JP6662968B2 - ファン取付用アタッチメント及び簡易作業服 - Google Patents

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本発明は、使い捨て防護服などの簡易作業服に電動ファンを取り付けるためのファン取付用アタッチメント及び簡易作業服に関するものである。
従来から、電動ファンを備え、その作動により外気を衣服本体の内側に取り込むことによって身体の冷却を図るように構成された、空調衣服と称する作業服が知られている(例えば特許文献1)。空調衣服は、高温環境の室内外で作業を行う作業者の体温上昇を抑制することができ、夏季の熱中症対策としても有効である。
特許第6191028号公報
ところで、作業服の一種とし使い捨て防護服などの簡易作業服が知られている。簡易作業服は、不織布など安価で弱い素材で構成された作業服であり、一度又は数度の使用で廃棄することを前提とした作業服である。簡易作業服は、その構造上、電動ファンを取り付けることはそもそも想定されていない。しかし、高温の環境下での作業に使用するような場合には、簡易作業服についても、電動ファンを取り付けて作業を行える方が熱中症対策などの観点から望ましい。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであって、簡易作業服についても、簡単に電動ファンを取り付け得るようにする技術を提供することを目的としている。
本発明の一局面に係るアタッチメントは、ブレード及びこれを駆動する駆動部を備えかつ外周に鍔部を備えたファン本体部と、このファン本体部の外周面上に係止され、前記鍔部と共に被取付物を挟持するリング部材とを備えた電動ファンを、不織布からなる衣服本体を有する簡易作業服に取り付けるためのアタッチメントであって、前記ファン本体部のうち前記鍔部以外の部分を挿入可能な孔部を有する偏平かつ平面視で環状を成し、前記不織布よりも強度の高いシート状の発泡体からなる第1層部と、前記第1層部の片面に形成され、前記衣服本体に貼着可能な粘着層からなる第2層部と、を含み、前記第2層部の表面に、剥離可能な保護シートが貼着されているものである。
上記アタッチメントによれば、不織布などの比較的弱い生地で構成された衣服本体のうち、所望の場所をアタッチメントによって簡単に補強でき、その補強された部分に電動ファンを取り付けることができる。そのため、簡易作業服に対して簡単に、しかも安定的に電動ファンを取り付けることが可能となる。
なお、上記アタッチメントは、全周に亘って少なくとも前記鍔部の幅寸法と同等以上の幅寸法を有するのが好適である。
この構成によれば、ファン本体部の鍔部とリング部材との間に、より確実にアタッチメントと衣服本体とを挟み込むことが可能となる。そのため、簡易作業服に対してより安定的に電動ファンを取り付けることが可能となる。
一方、本発明の一の局面に係る簡易作業服は、不織布からなる衣服本体と、この衣服本体の所定位置であって当該衣服本体の外面又は内面の少なくとも一方の面に取り付けられた補強部材と、を備えた簡易作業服であって、前記補強部材は、電動ファンを挿入可能な孔部を有する偏平かつ平面視で環状を成し、前記不織布よりも強度の高いシート状の発泡体からなるものである。
より具体的には、前記電動ファンは、ブレード及びこれを駆動する駆動部を備えかつ外周に鍔部を備えたファン本体部と、このファン本体部の外周面上に係止され、前記鍔部と共に被取付物を挟持するリング部材とを備えた構成を有するものであって、前記補強部材の孔部は、前記ファン本体部のうち前記鍔部以外の部分が挿入されることを許容する大きさを有するものである。
上記簡易作業服によれば、必要に応じて、簡単に電動ファンを簡易作業服に取り付けることが可能となる。
なお、上記の簡易作業服において、上記補強部材は、その全周に亘って少なくとも前記鍔部の幅寸法と同等以上の幅寸法を有するのが好適である。
この構成によれば、ファン本体部の鍔部とリング部材との間に、より確実に補強部材と衣服本体とを挟み込むことが可能となる。そのため、簡易作業服に対してより安定的に電動ファンを取り付けることが可能となる。
上記の簡易作業服において、前記衣服本体は、着用者の上半身又は略全身を覆う形状を有し、前記補強部材は、前記衣服本体のうち腰に対応する位置の左右2箇所に設けられているのが好適である。
この構成によれば、左右2箇所に電動ファンを取り付けることが可能となり、着用者の体全体に対して、その左右両側から効率良く外気を取り込むことが可能とる。
上記の簡易作業服において、前記補強部材は、前記衣服本体に貼付けられているのが好適である。
