JPH0735579A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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- JPH0735579A JPH0735579A JP17843293A JP17843293A JPH0735579A JP H0735579 A JPH0735579 A JP H0735579A JP 17843293 A JP17843293 A JP 17843293A JP 17843293 A JP17843293 A JP 17843293A JP H0735579 A JPH0735579 A JP H0735579A
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- Japan
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- recording
- image
- recording paper
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、記録装置に関し、画像の黒字率を
算出し、その算出結果に基づいて記録紙の搬送速度を制
御することにより、画像の黒字率と記録紙の排出速度を
整合させて、未乾燥の状態がなく、且つ最も速く記録紙
を排出することを目的とする。 【構成】 記録ヘッド4の噴射孔よりインクを記録紙に
噴射し、噴射されたインクにより記録紙に画像形成する
手段と、記録紙の搬送及び排出を行う記録紙搬送手段8
とを備えた記録装置において、画像の黒字率を算出する
黒字率算出手段3と、該黒字率算出手段による記録紙の
搬送速度を制御する制御手段2、7とを設ける。
算出し、その算出結果に基づいて記録紙の搬送速度を制
御することにより、画像の黒字率と記録紙の排出速度を
整合させて、未乾燥の状態がなく、且つ最も速く記録紙
を排出することを目的とする。 【構成】 記録ヘッド4の噴射孔よりインクを記録紙に
噴射し、噴射されたインクにより記録紙に画像形成する
手段と、記録紙の搬送及び排出を行う記録紙搬送手段8
とを備えた記録装置において、画像の黒字率を算出する
黒字率算出手段3と、該黒字率算出手段による記録紙の
搬送速度を制御する制御手段2、7とを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット方式の
記録手段を備えた記録装置に関する。
記録手段を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数のインク噴射孔からインクを
噴射し画像形成を行うインクジェット方式の記録装置
は、記録紙上に噴射されたインクが揮発成分を含んでお
り、インクが完全に乾燥されないままオペレータが手に
取れる位置まで排出されることがある。また、画像形成
された記録紙は所定の位置にスタックされるが、連続ペ
ージで印刷された記録紙は排出位置に積み重ねられ、画
像形成面側に次ページがスタックされるような構成とな
った装置については前ページのインクにより次ページの
記録紙が汚れてしまうことがある。このような記録装置
においてはインク噴射後の記録紙を乾燥させるための加
熱装置等を備え、記録後にこの加熱装置によりインクの
乾燥を行うものがある(例えば特開平2−182461
参照)。
噴射し画像形成を行うインクジェット方式の記録装置
は、記録紙上に噴射されたインクが揮発成分を含んでお
り、インクが完全に乾燥されないままオペレータが手に
取れる位置まで排出されることがある。また、画像形成
された記録紙は所定の位置にスタックされるが、連続ペ
ージで印刷された記録紙は排出位置に積み重ねられ、画
像形成面側に次ページがスタックされるような構成とな
った装置については前ページのインクにより次ページの
記録紙が汚れてしまうことがある。このような記録装置
においてはインク噴射後の記録紙を乾燥させるための加
熱装置等を備え、記録後にこの加熱装置によりインクの
乾燥を行うものがある(例えば特開平2−182461
参照)。
【0003】また、安価な記録装置としてインクに改良
を加え、特に加熱装置等を備えなくとも記録後に記録紙
の搬送中に自然乾燥するだけの時間を見込んで排出を行
うものがある。
を加え、特に加熱装置等を備えなくとも記録後に記録紙
の搬送中に自然乾燥するだけの時間を見込んで排出を行
うものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録装置にあっては、黒字率を無視して排出速度を一定
にしていたため、次のような問題がある。すなわち、特
に加熱装置等を備えずに記録紙の排出のための搬送時間
内にインクを自然乾燥させる記録装置においては、記録
紙の排出速度が黒字率によらず、一定であるため、黒画
素が少ないところは充分に乾燥されるが、黒画素が多い
ところは乾ききらず濡れた状態で排出されてしまう。ま
た、排出速度が常に一定であるため、黒画素が少ないと
きにはインクの噴射量が少ないにもかかわらず排出動作
に必要以上の時間がかかってしまう。
記録装置にあっては、黒字率を無視して排出速度を一定
にしていたため、次のような問題がある。すなわち、特
に加熱装置等を備えずに記録紙の排出のための搬送時間
内にインクを自然乾燥させる記録装置においては、記録
紙の排出速度が黒字率によらず、一定であるため、黒画
素が少ないところは充分に乾燥されるが、黒画素が多い
ところは乾ききらず濡れた状態で排出されてしまう。ま
た、排出速度が常に一定であるため、黒画素が少ないと
きにはインクの噴射量が少ないにもかかわらず排出動作
に必要以上の時間がかかってしまう。
【0005】また、加熱装置等によって記録紙の排出途
中でインクを乾燥させる記録装置にあっては、装置の大
型化が避けられず、コスト的にも高いものになってしま
う。更に、このような記録装置では大容量の画像データ
メモリを備え、そのホスト機器から送出される画像デー
タをメモリ内に格納することでホスト側をはやく解放す
るものがあるが、格納データ容量にも限りがあるため、
画像データメモリの空き容量が不足する場合にはホスト
側からの送信データを受け付けられないので、空き容量
ができるまでホストを解放することができないという欠
点もある。
中でインクを乾燥させる記録装置にあっては、装置の大
