JPH0947403A - 吸込口体 - Google Patents

吸込口体

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JPH0947403A
JPH0947403A JP20259495A JP20259495A JPH0947403A JP H0947403 A JPH0947403 A JP H0947403A JP 20259495 A JP20259495 A JP 20259495A JP 20259495 A JP20259495 A JP 20259495A JP H0947403 A JPH0947403 A JP H0947403A
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JP
Japan
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suction
suction groove
groove
port body
suction port
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Application number
JP20259495A
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English (en)
Inventor
Atsushi Morishita
篤至 森下
Yasuhiro Otsu
育弘 大津
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸込口率の向上を図ることのできる吸込口体
を提供する。 【構成】 塵埃を吸引するための吸込開口を底面に形成
した第1,第2吸込溝90,14dを有する吸込口本体6
と、第1,第2吸込溝90,14dに回転可能に配置され
た第1,第2回転清掃体50,60と、延長管等を介して
電気掃除機本体に接続される接続管とを備えている吸込
口体であって、第1,第2吸込溝90,14dを吸込口本
体6の前後に設け、第1吸込溝90と第2吸込溝14d
との間に接続管7を設け、この接続管7と第1,第2吸
込溝90,14dとを連通する第1,第2連通路23,3
3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2つの回転清掃
体を備えた電気掃除機の吸込口体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図14に示すように、2つの
回転ブラシ(回転清掃体)101,102を備えた吸込
口体100(特開平5−228083号公報参照)が知
られている。
【0003】吸込口体100の本体103には、底面に
吸込開口104,105を有する第1,第2吸込溝10
6,107が形成され、第1,第2吸込溝106,107
に回転ブラシ101,102が回転可能に配置されてい
る。吸込口本体103の後部には延長管(図示せず)など
を介して電気掃除機本体に接続される接続管108が設
けられており、この接続管108と第1吸込溝106と
は第1連通路109によって連通され、接続管108と
第2吸込溝107とは第2連通路110によって連通さ
れている。
【0004】そして、第1吸込溝106および第1連通
路109と第2吸込溝107および第2連通路110と
が区画壁111によって区画され、第1連通路109が
第2吸込溝107および第2連通路110の上に重ねた
状態に形成されている。
【0005】回転ブラシ101で掻き上げられた塵埃は
吸込開口104,第1吸込溝106および第1連通路1
09を介して接続管108へと吸引されていく。他方、
回転ブラシ102で掻き上げられた塵埃は吸込開口10
5,第2吸込溝107および第2連通路110を介して
接続管108へと吸引されていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな吸込口体100にあっては、吸込口本体103の後
部に接続管108が設けられているので、第1連通路1
09の長さが長くなり、風路抵抗が大きくなる。このた
