JPH0975274A - 電気掃除機用吸込口体 - Google Patents

電気掃除機用吸込口体

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JPH0975274A
JPH0975274A JP23550295A JP23550295A JPH0975274A JP H0975274 A JPH0975274 A JP H0975274A JP 23550295 A JP23550295 A JP 23550295A JP 23550295 A JP23550295 A JP 23550295A JP H0975274 A JPH0975274 A JP H0975274A
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JP
Japan
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suction port
suction
port body
cleaned
wall
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Application number
JP23550295A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Otsu
育弘 大津
Takeyuki Ichino
雄之 市野
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被清掃面が絨毯など場合であっても前方へ滑
らかに移動させることのできる電気掃除機用吸込口体を
提供する。 【解決手段】 塵埃を吸引するための第1,第2吸込開
口を吸込口本体5の底面の前後に形成し、吸込口本体5
内に且つ前記第1,第2吸込開口を臨む位置に配置され
る第1,第2回転清掃体24,25を備えた電気掃除機用
吸込口体であって、吸込口本体5の後部壁6Aの下端部
中央部分に、絨毯等が当接する幅広の当接面90を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、第1,第2吸込開口
を吸込口本体の底面の前後に形成し、吸込口本体内に且
つ前記第1,第2吸込開口を臨む位置に配置される第1,
第2回転清掃体とを備えて電気掃除機用吸込口体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、図11に示すように、底面に
2つの吸込開口104,105を設けた吸込口体100
(特開平5−228083号公報参照)が知られてい
る。
【0003】吸込口体100の本体ケース103内に
は、第1,第2吸込溝106,107が形成され、この第
1,第2吸込溝106,107の開口が吸込開口104,
105となっている。第1,第2吸込溝106,107に
は回転ブラシ101,102が回転可能に配置されてい
る。本体ケース103の後部には延長管(図示せず)など
を介して電気掃除機本体に接続される接続管108が設
けられており、この接続管108と第1吸込溝106と
は第1連通路109によって連通され、接続管108と
第2吸込溝107とは第2連通路110によって連通さ
れている。
【0004】そして、第1吸込溝106および第1連通
路109と第2吸込溝107および第2連通路110と
が区画壁111によって区画され、第1連通路109が
第2吸込溝107および第2連通路110の上に重ねた
状態に形成されている。
【0005】回転ブラシ101で掻き上げられた塵埃は
吸込開口104,第1吸込溝106および第1連通路1
09を介して接続管108へと吸引されていく。他方、
回転ブラシ102で掻き上げられた塵埃は吸込開口10
5,第2吸込溝107および第2連通路110を介して
接続管108へと吸引されていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな吸込口体100にあっては、2つの吸込開口10
4,105を設けているので、被清掃面に対する吸込口
体100の吸着力が強く、しかも、延長管などで接続管
108を介して吸込口体100を前方へ押すと吸込口体
100の後部に押圧力が加わるため、例えば被清掃面が
絨毯などの場合、本体ケース103の後部壁103Aが
絨毯に食い込んでしまい、吸込口体100の前方への移
動を滑らかに行うことができなくなるという問題があっ
た。
【0007】そこで、この発明は、上記問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的は、被清掃面が絨毯など