この構成によれば、衣服本体への補強部材の取り付け作業が簡素化されるため、補強部材を備える簡易作業服の生産性が向上する。
上記の各態様に係る本発明によれば、簡易作業服に対して、簡単に電動ファンを取り付けることが可能となる。
本発明に係るファン取付用アタッチメントの図であり、(a)は、アタッチメントの平面図であり、(b)は、アタッチメントの断面図((a)のI−I線断面図)である。 使い捨て防護服の背面図である。 前記ファン取付用アタッチメントを用いた電動ファンの取付方法を説明するための使い捨て防護服の断面図(図2のII―II線断面に相当する図)であり、(a)は、ファン取付用アタッチメントを防護服に貼付けた状態の図であり、(b)は、防護服(衣服本体)を切開してファン取付用の貫通孔を形成した状態の図である。 前記ファン取付用アタッチメントを用いた電動ファンの取付方法を説明するための使い捨て防護服の断面図(図2のII―II線断面に相当する図)であり、(a)は、ファン取付前の図であり、(b)は、ファン取付後の図である。 電動ファンが取り付けられた状態の使い捨て防護服の背面図である。 変形例に係るファン取付用アタッチメントの平面図である。 本発明に係る簡易作業服である使い捨て防護服を示す背面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
[ファン取付用アタッチメントの構成]
図1は、本発明に係るファン取付用アタッチメントの図であり、(a)は平面図で、(b)は断面図((a)のI−I線断面図)でそれぞれファン取付用アタッチメントを示しており、図2は、当該ファン取付用アタッチメントが使用される簡易作業服の一例である使い捨て防護服の背面図である。
使い捨て防護服10(以下、防護服10と略す)は、一度又は数度の使用で廃棄することを前提とした簡易かつ安価な作業服であり、例えば汚れやホコリの激しい作業現場、塗装作業、或いは清掃作業に用いられるものである。ファン取付用アタッチメント1(以下、アタッチメント1と略す)は、この使い捨て防護服10に、後記電動ファン20を取り付けるための補強用の部材である。
図2に示す防護服10は、着用者の上半身を覆う長袖の概ね作業服の構造を有した衣服本体12を有する。衣服本体12は、例えばポリプロピレン(PP)等の化学繊維からなる不織布で形成されており、前面部、袖部及びフード部などの特定箇所には、例えばポリエチレン(PE)の表面コート処理が施されている。このような防護服10は、家庭の可燃物ゴミとして廃棄可能なものである。
アタッチメント1は、上記衣服本体12の所望の位置に貼り付けることにより、その部分を補強して、電動ファン20の取り付けを可能にするものである。アタッチメント1は、図1(a)、(b)に示すように、中心に電動ファン20を挿入するための孔部3を有した偏平、かつ平面視で円環状(ドーナッツ型)に形成されている。
孔部3の直径Dは、電動ファン20の後記ファン本体部21(鍔部24aを除く)の外径と同等(又は若干大きい値)に設定されており、アタッチメント1の幅W1(アタッチメント1の外径から孔部3の直径Dを差し引いた寸法)は、少なくとも電動ファン20の後記鍔部24a、22aの幅W2、W3と同等以上の値に設定されている。
アタッチメント1は、PE、PP、或いはエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)等、樹脂材料からなるシート体で形成された第1層部2aと、この第1層部2aの片面に形成された粘着層からなる第2層部2bとを有している。アタッチメント1のうち、第2層部2bの表面(反第1層部2a側の表面)には、例えばPEからなる保護シート6が剥離可能に貼着されている。第2層部2b及び保護シート6はいわゆる両面テープで構成することができ、その場合、芯となる基材がない「基材レス」或いは「ベースレス」と称される両面テープを適用することもできる。なお、アタッチメント1の第1層部2aを形成するシート体は、PE等の樹脂材料に限定されるものではないが、低伸縮性で若干の弾力性を有し、衣服本体12よりも強度(引張り強度)の高いものであるのが望ましい。このようなアタッチメント1は、家庭の可燃物ごみとして廃棄可能なものである。
[電動ファンの取付方法]
次に、上記アタッチメント1を用いて上記防護服10に電動ファン20を取り付ける方法について、図3及び図4を参照しつつ説明する。
