JPH0979489A - 熱応動式スチ―ムトラップ - Google Patents

熱応動式スチ―ムトラップ

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Publication number
JPH0979489A
JPH0979489A JP26211395A JP26211395A JPH0979489A JP H0979489 A JPH0979489 A JP H0979489A JP 26211395 A JP26211395 A JP 26211395A JP 26211395 A JP26211395 A JP 26211395A JP H0979489 A JPH0979489 A JP H0979489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve member
diaphragm
steam trap
valve seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP26211395A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Koike
正 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
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Publication of JPH0979489A publication Critical patent/JPH0979489A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁部材が傾いた状態で弁座部材に着座しても
完全閉止でき、また弁部材に偏摩耗を生じない熱応動式
スチ―ムトラップを提供する。 【構成】 ダイヤフラム15と弁部材21をユニバ―サ
ル継手20で連結する。排出流体によって回転力を受け
る旋回翼24を弁部材21に取り付ける。弁部材21が
弁座部材8に着座したときに傾いていても、弁部材21
が傾斜することによって、弁座部材8に完全密着して導
出路7を完全閉止する。また弁部材21が開弁時に回転
することによって、着座の度毎に弁座部材8に対する回
転位置関係が変わり、偏摩耗が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種蒸気使用機器や蒸
気配管で発生する復水を自動的に排出するスチ―ムトラ
ップに関し、特に、加熱されて膨脹し冷却されて収縮す
る媒体を含む温度制御機素を用いて、所望温度以下の流
体を系外へ排出する熱応動式スチ―ムトラップに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】温度制御機素を用いた熱応動式スチ―ム
トラップは、例えば特公昭60−46318号公報に示
されている。当該公報から理解されるように、ケ―シン
グで入口と弁室と出口を形成し、壁部材とダイヤフラム
と両者の間に封入した膨脹媒体とダイヤフラムに連結し
た弁部材とから成る温度制御機素を弁室内に配置し、膨
脹媒体の膨脹収縮によるダイヤフラムの変位によって弁
部材を駆動して出口の弁室側開口端に形成した導出路を
開閉するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】弁室内に所定温度以上
の高温流体が流入してくると、膨脹媒体が膨脹し、ダイ
ヤフラムが閉弁方向に変位して弁部材が導出路を閉止す
る。これによって、蒸気の排出を防止する。所定温度以
下の低温流体が流入してくると、膨脹媒体が収縮し、ダ
イヤフラムが開弁方向に変位して弁部材が導出路を開口
する。これによって、復水や空気を系外へ排出する。
【0004】しかしながら、このような様式の熱応動式
スチ―ムトラップにあっては、完全閉弁できずに蒸気漏
れを生じる問題があった。これは、膨脹媒体の膨脹によ
ってダイヤフラムが閉弁方向に変位するときに、弁部材
の弁面が導出路の弁座面に対して非平行な傾いた状態で
近付き着座する場合があり、弁面が傾いた状態で着座す
ると、弁座面に平行な状態に移行することができず、弁
座面に完全密着できないことが起こるからである。また
この傾いた状態での着座を繰返すことによって、弁部材
に偏摩耗を生じるためである。
【0005】従って、本発明の技術的課題は、弁部材が
傾いた状態で着座しても完全閉弁できるようにすると共
に偏摩耗を生じないようにして、蒸気漏れを生じること
のない熱応動式スチ―ムトラップを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
るために講じた本発明の技術的手段は、ケ―シングで入
口と弁室と出口を形成し、壁部材とダイヤフラムと両者
の間に封入した膨脹媒体とダイヤフラムに連結した弁部
材とから成る温度制御機素を弁室内に配置し、膨脹媒体
の膨脹収縮によるダイヤフラムの変位によって弁部材を
駆動して出口の弁室側開口端に形成した導出路を開閉す
るものにおいて、ダイヤフラムと弁部材をユニバ―サル
継手で連結すると共に、排出流体によって回転力を受け
る旋回翼を弁部材に設けたことを特徴とする熱応動式ス
チ―ムトラップにある。
【0007】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
弁部材はダイヤフラムにユニバ―サル継手で連結されて
いるので、弁部材の弁面が導出路の弁座面に対して非平
行な傾いた状態で着座しても、弁座面に合わせて必要な
らば適当に傾斜して密着し、完全閉弁可能となる。
【0008】また弁部材は排出流体によって回転力を受
ける旋回翼が設けられているので、導出路を開口してい
る開弁時に回転し、閉弁するときには着座の度毎に弁座
面に対する回転位置関係が変わることとなって、偏摩耗
が生じない。
【0009】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。上ケ―シング1と下ケ―シング2
とをねじ結合して、内部に弁室3を有するケ―シングが
形成される。上ケ―シング1に入口4が、下ケ―シング
2に出口5が形成される。入口4と出口5は同軸に形成
されている。下ケ―シング2の横断壁6に、弁室3と出
口5を連通する導出路7を有する弁座部材8がねじ結合
される。
【0010】弁座部材8の上方に温度制御機素10が位
置する。温度制御機素10は注入口11を有する壁部材
12と、注入口11を密封する栓部材13と、壁部材1
2との間に収容室14を形成するダイヤフラム15と、
収容室14に密封した膨脹媒体16と、ダイヤフラム1
5に溶接(参照番号17の箇所)によって固着した取付
部材18及びユニバ―サル継手20と、ユニバ―サル継
手20に連結した弁部材21と、ダイヤフラム15の外
周縁を壁部材12との間に挟んで固着する固着壁部材2
2と、上壁部材12に固着したストッパ―23とで構成
される。
【0011】膨脹媒体16は、水、水より沸点の低い液
体、あるいはそれらの混合物で形成される。ユニバ―サ
ル継手20は下面に球形部が形成され、弁部材21の上
面に形成した凹部が回転自在に嵌合せしめられる。これ
によって弁部材21は四方八方に傾斜できる。また弁部
材21は外周に旋回翼24が取り付けられ、これによっ
て弁部材21は開弁時に回転自在となる。旋回翼24
は、本実施例では等間隔に八つ取り付けられている。
【0012】温度制御機素10は、下ケ―シング2に取
り付けられたバネ25によって弁座部材8側に付勢さ
れ、固着壁部材22の下面外周が下ケ―シング2の内周
に形成された複数個のリブ26の段部に当たって保持さ
れている。
【0013】本実施例での作動は下記の通りである。弁
室3内の流体温度が放熱により所定値よりも低くなる
か、入口4から弁室3内に低温の流体が流入する場合、
膨脹媒体16は収縮し、弁部材21が入口4の流体圧力
も加わって弁座部材8から離座せしめられて導出路7を
開けている。これによって低温の復水や空気が出口5か
ら排出される。この開弁時に弁部材21は、旋回翼24
が排出流体によって回転力を受けるので、回転してい
る。
【0014】低温流体の排出によって弁室3内に流入し
てくる流体の温度が高くなってくると、膨脹媒体16が
膨脹し、ダイヤフラム15を介して弁部材21を下方に
変位せしめ、弁部材21を弁座部材8に着座せしめて導
出路7を閉止し、蒸気の漏出を防止する。この膨脹媒体
16の膨脹によって弁部材21が弁座部材8に着座した
ときに傾いていても、弁部材21はダイヤフラム15に
ユニバ―サル継手20で連結されているので、四方八方
に傾斜することができ、導出路7に完全密着して完全閉
弁する。また、弁部材21は開弁時に回転しているの
で、着座の度毎に弁座部材8に対する回転位置関係が変
わり、偏摩耗が生じない。
【0015】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、弁部材が傾いた状態で着座
しても完全閉弁でき、また弁部材に偏摩耗が生じないの
で、長期間に渡って蒸気漏れを生じることがなく、省エ
ネルギ―となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の熱応動式スチ―ムトラップの
断面図。
【符号の説明】
1 上ケシング 2 下ケ―シング 3 弁室 4 入口 5 出口 7 導出路 8 弁座部材 10 温度制御機素 12 壁部材 15 ダイヤフラム 16 膨脹媒体 20 ユニバ―サル継手 21 弁部材 24 旋回翼

