JPH0977904A - 高分子量ポリ乳酸からのラクチド回収方法 - Google Patents

高分子量ポリ乳酸からのラクチド回収方法

Info

Publication number
JPH0977904A
JPH0977904A JP23627895A JP23627895A JPH0977904A JP H0977904 A JPH0977904 A JP H0977904A JP 23627895 A JP23627895 A JP 23627895A JP 23627895 A JP23627895 A JP 23627895A JP H0977904 A JPH0977904 A JP H0977904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polylactic acid
lactide
weight
temperature
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23627895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3503127B2 (ja
Inventor
Hitomi Obara
仁実 小原
Toshio Okamoto
利翁 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP23627895A priority Critical patent/JP3503127B2/ja
Priority to DE1996137404 priority patent/DE19637404B4/de
Priority to US08/713,653 priority patent/US5728847A/en
Publication of JPH0977904A publication Critical patent/JPH0977904A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3503127B2 publication Critical patent/JP3503127B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J11/00Recovery or working-up of waste materials
    • C08J11/04Recovery or working-up of waste materials of polymers
    • C08J11/10Recovery or working-up of waste materials of polymers by chemically breaking down the molecular chains of polymers or breaking of crosslinks, e.g. devulcanisation
    • C08J11/16Recovery or working-up of waste materials of polymers by chemically breaking down the molecular chains of polymers or breaking of crosslinks, e.g. devulcanisation by treatment with inorganic material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D319/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D319/101,4-Dioxanes; Hydrogenated 1,4-dioxanes
    • C07D319/121,4-Dioxanes; Hydrogenated 1,4-dioxanes not condensed with other rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2367/00Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
    • C08J2367/04Polyesters derived from hydroxy carboxylic acids, e.g. lactones
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/582Recycling of unreacted starting or intermediate materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄された高分子量ポリ乳酸から、ポリ乳酸
の重合に適したラクチドを高純度で回収する方法を提供
する。 【解決手段】 廃棄された高分子量ポリ乳酸(重量平均
分子量:5000〜30万)をスズまたはスズ化合物か
らなる触媒の存在下、ポリ乳酸の溶融温度以上の温度
(170〜300℃)に加熱すると共に、前記温度にお
けるラクチドの蒸気圧以下の圧力に減圧して、生成した
ラクチドを留去し回収する。用いる触媒の量は、処理す
べきポリ乳酸の0.05〜15重量%である。横型二軸
反応器中で熱処理を行なうことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子量ポリ乳酸
からラクチドを回収する方法に関し、より詳しくは、主
として廃棄された高分子量ポリ乳酸から、ラクチドを高
純度で回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリ乳酸は環境負荷の少ない生分解性プ