型化が避けられず、コスト的にも高いものになってしま
う。更に、このような記録装置では大容量の画像データ
メモリを備え、そのホスト機器から送出される画像デー
タをメモリ内に格納することでホスト側をはやく解放す
るものがあるが、格納データ容量にも限りがあるため、
画像データメモリの空き容量が不足する場合にはホスト
側からの送信データを受け付けられないので、空き容量
ができるまでホストを解放することができないという欠
点もある。
【0006】本発明は、画像の黒字率を算出し、その算
出結果に基づいて記録紙の搬送速度を制御することによ
り、画像の黒字率と記録紙の排出速度を整合させて、未
乾燥の状態がなく、且つ最も速く記録紙を排出すること
を目的とする。
出結果に基づいて記録紙の搬送速度を制御することによ
り、画像の黒字率と記録紙の排出速度を整合させて、未
乾燥の状態がなく、且つ最も速く記録紙を排出すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
記録ヘッドの噴射孔よりインクを記録紙に噴射し、噴射
されたインクにより記録紙に画像形成する手段と、記録
紙の搬送及び排出を行う記録紙搬送手段とを備えた記録
装置において、画像の黒字率を算出する黒字率算出手段
と、該黒字率算出手段の算出結果に基づいて前記記録紙
搬送手段による記録紙の搬送速度を制御する制御手段と
を設けたことを特徴とするものであり、請求項2記載の
発明は、請求項1記載の記録装置において、記録紙の搬
送及び排出経路の周囲温度を検出する周囲温度検出手段
を設け、前記制御手段が、前記黒字率算出手段により算
出された黒字率と、周囲温度検出手段により検出された
周囲温度とに基づいて、記録紙の搬送速度を制御するこ
とを特徴とするものである。
記録ヘッドの噴射孔よりインクを記録紙に噴射し、噴射
されたインクにより記録紙に画像形成する手段と、記録
紙の搬送及び排出を行う記録紙搬送手段とを備えた記録
装置において、画像の黒字率を算出する黒字率算出手段
と、該黒字率算出手段の算出結果に基づいて前記記録紙
搬送手段による記録紙の搬送速度を制御する制御手段と
を設けたことを特徴とするものであり、請求項2記載の
発明は、請求項1記載の記録装置において、記録紙の搬
送及び排出経路の周囲温度を検出する周囲温度検出手段
を設け、前記制御手段が、前記黒字率算出手段により算
出された黒字率と、周囲温度検出手段により検出された
周囲温度とに基づいて、記録紙の搬送速度を制御するこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の記録装置において、画像データを蓄積する画
像データメモリと、画像データメモリに格納された画像
データから次の記録紙に画像を形成するための記録動作
時間を算出する記録動作時間算出手段とを設け、前記制
御手段が、黒字率算出手段により算出された画像形成中
の画像の黒字率と、記録動作時間算出手段により算出さ
れた次の記録紙に対する記録動作時間とに基づいて、記
録紙の搬送速度を制御することを特徴とするものであ
り、請求項4記載の発明は、請求項3記載の記録装置に
おいて、前記画像データメモリの空き容量を算出するた
めのメモリ容量算出手段を設け、前記制御手段が、前記
黒字率算出手段手段により算出された黒字率と、メモリ
容量算出手段により算出された画像データメモリの空き
容量とに基づいて、記録紙の搬送速度を制御することを
特徴とするものである。
は2記載の記録装置において、画像データを蓄積する画
像データメモリと、画像データメモリに格納された画像
データから次の記録紙に画像を形成するための記録動作
時間を算出する記録動作時間算出手段とを設け、前記制
御手段が、黒字率算出手段により算出された画像形成中
の画像の黒字率と、記録動作時間算出手段により算出さ
れた次の記録紙に対する記録動作時間とに基づいて、記
録紙の搬送速度を制御することを特徴とするものであ
り、請求項4記載の発明は、請求項3記載の記録装置に
おいて、前記画像データメモリの空き容量を算出するた
めのメモリ容量算出手段を設け、前記制御手段が、前記
黒字率算出手段手段により算出された黒字率と、メモリ
容量算出手段により算出された画像データメモリの空き
容量とに基づいて、記録紙の搬送速度を制御することを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、画像形成中の画像に
ついて黒字率が算出され、算出された黒字率に基づい
て、記録紙を排出する記録紙搬送手段による搬送速度が
制御される。したがって、黒字率が高い画像を形成した
場合には、記録紙が排出位置に来るまでの時間を長くす
ることで、この時間中にインクが充分に乾燥し、黒字率
が低い場合には、記録紙が排出位置に来るまでの時間を
短くしても、この時間中にインクが充分に乾燥する。
ついて黒字率が算出され、算出された黒字率に基づい
て、記録紙を排出する記録紙搬送手段による搬送速度が
制御される。したがって、黒字率が高い画像を形成した
場合には、記録紙が排出位置に来るまでの時間を長くす
ることで、この時間中にインクが充分に乾燥し、黒字率
が低い場合には、記録紙が排出位置に来るまでの時間を
短くしても、この時間中にインクが充分に乾燥する。
【0010】請求項2記載の発明では、記録ヘッドより
噴射されたインクは周囲温度によりその乾燥速度が異な
るが、周囲温度検出手段により検出された周囲温度と、
算出された黒字率とに基づいて記録紙搬送手段の搬送速
度が制御される。したがって、周囲温度が高く、インク
の乾燥時間が短くて済むときには、記録紙が短時間で排
出され、周囲温度が低く通常の搬送時間ではインクが乾
燥し難いときには、乾燥に要する時間だけ排出は遅くな
るが、インクの乾燥が確実になる。
噴射されたインクは周囲温度によりその乾燥速度が異な
るが、周囲温度検出手段により検出された周囲温度と、
算出された黒字率とに基づいて記録紙搬送手段の搬送速
度が制御される。したがって、周囲温度が高く、インク
の乾燥時間が短くて済むときには、記録紙が短時間で排
出され、周囲温度が低く通常の搬送時間ではインクが乾
燥し難いときには、乾燥に要する時間だけ排出は遅くな
るが、インクの乾燥が確実になる。
【0011】請求項3記載の発明では、黒字率算出手段
により算出された画像形成中の画像の黒字率と、記録動
作時間算出手段により算出された次の記録紙に対する記
録動作時間とに基づいて、記録紙の搬送速度が制御され
