JPH0976591A - インクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録方法Info
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- JPH0976591A JPH0976591A JP7264876A JP26487695A JPH0976591A JP H0976591 A JPH0976591 A JP H0976591A JP 7264876 A JP7264876 A JP 7264876A JP 26487695 A JP26487695 A JP 26487695A JP H0976591 A JPH0976591 A JP H0976591A
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- Japan
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- sheet
- time
- elapsed time
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- ink jet
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/0015—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41J13/10—Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41J29/00—Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
- B41J29/38—Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
- B41J29/393—Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 印字済シートを順次積層状態で排出する方式
のインクジェット記録方法において、ユーザーに不安感
を与えることなく、排出済シートの印字面が汚れること
を防止する。 【解決手段】 印字済シートを順次積層状態で排出する
インクジェット記録方法であって、先行するシートへ印
字されたインクが、この先行するシート上に積層される
後続するシートに付着しなくなるほど定着するまでの時
間Tを設定するとともに、先行するシートへの印字が終
了した時点からの経過時間tnを計測し、後続するシー
トを排出するに際し、経過時間と設定時間とを比較し、
経過時間が設定時間に達していない場合には、後続する
シートが先行するシートに摺接する時点における経過時
間が設定時間を越えるように後続するシートを間欠送り
動作によって排出する。
のインクジェット記録方法において、ユーザーに不安感
を与えることなく、排出済シートの印字面が汚れること
を防止する。 【解決手段】 印字済シートを順次積層状態で排出する
インクジェット記録方法であって、先行するシートへ印
字されたインクが、この先行するシート上に積層される
後続するシートに付着しなくなるほど定着するまでの時
間Tを設定するとともに、先行するシートへの印字が終
了した時点からの経過時間tnを計測し、後続するシー
トを排出するに際し、経過時間と設定時間とを比較し、
経過時間が設定時間に達していない場合には、後続する
シートが先行するシートに摺接する時点における経過時
間が設定時間を越えるように後続するシートを間欠送り
動作によって排出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
方法に関する。より詳しくは、インクジェットヘッドに
向けて複数枚のシート(普通紙、コート紙、ハガキ、封
筒、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)用シート
等)を順次給送し、インクジェットヘッドによりシート
に向けてインク滴を吐出して印字した後、シートを順次
積層状態で排出するインクジェット記録方法に関するも
のである。
方法に関する。より詳しくは、インクジェットヘッドに
向けて複数枚のシート(普通紙、コート紙、ハガキ、封
筒、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)用シート
等)を順次給送し、インクジェットヘッドによりシート
に向けてインク滴を吐出して印字した後、シートを順次
積層状態で排出するインクジェット記録方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】特開平2−245356号公報には、シ
ート上に吐出されたインクが定着する前にシートを排出
すると、シート上に残っているインクが排紙経路にある
ピンチローラや紙ガイドに接触してシート自身や装置を
汚してしまうことがあるという課題に着目し、この課題
を解決すべく、印字終了後、所定時間紙送りを停止し
(静置し)、その後、排紙を行なう、すなわち排出動作
を所定時間遅らせる技術が開示されている。
ート上に吐出されたインクが定着する前にシートを排出
すると、シート上に残っているインクが排紙経路にある
ピンチローラや紙ガイドに接触してシート自身や装置を
汚してしまうことがあるという課題に着目し、この課題
を解決すべく、印字終了後、所定時間紙送りを停止し
(静置し)、その後、排紙を行なう、すなわち排出動作
を所定時間遅らせる技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、印字済シートを
順次積層状態で排出する方式のインクジェット記録方法
においては、複数枚のシートに連続して印字する場合、
印字されてすでに排出されたシートのインクが定着しな
いうちに次のシートが排出されてきて先に排出されてい
るシートの印字面と摺接すると、先の排出済シートの印
字面が汚れてしまうという課題を有している。
順次積層状態で排出する方式のインクジェット記録方法
においては、複数枚のシートに連続して印字する場合、
印字されてすでに排出されたシートのインクが定着しな
いうちに次のシートが排出されてきて先に排出されてい
るシートの印字面と摺接すると、先の排出済シートの印
字面が汚れてしまうという課題を有している。
【0004】このような課題は、上述した従来技術を用
いる、すなわち、印字終了後、所定時間紙送りを停止し
(静置し)、その後、排紙を行なうことにより解決する
ことができるかもしれない。
いる、すなわち、印字終了後、所定時間紙送りを停止し
(静置し)、その後、排紙を行なうことにより解決する
ことができるかもしれない。
【0005】しかしながら、複数枚のシートに連続して
印字する場合において、印字終了後、排紙を行なう前
に、すでに印字が済んでいるシートを所定時間停止させ
ることは、ユーザーに不安感を抱かせる。
印字する場合において、印字終了後、排紙を行なう前
に、すでに印字が済んでいるシートを所定時間停止させ
ることは、ユーザーに不安感を抱かせる。
【0006】すなわち、すでに印字が済んでいるにも拘
らず、その印字済のシートが所定時間停止したままの状
態であるということは、記録装置が故障したのではない
かという不安感をユーザーに与えることとなり好ましく
ない。
らず、その印字済のシートが所定時間停止したままの状
態であるということは、記録装置が故障したのではない
かという不安感をユーザーに与えることとなり好ましく
ない。
【0007】本発明の目的は、以上のような課題を解決
し、印字済シートを順次積層状態で排出する方式のイン
クジェット記録方法において、ユーザーに不安感を与え
ることなく、排出済シートの印字面が汚れることを防止
することにある。
し、印字済シートを順次積層状態で排出する方式のイン
クジェット記録方法において、ユーザーに不安感を与え
ることなく、排出済シートの印字面が汚れることを防止
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載のインクジェット記録方法は、インクジ
ェットヘッドに向けて複数枚のシートを順次給送し、イ
ンクジェットヘッドにより印字した後、順次積層状態で
排出するインクジェット記録方法であって、先行するシ
ートへ印字されたインクが、この先行するシート上に積
層される後続するシートに付着しなくなるほど定着する
までの時間を設定するとともに、先行するシートへの印
字が終了した時点からの経過時間を計測し、後続するシ
ートを排出するに際し、前記経過時間と前記設定時間と
を比較し、経過時間が設定時間に達していない場合に
は、後続するシートの排出動作により後続するシートが
先行するシートに摺接する時点における経過時間が設定
時間を越えるように後続するシートを間欠送り動作によ
って排出することを特徴とする。
に請求項1記載のインクジェット記録方法は、インクジ
ェットヘッドに向けて複数枚のシートを順次給送し、イ
ンクジェットヘッドにより印字した後、順次積層状態で
排出するインクジェット記録方法であって、先行するシ
ートへ印字されたインクが、この先行するシート上に積
層される後続するシートに付着しなくなるほど定着する
までの時間を設定するとともに、先行するシートへの印
字が終了した時点からの経過時間を計測し、後続するシ
ートを排出するに際し、前記経過時間と前記設定時間と
を比較し、経過時間が設定時間に達していない場合に
は、後続するシートの排出動作により後続するシートが
先行するシートに摺接する時点における経過時間が設定
時間を越えるように後続するシートを間欠送り動作によ
って排出することを特徴とする。
【0009】請求項2記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測
し、後続するシートを排出するに際し、前記経過時間と
前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達して
いない場合には、後続するシートの排出動作により後続
するシートが先行するシートに摺接する時点における経
過時間が設定時間を越えるように後続するシートを所定
の排出速度で排出することを特徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測
し、後続するシートを排出するに際し、前記経過時間と
前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達して
いない場合には、後続するシートの排出動作により後続
するシートが先行するシートに摺接する時点における経
過時間が設定時間を越えるように後続するシートを所定
の排出速度で排出することを特徴とする。
【0010】請求項3記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測し、後続するシートを排出するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過時間
が設定時間に達していない場合には、後続するシートの
排出動作により後続するシートが先行するシートに摺接
する時点における経過時間が設定時間を越えるように後
続するシートを間欠送り動作によって排出することを特
徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測し、後続するシートを排出するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過時間
が設定時間に達していない場合には、後続するシートの
排出動作により後続するシートが先行するシートに摺接
する時点における経過時間が設定時間を越えるように後
続するシートを間欠送り動作によって排出することを特
徴とする。
【0011】請求項4記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測し、後続するシートを排出するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過時間
が設定時間に達していない場合には、後続するシートの
排出動作により後続するシートが先行するシートに摺接
する時点における経過時間が設定時間を越えるように後
続するシートを所定の排出速度で排出することを特徴と
する。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測し、後続するシートを排出するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過時間
が設定時間に達していない場合には、後続するシートの
排出動作により後続するシートが先行するシートに摺接
する時点における経過時間が設定時間を越えるように後
続するシートを所定の排出速度で排出することを特徴と
する。
【0012】請求項5記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測
し、後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時
間と前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達
していない場合には、後続するシートが先行するシート
に摺接する時点における経過時間が設定時間を越えるよ
うに所定の行間送り速度で後続するシートに印字するこ
とを特徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測
し、後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時
間と前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達
していない場合には、後続するシートが先行するシート
に摺接する時点における経過時間が設定時間を越えるよ
うに所定の行間送り速度で後続するシートに印字するこ
とを特徴とする。
【0013】なお、「所定の行間送り速度」には、シー
トの送り速度それ自体を所定の速度に設定する場合と、
行間送りすなわち間欠送りのその時間間隔を所定の時間
間隔に設定する場合とを含んでいる。
トの送り速度それ自体を所定の速度に設定する場合と、
行間送りすなわち間欠送りのその時間間隔を所定の時間
間隔に設定する場合とを含んでいる。
【0014】請求項6記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測し、後続するシートを所定量送った
時点で、前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過
時間が設定時間に達していない場合には、後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間が
設定時間を越えるように所定の行間送り速度で後続する
シートに印字することを特徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測し、後続するシートを所定量送った
時点で、前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過
時間が設定時間に達していない場合には、後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間が
設定時間を越えるように所定の行間送り速度で後続する
シートに印字することを特徴とする。
【0015】請求項7記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測
し、後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時
間と前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達
していない場合には、印字動作終了後、後続するシート
が先行するシートに摺接する時点における経過時間が設
定時間を越えるように後続するシートを間欠送り動作に
よって排出することを特徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測
し、後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時
間と前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達
していない場合には、印字動作終了後、後続するシート
が先行するシートに摺接する時点における経過時間が設
定時間を越えるように後続するシートを間欠送り動作に
よって排出することを特徴とする。
【0016】請求項8記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測
し、後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時
間と前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達
していない場合には、印字動作終了後、後続するシート
が先行するシートに摺接する時点における経過時間が設
定時間を越えるように後続するシートを所定の排出速度
で排出することを特徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測
し、後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時
間と前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達
していない場合には、印字動作終了後、後続するシート
が先行するシートに摺接する時点における経過時間が設
定時間を越えるように後続するシートを所定の排出速度
で排出することを特徴とする。
【0017】請求項9記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測し、後続するシートを所定量送った
時点で、前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過
時間が設定時間に達していない場合には、印字動作終了
後、後続するシートが先行するシートに摺接する時点に
おける経過時間が設定時間を越えるように後続するシー
トを間欠送り動作によって排出することを特徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測し、後続するシートを所定量送った
時点で、前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過
時間が設定時間に達していない場合には、印字動作終了
後、後続するシートが先行するシートに摺接する時点に
おける経過時間が設定時間を越えるように後続するシー
トを間欠送り動作によって排出することを特徴とする。
【0018】請求項10記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測し、後続するシートを所定量送った
時点で、前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過
時間が設定時間に達していない場合には、印字動作終了
後、後続するシートが先行するシートに摺接する時点に
おける経過時間が設定時間を越えるように後続するシー
トを所定の排出速度で排出することを特徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測し、後続するシートを所定量送った
時点で、前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過
時間が設定時間に達していない場合には、印字動作終了
後、後続するシートが先行するシートに摺接する時点に
おける経過時間が設定時間を越えるように後続するシー
トを所定の排出速度で排出することを特徴とする。
【0019】請求項11記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートにおける後続するシートとの摺接領域への印字
が終了した時点からの経過時間を計測し、後続するシー
トを排出するに際し、前記経過時間と前記設定時間とを
比較し、経過時間が設定時間に達していない場合には、
後続するシートの排出動作により後続するシートが先行
するシートに摺接する時点における経過時間が設定時間
を越えるように後続するシートを間欠送り動作によって
排出することを特徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートにおける後続するシートとの摺接領域への印字
が終了した時点からの経過時間を計測し、後続するシー
トを排出するに際し、前記経過時間と前記設定時間とを
比較し、経過時間が設定時間に達していない場合には、
後続するシートの排出動作により後続するシートが先行
するシートに摺接する時点における経過時間が設定時間
を越えるように後続するシートを間欠送り動作によって
排出することを特徴とする。
【0020】請求項12記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートにおける後続するシートとの摺接領域への印字
が終了した時点からの経過時間を計測し、後続するシー
トを排出するに際し、前記経過時間と前記設定時間とを
比較し、経過時間が設定時間に達していない場合には、
後続するシートの排出動作により後続するシートが先行
するシートに摺接する時点における経過時間が設定時間
を越えるように後続するシートを所定の排出速度で排出
することを特徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートにおける後続するシートとの摺接領域への印字
が終了した時点からの経過時間を計測し、後続するシー
トを排出するに際し、前記経過時間と前記設定時間とを
比較し、経過時間が設定時間に達していない場合には、
後続するシートの排出動作により後続するシートが先行
するシートに摺接する時点における経過時間が設定時間
を越えるように後続するシートを所定の排出速度で排出
することを特徴とする。
【0021】請求項13記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートにおける後続するシートとの摺接領域への印字
が終了した時点からの経過時間を計測し、後続するシー
トを給送するに際し、前記経過時間と前記設定時間とを
比較し、経過時間が設定時間に達していない場合には、
後続するシートが先行するシートに摺接する時点におけ
る経過時間が設定時間を越えるように所定時間経過後に
後続するシートを給送することを特徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートにおける後続するシートとの摺接領域への印字
が終了した時点からの経過時間を計測し、後続するシー
トを給送するに際し、前記経過時間と前記設定時間とを
比較し、経過時間が設定時間に達していない場合には、
後続するシートが先行するシートに摺接する時点におけ
る経過時間が設定時間を越えるように所定時間経過後に
後続するシートを給送することを特徴とする。
【0022】請求項14記載のインクジェット記録方法
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートにおける後続するシートとの摺接領域への印字
が終了した時点からの経過時間を計測し、後続するシー
トを給送するに際し、前記経過時間と前記設定時間とを
比較し、経過時間が設定時間に達していない場合には、
後続するシートが先行するシートに摺接する時点におけ
る経過時間が設定時間を越えるように所定の給送速度で
後続するシートを給送することを特徴とする。
は、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートを順
次給送し、インクジェットヘッドにより印字した後、順
次積層状態で排出するインクジェット記録方法であっ
て、先行するシートへ印字されたインクが、この先行す
るシート上に積層される後続するシートに付着しなくな
るほど定着するまでの時間を設定するとともに、先行す
るシートにおける後続するシートとの摺接領域への印字
が終了した時点からの経過時間を計測し、後続するシー
トを給送するに際し、前記経過時間と前記設定時間とを
比較し、経過時間が設定時間に達していない場合には、
後続するシートが先行するシートに摺接する時点におけ
る経過時間が設定時間を越えるように所定の給送速度で
後続するシートを給送することを特徴とする。
【0023】請求項15記載のインクジェット記録方法
は、請求項1から14のうちいずれか1項に記載のイン
クジェット記録方法において、前記インクジェットヘッ
ド周辺の温度あるいはシート周辺の温度を測定し、その
温度に応じて前記設定時間を設定することを特徴とす
る。
は、請求項1から14のうちいずれか1項に記載のイン
クジェット記録方法において、前記インクジェットヘッ
ド周辺の温度あるいはシート周辺の温度を測定し、その
温度に応じて前記設定時間を設定することを特徴とす
る。
【0024】請求項16記載のインクジェット記録方法
は、請求項1から15のうちいずれか1項に記載のイン
クジェット記録方法において、前記先行するシートの印
字密度を測定し、その印字密度に応じて前記設定時間を
設定することを特徴とする。
は、請求項1から15のうちいずれか1項に記載のイン
クジェット記録方法において、前記先行するシートの印
字密度を測定し、その印字密度に応じて前記設定時間を
設定することを特徴とする。
【0025】請求項17記載のインクジェット記録方法
は、請求項16に記載のインクジェット記録方法におい
て、前記先行するシートの印字密度の測定は、後続する
シートが摺接する領域の印字密度の測定であることを特
徴とする。
は、請求項16に記載のインクジェット記録方法におい
て、前記先行するシートの印字密度の測定は、後続する
シートが摺接する領域の印字密度の測定であることを特
徴とする。
【0026】請求項18記載のインクジェット記録方法
は、請求項1から17のうちいずれか1項に記載のイン
クジェット記録方法において、前記先行するシートの長