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
    し、壁部材とダイヤフラムと両者の間に封入した膨脹媒
    体とダイヤフラムに連結した弁部材とから成る温度制御
    機素を弁室内に配置し、膨脹媒体の膨脹収縮によるダイ
    ヤフラムの変位によって弁部材を駆動して出口の弁室側
    開口端に形成した導出路を開閉するものにおいて、ダイ
    ヤフラムと弁部材をユニバ―サル継手で連結すると共
    に、排出流体によって回転力を受ける旋回翼を弁部材に
    設けたことを特徴とする熱応動式スチ―ムトラップ。
JP26211395A 1995-09-14 1995-09-14 熱応動式スチ―ムトラップ Pending JPH0979489A (ja)

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JP26211395A JPH0979489A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 熱応動式スチ―ムトラップ

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JP26211395A JPH0979489A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 熱応動式スチ―ムトラップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0979489A true JPH0979489A (ja) 1997-03-25

Family

ID=17371228

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JP26211395A Pending JPH0979489A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 熱応動式スチ―ムトラップ

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JP (1) JPH0979489A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6333491B1 (ja) * 2017-01-16 2018-05-30 株式会社テイエルブイ 弁装置
WO2018131244A1 (ja) * 2017-01-16 2018-07-19 株式会社テイエルブイ 弁装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6333491B1 (ja) * 2017-01-16 2018-05-30 株式会社テイエルブイ 弁装置
WO2018131244A1 (ja) * 2017-01-16 2018-07-19 株式会社テイエルブイ 弁装置

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