JPH0975564A - レーザー加工機能付きミシンによる加工方法 - Google Patents

レーザー加工機能付きミシンによる加工方法

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JPH0975564A
JPH0975564A JP23285095A JP23285095A JPH0975564A JP H0975564 A JPH0975564 A JP H0975564A JP 23285095 A JP23285095 A JP 23285095A JP 23285095 A JP23285095 A JP 23285095A JP H0975564 A JPH0975564 A JP H0975564A
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JP
Japan
Prior art keywords
sewing machine
laser
head
sewing
laser beam
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23285095A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Tajima
郁夫 田島
Takashi Shibata
高士 柴田
Hitoshi Koyake
等 小宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd filed Critical Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重ね合わされた布や皮革などの被加工物を縫
製することなく確実に接着する。 【解決手段】 レーザー加工機能付きミシンによる加工
方法であって、保持枠に保持された第一の被加工物(基
材50)の上に第二の被加工物(シート52)を載せ、
第二の被加工物の表面にレーザーヘッドからレーザービ
ームを照射して加熱し、第一の被加工物と第二の被加工
物とを溶着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製に加えてレー
ザービームによる裁断などの加工が可能なレーザー加工
機能付きミシンによる加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでのレーザー加工は、レーザービ
ームの照射によって被加工物を裁断したり、皮革などの
被加工物の表面を焦がして模様付けを行ったりしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、重ね合わされた被加工物をレーザービームの照射に
よる加熱で溶着させることにより、重ね合わされた被加
工物を縫製することなく確実に接着することである。本
発明の第2の目的は、レーザービームの照射により縫い
針の挿通可能な孔をあけることにより、通常は縫い針が
通らないことから縫製不能とされている材質の被加工物
の縫製を可能とすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、レーザー
加工機能付きミシンによる加工方法であって、保持枠に
保持された第一の被加工物の上に第二の被加工物を載
せ、第二の被加工物の表面にレーザーヘッドからレーザ
ービームを照射して加熱し、第一の被加工物と第二の被
加工物とを溶着することを特徴とする。このように両被
加工物を溶着することにより、相互を確実に接着させる
ことができる。
【0005】第2の発明は、レーザー加工機能付きミシ
ンによる加工方法であって、保持枠に保持された第一の
被加工物の上に第二の被加工物を載せ、第二の被加工物
にレーザーヘッドからレーザービームを照射することに
より、ミシンヘッドの縫い針が挿通可能な孔をあけた
後、この孔を利用してミシンヘッドによって第一の被加
工物と第二の被加工物とを縫製することを特徴とする。
これにより、第二の被加工物が通常では縫製不能な金属
板、樹脂板、木板であってもその縫製が可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は多頭式のミシンを表した正面図、図2は図
1の平面図である。ミシンテーブル10の上方に位置し
ているミシンフレーム14の前面には4個のミシンヘッ
ド20が等間隔で設けられている。またミシンテーブル
10の上面には、被加工物(布など)を保持可能な保持
体としての刺繍枠16が所定の移動データ(刺繍デー
タ)に基づいて図2のX,Y両方向へ移動制御可能に設
けられている。なお図1で示すようにミシンテーブル1
0の下面に配置されている横フレーム12には、各ミシ
ンヘッド20の間隔と対応する間隔で釜土台30がそれ
ぞれ支持されている。
【0007】前記の各ミシンヘッド20は、前記ミシン
フレーム14に固定されたミシンアーム(図示外)の前
面部に対して左右方向へスライド可能に支持された針棒
ケース24を備えている。そして各ミシンヘッド20は
多針タイプであって、前記針棒ケース24には個々の下
端部に縫い針を備えた複数本の針棒(いずれも図示外)
がそれぞれ上下動自在に支持されている。これらの針棒
のうちの一本が前記針棒ケース24のスライドによって
選択され、その選択された針棒のみがその縫い針と共に
上下に駆動される。この縫い針の上下動作と前記釜土台
30の内部に設けられている図示外の釜との協同作用、
ならびに前記刺繍枠16のX,Y両方向へ移動制御によ
り、この刺繍枠16に保持されている被加工物に対して
刺繍などの縫製が行われる。
【0008】図1で示すように各ミシンヘッド20にお
ける針棒ケース24の一側面(右側面)には、レーザー
ヘッド40がそれぞれ取付けられている。したがって針
棒ケース24のスライドにより、レーザーヘッド40を
選択することが可能である。各レーザーヘッド40から
照射されるレーザービームは、前記釜土台30の上面に
取付けられている針板(図示外)の孔を通過し、図1で
示すようにミシンテーブル10の下面において前記横フ
レームに12固定されているそれぞれの受け板38で受
け止められる。
【0009】図2で示すように各ミシンヘッド20の後
方位置には、レーザー発振器44がそれぞれミシンの前
後方向に向けて配置されている。各レーザー発振器44
は、前記ミシンフレーム14に固定された支持フレーム
46と前記ミシンテーブル10の後端部に固定された支
持フレーム47とによって水平に支持された支持板48
の上面に載せて固定されている。各レーザー発振器44
の前方には、個々の照射ノズル(図示外)から照射され
るレーザービームをレーザーヘッド40に導く導管49
がそれぞれ設けられている。
【0010】前記の各導管49の前端開口部は、針棒ケ
ース24のスライド操作によってレーザーヘッド40が
選択されたときに、それぞれのレーザーヘッド40のビ
ーム案内部42と対向するようになっている。そこで各