め、第1吸込溝106の吸込効率が悪いという問題があ
った。
【0007】また、第1連通路109が第2吸込溝10
7および第2連通路110の上に重ねた状態に形成され
ているので、吸込口本体103の高さを低くした場合、
第1連通路109および第2連通路110の断面積が小
さくなり、第1,第2吸込溝の吸込効率が悪くなるとい
う問題があった。
【0008】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、吸込口率の向上を図ることの
できる吸込口体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、塵埃を吸引するための吸込開口を底面に
形成した第1,第2吸込溝を有する吸込口本体と、前記
第1,第2吸込溝に回転可能に配置された第1,第2回転
清掃体と、延長管等を介して電気掃除機本体に接続され
る接続管とを備えている吸込口体であって、前記第1,
第2吸込溝を吸込口本体の前後に設け、前記第1吸込溝
と第2吸込溝との間に前記接続管と連通した風路を形成
し、前記風路と前記第1,第2吸込溝とを連通する第1,
第2連通路を設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る吸込口体の
実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】図9において、1は電気掃除機の掃除機本
体、2は一端部が掃除機本体1の接続孔1aに着脱可能
に装着された集塵ホース、2aは集塵ホース2の他端部
に設けられた握り部、3,4は集塵ホースの他端部に直
列に接続された延長管、5は延長管4の先端部に装着さ
れた吸込口体である。
【0012】掃除機本体1には、集塵室(図示せず)が
設けられていると共に、集塵室に吸引負圧(吸気負圧)
を作用させる電動ファン(図示せず)が内蔵されてい
る。そして、集塵ホース2の一端は集塵室に連通させら
れている。
【0013】吸込口体5は、吸込口本体6と、この吸込
口本体6の前後方向に対する中間位置に装着された回転
接続パイプ(接続管)7を有し、回転接続パイプ7の一
端には延長管4等が接続される。この吸込口本体6は図
1,図2に示した様に基本的には下ケース8と上ケース
9から構成されていて、下ケース8の上部は上ケース9
で覆われている。この両ケース8,9間は、このケース
8,9間に保持されたシール兼用のバンパーラバーBR
で覆われていると共に、シールされている。
【0014】この下ケース8は、前側壁10a,後側壁
10b,左側壁10c,右側壁10dからなる方形枠状の
環状側壁10と、この環状側壁10の側壁10a〜10
d間に一体に形成された補強壁11を有する。
【0015】この補強壁11は、図4に示した様に前部
側に左右に間隔をおいて設けられ且つ前側壁10aに一
体に形成された吸込溝形成壁部12,13と、後部側に
設けられ且つ後側壁10bと一体に形成された吸込溝形
成壁部14と、吸込溝形成壁部12,14を連設してい
るモータ取付壁部15と、この吸込溝形成壁部13,1
4を連設している基板取付壁部16と、取付壁部15,
16を連設している中央壁部17を有する。この中央壁
17は吸込口本体6の左右方向の略中央に位置してい
る。また、吸込溝形成壁部12,13間には図1(a,),
図7の如く前部連通口18が形成されている。尚、この
補強壁11は、環状側壁10とは別体に形成して、この
環状側壁10に溶着又は接着、或はビスで固定するよう
にしてもよい。
【0016】そして、吸込口本体6内には前部連通口1
8に対応して下ケース8と上ケースとに跨る連通室18
a(前部中央吸込溝)が形成され、吸込溝形成壁部1
2,13内には下方が開口し且つ連通室18aに連通す
る吸込室としての吸込溝12a,13aが形成されてい
る。この連通室18aの断面積は左右の吸込溝12a,
13aの断面積よりも大きく形成されている(図8参
照)。この連通室18aは、モータ取付壁部15とは反
対側すなわち基板取付壁部16側がモータ取付壁部15
側よりも長く形成されている。尚、この吸込溝12a,
13a及び連通室18aの下部は塵埃を吸い込む吸込開
