JPH0975643A - 換気扇用フィルタ装着具、および換気扇へのフィルタ装着方法 - Google Patents

換気扇用フィルタ装着具、および換気扇へのフィルタ装着方法

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JPH0975643A
JPH0975643A JP7230203A JP23020395A JPH0975643A JP H0975643 A JPH0975643 A JP H0975643A JP 7230203 A JP7230203 A JP 7230203A JP 23020395 A JP23020395 A JP 23020395A JP H0975643 A JPH0975643 A JP H0975643A
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JP
Japan
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filter
ventilation fan
mounting
attached
suction
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Application number
JP7230203A
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English (en)
Inventor
Kikuo Shimono
喜久夫 下野
Masahiro Imanishi
正博 今西
Yoko Koida
葉子 鯉田
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Duskin Co Ltd
Original Assignee
Duskin Co Ltd
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】単一種類のフィルタ装着具を複数種類の換気扇
に適切に使用できるようにするとともに、フィルタ装着
具全体の製造コストの低減化、小型化、およびフィルタ
交換作業の容易化などを図る。 【解決手段】換気扇4の前面部4aに取付けられるフィ
ルタ吸込み防止部材1と、このフィルタ吸込み防止部材
1とは分離して準備された可撓性を有するシート状のフ
ィルタ2と、このフィルタ2を上記フィルタ吸込み防止
部材1の前面に沿わせて取付け保持できるように上記換
気扇4に取付けられて上記フィルタ2の取付け保持を行
うためのフィルタ取付手段3とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、家庭の台所などに設置されて
いる換気扇の汚れを防止するためのフィルタを換気扇に
対して手際よくかつ合理的に装着する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、家庭の台所などに設置さ
れている換気扇をそのまま使用したのでは、換気扇の回
転羽根やその他の部位に油成分などの汚れが短期間で付
着し、早期に汚れてしまう。また、その清掃も面倒であ
る。そこで、従来では、このような不具合を解消する手
段として、たとえば図15に示すような手段が採用され
ている。
【0003】すなわち、この従来の手段は、中空矩形状
などに形成された合成樹脂製の枠体80に、不織布製な
どのフィルタ81を取付けたフィルタ装着具8を予め準
備しておき、このフィルタ装着具8の枠体80を換気扇
4に外嵌させて取付ける手段である。このような手段に
よれば、上記フィルタ81によって換気扇4の前面部を
覆うことができ、換気扇4の汚れを防止することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手段は、フィルタ装着具8の枠体80を換気扇4に
外嵌させて取付ける手段であるために、上記枠体80の
サイズが換気扇4のサイズと一致しなければ、もはやこ
の枠体80を換気扇4に対して体裁良く適切に取付ける
ことができない。
【0005】すなわち、一般に、換気扇4は、換気扇の
メーカーがそのメーカー独自の社内規格にしたがって製
作する場合が多く、またこれに伴って上記フィルタ装着
具についても換気扇メーカーが自社の換気扇の規格に対
応するように製作し、販売している場合が多い。このた
め、従来では、換気扇4のメーカーとは異なるメーカー
のフィルタ装着具8を準備した場合には、これらフィル
タ装着具8と換気扇4のサイズが一致せず、上記フィル
タ装着具8を所望の換気扇4に適切に取付けて使用でき
ない場合が多々あった。さらには、フィルタ装着具8と
換気扇4のメーカーが一致する場合であっても、これら
両者の規格が一致しない場合には、やはりフィルタ装着
具8を適切に使用できない場合があった。このように、
結局、従来では、上記フィルタ装着具8は特定種類の換
気扇にのみ取付け使用できるに過ぎず、その使用融通性
に欠けるという難点を有していた。
【0006】その結果、従来では、たとえば多数の家庭
に設置されている多数種類の換気扇のそれぞれにフィル
タ装着を行うといったサービスを提供する場合には、こ
のサービス業者は、各家庭に設置されている換気扇のそ
れぞれに対応できるように、多数種類のフィルタ装着具
を予め準備しておく必要がある。したがって、その準備