まず、防護服10と、電動ファン20と、アタッチメント1とを準備し、防護服10(衣服本体12)のうち、電動ファン20(以下、ファン20と略す)を取り付ける所望の位置にアタッチメント1を貼付ける。例えば図2(仮想線)で示すように、衣服本体12のうち、腰に対応する位置の左右2箇所にアタッチメント1を貼付ける(アタッチメント貼付工程)。
この場合、アタッチメント1から保護シート4を剥がし、粘着層からなる第2層部2bを介してアタッチメント体を衣服本体12に押し付けるだけで、アタッチメント1を容易に衣服本体12に貼付けることができる。
アタッチメント1は、衣服本体12の外面又は内面の少なくとも一方の面に貼付ければ良いが、当例では、図3(a)に示すように、衣服本体12の外面にのみアタッチメント1を貼付けるものとする。なお、衣服本体12の外面及び内面の両方にアタッチメント1を貼付ける場合には、両アタッチメント1の孔部3の位置を合わせて貼付ける。
次に、衣服本体12のうち、アタッチメント1の内側の領域を切開することにより、図3(b)に示すように、当該衣服本体12に、アタッチメント1の孔部3と同じ大きさの貫通孔14を形成する(孔形成工程)。この場合、アタッチメント1の孔部3の内縁に沿ってカッターやハサミで衣服本体12を切り取ることで、容易にアタッチメント1の孔部3と同じ大きさの貫通孔14を形成することできる。
次に、アタッチメント1の孔部3及び前記貫通孔14に電動ファン20を挿入し、当該ファン20を衣服本体12に取り付ける。
ここで、ファン20は、図4(a)に示すように、円柱状のファン本体部21と、このファン本体部21に着脱自在に外嵌(装着)される円筒状のリング部材22とを備えて構成されている。ファン本体部21は、ブレード26と、これを駆動するためのモータを含む駆動部28と、ブレード26及び駆動部28が収容される多孔質の樹脂製のケース24とを備えており、ブレード26が回転することより外気を取り込むように構成されている。ケース24の一端には、鍔部24aが形成されており、リング部材22の一端には、鍔部24aに対向する鍔部22aが形成されている。ファン本体部21(ケース24)の鍔部24aの幅W2と、リング部材22の鍔部22aの幅W2とは、当例では両鍔部22a、24aの外周面が面一になるように設定されている。
衣服本体12へのファン20の取り付けは、図4(a)、(b)に示すように、ファン本体部21を、衣服本体12の外側からアタッチメント1の孔部3及び衣服本体2の貫通孔14に挿入し、このファン本体部21に対して衣服本体2の内側からリング部材22を外嵌(装着)させる。これにより、図5に示すように、ファン20を衣服本体12に取り付ける(ファン組付工程)。つまり、アタッチメント1の孔部3の直径Dは、上述した通り、ファン本体部21(鍔部24a除く)の外径と同等(又は若干大きい)に設定されており、アタッチメント1の両側からファン本体部21とリング部材22とを合体させると、リング部材22の鍔部22aとファン本体部21の鍔部24aとによってアタッチメント1(孔部3の周縁部)及び衣服本体12(貫通孔14の周縁部)が一体に挟み込まれ、これによりファン20が衣服本体12に保持されることとなる。
なお、ファン本体部21のケース24には、リング部材22を係脱可能に係止することが可能な図外のフック部が設けられている。このフック部によりケース24がファン本体部21に係止されることで、衣服本体12へのファン20の取り付け状態が維持される。従って、防護服10を廃棄する際には、フック部によるケース24の係止状態を解除し、ファン本体部21とリング部材22とを分離させることによって、防護服10からファン20を取り外すことが可能となる。
[作用効果等]
上記アタッチメント1によれば、不織布で構成された防護服10(衣服本体12)に貼付けることで衣服本体12を補強でき、さらに衣服本体12のうちアタッチメント1の孔部3に対応する部分を切開して貫通孔14を形成すれば、当該貫通孔14を通じて容易にファン20を衣服本体12に取り付けることができる。特に、アタッチメント1の孔部3の直径Dは、ファン本体部21(鍔部24aを除く)の外径と同等(又は若干大きい)に設定されているので、衣服本体12にファン取付用の孔部(貫通孔14)を形成する場合には、上記のようにアタッチメント1の孔部3の縁部に沿って衣服本体12を切り取るだけで、最適なファン取付用の孔部(貫通孔14)を速やかに形成することができる。
従って、上記アタッチメント1によれば、防護服10に対して簡単な作業で、しかも安定的にファン20を取り付けることが可能となる。