る。したがって、画像形成中の画像の黒字率が高く、次
ページの記録動作時間が短い場合、画像形成された記録
紙の排出速度を遅くしてインクの乾燥を確実にすること
で、排出された記録紙の上に次ページの記録紙が排出さ
れてもインクによる裏汚れを防ぐことができ、また逆に
画像形成中の画像の黒字率が低く、次ページの記録動作
時間が長い場合、前ページのインクは充分に乾燥してい
ると判断して記録紙を速く排出することができる。
により算出された画像形成中の画像の黒字率と、記録動
作時間算出手段により算出された次の記録紙に対する記
録動作時間とに基づいて、記録紙の搬送速度が制御され
る。したがって、画像形成中の画像の黒字率が高く、次
ページの記録動作時間が短い場合、画像形成された記録
紙の排出速度を遅くしてインクの乾燥を確実にすること
で、排出された記録紙の上に次ページの記録紙が排出さ
れてもインクによる裏汚れを防ぐことができ、また逆に
画像形成中の画像の黒字率が低く、次ページの記録動作
時間が長い場合、前ページのインクは充分に乾燥してい
ると判断して記録紙を速く排出することができる。
【0012】請求項4記載の発明では、画像データメモ
リの空き容量を算出し、その空き容量と画像の黒字率と
に基づいて、搬送速度が制御され、記録紙の排出が行わ
れる。したがって、画像データメモリの空き容量が充分
にあるときには、画像形成中の画像の黒字率に適した搬
送速度で記録紙が排出され、画像データメモリの空き容
量が少ないときには、画像形成中の画像の黒字率に最適
な搬送速度より若干搬送速度が速まるようにして記録紙
の排出時間を短くし、少しでも早くデータ処理を行っ
て、画像データメモリの空き容量を増やすことでホスト
側を早く解放することができる。
リの空き容量を算出し、その空き容量と画像の黒字率と
に基づいて、搬送速度が制御され、記録紙の排出が行わ
れる。したがって、画像データメモリの空き容量が充分
にあるときには、画像形成中の画像の黒字率に適した搬
送速度で記録紙が排出され、画像データメモリの空き容
量が少ないときには、画像形成中の画像の黒字率に最適
な搬送速度より若干搬送速度が速まるようにして記録紙
の排出時間を短くし、少しでも早くデータ処理を行っ
て、画像データメモリの空き容量を増やすことでホスト
側を早く解放することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1及び図2は請求項1記載の発明に係る記録装置の一
実施例を示す図である。 まず、構成を説明する。この
装置は図1に示すように、電源部1、黒字率算出部3を
有するシステム制御部2、記録ヘッド4、画像データメ
モリ5、プリンタインターフェース(図中プリンタI/
F)6、LF(ラインフィード)モータ制御部7、LF
モータ8、CR(キャリッジ)モータ9を具備してい
る。本実施例においては、黒字率算出部3が黒字率算出
手段に、LFモータ8が記録紙搬送手段に、システム制
御部2とLFモータ制御部7とが搬送速度を制御する制
御手段にそれぞれ相当する。電源部1は本記録装置に必
要な電源を供給する構成を備えており、この場合、シス
テム制御に必要なロジック電源や記録ヘッド4への供給
電源、各モータ8、9の駆動電源を供給するものであ
る。システム制御部2は詳細は図示しないがCPU、R
OM、RAM等を有し、ROMに予め格納された制御プ
ログラムに従い、外部からの指令信号や各種センサ情報
等に基づいて後述する処理を実行するようになってお
り、それによって記録装置全体の制御、外部機器とのデ
ータ通信や記録装置のメカ制御、画像を形成するための
制御を行う。また、このシステム制御部2は記録ヘッド
4がドット構成になっている場合、黒字率算出部3によ
って記録ヘッド4への画像形成信号より黒ドット数をカ
ウントし、所定画像形成領域内にどの程度黒画素がある
かを算出する。記録ヘッド4はシステム制御部2からの
画像信号により、ドット単位で通電を行うことでインク
を噴射し画像形成を行う。また、画像データメモリ5は
プリンタインターフェース6を介して外部機器から送ら
れてくる画像データを格納するメモリであり、大容量の
メモリ量を備えることで外部機器のデータ送出時間を短
くし、外部機器を記録装置により束縛されることから早
く解放できるようにする。LFモータ8は記録ヘッド4
において記録紙に画像形成中に記録紙の改行を行うもの
であり、ここでは記録紙の記録ヘッド4への搬送及び画
像形成後の記録紙の排出を行うことを兼ねている。LF
モータ制御部7は、このLFモータ8を制御するもので
あり、記録紙の搬送・排出動作の搬送速度を制御する。
CRモータ9は記録ヘッド4を主走査方向へ駆動し、1
ライン分の画像を形成するものである。
図1及び図2は請求項1記載の発明に係る記録装置の一
実施例を示す図である。 まず、構成を説明する。この
装置は図1に示すように、電源部1、黒字率算出部3を
有するシステム制御部2、記録ヘッド4、画像データメ
モリ5、プリンタインターフェース(図中プリンタI/
F)6、LF(ラインフィード)モータ制御部7、LF
モータ8、CR(キャリッジ)モータ9を具備してい
る。本実施例においては、黒字率算出部3が黒字率算出
手段に、LFモータ8が記録紙搬送手段に、システム制
御部2とLFモータ制御部7とが搬送速度を制御する制
御手段にそれぞれ相当する。電源部1は本記録装置に必
要な電源を供給する構成を備えており、この場合、シス
テム制御に必要なロジック電源や記録ヘッド4への供給
電源、各モータ8、9の駆動電源を供給するものであ
る。システム制御部2は詳細は図示しないがCPU、R
OM、RAM等を有し、ROMに予め格納された制御プ
ログラムに従い、外部からの指令信号や各種センサ情報
等に基づいて後述する処理を実行するようになってお
り、それによって記録装置全体の制御、外部機器とのデ
ータ通信や記録装置のメカ制御、画像を形成するための
制御を行う。また、このシステム制御部2は記録ヘッド
4がドット構成になっている場合、黒字率算出部3によ
って記録ヘッド4への画像形成信号より黒ドット数をカ
ウントし、所定画像形成領域内にどの程度黒画素がある
かを算出する。記録ヘッド4はシステム制御部2からの
画像信号により、ドット単位で通電を行うことでインク
を噴射し画像形成を行う。また、画像データメモリ5は
プリンタインターフェース6を介して外部機器から送ら
れてくる画像データを格納するメモリであり、大容量の