場合であっても前方へ滑らかに移動させることのできる
電気掃除機用吸込口体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、塵埃を吸引するための第1,第2吸込開口
を吸込口本体の底面の前後に形成し、吸込口本体内に且
つ前記第1,第2吸込開口を臨む位置に配置される第1,
第2回転清掃体を備えた電気掃除機用吸込口体であっ
て、前記吸込口本体の後部壁の下端部中央部分に、絨毯
等が当接する幅広の当接面を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を基に説明する。
【0010】図10において、1は電気掃除機の掃除機
本体、2は一端部が掃除機本体1の接続孔1aに着脱可
能に装着された集塵ホース、2aは集塵ホース2の他端
部に設けられた握り部、3,4は集塵ホースの他端部に
直列に接続された延長管、5は延長管4の先端部に装着
された吸込口体である。
【0011】掃除機本体1には、集塵室(図示せず)が
設けられていると共に、集塵室に吸引負圧(吸気負圧)
を作用させる電動ファン(図示せず)が内蔵されてい
る。そして、集塵ホース2の一端は集塵室に連通させら
れている。
【0012】吸込口体5は、吸込口本体6と、この吸込
口本体6に装着された回転接続パイプ(回転管)7を有
する。この吸込口本体6は図1,図2に示した様に基本
的には下ケース8と上ケース9から構成されていて、下
ケース8の上部は上ケース9で覆われている。しかも、
この両ケース8,9間は、このケース8,9間に保持さ
れたシール兼用のバンパーラバーBRで覆われていると
共に、シールされている。
【0013】この下ケース8は、図3に示すように、前
側壁10a,後側壁10b,左側壁10c,右側壁10
dからなる方形枠状の環状側壁10と、この環状側壁1
0の側壁10a〜10d間に一体に形成された補強壁1
1を有する。
【0014】この補強壁11は、図4に示した様に前部
側に左右に間隔をおいて設けられ且つ前側壁10aに一
体に形成された吸込溝形成壁部12,13と、後部側に
設けられ且つ後側壁10bと一体に形成された吸込溝形
成壁部14を有する。この吸込溝形成壁部14の左右の
部分14a,14bは図1(b),(c)の如く上方に半円筒
状に膨出し、吸込溝形成壁部14の中央部14cは図1
(a)の如く上方に膨出しているが上壁部は偏平に形成さ
れている。この吸込溝形成壁部14内には左右に延びる
吸込溝14dが形成されている。吸込溝14dの下端は
塵埃の第2吸込開口となる。14eは吸込溝形成壁部1
4の前側壁で、この前側壁14eは下方に向かうに従っ
て前側に傾斜させられている。
【0015】また、補強壁11は、吸込溝形成壁部1
2,14を連設しているモータ取付壁部15と、この吸
込溝形成壁部13,14を連設している基板取付壁部1
6と、取付壁部15,16間に位置する連通溝Gを有す
る。この連通溝Gは、後側の吸込溝14dに連通してい
る。この連通溝Gは、吸込口本体6の左右方向の略中央
に位置していると共に、取付壁部15,16を連設して
いる中央壁部17を有している。
【0016】しかも、吸込溝形成壁部12,13間には
図1(a),図7の如く前部連通口18が形成されてい
る。尚、この補強壁11は、環状側壁10とは別体に形
成して、この環状側壁10に溶着又は接着、或はビスで
固定するようにしてもよい。
【0017】そして、吸込口本体6内には前部連通口1
8に対応して下ケース8と上ケースとに跨る連通室18
a(前部中央吸込溝)が形成され、吸込溝形成壁部1
2,13内には下方に開放し且つ連通室18aに連通す
る吸込溝12a,13aが形成されている。この連通室
18aの断面積は左右の吸込溝12a,13aの断面積
よりも大きく形成されている(図8参照)。この連通室
18aは、モータ取付壁部15とは反対側すなわち基板
取付壁部16側がモータ取付壁部15側よりも長く形成
されている。尚、この吸込溝12a,13a及び連通室
18aの下端は塵埃の第1吸込開口となる。
【0018】また、中央壁部17は、前部に位置して図
1(a)の如く断面形状が1/4の円弧状に形成され、且
つ、前方及び上方に膨出する円弧状壁部17aを前壁と
して有すると共に、後部に位置する平坦な底壁部17b
を有する。
【0019】この中央壁部17と取付壁部15,16の
境界には図4のごとく区画壁19,20が形成され、区
画壁19,20の後部には左右に間隔をおいて半円状の
軸受凹部19a,20aが回転接続パイプ7の支持部と
して設けられている。この軸受凹部19a,20aは円
弧状壁部17aより後方に位置している。
【0020】この円弧状壁部17aは、吸込口本体6の
前後方向の略中央より前側に位置させられている。ま