口となる。そして、吸込溝12a,13a,と連通室18
a,とで底面に吸込開口を形成した第1吸込溝(第1吸
込室)90が構成される。この第1吸込溝90は吸込口
本体7の前部側に設けられており、第1吸込溝90内に
回転清掃体50が前記吸込開口を臨んで配置されてい
る。
【0017】吸込溝形成壁部12,13及び吸込溝形成
壁部14の左右の部分14a,14bは図1(b),(c)の
如く上方に半円筒状に膨出し、吸込溝形成壁部14の中
央部14cは図1(a,)の如く上方に膨出しているが上
壁部は偏平に形成されている。この吸込溝形成壁部14
内には左右に延びる吸込室としての吸込溝(第2吸込
溝)14dが形成されている。すなわち、吸込溝14d
は吸込口本体6の後部側に設けられた状態となってい
る。この吸込溝14dは底面に塵埃を吸い込む開口を形
成しており、吸込溝14dには回転清掃体60が前記開
口を臨んで配置されている。
【0018】また、中央壁部17は、前部に位置して図
1(a,)の如く上方に膨出する半円筒状壁部(天板部)
17aと、後部に位置する平坦部17bを有する。この
中央壁部17と取付壁部15,16の境界には図4のご
とく区画壁19,20が形成され、区画壁19,20の後
部には左右に間隔をおいて半円状の軸受凹部19a,2
0aが回転接続パイプ7の支持部として設けられてい
る。この軸受凹部19a,20aは半円筒状壁部17a
より後方に位置している。
【0019】この半円筒状壁部17aは、吸込口本体6
の前後方向の略中央より前側に位置させられている。ま
た、軸受凹部19a,20aは上方及び互いに対向する
側に開放している。この半円筒状壁部17aの後方に
は、中央壁部17の平坦部(底壁)17b及び吸込溝形
成壁部14の前壁14eに渡り且つ軸受凹部19a,2
0a間に位置する後部連通口21が形成されている。
【0020】また、中央壁部17の前部上方は図1
(a,),図3,図7の如く区画壁部19,20に両側を係合
させた断面逆U字状の中ケース22で覆われて、この中
央壁部17の前部と中ケース22との間には連通室18
aに連通する連通路(第1連通路)23が形成されてい
る。この中ケース22は、下ケース8と上ケース9との
間で挟持固定されている。
【0021】下ケース8の前部には左右に延び且つ左右
の部分を吸込溝形成壁部12,13に回転清掃体50が
回転自在に保持され、下ケース8の後部には左右に延び
且つ吸込溝形成壁部14に回転清掃体60が回転自在に
保持されている。尚、吸込溝形成壁部12,13及び1
4は、回転清掃体50,60の外径形状よりも僅かに大
きい形状に形成されている。これにより、断面積の小さ
い吸込溝12a,13aの作用により吸込口の左右位置
の吸込流速を高くできるので、吸込口の左右の位置と中
央位置とで清掃効果が略同じにできる。
【0022】また、取付壁部15上には図1(b),図2
(b),図3の如く、駆動源としてのモータ26が配設さ
れ、取付壁部16上には図1(c),図3のごとくモータ
26の駆動制御に用いるプリント基板27が配設されて
いて、このモータ26及びプリント基板27はケース
8,9間に図示しない位置で挟持固定されている。
【0023】ここで、吸込口体5は、モータ26が設け
られている側が反対側よりもモータ26の重量のために
重くなっているので、モータ26側が反対側より強い力
で清掃面に押し付けられている。このため、この吸引負
圧により吸込口体5の左右方向全体に均一な吸付力を作
用させた場合、モータ26側の清掃面への吸付力がプリ
ント基板27側よりも大きくなって好ましくない。従っ
て、吸込口体5の左右の総押付力を等しくするには、プ
リント基板27側の吸込溝13aの清掃面への吸付力を
モータ26がわの清掃面への吸付力よりも大きくすれ
ば、換言すれば吸込溝12aの吸付力を吸込溝13aの
吸付力よりも小さくすれば良いことがわかる。
【0024】このため、上述した様に連通室18aは、
モータ取付壁部15とは反対側すなわち基板取付壁部1
6側がモータ取付壁部15側よりも長く形成することに
よって、モータ26とは反対側すなわちプリント基板2
7側がモータ26よりも長くすることにより、プリント
基板27側の吸込溝13aの清掃面への吸付力をモータ