メモリ量を備えることで外部機器のデータ送出時間を短
くし、外部機器を記録装置により束縛されることから早
く解放できるようにする。LFモータ8は記録ヘッド4
において記録紙に画像形成中に記録紙の改行を行うもの
であり、ここでは記録紙の記録ヘッド4への搬送及び画
像形成後の記録紙の排出を行うことを兼ねている。LF
モータ制御部7は、このLFモータ8を制御するもので
あり、記録紙の搬送・排出動作の搬送速度を制御する。
CRモータ9は記録ヘッド4を主走査方向へ駆動し、1
ライン分の画像を形成するものである。
【0014】次に作用を説明する。記録装置はプリンタ
インターフェース6を介して外部機器から画像データを
受取り、画像データメモリ5内に受信画像データを格納
する。ここで外部機器からキャラクタコードで送出され
たデータはシステム制御部2において記録ヘッド4への
画像データとして変換される。このとき、画像データメ
モリ5のメモリ容量が足りなくなれば外部機器に対して
データを受け入れられないことを通知する。キャラクタ
コードから変換された画像データは記録ヘッド4にドッ
ト画像形成するための通電パルスとして送られる。CR
モータ9により主走査方向に記録ヘッドが移動し1ライ
ン分の画像を形成し、LFモータ8により記録紙をフィ
ードして次ラインの画像形成を行う。このようにして順
次画像を形成し、記録紙を所定の排出位置に搬送する。
この際、画像形成中の記録紙に対する画像形成領域を幾
つかの領域に分割し、分割された領域内における黒画素
の密度を算出し、その算出結果に基づいて記録紙の排出
動作の搬送速度の制御を行う。
インターフェース6を介して外部機器から画像データを
受取り、画像データメモリ5内に受信画像データを格納
する。ここで外部機器からキャラクタコードで送出され
たデータはシステム制御部2において記録ヘッド4への
画像データとして変換される。このとき、画像データメ
モリ5のメモリ容量が足りなくなれば外部機器に対して
データを受け入れられないことを通知する。キャラクタ
コードから変換された画像データは記録ヘッド4にドッ
ト画像形成するための通電パルスとして送られる。CR
モータ9により主走査方向に記録ヘッドが移動し1ライ
ン分の画像を形成し、LFモータ8により記録紙をフィ
ードして次ラインの画像形成を行う。このようにして順
次画像を形成し、記録紙を所定の排出位置に搬送する。
この際、画像形成中の記録紙に対する画像形成領域を幾
つかの領域に分割し、分割された領域内における黒画素
の密度を算出し、その算出結果に基づいて記録紙の排出
動作の搬送速度の制御を行う。
【0015】具体的には図2に示すように画像形成を開
始すると、まず記録紙上に画像形成する画像の黒字率が
所定の値N1未満であるか判別し、判別結果がYESで
あれば記録紙の搬送速度をT0に設定して(処理20
1、203)、画像形成を行う(処理206)。そし
て、前記分割された幾つかの領域の一つ分の画像形成
(以下、印字ともいう)が終了すると、LFモータ8を
駆動して記録紙を排出する(処理207、208)。ま
た、黒字率の判別結果がNOであれば、更に所定の値N
1以上N2未満であるか判別し、判別結果がYESであ
れば記録紙の搬送速度をT1に設定して(処理201、
202、204)画像形成を行い(処理206)、判別
結果がNOであれば記録紙の搬送速度をT2に設定して
(処理201、202、205)画像形成を行う(処理
206)。なお、本実施例では記録紙の搬送速度を三段
階に設定した(T0>T1>T2)が、任意の段階の設
定が同様に可能である。
始すると、まず記録紙上に画像形成する画像の黒字率が
所定の値N1未満であるか判別し、判別結果がYESで
あれば記録紙の搬送速度をT0に設定して(処理20
1、203)、画像形成を行う(処理206)。そし
て、前記分割された幾つかの領域の一つ分の画像形成
(以下、印字ともいう)が終了すると、LFモータ8を
駆動して記録紙を排出する(処理207、208)。ま
た、黒字率の判別結果がNOであれば、更に所定の値N
1以上N2未満であるか判別し、判別結果がYESであ
れば記録紙の搬送速度をT1に設定して(処理201、
202、204)画像形成を行い(処理206)、判別
結果がNOであれば記録紙の搬送速度をT2に設定して
(処理201、202、205)画像形成を行う(処理
206)。なお、本実施例では記録紙の搬送速度を三段
階に設定した(T0>T1>T2)が、任意の段階の設
定が同様に可能である。
【0016】このように本実施例においては、画像形成
中の画像について黒字率算出部3によって黒字率が算出
され、算出された黒字率に基づいて、記録紙を搬送する
LFモータ8の回転速度がシステム制御部2を経てLF
モータ制御部7によって制御される。したがって、高い
黒字率の場合、LFモータ8の回転速度を遅くすること
で記録紙が排出位置に来るまでの時間を長くし、この搬
送時間中に充分乾燥させることができる。また、低い黒
字率の場合には、記録紙が排出位置に来るまでの時間を
短くしても、この時間中にインクが充分に乾燥するの
で、LFモータ8の回転速度を速めることによって記録
紙が排出位置に来るまでの待ち時間を短縮させることが
できる。
中の画像について黒字率算出部3によって黒字率が算出
され、算出された黒字率に基づいて、記録紙を搬送する
LFモータ8の回転速度がシステム制御部2を経てLF
モータ制御部7によって制御される。したがって、高い
黒字率の場合、LFモータ8の回転速度を遅くすること
で記録紙が排出位置に来るまでの時間を長くし、この搬
送時間中に充分乾燥させることができる。また、低い黒
字率の場合には、記録紙が排出位置に来るまでの時間を
短くしても、この時間中にインクが充分に乾燥するの
で、LFモータ8の回転速度を速めることによって記録
紙が排出位置に来るまでの待ち時間を短縮させることが
できる。
【0017】図3及び図4は請求項2記載の発明に係る
記録装置の一実施例を示す図である。なお、この実施例
は上述の実施例に周囲温度検出手段を加え、制御手段で
それに対応する処理を実行するようにしたものであり、
その他構成は同じである。したがって、以下の説明にお
いて、同一の構成については、同一符号を付してその具
体的な説明を省略する。
記録装置の一実施例を示す図である。なお、この実施例
は上述の実施例に周囲温度検出手段を加え、制御手段で
それに対応する処理を実行するようにしたものであり、