また、上記アタッチメント1によれば、その幅W1が、少なくとも電動ファン20の鍔部24a、22aの幅W2、W3と同等以上の値に設定されているので、ファン20の前記鍔部22a、24aの間に確実にアタッチメント1と衣服本体12とを挟み込むことができる。そのため、上記アタッチメント1によれば、防護服10に対してより安定的にファン20を取り付けることができる。
また、上記アタッチメント1によれば、防護服10の所望の位置に貼付けることができるので、着用者がファン20の取付位置や数を自由に選定できるという利点もある。
[変形例等]
上述したアタッチメント1及びこのアタッチメント1を用いた防護服10へのファン20の取り付け方法は、本発明のファン取付用アタッチメントおよびファン取付方法の好ましい実施形態の例示であって、ファン取付用アタッチメントの具体的な構成や具体的なファン取付方法は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、アタッチメント1は平面視で円環状の形状であるが、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、アタッチメント1は平面視で正方形(矩形)であってもよい。アタッチメント1は、ファン本体部21の鍔部24aとリング部材22との間に確実に挟み込まれれば良いので、全周に亘って少なくとも前記鍔部24aの幅W2と同等以上の幅W1を有するものであれば、その輪郭となる形状は、ファン20の形状等に応じて所望の形状を選定することができる。但し、アタッチメント1の輪郭は、そのコーナ部分によって衣服本体12が損傷することを抑制するために、全周に亘って丸味を帯びた形状であるのが望ましい(図6参照)。同様に、アタッチメント1の孔部3の形状も、円形に限定されるものではなく、例えばファン20(ファン本体部21)の断面形状が矩形である場合には、その断面形状に対応した形状としてもよい。
また、上記実施形態では言及していないが、アタッチメント1は、第1層部2aの表面(反第2層部2b側の表面)に滑り止めを備えるものであってもよい。滑り止めの例示としては、第1層部2aの表面にゴム等からなる薄い滑り止め層を設ける、或いは第1層部2aの表面自体にエンボス加工を施すことが考えられる。このような構成によれば、アタッチメント1に対するファン20の位置ずれが効果的に抑制されるため、防護服10に取り付けられたファン20の位置安定性が向上する。
また、アタッチメント1の第1層部2aは、PE、PP、或いはエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)等からなるシート状の発泡体で形成されていてもよい。この構成によれば、アタッチメント1の全体が適度の弾性を有し、ファン20の前記鍔部22a、24aに挟み込まれた時に圧縮変形するため、防護服10に対するファン20の位置安定性が向上する。
また、上記実施形態では、防護服10(衣服本体12)は、着用者の上半身を覆う構造を有したものであるが、勿論、アタッチメント1は、着用者の全身を覆う、いわゆるつなぎタイプの作業服の構造を有するものにも適用可能である。
[本発明に係る簡易作業服の構成]
図7は、本発明に係る簡易作業服の一例である使い捨て防護服の背面図である。
この図に示す防護服30も、図2の防護服10と同様に、汚れやホコリの激しい作業現場、塗装作業、或いは清掃作業に用いられるものである。
防護服30は、着用者の全身を覆う、つなぎタイプの作業服の構造を有した衣服本体32と、上記ファン20を後付けするたに、当該衣服本体32に取り付けられた補強部材34と備えている。
衣服本体32は、図2の防護服10(衣服本体12)と同様に、例えばポリプロピレン(PP)等の化学繊維からなる不織布で形成されており、前面部、袖部及びフード部などの特定箇所には、例えばポリエチレン(PE)の表面コート処理が施されている。
補強部材34は、衣服本体12の外面のうち、腰に対応する位置の左右2箇所に取り付けられている。補強部材34は、図1のアタッチメント1と同一のものである。すなわち、図示を省略するが、補強部材34は、中心に電動ファン20を挿入するための孔部3を有した偏平かつ平面視で円環状(ドーナッツ型)に形成されており、PE、PP、或いはエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)等、樹脂材料からなるシート体で形成された第1層部2aと、この第1層部2aの片面に形成された粘着層からなる第2層部2bとを有している。そして、第2層部2bを介して、衣服本体12の外面のうち、腰に対応する位置の左右2箇所に貼付けられている。このような防護服30は、家庭の可燃物ごみとして廃棄可能なものである。
