JPH0979325A - 副変速装置 - Google Patents

副変速装置

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Publication number
JPH0979325A
JPH0979325A JP7238502A JP23850295A JPH0979325A JP H0979325 A JPH0979325 A JP H0979325A JP 7238502 A JP7238502 A JP 7238502A JP 23850295 A JP23850295 A JP 23850295A JP H0979325 A JPH0979325 A JP H0979325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
transmission
speed change
shaft
gears
Prior art date
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Pending
Application number
JP7238502A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Akazawa
勲 赤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
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Publication of JPH0979325A publication Critical patent/JPH0979325A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車ブレーキを用いて機体を停止させた際
に、ミッションケース内の副変速軸に配設する変速クラ
ッチギアに負荷を掛けない構成とする。 【解決手段】 副変速軸1の一端に駐車ブレーキSを配
設し、該副変速軸1上に原動機側からの動力を伝える高
低変速用の変速クラッチギア2・2をスプライン嵌合
し、その高低変速用の変速クラッチギア2・2の間に走
行側へ動力を伝達する伝動ギア13を配置し、該副変速
軸1上の左右の変速クラッチギア2・2を同時に摺動し
て変速するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体を傾斜地等に
駐車ブレーキを用いて停止させた場合に、容易に副変速
をできるようにする構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミッションケース内には、前後進
の主変速機構の下流側に副変速装置を配置しており、例
えば図5に示すように、副変速軸1’上に駐車ブレーキ
と、主変速装置からの動力を伝える変速ギア11’・1
2’と、該変速ギア11’・12’に噛合可能な変速ク
ラッチギア2’を摺動可能に配置し、該変速クラッチギ
ア2’は走行側に動力を伝えるセンターギア34と常時
噛合するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいて、駐車ブレーキを用いて機体を傾斜地に停車させ
ると、機体が斜面に沿って移動しようとする力を前記駐
車ブレーキによって制動するものであるから、変速ギア
11’または12’と変速クラッチギア2’が噛合した
ままでロックされる。いわゆる、「負荷の閉じ込み」を
生じて、変速ギア11’・12’を摺動させることがで
きず、また、摺動させることができても、他方の変速ギ
アに噛合させることが困難となることがあり、停止時で
の副変速操作に困難が生じていた。その為に、前記駐車
ブレーキを作動させた場合に副変速機構に負担の掛から
ない構成のものが望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、副変速軸の一端に駐車ブレーキを配設し、該副変速
軸上に原動機側からの動力を伝える高低変速用の変速ク
ラッチギアをスプライン嵌合し、その高低変速用の変速
クラッチギアの間に走行側へ動力を伝達する伝動ギアを
配置し、該副変速軸上の左右の変速クラッチギアを同時
に摺動して変速するように構成した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の解決すべき課題及び構成
は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明の
一実施例を説明する。図1はミッションケースの後面断
面図、図2はミッションケースの側面断面図、図3は主
変速及び副変速を配設するミッションケースの一部断面
図、図4は副変速の操作構成を示すミッションケースの
後面図一部断面図である。
【0006】図1、図2を用いてミッションケースM内
部の構成を説明する。該ミッションケースMは、左右二
つ割りのケースを接合して構成されており、該ミッショ
ンケースMの上部に入力軸20を軸支し、該入力軸20
の端部を側面より側方に突出して図示せぬ入力プーリー
を固設しエンジンより動力が伝達される。該入力軸20
と平行にカウンター軸30、副変速軸1を軸支してい
る。前記入力軸20の一側には、歯数の異なる前進第一
ギア21と前進第二ギア22を遊嵌し、入力軸20の他