た、軸受凹部19a,20aは上方及び互いに対向する
側に開放している。この円弧状壁部17aの後方には、
取付壁15,16、円弧状壁部17a及び底壁部17b
等で構成される吸込口本体6の底壁の下面(底壁下面)
の中央部に開口する吸込口21が形成されている。この
吸込口21は、中央壁部17の円弧状壁部17aと底壁
部17b間に位置すると共に、吸込溝12a,13aと
吸込溝14aとの間に間隔をおいて位置し、且つ、吸込
口本体6の前後方向の中央に位置している。
【0021】この構成により、連通溝Gは、吸込口本体
6の下面側が被清掃面に載置されたときに、吸込溝14
aと吸込口21とを連通させる連通路70を図1(a),
図8の如く被清掃面Sとの間に形成する様になってい
る。しかも、吸込口体5の底壁の一部である取付壁部1
5,16の下面(底壁下面)と吸込溝14aの内側面
(前側面)との間の角部には大きなアール部60が設け
られ、このアール部60には連通溝21まで延びる傾斜
ガイド面61,61が設けられていると共に、傾斜ガイ
ド面61,61は連通溝21に向かうに従って連通溝2
1の底部側すなわち底壁部17bに次第に傾斜させられ
ている。
【0022】また、中央壁部17の前部上方は図1
(a),図3,図7の如く区画壁部19,20に両側を係
合させた断面逆U字状の中ケース22で覆われて、この
中央壁部17の前部と中ケース22との間には連通室1
8aに連通する連通路23が形成されている。この中ケ
ース22は、下ケース8と上ケース9との間で挟持固定
されている。
【0023】下ケース8の前部には左右に延び且つ左右
の部分を吸込溝形成壁部12,13に配設された第1の
回転清掃体24が回転自在に保持され、下ケース8の後
部には左右に延び且つ吸込溝形成壁部14内に配設され
た第2の回転清掃体25が回転自在に保持されている。
この回転清掃体24,25は複数の塵埃掻き上げ用のブ
レード24a,25aを有する。尚、吸込溝形成壁部1
2,13及び14は、回転清掃体24,25の外径形状
よりも僅かに大きい形状に形成されている。これによ
り、断面積の小さい吸込溝12a,13aの作用により
吸込口の左右位置の吸込流速を高くできるので、吸込口
の左右の位置と中央位置とで清掃効果が略同じにでき
る。
【0024】また、取付壁部15上には図1(b),図2
(b),図3の如く、駆動源としてのモータ26が配設さ
れ、取付壁部16上には図1(c),図3のごとくモータ
26の駆動制御に用いるプリント基板27が配設されて
いて、このモータ26及びプリント基板27はケース
8,9間に図示しない位置で挟持固定されている。
【0025】ここで、吸込口体5は、モータ26が設け
られている側が反対側よりもモータ26の重量のために
重くなっているので、モータ26側が反対側より強い力
で被清掃面に押し付けられている。このため、この吸引
負圧により吸込口体5の左右方向全体に均一な吸付力を
作用させた場合、モータ26側の被清掃面への吸付力が
プリント基板27側よりも大きくなって好ましくない。
従って、吸込口体5の左右の総押付力を等しくするに
は、プリント基板27側の吸込溝13aの被清掃面への
吸付力をモータ26がわの被清掃面への吸付力よりも大
きくすれば、換言すれば吸込溝12aの吸付力を吸込溝
13aの吸付力よりも小さくすれば良いことがわかる。
【0026】このため、上述した様に連通室18aは、
モータ取付壁部15とは反対側すなわち基板取付壁部1
6側がモータ取付壁部15側よりも長く形成することに
よって、モータ26とは反対側すなわちプリント基板2
7側がモータ26よりも長くすることにより、プリント
基板27側の吸込溝13aの被清掃面への吸付力をモー
タ26がわの被清掃面への吸付力よりも大きくして、吸
込口体5の左右の総押付力を等しく設定している。
【0027】即ち、吸込溝12aの被清掃面への吸付力
をQ1、吸込溝13aの被清掃面への吸付力をQ2、モ
ータ26側の重量による被清掃面への押付力をf1、プ
リント基板27側の重量による被清掃面への押付力をf
2(f1>f2)、吸込口体5のモータ26側の被清掃
面への総押付力をF1、吸込口体5のプリント基板27
側の総押付力をF2とすると、F1=F2とするため
に、Q1+f1=Q2+f2となるように設定する。
【0028】このモータ26の一側部には複数のギヤか
らなる減速装置28が設けられ、この減速装置28には
図2(b)の如く一対の出力軸28a,28bが設けられ
ている。そして、この出力軸28aに設けられたタイミ
ングギヤ(図示せず)と回転清掃体24の一端部近傍の
部分に設けられたタイミングギヤ(図示せず)にはタイ
ミングベルト29が掛け渡され、出力軸28bに設けら
