JPH0975937A - 固液分離装置 - Google Patents

固液分離装置

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JPH0975937A
JPH0975937A JP7254444A JP25444495A JPH0975937A JP H0975937 A JPH0975937 A JP H0975937A JP 7254444 A JP7254444 A JP 7254444A JP 25444495 A JP25444495 A JP 25444495A JP H0975937 A JPH0975937 A JP H0975937A
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separating device
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Masumi Kobayashi
真澄 小林
Kenji Honjo
賢治 本城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好にエアーによるスクラビング洗浄を行う
ことが可能な分離膜エレメント使用の固液分離装置を提
供する。 【解決手段】 浸漬槽と、浸漬槽内に配置され複数のプ
レート状分離膜エレメントを対峙させて配列して構成し
た分離装置と、分離装置に連通する分離処理液の吸引機
構と、分離装置の下方に配置された散気器からなる固液
分離装置において、分離装置の分離膜エレメントの配列
方向の幅をLとしたとき、分離装置上部と浸漬槽液面と
の距離をL/2以上、浸漬槽横壁と分離装置側部との距
離をL/4以上、分離装置下部と散気器上部との距離を
L/4以上、散気器下部と浸漬槽底部との距離をL/2
以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水等の液体に含ま
れる固形物を分離する固液分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、分離膜エレメントを被処理液
の曝気槽内に浸漬し、膜を介しての吸引濾過により固液
分離を行う固液分離装置が知られている。そしてこの固
液分離装置においては、曝気エアーが曝気槽内に吹き込
まれるが、曝気エアーは、好気分解のための酸素を供給
するだけでなく、分離膜エレメントのスクラビング洗浄
用のエアーとしても機能し、膜面の急速な目詰まりを抑
制する。
【0003】しかしながら、膜面積を大きくするために
分離膜エレメントを複数配列してユニット化して固液分
離装置とした場合には、エアーによる膜面の洗浄効果が
発揮されず、分離膜エレメント間の流路閉塞が度々発生
するという問題がある。この流路閉塞の原因は、ユニッ
ト化した分離膜エレメントを含む固液分離装置では、エ
アーによるスクラビング洗浄が効果的に起こらず、装置
内に滞留部が生じて固形物が蓄積するため流路閉塞を発
生すると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、良好
にエアーによるスクラビング洗浄を行うことが可能な分
離膜エレメント使用の固液分離装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、浸漬槽と、浸
漬槽内に配置され複数のプレート状分離膜エレメントを
対峙させて配列して構成した分離装置と、分離装置に連
通する分離処理液の吸引機構と、分離装置の下方に配置
された散気器からなる固液分離装置において、分離装置
の分離膜エレメントの配列方向の幅をLとしたとき、分
離装置上部と浸漬槽液面との距離がL/2以上、浸漬槽
横壁と分離装置側部との距離がL/4以上、分離装置下
部と散気器上部との距離がL/4以上、散気器下部と浸
漬槽底部との距離がL/2以上である固液分離装置にあ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の固液分離装置の構
成を図面で説明する。図1は、浸漬槽2と、分離膜エレ
メントで構成の分離装置3と、吸引ポンプ6からなる分
離処理液7の吸引機構と、散気器4及び散気器4に送気
するブロア5からなる固液分離装置の構成図であり、浸
漬槽2内には被処理液1が送液される。分離された固形
物9は引抜きポンプ8にて排出される。
【0007】本発明の固液分離装置においては、分離装
置は、複数のプレート状分離膜エレメントを対峙させて
配列して構成したものであり、分離処理液の吸引機構
は、分離装置に連通し、分離膜によって固形物と分離さ
れた処理液を排出するものであり、吸引ポンプに代えて
水位差を利用したサイフォンによる自然吸引であっても
よい。また、散気器への送気は、ブロアに代えてコンプ
レッサーによって行ってもよい。
【0008】本発明の固液分離装置における分離装置の
分離膜は、膜の分画が分画分子量数十万の限外濾過膜か
らポアサイズ数μmの精密濾過膜まで用いられ、好まし
くはポアサイズ0.01〜0.5μmの膜が用いられ
る。分離膜は、その素材に特に制限はないが、被処理液
により分離膜に耐薬品性或いは耐微生物性が要求される