側には後進ギア9を遊嵌しており、後述するスライドギ
ア23を左右摺動可能に嵌合することで、何方か一つの
ギアと選択噛合する主変速機構Cを構成している。該主
変速機構Cにより択一的に噛合されたギアを介して前記
カウンター軸30から副変速軸1へと動力を伝達し、ま
た、前記後進ギア9を介して前記副変速軸1へと動力を
伝達している。また、該副変速軸1の側方端部の前記ミ
ッションケースMの側面に駐車ブレーキSを配設してい
る。
【0007】そして、前記副変速軸1には副変速機構D
を配設しており、該副変速機構Dを介してサイドクラッ
チ軸35の中央部に嵌合するセンターギア34に動力を
伝達している。該センターギア34の両側面には円状の
側面ギア34a・34aを形設している。前記センター
ギア34の左右両側において、サイドクラッチ軸35上
にサイドギア36・36を遊嵌している。該サイドギア
36は、サイドブレーキ筒37と一体に構成されてお
り、該サイドギア36とサイドブレーキ筒37との間に
フォーク溝36bを形成している。前記サイドギア36
の内側側面には前記側面ギア34aと噛合可能なギア3
6aを形設している。前記サイドブレーキ筒37とサイ
ドクラッチ軸35の間に圧縮スプリング40を介装して
おり、サイドギア36を中央方向に付勢して、前記側面
ギア34aにギア36aが噛合するように付勢してい
る。そして、前記フォーク溝36bに嵌合するフォーク
48を操作することで、前記側面ギア34aとギア36
aとの噛合状態を解除するクラッチを構成している。
【0008】また、前記サイドブレーキ筒37の外周
と、ミッションケースM内部に固設するブレーキケース
41の内周の間には複数枚の摩擦板42・42・・・4
3・43・・・をスプライン嵌合している。該摩擦板4
2・43は交互に重合しており、前記フォーク48を操
作することで前記側面ギア34aとギア36aの噛合を
外し、その後に摩擦板42・43を押圧することでサイ
ドクラッチ軸35を制動可能にしている。
【0009】そして、前記サイドクラッチ軸35の下方
には減速軸44を軸支している。該減速軸44上には、
伝動ギア45a・45a・45b・45bを固設し、伝
動ギア45a・45aは前記サイドギア36・36と噛
合し、伝動ギア45b・45bは車軸47・47の内側
端部に固設したギア46と噛合して動力を減速して伝達
している。
【0010】次に、図3を用いて前記主変速機構Cの構
成について説明する。前記入力軸20に嵌合した前進第
一ギア21は入力軸20に遊嵌し、一側(外側)にギア
部21aを形設し、他側(内側)に嵌合ギア21bを形
設し、中央部の筒体21cの外周面(ギア部21aの近
傍)に前進第二ギア22を遊嵌している。該前進第二ギ
ア22の内側側面には係合ギア22aを突設している。
前記入力軸20の他端には後進ギア9を外嵌し、該後進
ギア9は嵌合ギア9aと後進ギア9とで構成されてい
る。更に、前記入力軸20の略中央部にスプライン20
aを形設し、該スプライン20aの外周にスライドギア
23をスプライン係合している。該スライドギア23の
内周面の中央部を空洞部23aを形設し、該空洞部23
aの左右側方部は、係合ギア23b・23bを形設しい
る。該係合ギア23bは、スプラインの溝径と左右の嵌
合ギア9a・23bの内径を等しくしているので嵌合す
ることができる。更に、前記スライドギア23の外周面
の左右中央部にはシフターフォーク嵌合用の嵌合溝23
cを形設し、外周面の右端部には係合ギア23dを形成
している。
【0011】そして、前記入力軸20の上方位置にはシ
フター軸25を横設しており、該シフター軸25にはフ
ォーク基部26を外嵌し、ミッションケースMの上面に
枢支したレバー軸28を操作することにより、フォーク
基部26を左右の一定位置への摺動を可能にしている。
前記フォーク基部26よりフォーク27を突出し、前記
嵌合溝23cに嵌合しており、前記レバー軸28を操作
してスライドギア23を左側に摺動させると嵌合ギア9
a・23bが噛合して後進ギア9を駆動し、右側に摺動
させると係合ギア23bが嵌合ギア21bと噛合して前
進第一ギア21を駆動し、更に右側に摺動させるとスラ
イドギア23の係合ギア23dと、前記前進第二ギア2
2の係合ギア22aと噛合して前進第二ギア22を駆動
する。
【0012】この様に、主変速機構Cの変速切換をする
スライドギア23の側面に設けた係合ギア23dによっ
て、スライドギア23を左右方向にラップさせることな
く前進第二ギア22の側方位置に摺動させることでギア
を噛合することができ、スライドギア23の左右の摺動
量を減らすことができる。その減少分を噛合する各ギア
幅を増すことができ、強度の高く、高負荷に対応する主
変速機構Cを構成することができる。
【0013】そして、前記主変速機構Cにより変速され
た動力は、前記前進第一ギア21または前進第二ギア2
2よりカウンター軸30に嵌合する固設ギア31・32
に伝達し、カウンター軸30の両端部に嵌合する伝動ギ
ア29・33を介して副変速軸1に遊嵌する変速ギア1
1・12に動力を伝達している。左側の変速ギア12の
ボス部の外側端部には後転ギア14を外嵌しており、前
記後進ギア9と直接に噛合している。左右の該変速ギア
11・12との間の副変速軸1の中央位置には、伝動ギ
ア13を嵌合しており、副変速機構Dを介して副変速軸
1を回転させている。
【0014】次に、前記副変速機構Dについて説明す