要するに、図7に示す防護服30は、ファン20を取り付けるための上記アタッチメント1と同一構造を有する補強部材34が予め衣服本体12に取り付けられたものである。
このような防護服30によれば、必要に応じて、上述した取付方法(図3、図4参照)に準じてファン20を取り付けることができる。すなわち、衣服本体32のうち、補強部材34の内側の領域を切開することにより、補強部材34の孔部3と同じ大きさの貫通孔14を形成し(孔形成工程)、その後、ファン本体部21を、衣服本体12の外側から補強部材34の孔部3及び衣服本体2の貫通孔14に挿入し、このファン本体部21に対して衣服本体32の内側からリング部材22を外嵌(装着)させる(ファン組付工程)。これにより、ファン20を衣服本体32(防護服30)に取り付けることができる。従って、この防護服30によれば、着用者の必要に応じて、簡単な作業でファン20を安定的に防護服30に取り付けることが可能となる。
なお、図7の例では、防護服30は、衣服本体32の外面にだけ補強部材34が取り付けられた構造であるが、衣服本体32の内面にだけ、又は衣服本体32の内面及び外面の双方に補強部材34が取り付けられた構造を採用することもできる。
また、図7の例では、補強部材34は、図1のアタッチメント1と同一のものであり、衣服本体32に貼付けられている。しかし、補強部材34は、貼付け以外の取り付け方法、例えば縫着によって取り付けられていてもよい。この場合には、粘着層である第2層部2bを省略するようにしてもよい。
なお、補強部材34は、上記の通り図1のアタッチメント1と同等の構成を有するものであるから、上記[変形例等]の項で説明したアタッチメント1の構成は、図7の防護服30の補強部材34の構成としても採用することが可能である。
1 アタッチメント
2a 第1層部
2b 第2層部
3 孔部
4 保護シート
10 防護服(簡易作業服)
20 電動ファン
21 ファン本体部
22 リング部材

Claims (7)

  1. ブレード及びこれを駆動する駆動部を備えかつ外周に鍔部を備えたファン本体部と、このファン本体部の外周面上に係止され、前記鍔部と共に被取付物を挟持するリング部材とを備えた電動ファンを、不織布からなる衣服本体を有する簡易作業服に取り付けるためのアタッチメントであって、
    前記ファン本体部のうち前記鍔部以外の部分を挿入可能な孔部を有する偏平かつ平面視で環状を成し、前記不織布よりも強度の高いシート状の発泡体からなる第1層部と、
    前記第1層部の片面に形成され、前記衣服本体に貼着可能な粘着層からなる第2層部と、を含み、
    前記第2層部の表面に、剥離可能な保護シートが貼着されている、ことを特徴とするファン取付用アタッチメント。
  2. 請求項1に記載のファン取付用アタッチメントにおいて、
    全周に亘って少なくとも前記鍔部の幅寸法と同等以上の幅寸法を有する、ことを特徴とするファン取付用アタッチメント。
  3. 不織布からなる衣服本体と、
    この衣服本体の所定位置であって当該衣服本体の外面又は内面の少なくとも一方の面に取り付けられた補強部材と、を備えた簡易作業服であって、
    前記補強部材は、電動ファンを挿入可能な孔部を有する偏平かつ平面視で環状を成し、前記不織布よりも強度の高いシート状の発泡体からなることを特徴とする簡易作業服。
  4. 請求項に記載の簡易作業服において、
    前記電動ファンは、ブレード及びこれを駆動する駆動部を備えかつ外周に鍔部を備えたファン本体部と、このファン本体部の外周面上に係止され、前記鍔部と共に被取付物を挟持するリング部材とを備えた構成を有するものであって、
    前記補強部材の孔部は、前記ファン本体部のうち前記鍔部以外の部分が挿入されることを許容する大きさを有する、ことを特徴とする簡易作業服。
  5. 請求項に記載の簡易作業服において、
    前記補強部材は、その全周に亘って少なくとも前記鍔部の幅寸法と同等以上の幅寸法を有する、ことを特徴とする簡易作業服。
  6. 請求項乃至の何れか一項に記載の簡易作業服において、
    前記衣服本体は、着用者の上半身又は略全身を覆う形状を有し、
    前記補強部材は、前記衣服本体のうち腰に対応する位置の左右2箇所に設けられている、ことを特徴とする簡易作業服。
  7. 請求項乃至の何れか一項に記載の簡易作業服において、
    前記補強部材は、前記衣服本体に貼付けられている、ことを特徴とする簡易作業服。
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