その他構成は同じである。したがって、以下の説明にお
いて、同一の構成については、同一符号を付してその具
体的な説明を省略する。
【0018】図3において周囲温度検出部10は記録紙
の搬送及び排出経路の周囲温度を検出し、記録ヘッド4
の予熱を行う。この周囲温度検出部10による検出温度
は記録紙の排出速度を決定する基準となる。すなわち、
システム制御部2は、周囲温度検出部10により検出さ
れた周囲温度と、黒字率算出部3により算出された黒字
率とに基づいて、記録紙を搬送するLFモータ8の回転
速度(搬送・排出速度)を決定するとともに、LFモー
タ制御部7によってその速度に制御させる。
の搬送及び排出経路の周囲温度を検出し、記録ヘッド4
の予熱を行う。この周囲温度検出部10による検出温度
は記録紙の排出速度を決定する基準となる。すなわち、
システム制御部2は、周囲温度検出部10により検出さ
れた周囲温度と、黒字率算出部3により算出された黒字
率とに基づいて、記録紙を搬送するLFモータ8の回転
速度(搬送・排出速度)を決定するとともに、LFモー
タ制御部7によってその速度に制御させる。
【0019】具体的には図4に示すように、画像形成を
開始すると、まず記録紙の搬送及び排出経路の周囲温度
が所定の値S1以上であるか判別し、判別結果がYES
であれば、続けて画像の黒字率がN3未満であるか判別
する。その判別結果がYESであれば、記録紙の搬送速
度をT3に設定して(処理301、302、304)、
画像形成を行う(処理308)。そして、分割された幾
つかの領域の一つ分の画像形成が終了すると、LFモー
タ8を駆動して記録紙を排出する(処理309、31
0)。このとき画像の黒字率の判別結果がNOであれ
ば、記録紙の搬送速度をT4に設定して(処理301、
302、305)、画像形成を行う(処理308)。ま
た、周囲温度がS1未満と判別された場合、続けて画像
の黒字率がN4未満であるか判別し、判別結果がYES
であれば、記録紙の搬送速度をT5に設定して(処理3
01、303、305)、画像形成を行う(処理30
8)。黒字率がN4以上と判別された場合には、記録紙
の搬送速度をT6に設定して(処理301、303、3
07)、画像形成を行う(処理308)。本実施例では
記録紙の搬送速度を四段階に設定した(T3>T4、T
5>T6)が、任意の段階の設定が同様に可能である。
開始すると、まず記録紙の搬送及び排出経路の周囲温度
が所定の値S1以上であるか判別し、判別結果がYES
であれば、続けて画像の黒字率がN3未満であるか判別
する。その判別結果がYESであれば、記録紙の搬送速
度をT3に設定して(処理301、302、304)、
画像形成を行う(処理308)。そして、分割された幾
つかの領域の一つ分の画像形成が終了すると、LFモー
タ8を駆動して記録紙を排出する(処理309、31
0)。このとき画像の黒字率の判別結果がNOであれ
ば、記録紙の搬送速度をT4に設定して(処理301、
302、305)、画像形成を行う(処理308)。ま
た、周囲温度がS1未満と判別された場合、続けて画像
の黒字率がN4未満であるか判別し、判別結果がYES
であれば、記録紙の搬送速度をT5に設定して(処理3
01、303、305)、画像形成を行う(処理30
8)。黒字率がN4以上と判別された場合には、記録紙
の搬送速度をT6に設定して(処理301、303、3
07)、画像形成を行う(処理308)。本実施例では
記録紙の搬送速度を四段階に設定した(T3>T4、T
5>T6)が、任意の段階の設定が同様に可能である。
【0020】このように本実施例においては、検出され
た周囲温度と、算出された黒字率とに基づいて、記録紙
の搬送速度が制御される。したがって、高い周囲温度が
検出され、インクの乾燥時間が短くて済む場合には、L
Fモータ8の回転速度を速くすることで記録紙が排出位
置に来るまでの待ち時間を短縮することができる。ま
た、低い周囲温度が検出された場合には、同様にLFモ
ータ8の回転速度を遅くすることによって記録紙が排出
位置に来るまでの時間を長くし、乾燥を確実にすること
ができる。
た周囲温度と、算出された黒字率とに基づいて、記録紙
の搬送速度が制御される。したがって、高い周囲温度が
検出され、インクの乾燥時間が短くて済む場合には、L
Fモータ8の回転速度を速くすることで記録紙が排出位
置に来るまでの待ち時間を短縮することができる。ま
た、低い周囲温度が検出された場合には、同様にLFモ
ータ8の回転速度を遅くすることによって記録紙が排出
位置に来るまでの時間を長くし、乾燥を確実にすること
ができる。
【0021】図5及び図6は請求項3記載の発明に係る
記録装置の一実施例を示す図である。なお、本実施例は
図1に示した実施例に記録動作時間算出手段を加え、制
御手段でそれに対応する処理を実行するようにしたもの
であり、その他の構成は同一である。図5において、記
録動作時間算出部11は画像データメモリ5に格納され
た画像データから次の記録紙に画像を形成するための記
録動作時間を算出する記録動作時間算出手段である。
記録装置の一実施例を示す図である。なお、本実施例は
図1に示した実施例に記録動作時間算出手段を加え、制
御手段でそれに対応する処理を実行するようにしたもの
であり、その他の構成は同一である。図5において、記
録動作時間算出部11は画像データメモリ5に格納され
た画像データから次の記録紙に画像を形成するための記
録動作時間を算出する記録動作時間算出手段である。
【0022】この記録装置においては、連続ページを画
像形成する場合、画像形成中の画像の黒字率と次ページ
の画像データ量から予測した記録動作時間とに基づい
て、画像形成後の記録紙の搬送速度を変更する。すなわ
ち、黒字率算出部3により算出された画像形成中の画像
の黒字率と、記録動作時間算出部11により算出された
次の記録紙に対する記録動作時間とに基づいて、システ
ム制御部2が記録紙を搬送するLFモータ8の回転速度
を決定し、LFモータ制御部7によってその速度に制御
する。
像形成する場合、画像形成中の画像の黒字率と次ページ
の画像データ量から予測した記録動作時間とに基づい
て、画像形成後の記録紙の搬送速度を変更する。すなわ
ち、黒字率算出部3により算出された画像形成中の画像
の黒字率と、記録動作時間算出部11により算出された
次の記録紙に対する記録動作時間とに基づいて、システ
ム制御部2が記録紙を搬送するLFモータ8の回転速度
を決定し、LFモータ制御部7によってその速度に制御