場合は、耐薬品性或いは耐微生物性を有する素材からな
る分離膜を用い、例えばポリオレフィンからなる分離膜
が好ましく用いられる。分離膜の形状も平膜、管状膜、
中空糸膜のいずれであってもよいが、中空糸膜であるこ
とが好ましい。
【0009】図4に分離装置の例の斜視図を示すが、分
離膜として中空糸膜を用いプレート状中空糸膜エレメン
ト10とし、複数の中空糸膜エレメントを対峙状態で配
列して分離装置を構成し、分離された液は集液管11を
通り連結マニホールド12を経て吸引ライン13から排
出される。
【0010】本発明の固液分離装置は、浸漬槽内に分離
装置が次のように配置される。図2に示すように分離装
置の幅、即ち分離膜エレメントの配列方向の幅をLとし
たとき、分離装置上部と浸漬槽液面との距離をL/2以
上、浸漬槽横壁と分離装置側部との距離をL/4以上、
分離装置下部と散気器上部との距離をL/4以上、散気
器下部と浸漬槽底部との距離をL/2以上とする。図2
に分離装置及び散気器が配置された浸漬槽の正面断面
図、図3に分離装置が配置された浸漬槽の平面図を示
す。なお、図2、図3における寸法は最小寸法で示し
た。また、分離装置の幅Lは、配列された複数の分離膜
エレメントのうちの最も外側の両エレメント間の距離を
いい、各分離膜エレメントは、その間の距離を各分離膜
エレメントの分離膜間の距離で3mm以上となるように
配設することが好ましい。分離膜間の距離が3mm未満
となると、上昇流の抵抗が大きくなる。エレメントの分
離膜の支持側と浸漬槽壁面との距離は、配管の接続や分
離装置の配置に支障のない範囲であれば、特に制限はな
い。
【0011】浸漬槽内における分離装置をかかる位置関
係に配置したことにより、浸漬槽内に送気したエアーに
よる被処理液の上昇流と下降流のブロックとが良好に循
環する旋回流をつくらる。すなわち、散気器からのエア
ーでつくられた気液混合の上昇流は、分離膜エレメント
間を通り、分離装置の上方で分かれ、浸漬槽横壁と分離
装置側部の間を下降流となって通り、散気器からのエア
ーでつくられる上昇流に随伴して散気器の下方で下降流
を上昇流へ転ずる。したがい、上昇流のブロックに配置
される分離装置の分離膜エレメントの膜面には常に停滞
なく気液混合の上昇流が接触し、膜面を効果的にスクラ
ビング洗浄する。
【0012】分離装置上部と浸漬槽液面との距離は、浸
漬槽への被処理液の供給量或いは吸引機構を液面センサ
ー等により制御することにより維持することができる。
また、本発明の固液分離装置の使用の当たっては、散気
器からのエアーの送出、吸引機構の作動を間欠的に行っ
てもよい。
【0013】本発明の固液分離装置によれば、浸漬槽内
に送気したエアーによる被処理液の上昇流と下降流のブ
ロックとが旋回流をつくり、上昇流のブロックに分離装
置を配置し、分離膜エレメントの膜面に常に停滞なく気
液混合の上昇流を接触させ、膜面を良好にスクラビング
洗浄する。
【0014】本発明の固液分離装置は、工場廃液等の産
業廃水処理、有機廃液の活性汚泥処理、河川水の除濁処
理等の固形物が含まれる水等の液体から固形物と液体と
の分離に用いられる。また、有機廃液の活性汚泥処理に
おいては、本発明の固液分離装置の浸漬槽が生物処理槽
を兼ねることもできる。
【0015】
【発明の効果】本発明の固液分離装置は、良好にエアー
によるスクラビング洗浄を行うことができ、固液分離処
理を長期にわたり、安定に行うことができ、産業廃水処
理、有機廃液の活性汚泥等による微生物処理、河川水の
除濁処理等に適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固液分離装置の構成の例を示す構成図
である。
【図2】本発明の固液分離装置における浸漬槽の例の正
面断面図である。
【図3】本発明の固液分離装置における浸漬槽の例の平
面図である。
【図4】本発明の固液分離装置における分離装置の例の
斜視図である。
【符号の説明】
1 被処理液 2 浸漬槽 3 分離装置 4 散気器 5 ブロワ 6 吸引ポンプ 7 分離処理液 8 引抜きポンプ 9 固形物 10 中空糸膜エレメント 11 集液管 12 連続マニホールド 13 吸引ライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浸漬槽と、浸漬槽内に配置され複数のプ
    レート状分離膜エレメントを対峙させて配列して構成し
    た分離装置と、分離装置に連通する分離処理液の吸引機
    構と、分離装置の下方に配置された散気器からなる固液
    分離装置において、分離装置の分離膜エレメントの配列
    方向の幅をLとしたとき、分離装置上部と浸漬槽液面と
    の距離がL/2以上、浸漬槽横壁と分離装置側部との距
    離がL/4以上、分離装置下部と散気器上部との距離が
    L/4以上、散気器下部と浸漬槽底部との距離がL/2
    以上である固液分離装置。
  2. 【請求項2】 分離膜が中空糸膜である請求項1記載の
    固液分離装置。
  3. 【請求項3】 浸漬槽が生物処理槽である請求項1記載
    の固液分離装置。
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