ラスチックとして、農業及び建築用シート、食品包装、
衛生材料、漁網や釣り糸等の用途がある。
【0003】このポリ乳酸の製造法は乳酸から一旦、二
量体環状ラクチドを合成し、ついで開環重合を行なう方
法がある。ラクチドの合成、精製及び重合操作は、例え
ば米国特許4,057,537号明細書、公開欧州特許
出願第261,572号明細書、Polymer Bu
lletin,14,491−495(1985)、及
びMakromol Chem.,187,1611−
1628(1986)等の文献に様々に記載されてい
る。
【0004】一般のプラスチック(例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン等)では、射出成形
の際のスプルーやランナーと呼ばれる樹脂導入部分や、
紡糸、シート、フィルム、不織布等の成形加工の際の、
定尺に切断した後の耳と呼ばれる両端の部分は、再び原
料として成形加工される。また、使用済みのプラスチッ
クは回収リサイクルすることが進められている。
【0005】ポリ乳酸も一般のプラスチックと同様に上
記の成形加工が可能であり、やはりスプルーやランナ
ー、耳と呼ばれる部分が出てくる。また、ポリ乳酸重合
時に規格外の重合物も発生する。これら成形・製造課程
で発生するポリ乳酸や、使用済みのポリ乳酸を回収し再
利用することは、資源再利用の立場からも好ましい事と
いえる。
【0006】しかしながら、ポリ乳酸は熱劣化を受けや
すく、そのまま再利用すると着色や分解、分子量低下を
引き起こすので、上記一般のプラスチックのような再利
用をすることは困難である。そこで、ポリ乳酸を解重合
して、得られたモノマーをポリ乳酸の重合に再び利用す
ることが提案されている。
【0007】例えば、特開平7−11044号公報に
は、ポリ乳酸を加水分解し、乳酸を回収する方法が記載
されている。しかし、乳酸に戻すとポリ乳酸に重合する
際に、再びラクチドに合成する必要があり、経済的方法
とは言いがたい。
【0008】また、特開昭63−123401号公報に
は、セルフクリーニング二軸スクリュー押出機により、
低分子量ポリグリコリドを原料とし、グリコリドを合成
する方法が記載されている。しかし、同号公報に記載の
方法によれば、低分子量ポリグリコリドとはオリゴマー
領域(重量平均分子量3000以下)のものと考えられ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、廃棄
された高分子量ポリ乳酸から、ポリ乳酸の重合に適した
ラクチドを高純度で回収する方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のラクチド回収方
法は、高分子量ポリ乳酸を熱処理してラクチドを回収す
る方法であって、ポリ乳酸を、周期律表IA族、IVA
族、IVB族およびVA族からなる群から選ばれる少なく
とも一種の金属または金属化合物からなる触媒の存在
下、処理すべきポリ乳酸の溶融温度以上の温度に加熱す
ると共に、前記温度におけるラクチドの蒸気圧以下の圧
力に減圧して、生成したラクチドを留去し回収するもの
である。
【0011】以下、本発明について詳しく説明する。
【0012】ポリ乳酸成形加工物の重量平均分子量は用
途により5万〜30万であるが、廃棄され分解が進むと
5000程度になり、このようなものが回収再利用され
る場合もある。従って、本発明において、処理すべきポ
リ乳酸は一般に、重量平均分子量が5000〜30万の
ものである。また、ポリ乳酸とは、ポリ乳酸ホモポリマ
ーに限らず、ラクトン類、例えばβ−プロピオラクト
ン、δ−バレルラクトン、ε−カプロラクトン、δ−ブ
チルラクトンとの共重合物、高級アルコールとの共重合
物をも含むものである。また、本発明の方法は、このよ
うなポリ乳酸と他の樹脂との混合物にも適用可能であ
る。
【0013】本発明において用いる触媒は、ポリ乳酸の
ラクチドへの解重合を促進するものであれば良く、通
常、周期律表IA族、IVA族、IVB族およびVA族から
なる群から選ばれる少なくとも一種の金属または金属化
合物からなる触媒である。IVA族に属するものとして
は、例えば、有機スズ系の触媒(例えば、乳酸スズ、酒
石酸スズ、ジカプリル酸スズ、ジラウリル酸スズ、ジパ
ルミチン酸スズ、ジステアリン酸スズ、ジオレイン酸ス
ズ、α−ナフエト酸スズ、β−ナフエト酸スズ、オクチ
ル酸スズ等)の他、粉末スズ等を挙げることができる。
IA族に属するものとしては、例えば、アルカリ金属の
水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム等)、アルカリ金属と弱酸の塩(例
えば、乳酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、オクチル酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、
乳酸カリウム、酢酸カリウム、炭酸カリウム、オクチル
酸カリウム等)、アルカリ金属のアルコキシド(例え
ば、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムエトキシド等)等を挙げる
ことができる。IVB族に属するものとしては、例えば、
テトラプロピルチタネート等のチタン系化合物、ジルコ
ニウムイソプロポキシド等のジルコニウム系化合物等を
挙げることができる。VA族に属するものとしては、例
えば、三酸化アンチモン等のアンチモン系化合物等を挙
げることができる。これらはいずれも従来公知のポリ乳
酸の重合用触媒であるが、これらの中でも、スズまたは
スズ化合物からなる触媒が活性の点から特に好ましい。