る。副変速軸1の両端に変速ギア11・12を配設し、
該変速ギア11・12のボス部11a・12aの内側側
面に内歯歯車11b・12bを形設している。一方、前
記副変速軸1上において伝動ギア13と各変速ギア11
・12との間位置に、左右対称に変速クラッチギア2・
2をスプライン嵌合している。該変速クラッチギア2の
外周面において、外側にギアクラッチ2aを形設し、該
変速クラッチギア2の略中央外周にフォーク嵌合溝2b
を形設している。左右の変速クラッチギア2・2は図4
に示す如くに、操作レバー15に連動して往復揺動する
フォーク基部16より二本のフォーク17・17を突出
し、各フォーク17・17をフォーク嵌合溝2bに嵌合
することで、一体的に摺動させている。その為に、前記
変速クラッチギア2を側方一側に摺動させて前記変速ギ
ア11(12)の内歯歯車11b(12b)を変速クラ
ッチギア2のギアクラッチ2aと噛合させることで高低
変速を可能にしている。
【0015】そして、前記変速クラッチギア2・2の略
中央位置において、副変速軸1上に伝動ギア13を嵌合
している。該伝動ギア13には、左右の車軸47・47
に動力を伝達する前記センターギア34と噛合してい
る。即ち、左右何方かの変速ギア11(12)と噛合す
る変速クラッチギア2の動力を副変速軸1を介して伝動
ギア13に伝達する構成となり、変速クラッチギア2を
センターギア34と噛合させることはない。よって、副
変速軸1の端部に係合した駐車ブレーキSを作動させた
場合に、副変速軸1にスプライン係合する変速クラッチ
ギア2は副変速軸1に遊嵌する何方かの変速ギア11・
12と噛合しており、変速クラッチギア2には負荷の掛
かることはなく、機体を駐車させている際に車軸47・
47に発生している回転力はセンターギア34より伝動
ギア13を介して副変速軸1の駐車ブレーキSに保持す
ることができ、変速クラッチギア2に負荷を掛けること
はない。
【0016】
【発明の効果】以上のように構成することによって本発
明は、副変速の切り換えを左右二つの変速クラッチギア
を同一に支持した二本のフォークにより摺動させて変速
操作するので、一本のレバーにより操作でき安価な構成
となり、操作が確実である。また、傾斜の急な斜面に機
体を駐車した場合に、副変速軸が駐車ブレーキによって
固定されていても、変速クラッチギアは走行側のギアと
噛合していないために、負荷の閉じ込みを生じることが
なく、副変速をスムーズに切り換えをすることがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミッションケースの後面断面図である。
【図2】同じくミッションケースの側面断面図である。
【図3】主変速及び副変速を配設するミッションケース
の一部断面図である。
【図4】副変速の操作構成を示すミッションケースの後
面図一部断面図である。
【図5】従来の副変速の操作構成を示す図である。
【符号の説明】
C 主変速 D 副変速 M ミッションケースM S 駐車ブレーキ 1 副変速軸 2 変速クラッチギア 11 変速ギア 12 変速ギア 13 伝動ギア 16 フォーク基部 17 フォーク 34 センターギア 47 車軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副変速軸の一端に駐車ブレーキを配設
    し、該副変速軸上に原動機側からの動力を伝える高低変
    速用の変速クラッチギアをスプライン嵌合し、その高低
    変速用の変速クラッチギアの間に走行側へ動力を伝達す
    る伝動ギアを配置し、該副変速軸上の左右の変速クラッ
    チギアを同時に摺動して変速することを特徴とする副変
    速装置。
JP7238502A 1995-09-18 1995-09-18 副変速装置 Pending JPH0979325A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7238502A JPH0979325A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 副変速装置

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JP7238502A JPH0979325A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 副変速装置

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ID=17031208

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JP (1) JPH0979325A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227876A (ja) * 2001-02-05 2002-08-14 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd トランスミッションのギア抜け防止機構
KR20150010214A (ko) * 2013-07-18 2015-01-28 대동공업주식회사 농용 작업차의 부변속장치

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