さを測定し、その長さに応じて前記設定時間を設定する
ことを特徴とする。
は、請求項1から17のうちいずれか1項に記載のイン
クジェット記録方法において、前記先行するシートの長
さを測定し、その長さに応じて前記設定時間を設定する
ことを特徴とする。
【0027】請求項19記載のインクジェット記録方法
は、請求項1から18のうちいずれか1項に記載のイン
クジェット記録方法において、前記先行するシートの材
質に応じて前記設定時間を設定することを特徴とする。
は、請求項1から18のうちいずれか1項に記載のイン
クジェット記録方法において、前記先行するシートの材
質に応じて前記設定時間を設定することを特徴とする。
【0028】請求項20記載のインクジェット記録方法
は、請求項1から19のうちいずれか1項に記載のイン
クジェット記録方法において、前記インクジェットヘッ
ドから吐出されるインクの種類に応じて前記設定時間を
設定することを特徴とする。
は、請求項1から19のうちいずれか1項に記載のイン
クジェット記録方法において、前記インクジェットヘッ
ドから吐出されるインクの種類に応じて前記設定時間を
設定することを特徴とする。
【0029】
【作用】請求項1記載のインクジェット記録方法によれ
ば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートが順
次給送され、インクジェットヘッドにより印字されたシ
ートは、その後、順次積層状態で排出される。
ば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシートが順
次給送され、インクジェットヘッドにより印字されたシ
ートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0030】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートへの印字が終了した時点から
の経過時間が計測される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートへの印字が終了した時点から
の経過時間が計測される。
【0031】そして、後続するシートを排出するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが間欠送り動作によって排出されること
となる。
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが間欠送り動作によって排出されること
となる。
【0032】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0033】そして、後続するシートは、間欠送り動作
によって排出されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
によって排出されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
【0034】すなわち、請求項1記載のインクジェット
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを防止することができる。
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを防止することができる。
【0035】請求項2記載のインクジェット記録方法に
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0036】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートへの印字が終了した時点から
の経過時間が計測される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートへの印字が終了した時点から
の経過時間が計測される。
【0037】そして、後続するシートを排出するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが所定の排出速度で排出されることとな
る。
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが所定の排出速度で排出されることとな
る。
【0038】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0039】そして、後続するシートは、所定の排出速
度で排出されるので、ユーザーが不安感を抱くというこ
ともなくなる。
度で排出されるので、ユーザーが不安感を抱くというこ
ともなくなる。
【0040】すなわち、請求項2記載のインクジェット
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを防止することができる。
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを防止することができる。
【0041】請求項3記載のインクジェット記録方法に
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0042】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートの後端が検出され、この後端
が検出された時点からの経過時間が計測される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートの後端が検出され、この後端
が検出された時点からの経過時間が計測される。
【0043】そして、後続するシートを排出するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが間欠送り動作によって排出されること
となる。
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが間欠送り動作によって排出されること
となる。
【0044】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0045】そして、後続するシートは、間欠送り動作
によって排出されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
によって排出されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
【0046】しかも、前記経過時間の計測は、先行する
シートの後端が検出された時点から行なわれることとな
るので、より確実に、排出済シートの印字面が汚れるこ
とを防止することができる。経過時間の計測を、先行す
るシートへの印字終了時点から行なう場合には、その印
字終了時点の判断が必ずしも容易でないこともあるのに
対し、先行するシートの後端の検出は、確実に行なうこ
とができるからである。
シートの後端が検出された時点から行なわれることとな
るので、より確実に、排出済シートの印字面が汚れるこ
とを防止することができる。経過時間の計測を、先行す
るシートへの印字終了時点から行なう場合には、その印
字終了時点の判断が必ずしも容易でないこともあるのに
対し、先行するシートの後端の検出は、確実に行なうこ
とができるからである。
【0047】すなわち、請求項3記載のインクジェット
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを確実に防止することができる。
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを確実に防止することができる。
【0048】請求項4記載のインクジェット記録方法に
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0049】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートの後端が検出され、この後端
が検出された時点からの経過時間が計測される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートの後端が検出され、この後端
が検出された時点からの経過時間が計測される。
【0050】そして、後続するシートを排出するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが所定の排出速度で排出されることとな
る。
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが所定の排出速度で排出されることとな
る。
【0051】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0052】そして、後続するシートは、所定の排出速
度で排出されるので、ユーザーが不安感を抱くというこ
ともなくなる。
度で排出されるので、ユーザーが不安感を抱くというこ
ともなくなる。
【0053】しかも、前記経過時間の計測は、先行する
シートの後端が検出された時点から行なわれることとな
るので、より確実に、排出済シートの印字面が汚れるこ
とを防止することができる。
シートの後端が検出された時点から行なわれることとな
るので、より確実に、排出済シートの印字面が汚れるこ
とを防止することができる。
【0054】すなわち、請求項4記載のインクジェット
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを確実に防止することができる。
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを確実に防止することができる。
【0055】請求項5記載のインクジェット記録方法に
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0056】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートへの印字が終了した時点から
の経過時間が計測される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートへの印字が終了した時点から
の経過時間が計測される。
【0057】そして、後続するシートを所定量送った時
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間が
設定時間を越えるように所定の行間送り速度で後続する
シートに印字されることとなる。
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間が
設定時間を越えるように所定の行間送り速度で後続する
シートに印字されることとなる。
【0058】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0059】そして、後続するシートは、所定の行間送
り速度で印字されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
り速度で印字されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
【0060】すなわち、請求項5記載のインクジェット
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを防止することができる。
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを防止することができる。
【0061】請求項6記載のインクジェット記録方法に
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0062】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートの後端が検出され、この後端
が検出された時点からの経過時間が計測される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートの後端が検出され、この後端
が検出された時点からの経過時間が計測される。
【0063】そして、後続するシートを所定量送った時
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間が
設定時間を越えるように所定の行間送り速度で後続する
シートに印字されることとなる。
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間が
設定時間を越えるように所定の行間送り速度で後続する
シートに印字されることとなる。
【0064】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0065】そして、後続するシートは、所定の行間送
り速度で印字されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
り速度で印字されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
【0066】しかも、前記経過時間の計測は、先行する
シートの後端が検出された時点から行なわれることとな
るので、より確実に、排出済シートの印字面が汚れるこ
とを防止することができる。
シートの後端が検出された時点から行なわれることとな
るので、より確実に、排出済シートの印字面が汚れるこ
とを防止することができる。
【0067】すなわち、請求項6記載のインクジェット
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを確実に防止することができる。
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを確実に防止することができる。
【0068】請求項7記載のインクジェット記録方法に
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0069】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートへの印字が終了した時点から
の経過時間が計測される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートへの印字が終了した時点から
の経過時間が計測される。
【0070】そして、後続するシートを所定量送った時
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間が
設定時間を越えるように後続するシートが間欠送り動作
によって排出されることとなる。
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間が
設定時間を越えるように後続するシートが間欠送り動作
によって排出されることとなる。
【0071】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0072】そして、後続するシートは、間欠送り動作
によって排出されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
によって排出されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
【0073】すなわち、請求項7記載のインクジェット
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを防止することができる。
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを防止することができる。
【0074】請求項8記載のインクジェット記録方法に
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0075】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートへの印字が終了した時点から
の経過時間が計測される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートへの印字が終了した時点から
の経過時間が計測される。
【0076】そして、後続するシートを所定量送った時
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間が
設定時間を越えるように後続するシートが所定の排出速
度で排出されることとなる。
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間が
設定時間を越えるように後続するシートが所定の排出速
度で排出されることとなる。
【0077】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0078】そして、後続するシートは、所定の排出速
度で排出されるので、ユーザーが不安感を抱くというこ
ともなくなる。
度で排出されるので、ユーザーが不安感を抱くというこ
ともなくなる。
【0079】すなわち、請求項8記載のインクジェット
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを防止することができる。
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを防止することができる。
【0080】請求項9記載のインクジェット記録方法に
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
よれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシート
が順次給送され、インクジェットヘッドにより印字され
たシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0081】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートの後端が検出され、この後端
が検出された時点からの経過時間が計測される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートの後端が検出され、この後端
が検出された時点からの経過時間が計測される。
【0082】そして、後続するシートを所定量送った時
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、印字終了後、
後続するシートが先行するシートに摺接する時点におけ
る経過時間が設定時間を越えるように後続するシートが
間欠送り動作によって排出されることとなる。
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、印字終了後、
後続するシートが先行するシートに摺接する時点におけ
る経過時間が設定時間を越えるように後続するシートが
間欠送り動作によって排出されることとなる。
【0083】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0084】そして、後続するシートは、間欠送り動作
によって排出されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
によって排出されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
【0085】しかも、前記経過時間の計測は、先行する
シートの後端が検出された時点から行なわれることとな
るので、より確実に、排出済シートの印字面が汚れるこ
とを防止することができる。
シートの後端が検出された時点から行なわれることとな
るので、より確実に、排出済シートの印字面が汚れるこ
とを防止することができる。
【0086】すなわち、請求項9記載のインクジェット
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを確実に防止することができる。
記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排出
する方式のインクジェット記録方法において、ユーザー
に不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が汚
れることを確実に防止することができる。
【0087】請求項10記載のインクジェット記録方法
によれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシー
トが順次給送され、インクジェットヘッドにより印字さ
れたシートは、その後、順次積層状態で排出される。
によれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシー
トが順次給送され、インクジェットヘッドにより印字さ
れたシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0088】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートの後端が検出され、この後端
が検出された時点からの経過時間が計測される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートの後端が検出され、この後端
が検出された時点からの経過時間が計測される。
【0089】そして、後続するシートを所定量送った時
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、印字終了後、
後続するシートが先行するシートに摺接する時点におけ
る経過時間が設定時間を越えるように後続するシートが
所定の排出速度排出されることとなる。
点で、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過
時間が設定時間に達していない場合には、印字終了後、
後続するシートが先行するシートに摺接する時点におけ
る経過時間が設定時間を越えるように後続するシートが
所定の排出速度排出されることとなる。
【0090】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0091】そして、後続するシートは、所定の排出速
度で排出されるので、ユーザーが不安感を抱くというこ
ともなくなる。
度で排出されるので、ユーザーが不安感を抱くというこ
ともなくなる。
【0092】しかも、前記経過時間の計測は、先行する
シートの後端が検出された時点から行なわれることとな
るので、より確実に、排出済シートの印字面が汚れるこ
とを防止することができる。
シートの後端が検出された時点から行なわれることとな
るので、より確実に、排出済シートの印字面が汚れるこ
とを防止することができる。
【0093】すなわち、請求項10記載のインクジェッ
ト記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排
出する方式のインクジェット記録方法において、ユーザ
ーに不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が
汚れることを確実に防止することができる。
ト記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排
出する方式のインクジェット記録方法において、ユーザ
ーに不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が
汚れることを確実に防止することができる。
【0094】請求項11記載のインクジェット記録方法
によれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシー
トが順次給送され、インクジェットヘッドにより印字さ
れたシートは、その後、順次積層状態で排出される。
によれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシー
トが順次給送され、インクジェットヘッドにより印字さ
れたシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0095】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートにおける後続するシートとの
摺接領域への印字が終了した時点からの経過時間が計測
される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートにおける後続するシートとの
摺接領域への印字が終了した時点からの経過時間が計測
される。
【0096】そして、後続するシートを排出するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが間欠送り動作によって排出されること
となる。
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが間欠送り動作によって排出されること
となる。
【0097】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートにおけ
る後続するシートとの摺接領域へ印字されたインクはこ
の先行するシート上に積層されることとなる後続するシ
ートに付着しなくなるほど定着していることとなるの
で、排出済シートの印字面が汚れるということがなくな
る。
ートに摺接する時点においては、先行するシートにおけ
る後続するシートとの摺接領域へ印字されたインクはこ
の先行するシート上に積層されることとなる後続するシ
ートに付着しなくなるほど定着していることとなるの
で、排出済シートの印字面が汚れるということがなくな
る。
【0098】そして、後続するシートは、間欠送り動作
によって排出されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
によって排出されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うこともなくなる。
【0099】しかも、前記経過時間の計測は、先行する
シートにおける後続するシートとの摺接領域への印字が