【0014】本発明において、上記触媒は、処理すべき
ポリ乳酸の0.05〜15重量%の量で用いることが好
ましい。0.05重量%未満の量では、充分なラクチド
の留出が得られず、一方、15重量%を超える量でも留
出速度、量はあまり変わりないので好ましくない。より
好ましい量は、3〜7重量%の量である。
【0015】本発明においては、処理すべきポリ乳酸の
溶融温度以上の温度に加熱すると共に、前記温度におけ
るラクチドの蒸気圧以下の圧力に減圧することにより、
生成したラクチドを留去し回収する。処理すべきポリ乳
酸の溶融温度は、その分子量や組成にもよるが、一般に
150〜180℃程度である。従って、加熱温度は、1
70〜300℃であることが好ましい。また、減圧度
は、一般に20mmHg以下である。このような温度お
よび減圧度にすることにより、ポリ乳酸が溶融し触媒と
均一となり、ポリ乳酸の分解反応が進行し、生成したラ
クチドを留去して回収することができる。
【0016】また、本発明においては、重量平均分子量
5000〜30万のポリ乳酸を170〜250℃で溶融
し触媒と均一にするには非常に強い攪拌力を必要とす
る。そのため、横型の反応器中で熱処理を行なうことが
好ましい。このような反応器としては、既存の高粘度リ
アクターが使用できる。例えば、横型二軸押出機、日立
製作所製のメガネ型、住友重機製のバイボラック、三菱
重工製のSCRなどが挙げられるが、これらに限られる
ものではない。
【0017】本発明において回収されたラクチドは一般
に高純度のものであるが、必要により再度精製した後、
ポリ乳酸への重合反応に利用することもできる。精製
は、例えば、特開平6−256340号公報「ラクチド
の溶融結晶化精製」、特開平7−118259号公報
「ラクチドの精製法及び重合法」等に記載の方法に従っ
て行うことができる。回収ラクチドに精製が必要かどう
かは、処理すべきポリ乳酸の状態による。すなわち、水
分を多く含んだり、使用後不純物の付着、または洗浄に
より水分が付着したポリ乳酸から回収されたラクチド
は、精製する必要がある場合もある。一方、ランナーや
耳の部分のポリ乳酸から回収されたラクチドは、そのま
ま重合に供することができる場合が多い。
【0018】
【実施例】
[実施例1]ポリ乳酸フィルム成形時の耳(重量平均分
子量15万)を、栗本製二軸押出機(KEXN−30)
(バレル数8)に500g/minで導入し、第3バレ
ルよりオクチル酸スズを5g/minで添加した。第5
及び第7バレルのベント口より15mmHgで真空引き
した。この時バレル温度は200〜250℃であった。
気化したラクチドをコンデンサーで液化し回収した。回
収率はポリ乳酸仕込重量を基準として95%であった。
回収されたラクチドは高純度(純度99%以上)であ
り、再び重合に供することができた。
【0019】[実施例2]ポリ乳酸射出成形時のランナ
ー(重量平均分子量25万)を、栗本製二軸押出機(K
EXN−30)(バレル数8)に500g/minで導
入し、第3バレルよりオクチル酸スズを25g/min
で添加した。第5及び第7バレルのベント口より5mm
Hgで真空引きした。この時バレル温度は200〜25
0℃であった。気化したラクチドをコンデンサーで液化
し回収した。回収率はポリ乳酸仕込重量を基準として9
3%であった。回収されたラクチドは高純度(純度99
%以上)であり、再び重合に供することができた。
【0020】[実施例3]土中に1カ月間埋設したポリ
乳酸射出成形物(重量平均分子量2万)を水で洗浄後、
栗本製二軸押出機(KEXN−30)(バレル数8)に
1500g/minで導入し、第3バレルよりオクチル
酸スズを1.5g/minで添加した。第5及び第7バ
レルのベント口より10mmHgで真空引きした。この
時バレル温度は190〜230℃であった。気化したラ
クチドをコンデンサーで液化し回収した。回収率はポリ
乳酸仕込重量を基準として85%であった。回収された
ラクチドの純度は95%であった。このラクチドを特開
平7−118259号公報記載の方法で精製した。すな
わち、未精製ラクチド1Kgに、酢酸エチル200m
l、トルエン800mlを加え、80℃に加熱し、攪拌
後、4℃に冷却し結晶を析出させた。遠心分離(800
0G×10分)により結晶を分離し、真空乾燥器で30
℃、5mmHgで3時間乾燥し、精製ラクチドを得た。
収量870g、精製操作の回収率は87%であった。精
製ラクチドの純度は99%以上であり、再び重合に供す
ることができた。
【0021】[実施例4]1カ月間水を入れておいたポ
リ乳酸ブローボトル(重量平均分子量7万)を、裁断
後、栗本製二軸押出機(KEXN−30)(バレル数
8)に1000g/minで導入し、第3バレルよりオ
クチル酸スズを10g/minで添加した。第5及び第
7バレルのベント口より10mmHgで真空引きした。
この時バレル温度は190〜220℃であった。気化し
たラクチドをコンデンサーで液化し回収した。回収率は
ポリ乳酸仕込重量を基準として87%であった。回収さ
れたラクチドの純度は96%であった。このラクチド
を、実施例3と同様に特開平7−118259号公報記
載の方法で精製した。すなわち、実施例3と同様に未精
製ラクチド1Kgより、精製ラクチド910gを得た
(精製操作回収率91%)。精製ラクチドの純度は99
%以上であり、再び重合に供することができた。
【0022】
【発明の効果】本発明の方法によれば、上述のように、
廃棄された高分子量ポリ乳酸から、ラクチドを高純度で
回収することができる。このラクチドはポリ乳酸の重合
に適したものであり、従って、本発明の方法によれば、
ポリ乳酸から乳酸を回収する方法に比べ、非常に経済的
にポリ乳酸のリサイクルを行うことができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子量ポリ乳酸を熱処理してラクチド
