JPH0975197A - 健康寝具 - Google Patents

健康寝具

Info

Publication number
JPH0975197A
JPH0975197A JP26252495A JP26252495A JPH0975197A JP H0975197 A JPH0975197 A JP H0975197A JP 26252495 A JP26252495 A JP 26252495A JP 26252495 A JP26252495 A JP 26252495A JP H0975197 A JPH0975197 A JP H0975197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support member
outer bag
bedding
powder
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26252495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2777786B2 (ja
Inventor
Taketoshi Notomi
武俊 納富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOKUTO KOSAN KK
Original Assignee
KYOKUTO KOSAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYOKUTO KOSAN KK filed Critical KYOKUTO KOSAN KK
Priority to JP7262524A priority Critical patent/JP2777786B2/ja
Publication of JPH0975197A publication Critical patent/JPH0975197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2777786B2 publication Critical patent/JP2777786B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bedding Items (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 布等を袋状に仕立てた外袋内に収納される木
炭等の粉粒体の偏りを極力抑制することができるととも
に、木炭等の粉粒体が汗等を吸湿して固化することを極
力抑制することができ、また、たとえ健康寝具内に収納
される木炭等の粉粒体を湿らせても簡単に乾燥させるこ
とができ、更に背中や後頭部等を刺激して血行を良くし
疲労回復を図ることができる安価な健康寝具を提供す
る。 【解決手段】 木炭、セラミックス又はこれらの混合物
であって、脱臭機能及び/又は遠赤外線発生機能を有す
る粉粒体13が、通気性を有する外袋16内に収納され
た健康寝具10であって、外袋16内に所定の間隔で指
圧部材12が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木炭、セラミック
ス又はこれらの混合物からなって、脱臭機能及び/又は
遠赤外線発生機能を有する粉粒体を用いた健康寝具(枕
やふとん等を含む)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に使用されている掛ぶとんや敷ぶと
ん等のふとんは、ふとん綿を、布を袋状に仕立てたふと
んがわで包んだだけなので、脱臭性や脱湿性に劣るとい
う問題点を有していた。このため、使用者の体臭や汗等
がふとんの内部に籠もって、臭くて寝心地が悪く、更に
非衛生的なので、特に病人や老人にとって極めて不適合
であるという問題点を有していた。そこで、この問題点
を解決するために、脱臭性及び脱湿性を有する活性炭等
を適用したふとんが提案されている。
【0003】たとえば、実開昭56−77388号公
報には、偏平な布袋内にふとん綿又は羽毛等のクッショ