26がわの清掃面への吸付力よりも大きくして、吸込口
体5の左右の総押付力を等しく設定している。
【0025】即ち、吸込溝12aの清掃面への吸付力を
Q1、吸込溝13aの清掃面への吸付力をQ2、モータ
26側の重量による清掃面への押付力をf1、プリント
基板27側の重量による清掃面への押付力をf2(f1
>f2)、吸込口体5のモータ26側の清掃面への総押
付力をF1、吸込口体5のプリント基板27側の総押付
力をF2とすると、F1=F2とするために、Q1+f
1=Q2+f2となるように設定する。
【0026】このモータ26の一側部には複数のギヤか
らなる減速装置28が設けられ、この減速装置28には
図2(b)の如く一対の出力軸28a,28bが設けられ
ている。そして、この出力軸28aに設けられたタイミ
ングギヤ(図示せず)と回転清掃体50の一端部近傍の
部分に設けられたタイミングギヤ(図示せず)にはタイ
ミングベルト29が掛け渡され、出力軸28bに設けら
れたタイミングギヤ(図示せず)と回転清掃体60の一
端部近傍の部分に設けられたタイミングギヤ(図示せ
ず)にはタイミングベルト30が掛け渡されている。こ
れにより、回転清掃体50,60は、減速装置28及び
タイミングベルト30等を介してモータ26に連動して
いる。尚、回転清掃体50,60は減速装置28により
互いに逆方向に回転させられるようになっていると共
に、回転清掃体50は前側に転動する方向に回転させら
れるようになっている。
【0027】また、回転接続パイプ7は、図1(a,)に
示した様に、ベルクランク状に屈曲する第1接続パイプ
31と、この第1接続パイプ31の一端部に装着される
第2接続パイプ32から構成されている。そして、第1
接続パイプ32は、他端部が延長管4に嵌合されること
により、延長管4に着脱自在に装着されている。
【0028】第2接続パイプ32は、第1接続パイプ3
1の一端部の軸線Oと同軸で且つこの軸線Oの回りに回
転自在に装着された筒部32aと、この筒部32aに連
設された偏平筒部32bと、この偏平筒部32bに連設
された筒状軸部32cを有する。この筒状軸部32c
は、両端が閉成されていると共に、軸線Oと直交する方
向に延び且つ両端部が偏平筒部32bの両側から突出し
ている。
【0029】この筒状軸部32cは、両端部が軸受凹部
19a,20aに回動自在に係合され、中間部が中ケー
ス22の後部の円弧状押部22aにより上方に抜けるが
防止されている。
【0030】また、この筒状軸部32cには連通路23
に開口する連通口32dが形成されていて、回転接続パ
イプ7内は連通路23及び連通口32dを介して第1吸
込溝90に連通している。尚、第1吸込溝90の連通室
18aは、下ケース8の回転接続パイプ7に対応する部
分に両ケース7,8に跨って形成されている。しかも、
中央壁部17の後部と筒状軸部32cとの間(すなわ
ち、半円筒状壁部17aの後方)には、後部連通口21
と連通口32dを連通させる連通路(第2連通路)33
が形成されている。この連通路33は、吸込口本体6の
左右方向の略中央に位置して形成されている。
【0031】そして、後部連通孔(開口端)21は第2
吸込溝14dを臨んでおり、第2吸込溝14dと回転接
続パイプ7とが連通路33によって連通されている。後
部連通孔21は、中央壁部17の平坦部17b及び吸込
溝形成壁部14の前壁14eに渡って設けられているの
で大きな孔となっている。
【0032】半円筒状壁部(天板部)17aは、図1
(a,),図5,図7の如く下方に開口する車輪室17cを
区画形成しており、この車輪室17c内には左右に延び
る支持軸34及びセンター車輪35が配設されている。
この支持軸34の両端部は下ケース8に固定され、セン
ター車輪35は支持軸34に回転自在に保持されてい
る。このセンター車輪35は、吸込口本体6の左右方向
の中央に位置していて、吸込口本体6の下面から僅かに
突出させられている。
【0033】また、半円筒状壁部17aはセンター車輪
35の外径に沿って湾曲しており、この湾曲により、第
1吸込溝90に吸引された塵埃は回転接続パイプ7へ案
内される。
【0034】吸込口本体6の前縁部下面の左右端部には
凹部36,36が形成され、凹部36,36内には左右に
