JPH06198865A - インクジェットプリンタの用紙カール防止方法 - Google Patents

インクジェットプリンタの用紙カール防止方法

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JPH06198865A
JPH06198865A JP33988592A JP33988592A JPH06198865A JP H06198865 A JPH06198865 A JP H06198865A JP 33988592 A JP33988592 A JP 33988592A JP 33988592 A JP33988592 A JP 33988592A JP H06198865 A JPH06198865 A JP H06198865A
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Kohei Murakami
浩平 村上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】用紙に噴出されたインクをある程度乾燥させて
用紙剛性を保った状態で用紙を正常に排出スタックす
る。 【構成】このインクジェットプリンタの用紙カール防止
方法は、インクを噴出する印字ヘッドを搭載するキャリ
アの移動方向を主走査方向としこの主走査方向に直角な
副走査方向に用紙を移動して印字するインクジェットシ
リアル印字手段と、用紙の有無を検出する検出手段とを
備える。また、この検出手段により用紙の副走査方向の
位置を認識し(S3)、用紙先端領域では片方向印字を
10行分相当行ない(S6)、用紙先端領域直後の5行
分相当では片方向印字後キャリア空送りを3回行ない
(S7)、用紙後端領域の3行分では片方向印字後キャ
リア空送りを5回行なう(S12)ように印字動作を制
御する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
の用紙カール防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のインクジェットプリンタの
第1の例を示す構成図である。図4を参照すると、この
従来のインクジェットプリンタは、用紙16を供給する
ホッパ1と、紙送りモータ(図示せず)から動力を受け
副走査方向に用紙送りを行なう用紙送りローラ2と、印
字部に用紙16を確実に案内する用紙ガイド3と、用紙
有無検出を行なう用紙検出レバー4および用紙検出セン
サ5と、印字部で用紙16を保持するフラットプラテン
6と、インクを噴出し印字を行なうプリントカートリッ
ジ7と、プリントカートリッジ7を搭載し用紙送りロー
ラ2の軸方向(主走査方向)にSPモータ(図示せず)
から動力を受け走査するキャリア8と、用紙排出を行な
う排出ローラ9および排出補助拍車10と、排出された
用紙16をスタックするスタッカ11およびスタッカガ
イド12とから構成される。また、紙送りモータおよび
SPモータ(共に図示せず)と、用紙検出センサ5と、
プリントカートリッジ7とはそれぞれケーブルにより制
御部(図示せず)に電気的に接続されている。
【0003】次に、この従来のインクジェットプリンタ
の動作を説明する。制御部から印字命令が送られると、
ホッパ1から供給される用紙16は用紙送りローラ2に
より送られる。用紙検出レバー4および用紙検出センサ
5によりその先端が検出された用紙16はさらに所定量
送られた後プリントカートリッジ7により印字される。
さらに印字は続けられるが、このときの印字と用紙送り
との関係はキャリア8が走査し印字を終えると改行を行
ない、改行が終るとキャリア8が走査し印字を行なうと
いう一連の動作の繰り返しである。そして、用紙16の
後端が用紙検出レバー4および用紙検出センサ5により
検出されると、残りの印字可能領域を判断し可能な限り
上述の印字と用紙送りとの関係で印字を行ない、これ以
上印字は不可能と判断すれば用紙16をスタッカ11に
スタックさせるに必要な量だけ用紙送りを行なう。
【0004】図8は従来のインクジェットプリンタの第
2の例を示す構成図である。図8を参照すると、この従
来のインクジェットプリンタは、用紙16に噴出された
インクを乾燥させるためのヒータ13がフラットプラテ
ン6の裏面に具備されている。ヒータ13によりフラッ
トプラテン6が熱せられたその熱により用紙16に噴出
されたインクの水分を蒸発させようとしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のインクジェ