する。
【0023】具体的には図6に示すように、画像形成を
開始すると、まず記録紙上に画像形成中の画像の黒字率
(図中、前ページの黒字率と表記。以下同様)が所定の
値N1未満であるか判別し、判別結果がYESであれ
ば、次ページの記録動作時間が所定の値T1未満である
か判別する。その判別結果がYESであれば記録紙の搬
送速度をS0に設定し(処理401、403、40
6)、NOであれば記録紙の搬送速度をS1に設定し
(処理401、403、407)、排出動作を行う(処
理412、413)。
開始すると、まず記録紙上に画像形成中の画像の黒字率
(図中、前ページの黒字率と表記。以下同様)が所定の
値N1未満であるか判別し、判別結果がYESであれ
ば、次ページの記録動作時間が所定の値T1未満である
か判別する。その判別結果がYESであれば記録紙の搬
送速度をS0に設定し(処理401、403、40
6)、NOであれば記録紙の搬送速度をS1に設定し
(処理401、403、407)、排出動作を行う(処
理412、413)。
【0024】画像形成中の画像の黒字率がN1以上であ
る場合には、更に画像形成中の画像の黒字率が所定の範
囲N1以上N2未満であるか判別し、判別結果がYES
であれば、次ページの記録動作時間が所定の値T2未満
であるか判別する。その判別結果がYESであれば記録
紙の搬送速度をS2に設定し(処理401、402、4
04、408)、NOであれば記録紙の搬送速度をS3
に設定し(処理401、402、404、409)、排
出動作を行う(処理412、413)。
る場合には、更に画像形成中の画像の黒字率が所定の範
囲N1以上N2未満であるか判別し、判別結果がYES
であれば、次ページの記録動作時間が所定の値T2未満
であるか判別する。その判別結果がYESであれば記録
紙の搬送速度をS2に設定し(処理401、402、4
04、408)、NOであれば記録紙の搬送速度をS3
に設定し(処理401、402、404、409)、排
出動作を行う(処理412、413)。
【0025】画像形成中の画像の黒字率がN2以上と判
別された場合には、次ページの記録動作時間が所定の値
T3未満であるか判別する。その判別結果がYESであ
れば記録紙の搬送速度をS4に設定し(処理401、4
02、405、410)、NOであれば記録紙の搬送速
度をS5に設定し(処理401、402、405、41
1)、排出動作を行う(処理412、413)。なお、
本実施例では記録紙の搬送速度を六段階に設定した(S
0>S1、S2>S3、S4>S5)が、任意の段階の
設定が同様に可能である。
別された場合には、次ページの記録動作時間が所定の値
T3未満であるか判別する。その判別結果がYESであ
れば記録紙の搬送速度をS4に設定し(処理401、4
02、405、410)、NOであれば記録紙の搬送速
度をS5に設定し(処理401、402、405、41
1)、排出動作を行う(処理412、413)。なお、
本実施例では記録紙の搬送速度を六段階に設定した(S
0>S1、S2>S3、S4>S5)が、任意の段階の
設定が同様に可能である。
【0026】このように本実施例においては、画像形成
中の画像の黒字率と、次の記録紙に対する記録動作時間
とに基づいて、記録紙の搬送速度が制御される。したが
って、画像形成中の画像の黒字率が高く、かつ次ページ
の記録動作時間が短い場合、LFモータ8の回転速度を
遅くすることで記録紙が排出位置に来るまでの時間を長
くして、インクを充分乾燥させ、排出された記録紙の上
に次ページの記録紙が排出されてもインクによる裏汚れ
を防ぐことができる。また逆に画像形成中の画像の黒字
率が低く、次ページの記録動作時間が長い場合、前ペー
ジのインクは次ページの記録動作中に充分に乾燥すると
判断して、LFモータ8の回転速度を速くして記録紙を
速く排出し、時間を短縮することができる。
中の画像の黒字率と、次の記録紙に対する記録動作時間
とに基づいて、記録紙の搬送速度が制御される。したが
って、画像形成中の画像の黒字率が高く、かつ次ページ
の記録動作時間が短い場合、LFモータ8の回転速度を
遅くすることで記録紙が排出位置に来るまでの時間を長
くして、インクを充分乾燥させ、排出された記録紙の上
に次ページの記録紙が排出されてもインクによる裏汚れ
を防ぐことができる。また逆に画像形成中の画像の黒字
率が低く、次ページの記録動作時間が長い場合、前ペー
ジのインクは次ページの記録動作中に充分に乾燥すると
判断して、LFモータ8の回転速度を速くして記録紙を
速く排出し、時間を短縮することができる。
【0027】図7及び図8は請求項4記載の発明に係る
記録装置の一実施例を示す図である。なお、本実施例は
図1に示した実施例にメモリ容量算出手段を加え、制御
手段でそれに対応する処理を実行するようにしたもので
あり、その他の構成は同一である。図7において、メモ
リ容量算出部12(メモリ容量算出手段)は画像データ
メモリ5の空き容量(図8中では、メモリの空容量と表
記)を算出する。
記録装置の一実施例を示す図である。なお、本実施例は
図1に示した実施例にメモリ容量算出手段を加え、制御
手段でそれに対応する処理を実行するようにしたもので
あり、その他の構成は同一である。図7において、メモ
リ容量算出部12(メモリ容量算出手段)は画像データ
メモリ5の空き容量(図8中では、メモリの空容量と表
記)を算出する。
【0028】この記録装置においては、連続ページを画
像形成する場合、画像形成中の画像の黒字率と画像デー
タメモリ5の空き容量とに基づいて、画像形成後の記録
紙排出の搬送速度を変更する。すなわち、黒字率算出部
3によって算出された画像の黒字率と、メモリ容量算出
部12によって算出された画像データメモリの空き容量
とに基づいて、システム制御部2が記録紙を搬送するL
Fモータ8の回転速度を決定し、LFモータ制御部7に
よってその速度に制御する。
像形成する場合、画像形成中の画像の黒字率と画像デー
タメモリ5の空き容量とに基づいて、画像形成後の記録
紙排出の搬送速度を変更する。すなわち、黒字率算出部
3によって算出された画像の黒字率と、メモリ容量算出
部12によって算出された画像データメモリの空き容量
とに基づいて、システム制御部2が記録紙を搬送するL
Fモータ8の回転速度を決定し、LFモータ制御部7に
よってその速度に制御する。
【0029】具体的には図8に示すように、画像形成を
開始すると、まず記録紙上に画像形成された前ページの