延び且つ両端部が下ケース8に固定された支持軸37,
37の中間部が配設され、この支持軸37,37には凹
部36,36に配設した小径の前輪38,38が縁部車輪
として回転自在に保持されている。これにより、前輪3
8,38は、回転自在且つ前後に転動自在に吸込口本体
6の前縁部の左右端部に、連通室18aを挟むように保
持されている。しかも、前輪38,38は、通常は僅か
な間隙をおいて掃除面から離反させられている。
【0035】吸込口本体6の後縁部には、回転接続パイ
プ7の左右に位置して凹部39,39が形成され、凹部
39,39内には左右に延び且つ両端部が吸込口本体6
に固定された支持軸40,40の中間部が配設され、支
持軸40,40には凹部39,39に配設した後輪41,
41が回転自在に保持されている。これにより、後輪4
1,41、回転自在且つ前後に転動自在に吸込口本体6
の後縁部に、連通路33(連通室)を挟むように保持さ
れている。
【0036】後輪41,41は、センター車輪35と略
同じくらい吸込口本体6の下面から僅かに突出させられ
ていて、通常、センター車輪35と共に清掃面に接し、
前輪38,38を清掃面から僅かに離反させるようにな
っている。尚、センター車輪35と後輪41は直径が略
同じに形成されている。前輪38は、センター車輪35
及び後輪41より小径に形成されていると共に、下端が
センター車輪35と後輪41下端よりも上方に位置させ
られている。
【0037】従って、吸込口本体6のセンター車輪35
と前輪38は吸込溝12a,13aを挟む位置に設けら
れ、センター車輪35と後輪41,41は吸込溝14d
を挟む位置に設けられている。
【0038】また、回転接続パイプ7の吸込口本体6へ
の支持部は、吸込口本体6の前後方向中央よりも後方で
且つセンター車輪35よりも後方に配置されている。
【0039】回転清掃体60は、図10および図11に
示すように、アルミ製の回転軸部61と、ブレード6
2,70とから構成されている。
【0040】回転軸部61は、軸線に沿うとともに捻れ
た状態に形成された溝63,64を有しており、溝63,
64の一端側と他端側とで90度位置がずれている。回
転軸部61は押し出し成形によって成形されたものであ
り、溝63,64は開口側の幅が狭く形成され、奥側の
幅が広くなっており、断面がほぼ半円形状の保持部63
a,64a,を有している。
【0041】ブレード62は、射出成形によって形成さ
れた弾性を有する樹脂からなり、回転軸部61の溝63
の保持部63a,に挿入されるとともに断面がほぼ半円
形状の台座62a,と、この台座62a,に一体形成され
るとともに溝63から突出した所定の高さの板状のブレ
ード部62bとを有している。ブレード部62bの先端
側の両面には軸方向に延びた線条の突起62cが形成さ
れている。突起62cはブレード62が絨毯等に付着し
ている塵埃を掻き込む際の掻き込み効果を上げるための
ものである。ブレード部62bは被清掃面が床の場合に
は床に当接しないように設定されている。
【0042】ブレード70は、図12に示すように、樹
脂製の取付部71と、ポリエステル性の布地からなる清
掃部材80とから構成され、図11に示すように回転清
掃体60が回転した際の清掃部材80による直径R1が
ブレード部62bによる直径R2より大きく設定されて
いる。
【0043】取付部71は、回転軸部61の溝64の保
持部64bに挿入される台座72と、この台座72に一
体形成された保持部73とを有している。保持部73は
清掃部材80を保持するものであり、保持部73の高さ
は、保持部73による回転直径R3がブレード部62b
による直径R2と回転軸部61の外径との間、且つ、そ
の間の1/2より小さく設定されている。
【0044】保持部73は、清掃部材80の長手方向の
両端部から突出した突出部73a,と、この突出部73
a,から清掃部材80の裏面80a,側へ突出した突出部
73bとを有している。
【0045】回転清掃体60が回転した際に、床面に当
接する清掃部材80の表面は起毛面80bとされ、裏面
80a,は織面とされている。また、清掃部材80はそ
の下部(図12において)が台座72の底部まで貫通し