    を回収する方法であって、ポリ乳酸を、周期律表IA
    族、IVA族、IVB族およびVA族からなる群から選ばれ
    る少なくとも一種の金属または金属化合物からなる触媒
    の存在下、処理すべきポリ乳酸の溶融温度以上の温度に
    加熱すると共に、前記温度におけるラクチドの蒸気圧以
    下の圧力に減圧して、生成したラクチドを留去し回収す
    る、ラクチド回収方法。
  2. 【請求項2】 処理すべき高分子量ポリ乳酸の重量平均
    分子量が、5000〜30万であることを特徴とする、
    請求項1に記載のラクチド回収方法。
  3. 【請求項3】 加熱温度が、170〜300℃であるこ
    とを特徴とする、請求項1または2に記載のラクチド回
    収方法。
  4. 【請求項4】 触媒が、スズまたはスズ化合物であるこ
    とを特徴とする、請求項1〜3項のうちの1項に記載の
    ラクチド回収方法。
  5. 【請求項5】 用いる触媒の量が、処理すべきポリ乳酸
    の0.05〜15重量%であることを特徴とする、請求
    項1〜4項のうちの1項に記載のラクチド回収方法。
  6. 【請求項6】 横型二軸反応器中で熱処理を行なうこと
    を特徴とする、請求項1〜5項のうちの1項に記載のラ
    クチド回収方法。
JP23627895A 1995-09-14 1995-09-14 高分子量ポリ乳酸からのラクチド回収方法 Expired - Lifetime JP3503127B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23627895A JP3503127B2 (ja) 1995-09-14 1995-09-14 高分子量ポリ乳酸からのラクチド回収方法
DE1996137404 DE19637404B4 (de) 1995-09-14 1996-09-13 Verfahren zur Rückgewinnung von Lactid aus Polymilchsäure mit hohem Molekulargewicht
US08/713,653 US5728847A (en) 1995-09-14 1996-09-13 Method for recovering lactide from high-molecular weight polylactic acid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23627895A JP3503127B2 (ja) 1995-09-14 1995-09-14 高分子量ポリ乳酸からのラクチド回収方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0977904A true JPH0977904A (ja) 1997-03-25
JP3503127B2 JP3503127B2 (ja) 2004-03-02

Family

ID=16998424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23627895A Expired - Lifetime JP3503127B2 (ja) 1995-09-14 1995-09-14 高分子量ポリ乳酸からのラクチド回収方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5728847A (ja)
JP (1) JP3503127B2 (ja)
DE (1) DE19637404B4 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201680A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Teijin Fibers Ltd ポリ乳酸からラクチドを製造する方法
JP2010168415A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Kitakyushu Foundation For The Advancement Of Industry Science & Technology ラクチドの回収装置および回収方法
JP2010185046A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Casio Electronics Co Ltd ポリ乳酸廃棄物を用いた樹脂粘土及び接着剤
JP2012144443A (ja) * 2011-01-06 2012-08-02 Utsunomiya Univ ラクチドの製造方法
JP2015086350A (ja) * 2013-11-03 2015-05-07 環境テクノス株式会社 成形用組成物
JP2017105912A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 東洋製罐株式会社 ラクチドの回収方法
WO2017099109A1 (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 東洋製罐株式会社 ラクチドを回収する方法
JP2017128517A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 東洋製罐株式会社 ラクチドを回収する方法