終了した時点から行なわれることとなるので、後続する
シートを効率良く排出することができる。
シートにおける後続するシートとの摺接領域への印字が
終了した時点から行なわれることとなるので、後続する
シートを効率良く排出することができる。
【0100】一般に、先行するシートに対して後続する
シートが摺接する領域は、ある限られた領域である。し
たがって、この領域においてインクが定着しているか否
かが重要である。
シートが摺接する領域は、ある限られた領域である。し
たがって、この領域においてインクが定着しているか否
かが重要である。
【0101】この請求項11記載のインクジェット記録
方法によれば、この領域への印字が終了した時点から前
記経過時間が計測されるから、後続するシートの排出を
不要に遅らせることなく、効率的に排出することができ
る。
方法によれば、この領域への印字が終了した時点から前
記経過時間が計測されるから、後続するシートの排出を
不要に遅らせることなく、効率的に排出することができ
る。
【0102】すなわち、請求項11記載のインクジェッ
ト記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排
出する方式のインクジェット記録方法において、ユーザ
ーに不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が
汚れることを防止しつつ効率良くシートを排出すること
ができる。
ト記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排
出する方式のインクジェット記録方法において、ユーザ
ーに不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が
汚れることを防止しつつ効率良くシートを排出すること
ができる。
【0103】請求項12記載のインクジェット記録方法
によれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシー
トが順次給送され、インクジェットヘッドにより印字さ
れたシートは、その後、順次積層状態で排出される。
によれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシー
トが順次給送され、インクジェットヘッドにより印字さ
れたシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0104】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートにおける後続するシートとの
摺接領域への印字が終了した時点からの経過時間が計測
される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートにおける後続するシートとの
摺接領域への印字が終了した時点からの経過時間が計測
される。
【0105】そして、後続するシートを排出するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが所定の排出速度で排出されることとな
る。
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
後続するシートが所定の排出速度で排出されることとな
る。
【0106】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートにおけ
る後続するシートとの摺接領域へ印字されたインクはこ
の先行するシート上に積層されることとなる後続するシ
ートに付着しなくなるほど定着していることとなるの
で、排出済シートの印字面が汚れるということがなくな
る。
ートに摺接する時点においては、先行するシートにおけ
る後続するシートとの摺接領域へ印字されたインクはこ
の先行するシート上に積層されることとなる後続するシ
ートに付着しなくなるほど定着していることとなるの
で、排出済シートの印字面が汚れるということがなくな
る。
【0107】そして、後続するシートは、所定の排出速
度で排出されるので、ユーザーが不安感を抱くというこ
ともなくなる。
度で排出されるので、ユーザーが不安感を抱くというこ
ともなくなる。
【0108】しかも、前記経過時間の計測は、先行する
シートにおける後続するシートとの摺接領域への印字が
終了した時点から行なわれることとなるので、後続する
シートを効率良く排出することができる。
シートにおける後続するシートとの摺接領域への印字が
終了した時点から行なわれることとなるので、後続する
シートを効率良く排出することができる。
【0109】すなわち、請求項12記載のインクジェッ
ト記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排
出する方式のインクジェット記録方法において、ユーザ
ーに不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が
汚れることを防止しつつ効率良くシートを排出すること
ができる。
ト記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排
出する方式のインクジェット記録方法において、ユーザ
ーに不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が
汚れることを防止しつつ効率良くシートを排出すること
ができる。
【0110】請求項13記載のインクジェット記録方法
によれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシー
トが順次給送され、インクジェットヘッドにより印字さ
れたシートは、その後、順次積層状態で排出される。
によれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシー
トが順次給送され、インクジェットヘッドにより印字さ
れたシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0111】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートにおける後続するシートとの
摺接領域への印字が終了した時点からの経過時間が計測
される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートにおける後続するシートとの
摺接領域への印字が終了した時点からの経過時間が計測
される。
【0112】そして、後続するシートを給送するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
が先行するシートに摺接する時点における経過時間が設
定時間を越えるように後続するシートが所定時間経過後
に給送されることとなる。
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
が先行するシートに摺接する時点における経過時間が設
定時間を越えるように後続するシートが所定時間経過後
に給送されることとなる。
【0113】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0114】そして、後続するシートは、給送されるに
際して、所定時間その給送動作が遅延されることとなる
ので、ユーザーが不安感を抱くということもなくなる。
複数枚のシートに連続して印字する場合において、先行
するシートに印字され、後続するシートが給送されるま
でには、所定の時間が経過することが一般であり、した
がって、後続するシートの給紙動作が多少遅れたとして
も、ユーザーが不安を感じる可能性は極めて小さいから
である。
際して、所定時間その給送動作が遅延されることとなる
ので、ユーザーが不安感を抱くということもなくなる。
複数枚のシートに連続して印字する場合において、先行
するシートに印字され、後続するシートが給送されるま
でには、所定の時間が経過することが一般であり、した
がって、後続するシートの給紙動作が多少遅れたとして
も、ユーザーが不安を感じる可能性は極めて小さいから
である。
【0115】すなわち、請求項13記載のインクジェッ
ト記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排
出する方式のインクジェット記録方法において、ユーザ
ーに不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が
汚れることを防止することができる。
ト記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排
出する方式のインクジェット記録方法において、ユーザ
ーに不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が
汚れることを防止することができる。
【0116】請求項14記載のインクジェット記録方法
によれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシー
トが順次給送され、インクジェットヘッドにより印字さ
れたシートは、その後、順次積層状態で排出される。
によれば、インクジェットヘッドに向けて複数枚のシー
トが順次給送され、インクジェットヘッドにより印字さ
れたシートは、その後、順次積層状態で排出される。
【0117】そして、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートにおける後続するシートとの
摺接領域への印字が終了した時点からの経過時間が計測
される。
クがこの先行するシート上に積層される後続するシート
に付着しなくなるほど定着するまでの時間が設定される
とともに、先行するシートにおける後続するシートとの
摺接領域への印字が終了した時点からの経過時間が計測
される。
【0118】そして、後続するシートを給送するに際
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
が先行するシートに摺接する時点における経過時間が設
定時間を越えるように後続するシートが所定の給送速度
で給送されることとなる。
し、前記経過時間と前記設定時間とが比較され、経過時
間が設定時間に達していない場合には、後続するシート
が先行するシートに摺接する時点における経過時間が設
定時間を越えるように後続するシートが所定の給送速度
で給送されることとなる。
【0119】したがって、後続するシートが先行するシ
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
ートに摺接する時点においては、先行するシートへ印字
されたインクはこの先行するシート上に積層されること
となる後続するシートに付着しなくなるほど定着してい
ることとなるので、排出済シートの印字面が汚れるとい
うことがなくなる。
【0120】そして、後続するシートは、給送されるに
際して、所定の給送速度で給送されることとなるので、
ユーザーが不安感を抱くということもなくなる。
際して、所定の給送速度で給送されることとなるので、
ユーザーが不安感を抱くということもなくなる。
【0121】すなわち、請求項14記載のインクジェッ
ト記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排
出する方式のインクジェット記録方法において、ユーザ
ーに不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が
汚れることを防止することができる。
ト記録方法によれば、印字済シートを順次積層状態で排
出する方式のインクジェット記録方法において、ユーザ
ーに不安感を与えることなく、排出済シートの印字面が
汚れることを防止することができる。
【0122】請求項15記載のインクジェット記録方法
によれば、請求項1から14のうちいずれか1項に記載
のインクジェット記録方法において、前記インクジェッ
トヘッド周辺の温度あるいはシート周辺の温度を測定
し、その温度に応じて前記設定時間が設定されるから、
設定時間が適切に設定されることとなる。
によれば、請求項1から14のうちいずれか1項に記載
のインクジェット記録方法において、前記インクジェッ
トヘッド周辺の温度あるいはシート周辺の温度を測定
し、その温度に応じて前記設定時間が設定されるから、
設定時間が適切に設定されることとなる。
【0123】一般に、シート上に吐出されたインクは、
その周辺温度、すなわちインクジェットヘッド周辺の温
度あるいはシート周辺の温度が高温であるほど乾燥し易
いからシートに定着し易くなり、周辺温度が低温である
ほど乾燥し難くなるからシートに定着し難くなる。した
がって、周辺温度が高ければ設定時間は短くて済むし、
周辺温度が低ければ設置時間は長くしなければならな
い。
その周辺温度、すなわちインクジェットヘッド周辺の温
度あるいはシート周辺の温度が高温であるほど乾燥し易
いからシートに定着し易くなり、周辺温度が低温である
ほど乾燥し難くなるからシートに定着し難くなる。した
がって、周辺温度が高ければ設定時間は短くて済むし、
周辺温度が低ければ設置時間は長くしなければならな
い。
【0124】この請求項15記載のインクジェット記録
方法によれば、上記周辺温度に応じて設定時間が適切に
設定されるから、後続するシートが先行するシートに摺
接する時点において、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層されることとなる後続
するシートに付着しなくなるほど定着すると同時に、後
続するシートの必要以上の遅延を防止することができ、
複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
方法によれば、上記周辺温度に応じて設定時間が適切に
設定されるから、後続するシートが先行するシートに摺
接する時点において、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層されることとなる後続
するシートに付着しなくなるほど定着すると同時に、後
続するシートの必要以上の遅延を防止することができ、
複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
【0125】請求項16記載のインクジェット記録方法
によれば、請求項1から15のうちいずれか1項に記載
のインクジェット記録方法において、前記先行するシー
トの印字密度が測定され、その印字密度に応じて前記設
定時間が設定されるから、設定時間が適切に設定される
こととなる。
によれば、請求項1から15のうちいずれか1項に記載
のインクジェット記録方法において、前記先行するシー
トの印字密度が測定され、その印字密度に応じて前記設
定時間が設定されるから、設定時間が適切に設定される
こととなる。
【0126】一般に、シート上に吐出されたインクは、
その印字密度、すなわち単位面積当たりのインク量が小
さいほどシートに吸収されあるいは乾燥し易いからシー
トに定着し易くなり、印字密度が大きいほどシートに吸
収されあるいは乾燥し難くなるからシートに定着し難く
なる。したがって、印字密度が小さければ設定時間は短
くて済むし、印字密度が大きければ設置時間は長くしな
ければならない。
その印字密度、すなわち単位面積当たりのインク量が小
さいほどシートに吸収されあるいは乾燥し易いからシー
トに定着し易くなり、印字密度が大きいほどシートに吸
収されあるいは乾燥し難くなるからシートに定着し難く
なる。したがって、印字密度が小さければ設定時間は短
くて済むし、印字密度が大きければ設置時間は長くしな
ければならない。
【0127】この請求項16記載のインクジェット記録
方法によれば、上記印字密度に応じて設定時間が適切に
設定されるから、後続するシートが先行するシートに摺
接する時点において、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層されることとなる後続
するシートに付着しなくなるほど定着すると同時に、後
続するシートの必要以上の遅延を防止することができ、
複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
方法によれば、上記印字密度に応じて設定時間が適切に
設定されるから、後続するシートが先行するシートに摺
接する時点において、先行するシートへ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層されることとなる後続
するシートに付着しなくなるほど定着すると同時に、後
続するシートの必要以上の遅延を防止することができ、
複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
【0128】請求項17記載のインクジェット記録方法
によれば、請求項16に記載のインクジェット記録方法
において、前記先行するシートの印字密度の測定が、後
続するシートが摺接する箇所において測定されるので、
設定時間がより適切に設定されることとなる。
によれば、請求項16に記載のインクジェット記録方法
において、前記先行するシートの印字密度の測定が、後
続するシートが摺接する箇所において測定されるので、
設定時間がより適切に設定されることとなる。
【0129】一般に、後続するシートが先行するシート
に摺接する箇所は、記録装置およびシートの種類(腰の
強さ等)に応じて一定の範囲となる。
に摺接する箇所は、記録装置およびシートの種類(腰の
強さ等)に応じて一定の範囲となる。
【0130】この請求項17記載のインクジェット記録
方法によれば、先行するシートの印字密度の測定を、後
続するシートが摺接する箇所において行なうので、設定
時間をより適切に設定することができる。
方法によれば、先行するシートの印字密度の測定を、後
続するシートが摺接する箇所において行なうので、設定
時間をより適切に設定することができる。
【0131】請求項18記載のインクジェット記録方法
によれば、請求項1から17のうちいずれか1項に記載
のインクジェット記録方法において、前記先行するシー
トの長さが測定され、その長さに応じて前記設定時間が
設定されるから、設定時間が適切に設定されることとな
る。
によれば、請求項1から17のうちいずれか1項に記載
のインクジェット記録方法において、前記先行するシー
トの長さが測定され、その長さに応じて前記設定時間が
設定されるから、設定時間が適切に設定されることとな
る。
【0132】一般に、シートの長さが長いほど後続する
シートが先行するシートに摺接するまでの時間は長くな
り、シートの長さが短いほど後続するシートが先行する
シートに摺接するまでの時間は短くなる。したがって、
シートの長さが長ければ設定時間は短くて済むし、シー
トの長さが短ければ設置時間は長くしなければならな
い。
シートが先行するシートに摺接するまでの時間は長くな
り、シートの長さが短いほど後続するシートが先行する
シートに摺接するまでの時間は短くなる。したがって、
シートの長さが長ければ設定時間は短くて済むし、シー
トの長さが短ければ設置時間は長くしなければならな
い。
【0133】この請求項18記載のインクジェット記録
方法によれば、上記シートの長さに応じて設定時間が適
切に設定されるから、後続するシートが先行するシート
に摺接する時点において、先行するシートへ印字された
インクがこの先行するシート上に積層されることとなる
後続するシートに付着しなくなるほど定着すると同時
に、後続するシートの必要以上の遅延を防止することが
でき、複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
方法によれば、上記シートの長さに応じて設定時間が適
切に設定されるから、後続するシートが先行するシート
に摺接する時点において、先行するシートへ印字された
インクがこの先行するシート上に積層されることとなる
後続するシートに付着しなくなるほど定着すると同時
に、後続するシートの必要以上の遅延を防止することが
でき、複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
【0134】請求項19記載のインクジェット記録方法
によれば、前記先行するシートの材質に応じて前記設定
時間が設定されるから、設定時間が適切に設定されるこ
ととなる。
によれば、前記先行するシートの材質に応じて前記設定
時間が設定されるから、設定時間が適切に設定されるこ
ととなる。
【0135】一般に、シート上に吐出されたインクは、
シートの材質がインクを吸収し易い材質であるほどシー
トに定着し易くなり、シートの材質がインクを吸収し難
い材質であるほどシートに定着し難くなる。したがっ
て、シートの材質がインクを吸収し易い材質であれば設
定時間は短くて済むし、シートの材質がインクを吸収し
難い材質であれば設置時間は長くしなければならない。
シートの材質がインクを吸収し易い材質であるほどシー
トに定着し易くなり、シートの材質がインクを吸収し難
い材質であるほどシートに定着し難くなる。したがっ
て、シートの材質がインクを吸収し易い材質であれば設
定時間は短くて済むし、シートの材質がインクを吸収し
難い材質であれば設置時間は長くしなければならない。
【0136】この請求項19記載のインクジェット記録
方法によれば、上記シートの材質に応じて設定時間が適
切に設定されるから、後続するシートが先行するシート
に摺接する時点において、先行するシートへ印字された
インクがこの先行するシート上に積層されることとなる
後続するシートに付着しなくなるほど定着すると同時
に、後続するシートの必要以上の遅延を防止することが
でき、複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
方法によれば、上記シートの材質に応じて設定時間が適
切に設定されるから、後続するシートが先行するシート
に摺接する時点において、先行するシートへ印字された
インクがこの先行するシート上に積層されることとなる
後続するシートに付着しなくなるほど定着すると同時
に、後続するシートの必要以上の遅延を防止することが
でき、複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
【0137】請求項20記載のインクジェット記録方法
によれば、請求項1から19のうちいずれか1項に記載
のインクジェット記録方法において、前記インクジェッ
トヘッドから吐出されるインクの種類に応じて前記設定
時間が設定されるから、設定時間が適切に設定されるこ
ととなる。
によれば、請求項1から19のうちいずれか1項に記載
のインクジェット記録方法において、前記インクジェッ
トヘッドから吐出されるインクの種類に応じて前記設定
時間が設定されるから、設定時間が適切に設定されるこ
ととなる。
【0138】一般に、シート上に吐出されたインクは、
そのインクが乾燥し易いあるいはシートに浸透し易いイ
ンクであるほどシートに定着し易くなり、インクが乾燥
し難いあるいはシートに浸透し難いインクであるほどシ
ートに定着し難くなる。したがって、インクが乾燥し易
いあるいはシートに浸透し易いインクであれば設定時間
は短くて済むし、インクが乾燥し難いあるいはシートに
浸透し難いインクであれば設置時間は長くしなければな
らない。
そのインクが乾燥し易いあるいはシートに浸透し易いイ
ンクであるほどシートに定着し易くなり、インクが乾燥
し難いあるいはシートに浸透し難いインクであるほどシ
ートに定着し難くなる。したがって、インクが乾燥し易
いあるいはシートに浸透し易いインクであれば設定時間
は短くて済むし、インクが乾燥し難いあるいはシートに
浸透し難いインクであれば設置時間は長くしなければな
らない。
【0139】この請求項20記載のインクジェット記録
方法によれば、上記インクの種類に応じて設定時間が適
切に設定されるから、後続するシートが先行するシート
に摺接する時点において、先行するシートへ印字された
インクがこの先行するシート上に積層されることとなる
後続するシートに付着しなくなるほど定着すると同時
に、後続するシートの必要以上の遅延を防止することが
でき、複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
方法によれば、上記インクの種類に応じて設定時間が適
切に設定されるから、後続するシートが先行するシート
に摺接する時点において、先行するシートへ印字された
インクがこの先行するシート上に積層されることとなる
後続するシートに付着しなくなるほど定着すると同時
に、後続するシートの必要以上の遅延を防止することが
でき、複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
【0140】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0141】先ず、本発明に係るインクジェット記録方
法の実施の形態を適用することが可能なインクジェット
記録装置の一例について説明する。
法の実施の形態を適用することが可能なインクジェット
記録装置の一例について説明する。
【0142】図1は本発明に係るインクジェット記録方
法の実施の形態を適用することが可能なインクジェット
記録装置の一例の要部を示す概略的な構造図、図2は同
記録装置の要部のブロック図である。
法の実施の形態を適用することが可能なインクジェット
記録装置の一例の要部を示す概略的な構造図、図2は同
記録装置の要部のブロック図である。
【0143】図1に示すように、この記録装置1は、シ
ートを1枚づつ給送する自動給紙装置10と、この自動
給紙装置10により給送されたシートS2を案内するシ
ートガイド21,22,23とを備えている。また、シ
ートS2が通過する経路に沿って、シート検出手段30
と、シート送りローラ40と、このシート送りローラ4
0に圧接して従動するピンチローラ41,42,43
と、シートに向けてインク滴を吐出し、インクドットを
形成して印字するインクジェットヘッド50等が搭載さ
れたキャリッジ51と、排紙ローラ対61,62、およ
び63,64と、排出されたシートS1を積層するため
の排紙トレイ70とを備えている。
ートを1枚づつ給送する自動給紙装置10と、この自動
給紙装置10により給送されたシートS2を案内するシ
ートガイド21,22,23とを備えている。また、シ