ン材を充填し、上記布袋の内部又は外部の少なくとも一
部には通気性を有する収納袋を形成し、通気性を有する
軟質シート材に粉状又は粒状の活性炭を吸着又は固着さ
せて成る脱臭シートを上記収納袋内に出し入れ自在に設
けた活性炭入ふとんが提案されている。更に、実開平
5−4966号公報には、炭素粉末材を不織布製袋内に
封入して構成したシート用単体を、多数、配列、連結し
て、全体としてシート状に形成するように中布によって
接合、被覆した健康用ふとんが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
の実開昭56−77388号公報記載の活性炭入ふとん
では、 活性炭の脱臭機能及び脱湿機能を十分に引き出すに
は、この活性炭入ふとんの全面に亘って脱臭シートを設
けることが必要であるが、こうすると、活性炭が柔軟な
紙や布等からなる袋内を流動し易いので、活性炭が偏っ
て活性炭の効果が出なくなるのを防止するために、この
活性炭入ふとんを使用するたびに一々活性炭を均してや
る必要がある等、極めて利便性に劣るという問題点を有
していた。また、前記の問題点を解決するとともに
活性炭の効果を十分引き出すには、活性炭入ふとんの全
面に亘ってたんざく状に細かく形成した不織布等の脱臭
シートを設けることが必要であるが、こうすると、活性
炭を入れる脱臭シートに使用する高価な不織布が極めて
多量に必要となるので、極めて原価が高騰するという問
題点を有していた。更に、活性炭は極めて脱湿性(又
は吸湿性という)が高いので、使用者が就寝時に発汗し
て生じた汗等をよく吸湿することができるが、吸湿性が
良過るために、使用者の発汗具合によっては短期間で吸
湿効果が低下するので、この活性炭入ふとんを頻繁に天
日に当てて乾燥させる必要がある等、極めて利便性に劣
るという問題点を有していた。更に、梅雨どき等はこ
の活性炭入ふとんをあまり天日に当てることができない
ので、毎日じめじめした活性炭入ふとんで就寝しなけれ
ばならず、不快感を惹起させるとともに安眠することが
できないという問題点を有していた。一方、この活性
炭入ふとんでは、眠っているときに背中を矯正させたり
或いは後頭部やうなじのつぼ(又は経穴という)を刺激
したりして、血行をよくし、疲労回復を促進させること
ができないという問題点を有していた。
【0005】一方、前記の実開平5−4966号公報
記載の健康用ふとんでは、 不織布からなる外袋内に木材を蒸し焼きして炭化し粉
末とした所謂木炭等の炭素粉末材を封入してなるシート
用単体を、縦横に並べてふとん状とした後、その全面を
中布及び外布で覆っているが、高価な不織布が極めて多
量に必要となるので、極めて原価が高騰するという問題
点を有していた。更に、個々のシート用単体の容積が
大きい場合には、たとえ木炭等の炭素粉末材をシート用
単体に充填しようとしても作業者の力の入れ具合等によ
って中々緻密に充填させることができず、木炭等の炭素
粉末材の偏りが起こり易いので、前記と同様に、この健
康用ふとんを使用するたびに木炭等の炭素粉末材を均す
必要がある等、極めて利便性に劣るという問題点を有し
ていた。一方、個々のシート用単体の容積が小さい場
合には、木炭等の炭素粉末材の偏りは比較的起こり難い
が、個々のシート用単体の容積が小さくしたことで、一
つの健康用ふとんに使用するシート用単体の必要数量が
極めて増大してしまい、この結果、木炭等の炭素粉末材
を小さなシート用単体に充填する作業に多大な労力と手
間を要するとともに、各シート用単体に木炭等の炭素粉
末材を均一な量で充填するために、さらに多大な労力と
手間を要するという問題点を有していた。更に、木炭
は吸湿性が高いので、前記と同様に、使用者の発汗具合
によっては短期間で吸湿効果が低下してしまい、この健
康用ふとんを頻繁に天日に当てて乾燥させる必要がある
等、極めて利便性に劣るという問題点を有していた。更
に、梅雨どき等はこの健康用ふとんを天日に当てること
ができないことから、毎日じめじめした健康用ふとんで
就寝しなければならないという問題点を有していた。更
に、木炭は吸湿して固化(又は硬化という)し易いの