画像の黒字率が所定の値N1未満であるか判別し、判別
結果がYESであれば、現在のメモリ空き容量が所定の
値B1未満であるか判別する。その判別結果がYESで
あれば記録紙の搬送速度をS0に設定し(処理501、
503、506)、NOであれば記録紙の搬送速度をS
1に設定し(処理501、503、507)、排出動作
を行う(処理512、513)。
開始すると、まず記録紙上に画像形成された前ページの
画像の黒字率が所定の値N1未満であるか判別し、判別
結果がYESであれば、現在のメモリ空き容量が所定の
値B1未満であるか判別する。その判別結果がYESで
あれば記録紙の搬送速度をS0に設定し(処理501、
503、506)、NOであれば記録紙の搬送速度をS
1に設定し(処理501、503、507)、排出動作
を行う(処理512、513)。
【0030】前ページの画像の黒字率がN1以上である
場合には、更に前ページの画像の黒字率が所定の範囲N
1以上N2未満であるか判別し、判別結果がYESであ
れば、現在のメモリ空き容量が所定の値B2未満である
か判別する。その判別結果がYESであれば記録紙の搬
送速度をS2に設定し(処理501、502、504、
508)、NOであれば記録紙の搬送速度をS3に設定
し(処理501、502、504、509)、排出動作
を行う(処理512、513)。
場合には、更に前ページの画像の黒字率が所定の範囲N
1以上N2未満であるか判別し、判別結果がYESであ
れば、現在のメモリ空き容量が所定の値B2未満である
か判別する。その判別結果がYESであれば記録紙の搬
送速度をS2に設定し(処理501、502、504、
508)、NOであれば記録紙の搬送速度をS3に設定
し(処理501、502、504、509)、排出動作
を行う(処理512、513)。
【0031】前ページの画像の黒字率がN2以上と判別
された場合には、現在のメモリ空き容量が所定の値B3
未満であるか判別する。その判別結果がYESであれば
記録紙の搬送速度をS4に設定し(処理501、50
2、505、510)、NOであれば記録紙の搬送速度
をS5に設定し(処理501、502、505、51
1)、排出動作を行う(処理512、513)。
された場合には、現在のメモリ空き容量が所定の値B3
未満であるか判別する。その判別結果がYESであれば
記録紙の搬送速度をS4に設定し(処理501、50
2、505、510)、NOであれば記録紙の搬送速度
をS5に設定し(処理501、502、505、51
1)、排出動作を行う(処理512、513)。
【0032】このように本発明においては、画像の黒字
率と、画像データメモリ5の空き容量とに基づいて、記
録紙の搬送速度が制御される。したがって、画像データ
メモリの空き容量が充分にあると算出された場合には、
画像形成中の画像の黒字率に適するように、LFモータ
8の回転速度を制御することができる。また、画像デー
タメモリ5の空き容量が少ないと算出された場合には、
画像形成中の画像の黒字率に最適な搬送速度より若干搬
送速度が速まるようにLFモータ8の回転速度を速くし
て、記録紙の排出時間を短くし、少しでも早くデータ処
理を行って、画像データメモリ5の空き容量を増やすこ
とでホスト側を早く解放することができる。
率と、画像データメモリ5の空き容量とに基づいて、記
録紙の搬送速度が制御される。したがって、画像データ
メモリの空き容量が充分にあると算出された場合には、
画像形成中の画像の黒字率に適するように、LFモータ
8の回転速度を制御することができる。また、画像デー
タメモリ5の空き容量が少ないと算出された場合には、
画像形成中の画像の黒字率に最適な搬送速度より若干搬
送速度が速まるようにLFモータ8の回転速度を速くし
て、記録紙の排出時間を短くし、少しでも早くデータ処
理を行って、画像データメモリ5の空き容量を増やすこ
とでホスト側を早く解放することができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、画像の黒
字率について黒字率を算出し、算出された黒字率に基づ
いて画像形成後の記録紙の搬送速度を制御しているの
で、画像の黒字率にかかわらず確実に記録紙を乾燥させ
て排出することができ、かつ最も短時間で記録紙を排出
することができる。
字率について黒字率を算出し、算出された黒字率に基づ
いて画像形成後の記録紙の搬送速度を制御しているの
で、画像の黒字率にかかわらず確実に記録紙を乾燥させ
て排出することができ、かつ最も短時間で記録紙を排出
することができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、画像の黒字
率と、記録紙の搬送及び排出経路の周囲温度とに基づい
て画像形成後の記録紙の搬送速度を制御しているので、
設置された環境に最適な搬送速度で記録紙を排出するこ
とができ、記録紙を充分に乾燥させて排出することがで
きる。請求項3記載の発明によれば、画像の黒字率と次
のページの画像の記録動作時間とに基づいて、画像形成
後の記録紙の搬送速度を制御するので、記録紙を充分に
乾燥させて排出することができ、かつ一連の連続ページ
での記録動作時間全体でみて、最も短時間で記録紙を排
出することができる。
率と、記録紙の搬送及び排出経路の周囲温度とに基づい
て画像形成後の記録紙の搬送速度を制御しているので、
設置された環境に最適な搬送速度で記録紙を排出するこ
とができ、記録紙を充分に乾燥させて排出することがで
きる。請求項3記載の発明によれば、画像の黒字率と次
のページの画像の記録動作時間とに基づいて、画像形成
後の記録紙の搬送速度を制御するので、記録紙を充分に
乾燥させて排出することができ、かつ一連の連続ページ
での記録動作時間全体でみて、最も短時間で記録紙を排
出することができる。
【0035】請求項4記載の発明によれば、画像の黒字
率と、画像データメモリの空き容量とに基づいて画像形
成後の記録紙の搬送速度を制御しているので、記録紙を
充分に乾燥させて排出することができ、かつ外部機器が
記録装置により束縛される時間を最も短くすることがで
きる。
率と、画像データメモリの空き容量とに基づいて画像形
成後の記録紙の搬送速度を制御しているので、記録紙を
充分に乾燥させて排出することができ、かつ外部機器が
記録装置により束縛される時間を最も短くすることがで
きる。
【図1】請求項1記載の発明に係る記録装置の一実施例