て台座72に挟持された状態で取り付けられている。清
掃部材80と取付部71とは一体成形することにより、
清掃部材80を取付部71に取り付けるものである。
【0046】回転清掃体50は、図13に示すように、
アルミ製の回転軸部51と、ブレード52とから構成さ
れている。回転軸部51およびブレード52は回転清掃
体60の回転軸部61とブレード62と同様な構成なの
でその説明は省略する。
【0047】次に、上記のように構成される吸込口体5
の作用について説明する。
【0048】先ず、電源を投入して掃除機本体1の電動
送風機を駆動させる。この駆動により集塵室が負圧とな
り、ホース2,延長管3,4および回転接続パイプ7を介
して吸込口体5の連通路23,33,第1吸込溝90およ
び吸込溝14dが負圧となる。この負圧により塵埃が吸
引されていく。
【0049】次に、吸込口体5のモータ26を駆動させ
て回転清掃体50,60を高速回転させる。回転清掃体
50,60の高速回転により絨毯等に付着した塵埃を掻
き上げていき、この掻き上げられた塵埃は第1吸込溝9
0から連通路23を経て、また、吸込溝14dから連通
路33を経て回転接続パイプ7,延長管4,3およびホー
ス2等を介して掃除機本体1の集塵室へ吸引されてい
く。
【0050】ところで、第1吸込溝90と吸込溝14d
を吸込口本体6の前後に設け、第1吸込溝90と吸込溝
14dとの間に回転接続パイプ7を設け、この回転接続
パイプ7と第1吸込溝90とを連通路23で連通し、回
転接続パイプ7と吸込溝14dとを連通路33で連通し
たものであるから、連通路23の長さが短くり、このた
め、風路抵抗が小さくなって第1吸込溝90の吸込効率
が向上する。
【0051】また、連通路23を吸込溝14dおよび連
通路33の上に重ねた状態で設けていないことにより連
通路23,33の断面積を大きくとることができ、この
ため、吸込口本体6の高さを低くしても吸込効率を向上
させることができる。
【0052】さらに、後部連通孔21は、中央壁部17
の平坦部17b及び吸込溝形成壁部14の前壁14eに
渡って設けられて大きな孔となっているので、吸込溝1
4dから流れ込む空気流は急激に屈曲をせずに連通路3
3を通って回転接続パイプ7へ流れることとなり、この
結果、屈曲による騒音や圧損の低減を図ることができ
る。また、連通路33を吸込溝14dの前側に設けたの
で、連通路33の長さが短くなり、風路抵抗が小さくな
って吸込溝14dの吸込効率が向上する。
【0053】また、車輪室17cの半円筒状壁部17a
はセンター車輪35の外径に沿って湾曲しているので、
第1吸込溝90に吸引された塵埃は半円筒状壁部17a
に案内されて回転接続パイプ7へスムーズに吸引されて
いくこととなり、第1吸込溝90の吸込効率がさらに向
上する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
れば、第1,第2吸込溝を吸込口本体の前後に設け、前
記第1吸込溝と第2吸込溝との間に接続管を設け、この
接続管と前記第1,第2吸込溝とを連通する第1,第2連
通路を設けたものであるから、第1連通路の長さを短く
することができ、第1吸込溝の吸込効率を向上させるこ
とができる。
【0055】また、第1連通路を第1吸込溝および第2
連通路の上に重ねた状態で設けていないことにより第
1,第2連通路の断面積を大きくとることができ、この
ため、吸込口本体の高さを低くしても吸込効率を向上さ
せることができる。
【0056】請求項2の発明によれば、第2吸込溝を区
画するとともに第2回転清掃体の前側に設けられた前壁
と、この前壁の下部から第1吸込溝側へ延びた底壁とを
備え、前記2連通路の第2吸込溝に臨む開口端が、前記
前壁から底壁に渡って設けたものであるから、第2連通
路の開口端を大きくすることができ、この結果、第2吸
込溝から流れ込む空気流は急激に屈曲をせずに第2連通
路を通って接続管へ流素ことができ、このため、屈曲に
よる騒音や圧損の低減を図ることができる。
【0057】請求項3の発明によれば、第2連通路を第
2吸込溝の前側に設けたものであるから、第2連通路の
長さを短くすることができ、この結果、第2吸込溝の吸
込効率を向上させることができる。