レーザー発振器44から照射されたレーザービームは個
々の導管49を通って前記ビーム案内部42に入り、そ
の内部のミラー(図示外)に当たって下向きに方向転換
されて各レーザーヘッド40に導かれる。このレーザー
ビームは、各レーザーヘッド40の内部のレンズ(図示
外)により前記被加工物の表面で合焦し、この被加工物
がレーザー加工(裁断など)される。
【0011】つぎに前記のレーザー加工機能付きミシン
による加工について説明する。図3に一つの加工例が示
されている。この図面の基材50は前記刺繍枠16に保
持された第一の被加工物であり、この基材50の上に第
二の被加工物であるシート52を載せる。このシート5
2は、その裏面(基材50との接触面)において熱を加
えることで接着力が生じるフィルム(図示外)を備えて
いる。なお基材50及びシート52は布や皮革などが用
いられ、シート52は基材50に対するずれ防止のため
にスプレー糊などによって仮に貼付けておく。
【0012】前記レーザーヘッド40からシート52の
表面にレーザービームを照射し、シート52のフィルム
に熱を加えて基材50とシート52とを溶着させつつ、
前記刺繍枠16を移動制御して図3(a)の点線で示す
アルファベットの「A」に倣った部分を接着する。この
ときのレーザーパワーはシート52の表面を焦がすこと
なく、熱だけを加えるように調整されている。
【0013】つづいてレーザーパワーを上げるとともに
刺繍枠16を移動制御することにより、図3(b)で示
すように接着した部分に沿ってシート52のみを裁断し
ていく。そして図3(c)で示すように裁断が終了した
らシート52の余剰部分を取り除く。これによって図3
(d)で示すようにアルファベットの「A」に裁断され
たシート52が基材50に接着された状態で残り、加工
が完了する。このようにして前記基材50とシート52
とを縫製することなく確実に接着することができる。な
お図3の加工において前記基材50及びシート52を共
に加熱によって接着力が生じる材質とし、レーザービー
ムの照射によって互いを溶着させるようにしてもよい。
【0014】図4に他の加工例が示されている。この加
工においても前記刺繍枠16に保持された基材60(第
一の被加工物)の上に、図4(a)で示すように金属板
や樹脂板などのプレート62(第二の被加工物)を載せ
る。このプレート62ついても基材60に対するずれを
防止するためにスプレー糊などによって仮に貼付けてお
く。なおプレート62は、その表面に模様(アルファベ
ット)が付された例を示している。つぎに前記レーザー
ヘッド40からレーザービームを照射しながら刺繍枠1
6を移動制御することにより、図4(b)で示すように
プレート62に対してその縁部に沿って一定の間隔で孔
64をあけていく。これらの孔64は前記ミシンヘッド
20の縫い針が挿通可能な径に設定されている。
【0015】図4(c)で示すようにプレート62の全
周に孔64をあけ終えたら、前記のように針棒ケース2
4をスライド操作することにより、レーザーヘッド40
に代えて任意の針棒を選択する。これによって前述した
縫製を開始し、縫い針がプレート62の孔64を貫通し
てステッチを形成するように刺繍枠16を移動制御す
る。この結果、図4(d)で示すようにプレート62は
縫い糸66によって基材60に縫い付けられ、加工が完
了する。この図4の加工によれば、通常は縫い針が通ら
ないことから縫製不能とされている材質の縫製が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多頭式のミシンを表した正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】レーザー加工機能付きミシンによる一つの加工
例を表した説明図。
【図4】レーザー加工機能付きミシンによる他の加工例
を表した説明図。
【符号の説明】
16 刺繍枠 20 ミシンヘッド 40 レーザーヘッド 50,60 基材(第一の被加工物) 52 シート(第二の被加工物) 62 プレート(第二の被加工物) 64 孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の移動データに基づいてX,Y両方
    向へ移動制御される保持体に保持された被加工物に対
    し、ミシンヘッドによる縫製あるいはレーザーヘッドに
    よるレーザー加工を要求に応じてそれぞれ行うレーザー
    加工機能付きミシンによる加工方法であって、前記保持
    枠に保持された第一の被加工物の上に第二の被加工物を
    載せ、第二の被加工物の表面に前記レーザーヘッドから
    レーザービームを照射して加熱し、第一の被加工物と第
    二の被加工物とを溶着することを特徴としたレーザー加
    工機能付きミシンによる加工方法。
  2. 【請求項2】 所定の移動データに基づいてX,Y両方
    向へ移動制御される保持体に保持された被加工物に対
    し、ミシンヘッドによる縫製あるいはレーザーヘッドに
    よるレーザー加工を要求に応じてそれぞれ行うレーザー
    加工機能付きミシンによる加工方法であって、前記保持
    枠に保持された第一の被加工物の上に第二の被加工物を
    載せ、第二の被加工物に前記レーザーヘッドからレーザ
    ービームを照射することにより、前記ミシンヘッドの縫
    い針が挿通可能な孔をあけた後、この孔を利用してミシ
    ンヘッドによって第一の被加工物と第二の被加工物とを
    縫製することを特徴としたレーザー加工機能付きミシン
    による加工方法。
JP23285095A 1995-09-11 1995-09-11 レーザー加工機能付きミシンによる加工方法 Withdrawn JPH0975564A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113780A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Barudan Co Ltd デザインピースのレーザーカット方法及び刺繍加工方法
JP2008121140A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Barudan Co Ltd デザインピースの刺繍加工方法
CN101338493A (zh) * 2007-07-06 2009-01-07 株式会社美希刺绣工艺 缝入方法、连续剪裁装置、花式缝纫机、以及片状物
JP2012138777A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Mitsubishi Electric Corp アンテナリフレクタ及び電波反射鏡面の修正方法

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Effective date: 20021203