れたタイミングギヤ(図示せず)と回転清掃体25の一
端部近傍の部分に設けられたタイミングギヤ(図示せ
ず)にはタイミングベルト30が掛け渡されている。こ
れにより、回転清掃体24,25は、減速装置28及び
タイミングベルト30等を介してモータ26に連動して
いる。尚、回転清掃体24,25は減速装置28により
互いに逆方向に回転させられるようになっていると共
に、回転清掃体24は前側に転動する方向に回転させら
れるようになっている。
【0029】また、回転接続パイプ7は、図1(a)に示
した様に、ベルクランク状に屈曲する第1接続パイプ3
1と、この第1接続パイプ31の一端部に装着される第
2接続パイプ32から構成されている。そして、第1接
続パイプ32は、他端部が延長管4に嵌合されることに
より、延長管4に着脱自在に装着されている。
【0030】しかも、第2接続パイプ32は、第1接続
パイプ31の一端部の軸線Oと同軸で且つこの軸線Oの
回りに回転自在に装着された筒部32aと、この筒部3
2aに連設された偏平筒部32bと、この偏平筒部32
bに連設された筒状軸部32cを有する。この筒状軸部
32cは、両端が閉成されていると共に、軸線Oと直交
する方向に延び且つ両端部が偏平筒部32bの両側から
突出している。
【0031】この筒状軸部32cは、両端部が軸受凹部
19a,20aに回動自在に係合され、中間部が中ケー
ス22の後部の円弧状押部22aにより上方に抜けるが
防止されている。
【0032】また、この筒状軸部32cには連通路23
に開口する連通口32dが形成されていて、回転接続パ
イプ7内は連通路23及び連通口32dを介して連通室
18aに連通している。尚、連通室18aは、下ケース
8の回転接続パイプ7に対応する部分に両ケース7,8
に跨って形成されている。しかも、中央壁部17の後部
と筒状軸部32cとの間(すなわち、円弧状壁部17a
の後方)には、吸込口21と連通口32dを連通させる
連通路33が連通室として形成されている。しかも、こ
の連通路33は、吸込口本体6の左右方向の略中央に位
置して形成されている。
【0033】この吸込口体5の底壁の一部である円弧状
壁部17aには図1(a),図5,図6の如く下方及び後
方の連通溝21に開放する円弧状の車輪配設溝17c
(車輪配設凹部)が形成され、この車輪配設溝17c内
には左右に延びる支持軸34及びセンター車輪35が配
設されている。これにより、センター車輪35は吸込口
21に臨んでいる。
【0034】この支持軸34の両端部は下ケース8に固
定され、センター車輪35は支持軸34に回転自在に保
持されている。これにより、センター車輪35は、吸込
口本体6に前後に転動自在に保持されている。このセン
ター車輪35は、吸込口本体6の左右方向の中央に位置
していると共に、吸込口本体6の前後方向の略中央すな
わち前後方向の中央より僅かに前側に設けられ、且つ、
吸込口本体6の下面から僅かに突出させられている。
【0035】吸込口本体6の前縁部下面の左右端部には
凹部36,36が形成され、凹部36,36内には左右
に延び且つ両端部が下ケース8に固定された支持軸3
7,37の中間部が配設され、この支持軸37,37に
は凹部36,36に配設した小径の前輪38,38が縁
部車輪として回転自在に保持されている。これにより、
前輪38,38は、回転自在且つ前後に転動自在に吸込
口本体6の前縁部の左右端部に、連通室18aを挟むよ
うに保持されている。しかも、前輪38,38は、通常
は僅かな間隙をおいて掃除面から離反させられている。
【0036】吸込口本体6の後部壁、すなわち、下ケー
ス8の後部壁8Aの下端部中央部分には、回転接続パイ
プ7を中心にして左右方向に延びた所定幅の当接面90
が一体形成されている。当接面90の前後方向の両端部
にはRが形成され、被被清掃面が絨毯の場合であっても
当接面90が絨毯の毛に引っかからないようになってい
る。
【0037】当接面90には、回転接続パイプ7の左右
に位置して凹部39,39が形成され、凹部39,39
内には左右に延び且つ両端部が吸込口本体6に固定され
た支持軸40,40の中間部が配設され、支持軸40,
40には凹部39,39に配設した後輪(車輪)41,
41が回転自在に保持されている。
【0038】後輪41,41は、吸込口体5の移動を補
助するためのものであり、センター車輪35と略同じく
らい吸込口本体6の下面から僅かに突出させられてい
て、通常、センター車輪35と共に被清掃面に接し、前
輪38,38を被清掃面から僅かに離反させるようにな
っている。尚、センター車輪35と後輪41は直径が略
同じに形成されている。しかも、前輪38は、センター
車輪35及び後輪41より小径に形成されていると共