ートS2が通過する経路に沿って、シート検出手段30
と、シート送りローラ40と、このシート送りローラ4
0に圧接して従動するピンチローラ41,42,43
と、シートに向けてインク滴を吐出し、インクドットを
形成して印字するインクジェットヘッド50等が搭載さ
れたキャリッジ51と、排紙ローラ対61,62、およ
び63,64と、排出されたシートS1を積層するため
の排紙トレイ70とを備えている。
【0144】自動給紙装置10は、給紙トレイ11と、
ホッパ12と、給紙ローラ13と、分離パッド14とを
備えている。給紙トレイ11には、給送されるべき複数
枚のシートSがセットされる。給紙時に、ホッパ12は
シートSを給紙ローラ13に向けて付勢し、給紙ローラ
13が回転することにより最上位のシートのみが分離パ
ッド14で分離されて給送される。
ホッパ12と、給紙ローラ13と、分離パッド14とを
備えている。給紙トレイ11には、給送されるべき複数
枚のシートSがセットされる。給紙時に、ホッパ12は
シートSを給紙ローラ13に向けて付勢し、給紙ローラ
13が回転することにより最上位のシートのみが分離パ
ッド14で分離されて給送される。
【0145】シート検出手段30は、検出器31と、こ
の検出器31に対して回動可能に取り付けられたレバー
32とを備えている。レバー32は、シートガイド21
を貫通してシートの搬送経路に臨んでいる。自動給紙装
置10により給送されたシートの先端がレバー32に当
接してこれを図1仮想線で示すように回動させると検出
器31はONし、シートの後端が通過するまでONし続
け、シートの後端が通過すると原位置(実線で示す位
置)に復帰してOFFする。検出器31のON/OFF
信号は制御部80(図2参照)に送出される。制御部8
0は、このON/OFF信号に基づき、ONであればシ
ートがあると判断し、OFFであればシートがないと判
断する。また、信号がONからOFFに変化したとき、
シートの後端が検出手段30を通過したと判断する。す
なわち、信号がONからOFFに変化することにより、
シートの後端が検出されることとなる。
の検出器31に対して回動可能に取り付けられたレバー
32とを備えている。レバー32は、シートガイド21
を貫通してシートの搬送経路に臨んでいる。自動給紙装
置10により給送されたシートの先端がレバー32に当
接してこれを図1仮想線で示すように回動させると検出
器31はONし、シートの後端が通過するまでONし続
け、シートの後端が通過すると原位置(実線で示す位
置)に復帰してOFFする。検出器31のON/OFF
信号は制御部80(図2参照)に送出される。制御部8
0は、このON/OFF信号に基づき、ONであればシ
ートがあると判断し、OFFであればシートがないと判
断する。また、信号がONからOFFに変化したとき、
シートの後端が検出手段30を通過したと判断する。す
なわち、信号がONからOFFに変化することにより、
シートの後端が検出されることとなる。
【0146】シート送りローラ40は、図2に示すシー
ト送り用のモータ(SFモータ)41によって回転駆動
される。SFモータ41はスッテプモータからなり、制
御部80によりSFモータドライバ42を介してその駆
動が制御される。
ト送り用のモータ(SFモータ)41によって回転駆動
される。SFモータ41はスッテプモータからなり、制
御部80によりSFモータドライバ42を介してその駆
動が制御される。
【0147】インクジェットヘッド(以下単にヘッドと
もいう)50は、シートとの対向部に多数のノズルを有
しており、そのノズルから選択的にインク滴を吐出し、
そのドットでシートS2上に画像を形成する。ヘッド5
0は、図2に示す制御部80により、ヘッドドライバ5
2を介して、その作動が制御される。
もいう)50は、シートとの対向部に多数のノズルを有
しており、そのノズルから選択的にインク滴を吐出し、
そのドットでシートS2上に画像を形成する。ヘッド5
0は、図2に示す制御部80により、ヘッドドライバ5
2を介して、その作動が制御される。
【0148】キャリッジ51は、図示しないガイド部材
により、図1の紙面と直交する方向にスライド可能(往
復動可能)に支持されている。キャリッジ51の適所に
は、図示しないタイミングベルトが連結されており、こ
のタイミングベルトがキャリッジモータ53(図2参
照)によって駆動されることにより、キャリッジ51
は、図1の紙面と直交する方向に往復動する。キャリッ
ジモータ53はステップモータからなり、制御部80に
よりキャリッジモータドライバ54を介してその駆動が
制御される。
により、図1の紙面と直交する方向にスライド可能(往
復動可能)に支持されている。キャリッジ51の適所に
は、図示しないタイミングベルトが連結されており、こ
のタイミングベルトがキャリッジモータ53(図2参
照)によって駆動されることにより、キャリッジ51
は、図1の紙面と直交する方向に往復動する。キャリッ
ジモータ53はステップモータからなり、制御部80に
よりキャリッジモータドライバ54を介してその駆動が
制御される。
【0149】この記録装置は、ヘッド50として、モノ
クロ印字用のヘッド50Mと、カラー印字用のヘッド5
0Cとを備えており、これらのヘッド50M,50C
は、キャリッジ51の往復動方向に沿って並べられてキ
ャリッジ51上に搭載されている。したがって、この記
録装置によれば、ヘッド50Mによってモノクロ印字を
行なうことができると同時に、ヘッド50Cによってカ
ラー画像を形成することができる。
クロ印字用のヘッド50Mと、カラー印字用のヘッド5
0Cとを備えており、これらのヘッド50M,50C
は、キャリッジ51の往復動方向に沿って並べられてキ
ャリッジ51上に搭載されている。したがって、この記
録装置によれば、ヘッド50Mによってモノクロ印字を
行なうことができると同時に、ヘッド50Cによってカ
ラー画像を形成することができる。
【0150】排紙ローラ対61,62、および63,6
4のうち、シートS2の裏面と接触するローラ61,6
3は、それぞれゴムローラで構成されている。これらゴ
ムローラ61,63は、前記SFモータ41により、図
示しない動力伝達機構を介して回転駆動される。
4のうち、シートS2の裏面と接触するローラ61,6
3は、それぞれゴムローラで構成されている。これらゴ
ムローラ61,63は、前記SFモータ41により、図
示しない動力伝達機構を介して回転駆動される。
【0151】排紙ローラ対61,62、および63,6
4のうち、シートS2の表面(印字面)と接触するロー
ラ62,64は、それぞれギザローラ(薄板状のスター
ホイール)で構成されている。これらギザローラ62,
64は、ゴムローラ61,63に圧接されており、これ
によって従動する。
4のうち、シートS2の表面(印字面)と接触するロー
ラ62,64は、それぞれギザローラ(薄板状のスター
ホイール)で構成されている。これらギザローラ62,
64は、ゴムローラ61,63に圧接されており、これ
によって従動する。
【0152】図2において、80は前述の制御部であ
り、図示しないホストコンピュータ(例えばパソコン)
に接続されている。制御部80は、中央演算処理装置
(CPU)81と、2つのタイマ(タイマ1,タイマ
2)と、ヘッド50により吐出されたインク滴数(ドッ
ト数)のカウント手段(ドットカウント)82と、SF
モータ41を駆動したパルス数とキャリッジモータ53
を駆動したパルス数とをそれぞれ独立してカウントする
手段(パルスカウント)83とを有している。CPU8
1は、ホストコンピュータからの印字指令および印字デ
ータが入力されると、その印字指令および印字データに
基づき、制御部80に接続されているROM84に格納
されている処理プログラム(少なくとも本発明の記録方
法を実行するためのプログラムを含んでいる処理プログ
ラム)に従って各種処理を実行するものであり、各種手
段の動作の制御や、各種の判定や演算等の処理を実行す
る。
り、図示しないホストコンピュータ(例えばパソコン)
に接続されている。制御部80は、中央演算処理装置
(CPU)81と、2つのタイマ(タイマ1,タイマ
2)と、ヘッド50により吐出されたインク滴数(ドッ
ト数)のカウント手段(ドットカウント)82と、SF
モータ41を駆動したパルス数とキャリッジモータ53
を駆動したパルス数とをそれぞれ独立してカウントする
手段(パルスカウント)83とを有している。CPU8
1は、ホストコンピュータからの印字指令および印字デ
ータが入力されると、その印字指令および印字データに
基づき、制御部80に接続されているROM84に格納
されている処理プログラム(少なくとも本発明の記録方
法を実行するためのプログラムを含んでいる処理プログ
ラム)に従って各種処理を実行するものであり、各種手
段の動作の制御や、各種の判定や演算等の処理を実行す
る。
【0153】85は制御部80に接続されたRAM、8
6は温度センサをなすサーミスタである。
6は温度センサをなすサーミスタである。
【0154】サーミスタ86は、図1に示すようにキャ
リッジ51に取り付けられており、ヘッド50周辺の温
度を検出することができるようになっている。なお、サ
ーミスタ86は、給紙トレイおよび排紙トレイを含むシ
ートの搬送経路の任意の箇所に設けて、シート周辺の温
度を検出するようにしても良い。
リッジ51に取り付けられており、ヘッド50周辺の温
度を検出することができるようになっている。なお、サ
ーミスタ86は、給紙トレイおよび排紙トレイを含むシ
ートの搬送経路の任意の箇所に設けて、シート周辺の温
度を検出するようにしても良い。
【0155】この記録装置1は、上述したシートの搬送
経路の他に、シートガイド21の後部21aとシートガ
イド22の後部22aとで形成される第2の経路Paを
有している。この経路Paは、シートを手差しで供給す
る、または、連続紙をトラクタ装置によって供給するた
めのものである。したがって、この記録装置1は、図1
において右方に、図示しない手差し口を有しており、ま
た、図示しないトラクタ装置を着脱自在に取り付けるこ
とができるようになっている。
経路の他に、シートガイド21の後部21aとシートガ
イド22の後部22aとで形成される第2の経路Paを
有している。この経路Paは、シートを手差しで供給す
る、または、連続紙をトラクタ装置によって供給するた
めのものである。したがって、この記録装置1は、図1
において右方に、図示しない手差し口を有しており、ま
た、図示しないトラクタ装置を着脱自在に取り付けるこ
とができるようになっている。
【0156】以上のような記録装置1において、自動給
紙装置10により給送されたシートは、シートガイド2
1で案内され、前述のようにシート検出手段30を作動
させた後、シート送りローラ40に巻回されて反転し、
ピンチローラ43によってその送り角が規定されてシー
ト送りローラ40から送り出される。送り出されたシー
トS2は、シートガイド23によって案内され、その裏
面が、シートガイド23の上面に形成されているリブ2
3aと当接しつつ案内されることにより、インクジェッ
トヘッド50との間隔が規定され、その表面(上面)に
ヘッド50からインクが吐出されて印字される。印字デ
ータが複数行におよぶ場合には、シート送りローラ40
によるシートS2の行間分の送りと、ヘッド50による
印字動作との繰り返しにより印字がなされる。
紙装置10により給送されたシートは、シートガイド2
1で案内され、前述のようにシート検出手段30を作動
させた後、シート送りローラ40に巻回されて反転し、
ピンチローラ43によってその送り角が規定されてシー
ト送りローラ40から送り出される。送り出されたシー
トS2は、シートガイド23によって案内され、その裏
面が、シートガイド23の上面に形成されているリブ2
3aと当接しつつ案内されることにより、インクジェッ
トヘッド50との間隔が規定され、その表面(上面)に
ヘッド50からインクが吐出されて印字される。印字デ
ータが複数行におよぶ場合には、シート送りローラ40
によるシートS2の行間分の送りと、ヘッド50による
印字動作との繰り返しにより印字がなされる。
【0157】印字されたシートS2は、排紙ローラ対6
1,62,および63,64を経て排紙トレイ70上に
排出される。排出されたシートS1は、排紙トレイ70
上に順次積層状態で保持される。
1,62,および63,64を経て排紙トレイ70上に
排出される。排出されたシートS1は、排紙トレイ70
上に順次積層状態で保持される。
【0158】このように、印字済シートS1を順次積層
状態で排出する方式のインクジェット記録装置において
は、複数枚のシートに連続して印字する場合、印字され
てすでに排出されたシートS1のインクが定着しないう
ちに次のシートS2が排出されてきて先に排出されてい
るシートS1の印字面と摺接すると(摺接部を図1にお
いて符号Bで示す)、先の排出済シートS1の印字面が
汚れてしまうという課題を有している。
状態で排出する方式のインクジェット記録装置において
は、複数枚のシートに連続して印字する場合、印字され
てすでに排出されたシートS1のインクが定着しないう
ちに次のシートS2が排出されてきて先に排出されてい
るシートS1の印字面と摺接すると(摺接部を図1にお
いて符号Bで示す)、先の排出済シートS1の印字面が
汚れてしまうという課題を有している。
【0159】この発明は、このような課題を解決するた
めのもので、その概要は、先行するシートS1へ印字さ
れたインクが、この先行するシートS1上に積層される
後続するシートS2に付着しなくなるほど定着するまで
の時間Tを設定するとともに、先行するシートS1に関
する経過時間(例えばシートS1への印字が終了した時
点からの経過時間)tnを計測し、後続するシートS2
を搬送する(例えば排出する)に際し、前記経過時間t
nと前記設定時間Tとを比較し、経過時間tnが設定時
間Tに達していない場合には、後続するシートS2の搬
送動作により後続するシートS2が先行するシートS1
に摺接する時点における経過時間tnが設定時間Tを越
えるように後続するシートS2を間欠送り動作その他、
従来技術において生じていたような問題が生じないよう
な遅延動作によって搬送することを特徴とするものであ
る。
めのもので、その概要は、先行するシートS1へ印字さ
れたインクが、この先行するシートS1上に積層される
後続するシートS2に付着しなくなるほど定着するまで
の時間Tを設定するとともに、先行するシートS1に関
する経過時間(例えばシートS1への印字が終了した時
点からの経過時間)tnを計測し、後続するシートS2
を搬送する(例えば排出する)に際し、前記経過時間t
nと前記設定時間Tとを比較し、経過時間tnが設定時
間Tに達していない場合には、後続するシートS2の搬
送動作により後続するシートS2が先行するシートS1
に摺接する時点における経過時間tnが設定時間Tを越
えるように後続するシートS2を間欠送り動作その他、
従来技術において生じていたような問題が生じないよう
な遅延動作によって搬送することを特徴とするものであ
る。
【0160】次に、この発明のインクジェット記録方法
の実施の形態について、図1、図2、およびフローチャ
ートを参照して具体的に説明する。
の実施の形態について、図1、図2、およびフローチャ
ートを参照して具体的に説明する。
【0161】<第1の実施の形態>図3は、本発明に係
るインクジェット記録方法の第1の実施の形態を示すフ
ローチャートである。
るインクジェット記録方法の第1の実施の形態を示すフ
ローチャートである。
【0162】この第1の実施の形態は、インクジェット
ヘッド50に向けて複数枚のシートを順次給送し、イン
クジェットヘッド50により印字した後、順次積層状態
で排出するインクジェット記録方法であって、先行する
シートS1へ印字されたインクが、この先行するシート
S1上に積層される後続するシートS2に付着しなくな
るほど定着するまでの時間Tを設定するとともに、先行
するシートS1への印字が終了した時点からの経過時間
tnを計測し、後続するシートS2を排出するに際し、
前記経過時間tnと前記設定時間Tとを比較し、経過時
間tnが設定時間Tに達していない場合には、後続する
シートS2の排出動作により後続するシートS2が先行
するシートS1に摺接する時点における経過時間tnが
設定時間Tを越えるように後続するシートS2を間欠送
り動作によって排出することを特徴としている。
ヘッド50に向けて複数枚のシートを順次給送し、イン
クジェットヘッド50により印字した後、順次積層状態
で排出するインクジェット記録方法であって、先行する
シートS1へ印字されたインクが、この先行するシート
S1上に積層される後続するシートS2に付着しなくな
るほど定着するまでの時間Tを設定するとともに、先行
するシートS1への印字が終了した時点からの経過時間
tnを計測し、後続するシートS2を排出するに際し、
前記経過時間tnと前記設定時間Tとを比較し、経過時
間tnが設定時間Tに達していない場合には、後続する
シートS2の排出動作により後続するシートS2が先行
するシートS1に摺接する時点における経過時間tnが
設定時間Tを越えるように後続するシートS2を間欠送
り動作によって排出することを特徴としている。
【0163】フローチャートを参照して具体的に説明す
る。
る。
【0164】(1)ステップST1で、ホストコンピュ
ータから印字指令および印字データが制御部80に入力
されると、制御部80は以下のように作動する(処理が
なされる)。
ータから印字指令および印字データが制御部80に入力
されると、制御部80は以下のように作動する(処理が
なされる)。
【0165】(2)ステップST2で、モノクロ印字
(黒プリント)であるかカラー印字であるかを判断す
る。
(黒プリント)であるかカラー印字であるかを判断す
る。
【0166】この判断は、制御部80に入力される、ホ
ストコンピュータからの印字指令中にカラー印字の指定
が含まれているか否かによって行なわれる。なお、この
判断は、ヘッドドライバ52において黒プリントが指定
されているか否かによって判断することもできる。ま
た、上記記録装置1においては、モノクロ印字用のヘッ
ド50Mとカラー印字用のヘッド50Cとをキャリッジ
51の往復動方向に沿って並べてキャリッジ51上に搭
載したが、モノクロ印字用のヘッド50Mとカラー印字
用のヘッド50Cのうちのいずれか一つを選択的に搭載
するように構成することもでき、この場合には、図1に
示すように、キャリッジ51上に、ヘッド50Mまたは
50Cと接続される判別用の端子55を設け、この端子
の接続パターン、すなわちヘッド50としてモノクロ印
字用のヘッド50Mが搭載されているのかカラー印字用
のヘッド50Cが搭載されているのかによっても判断す
ることができる。
ストコンピュータからの印字指令中にカラー印字の指定
が含まれているか否かによって行なわれる。なお、この
判断は、ヘッドドライバ52において黒プリントが指定
されているか否かによって判断することもできる。ま
た、上記記録装置1においては、モノクロ印字用のヘッ
ド50Mとカラー印字用のヘッド50Cとをキャリッジ
51の往復動方向に沿って並べてキャリッジ51上に搭
載したが、モノクロ印字用のヘッド50Mとカラー印字
用のヘッド50Cのうちのいずれか一つを選択的に搭載
するように構成することもでき、この場合には、図1に
示すように、キャリッジ51上に、ヘッド50Mまたは
50Cと接続される判別用の端子55を設け、この端子
の接続パターン、すなわちヘッド50としてモノクロ印
字用のヘッド50Mが搭載されているのかカラー印字用
のヘッド50Cが搭載されているのかによっても判断す
ることができる。
【0167】このステップST2で、モノクロ印字(黒
プリント)ではない、すなわちカラー印字であると判断
した場合には、ステップST3で通常の動作、すなわち
通常通り給送動作を行ない、カラー印字動作を行ない、
排出動作を行なった後、スタートに戻る。
プリント)ではない、すなわちカラー印字であると判断
した場合には、ステップST3で通常の動作、すなわち
通常通り給送動作を行ない、カラー印字動作を行ない、
排出動作を行なった後、スタートに戻る。
【0168】この実施の形態においては、カラー印字を
行なう場合には、いわゆる超浸透インクすなわちシート
に定着し易いインクを使用し、モノクロ印字を行なう場
合には、いわゆる緩浸透インクすなわち定着し難いイン
クを使用している。したがって、このステップST2
は、間接的にインクの種類を判断しており、カラー印字
の場合には、インクが定着し易いから、上述した遅延動
作は行なわないこととしている。しかしながら、カラー
印字に比較的定着し難いインクを用いる場合には、遅延
動作を行なうことも可能である。
行なう場合には、いわゆる超浸透インクすなわちシート
に定着し易いインクを使用し、モノクロ印字を行なう場
合には、いわゆる緩浸透インクすなわち定着し難いイン
クを使用している。したがって、このステップST2
は、間接的にインクの種類を判断しており、カラー印字
の場合には、インクが定着し易いから、上述した遅延動
作は行なわないこととしている。しかしながら、カラー
印字に比較的定着し難いインクを用いる場合には、遅延
動作を行なうことも可能である。
【0169】一方、ステップST2で、モノクロ印字
(黒プリント)であると判断した場合には、ステップS
T4に進む。
(黒プリント)であると判断した場合には、ステップS
T4に進む。
【0170】(3)ステップST4では、シートの給送
動作が給紙ローラ13(Friction)によってな
されるべきか、トラクタ装置(Tractor)によっ
てなされるべきかを判断する。
動作が給紙ローラ13(Friction)によってな
されるべきか、トラクタ装置(Tractor)によっ
てなされるべきかを判断する。
【0171】この判断は、制御部80に入力される、ホ
ストコンピュータからの印字指令が、給紙ローラ13す
なわち自動給紙装置10によるシートの給送を指定して
いるか、トラクタ装置による連続紙の給送を指定してい
るかによって行なわれる。
ストコンピュータからの印字指令が、給紙ローラ13す
なわち自動給紙装置10によるシートの給送を指定して
いるか、トラクタ装置による連続紙の給送を指定してい
るかによって行なわれる。
【0172】シートの給送がトラクタ装置によってなさ
れるべきであると判断した場合には、ステップST5で
通常の動作、すなわち通常通りトラクタ装置による連続
紙の給送動作を行ない、印字動作を行ない、排出動作を
行なった後、スタートに戻る。
れるべきであると判断した場合には、ステップST5で
通常の動作、すなわち通常通りトラクタ装置による連続
紙の給送動作を行ない、印字動作を行ない、排出動作を
行なった後、スタートに戻る。
【0173】一方、シートの給送が給紙ローラ13によ
ってなされるべきであると判断した場合には、ステップ
ST6に進む。
ってなされるべきであると判断した場合には、ステップ
ST6に進む。
【0174】(4)ステップST6では、経過時間tn
が設定時間Tに達しているか、あるいは経過時間tnが
tn=0であるかを判断する。
が設定時間Tに達しているか、あるいは経過時間tnが
tn=0であるかを判断する。
【0175】経過時間tnは、先行するシートS1への
印字が終了した時点からの経過時間である。
印字が終了した時点からの経過時間である。
【0176】設定時間Tは、先行するシートS1へ印字
されたインクが、この先行するシートS1上に積層され
る後続するシートS2に付着しなくなるほど定着するま
での時間であり、後述するようにして設定される。
されたインクが、この先行するシートS1上に積層され
る後続するシートS2に付着しなくなるほど定着するま
での時間であり、後述するようにして設定される。
【0177】今、記録装置1の電源が投入され、上記ス
テップST1で印字指令が入力され、1枚目のシートを
給送して印字しようとしたとき、この1枚目のシートに
関しては先行するシートはないから、この場合、ステッ
プST6では、必ずtn=0であると判断される。
テップST1で印字指令が入力され、1枚目のシートを
給送して印字しようとしたとき、この1枚目のシートに
関しては先行するシートはないから、この場合、ステッ
プST6では、必ずtn=0であると判断される。
【0178】制御部80は、ステップST6でtn=0
であると判断すると、ステップST7で、サーミスタ8
6により、温度Sを検出する。
であると判断すると、ステップST7で、サーミスタ8
6により、温度Sを検出する。
【0179】次いで、ステップST8でタイマ1,2の
いずれをもリセットし、ステップST9でシートを給送
し印字を実行する。
いずれをもリセットし、ステップST9でシートを給送
し印字を実行する。
【0180】次いで、ステップST10で印字終了信号
を送出し、ステップST11で一方のタイマ(例えばタ
イマ1)を作動させ、経過時間t1(tnの一番目)の
計測を開始する。
を送出し、ステップST11で一方のタイマ(例えばタ
イマ1)を作動させ、経過時間t1(tnの一番目)の
計測を開始する。
【0181】次いで、ステップST12でシートを排出
し、スタートに戻る。
し、スタートに戻る。
【0182】2枚目以降のシートについては、必ず先行
するシートS1(例えば2枚目のシートについては1枚
目のシート、3枚目のシートについては2枚目のシー
ト)があるから、ステップST6においてtn=0であ
ると判断されることは有り得ず、必ず、経過時間tnが
設定時間Tに達しているか否か、すなわちtn>Tであ
るか否かが判断される。
するシートS1(例えば2枚目のシートについては1枚
目のシート、3枚目のシートについては2枚目のシー
ト)があるから、ステップST6においてtn=0であ
ると判断されることは有り得ず、必ず、経過時間tnが
設定時間Tに達しているか否か、すなわちtn>Tであ
るか否かが判断される。
【0183】ここで、設定時間Tは、次のようにして設
定される。
定される。
【0184】ROM84には、例えば図4に示すよう
な、温度Sに対応した設定時間Tのテーブルが格納され
ているとともに、RAM85には上記ステップST7
(あるいは後述するステップ14)によって検出された
温度Sが記憶されており、この温度Sに応じて設定時間
Tが設定される。例えば、温度Sが18゜Cであれば設
定時間Tは32秒に設定される。なお、設定時間Tは、
印字密度が比較的大きいことを想定して設定してある。
な、温度Sに対応した設定時間Tのテーブルが格納され
ているとともに、RAM85には上記ステップST7