に要する手間やコスト的な負担がかなり大きくなるとい
う難点があった。
【0007】また、従来では、フィルタ装着具8の枠体
80を、換気扇4に外嵌可能なサイズに構成する必要が
あり、フィルタ装着具全体が大型となる。したがって、
このフィルタ装着具8が運搬時などにおいて嵩張るもの
となり、その包装コストや物流コストが高くなるという
難点もあった。
【0008】さらに、上記枠体80は、換気扇4の外形
形状に沿うように所定の正確な形状ならびにサイズに形
成する必要があり、たとえば高価な金型を用いた樹脂成
形などによって製作する必要がある。したがって、その
製造コストは高価となっていた。
【0009】その他、従来では、換気扇4に外嵌装着す
る枠体80にフィルタ81を取付けているために、この
フィルタ81が汚れ、このフィルタ81を他の新たなフ
ィルタと交換する場合には、フィルタ装着具8の全体を
換気扇4から取り外す必要があり、フィルタ81のみを
簡易に交換することは困難であった。したがって、フィ
ルタ交換の作業性の面においても改善すべき余地があっ
た。
【0010】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、単一種類のフィルタ装着具を複
数種類の換気扇に適切に使用できるようにして、フィル
タ装着具の使用融通性を高めるとともに、フィルタ装着
具の製造コストの低減化、ならびに小型化が図れ、さら
にはフィルタ交換作業も容易に行えるようにすることを
その課題としている。
【0011】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0012】すなわち、本願発明の第1の側面によれ
ば、換気扇に取付けられて使用される換気扇用フィルタ
装着具であって、換気扇の前面部に取付けられるフィル
タ吸込み防止部材と、このフィルタ吸込み防止部材とは
分離して準備された可撓性を有するシート状のフィルタ
と、このフィルタを上記フィルタ吸込み防止部材の前面
に沿わせて取付け保持できるように、上記換気扇に取付
けられて上記フィルタの取付け保持を行うためのフィル
タ取付手段とを具備していることを特徴としている。
【0013】本願発明の第2の側面によれば、可撓性を
有するシート状のフィルタを換気扇に装着するための換
気扇用フィルタ装着具であって、上記フィルタとは分離
して準備され、かつ換気扇の前面部に取付けられるフィ
ルタ吸込み防止部材と、このフィルタ吸込み防止部材の
前面に沿わせて上記フィルタを取付け保持できるよう
に、上記換気扇に取付けられて上記フィルタの取付け保
持を行うためのフィルタ取付手段とを具備していること
を特徴としている。
【0014】本願発明の第3の側面によれば、換気扇に
フィルタを装着するための換気扇へのフィルタ装着方法
であって、換気扇の前面部にフィルタ吸込み防止部材を
取付ける工程と、上記換気扇にフィルタ取付手段を取付
ける工程と、上記フィルタ吸込み防止部材とは分離して
準備された可撓性を有するシート状フィルタを、上記フ
ィルタ吸込み防止部材の前面に沿わせてから上記フィル
タ取付手段に取付け保持させる工程とを有することを特
徴としている。
【0015】本願発明においては、換気扇の前面部にフ
ィルタ吸込み防止部材を取付けた上で、このフィルタ吸
込み防止部材の前面に沿わせて可撓性を有するシート状
のフィルタを取付ることができるために、このフィルタ
によって上記フィルタ吸込み防止部材を覆い隠すように
して、換気扇の前面部を体裁良く覆うことができ、換気
扇の汚れ防止が適切に図れることとなる。
【0016】上記フィルタ吸込み防止部材は、従来の枠
体とは異なり、換気扇に外嵌させる必要はなく、換気扇
の前面部に配置されるようにたとえば接着剤や接着テー
プなどを用いて取付ければよい。したがって、外形サイ
ズが種々相違する複数種類の換気扇を対象とする場合で
あっても、これら換気扇の前面部に上記フィルタ吸込み
防止部材を適切に取付けることが可能となる。また、上
記フィルタは、従来の換気扇に外嵌される枠体に取付け
られたフィルタとは異なり、上記フィルタ吸込み防止部
材とは分離して準備されたシート状のものであるから、
換気扇のサイズに応じて適宜切断し、あるいは折り畳む
などして、そのサイズを換気扇に対応するサイズに合致
させるといったことが容易に行える。さらに、上記フィ
ルタを取付け保持するためのフィルタ取付手段は、要は
換気扇に取付けられて上記フィルタを取付け保持し得る
手段であればよく、たとえば接着剤やその他の手段を用
いて換気扇の前面部や側面部などの適宜の箇所に取付け
ればよいものである。したがって、このフィルタ取付手
段についても、換気扇の外形サイズの大小を問わず、種
々の外形サイズの換気扇に適切に取付け可能なものとす
ることができる。
【0017】このように、本願発明では、フィルタ吸込
み防止部材、フィルタ、およびフィルタ取付手段のいず
れについても、様々なサイズの換気扇に適用することが
可能となる。その結果、本願発明では、単一種類の換気
扇用フィルタ装着具を、サイズなどが相違する複数種類
の換気扇に使用することが可能となり、その使用融通性
を高めることができるという格別な効果が得られる。
【0018】したがって、本願発明では、たとえば多数
の家庭に設置されている多数種類の換気扇のそれぞれに
フィルタ装着を行うといったサービスを提供する場合
に、多数種類のフィルタ装着具を予め準備しておく必要