に、下端がセンター車輪35と後輪41下端よりも上方
に位置させられている。
【0039】従って、吸込口本体6のセンター車輪35
と前輪38は吸込溝12a,13aを挟む位置に設けら
れ、センター車輪35と後輪41,41は吸込溝14d
を挟む位置に設けられている。
【0040】また、回転接続パイプ7の吸込口本体6へ
の支持部は、吸込口本体6の前後方向中央よりも後方で
且つセンター車輪35よりも後方に配置されている。
【0041】次に、この様な構成の吸込口体5の作用を
他の設定条件と共に説明する。
【0042】今、図1(a)の如く、吸込口体5を被清掃
面S上に載置すると、被清掃面Sと連通溝Gとの間には
吸込口21と後側の吸込溝14aを連通させる連通路7
0が形成される。この状態で、図10の電気掃除機の掃
除機本体1に設けた電動ファン(図示せず)を作動させ
ると、電動ファンの吸気負圧が集塵室,集塵ホース2,
延長管3,4を介して吸込口体5の回転接続パイプ7に
作用する。
【0043】この回転接続パイプ7に作用する吸気負圧
は、連通口32d,連通路23及び連通室18aを介し
て吸込溝12a,13aに作用すると共に、連通口32
d,連通路33,吸込口21及び連通路70を介して吸
込溝14aに作用する。
【0044】この状態で、モータ26を作動させると、
モータ26の回転が減速装置28,タイミングベルト2
9,30等を介して回転清掃体24,25に伝達され、
回転清掃体24,25が被清掃面の塵埃を掻きあげるこ
とになる。
【0045】そして、回転清掃体24で掻きあげられた
塵埃は吸込溝12a,13a、連通室18a,連通路2
3を介して回転接続パイプ7内に吸入され、回転清掃体
25で掻きあげられた塵埃は吸込溝14d、連通路7
0、吸込口21及び連通路33を介して回転接続パイプ
7内に吸入される。この際、回転清掃体25の中央部よ
りも左右に離れた部分で吸込溝14d側に掻き揚げられ
た塵埃は、傾斜ガイド面61,61の作用により、即
ち、傾斜ガイド面61,61を設けることにより、図8
の如く、連通溝Gに向かうに従って次第に大きくなる様
に被清掃面Sとの間に形成された案内風路80,80に
よって、連通路70にスムースに案内されることにな
る。一方、吸込口21及び連通溝Gに臨むセンター車輪
35に付着した塵埃は、吸込口21に作用する吸引負圧
で連通路33を介して回転接続パイプ7内に吸入され
る。
【0046】しかも、この様にして回転接続パイプ7内
に吸入された塵埃は延長管4,3及び集塵ホース2を介
して掃除機本体1内の集塵室(図示せず)に設けられる
紙パックフィルター等の集塵袋に捕集されることにな
る。
【0047】この状態で集塵ホース2の握り部2aを掴
んで吸込口体5を前側に移動操作すると、この移動操作
力は延長管3,4及び回転接続パイプ7を介して吸込口
本体6に伝達される。この際、回転接続パイプ7からの
操作力は、センター車輪35の上部側の大半を収納して
いる円弧状壁部17aより後方で、即ち円弧状壁部17
aと吸込溝14dとの間の軸受凹部19a,20aで受
けることになる。この結果、吸込口体5はセンター車輪
35と後輪41,41の3点で僅かに被清掃面から浮い
た状態で前方に移動操作されることになり、吸込口体5
の前縁部が被清掃面にのめり込むように押し付けられる
ことはない。また、仮に、吸込口体5が前のめりするよ
うな姿勢になったとしても、前輪38,38が被清掃面
に当接してするので、前方への移動操作が阻害されるこ
とはない。
【0048】しかも、吸込口体5の後方移動時も吸込口
体5はセンター車輪35と後輪41,41の3点で僅か
に被清掃面から浮いた状態で支持されることになる。
尚、吸込溝12a,13aにおける吸付力は連通室18
aから離れるに従って小さくなり、吸込溝15dにおけ
る吸付力は連通路33から離れるに従って小さくなる。
【0049】また、吸込口体5の左右の被清掃面への総
押付力は、吸込口体5の左右の重量を考慮して吸込口体
5の左右の被清掃面への吸引負圧による吸付力を調節す
ることで、等しくなるようにしている。これらの結果、
吸込口体5の前後移動操作を滑らかに行うことができ
る。
【0050】また、被清掃面Sが絨毯などの場合、吸込
口体5を前方に移動操作した際に吸込口体5の後部側に
力が加わると、被清掃面Sに対する吸込口体5の吸着力
が強いことも加わって下ケース8の後部壁8Aが絨毯へ
食い込んで吸込口体5の前方への移動を阻止するように
なるが、後部壁8Aの下端部に形成した幅広の当接面9
0が絨毯に当接するので、その食い込みが防止され、吸
込口体5の前方への移動を滑らかに行うことができる。
また、当接面90の前後方向の両端部がRになっている
ので、当接面90に絨毯の毛が引っかかって吸込口体5