で、この健康用ふとんを使用したとき、頭部や背中等に
痛みを感じ、極めて寝心地が悪くなるという問題点を有
していた。一方、この健康用ふとんでは、眠っている
ときに背中を矯正させたり或いは後頭部やうなじのつぼ
(又は経穴という)を刺激したりして、血行をよくし、
疲労回復を促進させることができないという問題点を有
していた。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、布等を袋状に仕立てた外袋内に収納される木炭等の
粉粒体の偏りを極力抑制することができるとともに、木
炭等の粉粒体が汗等を吸湿して固化することを極力抑制
することができ、また、たとえ健康寝具内に収納される
木炭等の粉粒体を湿らせても簡単に乾燥させることがで
き、更に、背中や後頭部等を刺激して血行を良くし、疲
労回復や快適な睡眠をとることができる安価で作業性
や、生産性、量産性、信頼性、利便性に優れた健康寝具
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の健康寝具は、木炭、セラミックス又はこれらの混
合物であって、脱臭機能及び/又は遠赤外線発生機能を
する粉粒体が、通気性を有する外袋内に収納された健康
寝具であって、前記外袋内に所定の間隔で指圧部材が設
けられている。請求項2記載の健康寝具は、請求項1記
載の健康寝具において、前記指圧部材は、支持部材に固
定されて所定位置に設けられている。請求項3記載の健
康寝具は、請求項1又は2記載の健康寝具において、前
記支持部材は箱状又は管状となって、箱又は管の気流吹
き出し管が形成され、該箱又は管の気流吹き出し管を介
して外部から前記外袋内に気流を吹き込める構造となっ
ている。
【0008】ここで、粉粒体には、広葉樹や針葉樹等を
蒸し焼きしてなる木炭や、各種原料を焼結してなるセラ
ミックス、更にこれらを混合してなる混合物が含まれ
る。また、粉粒体は、粉状又は粒状或いはこれらの混在
物からなるものである。また、脱臭機能とは、使用者の
発汗作用によってこの健康寝具に付着した汗等の不快な
悪臭を抜くことをいい、一方、遠赤外線発生機能とは、
この健康寝具の使用者の体温によって20μm〜100
0μmの範囲の波長の遠赤外線を発して、使用者の体温
を暖める機能をいう。
【0009】なお、粉粒体に使用される木炭やセラミッ
クスの種類、更にこの粉粒体に木炭及びセラミックスの
混合物を使用する場合の混合比率等は、健康寝具の脱臭
機能や遠赤外線発生機能に応じて適宜選択される。ま
た、粉粒体の粒度や形状は、吸湿材や被覆材、更に外袋
(又はふとんがわという)を通って外部に洩れたり飛散
して使用者の夜着等を汚損せず、更に使用者に堅さや痛
み等の不快感を惹起させなければ特に規定されるもので
はない。
【0010】木炭には、黒炭や白炭等の炭窯炭、伏焼
炭、乾留炭等、更に具体的には、ナラ炭やカシ炭、クヌ
ギ炭、その他カエデやカンバ等を用いた特選雑炭等の雑
炭等が挙げられる。その他、石炭等の鉱物性の炭素粉末
等も使用することができる。中でも、木炭、木材、ヤシ
殻、石炭等から製造される活性炭は、微細な孔を多数有
するので、微小径の異臭や悪臭に対する脱臭機能(又は
脱臭性という)に優れるので好ましい。また、活性炭を
使用する場合、この活性炭を吸着させた繊維を不織布状
に形成したシートを外袋等の中に充填させてもよい。
【0011】セラミックスには、シリカ(又は二酸化ケ
イ素:SiO2)、アルミナ(又は酸化アルミニウム:
Al23)、チタニア(又は酸化チタン:TiO2)、
ジルコニア(又は酸化ジルコニウム或いは二酸化ジルコ
ニウム:ZrO2):マグネシア(又は酸化マグネシウ
ム或いは苦土:MgO)等の金属酸化物系のセラミック
スが挙げられる。中でも、活性アルミナは、微細な孔を
多数有し、脱臭機能に優れるとともに、脱湿機能に優れ
るので好ましい。
【0012】指圧部材の形状は、外袋を介して使用者の
身体に当たっても痛み等の不快感を惹起させるものでな
ければ特に規定されるものでなく、真球状又は楕球状、
半球状、半楕球状等の球形状等とされる。また、この指
圧部材は、外袋内の粉粒体の間に所定間隔を持って単独