を無くすことができ、フィルタ装着具の準備に要する手
間やコスト的な負担を大幅に軽減することができるとい
う利点が得られる。
【0019】また、本願発明では、既述したとおり、フ
ィルタ吸込み防止部材は、換気扇の前面部に取付けるも
のであって、従来の枠体とは異なり、換気扇に外嵌可能
な特定のサイズおよび形状に形成する必要はない。した
がって、その製造は容易であり、その製造コストを安価
にできるという利点が得られる。
【0020】さらに、本願発明では、上記フィルタ吸込
み防止部材を嵩張った形態に形成する必要もなく、小サ
イズに形成できる他、上記フィルタはこのフィルタ吸込
み防止部材とは別体のシート状であるから、このフィル
タも嵩張らないようにすることができる。さらには、上
記フィルタ取付手段についても小サイズのものにでき
る。したがって、換気扇用フィルタ装着具全体を、運搬
などに便利な小型のものにすることも可能となり、物流
コストや包装コストを廉価にできるという利点も得られ
る。
【0021】さらに、本願発明では、可撓性を有するシ
ート状のフィルタをフィルタ吸込み防止部材の表面に沿
わせて取付け保持させるために、このフィルタが汚れた
場合には、このフィルタのみを単独で換気扇から取り外
すことができる。したがって、フィルタの交換作業も容
易となり、使い勝手を良好なものにできるという利点も
得られる。
【0022】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
フィルタ取付手段は、上記フィルタと着脱自在な面ファ
スナテープである構成とすることができる。
【0023】このような構成によれば、フィルタと面フ
ァスナテープとの接着とその離脱とがいわゆるワンタッ
チで容易に行えるために、フィルタをこの面ファスナテ
ープを介して換気扇に取付ける作業が非常に簡単に行え
る。さらには、汚れたフィルタを他の新たなフィルタと
交換する場合において、上記汚れたフィルタを上記面フ
ァスナテープから剥離させる作業も非常に簡単に行える
こととなり、一層便利となる。
【0024】本願発明の好ましい他の実施の形態では、
上記フィルタ取付手段は、上記換気扇に取付けられる第
1の部材と、この第1の部材とは別体の第2の部材とか
らなり、かつこれら第1および第2の部材は、これら両
部材間に上記フィルタの端縁部を挟み込んで保持可能な
ように相互に着脱自在な構成とすることができる。この
場合、上記第1の部材は、その外面に凹溝部を有し、か
つ上記第2の部材は、上記凹溝部に嵌脱自在な弾性部材
である構成とすることができる。
【0025】このような構成によれば、上記第1の部材
と第2の部材との両者間にフィルタの端縁部を直接挟み
込んでこのフィルタを換気扇の前面部に沿わせて取付け
保持することができ、フィルタの取付けが簡単に行え
る。むろん、上記第1の部材と第2の部材とは互いに着
脱自在であるから、これら両部材の相互間からフィルタ
を取り外すことも容易に行うことができる。このように
上記第1の部材と第2の部材との両者間にフィルタの端
縁部を挟み込む手段によれば、面ファスナテープなどで
は取付けが困難なフィルタであっても、その取付けが行
えるという利点が得られる。
【0026】本願発明の好ましい他の実施の形態では、
上記フィルタ取付手段は、上記フィルタの端縁部に着脱
自在に取付けられるフィルタ用補助具に着脱自在なフィ
ルタ取付具である構成とすることができる。この場合、
上記フィルタ用補助具は、凹溝部を有する補助具本体
と、この凹溝部内に上記フィルタの端縁部を挟み込んで
保持可能なように上記凹溝部に嵌脱自在な入れ子とから
なり、かつ上記フィルタ取付具の外面には、上記フィル
タ用補助具に設けられている凸状または凹状の第1係合
部と係脱自在な第2係合部が設けられている構成とする
ことができる。
【0027】このような構成によれば、フィルタの端縁
部に予め取付けたフィルタ用補助具を、換気扇に取付け
たフィルタ取付具に取付けることにより、上記フィルタ
を換気扇へ取付けることができる。そして、上記フィル
タ取付具から上記フィルタ用補助具を取り外せば、上記
フィルタを換気扇から取り外すこともできる。この場合
においても、面ファスナーなどでは取付けが困難なフィ
ルタの取付けが適切に行える。
【0028】本願発明の好ましい他の実施の形態では、
上記フィルタ取付手段には、上記フィルタ吸込み防止部
材を取付けるための取付手段が設けられている構成とす
ることができる。
【0029】このような構成によれば、換気扇に取付け
られるフィルタ取付手段をフィルタ取付用途に利用する
だけではなく、このフィルタ取付手段をフィルタ吸込み
防止部材の取付け用途にも有効に活用することができ
る。したがって、フィルタ吸込み防止部材の取付けに必
要な部材または部品の数、あるいは取付けの手間を少な
くすることができる。
【0030】本願発明の好ましい他の実施の形態では、
上記フィルタ吸込み防止部材は、複数本の長細な帯状部
材またはバー状部材である構成とすることもできる。
【0031】このような構成によれば、フィルタ吸込み
防止部材の製造が非常に容易となり、換気扇用フィルタ
装着具全体の製作コストを一層低減し、しかもフィルタ
装着具全体を一層小サイズのものにできるという利点が
得られる。むろん、上記フィルタ吸込み防止部材が帯状
部材またはバー状部材であっても、このフィルタ吸込み
防止部材によってフィルタを適切にガイドすることがで