WO2018088182A1 (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 東洋製罐株式会社 ラクチド回収方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19902879A1 (de) * 1999-01-25 2000-08-03 Wolff Walsrode Ag Verfahren zur Herstellung von hochreinem Dilactid
US20050009687A1 (en) * 2003-05-02 2005-01-13 Verkade John G. Titanium alkoxide catalysts for polymerization of cyclic esters and methods of polymerization
JP2012097224A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Hitachi Plant Technologies Ltd ポリヒドロキシカルボン酸の製造装置および製造方法
WO2012110118A1 (en) 2011-02-18 2012-08-23 Sulzer Chemtech Ag Method for the manufacture of a polyhydroxy-carboxylic acid
EP2559725B1 (de) 2011-08-19 2024-05-08 Uhde Inventa-Fischer GmbH Verfahren und Vorrichtung zur Rückgewinnung von Lactid aus Polylactid bzw. Glycolid aus Polyglycolid
WO2014000277A1 (zh) * 2012-06-29 2014-01-03 孝感市易生新材料有限公司 一种利用回收的聚乳酸制备丙交酯的方法
EP2725019B1 (de) 2012-10-26 2015-04-08 Uhde Inventa-Fischer GmbH Verfahren zur Herstellung cyclischer Diester, insbesondere Dilactid
WO2014086840A1 (de) 2012-12-04 2014-06-12 Uhde Inventa-Fischer Gmbh Verfahren zur selektiven chemischen extraktion von milchsäure aus polymerblends
US20170136713A1 (en) * 2015-11-13 2017-05-18 James C. Holmes, IV Composite materials and related methods for manufacturing composite materials
EP3793973B1 (de) 2018-05-18 2022-12-28 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren zur herstellung eines intramolekularen diesters einer hydroxycarbonsäure sowie verfahren zur herstellung einer polyhydroxycarbonsäure
DE102018209567A1 (de) * 2018-06-14 2019-12-19 Rampf Holding Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Abbau von Kunststoffen
CN110554111A (zh) * 2019-09-11 2019-12-10 南开大学 一种针对环境样品中微量聚乳酸微塑料的定量检测方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4057537A (en) * 1975-01-28 1977-11-08 Gulf Oil Corporation Copolymers of L-(-)-lactide and epsilon caprolactone
DE3708915C2 (de) * 1987-03-19 1996-04-04 Boehringer Ingelheim Kg Verfahren zur Herstellung von Lactid
DE3632103A1 (de) * 1986-09-20 1988-03-24 Boehringer Ingelheim Kg Verfahren zur herstellung von lactid
DE3726499A1 (de) * 1987-08-08 1989-02-16 Boehringer Ingelheim Kg Neues verfahren zur herstellung von glycoliden
US5142023A (en) * 1992-01-24 1992-08-25 Cargill, Incorporated Continuous process for manufacture of lactide polymers with controlled optical purity

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201680A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Teijin Fibers Ltd ポリ乳酸からラクチドを製造する方法
JP2010168415A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Kitakyushu Foundation For The Advancement Of Industry Science & Technology ラクチドの回収装置および回収方法