ットプリンタの第1の例では、印字終了後ただちに改行
を行ない、改行後ただちに印字を行なうという一連の動
作の繰り返しであるので用紙16に噴出されたインクが
未乾燥のまま排出ローラ部に送られてしまう。すなわ
ち、未乾燥のインクのため用紙16は剛性が低下した状
態で排出ローラ部に送られてしまう。この用紙16の剛
性低下により以下の問題を引き起す。まず、用紙先端部
においては、図5に示すように、排出ローラ9からスタ
ッカ11までの間には用紙16を支えるものがなく、用
紙16自身の剛性で姿勢を保たなければならない。しか
し、未乾燥インクにより用紙剛性が低下しているので、
用紙16は自重を支えきれず、用紙先端部にカール14
が発生してしまう。この状態でさらに用紙16の排出を
続けると図6に示すような状態になりスタックが不可能
になる。また、用紙後端部においても、未乾燥インクに
よる用紙剛性低下により自重を支えきれず図7に示すよ
うな後端部カール15が発生してしまい、スタックが不
可能になる。
【0006】また、図8に示す従来のインクジェットプ
リンタの第2の例では、ヒータ13によりインクの乾燥
は促進され用紙剛性の低下を抑えることには効果的であ
るが、ヒータ13の熱による用紙16の伸縮変形が発生
し、印字品質の低下および用紙走行への悪影響が生じ
る。
【0007】本発明の目的は、用紙に噴出されたインク
をある程度乾燥させて用紙剛性を保った状態で用紙を正
常に排出スタックすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリンタの用紙カール防止方法は、インクを噴出する印
字ヘッドを搭載するキャリアの移動方向を主走査方向と
し、この主走査方向に直角な副走査方向に用紙を移動し
て印字するインクジェットシリアル印字手段と;前記用
紙の有無を検出する検出手段と;この検出手段により前
記用紙の前記副走査方向の位置を認識し、所定行数分の
用紙先端領域では片方向印字を行ない、前記用紙先端領
域直後の所定行数分では前記片方向印字後キャリア空送
りを所定回数行ない、次に通常印字を行ない、所定行数
分の用紙後端領域では前記片方向印字後前記キャリア空
送りを所定回数行なうように印字動作を制御する制御手
段とを備える。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図4は本発明の一実施例のインクジェット
プリンタの構成図である。図4を参照すると、この実施
例のインクジェットプリンタは、用紙16を供給するホ
ッパ1と、紙送りモータ(図示せず)から動力を受け副
走査方向に用紙送りを行なう用紙送りローラ2と、印字
部に用紙16を確実に案内する用紙ガイド3と、用紙有
無検出を行なう用紙検出レバー4および用紙検出センサ
5と、印字部で用紙16を保持するフラットプラテン6
と、インクを噴出し印字を行なうプリントカートリッジ
7と、プリントカートリッジ7を搭載し用紙送りローラ
2の軸方向(主走査方向)にSPモータ(図示せず)か
ら動力を受け走査するキャリア8と、用紙排出を行なう
排出ローラ9および排出補助拍車10と、排出された用
紙16をスタックするスタッカ11およびスタッカガイ
ド12とから構成される。また、紙送りモータおよびS
Pモータ(共に図示せず)と、用紙検出センサ5と、プ
リントカートリッジ7とはそれぞれケーブルにより制御
部(図示せず)に電気的に接続されている。
【0011】次に、この実施例の用紙領域を示す図2お
よびキャリアの動作説明図である図3を参照すると、用
紙先端部カール14(図5参照)の防止方法は用紙に噴
出されたインクがある程度乾燥するのを待ってから用紙
送りを実行することで実現される。そのためには、使用
者に不安感を与えないために、図3に示すように、1行
印字後インクの噴出をせずにキャリア8を主走査方向に
移動させるダミー動作すなわちキャリア空送りを実行し
た後に次の行の印字を行なう。表1は用紙先端部の制御
領域およびキャリア8のダミー動作の量を実験で求めた
結果を示す。この結果から、図2に示すように印字領域
P先端から10行(行ピッチが6行/インチの場合、以
下同様)相当分の領域Aでは片方向印字を行ない、領域
Aからさらに5行相当分の領域Bでは片方向印字とダミ
ー動作3回分とを行なうことにより用紙先端部のカール
14は防止できる。
【0012】
【表1】
【0013】用紙後端部カール15(図7参照)の防止
方法は、表2に示す実験結果から、図2に示すように印
字領域P終端から3行相当分印字領域P内の領域Dで片
方向印字とダミー動作5回分とを行なうことにより用紙