き、フィルタが換気扇の吸込み口に不当に吸い込まれる
ようなことを適切に防止し、または抑制することが可能
となる。また、フィルタ吸込み防止部材の長さが換気扇
のサイズに比較して長い場合には、このフィルタ吸込み
防止部材を適当に切断するだけで、換気扇のサイズに対
応させることも可能となる。
【0032】また、本願発明の好ましい他の実施の形態
では、上記フィルタ吸込み防止部材を複数本の長細な帯
状部材またはバー状部材とした場合において、上記フィ
ルタ吸込み防止部材は、その長手方向中央部を湾曲さ
せ、かつこの湾曲部が換気扇の前面部の手前前方に突出
したかたちでこのフィルタ吸込み防止部材を上記換気扇
の前面部に取付けできるように可撓性を有している構成
とすることもできる。
【0033】このような構成によれば、たとえば換気扇
の一部(たとえば回転羽根の軸部など)が換気扇の前面
部から突出するなどの理由により、換気扇の前面部がフ
ラットな状態でない場合であっても、上記フィルタ吸込
み防止部材の長手方向中央部を湾曲させて、この部分を
換気扇の前面部から突出させるようにすれば、このフィ
ルタ吸込み防止部材を換気扇の前面部の突出部分に干渉
させないようにして取付けることができることとなる。
その結果、換気扇の前面部がフラットでない場合であっ
ても、フィルタを上記フィルタ吸込み防止部材の前面に
沿わせて体裁良く、かつ適切に取付けることができると
いう効果が得られる。また、上記フィルタ吸込み防止部
材は、換気扇に取付け使用しない状態では、本来の長細
な帯状またはバー状の形態にしておくことができるか
ら、このフィルタ吸込み防止部材が不当に嵩張るような
ことはない。
【0034】さらに、本願発明の好ましい他の実施の形
態では、上記フィルタは、その縦横の幅方向の少なくと
もいずれかの方向に伸縮性を有している構成とすること
もできる。
【0035】このような構成によれば、上記フィルタを
フィルタ吸込み防止部材の前面に沿わせて取付ける場合
に、このフィルタをその縦幅方向あるいは横幅方向に伸
長させて、皺の無い、または皺の少ない状態に緊張させ
て取付けることができ、フィルタ取付状態の外観体裁を
一層良好なものにすることができる。また、このフィル
タをフィルタ吸込み防止部材の前面部に沿わせて換気扇
の前面部を覆う場合において、上記フィルタ吸込み防止
部材が設けられていない箇所において上記フィルタを伸
長させれば、このフィルタを換気扇の前面部の表面に略
密着するように沿わせることも可能となり、フィルタと
換気扇の前面部との相互間に大きな隙間が生じることも
防止できることとなる。その結果、フィルタと換気扇の
前面部との隙間から油汚れなどが進入する虞れを解消す
ることが可能となり、換気扇の汚れ防止を徹底すること
ができるという優れた効果も得られる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0037】図1は、本願発明に係る換気扇用フィルタ
装着具の第1の実施の形態を示す斜視図である。
【0038】この換気扇用フィルタ装着具は、換気扇4
の前面部4aに取付けるための複数本のフィルタ吸込み
防止部材1、矩形シート状のフィルタ2、および複数枚
の面ファスナテープ3などを具備して構成されている。
【0039】図2は、上記フィルタ吸込み防止部材1の
平面断面図てある。このフィルタ吸込み防止部材1は、
たとえばポリプロピレンなどの合成樹脂製であり、一定
厚みおよび一定幅を有する長細な帯状に形成されてい
る。このフィルタ吸込み防止部材1は、可撓性を有して
おり、たとえば図2の仮想線で示すように、このフィル
タ吸込み防止部材1の長手方向中央部1aを矢印a1方
向に大きく湾曲させることが可能である。
【0040】また、このフィルタ吸込み防止部材1の長
手方向の両端部1b,1bについては、折曲線10,1
0が付されており、この折曲線10,10を中心として
各両端部1b,1bを、矢印a2方向に折り曲げ自在で
ある。さらに、このフィルタ吸込み防止部材1の両端部
1b,1bの各片面には、粘着剤が塗着された粘着部1
1が設けられ、その表面に離型紙12が貼設されてい
る。
【0041】図1において、上記矩形シート状のフィル
タ2は、たとえば難燃性のガラス繊維製であり、上記フ
ィルタ吸込み防止部材1とは分離して準備されている。
このフィルタ2は、折り曲げ、折り畳みなどが自在とな
るように可撓性を有している他、その縦横の幅方向(矢
印b1,b2方向)に沿って伸縮性を有している。
【0042】図3は、上記面ファスナテープ3の断面図
である。この面ファスナテープ3は、片面に多数の鉤状
繊維を起立させたファスナ面3aを形成したものであ
り、このファスナ面3aには上記ガラス繊維製のフィル
タ2を着脱自在に接着可能である。また、この面ファス
ナテープ3の反対面には、粘着剤が塗着された粘着部3
0が設けられ、その表面に離型紙31が貼設されてい
る。
【0043】次に、上記構成の換気扇用フィルタ装着具
を用いた場合についての本願発明に係る換気扇へのフィ
ルタ装着方法の一例について説明する。
【0044】図4および図5は、換気扇へのフィルタ装
着方法の作業手順を示す斜視図である。図6は、フィル
タ装着が完了した状態の一例を示す斜視図である。図7
は、図6のX−X線断面図である。
【0045】まず、図4に示すように、換気扇4の前面
部4aに、たとえば3本のフィルタ吸込み防止部材1を