で配されてもよいが、この指圧部材が移動するのを防止
するために、支持部材に取付けられるのが好ましい。ま
た、被覆材等を有する場合は、この被覆材等に所定間隔
を持って接着等して取付けられてもよい。なお、指圧部
材は支持部材に接着又は嵌着等の各種手段で取付けられ
てよいが、箱状又は管状の気流吹き出し管からなる支持
部材に、この指圧部材を装着する装着用口を形成すると
ともに、真球状又は楕球状等の球形状の指圧部材を装着
すると、容易に装着させることができて極めて作業性を
向上させることができるとともに、特に装着用口の内径
を指圧部材の外径より大きくすることで、この装着用口
と指圧部材の間にすきまを形成することができるので、
外袋内に温風等の気流を吹き込むための吹き出し口を、
別途支持部材に設ける作業を省略化することができる。
【0013】支持部材は、指圧部材を外袋内で移動する
のを防止しして支持できれば、特に規定されるものでは
ないが、この支持部材の形状を、箱状又は管状の気流吹
き出し管、具体的には、断面略真円状又は断面略楕円状
等の円筒状や、四角筒状又は三角筒状等の角筒状等とす
ると、温風供給装置等からの温風等をこの支持部材内を
通じて布を袋状に仕立てた外袋内に供給できるととも
に、外袋内で粉粒体を略平均して分散した状態を保持さ
せる(換言すると粉粒体が外袋内で偏るのを防止する)
ことができる。このため、支持部材は、外袋内に適当間
隔を持って格子状又は縞状に設けられる。なお、支持部
材の外径(又は幅)は、この健康寝具の厚みと略同等か
或いはそれ以下とされて、粉粒体の偏りを防止すること
ができれば特に規定されるものではない。また、支持部
材の周壁に吹き出し口を形成する場合は、この吹き出し
口の大きさや形状、更に形成数も特に規定されるもので
はなく適宜選択されてよい。また、略直線状又は点在状
等どのような配置で形成されてもよい。
【0014】支持部材や指圧部材の材質も特に規定され
るものではなく、紙、ポリスチレン、塩化ビニール、ポ
リアミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)、HIPS、アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体(ABS)等の合成樹脂、ブタ
ジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SB
R)、ニトリルゴム(NBR)、ブチルゴム(II
R)、エチレン−プロピレンゴム(EPR)等の合成ゴ
ム等を使用することができる。特に、指圧部材として
は、杉や檜等の木材を使用することも可能である。これ
ら木材が、肌障りがよくかつ合成樹脂等に比べて使用者
に温もりを感じさせることができるので、たとえ外袋等
を介してもその独特の感触で指圧効果だけでなく安らぎ
等をも与えることができ、極めて指圧効果や安眠効果に
優れる。また、支持部材に別途吹き出し口を設けるとと
もにこの支持部材に指圧部材を一体化させるときは、支
持部材及び指圧部材の材質を同じにすることで、極めて
製造性を向上させることができる。
【0015】また、支持部材に柔軟な合成ゴムを使用す
る場合には、内部に針金等で網状に形成された補強材を
使用すると、たとえこの健康寝具を敷ぶとんや枕等に適
用しても型崩れ等を起こすのを防止することができる。
また、前述した材質を使用すると、支持部材及び指圧部
材が弾力性を有するので、健康寝具全体を柔らかくする
ことができ、寝心地をよくすることができる。更に、支
持部材から表出(又は露出)される指圧部材の高さにも
よるが、指圧部材だけでなくこの弾力性を有する支持部
材で背中等を押圧することができるので、更に指圧効果
を高めることができる。
【0016】支持部材を配置する間隔(b)は、特に規
定されるものではないが、たとえばこの健康寝具の厚み
にもよるが10cm≦b≦30cm、好適には10cm
≦b≦20cm程度が好ましい。間隔が10cm未満で
は支持部材の必要使用量が膨大となって製造原価が高騰
する傾向がある一方、間隔が20cmを越えると粉粒体