(あるいは後述するステップ14)によって検出された
温度Sが記憶されており、この温度Sに応じて設定時間
Tが設定される。例えば、温度Sが18゜Cであれば設
定時間Tは32秒に設定される。なお、設定時間Tは、
印字密度が比較的大きいことを想定して設定してある。
【0185】tn>Tであれば、先行するシートS1へ
印字されたインクが、この先行するシートS1上に積層
される後続するシートS2(今、ステップST6の判断
に供されているシート)に付着しなくなるほど定着する
まで時間が経過している、ということであるから、上述
したステップST7からステップST12にしたがって
処理する。なお、この場合、ステップST7で検出した
温度Sは、次のシートに関する設定時間Tの設定のため
に書き換えられる(先にRAMに記憶されているデータ
に代えて記憶される)。
印字されたインクが、この先行するシートS1上に積層
される後続するシートS2(今、ステップST6の判断
に供されているシート)に付着しなくなるほど定着する
まで時間が経過している、ということであるから、上述
したステップST7からステップST12にしたがって
処理する。なお、この場合、ステップST7で検出した
温度Sは、次のシートに関する設定時間Tの設定のため
に書き換えられる(先にRAMに記憶されているデータ
に代えて記憶される)。
【0186】tn>Tでないならば、先行するシートS
1へ印字されたインクが、この先行するシートS1上に
積層される後続するシートS2に付着しなくなるほど定
着するまでの時間が未だ経過していない、ということで
あるから、以下のステップST13以降に進む。なお、
この場合、経過時間tnを計測していたタイマ(例えば
タイマ1)は後述するステップST28でリセットされ
るまで経過時間tnを計測し続ける。
1へ印字されたインクが、この先行するシートS1上に
積層される後続するシートS2に付着しなくなるほど定
着するまでの時間が未だ経過していない、ということで
あるから、以下のステップST13以降に進む。なお、
この場合、経過時間tnを計測していたタイマ(例えば
タイマ1)は後述するステップST28でリセットされ
るまで経過時間tnを計測し続ける。
【0187】(5)ステップST13でシートの給送を
実行し、ステップST14で温度Sを検出する。このス
テップST14で検出した温度Sは、次のシートに関す
る設定時間Tの設定のために、先に記憶されている温度
に代えてRAMに記憶される。
実行し、ステップST14で温度Sを検出する。このス
テップST14で検出した温度Sは、次のシートに関す
る設定時間Tの設定のために、先に記憶されている温度
に代えてRAMに記憶される。
【0188】(6)ステップST15でシートの種類を
判断する。
判断する。
【0189】この判断は、制御部80に入力される、ホ
ストコンピュータからの印字指令中に含まれている用紙
指定データによって行なわれる。用紙(シート)の指定
は、ユーザによって行なわれる。なお、シートの種類の
判別は、例えば上記ステップST8からステップST1
2に至る過程でON/OFFを検出し、その間のシート
送りローラ40の回転数(SFモータ41のステップ
数)をカウントすることによってシートの長さを検出
し、その検出結果によって判別することも可能である。
ストコンピュータからの印字指令中に含まれている用紙
指定データによって行なわれる。用紙(シート)の指定
は、ユーザによって行なわれる。なお、シートの種類の
判別は、例えば上記ステップST8からステップST1
2に至る過程でON/OFFを検出し、その間のシート
送りローラ40の回転数(SFモータ41のステップ
数)をカウントすることによってシートの長さを検出
し、その検出結果によって判別することも可能である。
【0190】シートの種類が、ハガキ、OHP用シー
ト、封筒(envelope)のうちのいずれでもない
場合、例えば普通紙あるいはコート紙である場合には、
ステップST16で通常通りの印字動作、すなわち、印
字データがなくなるまでシート送りローラ40にて行間
分毎にシートを送りつつ印字を行ない、ステップST2
0に進む。
ト、封筒(envelope)のうちのいずれでもない
場合、例えば普通紙あるいはコート紙である場合には、
ステップST16で通常通りの印字動作、すなわち、印
字データがなくなるまでシート送りローラ40にて行間
分毎にシートを送りつつ印字を行ない、ステップST2
0に進む。
【0191】一方、シートの種類が、ハガキ、OHP用
シート、封筒(envelope)のうちのいずれかで
ある場合には、ステップST17で1行分の印字を行な
った後、ステップST18で2秒間だけシート送り動作
を停止し、ステップST19で印字データがなくなった
と判断されるまで、これらステップST17,18を繰
り返した後、ステップ20に進む。シートの種類がハガ
キ等である場合に、このように1行印字する毎に2秒間
だけシート送り動作を停止することとしたのは、一般に
ハガキ等は、その印字領域が狭く、あるいはインクが定
着しにくい(OHP用シートは必ずしも印字領域は狭く
ないがインクが定着し難い)という問題があり、普通紙
等と同様通常通りの印字動作を行なうと、後述する間欠
送り時の待機時間T1が大きくなりすぎるきらいがある
ため、これを避けるためである。
シート、封筒(envelope)のうちのいずれかで
ある場合には、ステップST17で1行分の印字を行な
った後、ステップST18で2秒間だけシート送り動作
を停止し、ステップST19で印字データがなくなった
と判断されるまで、これらステップST17,18を繰
り返した後、ステップ20に進む。シートの種類がハガ
キ等である場合に、このように1行印字する毎に2秒間
だけシート送り動作を停止することとしたのは、一般に
ハガキ等は、その印字領域が狭く、あるいはインクが定
着しにくい(OHP用シートは必ずしも印字領域は狭く
ないがインクが定着し難い)という問題があり、普通紙
等と同様通常通りの印字動作を行なうと、後述する間欠
送り時の待機時間T1が大きくなりすぎるきらいがある
ため、これを避けるためである。
【0192】(7)ステップST20で印字終了信号を
送出し、ステップST21で他方のタイマ(例えばタイ
マ2)を作動させ、経過時間t(n+1)の計測を開始
する。この経過時間t(n+1)は、次のシート(図1
におけるS3)に関する上記ステップST6の判断を行
なうためのもの、すなわち次のシートに関するtnとな
るものである。
送出し、ステップST21で他方のタイマ(例えばタイ
マ2)を作動させ、経過時間t(n+1)の計測を開始
する。この経過時間t(n+1)は、次のシート(図1
におけるS3)に関する上記ステップST6の判断を行
なうためのもの、すなわち次のシートに関するtnとな
るものである。
【0193】(8)ステップST22で、再び、経過時
間tnが設定時間Tに達しているか否かを判断する。
間tnが設定時間Tに達しているか否かを判断する。
【0194】tn>Tであれば、先行するシートS1へ
印字されたインクが、この先行するシートS1上に積層
される後続するシートS2(今、ステップST22の判
断に供されているシート)に付着しなくなるほど定着す
るまで時間が経過している、ということであるから、ス
テップST23で、tnをカウントしていたタイマ(例
えばタイマ1)をリセットし、通常通りの排出動作(間
欠送りではない比較的高速の排出動作)によってシート
を排出した後、スタートに戻る。
印字されたインクが、この先行するシートS1上に積層
される後続するシートS2(今、ステップST22の判
断に供されているシート)に付着しなくなるほど定着す
るまで時間が経過している、ということであるから、ス
テップST23で、tnをカウントしていたタイマ(例
えばタイマ1)をリセットし、通常通りの排出動作(間
欠送りではない比較的高速の排出動作)によってシート
を排出した後、スタートに戻る。
【0195】tn>Tでないならば、先行するシートS
1へ印字されたインクが、この先行するシートS1上に
積層される後続するシートS2に付着しなくなるほど定
着するまでの時間が未だ経過していない、ということで
あるから、以下のステップST24以降に進む。
1へ印字されたインクが、この先行するシートS1上に
積層される後続するシートS2に付着しなくなるほど定
着するまでの時間が未だ経過していない、ということで
あるから、以下のステップST24以降に進む。
【0196】(9)ステップST24で、シート検出手
段30がシートを検出しているか否か、すなわちシート
の後端がシート検出手段30のレバー32を通過してい
るか否かを判断する。
段30がシートを検出しているか否か、すなわちシート
の後端がシート検出手段30のレバー32を通過してい
るか否かを判断する。
【0197】未だシートの後端がシート検出手段30の
レバー32を通過していなければ、シートの後端がレバ
ー32を通過するまで、ステップST25で通常通りの
間欠送り動作(行間分の送り動作)を行なう。
レバー32を通過していなければ、シートの後端がレバ
ー32を通過するまで、ステップST25で通常通りの
間欠送り動作(行間分の送り動作)を行なう。
【0198】ステップST24で、シートの後端がレバ
ー32をすでに通過している、あるいは通過したと判断
された場合には、ステップST26に進む。
ー32をすでに通過している、あるいは通過したと判断
された場合には、ステップST26に進む。
【0199】(10)ステップST26では、シート後
端から排紙ローラ対63,64までの距離Lを算出し、
このLに基づき、次式 L=(1/6)”×N によって、後述する間欠送り(ステップST29で実行
する)の間欠送り回数N(間欠送りのピッチ数)を求め
る。なお、(1/6)”は、間欠送りにおける1回(1
ピッチ)の送り量である。
端から排紙ローラ対63,64までの距離Lを算出し、
このLに基づき、次式 L=(1/6)”×N によって、後述する間欠送り(ステップST29で実行
する)の間欠送り回数N(間欠送りのピッチ数)を求め
る。なお、(1/6)”は、間欠送りにおける1回(1
ピッチ)の送り量である。
【0200】距離Lは、次式 L=(P1−P2)×L1 P1:シートの後端が、シート検出手段30によって検
出されてから排紙ローラ対63,64を通過するまでの
SFモータ41のステップ数であり、一定値P2:シー
トの後端が、シート検出手段30によって検出されてか
ら、当該ステップST26の実行時までのSFモータ4
1のステップ数L1:SFモータ41の1ステップによ
り送られるシートの長さによって求められる。
出されてから排紙ローラ対63,64を通過するまでの
SFモータ41のステップ数であり、一定値P2:シー
トの後端が、シート検出手段30によって検出されてか
ら、当該ステップST26の実行時までのSFモータ4
1のステップ数L1:SFモータ41の1ステップによ
り送られるシートの長さによって求められる。
【0201】(11)ステップST27で、後述する間
欠送りの間欠時間(ピッチ間隔時間=待機時間)T1
(秒)を次式、 T1=(T−tn)/N−0.1 により求める。なお、上式で0.1(秒)を引いてある
のは、シートを1ピッチだけ送るのに0.1秒を要する
からである。
欠送りの間欠時間(ピッチ間隔時間=待機時間)T1
(秒)を次式、 T1=(T−tn)/N−0.1 により求める。なお、上式で0.1(秒)を引いてある
のは、シートを1ピッチだけ送るのに0.1秒を要する
からである。
【0202】(12)ステップST28でtnをカウン
トしていたタイマ(例えばタイマ1)をリセットする。
トしていたタイマ(例えばタイマ1)をリセットする。
【0203】(13)ステップST29で、間欠時間T
1,ピッチ送り量(1/6)”によるN回の間欠送りに
よるシートの排出を実行し、スタートに戻る。
1,ピッチ送り量(1/6)”によるN回の間欠送りに
よるシートの排出を実行し、スタートに戻る。
【0204】以上のようなインクジェット記録方法によ
れば、次のような作用効果が得られる。
れば、次のような作用効果が得られる。
【0205】インクジェットヘッド50に向けて複数枚
のシートが順次給送され、インクジェットヘッド50に
より印字されたシートは、その後、排紙トレイ70上に
順次積層状態で排出される。
のシートが順次給送され、インクジェットヘッド50に
より印字されたシートは、その後、排紙トレイ70上に
順次積層状態で排出される。
【0206】そして、先行するシートS1へ印字された
インクがこの先行するシートS1上に積層される後続す
るシートS2に付着しなくなるほど定着するまでの時間
Tが設定されるとともに、先行するシートS1への印字
が終了した時点からの経過時間tnがステップST11
またはステップST21によって計測される。
インクがこの先行するシートS1上に積層される後続す
るシートS2に付着しなくなるほど定着するまでの時間
Tが設定されるとともに、先行するシートS1への印字
が終了した時点からの経過時間tnがステップST11
またはステップST21によって計測される。
【0207】そして、後続するシートを排出するに際
し、ステップST22で前記経過時間tnと前記設定時
間Tとが比較され、経過時間tnが設定時間Tに達して
いない場合には、ステップST26〜ステップST29
により、後続するシートの排出動作により後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間t
nが設定時間Tを越えるように後続するシートS2が時
間間隔T1の間欠送り動作によって排出されることとな
る。
し、ステップST22で前記経過時間tnと前記設定時
間Tとが比較され、経過時間tnが設定時間Tに達して
いない場合には、ステップST26〜ステップST29
により、後続するシートの排出動作により後続するシー
トが先行するシートに摺接する時点における経過時間t
nが設定時間Tを越えるように後続するシートS2が時
間間隔T1の間欠送り動作によって排出されることとな
る。
【0208】したがって、後続するシートS2が先行す
るシートS1に摺接する時点においては、先行するシー
トS1へ印字されたインクはこの先行するシート上に積
層されることとなる後続するシートS2に付着しなくな
るほど定着していることとなるので、排出済シートS1
の印字面が汚れるということがなくなる。
るシートS1に摺接する時点においては、先行するシー
トS1へ印字されたインクはこの先行するシート上に積
層されることとなる後続するシートS2に付着しなくな
るほど定着していることとなるので、排出済シートS1
の印字面が汚れるということがなくなる。
【0209】そして、後続するシートS2は、ステップ
ST29によって間欠送り動作によって排出されるの
で、ユーザーが不安感を抱くということもなくなる。な
お、ステップST18においては、シート送り動作が2
秒間だけ停止することとなるが、この停止は印字動作中
の停止であってしかも停止時間は僅かであるため、ユー
ザーが不安感を抱くということはない。
ST29によって間欠送り動作によって排出されるの
で、ユーザーが不安感を抱くということもなくなる。な
お、ステップST18においては、シート送り動作が2
秒間だけ停止することとなるが、この停止は印字動作中
の停止であってしかも停止時間は僅かであるため、ユー
ザーが不安感を抱くということはない。
【0210】すなわち、このインクジェット記録方法に
よれば、印字済シートを順次積層状態で排出する方式の
インクジェット記録方法において、ユーザーに不安感を
与えることなく、排出済シートの印字面が汚れることを
防止することができる。
よれば、印字済シートを順次積層状態で排出する方式の
インクジェット記録方法において、ユーザーに不安感を
与えることなく、排出済シートの印字面が汚れることを
防止することができる。
【0211】しかも、ステップST7またはステップS
T14で、インクジェットヘッド50の周辺の温度Sを
測定し、その温度に応じて図4に示したように設定時間
Tが設定されるから、設定時間Tが適切に設定されるこ
ととなる。なお、サーミスタ86を、給紙トレイおよび
排紙トレイを含むシートの搬送経路の任意の箇所に設け
て、シート周辺の温度を検出するようにした場合も同様
である。
T14で、インクジェットヘッド50の周辺の温度Sを
測定し、その温度に応じて図4に示したように設定時間
Tが設定されるから、設定時間Tが適切に設定されるこ
ととなる。なお、サーミスタ86を、給紙トレイおよび
排紙トレイを含むシートの搬送経路の任意の箇所に設け
て、シート周辺の温度を検出するようにした場合も同様
である。
【0212】一般に、シート上に吐出されたインクは、
その周辺温度、すなわちインクジェットヘッド周辺の温
度あるいはシート周辺の温度が高温であるほど乾燥し易
いからシートに定着し易くなり、周辺温度が低温である
ほど乾燥し難くなるからシートに定着し難くなる。した
がって、周辺温度が高ければ設定時間は短くて済むし、
周辺温度が低ければ設置時間は長くしなければならな
い。
その周辺温度、すなわちインクジェットヘッド周辺の温
度あるいはシート周辺の温度が高温であるほど乾燥し易
いからシートに定着し易くなり、周辺温度が低温である
ほど乾燥し難くなるからシートに定着し難くなる。した
がって、周辺温度が高ければ設定時間は短くて済むし、
周辺温度が低ければ設置時間は長くしなければならな
い。
【0213】このインクジェット記録方法によれば、上
記周辺温度に応じて設定時間Tが適切に設定されるか
ら、後続するシートS2が先行するシートS1に摺接す
る時点において、先行するシートS1へ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層されることとなる後続
するシートS2に付着しなくなるほど定着すると同時
に、後続するシートS2の必要以上の遅延を防止するこ
とができ、複数枚のシートへの効率的な印字が可能とな
る。
記周辺温度に応じて設定時間Tが適切に設定されるか
ら、後続するシートS2が先行するシートS1に摺接す
る時点において、先行するシートS1へ印字されたイン
クがこの先行するシート上に積層されることとなる後続
するシートS2に付着しなくなるほど定着すると同時
に、後続するシートS2の必要以上の遅延を防止するこ
とができ、複数枚のシートへの効率的な印字が可能とな
る。
【0214】<第2の実施の形態>図5は、本発明に係
るインクジェット記録方法の第2の実施の形態のフロー
チャートの要部を示す図である。
るインクジェット記録方法の第2の実施の形態のフロー
チャートの要部を示す図である。
【0215】この第2の実施の形態が上述した第1の実
施の形態と異なる点は、後続するシートS2を間欠送り
動作によってではなく、後続するシートS2が先行する
シートS1に摺接する時点における経過時間tnが設定
時間Tを越えるように後続するシートS2を所定の排出
速度Vで排出するようにした点にあり、その他の点に変
わりはない。
施の形態と異なる点は、後続するシートS2を間欠送り
動作によってではなく、後続するシートS2が先行する
シートS1に摺接する時点における経過時間tnが設定
時間Tを越えるように後続するシートS2を所定の排出
速度Vで排出するようにした点にあり、その他の点に変
わりはない。
【0216】すなわち、この第2の実施の形態の特徴
は、図3に示したフローチャートにおけるステップST
26〜ステップST29に代えて、図5に示すステップ
ST26A〜ステップST29Aを採用した点にある。
は、図3に示したフローチャートにおけるステップST
26〜ステップST29に代えて、図5に示すステップ
ST26A〜ステップST29Aを採用した点にある。
【0217】この第2の実施の形態においは、ステップ
ST26Aで、シート後端から排紙ローラ対63,64
までの距離(残りシート送り量)Mを算出する。
ST26Aで、シート後端から排紙ローラ対63,64
までの距離(残りシート送り量)Mを算出する。
【0218】距離Mは、前述した距離L同様に、次式 M=(P1−P2)×M1 P1:シートの後端が、シート検出手段30によって検
出されてから排紙ローラ対63,64を通過するまでの
SFモータ41のステップ数で、一定値。P2:シート
の後端が、シート検出手段30によって検出されてか
ら、当該ステップST26Aの実行時までのSFモータ
41のステップ数M1:SFモータ41の1ステップに
より送られるシートの長さによって求められる。
出されてから排紙ローラ対63,64を通過するまでの
SFモータ41のステップ数で、一定値。P2:シート
の後端が、シート検出手段30によって検出されてか
ら、当該ステップST26Aの実行時までのSFモータ
41のステップ数M1:SFモータ41の1ステップに
より送られるシートの長さによって求められる。
【0219】次いで、ステップST27Aで、シートの
送り速度V(mm/s)を次式、 V=M/(T−tn) により求める。
送り速度V(mm/s)を次式、 V=M/(T−tn) により求める。
【0220】次いで、ステップST28でtnをカウン
トしていたタイマ(例えばタイマ1)をリセットする。
トしていたタイマ(例えばタイマ1)をリセットする。
【0221】その後、ステップST29Aで、上記速度
Vでシートの排出を実行し、スタートに戻る。
Vでシートの排出を実行し、スタートに戻る。
【0222】この第2の実施の形態によれば、後続する
シートを排出するに際し、経過時間tnと前記設定時間
Tとが比較され(図3のステップST22)、経過時間
tnが設定時間Tに達していない場合には、ステップS
T26A〜ステップST29Aにより、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間tnが設定時間Tを越える
ように後続するシートS2が所定の排出速度Vで排出さ
れることとなる。
シートを排出するに際し、経過時間tnと前記設定時間
Tとが比較され(図3のステップST22)、経過時間
tnが設定時間Tに達していない場合には、ステップS
T26A〜ステップST29Aにより、後続するシート
の排出動作により後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間tnが設定時間Tを越える
ように後続するシートS2が所定の排出速度Vで排出さ
れることとなる。
【0223】したがって、後続するシートS2が先行す
るシートS1に摺接する時点においては、先行するシー
トS1へ印字されたインクはこの先行するシート上に積
層されることとなる後続するシートS2に付着しなくな
るほど定着していることとなるので、排出済シートS1
の印字面が汚れるということがなくなる。
るシートS1に摺接する時点においては、先行するシー
トS1へ印字されたインクはこの先行するシート上に積
層されることとなる後続するシートS2に付着しなくな
るほど定着していることとなるので、排出済シートS1
の印字面が汚れるということがなくなる。
【0224】そして、後続するシートS2は、ステップ
ST29Aによって所定の速度Vで排出されるので、ユ
ーザーが不安感を抱くということもなくなる。
ST29Aによって所定の速度Vで排出されるので、ユ
ーザーが不安感を抱くということもなくなる。
【0225】すなわち、このインクジェット記録方法に
よれば、印字済シートを順次積層状態で排出する方式の
インクジェット記録方法において、ユーザーに不安感を
与えることなく、排出済シートの印字面が汚れることを
防止することができる。
よれば、印字済シートを順次積層状態で排出する方式の
インクジェット記録方法において、ユーザーに不安感を
与えることなく、排出済シートの印字面が汚れることを
防止することができる。
【0226】なお、この他の作用効果については上述し
た第1の実施の形態の作用効果と同様である。
た第1の実施の形態の作用効果と同様である。
【0227】<第3の実施の形態>図6は、本発明に係
るインクジェット記録方法の第3の実施の形態のフロー
チャートを示す図である。この図において、図3に示し
たフローチャートと同様のステップについては同じステ
ップ番号を付してある。
るインクジェット記録方法の第3の実施の形態のフロー
チャートを示す図である。この図において、図3に示し
たフローチャートと同様のステップについては同じステ
ップ番号を付してある。
【0228】この第3の実施の形態が前述した第1の実
施の形態と異なる点は、先行するシートへの印字が終了
した時点からの経過時間を計測するのではなく、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測するようにした点にあり、その他の
点に変わりはない。
施の形態と異なる点は、先行するシートへの印字が終了
した時点からの経過時間を計測するのではなく、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測するようにした点にあり、その他の
点に変わりはない。
【0229】すなわち、この第3の実施の形態の特徴
は、図3に示したフローチャートにおけるステップST
10に代えて、図6に示すステップST10A〜ステッ
プST10Bを採用し、図3に示したフローチャートに
おけるステップST20に代えて、図6に示すステップ
ST20A〜ステップST20Bを採用し、図3に示し
たフローチャートにおけるステップST24〜ステップ
ST25を除去した点にある。
は、図3に示したフローチャートにおけるステップST
10に代えて、図6に示すステップST10A〜ステッ
プST10Bを採用し、図3に示したフローチャートに
おけるステップST20に代えて、図6に示すステップ
ST20A〜ステップST20Bを採用し、図3に示し
たフローチャートにおけるステップST24〜ステップ
ST25を除去した点にある。
【0230】この第3の実施の形態においは、印字終了
後、前述したステップST20A(またはST10A)
で、シートの後端がレバー32をすでに通過している、
あるいは通過したと判断された時点で、後続するシート
の遅延処理のための経過時間t(n+1)またはt1の
計測が開始される。
後、前述したステップST20A(またはST10A)
で、シートの後端がレバー32をすでに通過している、
あるいは通過したと判断された時点で、後続するシート
の遅延処理のための経過時間t(n+1)またはt1の
計測が開始される。
【0231】この第3の実施の形態によれば、後続する
シートを排出するに際し、経過時間tnと前記設定時間
Tとが比較され(図6のステップST22)、経過時間