適当な間隔で取付ける。この場合、好ましくは、これら
フィルタ吸込み防止部材1を換気扇4の吸込み口40の
手前側に配置させる。また、上記フィルタ吸込み防止部
材1を換気扇4に取付けるための手段としては、図2に
おいて説明した離型紙12,12を剥離した後に、この
フィルタ吸込み防止部材1の両端部1b,1bの粘着部
11,11を上記換気扇4の前面部4aに接着させれば
よい。ただし、本願発明は、フィルタ吸込み防止部材1
の具体的な取付手段はこれに限定されない。本願発明で
は、必ずしもフィルタ吸込み防止部材1に粘着部11な
どを設けておく必要はなく、両面接着テープなどを用い
ることによって上記フィルタ吸込み防止部材1を換気扇
4に接着させてもよい。
【0046】さらに、上記フィルタ吸込み防止部材1を
取付ける場合には、このフィルタ吸込み防止部材1の長
手方向中央部1aを湾曲させておき、この長手方向中央
部1aが換気扇4の前面部4aから換気扇4の手前前面
側に突出させる。このようにフィルタ吸込み防止部材1
を湾曲させれば、たとえば換気扇4の吸込み口40内に
位置する回転羽根41の軸部42が、換気扇4の前面部
4aの手前側へ突出している場合であっても、この軸部
42を回避したかたちで上記フィルタ吸込み防止部材1
を取付けることができる。なお、上記フィルタ吸込み防
止部材1の両端部1b,1bは、折曲線10,10の位
置から折り曲げることができるため、これら両端部1
b,1bを換気扇4の前面部4aに適切に面接触させる
ことができ、換気扇4に対して適切に接着させておくこ
とができる。
【0047】なお、市販の換気扇4のサイズは各種一定
ではなく、その外形サイズにばらつきがあるが、上記フ
ィルタ吸込み防止部材1は、換気扇4の前面部4aに湾
曲させて取付けるものであるから、上記換気扇4のサイ
ズに多少のばらつきがあっても、これを理由として上記
フィルタ吸込み防止部材1の換気扇4に対する取付けが
困難になるといったことはない。また、フィルタ吸込み
防止部材1の全長は、このフィルタ吸込み防止部材1の
両端部を切断したり、あるいは長手方向中央部1aの湾
曲半径を多少増減させるなどして調整することも可能で
あるために、取付け対象となる換気扇4の種類を非常に
豊富にできることとなる。
【0048】一方、上記フィルタ吸込み防止部材1の取
付けの前後のいずれかの時期において、図4に示すよう
に、たとえば計四枚の面ファスナテープ3をそのファス
ナ面3aが外面となるように、換気扇4の左右の側面部
4b,4bに接着しておく。この面ファスナテープ3の
接着は、図3において説明した粘着部30を利用して行
うことができる。ただし、やはり本願発明はこれに限定
されず、粘着部30を有しない面ファスナテープ3を、
接着剤あるいは両面接着テープなどを用いて換気扇4に
接着させてもよい。
【0049】次いで、上記のようにして、フィルタ吸込
み防止部材1および面ファスナテープ3の取付けが終了
した後には、図5および図6に示すように、上記面ファ
スナテープ3にフィルタ2の左右両端縁部2a,2aを
接着させる。これによって、図7に示すように、上記フ
ィルタ2をフィルタ吸込み防止部材1の各前面に沿わせ
て、このフィルタ2によって換気扇4の前面部4aを覆
うことができる。
【0050】上記フィルタ2の取付けに際しては、この
フィルタ2のサイズが換気扇4のサイズと正確に一致し
ない場合がある。しかし、この場合には、上記フィルタ
2を切断したり、あるいは適当に折り畳むなどして、フ
ィルタ2を換気扇4のサイズに正確に一致させることが
可能である。したがって、やはり種々のサイズの換気扇
4に共通のフィルタ2を使用することが可能となり、多
数種類のフィルタ2を準備しておく必要を無くすことが
できる。
【0051】また、上記フィルタ2は、縦横の幅方向に
伸縮性を有しているために、このフィルタ2を伸長し、
緊張させた状態でフィルタ吸込み防止部材1に沿わせる
ことができる。したがって、上記フィルタ2を皺などの
少ない美麗な状態に仕上げることができる。また、フィ
ルタ2が換気扇4の吸込み口40に巻き込まれ易くなる
といったことも適切に防止し、または抑制できることと
なる。
【0052】さらに、上記フィルタ2を左右方向に伸長
させて取付ければ、図6に示すように、このフィルタ2
の上下両端縁部2b,2bを換気扇4の前面部4aに略
密着させることもできる。すなわち、フィルタ2に伸縮
性が無い場合には、たとえば図8に示すように、このフ
ィルタ2を湾曲状のフィルタ吸込み防止部材1に沿わせ
た場合に、このフィルタ2の上下両端縁部2b,2bと
換気扇4の前面部4aとの相互間には、隙間Hが発生し
てまう。ところが、上記フィルタ2に伸縮性があれば、
先の図6に示すように、上記隙間Hの無い状態に設定す
ることが可能となる。したがって、上記隙間Hから汚れ
た空気が換気扇4内に直接進入することを防止して換気
扇4の汚れ防止が適切に行え、より好ましいものとな
る。
【0053】さらに、上記のようにしてフィルタ2を装
着した状態で換気扇4を使用すると、上記フィルタ2が
汚れ、交換の必要が生じる。この場合には、上記フィル
タ2を面ファスナテープ3から剥離させてから、新たな
フィルタ2を元の面ファスナテープ3に接着させるだけ
でよい。フィルタ吸込み防止部材1や面ファスナテープ
3などをわざわざ交換する必要はない。また、上記面フ
ァスナテープ3へのフィルタ2の着脱はワンタッチで行
えるために、その作業性は非常に良好であり、フィルタ