JP2010185046A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Casio Electronics Co Ltd ポリ乳酸廃棄物を用いた樹脂粘土及び接着剤
JP4687797B2 (ja) * 2009-02-13 2011-05-25 カシオ電子工業株式会社 ポリ乳酸廃棄物を用いた樹脂粘土及び接着剤
JP2012144443A (ja) * 2011-01-06 2012-08-02 Utsunomiya Univ ラクチドの製造方法
JP2015086350A (ja) * 2013-11-03 2015-05-07 環境テクノス株式会社 成形用組成物
JP2017105912A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 東洋製罐株式会社 ラクチドの回収方法
WO2017099109A1 (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 東洋製罐株式会社 ラクチドを回収する方法
US10336882B2 (en) 2015-12-09 2019-07-02 Toyo Seikan Co., Ltd. Method of recovering lactide
JP2017128517A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 東洋製罐株式会社 ラクチドを回収する方法
WO2018088182A1 (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 東洋製罐株式会社 ラクチド回収方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5728847A (en) 1998-03-17
DE19637404B4 (de) 2006-05-11
DE19637404A1 (de) 1997-03-20
JP3503127B2 (ja) 2004-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3503127B2 (ja) 高分子量ポリ乳酸からのラクチド回収方法
JP3436368B2 (ja) 溶融安定性ラクチド・ポリマーフィルムとその製造方法
AU2002224082B2 (en) Dimethyl terephthalate composition and process for producing the same
JP4388148B2 (ja) グリコリドの製造方法
JP2821986B2 (ja) ポリ乳酸製品からラクチドを回収する方法
EP0662466B1 (en) Continuous process for the recovery of terephthalic acid from waste or used products of polyalkylene terephthalate polymers
JP4284709B2 (ja) 乳酸系副産物の再生利用法
JP3622327B2 (ja) 脂肪族ポリエステルのペレットの洗浄方法
CN113387920A (zh) 从乳酸低聚物到高光学纯度聚合级丙交酯的连续生产方法及装置
EP2539332B1 (en) Improved process for the preparation of l-lactide of high chemical yield and optical purity
US5264614A (en) Recovery of polyhydroxy acids
JPH09124778A (ja) ポリ乳酸の製造法
JP2006176757A (ja) ポリエステルの製造方法
JP3589333B2 (ja) ポリ乳酸の脱モノマー法及び装置
JPWO2021123301A5 (ja)
EP4141042A1 (en) Valorisation of l-lactic acid stream in the production process of d-polylactic acid
EP4141043A1 (en) Valorisation of d-lactic acid stream in the production process of l-polylactic acid
WO2024160884A1 (en) Process for producing a polymeso-lactide
JPH09309948A (ja) 生分解性ポリエステルの製造方法
JP2008156525A (ja) 脂肪族ポリエステルの製造方法
TW528773B (en) Dimethyl terephthalate composition and process for producing the same
KR20240012334A (ko) 부타디엔 제조 방법
KR100212968B1 (ko) 폴리락트산-폴리글리콜산 공중합체의 제조방법
WO2023025818A1 (en) Valorisation of d-lactic acid stream by l/d separation in the production process of l-polylactic acid
JP2002293908A (ja) グリコール酸共重合体を製造する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031130

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term