tnが設定時間Tに達していない場合には、ステップS
T26〜ステップST29により、後続するシートの排
出動作により後続するシートが先行するシートに摺接す
る時点における経過時間tnが設定時間Tを越えるよう
に後続するシートS2が時間間隔T1の間欠送り動作に
よって排出されることとなる。
シートを排出するに際し、経過時間tnと前記設定時間
Tとが比較され(図6のステップST22)、経過時間
tnが設定時間Tに達していない場合には、ステップS
T26〜ステップST29により、後続するシートの排
出動作により後続するシートが先行するシートに摺接す
る時点における経過時間tnが設定時間Tを越えるよう
に後続するシートS2が時間間隔T1の間欠送り動作に
よって排出されることとなる。
【0232】そして、前記経過時間tnの計測は、先行
するシートS1の後端が検出された時点から行なわれる
こととなるので、より確実に、排出済シートの印字面が
汚れることを防止することができる。経過時間の計測
を、先行するシートへの印字終了時点から行なう場合に
は、その印字終了時点の判断が必ずしも容易でないこと
もあるのに対し、先行するシートの後端の検出は、シー
ト検出手段30によって確実に行なうことができるから
である。
するシートS1の後端が検出された時点から行なわれる
こととなるので、より確実に、排出済シートの印字面が
汚れることを防止することができる。経過時間の計測
を、先行するシートへの印字終了時点から行なう場合に
は、その印字終了時点の判断が必ずしも容易でないこと
もあるのに対し、先行するシートの後端の検出は、シー
ト検出手段30によって確実に行なうことができるから
である。
【0233】なお、この他の作用効果については上述し
た第1の実施の形態の作用効果と同様である。
た第1の実施の形態の作用効果と同様である。
【0234】<第4の実施の形態>この第4の実施の形
態が上述した第3の実施の形態と異なる点は、後続する
シートS2を間欠送り動作によってではなく、後続する
シートS2が先行するシートS1に摺接する時点におけ
る経過時間tnが設定時間Tを越えるように後続するシ
ートS2を所定の排出速度Vで排出するようにした点に
あり、その他の点に変わりはない。
態が上述した第3の実施の形態と異なる点は、後続する
シートS2を間欠送り動作によってではなく、後続する
シートS2が先行するシートS1に摺接する時点におけ
る経過時間tnが設定時間Tを越えるように後続するシ
ートS2を所定の排出速度Vで排出するようにした点に
あり、その他の点に変わりはない。
【0235】すなわち、この第4の実施の形態の特徴
は、図6に示したフローチャートにおけるステップST
26〜ステップST29に代えて、図5に示したステッ
プST26A〜ステップST29Aを採用した点にあ
る。
は、図6に示したフローチャートにおけるステップST
26〜ステップST29に代えて、図5に示したステッ
プST26A〜ステップST29Aを採用した点にあ
る。
【0236】この第4の実施の形態によっても、前記経
過時間tnの計測は、先行するシートS1の後端が検出
された時点から行なわれることとなるので、より確実
に、排出済シートの印字面が汚れることを防止すること
ができる。
過時間tnの計測は、先行するシートS1の後端が検出
された時点から行なわれることとなるので、より確実
に、排出済シートの印字面が汚れることを防止すること
ができる。
【0237】なお、この他の作用効果については上述し
た第3の実施の形態の作用効果と同様である。
た第3の実施の形態の作用効果と同様である。
【0238】<第5の実施の形態>図7は本発明に係る
インクジェット記録方法の第5の実施の形態のフローチ
ャートを示す図である。この図において、図3に示した
フローチャートと同様のステップについては同じステッ
プ番号を付してある。なお、この第5の実施の形態は、
請求項7に記載の発明に対応した実施の形態である。
インクジェット記録方法の第5の実施の形態のフローチ
ャートを示す図である。この図において、図3に示した
フローチャートと同様のステップについては同じステッ
プ番号を付してある。なお、この第5の実施の形態は、
請求項7に記載の発明に対応した実施の形態である。
【0239】この第5の実施の形態が上述した第1の実
施の形態(図3)と異なる点は、後続するシートS2へ
の印字が終了した時点で経過時間tnと設定時間Tとを
比較するのではなく、後続するシートS2を所定量送っ
た時点で、経過時間tnと設定時間Tとを比較するよう
にした点にあり、その他の点に変わりはない。
施の形態(図3)と異なる点は、後続するシートS2へ
の印字が終了した時点で経過時間tnと設定時間Tとを
比較するのではなく、後続するシートS2を所定量送っ
た時点で、経過時間tnと設定時間Tとを比較するよう
にした点にあり、その他の点に変わりはない。
【0240】すなわち、この第5の実施の形態の特徴
は、図3に示したフローチャートにおけるステップST
16〜ステップST20に代えて、図7に示すステップ
ST16C〜ステップST20Cを採用した点にある。
は、図3に示したフローチャートにおけるステップST
16〜ステップST20に代えて、図7に示すステップ
ST16C〜ステップST20Cを採用した点にある。
【0241】以下、変更した部分について説明する。
【0242】(1)ステップST16Cまたはステップ
ST17により、シートの種類に拘らず1行分の印字を
行なう。なお、シートの種類がハガキ等である場合に、
ステップST18でシート送りを2秒間停止する点は、
第1の実施の形態と同様である。
ST17により、シートの種類に拘らず1行分の印字を
行なう。なお、シートの種類がハガキ等である場合に、
ステップST18でシート送りを2秒間停止する点は、
第1の実施の形態と同様である。
【0243】(2)ステップST19C1で、後続する
シートS2が所定量送られているか否かを判断する。こ
の判断は、予め所定量(例えば250mm)のシート送
りに相当するSFモータ41のステップ数N2を定めて
おき、後続するシートS2を搬送したSFモータ41の
ステップ数N1をカウントしておくことにより行なうこ
とができる。
シートS2が所定量送られているか否かを判断する。こ
の判断は、予め所定量(例えば250mm)のシート送
りに相当するSFモータ41のステップ数N2を定めて
おき、後続するシートS2を搬送したSFモータ41の
ステップ数N1をカウントしておくことにより行なうこ
とができる。
【0244】N1>N2である、すなわち所定量搬送さ
れたと判断した場合には、ステップST19C3に進
む。
れたと判断した場合には、ステップST19C3に進
む。
【0245】N1>N2ではない、すなわち所定量搬送
されていないと判断した場合には、ステップST19C
2で印字データの有無を判断し、印字データがある場合
にはステップST15に戻って印字を繰り返し、印字デ
ータがないと判断された場合には、ステップST19C
3に進む。
されていないと判断した場合には、ステップST19C
2で印字データの有無を判断し、印字データがある場合
にはステップST15に戻って印字を繰り返し、印字デ
ータがないと判断された場合には、ステップST19C
3に進む。
【0246】(3)ステップST19C3で、経過時間
tnと設定時間Tとを比較する。
tnと設定時間Tとを比較する。
【0247】tn>Tであれば、先行するシートS1へ
印字されたインクが、この先行するシートS1上に積層
される後続するシートS2(今、ステップST19C3
の判断に供されているシート)に付着しなくなるほど定
着するまで時間が経過している、ということであるか
ら、ステップST19C4で印字データの有無を判断
し、印字データがある場合にはステップST19C5で
印字を実行した後に、データがない場合にはそのまま、
ステップST19C6でtnをカウントしていたタイマ
(例えばタイマ1)をリセットし、ステップST19C
7で次のシートのための経過時間t(n+1)の計測を
開始し、ステップST19C8で通常通りの排出動作
(間欠送りではない比較的高速の排出動作)によってシ
ートを排出した後、スタートに戻る。
印字されたインクが、この先行するシートS1上に積層
される後続するシートS2(今、ステップST19C3
の判断に供されているシート)に付着しなくなるほど定
着するまで時間が経過している、ということであるか
ら、ステップST19C4で印字データの有無を判断
し、印字データがある場合にはステップST19C5で
印字を実行した後に、データがない場合にはそのまま、
ステップST19C6でtnをカウントしていたタイマ
(例えばタイマ1)をリセットし、ステップST19C
7で次のシートのための経過時間t(n+1)の計測を
開始し、ステップST19C8で通常通りの排出動作
(間欠送りではない比較的高速の排出動作)によってシ
ートを排出した後、スタートに戻る。
【0248】tn>Tでないならば、先行するシートS
1へ印字されたインクが、この先行するシートS1上に
積層される後続するシートS2に付着しなくなるほど定
着するまでの時間が未だ経過していない、ということで
あるから、ステップST20Cで印字データの有無を判
断し、印字データがある場合にはステップST15に戻
って印字を繰り返し、印字データがない場合にはそのま
ま、ステップST21に進む。
1へ印字されたインクが、この先行するシートS1上に
積層される後続するシートS2に付着しなくなるほど定
着するまでの時間が未だ経過していない、ということで
あるから、ステップST20Cで印字データの有無を判
断し、印字データがある場合にはステップST15に戻
って印字を繰り返し、印字データがない場合にはそのま
ま、ステップST21に進む。
【0249】ステップST21以降については第1の実
施の形態と同様である。
施の形態と同様である。
【0250】この第5の実施の形態によれば、後続する
シートS2が所定量送られた時点ですでに経過時間tn
が設定時間Tに達している場合には、速やかに(特にそ
の後の印字データがない場合(ステップST19C4参
照)シートS2を排出することが可能であるから、効率
的にシートを排出することができる。
シートS2が所定量送られた時点ですでに経過時間tn
が設定時間Tに達している場合には、速やかに(特にそ
の後の印字データがない場合(ステップST19C4参
照)シートS2を排出することが可能であるから、効率
的にシートを排出することができる。
【0251】なお、この他の作用効果については上述し
た第1の実施の形態の作用効果と同様である。
た第1の実施の形態の作用効果と同様である。
【0252】<第6の実施の形態>この第6の実施の形
態が上述した第5の実施の形態と異なる点は、後続する
シートS2を間欠送り動作によってではなく、後続する
シートS2が先行するシートS1に摺接する時点におけ
る経過時間tnが設定時間Tを越えるように後続するシ
ートS2を所定の排出速度Vで排出するようにした点に
あり、その他の点に変わりはない。
態が上述した第5の実施の形態と異なる点は、後続する
シートS2を間欠送り動作によってではなく、後続する
シートS2が先行するシートS1に摺接する時点におけ
る経過時間tnが設定時間Tを越えるように後続するシ
ートS2を所定の排出速度Vで排出するようにした点に
あり、その他の点に変わりはない。
【0253】すなわち、この第6の実施の形態の特徴
は、図7に示したフローチャートにおけるステップST
26〜ステップST29に代えて、図5に示したステッ
プST26A〜ステップST29Aを採用した点にあ
る。
は、図7に示したフローチャートにおけるステップST
26〜ステップST29に代えて、図5に示したステッ
プST26A〜ステップST29Aを採用した点にあ
る。
【0254】この第6の実施の形態によっても、上述し
た第5の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
た第5の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0255】<第7の実施の形態>この第7の実施の形
態は、請求項9に記載の発明に対応した実施の形態であ
る。この第7の実施の形態が前述した第5の実施の形態
(図7)と異なる点は、先行するシートへの印字が終了
した時点からの経過時間を計測するのではなく、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測するようにした点にあり、その他の
点に変わりはない。
態は、請求項9に記載の発明に対応した実施の形態であ
る。この第7の実施の形態が前述した第5の実施の形態
(図7)と異なる点は、先行するシートへの印字が終了
した時点からの経過時間を計測するのではなく、先行す
るシートの後端を検出し、この後端が検出された時点か
らの経過時間を計測するようにした点にあり、その他の
点に変わりはない。
【0256】すなわち、この第7の実施の形態は、前述
した第3の実施の形態(図6)と第5の実施の形態(図
7)とを組み合わせたものであり、次のようにして実現
される。
した第3の実施の形態(図6)と第5の実施の形態(図
7)とを組み合わせたものであり、次のようにして実現
される。
【0257】(a)図7に示したフローチャートにおけ
るステップST10に代えて、図6に示したステップS
T10A〜ステップST10Bを挿入する。
るステップST10に代えて、図6に示したステップS
T10A〜ステップST10Bを挿入する。
【0258】(b)図7に示したフローチャートにおけ
るステップST19C4とST19C6との間、または
ステップST19C6とステップST19C7との間に
図6に示したステップST20A〜ステップST20B
を挿入する。
るステップST19C4とST19C6との間、または
ステップST19C6とステップST19C7との間に
図6に示したステップST20A〜ステップST20B
を挿入する。
【0259】(c)図7に示したフローチャートにおけ
るステップST20CとST21との間に図6に示した
ステップST20A〜ステップST20Bを挿入する。
るステップST20CとST21との間に図6に示した
ステップST20A〜ステップST20Bを挿入する。
【0260】(d)図7に示したフローチャートにおけ
るステップST24〜ステップST25を除去する。
るステップST24〜ステップST25を除去する。
【0261】この第7の実施の形態によれば、前述した
第3の実施の形態の作用効果と第5の実施の形態の作用
効果とを組み合わせた作用効果、すなわち、より確実
に、排出済シートの印字面が汚れることを防止すること
ができるとともに、効率的にシートを排出することがで
きるという作用効果が得られる。
第3の実施の形態の作用効果と第5の実施の形態の作用
効果とを組み合わせた作用効果、すなわち、より確実
に、排出済シートの印字面が汚れることを防止すること
ができるとともに、効率的にシートを排出することがで
きるという作用効果が得られる。
【0262】なお、この他の作用効果については上述し
た第1の実施の形態の作用効果と同様である。
た第1の実施の形態の作用効果と同様である。
【0263】<第8の実施の形態>この第8の実施の形
態が上述した第7の実施の形態と異なる点は、後続する
シートS2を間欠送り動作によってではなく、後続する
シートS2が先行するシートS1に摺接する時点におけ
る経過時間tnが設定時間Tを越えるように後続するシ
ートS2を所定の排出速度Vで排出するようにした点に
あり、その他の点に変わりはない。
態が上述した第7の実施の形態と異なる点は、後続する
シートS2を間欠送り動作によってではなく、後続する
シートS2が先行するシートS1に摺接する時点におけ
る経過時間tnが設定時間Tを越えるように後続するシ
ートS2を所定の排出速度Vで排出するようにした点に
あり、その他の点に変わりはない。
【0264】すなわち、この第8の実施の形態の特徴
は、第7の実施の形態におけるステップST26〜ステ
ップST29に代えて、図5に示したステップST26
A〜ステップST29Aを採用した点にある。
は、第7の実施の形態におけるステップST26〜ステ
ップST29に代えて、図5に示したステップST26
A〜ステップST29Aを採用した点にある。
【0265】この第8の実施の形態によっても、上述し
た第7の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
た第7の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0266】<第9の実施の形態>図8は本発明に係る
インクジェット記録方法の第9の実施の形態のフローチ
ャートを示す図である。この図において、図3に示した
フローチャートと同様のステップについては同じステッ
プ番号を付してある。なお、この第9の実施の形態は、
請求項11に記載の発明に対応した実施の形態である。
インクジェット記録方法の第9の実施の形態のフローチ
ャートを示す図である。この図において、図3に示した
フローチャートと同様のステップについては同じステッ
プ番号を付してある。なお、この第9の実施の形態は、
請求項11に記載の発明に対応した実施の形態である。
【0267】この第9の実施の形態が前述した第1の実
施の形態(図3)と異なる点は、先行するシートへの全
ての印字が終了した時点からの経過時間を計測するので
はなく、先行するシートにおける後続するシートとの摺
接領域への印字が終了した時点からの経過時間を計測す
るようにした点にあり、その他の点に変わりはない。
施の形態(図3)と異なる点は、先行するシートへの全
ての印字が終了した時点からの経過時間を計測するので
はなく、先行するシートにおける後続するシートとの摺
接領域への印字が終了した時点からの経過時間を計測す
るようにした点にあり、その他の点に変わりはない。
【0268】一般に、先行するシートに対して後続する
シートが摺接する領域は、ある限られた領域である。し
たがって、この領域においてインクが定着しているか否
かが重要である。
シートが摺接する領域は、ある限られた領域である。し
たがって、この領域においてインクが定着しているか否
かが重要である。
【0269】この点について、図1および図9を参照し
て説明する。図9は、先行するシートS1の平面図であ
る。
て説明する。図9は、先行するシートS1の平面図であ
る。
【0270】図1に示すように、すでに排紙トレイ70
上に排出されている先行するシートS1上に後続するシ
ートS2が排出されてくる際、後続するシートS2は、
B部分で先行するシートS1に接触し、排出されるにし
たがって、このB部分から図1左方に摺接して行くこと
となる。
上に排出されている先行するシートS1上に後続するシ
ートS2が排出されてくる際、後続するシートS2は、
B部分で先行するシートS1に接触し、排出されるにし
たがって、このB部分から図1左方に摺接して行くこと
となる。
【0271】摺接を開始する部分Bは、シートの腰の強
さや印字密度(水分)の大小による後続するシートS2
の撓み方によって異なるから、実際には図9に示すよう
にある領域Bにおいて摺接を開始し、矢印aにしたがっ
て摺接することとなる。
さや印字密度(水分)の大小による後続するシートS2
の撓み方によって異なるから、実際には図9に示すよう
にある領域Bにおいて摺接を開始し、矢印aにしたがっ
て摺接することとなる。
【0272】すなわち、図9において先行するシートS
1における領域Aが、後続するシートS2との摺接領域
であり、この領域においてインクが定着しているか否か
が重要である。
1における領域Aが、後続するシートS2との摺接領域
であり、この領域においてインクが定着しているか否か
が重要である。
【0273】この第9の実施の形態は、このような事情
に基づいてなされたもので、その特徴は、上述したよう
に、先行するシートにおける後続するシートとの摺接領
域への印字が終了した時点からの経過時間を計測するよ
うにした点にあり、具体的には、図3に示したフローチ
ャートにおけるステップST16〜ステップST21に
代えて、図8に示すステップST16D〜ステップST
21D3を採用した点にある。
に基づいてなされたもので、その特徴は、上述したよう
に、先行するシートにおける後続するシートとの摺接領
域への印字が終了した時点からの経過時間を計測するよ
うにした点にあり、具体的には、図3に示したフローチ
ャートにおけるステップST16〜ステップST21に
代えて、図8に示すステップST16D〜ステップST
21D3を採用した点にある。
【0274】以下、変更した部分について説明する。
【0275】(1)ステップST16Dまたはステップ
ST17により、シートの種類に拘らず1行分の印字を
行なう。なお、シートの種類がハガキ等である場合に、
ステップST18でシート送りを2秒間停止する点は、
第1の実施の形態と同様である。
ST17により、シートの種類に拘らず1行分の印字を
行なう。なお、シートの種類がハガキ等である場合に、
ステップST18でシート送りを2秒間停止する点は、
第1の実施の形態と同様である。
【0276】(2)ステップST19Dおよびステップ
ST20Dで、先行するシート(この場合、上記ステッ
プST16DまたはステップST17により印字されて
いるシート)における、後続するシート(図1における
S3)との摺接領域Aへの印字が終了したか否かを判断
する。
ST20Dで、先行するシート(この場合、上記ステッ
プST16DまたはステップST17により印字されて
いるシート)における、後続するシート(図1における
S3)との摺接領域Aへの印字が終了したか否かを判断
する。
【0277】すなわち、ステップST19Dで、シート
の領域Aがヘッド50による印字部を通過したか否かを
判断する。
の領域Aがヘッド50による印字部を通過したか否かを
判断する。
【0278】この判断は、SFモータ41のステップ数
P3をカウントしておき、このステップ数が所定ステッ
プ数P4を越えたか否か(P3>P4)を判断すること
により行なうことができる。なお、シートのサイズが異
なれば、例えば図10に示すように領域Aも異なるか
ら、所定ステップ数P4も変える必要がある。そこで、
この実施の形態においては、図示はしないが、1枚目の
シートが給送され、印字され、排出される過程、すなわ
ち、ステップST9〜ステップST12の過程で、シー
トの先端によってシート検出手段30がONされてか
ら、シート後端がシート検出手段30を通過してシート
検出手段30がOFFするまでのSFモータ41のステ
ップ数(駆動パルス数)をカウントすることによってシ
ートのサイズを判別し、これに対応した所定ステップ数
P4(図10におけるPa〜Pf)を選択するようにし
ている。
P3をカウントしておき、このステップ数が所定ステッ
プ数P4を越えたか否か(P3>P4)を判断すること
により行なうことができる。なお、シートのサイズが異
なれば、例えば図10に示すように領域Aも異なるか
ら、所定ステップ数P4も変える必要がある。そこで、
この実施の形態においては、図示はしないが、1枚目の
シートが給送され、印字され、排出される過程、すなわ
ち、ステップST9〜ステップST12の過程で、シー
トの先端によってシート検出手段30がONされてか
ら、シート後端がシート検出手段30を通過してシート
検出手段30がOFFするまでのSFモータ41のステ
ップ数(駆動パルス数)をカウントすることによってシ
ートのサイズを判別し、これに対応した所定ステップ数
P4(図10におけるPa〜Pf)を選択するようにし
ている。
【0279】ステップST19Dでシートの領域Aがヘ
ッド50による印字部を通過したと判断された場合に
は、ステップST21D1に進む。
ッド50による印字部を通過したと判断された場合に
は、ステップST21D1に進む。
【0280】ステップST19Dでシートの領域Aがヘ
ッド50による印字部を通過していないと判断された場
合には、ステップST20Dに進む。
ッド50による印字部を通過していないと判断された場
合には、ステップST20Dに進む。
【0281】ステップST20Dでは、印字データの有
無を判断し、印字データがある場合にはステップST1
5〜ステップST19Dを繰り返し、印字データがない
場合には、ステップST21D1に進む。
無を判断し、印字データがある場合にはステップST1
5〜ステップST19Dを繰り返し、印字データがない
場合には、ステップST21D1に進む。
【0282】すなわち、シートの領域Aがヘッド50に
よる印字部を通過したか、あるいは通過していなくても
印字データがない場合に、ステップST21D1に進む
こととなる。
よる印字部を通過したか、あるいは通過していなくても
印字データがない場合に、ステップST21D1に進む
こととなる。
【0283】(3)ステップST21D1で、次のシー
トのための経過時間t(n+1)の計測を開始する。な
お、シートの領域Aがヘッド50による印字部を通過し
ていなくても印字データがない場合には、ステップST
21D1で、次のシートのための経過時間t(n+1)
の計測が開始されることとなるが、この場合には、少な
くとも領域Aの後端部A1には、インクが吐出されてい
ないということであるから、領域Aが通過した場合と同
様に処理しても不都合は生じない。
トのための経過時間t(n+1)の計測を開始する。な
お、シートの領域Aがヘッド50による印字部を通過し
ていなくても印字データがない場合には、ステップST
21D1で、次のシートのための経過時間t(n+1)
の計測が開始されることとなるが、この場合には、少な
くとも領域Aの後端部A1には、インクが吐出されてい
ないということであるから、領域Aが通過した場合と同
様に処理しても不都合は生じない。
【0284】(4)ステップST21D2で、印字デー
タの有無、すなわち、図9に示す領域Cに印字すべきデ
ータがあるか否かを判断する。
タの有無、すなわち、図9に示す領域Cに印字すべきデ
ータがあるか否かを判断する。
【0285】印字データがある場合には、ステップST
21D3で全ての印字を実行した後、ステップST22
に進む。
21D3で全ての印字を実行した後、ステップST22
に進む。
【0286】ステップST22以降については第1の実
施の形態(図3)と同様である。
施の形態(図3)と同様である。
【0287】この第9の実施の形態によれば、前記経過
時間tnの計測は、先行するシートにおける後続するシ
ートとの摺接領域Aへの印字が終了した時点から行なわ