2の交換作業が迅速に行える。しかも、作業者が無用に
手を汚すことも極力避けることができる。
【0054】図9は、本願発明に係る換気扇用フィルタ
装着具の第2の実施の形態を示す斜視図である(なお、
同図以降については、上述した第1の実施の形態と同一
部位は、同一符号で示す)。
【0055】同図に示す換気扇用フィルタ装着具は、フ
ィルタ2をフィルタ吸込み防止部材1に沿わせて取付け
るためのフィルタ取付手段として、第1の部材としての
フィルタ取付具本体3Aと、第2の部材としての押さえ
ゴム3Bとを用いたものである。
【0056】上記フィルタ取付具本体3Aは、たとえば
合成樹脂製であり、その全体の概略形状は細長な帯状ま
たはブロック状をなしている。このフィルタ取付具3A
の外面には、その長手方向に沿って一部が開口した断面
略円形状の凹溝部32が設けられている。これに対し、
上記押さえゴム3Bは、たとえば断面円形状または断面
中空円形状を有する一定長さのゴム製部材であり、その
断面形状は弾性変形可能である。この押さえゴム3B
は、上記フィルタ取付具本体3Aの凹溝部32内に嵌脱
自在であるが、上記押さえゴム3Bの直径は、上記凹溝
部32の開口幅よりも大きな寸法である。したがって、
上記凹溝部32内に押さえゴム3Bを圧縮させたかたち
で嵌入すると、その嵌入状態を保持させることができ
る。なお、本願発明では、この押さえゴム3Bに代え
て、他の弾性部材を用いることが可能である。
【0057】また、上記フィルタ取付具本体3Aの内側
面には、上記フィルタ吸込み防止部材1の端部1aを挿
入可能とする切欠状の凹部33が、所定間隔で上記フィ
ルタ吸込み防止部材1の本数と同数またはそれ以上の適
当数設けられている。
【0058】上記構成の換気扇用フィルタ装着具の使用
に際しては、図10に示すように、まず換気扇4の左右
の側面部4b,4bのそれぞれに上記フィルタ取付具本
体3Aを取付ける。この取付けは両面接着テープあるい
は接着剤などを用いて行えばよい他、上記フィルタ取付
具本体3Aの内側面に予め粘着部を設けておくことによ
り行ってもよい。次いで、上記フィルタ取付具本体3A
の内側面に設けられている各凹部33内には、フィルタ
吸込み防止部材1の端部1bを挿通し、これによってフ
ィルタ吸込み防止部材1を換気扇4の前面部4aに位置
するように取付ける。このようにフィルタ吸込み防止部
材1の取付けに際して上記フィルタ取付具本体3Aを利
用すれば、上記フィルタ吸込み防止部材1の取付け作業
が容易となる。
【0059】なお、本願発明は、フィルタ吸込み防止部
材1を換気扇4の前面部4aに取付けることが要件であ
るが、これはフィルタ吸込み防止部材1が換気扇4の前
面部4aの位置に配置されるように取付けられることを
意味するものであり、フィルタ吸込み防止部材1の端部
1aが換気扇4の側面部4bに接触して取付けられてい
てもかまわない。
【0060】また、上記フィルタ吸込み防止部材1の取
付けに際しては、その取付けを確実とするために、接着
テープなどを用いて上記フィルタ吸込み防止部材1の端
部1bを換気扇4または上記フィルタ取付具本体3Aの
いずれかに接着しても構わない。さらに、本願発明は、
上記フィルタ取付具本体3Aを利用してフィルタ吸込み
防止部材1を取付けることなく、たとえば先の図1〜図
7で説明した実施の形態の場合と同様な手段によってフ
ィルタ吸込み防止部材1を換気扇4の前面部4aに接着
してもよい。
【0061】次に、上記設定を終了した後には、フィル
タ2の左右両端縁部2a,2aを上記フィルタ取付具本
体3Aの外面に当接または対面させてから、このフィル
タ2の外面側から押さえゴム3Bをフィルタ取付具本体
3Aの凹溝部32へ嵌入する。これにより、図11に示
すように、上記フィルタ2の端縁部2aをフィルタ取付
具本体3Aと押さえゴム3Bとの両者によって挟み込む
ことができる。
【0062】上記フィルタ2の挟み込み位置は種々調整
可能であり、フィルタ2の任意の位置を挟み込むことが
可能である。したがって、フィルタ2をその幅方向に充
分に緊張させるように、このフィルタ2の両端縁部2
a,2aを上記フィルタ取付具本体3Aと押さえゴム3
Bとによって保持することができ、フィルタ2をフィル
タ吸込み防止部材1の表面に適切に沿わせて取付けるこ
とができる。
【0063】また、上記フィルタ2が汚れた場合には、
上記押さえゴム3Bを上記凹溝部32から取り外すこと
により、上記フィルタ2を取り外すことができ、フィル
タ2の交換作業も容易に行える。
【0064】なお、上記フィルタ取付具本体3Aには、
フィルタ吸込み防止部材1を取付けるための手段の一例
として、フィルタ吸込み防止部材1の端部1aを挿入可
能とする凹部33を設けたが、本願発明は上記フィルタ
取付具本体3Aにこれとは異なる手段を設けることによ
って、フィルタ吸込み防止部材1の取付けがフィルタ取
付具本体3Aを利用して行えるようにしてもよい。
【0065】また、本願発明は、フィルタ2の端縁部2
aを挟み込むための第1の部材と第2の部材の具体例と
しては、上述した構成のフィルタ取付具本体3Aと押さ
えゴム3Bとの組合せに限らない。本願発明では、上記
とは異なる種類の部材どうしを組み合わせてフィルタ2
の端縁部2aを挟み込むようにしても構わない。
【0066】図12は、本願発明に係る換気扇用フィル
タ装着具の第3の実施の形態を示す斜視図である。