が偏る傾向が現れ、特に30cmを越えると粉粒体の偏
りが著しく顕著となるので、いずれも好ましくない。な
お、健康寝具の厚みが薄い場合には更に間隔を小さくす
る一方、厚い場合には更に間隔を大きくしてもよい。一
方、指圧部材を配置する間隔は、たとえば人のつぼ等を
適度に刺激できるような位置に形成されると指圧効果を
さらに向上させることができる。
【0017】複数の支持部材を使用する場合には、たと
えばこの健康寝具を折り畳む際の折り幅に合わせるとと
もに前記間隔を持って平面視略枠体状等に組付けられる
ことで複数の群に分けられてもよい。支持部材を平面視
略枠体状に組付ける場合には(枠体という)、各支持部
材毎に吹き込み口を設けてもよく、また各支持部材同士
を連通させこの枠体の適当な箇所に一箇所以上、吹き込
み口を設けてもよい。これにより、たとえば外袋等内に
支持部材をそれぞれ単独で配置するのに比較して温風供
給装置の必要数量等を多くすることを防止することがで
きるので、極めて低原価とすることができる。
【0018】支持部材又は枠体は、外袋内で移動するの
を防止するために、前述した間隔を持って、クロロプレ
ン、SBR、天然ゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル
酸エステル、ポリビニルアルコール、カルボキシメチル
セルロース等の溶液・エマルジョン型、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリアミド、ポリビニルブチラール等の熱溶融型、
尿素系、フェノール系、クレゾール系、エポキシ系、ア
ルキド系、シアノアクリル酸エステル等のモノマー又は
プレポリマー型等の接着剤等の固化剤で、接着して固定
されてもよい。
【0019】支持部材の吹き込み口には、この支持部材
を介して健康寝具内に温風を供給する温風供給装置が接
続される。この温風供給装置としては、電熱コイル等の
加熱源と、この加熱源を介して支持部材内に風を供給す
る給風手段と、加熱源及び給風手段に電力を供給する電
源とを有するもの等が挙げられる。また、温風供給装置
に比べて若干粉粒体の乾燥時間はかかるが、単に風を供
給する給風装置(又はファンという)を用いても粉粒体
を乾燥させることができる。また、外袋内に冷風を供給
すると、この健康寝具を冷やすことができるので、夏季
に心地好い涼しさを付与して快適な睡眠をとることもで
きる。また、これら温風供給装置や給風装置と支持部材
や枠体の吹き込み口は蛇腹状等に形成された給風用ホー
ス等で連結される。なお、これら温風や常温の風、更に
冷風等を含めて気流という。
【0020】支持部材を介して外袋内に温風を吹き込む
場合には、この温風の温度(t)は、特に規定されるも
のではないが、40℃≦t≦70℃、好適には50℃≦
t≦60℃とされる。温風の温度が50℃未満では粉粒
体の湿気を取るのに長大な時間が必要となる傾向が現
れ、特に40℃未満ではその傾向が著しくなる一方、温
風の温度が60℃を越えるとこの健康寝具が暖まり過ぎ
て熱くて寝られなくなる傾向が現れ、特に70℃を越え
るとその傾向が著しくなるので、いずれも好ましくな
い。
【0021】外袋の材質は、特に規定されるものではな
く通常のふとんに使用される布等が使用される。この外
袋は、通常、一側部に粉粒体等を入れるための挿入口
と、この挿入口を開閉自在とするファスナー等とを有し
て構成される。また、支持部材等を介してこの健康寝具
内に空気を供給する場合は、通常、この挿入口を開け、
支持部材等の吹き込み口に温風供給装置等の給風用ホー
ス等を連結させて給風するが、この挿入口とは別に外袋
に給風用口を設け、この給風用口から支持部材等の吹き
込み口を外に出してもよい。
【0022】本発明の健康寝具は、粉粒体及び/又は支
持部材を、織布、不織布等の通気性(更に好ましくは伸
展性)を有する被覆材で覆うと、粉粒体が周辺に飛散す
るのを確実に防止することができ、この健康寝具や周辺
の汚損を確実に防止することができる。更に、この被覆
材を2層以上重ね合わせることで更に粉粒体の飛散を確
実に防止することができる。また、粉粒体及び支持部材