れることとなるので、後続するシートの排出を不要に遅
らせることなく、効率良く排出することができる。
時間tnの計測は、先行するシートにおける後続するシ
ートとの摺接領域Aへの印字が終了した時点から行なわ
れることとなるので、後続するシートの排出を不要に遅
らせることなく、効率良く排出することができる。
【0288】なお、この他の作用効果については上述し
た第1の実施の形態の作用効果と同様である。
た第1の実施の形態の作用効果と同様である。
【0289】また、図8に示したフローチャートにおけ
るステップST9〜ステップST11に代えて、ステッ
プST13〜ステップST21D3と同様の処理を行な
うようにすれば(この場合、ステップST21D2で印
字データ無しとされた場合にステップST12に進
む)、2枚目のシートから効率的な排出ができるのでよ
り一層望ましい。
るステップST9〜ステップST11に代えて、ステッ
プST13〜ステップST21D3と同様の処理を行な
うようにすれば(この場合、ステップST21D2で印
字データ無しとされた場合にステップST12に進
む)、2枚目のシートから効率的な排出ができるのでよ
り一層望ましい。
【0290】<第10の実施の形態>この第10の実施
の形態が上述した第9の実施の形態と異なる点は、後続
するシートS2を間欠送り動作によってではなく、後続
するシートS2が先行するシートS1に摺接する時点に
おける経過時間tnが設定時間Tを越えるように後続す
るシートS2を所定の排出速度Vで排出するようにした
点にあり、その他の点に変わりはない。
の形態が上述した第9の実施の形態と異なる点は、後続
するシートS2を間欠送り動作によってではなく、後続
するシートS2が先行するシートS1に摺接する時点に
おける経過時間tnが設定時間Tを越えるように後続す
るシートS2を所定の排出速度Vで排出するようにした
点にあり、その他の点に変わりはない。
【0291】すなわち、この第10の実施の形態の特徴
は、図8に示したフローチャートにおけるステップST
26〜ステップST29に代えて、図5に示したステッ
プST26A〜ステップST29Aを採用した点にあ
る。
は、図8に示したフローチャートにおけるステップST
26〜ステップST29に代えて、図5に示したステッ
プST26A〜ステップST29Aを採用した点にあ
る。
【0292】この第10の実施の形態によっても、上述
した第9の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
した第9の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0293】<第11の実施の形態>図11は、請求項
13に記載の発明に係るインクジェット記録方法の実施
の形態のフローチャートを示す図である。この図におい
て、図8に示したフローチャートと同様のステップにつ
いては同じステップ番号を付してある。
13に記載の発明に係るインクジェット記録方法の実施
の形態のフローチャートを示す図である。この図におい
て、図8に示したフローチャートと同様のステップにつ
いては同じステップ番号を付してある。
【0294】この実施の形態が前述した第9の実施の形
態(図8)と異なる点は、後続するシートS2を排出す
る際に遅延させるのではなく、給送時に遅延させるよう
にした点にあり、その他の点に変わりはない。
態(図8)と異なる点は、後続するシートS2を排出す
る際に遅延させるのではなく、給送時に遅延させるよう
にした点にあり、その他の点に変わりはない。
【0295】以下、図11のフローチャートについて説
明する。
明する。
【0296】(1)ステップST1からステップST5
までは、前述した実施の態様と同様である。
までは、前述した実施の態様と同様である。
【0297】(2)ステップST4で、シートの給送動
作が給紙ローラ13によってなされるべきであると判断
された場合には、ステップST4Eでインクジェットヘ
ッド50の周辺の温度Sを測定する。
作が給紙ローラ13によってなされるべきであると判断
された場合には、ステップST4Eでインクジェットヘ
ッド50の周辺の温度Sを測定する。
【0298】(3)ステップST6で、上記温度Sに応
じた設定時間Tを設定して、経過時間tnが設定時間T
に達しているか、あるいは経過時間tnがtn=0であ
るかを判断する。なお、ここでの設定時間Tは、給紙動
作後に印字動作が行なわれるその印字動作に要する時間
を加味して、図4に示した設定時間よりは短く、例えば
1/2程度に設定される。また、経過時間tnは、先行
するシートS1における後続するシートとの摺接領域A
への印字が終了した時点からの経過時間である。
じた設定時間Tを設定して、経過時間tnが設定時間T
に達しているか、あるいは経過時間tnがtn=0であ
るかを判断する。なお、ここでの設定時間Tは、給紙動
作後に印字動作が行なわれるその印字動作に要する時間
を加味して、図4に示した設定時間よりは短く、例えば
1/2程度に設定される。また、経過時間tnは、先行
するシートS1における後続するシートとの摺接領域A
への印字が終了した時点からの経過時間である。
【0299】(4)ステップST6でtn=0(すなわ
ち1枚目のシートである)と判断され、またはtn>T
であると判断された場合には、ステップST8で全ての
タイマをリセットし、ステップST8Eで通常通りの給
送を実行した後、ステップST15に進む。
ち1枚目のシートである)と判断され、またはtn>T
であると判断された場合には、ステップST8で全ての
タイマをリセットし、ステップST8Eで通常通りの給
送を実行した後、ステップST15に進む。
【0300】(5)ステップST6でtn>Tではない
と判断された場合には、ステップST7Eで待ち時間
(遅延時間)T2(T2=T−tn)を算出し、その
後、ステップST7E1でtnのタイマをリセットす
る。
と判断された場合には、ステップST7Eで待ち時間
(遅延時間)T2(T2=T−tn)を算出し、その
後、ステップST7E1でtnのタイマをリセットす
る。
【0301】(6)ステップST9Eで、時間T2経過
後、シートの給送を行ない、ステップST15に進む。
後、シートの給送を行ない、ステップST15に進む。
【0302】(7)ステップST15〜ST21D3
は、前述した第9の実施の形態(図8)と同様である。
は、前述した第9の実施の形態(図8)と同様である。
【0303】(8)ステップST21D2で印字データ
無しと判断された後、ステップST22Eで通常通りの
排出を行ない、スタートに戻る。
無しと判断された後、ステップST22Eで通常通りの
排出を行ない、スタートに戻る。
【0304】以上のような実施の形態によれば、後続す
るシートS2を給送するに際し、経過時間tnと設定時
間Tとが比較され、経過時間tnが設定時間Tに達して
いない場合には、後続するシートS2が先行するシート
S1に摺接する時点における経過時間tnが設定時間T
を越えるように後続するシートS2が所定時間T2経過
後に給送されることとなる。
るシートS2を給送するに際し、経過時間tnと設定時
間Tとが比較され、経過時間tnが設定時間Tに達して
いない場合には、後続するシートS2が先行するシート
S1に摺接する時点における経過時間tnが設定時間T
を越えるように後続するシートS2が所定時間T2経過
後に給送されることとなる。
【0305】したがって、後続するシートS2が先行す
るシートS1にB部(図9参照)において摺接する時点
においては、先行するシートS1へ印字されたインクは
この先行するシート上に積層されることとなる後続する
シートS2に付着しなくなるほど定着していることとな
るので、排出済シートS1の印字面が汚れるということ
がなくなる。
るシートS1にB部(図9参照)において摺接する時点
においては、先行するシートS1へ印字されたインクは
この先行するシート上に積層されることとなる後続する
シートS2に付着しなくなるほど定着していることとな
るので、排出済シートS1の印字面が汚れるということ
がなくなる。
【0306】そして、後続するシートS2は、給送され
るに際して、所定時間T2だけその給送動作が遅延され
ることとなるので、ユーザーが不安感を抱くということ
もなくなる。複数枚のシートに連続して印字する場合に
おいて、先行するシートに印字され、後続するシートが
給送されるまでには、所定の時間が経過することが一般
であり、したがって、後続するシートの給紙動作が多少
遅れたとしても、ユーザーが不安を感じる可能性は極め
て小さいからである。
るに際して、所定時間T2だけその給送動作が遅延され
ることとなるので、ユーザーが不安感を抱くということ
もなくなる。複数枚のシートに連続して印字する場合に
おいて、先行するシートに印字され、後続するシートが
給送されるまでには、所定の時間が経過することが一般
であり、したがって、後続するシートの給紙動作が多少
遅れたとしても、ユーザーが不安を感じる可能性は極め
て小さいからである。
【0307】すなわち、このインクジェット記録方法に
よれば、印字済シートを順次積層状態で排出する方式の
インクジェット記録方法において、ユーザーに不安感を
与えることなく、排出済シートの印字面が汚れることを
防止することができる。
よれば、印字済シートを順次積層状態で排出する方式の
インクジェット記録方法において、ユーザーに不安感を
与えることなく、排出済シートの印字面が汚れることを
防止することができる。
【0308】しかも、前記経過時間tnの計測は、先行
するシートにおける後続するシートとの摺接領域Aへの
印字が終了した時点から行なわれることとなるので、後
続するシートの給送を不要に遅らせることなく、効率良
く給送することができる。
するシートにおける後続するシートとの摺接領域Aへの
印字が終了した時点から行なわれることとなるので、後
続するシートの給送を不要に遅らせることなく、効率良
く給送することができる。
【0309】<第12の実施の形態>図12は、請求項
14に記載の発明に係るインクジェット記録方法の実施
の形態のフローチャートの要部を示す図である。
14に記載の発明に係るインクジェット記録方法の実施
の形態のフローチャートの要部を示す図である。
【0310】この実施の形態が上述した第11の実施の
形態(図11)と異なる点は、後続するシートS2を間
欠送り動作によってではなく、後続するシートS2が先
行するシートS1に摺接する時点における経過時間tn
が設定時間Tを越えるように後続するシートS2を所定
の給送速度V2で給送するようにした点にあり、その他
の点に変わりはない。
形態(図11)と異なる点は、後続するシートS2を間
欠送り動作によってではなく、後続するシートS2が先
行するシートS1に摺接する時点における経過時間tn
が設定時間Tを越えるように後続するシートS2を所定
の給送速度V2で給送するようにした点にあり、その他
の点に変わりはない。
【0311】すなわち、この実施の形態の特徴は、図1
1に示したフローチャートにおけるステップST7E,
ステップST9Eに代えて、図12に示すステップST
7F,ステップST9Fを採用した点にある。
1に示したフローチャートにおけるステップST7E,
ステップST9Eに代えて、図12に示すステップST
7F,ステップST9Fを採用した点にある。
【0312】この実施の形態においは、先ず、ステップ
ST7Fで、送り速度V2(mm/s)を次式により算
出する。
ST7Fで、送り速度V2(mm/s)を次式により算
出する。
【0313】V2=M2/(T−tn) ここで、M2は、給紙ローラ13からヘッド50までの
距離であり、一定値である。
距離であり、一定値である。
【0314】次いで、ステップST7E1でtnのタイ
マをリセットした後、ステップST9Eにより上記速度
V2でシートを給送する。
マをリセットした後、ステップST9Eにより上記速度
V2でシートを給送する。
【0315】このようなインクジェット記録方法によれ
ば、後続するシートを給送するに際し、経過時間tnが
設定時間Tに達していない場合には、後続するシートが
先行するシートに摺接する時点における経過時間tnが
設定時間Tを越えるように後続するシートS2が所定の
給送速度V2で排出されることとなる。
ば、後続するシートを給送するに際し、経過時間tnが
設定時間Tに達していない場合には、後続するシートが
先行するシートに摺接する時点における経過時間tnが
設定時間Tを越えるように後続するシートS2が所定の
給送速度V2で排出されることとなる。
【0316】すなわち、後続するシートS2は、所定の
速度Vで給送されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うことが一層少なくなる。
速度Vで給送されるので、ユーザーが不安感を抱くとい
うことが一層少なくなる。
【0317】なお、この他の作用効果については上述し
た第11の実施の形態の作用効果と同様である。
た第11の実施の形態の作用効果と同様である。
【0318】<第13の実施の形態>図13は、本発明
に係るインクジェット記録方法の第13の実施の形態の
フローチャートを示す図である。この図において、図8
に示したフローチャートと同様のステップについては同
じステップ番号を付してある。なお、この実施の形態
は、部分的に請求項5に記載の発明と対応している。
に係るインクジェット記録方法の第13の実施の形態の
フローチャートを示す図である。この図において、図8
に示したフローチャートと同様のステップについては同
じステップ番号を付してある。なお、この実施の形態
は、部分的に請求項5に記載の発明と対応している。
【0319】この第13の実施の形態の特徴は、後続す
るシートS2を所定量送った時点で、経過時間tnと設
定時間Tとを比較し、経過時間tnが設定時間Tに達し
ていない場合には、後続するシートS2が先行するシー
トS1に摺接する時点における経過時間tnが設定時間
Tを越えるように所定の行間送り速度で後続するシート
S2に印字するようにした点にある。
るシートS2を所定量送った時点で、経過時間tnと設
定時間Tとを比較し、経過時間tnが設定時間Tに達し
ていない場合には、後続するシートS2が先行するシー
トS1に摺接する時点における経過時間tnが設定時間
Tを越えるように所定の行間送り速度で後続するシート
S2に印字するようにした点にある。
【0320】以下、図13のフローチャートについて説
明する。
明する。
【0321】(1)ステップST1〜ステップST18
は、図8に示したものと同様である。
は、図8に示したものと同様である。
【0322】(2)ステップST19Gでシートが所定
量送られたか否かを判断する。この判断は、図7におけ
るステップST19C1で説明したと同様にして判断す
ることができる。
量送られたか否かを判断する。この判断は、図7におけ
るステップST19C1で説明したと同様にして判断す
ることができる。
【0323】(3)ステップST19Gでシートが所定
量送られていないと判断されたならば、ステップST2
0Gで印字データの有無を判断し、印字データがあれば
ステップST15に戻り、印字データがないならば、ス
テップST20G1で所定量が送られるまで1行送り
(通常の印字次に行なわれる行間送りの1行分)を繰り
返す。
量送られていないと判断されたならば、ステップST2
0Gで印字データの有無を判断し、印字データがあれば
ステップST15に戻り、印字データがないならば、ス
テップST20G1で所定量が送られるまで1行送り
(通常の印字次に行なわれる行間送りの1行分)を繰り
返す。
【0324】(4)ステップST19Gでシートが所定
量送られていると判断されたならば、ステップST21
Gで経過時間tnが設定時間Tに達している(tn>
T)か否かを判断する。
量送られていると判断されたならば、ステップST21
Gで経過時間tnが設定時間Tに達している(tn>
T)か否かを判断する。
【0325】tn>Tであれば、ステップST25Gで
tnのタイマをリセットし、ステップST26Gで次の
シートのための経過時間t(n+1)をセットした後、
ステップST27Gでシートを排出してスタートに戻
る。
tnのタイマをリセットし、ステップST26Gで次の
シートのための経過時間t(n+1)をセットした後、
ステップST27Gでシートを排出してスタートに戻
る。
【0326】tn>Tでないならば、ステップST22
Gで印字データの有無を判断する。
Gで印字データの有無を判断する。
【0327】(5)ステップST22Gで印字データあ
りと判断された場合には、先ず、ステップST23Gで
待ち時間(行間送りの間欠時間)T3を次式で算出す
る。
りと判断された場合には、先ず、ステップST23Gで
待ち時間(行間送りの間欠時間)T3を次式で算出す
る。
【0328】T3=(T−tn)/N3−0.1 ここで、N3は印字データにおける行数であり、0.1
(秒)は、行間送りに要する時間である。
(秒)は、行間送りに要する時間である。
【0329】次いで、ステップST24Gで、間欠時間
T3の行間送りによるN3行の印字を実行した後、上述
したステップST25G以降に進む。
T3の行間送りによるN3行の印字を実行した後、上述
したステップST25G以降に進む。
【0330】(6)ステップST22Gで印字データな
しと判断された場合には、ステップST22G1で次の
シートのための経過時間t(n+1)をセットした後、
図3において説明したステップST26以降に進む。
しと判断された場合には、ステップST22G1で次の
シートのための経過時間t(n+1)をセットした後、
図3において説明したステップST26以降に進む。
【0331】以上のような実施の形態によれば、後続す
るシートS2を所定量送った時点で、経過時間tnと設
定時間Tとが比較され、経過時間tnが設定時間Tに達
していない場合には、後続するシートS2が先行するシ
ートに摺接する時点における経過時間が設定時間を越え
るように所定の行間送り速度で後続するシートS2に印
字されることとなる。
るシートS2を所定量送った時点で、経過時間tnと設
定時間Tとが比較され、経過時間tnが設定時間Tに達
していない場合には、後続するシートS2が先行するシ
ートに摺接する時点における経過時間が設定時間を越え
るように所定の行間送り速度で後続するシートS2に印
字されることとなる。
【0332】したがって、後続するシートS2が先行す
るシートS1に摺接する時点においては、先行するシー
トS1へ印字されたインクはこの先行するシート上に積
層されることとなる後続するシートS2に付着しなくな
るほど定着していることとなるので、排出済シートの印
字面が汚れるということがなくなる。
るシートS1に摺接する時点においては、先行するシー
トS1へ印字されたインクはこの先行するシート上に積
層されることとなる後続するシートS2に付着しなくな
るほど定着していることとなるので、排出済シートの印
字面が汚れるということがなくなる。
【0333】そして、後続するシートS2は、所定の行
間送り速度で印字されるので、ユーザーが不安感を抱く
ということもなくなる。
間送り速度で印字されるので、ユーザーが不安感を抱く
ということもなくなる。
【0334】すなわち、このインクジェット記録方法に
よれば、印字済シートを順次積層状態で排出する方式の
インクジェット記録方法において、ユーザーに不安感を
与えることなく、排出済シートの印字面が汚れることを
防止することができる。
よれば、印字済シートを順次積層状態で排出する方式の
インクジェット記録方法において、ユーザーに不安感を
与えることなく、排出済シートの印字面が汚れることを
防止することができる。
【0335】なお、この実施の形態においては、所定の
行間送り速度を、待ち時間(間欠時間)T3を適切に設
定することにより実現したが、シートの1行分の送り速
度自体を適切に設定することにより実現することも可能
である。
行間送り速度を、待ち時間(間欠時間)T3を適切に設
定することにより実現したが、シートの1行分の送り速
度自体を適切に設定することにより実現することも可能
である。
【0336】<第14の実施の形態>この第14の実施
の形態が、上述した第13の実施の形態とことなる点
は、第13の実施の形態が先行するシートへの印字が終
了した時点からの経過時間を計測しているのに対し、先
行するシートの後端を検出した時点から経過時間tnを
計測するようにした点にある。
の形態が、上述した第13の実施の形態とことなる点
は、第13の実施の形態が先行するシートへの印字が終
了した時点からの経過時間を計測しているのに対し、先
行するシートの後端を検出した時点から経過時間tnを
計測するようにした点にある。
【0337】この第14の実施の形態は、第13の実施
の形態(図13)におけるステップST25Gの前に図
3に示したステップST24,25を挿入し、また、ス
テップST26の前にどうステップST24,25を挿
入することにより実現することができる。
の形態(図13)におけるステップST25Gの前に図
3に示したステップST24,25を挿入し、また、ス
テップST26の前にどうステップST24,25を挿
入することにより実現することができる。
【0338】この第14の実施の形態によれば、経過時
間tnの計測が、先行するシートの後端が検出された時
点から行なわれることとなるので、より確実に、排出済
シートの印字面が汚れることを防止することができる。
間tnの計測が、先行するシートの後端が検出された時
点から行なわれることとなるので、より確実に、排出済
シートの印字面が汚れることを防止することができる。
【0339】その他の作用効果は、第13の実施の形態
と同様である。
と同様である。
【0340】<第15の実施の形態>この実施の形態の
特徴は、上述した第1から第14の実施の形態におい
て、先行するシートS1の印字密度を測定し、その印字
密度に応じて設定時間Tを設定することを特徴とするも
のである。
特徴は、上述した第1から第14の実施の形態におい
て、先行するシートS1の印字密度を測定し、その印字
密度に応じて設定時間Tを設定することを特徴とするも
のである。
【0341】上述した第1から第14の実施の形態にお
ける設定時間Tは、前述したように、印字密度が比較的
大きいことを想定して設定してあったが、実際には、印
字密度は小さいこともある。
ける設定時間Tは、前述したように、印字密度が比較的
大きいことを想定して設定してあったが、実際には、印
字密度は小さいこともある。
【0342】そこで、この第15の実施の形態は、先行
するシートS1の印字密度を測定し、その印字密度に応
じて設定時間Tを設定することとした。
するシートS1の印字密度を測定し、その印字密度に応
じて設定時間Tを設定することとした。
【0343】具体的には次のようにして設定時間Tを設
定する。
定する。
【0344】(1)フル印字状態(シートの印字領域全
体が真っ黒になる状態)を100%とし、実際に例え
ば、図3におけるステップST16によって印字された
ドット数Dをカウントすることによって印字密度を次式
により求めることができる。
体が真っ黒になる状態)を100%とし、実際に例え
ば、図3におけるステップST16によって印字された
ドット数Dをカウントすることによって印字密度を次式
により求めることができる。
【0345】印字密度(%)=(D/D1)×100 D1:フル印字を行なった場合のドット数 (2)図4に示した設定時間に印字密度に応じた係数を
掛けることにより設定時間を設定する。
掛けることにより設定時間を設定する。
【0346】例えば、図14に示すような係数aを掛け
ることによって設定時間を設定する。図14に示すデー
タは例えばROM84に格納しておく。
ることによって設定時間を設定する。図14に示すデー
タは例えばROM84に格納しておく。
【0347】この第15の実施の形態によれば、先行す
るシートS1の印字密度が測定され、その印字密度に応
じて設定時間Tが設定されるから、設定時間Tが適切に
設定されることとなる。
るシートS1の印字密度が測定され、その印字密度に応
じて設定時間Tが設定されるから、設定時間Tが適切に
設定されることとなる。
【0348】一般に、シート上に吐出されたインクは、
その印字密度、すなわち単位面積当たりのインク量(ド
ット数)が小さいほどシートに吸収されあるいは乾燥し
易いからシートに定着し易くなり、印字密度が大きいほ
どシートに吸収されあるいは乾燥し難くなるからシート
に定着し難くなる。したがって、印字密度が小さければ
設定時間Tは短くて済むし、印字密度が大きければ設置
時間Tは長くしなければならない。
その印字密度、すなわち単位面積当たりのインク量(ド
ット数)が小さいほどシートに吸収されあるいは乾燥し
易いからシートに定着し易くなり、印字密度が大きいほ
どシートに吸収されあるいは乾燥し難くなるからシート
に定着し難くなる。したがって、印字密度が小さければ
設定時間Tは短くて済むし、印字密度が大きければ設置
時間Tは長くしなければならない。
【0349】この第15の実施の形態によれば、上記印
字密度に応じて設定時間が適切に設定されるから、後続
するシートS2が先行するシートS1に摺接する時点に
おいて、先行するシートS1へ印字されたインクがこの
先行するシート上に積層されることとなる後続するシー
トS2に付着しなくなるほど定着すると同時に、後続す
るシートS2の必要以上の遅延を防止することができ、
複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
字密度に応じて設定時間が適切に設定されるから、後続
するシートS2が先行するシートS1に摺接する時点に
おいて、先行するシートS1へ印字されたインクがこの
先行するシート上に積層されることとなる後続するシー
トS2に付着しなくなるほど定着すると同時に、後続す
るシートS2の必要以上の遅延を防止することができ、
複数枚のシートへの効率的な印字が可能となる。
【0350】<第16の実施の形態>この実施の形態が
上述した第15の実施の形態とことなる点は、先行する
シートにおける、後続するシートが摺接する箇所だけの
印字密度を計測するようにした点にありその他の点に変
わりはない。
上述した第15の実施の形態とことなる点は、先行する
シートにおける、後続するシートが摺接する箇所だけの
印字密度を計測するようにした点にありその他の点に変
わりはない。
【0351】前述したように、後続するシートS2が先
行するシートS1に摺接する箇所は、記録装置およびシ
ートの種類(腰の強さ等)に応じて一定の範囲(例えば