【0067】この換気扇用フィルタ装着具は、上記第1
および第2の実施の形態とは異なった構成のフィルタ取
付具3Cと、フィルタ2の端縁部2aに取付けられるフ
ィルタ用補助具5とを用いたものである。
【0068】上記フィルタ用補助具5は、補助具本体5
Aと入れ子5Bとから構成されている。この補助具本体
5Aは、偏平なプレート状に形成された合成樹脂製であ
り、その長手方向には細長な凹溝部50が一連に設けら
れている。上記入れ子5Bは、上記補助具本体5Aの凹
溝部50内に嵌脱自在な薄板状に形成されたものであ
る。このフィルタ用補助具5は、たとえば図13に示す
ように、補助具本体5Aの凹溝部50内にフィルタ2の
端縁部2aを挟み込むように入れ子5Bを嵌入すること
により、このフィルタ2の端縁部2aに対して着脱自在
に取付けることができる。また、上記補助具本体5Aの
一側面には、係合用突起(第1係合部に相当)51がこ
の補助具本体5Aの長手方向に沿って一連に形成されて
いる。
【0069】上記フィルタ取付具3Cは、上記図9で説
明した第2の実施の形態におけるフィルタ取付具本体3
Aと略同様な構成を有しており、たとえばその全体の概
略形状は細長な帯状またはブロック状をなしている。そ
して、その内側面には、フィルタ吸込み防止部材1の端
部1aを挿入するための切欠状の凹部33が適宜数設け
られている他、その外側面には、このフィルタ取付具3
Cの長手方向に沿う凹溝部35が設けられている。ただ
し、この凹溝部35は、上記補助具本体5Aに設けられ
た係合用突起51と係脱自在な第2係合部に相当するも
のであり、上記係合用突起51を係入可能とする断面矩
形状に形成されている。なお、本願発明では、このよう
な構成とは逆に、フィルタ用補助具5に凹状の第1係合
部を設け、かつフィルタ取付具3Cにこの第1係合部と
係脱自在な凸状の第2係合部を設ける構成としてもよ
い。
【0070】上記構成の換気扇用フィルタ装着具では、
図14に示すように、まず換気扇4の左右の側面部4
b,4bのそれぞれに上記フィルタ取付具3Cを取付け
る。次いで、このフィルタ取付具3Cの凹部33にフィ
ルタ吸込み防止部材1の端部1aを挿入するなどして、
フィルタ吸込み防止部材1を換気扇4の前面部4aに配
置させて取付ける。一方、図13において説明した方法
により、フィルタ2の両端縁部2a,2aのそれぞれに
はフィルタ用補助具5を取付けておく。フィルタ2のサ
イズが換気扇4よりも大きい場合には、このフィルタ2
を切断する他、このフィルタ2を切断することなく、こ
のフィルタ2に取付けられるフィルタ用補助具5の位置
を調整することによっても実質的にフィルタ2のサイズ
を換気扇4に対応させることが可能である。
【0071】したがって、上記フィルタ2の両端縁部2
a,2aに取付けられているフィルタ用補助具5の係合
用突起51を上記フィルタ取付具3Cの凹溝部35に係
入させれば、上記フィルタ2をその横幅方向に緊張させ
た状態でフィルタ吸込み防止部材1の表面に沿って取付
けることができる。上記フィルタ用補助具5は、換気扇
4に取付けられたフィルタ取付具3Cに対して着脱自在
であるから、やはりフィルタ2の交換が容易に行える。
また、フィルタ2に対するフィルタ用補助具5の着脱も
自在であるから、同一のフィルタ用補助具5を新たなフ
ィルタ2に対して繰り返して使用することができる。
【0072】なお、本願発明は必ずしも上述した実施の
形態に限定されない。本願発明では、たとえば換気扇4
の前面部4aから回転羽根41の軸部42が突出してい
ないような場合には、上記フィルタ吸込み防止部材1を
湾曲させることなく、フラットなまま換気扇4に取付け
てもよい。
【0073】また、フィルタ吸込み防止部材1として
は、上述した帯状形状のものに限定されず、それよりも
細幅なたとえばバー状のものであってもよく、このよう
なものであっても上記帯状のフィルタ吸込み防止部材と
同様な効果が得られる。ただし、本願発明は、フィルタ
吸込み防止部材は、バー状あるいは帯状のものに限定さ
れず、たとえば金網状、格子状などに形成されたもので
あってもよい。また、予め帯状部材やバー状部材を湾曲
させた形態に形成されたものであってもよい。
【0074】さらに、本願発明では、フィルタ2は、ガ
ラス繊維製のものに限らず、たとえば不織布製などのも
のでもよく、その具体的な材質は問わない。また、フィ
ルタ取付手段としても、上述した面ファスナテープやフ
ィルタ取付具などに限定されず、これら以外の取付手段
を採用しても構わない。
【0075】その他、本願発明に係る換気扇用フィルタ
装着具の各構成部材の具体的な構成は種々に設計変更自
在である。また、本願発明に係る換気扇へのフィルタ装
着方法の各工程の内容も種々に変更自在である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る換気扇用フィルタ装着具の第1
の実施の形態を示す斜視図。
【図2】フィルタ吸込み防止部材の一例を示す平面断面
図。
【図3】フィルタ取付手段としての面ファスナテープの
一例を示す断面図。
【図4】換気扇へのフィルタ装着方法の作業手順を示す
斜視図。
【図5】換気扇へのフィルタ装着方法の作業手順を示す
斜視図。
【図6】フィルタ装着が完了した状態の一例を示す斜視
図。
【図7】図6のX−X線断面図。
【図8】伸縮性のフィルタを用いない場合の一例を示す
斜視図。
【図9】本願発明に係る換気扇用フィルタ装着具の第2