を示すそのブロック構成図である。
を示すそのブロック構成図である。
【図2】その制御手段による搬送・排出処理を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】請求項2記載の発明に係る記録装置の一実施例
を示すそのブロック構成図である。
を示すそのブロック構成図である。
【図4】その制御手段による搬送・排出処理を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】請求項3記載の発明に係る記録装置の一実施例
を示すそのブロック構成図である。
を示すそのブロック構成図である。
【図6】その制御手段による搬送・排出処理を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】請求項4記載の発明に係る記録装置の一実施例
を示すそのブロック構成図である。
を示すそのブロック構成図である。
【図8】その制御手段による搬送・排出処理を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
2 システム制御部(制御手段) 3 黒字率算出部(黒字率算出手段) 4 記録ヘッド 5 画像データメモリ 7 LFモータ制御部(制御手段) 8 LFモータ(記録紙搬送手段) 10 周囲温度検出部(周囲温度検出手段) 11 記録動作時間算出部(記録動作時間算出手段) 12 メモリ容量算出部(メモリ容量算出手段)
Claims (4)
- 【請求項1】記録ヘッドの噴射孔よりインクを記録紙に
噴射し、噴射されたインクにより記録紙に画像形成する
手段と、記録紙の搬送及び排出を行う記録紙搬送手段と
を備えた記録装置において、 画像の黒字率を算出する黒字率算出手段と、該黒字率算
出手段の算出結果に基づいて前記記録紙搬送手段による
記録紙の搬送速度を制御する制御手段とを設けたことを
特徴とする記録装置。 - 【請求項2】請求項1記載の記録装置において、 記録紙の搬送及び排出経路の周囲温度を検出する周囲温
度検出手段を設け、 前記制御手段が、前記黒字率算出手段により算出された
黒字率と、周囲温度検出手段により検出された周囲温度
とに基づいて、記録紙の搬送速度を制御することを特徴
とする記録装置。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の記録装置において、 画像データを蓄積する画像データメモリと、画像データ
メモリに格納された画像データから次の記録紙に画像を
形成するための記録動作時間を算出する記録動作時間算
出手段とを設け、 前記制御手段が、黒字率算出手段により算出された画像
形成中の画像の黒字率と、記録動作時間算出手段により
算出された次の記録紙に対する記録動作時間とに基づい
て、記録紙の搬送速度を制御することを特徴とする記録
装置。 - 【請求項4】請求項3記載の記録装置において、 前記画像データメモリの空き容量を算出するためのメモ
リ容量算出手段を設け、 前記制御手段が、前記黒字率算出手段手段により算出さ
れた黒字率と、メモリ容量算出手段により算出された画
像データメモリの空き容量とに基づいて、記録紙の搬送
速度を制御することを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17843293A JPH0735579A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17843293A JPH0735579A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0735579A true JPH0735579A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16048414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17843293A Pending JPH0735579A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735579A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0768187A2 (en) * | 1995-09-19 | 1997-04-16 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording method |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP17843293A patent/JPH0735579A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0768187A2 (en) * | 1995-09-19 | 1997-04-16 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording method |
EP0768187A3 (en) * | 1995-09-19 | 1998-06-17 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording method |
US6007194A (en) * | 1995-09-19 | 1999-12-28 | Seiko Epson Corporation | Ink jet printing method for feeding and ejecting a sheet to prevent a sheet from adhering to a successive sheet |
EP1020294A1 (en) * | 1995-09-19 | 2000-07-19 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording method |
EP1020295A1 (en) * | 1995-09-19 | 2000-07-19 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording method |
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