【0058】請求項4の発明によれば、第1吸込溝と第
2吸込溝との間に、下部が開口し上部が天板部により閉
塞された車輪室を区画形成し、前記第1吸込溝に吸引さ
れた塵埃を接続管へ案内するために、前記天板部を車輪
の外径に沿って湾曲させたものであるから、第1吸込溝
に吸引された塵埃は天板部に案内されて接続管へスムー
ズに吸引されていくこととなり、この結果、第1吸込溝
の吸込効率がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は図9に示したこの発明に係るの吸込口体
のA−A線に沿う断面図である。(b)は図9の吸込口体
のB−B線に沿う断面図である。(c)は図9の吸込口体
のC−C線に沿う断面図である。
【図2】(a)は図9に示した吸込口体の側面図である。
(b)は(a)の一部を破断して示したモータの説明図であ
る。
【図3】図1,図9の吸込口体の上ケースを取り外した
状態で上方から見た概略平面図である。
【図4】図3の回転接続パイプ,モータ,プリント基板、
回転清掃体等を省略した状態で示した下ケースの平面図
である。
【図5】1に示した吸込口体の底面図である。
【図6】図5に示した回転清掃体を省略して示した吸込
口体の底面図である。
【図7】図1(a)の回転清掃体を省略した状態でD−D
線に沿って断面した説明図である。
【図8】図1(a)の回転清掃体を省略した状態でE−E
線に沿って断面した説明図である。
【図9】図1〜図8に示した構造を備える吸込口体と掃
除機本体の関係を示す概略斜視図である。
【図10】回転清掃体を示した斜視図である。
【図11】回転清掃体の断面図である。
【図12】ブレードの構成を示した斜視図である。
【図13】回転清掃体の構成を示した断面図である。
【図14】従来の吸込口体の構成を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
6 吸込口本体 7 接続管 14d 第2吸込溝 23 第1連通路 33 第2連通路 50 回転清掃体 60 回転清掃体 90 第1吸込溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塵埃を吸引するための吸込開口を底面に形
    成した第1,第2吸込溝を有する吸込口本体と、前記第
    1,第2吸込溝に回転可能に配置された第1,第2回転清
    掃体と、延長管等を介して電気掃除機本体に接続される
    接続管とを備えた吸込口体であって、 前記第1,第2吸込溝を吸込口本体の前後に設け、 前記第1吸込溝と第2吸込溝との間に前記接続管を設
    け、 前記接続管と前記第1,第2吸込溝とを連通する第1,第
    2連通路を設けたことを特徴とする吸込口体。
  2. 【請求項2】前記第2吸込溝を区画するとともに第2回
    転清掃体の前側に設けられた前壁と、この前壁の下部か
    ら第1吸込溝側へ延びた底壁とを備え、 前記2連通路の第2吸込溝に臨む開口端が、前記前壁か
    ら底壁に渡って設けられていることを特徴とする請求項
    1の吸込口体。
  3. 【請求項3】前記第2連通路を第2吸込溝の前側に設け
    たことを特徴とする請求項1の吸込口体。
  4. 【請求項4】前記第1吸込溝と第2吸込溝との間に、下
    部が開口し上部が天板部により閉塞された車輪室を区画
    形成し、 前記第1吸込溝に吸引された塵埃を前記接続管へ案内す
    るために、前記天板部を前記車輪の外径に沿って湾曲さ
    せたことを特徴とする請求項1の吸込口体。
JP20259495A 1995-08-08 1995-08-08 吸込口体 Pending JPH0947403A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3393323B1 (en) 2015-12-22 2021-07-21 Run The Race Pty Ltd Improved vacuum head attachment and vacuum cleaner

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