上下レバー6は芯上下板9
と連係されているので芯上下レバー6も上向きに回動
し、灯芯3が降下動作を開始する。
【0042】一方ステップ21で消火動作に入ると、ス
テップ22で第1スイッチ手段22がオンか否かを判定
し、オンの場合はステップ23で第3スイッチ手段がオ
ンか否かを判定する。緊急消火ボタン26を用いた場合
はオンとならないのでステップ25に進み第3遅延手段
29が所定時間出力を出し、ステップ26で一時係止手
段21のソレノイド21aを動作させて一時係止レバー
21bを芯上下板9と共に回動する消火基板ピン13の
軌道上に突出させる。この状態で芯上下板9の上向き回
動が進み、消火基板ピン13が一時係止レバー21bの
位置にくると消火基板ピン13は一時係止され芯上下板
9の回動は一時停止する。この時灯芯3は火皿面より下
方に位置して停止するように設定されているため灯芯3
からの気化量は極端に制限され、非常に不安定で小さな
火炎を形成して燃焼を継続する。次に、ステップ27で
所定の時間が経過することにより、第3遅延手段29の
遅延要素が解除されるとステップ28で一時係止手段2
1のソレノイド21aはオフとなり、一時係止レバー2
1bはバネの附勢力により元の状態に戻る。従って消火
基板ピン13の一時的な係止状態が解除され、再度、芯
上下板9を上方向に回動し、灯芯3は最終降下位置まで
降下する。この灯芯3の二段目の降下動作により、一段
目の降下動作で不安定な状態になった燃焼炎を吹き消し
消火する。
【0043】次に、通常消火ボタン27を用いて消火さ
せる場合は、ステップ21で消火動作に入ると感知レバ
ー11を回動して前記消火基板ピン13の係止状態を解
除する。この消火基板ピン13の係止状態が解除される
と芯上下板9は消火バネ10の附勢力により芯上下板9
が上向きに回動する。この時、芯上下レバー6は芯上下
板9と連係されているので芯上下レバー6も上向きに回
動し、灯芯3が降下動作を開始する。
【0044】一方ステップ21で消火動作に入ると、ス
テップ22で第1スイッチ手段22がオンか否かを判定
し、オンの場合はステップ23で第3スイッチ手段28
がオンか否かを判定する。通常使用ボタン27を用いた
場合オンとなるのでステップ24で遅延要素変更手段3
0で第3遅延手段29の遅延要素を変更しステップ25
に進む。この場合遅延要素変更として遅延時間を長くし
た。ステップ25で第3遅延手段29が変更された長い
所定時間出力を出し、ステップ26で一時係止手段21
のソレノイド21aを動作させて一時係止レバー21b
を芯上下板9と共に回動する消火基板ピン13の軌道上
に突出させる。この状態で芯上下板9の上向き回動が進
み、消火基板ピン13が一時係止レバー21bの位置に
くると消火基板ピン13は一時係止され芯上下板9の回
動は一時停止する。この時灯芯3は火皿面より下方に位
置して停止するように設定されているため灯芯3からの
気化量は極端に制限され、非常に不安定で小さな火炎を
形成して燃焼を継続する。通常消火時は遅延要素を変更
し、第3遅延手段29が出力する所定の時間を長くした
ことで、この小さな火炎形成による燃焼を長時間継続さ
せ、消火時の未燃ガスおよび灯芯3からの気化ガスを燃
やしきって臭気を低減させる。次に、所定時間が経過す
るとステップ27で第3遅延手段29の遅延要素が解除
され、ステップ28で一時係止手段21のソレノイド2
1aはオフとなり、一時係止レバー21bはバネの附勢
力により元の状態に戻る。従って消火基板ピン13の一
時的な係止状態が解除され、再度、芯上下板9を上方向
に回動し、灯芯3を最終降下位置まで降下する。この灯
芯3の二段目の降下動作により消火させる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、ソレノイドを用いて一時係止手
段を構成することにより、消火時の灯芯の降下動作を確
実に二段階のステップ状にすることができ、消火時にお
ける燃焼状態つまり外火皿温度に関係なく、短時間で確
実に消火することができる。
【0046】また、請求項2記載の発明によれば、燃焼
状態に応じてソレノイドを用いた一時係止手段の動作制
御を行うことで、消火条件の悪い「弱」燃焼範囲時のみ
二段消火を行うことが可能となり、ソレノイド動作によ
る電池消耗を軽減することができる。
【0047】また、請求項3記載の発明によれば、緊急
消火と通常消火を区別し、一時係止時間を変更させるこ
とで緊急時の短時間消火と通常消火時における消臭消火
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1の石油燃焼器の芯上下
装置の消火状態の構成図 (b)同石油燃焼器の芯上下装置の消火動作を示すフロ
ーチャート
【図2】同石油燃焼器の芯上下装置の最大芯高セット時
の構成図
【図3】同石油燃焼器の芯上下装置の一時係止状態の構
成図
【図4】(a)本発明の実施例2の石油燃焼器の芯上下