後端部カール15は防止できる。なお、図2に示す領域
Bと領域Dとの間の領域Cについては通常の印字動作で
良い。
【0014】
【表2】
【0015】次に、この実施例の動作の流れ図である図
1を図4と併せて参照して、この実施例の動作を説明す
る。制御部から印字命令が送られる(S1)と、ホッパ
1から用紙16が供給され用紙送りローラ2により送ら
れる(S2)。用紙検出レバー4および用紙検出センサ
5により用紙16先端が検出される(S3)と、印字領
域値の初期化を行なう(S4)。印字領域が用紙先端領
域の場合(条件1)には(S5)片方向印字を10行分
行ない(S6)、印字領域が用紙先端領域以降の場合
(条件2)には(S5)1行の片方向印字とダミー動作
3回とを5行分行なう(S7)。印字領域が条件2以降
の場合(条件3)には(S5)用紙無を検出する(S
8)までは通常印字を行ない(S9)、用紙無を検出す
る(S8)と残印字可能領域を初期化する(S10)。
印字領域が有れば(S11)1行の片方向印字とダミー
動作5回とを行なう(S12)。印字領域が無くなると
(S11)用紙を排出して(S13)動作を終了する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクを噴出する印字ヘッドを搭載するキャリアの移動
方向を主走査方向としこの主走査方向に直角な副走査方
向に用紙を移動して印字し、用紙の有無を検出して用紙
の副走査方向の位置を認識し、所定行数分の用紙先端領
域では片方向印字を行ない、用紙先端領域直後の所定行
数分では片方向印字後キャリア空送りを所定回数行な
い、次に通常印字を行ない、所定行数分の用紙後端領域
では片方向印字後キャリア空送りを所定回数行なうよう
に印字動作を制御することにより、用紙に噴出されたイ
ンクをある程度乾燥させて用紙合成を保った状態で用紙
を正常に排出スタックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の動作を示す流れ図である。
【図2】この実施例の用紙領域を示す図である。
【図3】この実施例のキャリアの動作説明図である。
【図4】この実施例および従来例のインクジェットプリ
ンタの構成図である。
【図5】従来例の用紙先端部カールの状態を説明する図
である。
【図6】従来例の用紙カールによるスタックが不可能に
なる状態を示す図である。
【図7】従来例の用紙後端部カールの状態を説明する図
である。
【図8】別の従来例のインクジェットプリンタの構成図
である。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 用紙送りローラ 3 用紙ガイド 4 用紙検出レバー 5 用紙検出センサ 6 フラットプラテン 7 プリントカートリッジ 8 キャリア 9 排出ローラ 10 排出補助拍車 11 スタッカ 12 スタッカガイド 13 ヒータ 14 先端部カール 15 後端部カール 16 用紙 A 先端領域 B 先端領域直後の領域 C 通常領域 D 後端領域 P 印字領域 S1〜S13 ステップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを噴出する印字ヘッドを搭載する
    キャリアの移動方向を主走査方向とし、この主走査方向
    に直角な副走査方向に用紙を移動して印字するインクジ
    ェットシリアル印字手段と;前記用紙の有無を検出する
    検出手段と;この検出手段により前記用紙の前記副走査
    方向の位置を認識し、所定行数分の用紙先端領域では片
    方向印字を行ない、前記用紙先端領域直後の所定行数分
    では前記片方向印字後キャリア空送りを所定回数行な
    い、次に通常印字を行ない、所定行数分の用紙後端領域
    では前記片方向印字後前記キャリア空送りを所定回数行
    なうように印字動作を制御する制御手段とを備えること
    を特徴とするインクジェットプリンタの用紙カール防止
    方法。
  2. 【請求項2】 前記用紙先端領域では前記片方向印字を
    10行分相当行ない、前記用紙先端領域直後の5行分相
    当では前記片方向印字後前記キャリア空送りを3回行な
    い、前記用紙後端領域の3行分では前記片方向印字後前
    記キャリア空送りを5回行なうことを特徴とする請求項
    1記載のインクジェットプリンタの用紙カール防止方
    法。
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