の実施の形態を示す斜視図。
【図10】換気扇にフィルタを装着する手順を示す平面
断面図。
【図11】換気扇へのフィルタ装着が完了した状態の一
例を示す要部平面断面図。
【図12】本願発明に係る換気扇用フィルタ装着具の第
3の実施の形態を示す斜視図。
【図13】フィルタの端部にフィルタ用補助具を取付け
た状態を示す要部断面図。
【図14】換気扇にフィルタを装着する手順を示す平面
断面図。
【図15】従来の換気扇へのフィルタ装着方法の一例を
示す斜視図。
【符号の説明】
1 フィルタ吸込み防止部材 2 フィルタ 2a 端縁部(フィルタの) 3 面ファスナテープ 3A フィルタ取付具本体(第1の部材) 3B 押さえゴム(第2の部材) 3C フィルタ取付具 4 換気扇 4a 前面部 5 フィルタ用補助具 5A 補助具本体 5B 入れ子 32 凹溝部 33 凹部 35 凹溝部(第2係合部) 50 凹溝部 51 係合用突起(第1係合部)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気扇の前面部に取付けられるフィルタ
    吸込み防止部材と、 このフィルタ吸込み防止部材とは分離して準備された可
    撓性を有するシート状のフィルタと、 このフィルタを上記フィルタ吸込み防止部材の前面に沿
    わせて取付け保持できるように、上記換気扇に取付けら
    れて上記フィルタの取付け保持を行うためのフィルタ取
    付手段と、 を具備していることを特徴とする、換気扇用フィルタ装
    着具。
  2. 【請求項2】 可撓性を有するシート状のフィルタを換
    気扇に装着するための換気扇用フィルタ装着具であっ
    て、 上記フィルタとは分離して準備され、かつ換気扇の前面
    部に取付けられるフィルタ吸込み防止部材と、 このフィルタ吸込み防止部材の前面に沿わせて上記フィ
    ルタを取付け保持できるように、上記換気扇に取付けら
    れて上記フィルタの取付け保持を行うためのフィルタ取
    付手段と、 を具備していることを特徴とする換気扇用フィルタ装着
    具。
  3. 【請求項3】 上記フィルタ取付手段は、上記フィルタ
    と着脱自在な面ファスナテープである、請求項1または
    2に記載の換気扇用フィルタ装着具。
  4. 【請求項4】 上記フィルタ取付手段は、上記換気扇に
    取付けられる第1の部材と、この第1の部材とは別体の
    第2の部材とからなり、かつこれら第1および第2の部
    材は、これら両部材間に上記フィルタの端縁部を挟み込
    んで保持可能なように相互に着脱自在である、請求項1
    または2に記載の換気扇用フィルタ装着具。
  5. 【請求項5】 上記第1の部材は、その外面に凹溝部を
    有しており、かつ上記第2の部材は、上記凹溝部に嵌脱
    自在な弾性部材である、請求項4に記載の換気扇用フィ
    ルタ装着具。
  6. 【請求項6】 上記フィルタ取付手段は、上記フィルタ
    の端縁部に着脱自在に取付けられるフィルタ用補助具に
    着脱自在なフィルタ取付具である、請求項1または2に
    記載の換気扇用フィルタ装着具。
  7. 【請求項7】 上記フィルタ用補助具は、凹溝部を有す
    る補助具本体と、この凹溝部内に上記フィルタの端縁部
    を挟み込んで保持可能なように上記凹溝部に嵌脱自在な
    入れ子とからなり、かつ、 上記フィルタ取付具の外面には、上記フィルタ用補助具
    に設けられている凸状または凹状の第1係合部と係脱自
    在な第2係合部が設けられている、請求項6に記載の換
    気扇用フィルタ装着具。
  8. 【請求項8】 上記フィルタ取付手段には、上記フィル
    タ吸込み防止部材を取付けるための取付手段が設けられ
    ている、請求項1ないし7のいずれかに記載の換気扇用
    フィルタ装着具。
  9. 【請求項9】 上記フィルタ吸込み防止部材は、複数本
    の長細な帯状部材またはバー状部材である、請求項1な
    いし8のいずれかに記載の換気扇用フィルタ装着具。
  10. 【請求項10】 上記フィルタ吸込み防止部材は、その
    長手方向中央部を湾曲させ、かつこの湾曲部が換気扇の
    前面部の手前前方に突出したかたちでこのフィルタ吸込
    み防止部材を上記換気扇の前面部に取付けできるよう
    に、可撓性を有している請求項9に記載の換気扇用フィ
    ルタ装着具。
  11. 【請求項11】 上記フィルタは、その縦横の幅方向の
    少なくともいずれかの方向に伸縮性を有している、請求
    項1ないし10のいずれかに記載の換気扇用フィルタ装
    着具。
  12. 【請求項12】 換気扇にフィルタを装着するための換
    気扇へのフィルタ装着方法であって、 換気扇の前面部にフィルタ吸込み防止部材を取付ける工
    程と、 上記換気扇にフィルタ取付手段を取付ける工程と、 上記フィルタ吸込み防止部材とは分離して準備された可
    撓性を有するシート状フィルタを、上記フィルタ吸込み
    防止部材の前面に沿わせてから上記フィルタ取付手段に
    取付け保持させる工程と、 を有することを特徴とする、換気扇へのフィルタ装着方
    法。
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