装置の消火状態の構成図 (b)同石油燃焼器の芯上下装置の消火動作を示すフロ
ーチャート
【図5】(a)本発明の実施例3の石油燃焼器の芯上下
装置の消火状態の構成図 (b)同石油燃焼器の芯上下装置の消火動作を示すフロ
ーチャート
【図6】従来の石油燃焼器の芯上下装置の構成図
【図7】同石油燃焼器の芯上下装置における灯芯芯高と
外火皿温度および消火時間の関係を示す図
【符号の説明】
3 灯芯 6 芯上下レバー 9 芯上下板 10 消火バネ 11 感知レバー 13 消火基板ピン 14a 係止部 20 芯上下機構 21 一時係止手段 21a ソレノイド 22 第1スイッチ手段 23 第1遅延手段 24 第2スイッチ手段 25 第2遅延手段 26 緊急消火ボタン 27 通常消火ボタン 28 第3スイッチ手段 29 第3遅延手段 30 遅延要素変更手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動自在な灯芯と、前記灯芯を上下動
    させる芯上下機構と、前記芯上下機構で上昇させた灯芯
    を降下方向へ附勢する附勢手段と、前記附勢手段で附勢
    した灯芯降下方向への附勢力を係止する係止手段と、前
    記係止手段を振動感知または消火ボタンにより動作させ
    て前記係止手段による附勢力の係止を解除する消火機構
    を備え、前記消火機構が作動すると導通する第1のスイ
    ッチ手段と、前記第1スイッチ手段の導通により所定時
    間出力を発する第1遅延手段と、前記第1遅延手段から
    の出力で作動するソレノイドを用いて構成する一時係止
    手段を、前記灯芯をセットする芯上下板の消火基板ピン
    の軌道上の途中に設けた石油燃焼器の芯上下装置。
  2. 【請求項2】 上下動自在な灯芯と、前記灯芯を上下動
    させる芯上下機構と、前記芯上下機構で上昇させた灯芯
    を降下方向へ附勢する附勢手段と、前記附勢手段で附勢
    した灯芯降下方向への附勢力を係止する係止手段と、前
    記係止手段を振動感知または消火ボタンにより動作させ
    て前記係止手段による附勢力の係止を解除する消火機構
    を備え、芯上下に連動して開閉動作をする第2スイッチ
    手段と、前記消火機構が作動すると導通する第1スイッ
    チ手段と、前記第1スイッチ手段および前記第2スイッ
    チ手段の出力により所定時間出力を発する第2遅延手段
    と、前記第2遅延手段からの出力で動作するソレノイド
    を用いて構成する一時係止手段を、前記灯芯をセットす
    る芯上下板の消火基板ピンの軌道上の途中に設けた石油
    燃焼器の芯上下装置。
  3. 【請求項3】 上下動自在な灯芯と、前記灯芯を上下動
    させる芯上下機構と、前記芯上下機構で上昇させた灯芯
    を降下方向へ附勢する附勢手段と、前記附勢手段で附勢
    した灯芯降下方向への附勢力を係止する係止手段と、前
    記係止手段を振動感知または緊急消火ボタンにより動作
    させて前記係止手段による附勢力の係止を解除する消火
    機構と、通常操作時に前記緊急消火ボタンと区別して前
    記消火機構を作動させる通常消火ボタンを備え、前記通
    常消火ボタンに連動して開閉動作をする第3スイッチ手
    段と、前記消火機構が作動すると導通する第1スイッチ
    手段と、前記第1スイッチ手段からの信号により所定時
    間出力を発する第3遅延手段と、前記第3スイッチ手段
    からの信号で前記第3遅延手段の遅延要素を変更する遅
    延要素変更手段と、前記第3遅延手段からの出力で動作
    するソレノイドを用いて構成する一時係止手段を、前記
    灯芯をセットする芯上下板の消火基板ピンの軌道上の途
    中に設けた石油燃焼器の芯上下装置。
JP21150297A 1997-08-06 1997-08-06 石油燃焼器の芯上下装置 Pending JPH1151318A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0507096A2 (en) * 1991-03-29 1992-10-07 Pioneer Electronic Corporation A RDS receiver
JP2009300068A (ja) * 2008-06-15 2009-12-24 Sengoku:Kk 石油燃焼機器のマイコン制御式時限自動消火装置

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EP0507096A2 (en) * 1991-03-29 1992-10-07 Pioneer Electronic Corporation A RDS receiver
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