の前後方向の移動が阻害されてしまうことも防止され
る。
【0051】一方、吸込口体5を持ち上げて被清掃面S
から大きく離反させると、連通路70は形成されなくな
る。従って、上述の様な清掃作業途中において、即ち、
掃除機本体1の図示しない電動ファンを作動させた状態
で、清掃位置を変える目的で、吸込口体5を持ち上げて
被清掃面Sから大きく離反させると、吸込口21に作用
する吸込負圧は吸込溝14aに作用しなくなる。この結
果、吸込口21に吸い込まれるエアは、後側の回転清掃
体25のブレード25aに風切音を発生させることはな
くなる。しかも、吸込口21は直接エアを吸い込むこと
になるために、連通路23の吸気負圧すなわち真空度を
低減させることになる。この結果、吸込溝12a,13
aから連通路23に吸入されるエアの量、即ち前側の回
転清掃体24の周囲を流れるエアの量が低減するため、
回転清掃体24のブレードの部分で発生する風切音も充
分に低減させられることになる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、吸込口本体の後部壁の下端部に絨毯等が当接する幅
広の当接面を設けたものであるから、吸込口体の前方へ
の移動操作した際に吸込口体の後部側に力が加わって
も、吸込口体の後部壁の絨毯への食い込みが幅広の当接
面により防止され、吸込口体の前方への移動を滑らかに
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は図9に示したこの発明に係るの吸込口体
のA−A線に沿う断面図、(b)は図9の吸込口体のB−
B線に沿う断面図、(c)は図9の吸込口体のC−C線に
沿う断面図である。
【図2】(a)は図9に示した吸込口体の側面図、(b)は
(a)の一部を破断して示したモータの説明図である。
【図3】図1,図9の吸込口体の上ケースを取り外した
状態で上方から見た概略平面図である。
【図4】図3の回転接続パイプ,モータ,プリント基
板、回転清掃体等を省略した状態で示した下ケースの平
面図である。
【図5】図1に示した吸込口体の底面図である。
【図6】図5に示した回転清掃体を省略して示した吸込
口体の底面図である。
【図7】図1(a)の回転清掃体を省略した状態でD−D
線に沿って断面した説明図である。
【図8】図1(a)の回転清掃体を省略した状態でE−E
線に沿って断面した説明図である。
【図9】図1(a),図5,図6に示した傾斜ガイド面の
説明のための部分拡大斜視図である。
【図10】図1〜図9に示した構造を備える吸込口体と
掃除機本体の関係を示す概略斜視図である。
【図11】従来の吸込口体の構成を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
5…吸込口体 6…吸込口本体 8A…後部壁 41…後輪(車輪) 90…当接面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵埃を吸引するための第1,第2吸込開
    口を吸込口本体の底面の前後に形成し、吸込口本体内に
    且つ前記第1,第2吸込開口を臨む位置に配置される第
    1,第2回転清掃体を備えた電気掃除機用吸込口体であ
    って、 前記吸込口本体の後部壁の下端部中央部分に、絨毯等が
    当接する幅広の当接面を設けたことを特徴とする電気掃
    除機用吸込口体。
  2. 【請求項2】 吸込口体の移動を補助する車輪を前記当
    接面に設けたことを特徴とする請求項1の電気掃除機用
    吸込口体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017104711A (ja) * 2017-03-21 2017-06-15 日立アプライアンス株式会社 電気掃除機および吸込具
JP2021016700A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 東芝ライフスタイル株式会社 掃除機用吸込具および電気掃除機

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JP2017104711A (ja) * 2017-03-21 2017-06-15 日立アプライアンス株式会社 電気掃除機および吸込具
JP2021016700A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 東芝ライフスタイル株式会社 掃除機用吸込具および電気掃除機

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