図9における領域A)となる。
行するシートS1に摺接する箇所は、記録装置およびシ
ートの種類(腰の強さ等)に応じて一定の範囲(例えば
図9における領域A)となる。
【0352】この第16の実施の形態によれば、先行す
るシートの印字密度の測定を、後続するシートが摺接す
る箇所においてだけ行なうので、設定時間をより適切に
設定することができる。
るシートの印字密度の測定を、後続するシートが摺接す
る箇所においてだけ行なうので、設定時間をより適切に
設定することができる。
【0353】<第17の実施の形態>この第17の実施
の形態は、上述した第1から16の実施の形態におい
て、先行するシートS1の長さを測定し、その長さに応
じて前記設定時間Tを設定することを特徴とする。
の形態は、上述した第1から16の実施の形態におい
て、先行するシートS1の長さを測定し、その長さに応
じて前記設定時間Tを設定することを特徴とする。
【0354】シートの長さは、例えば図3におけるステ
ップST8からステップST12に至る過程でシート検
出手段30のON/OFFを検出し、その間のシート送
りローラ40の回転数(SFモータ41のステップ数)
をカウントすることによって測定することが可能であ
り、その長さに応じた係数を、例えば図4に示した設定
時間に掛けることによって設定時間を設定することがで
きる。
ップST8からステップST12に至る過程でシート検
出手段30のON/OFFを検出し、その間のシート送
りローラ40の回転数(SFモータ41のステップ数)
をカウントすることによって測定することが可能であ
り、その長さに応じた係数を、例えば図4に示した設定
時間に掛けることによって設定時間を設定することがで
きる。
【0355】一般に、シートの長さが長いほど後続する
シートが先行するシートに摺接するまでの時間は長くな
り、シートの長さが短いほど後続するシートが先行する
シートに摺接するまでの時間は短くなる。したがって、
シートの長さが長ければ設定時間は短くて済むし、シー
トの長さが短ければ設置時間は長くしなければならな
い。
シートが先行するシートに摺接するまでの時間は長くな
り、シートの長さが短いほど後続するシートが先行する
シートに摺接するまでの時間は短くなる。したがって、
シートの長さが長ければ設定時間は短くて済むし、シー
トの長さが短ければ設置時間は長くしなければならな
い。
【0356】この第17の実施の形態によれば、上記シ
ートの長さに応じて設定時間が適切に設定されるから、
後続するシートが先行するシートに摺接する時点におい
て、先行するシートへ印字されたインクがこの先行する
シート上に積層されることとなる後続するシートに付着
しなくなるほど定着すると同時に、後続するシートの必
要以上の遅延を防止することができ、複数枚のシートへ
の効率的な印字が可能となる。
ートの長さに応じて設定時間が適切に設定されるから、
後続するシートが先行するシートに摺接する時点におい
て、先行するシートへ印字されたインクがこの先行する
シート上に積層されることとなる後続するシートに付着
しなくなるほど定着すると同時に、後続するシートの必
要以上の遅延を防止することができ、複数枚のシートへ
の効率的な印字が可能となる。
【0357】<第18の実施の形態>この第18の実施
の形態は、上述した第1から17の実施の形態におい
て、先行するシートS1の材質に応じて設定時間を設定
することを特徴とする。
の形態は、上述した第1から17の実施の形態におい
て、先行するシートS1の材質に応じて設定時間を設定
することを特徴とする。
【0358】例えば、図3に示したフローチャートにお
いて、ステップST6以前(例えばステップST4とス
テップST6との間)でシートの種類の判別(ステップ
ST15参照)を行い、シートの種類(シートの材質を
含む)に応じてステップST6における設定時間Tを設
定する。この設定は、例えば図4に示した設定時間に、
シートの種類に応じた係数を掛けることにより行なうこ
とができる。
いて、ステップST6以前(例えばステップST4とス
テップST6との間)でシートの種類の判別(ステップ
ST15参照)を行い、シートの種類(シートの材質を
含む)に応じてステップST6における設定時間Tを設
定する。この設定は、例えば図4に示した設定時間に、
シートの種類に応じた係数を掛けることにより行なうこ
とができる。
【0359】一般に、シート上に吐出されたインクは、
シートの材質がインクを吸収し易い材質であるほどシー
トに定着し易くなり、シートの材質がインクを吸収し難
い材質であるほどシートに定着し難くなる。したがっ
て、シートの材質がインクを吸収し易い材質であれば設
定時間は短くて済むし、シートの材質がインクを吸収し
難い材質であれば設置時間は長くしなければならない。
シートの材質がインクを吸収し易い材質であるほどシー
トに定着し易くなり、シートの材質がインクを吸収し難
い材質であるほどシートに定着し難くなる。したがっ
て、シートの材質がインクを吸収し易い材質であれば設
定時間は短くて済むし、シートの材質がインクを吸収し
難い材質であれば設置時間は長くしなければならない。
【0360】この第18の実施の形態によれば、シート
の材質に応じて設定時間が適切に設定されるから、後続
するシートが先行するシートに摺接する時点において、
先行するシートへ印字されたインクがこの先行するシー
ト上に積層されることとなる後続するシートに付着しな
くなるほど定着すると同時に、後続するシートの必要以
上の遅延を防止することができ、複数枚のシートへの効
率的な印字が可能となる。
の材質に応じて設定時間が適切に設定されるから、後続
するシートが先行するシートに摺接する時点において、
先行するシートへ印字されたインクがこの先行するシー
ト上に積層されることとなる後続するシートに付着しな
くなるほど定着すると同時に、後続するシートの必要以
上の遅延を防止することができ、複数枚のシートへの効
率的な印字が可能となる。
【0361】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上記の実施形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能で
ある。
が、本発明は上記の実施形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能で
ある。
【0362】
【図1】本発明に係るインクジェット記録方法の実施の
形態を適用することが可能なインクジェット記録装置の
一例の要部を示す概略的な構造図。
形態を適用することが可能なインクジェット記録装置の
一例の要部を示す概略的な構造図。
【図2】同上記録装置の要部のブロック図。
【図3】本発明に係るインクジェット記録方法の第1の
実施の形態を示すフローチャート。
実施の形態を示すフローチャート。
【図4】設定時間の一例を示す図。
【図5】本発明に係るインクジェット記録方法の第2の
実施の形態のフローチャートの要部を示す図。
実施の形態のフローチャートの要部を示す図。
【図6】本発明に係るインクジェット記録方法の第3の
実施の形態を示すフローチャート。
実施の形態を示すフローチャート。
【図7】本発明に係るインクジェット記録方法の第5の
実施の形態を示すフローチャート。
実施の形態を示すフローチャート。
【図8】本発明に係るインクジェット記録方法の第9の
実施の形態を示すフローチャート。
実施の形態を示すフローチャート。
【図9】シートの平面図。
【図10】シートのサイズに対応した所定ステップ数の
一例を示す図。
一例を示す図。
【図11】本発明に係るインクジェット記録方法の第1
1の実施の形態を示すフローチャート。
1の実施の形態を示すフローチャート。
【図12】請求項14に記載の発明に係るインクジェッ
ト記録方法の実施の形態のフローチャートの要部を示す
図。
ト記録方法の実施の形態のフローチャートの要部を示す
図。
【図13】本発明に係るインクジェット記録方法の第1
3の実施の形態のフローチャートを示す図。
3の実施の形態のフローチャートを示す図。
【図14】印字密度に応じた係数の一例を示す図。
S シート T 設定時間 tn 経過時間 50 インクジェットヘッド
フロントページの続き (72)発明者 柏原 一敏 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 安江 拓也 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内
Claims (20)
- 【請求項1】 インクジェットヘッドに向けて複数枚の
シートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印字
した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録方
法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測し、
後続するシートを排出するに際し、前記経過時間と前記
設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達していな
い場合には、後続するシートの排出動作により後続する
シートが先行するシートに摺接する時点における経過時
間が設定時間を越えるように後続するシートを間欠送り
動作によって排出することを特徴とするインクジェット
記録方法。 - 【請求項2】 インクジェットヘッドに向けて複数枚の
シートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印字
した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録方
法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測し、
後続するシートを排出するに際し、前記経過時間と前記
設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達していな
い場合には、後続するシートの排出動作により後続する
シートが先行するシートに摺接する時点における経過時
間が設定時間を越えるように後続するシートを所定の排
出速度で排出することを特徴とするインクジェット記録
方法。 - 【請求項3】 インクジェットヘッドに向けて複数枚の
シートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印字
した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録方
法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートの後端を検出し、この後端が検出された時点からの
経過時間を計測し、後続するシートを排出するに際し、
前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過時間が設
定時間に達していない場合には、後続するシートの排出
動作により後続するシートが先行するシートに摺接する
時点における経過時間が設定時間を越えるように後続す
るシートを間欠送り動作によって排出することを特徴と
するインクジェット記録方法。 - 【請求項4】 インクジェットヘッドに向けて複数枚の
シートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印字
した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録方
法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートの後端を検出し、この後端が検出された時点からの
経過時間を計測し、後続するシートを排出するに際し、
前記経過時間と前記設定時間とを比較し、経過時間が設
定時間に達していない場合には、後続するシートの排出
動作により後続するシートが先行するシートに摺接する
時点における経過時間が設定時間を越えるように後続す
るシートを所定の排出速度で排出することを特徴とする
インクジェット記録方法。 - 【請求項5】 インクジェットヘッドに向けて複数枚の
シートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印字
した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録方
法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測し、 後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時間と
前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達して
いない場合には、後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
所定の行間送り速度で後続するシートに印字することを
特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項6】 インクジェットヘッドに向けて複数枚の
シートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印字
した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録方
法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートの後端を検出し、この後端が検出された時点からの
経過時間を計測し、 後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時間と
前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達して
いない場合には、後続するシートが先行するシートに摺
接する時点における経過時間が設定時間を越えるように
所定の行間送り速度で後続するシートに印字することを
特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項7】 インクジェットヘッドに向けて複数枚の
シートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印字
した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録方
法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測し、 後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時間と
前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達して
いない場合には、印字動作終了後、後続するシートが先
行するシートに摺接する時点における経過時間が設定時
間を越えるように後続するシートを間欠送り動作によっ
て排出することを特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項8】 インクジェットヘッドに向けて複数枚の
シートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印字
した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録方
法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートへの印字が終了した時点からの経過時間を計測し、 後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時間と
前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達して
いない場合には、印字動作終了後、後続するシートが先
行するシートに摺接する時点における経過時間が設定時
間を越えるように後続するシートを所定の排出速度で排
出することを特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項9】 インクジェットヘッドに向けて複数枚の
シートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印字
した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録方
法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートの後端を検出し、この後端が検出された時点からの
経過時間を計測し、 後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時間と
前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達して
いない場合には、印字動作終了後、後続するシートが先
行するシートに摺接する時点における経過時間が設定時
間を越えるように後続するシートを間欠送り動作によっ
て排出することを特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項10】 インクジェットヘッドに向けて複数枚
のシートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印
字した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録
方法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートの後端を検出し、この後端が検出された時点からの
経過時間を計測し、 後続するシートを所定量送った時点で、前記経過時間と
前記設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達して
いない場合には、印字動作終了後、後続するシートが先
行するシートに摺接する時点における経過時間が設定時
間を越えるように後続するシートを所定の排出速度で排
出することを特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項11】 インクジェットヘッドに向けて複数枚
のシートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印
字した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録
方法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートにおける後続するシートとの摺接領域への印字が終
了した時点からの経過時間を計測し、後続するシートを
排出するに際し、前記経過時間と前記設定時間とを比較
し、経過時間が設定時間に達していない場合には、後続
するシートの排出動作により後続するシートが先行する
シートに摺接する時点における経過時間が設定時間を越
えるように後続するシートを間欠送り動作によって排出
することを特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項12】 インクジェットヘッドに向けて複数枚
のシートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印
字した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録
方法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートにおける後続するシートとの摺接領域への印字が終
了した時点からの経過時間を計測し、後続するシートを
排出するに際し、前記経過時間と前記設定時間とを比較
し、経過時間が設定時間に達していない場合には、後続
するシートの排出動作により後続するシートが先行する
シートに摺接する時点における経過時間が設定時間を越
えるように後続するシートを所定の排出速度で排出する
ことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項13】 インクジェットヘッドに向けて複数枚
のシートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印
字した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録
方法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートにおける後続するシートとの摺接領域への印字が終
了した時点からの経過時間を計測し、 後続するシートを給送するに際し、前記経過時間と前記
設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達していな
い場合には、後続するシートが先行するシートに摺接す
る時点における経過時間が設定時間を越えるように所定
時間経過後に後続するシートを給送することを特徴とす
るインクジェット記録方法。 - 【請求項14】 インクジェットヘッドに向けて複数枚
のシートを順次給送し、インクジェットヘッドにより印
字した後、順次積層状態で排出するインクジェット記録
方法であって、 先行するシートへ印字されたインクが、この先行するシ
ート上に積層される後続するシートに付着しなくなるほ
ど定着するまでの時間を設定するとともに、先行するシ
ートにおける後続するシートとの摺接領域への印字が終
了した時点からの経過時間を計測し、 後続するシートを給送するに際し、前記経過時間と前記
設定時間とを比較し、経過時間が設定時間に達していな
い場合には、後続するシートが先行するシートに摺接す
る時点における経過時間が設定時間を越えるように所定
の給送速度で後続するシートを給送することを特徴とす
るインクジェット記録方法。 - 【請求項15】 前記インクジェットヘッド周辺の温度
あるいはシート周辺の温度を測定し、その温度に応じて
前記設定時間を設定することを特徴とする請求項1から
14のうちいずれか1項に記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項16】 前記先行するシートの印字密度を測定
し、その印字密度に応じて前記設定時間を設定すること
を特徴とする請求項1から15のうちいずれか1項に記
載のインクジェット記録方法。 - 【請求項17】 前記先行するシートの印字密度の測定
は、後続するシートが摺接する領域の印字密度の測定で
あることを特徴とする請求項16に記載のインクジェッ
ト記録方法。 - 【請求項18】 前記先行するシートの長さを測定し、
その長さに応じて前記設定時間を設定することを特徴と
する請求項1から17のうちいずれか1項に記載のイン
クジェット記録方法。 - 【請求項19】 前記先行するシートの材質に応じて前
記設定時間を設定することを特徴とする請求項1から1
8のうちいずれか1項に記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項20】 前記インクジェットヘッドから吐出さ
れるインクの種類に応じて前記設定時間を設定すること
を特徴とする請求項1から19のうちいずれか1項に記
載のインクジェット記録方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7264876A JPH0976591A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | インクジェット記録方法 |
DE69629638T DE69629638T8 (de) | 1995-09-19 | 1996-09-05 | Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren |
EP00201435A EP1020295B1 (en) | 1995-09-19 | 1996-09-05 | Ink jet recording method |
DE69625255T DE69625255T2 (de) | 1995-09-19 | 1996-09-05 | Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren |
DE69625528T DE69625528T2 (de) | 1995-09-19 | 1996-09-05 | Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren |
EP96306438A EP0768187B1 (en) | 1995-09-19 | 1996-09-05 | Ink jet recording method |
EP00201434A EP1020294B1 (en) | 1995-09-19 | 1996-09-05 | Ink jet recording method |
US08/715,984 US6007194A (en) | 1995-09-19 | 1996-09-19 | Ink jet printing method for feeding and ejecting a sheet to prevent a sheet from adhering to a successive sheet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7264876A JPH0976591A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | インクジェット記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0976591A true JPH0976591A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17409458
Family Applications (1)
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