を、織布、不織布、吸湿紙等の吸湿材で覆うと、前記と
同様に、粉粒体が周辺に飛散するのを更に確実に防止し
てこの健康寝具や周辺の汚損を更に確実に防止すること
ができるとともに、粉粒体に吸湿された汗等の水分をこ
の吸湿材で除去することができる。更に、この吸湿材が
粉粒体と使用者の身体の間に介在されると、汗等の水分
をこの吸湿材で吸湿することができるので、粉粒体の吸
湿機能を損なうことを防止することができる。なお、こ
の被覆材や吸湿材等は、一枚の布状とされてもよく、ま
た前述した外袋と同様に袋状に仕立てられてもよい。
【0023】更に、被覆材と外袋の隙間や、複数層に層
状化された被覆材の隙間にふとん綿や絹等の植物繊維
や、羽毛、羊毛、モヘア、アルパカ、カシミア、ラク
ダ、ピキューナ等の動物繊維、更に、ポリエステル等の
合成繊維をはさみ込むと肌ざわりを良くすることができ
る。また、本発明の健康寝具は、掛ぶとん、敷ぶとん、
毛布、枕等の各種寝具に適用することができる。
【0024】
【作用】請求項1〜3記載の健康寝具においては、次の
作用を奏することができる。 活性炭等の木炭や活性アルミナ等のセラミックス等か
らなる粉粒体を通気性を有する外袋内に収納しているこ
とで、この粉粒体が多孔質、すなわちその内部表面積が
大きいので、汗等の水分の脱湿性が高く、身体から出た
汗等の水分を通気性の良い外袋を介して吸湿することが
できる。 汗等の水分が外袋に付着する以前に吸湿することがで
きるので、この健康寝具が汚損するのを防止することが
できる。 ふとんの異臭や悪臭の原因となる汗等をよく吸湿する
ことができるので、この健康寝具から異臭や悪臭が発す
るのを防止することができるだけでなく、たとえ、異臭
や悪臭を発しても即座に脱臭することができる。 木炭やセラミックスは金属や合成樹脂等に比べて生体
親和性に優れるので、たとえ外袋等が破れて粉粒体が周
辺に飛散し、この飛散した粉粒体にじかにさわっても生
体上極めて安全である。 粉粒体の粒径等にもよるが、この粉粒体が身体の起伏
(又は凹凸)に合わせて柔軟に適合することができるの
で、ふとんとしての緩衝性に富んで、身体を柔らかく包
み込むことができる。 粉粒体の種類によっては遠赤外線発生機能を有するの
で、この健康寝具から発した遠赤外線で使用者を暖める
ことができ、使用者が横たわったことによる筋肉の弛緩
作用と相まって血液の循環をよくすることができ、極め
て疲労回復等を図ることができる。特に、指圧部材が
設けられているので、この指圧部材で背中や後頭部等、
場合によってつぼ等を押圧して刺激することができ、更
に使用者の血行を良くすることができ、極めて疲労回復
を図ることができる。
【0025】また、請求項2記載の健康寝具において
は、 指圧部材を支持する支持部材を備えたので、この指圧
部材が外袋内で移動するのを確実に防止することができ
る。また、指圧部材の位置を使用者のつぼ等を刺激する
位置に容易に設定することができ、使用者が眠っている
間、同じ刺激位置を刺激することができる。
【0026】更に、請求項3記載の健康寝具において
は、 支持部材は箱状又は管状の気流吹き出し管とされてい
るので、この気流吹き出し管からなる支持部材を介して
外袋内に温風等の気流を供給することができ、たとえこ
の健康寝具内に湿気が籠もってもこの気流で健康寝具内
の湿気を除去することができる。更に、粉粒体に吸湿さ
れた汗等の水分をこの吹き込まれた気流で除去すること
ができるので、木炭等の粉粒体が汗等の水分で固化する
のを防止することができる。
【0027】
【発明の効果】以上、本発明によれば、以下の効果を奏
する健康寝具を実現することができる。すなわち、請求
項1〜3記載の健康寝具においては、粉粒体の脱臭作用
や脱湿作用によってこの健康寝具の体臭や湿気を取り除
くことができ、常に気持ち良く且つ衛生的に使用するこ
とができる。また、この健康寝具内部だけでなくその周
辺の空気の異臭や悪臭、湿気を取り除くことができるの
で、更に気持ち良く使用することができる。更に粉粒体
の種類や粒度にもよるが、身体に柔らかくフィットする
ことができかつ使用時に違和感がなく、気持ち良く使用
することができる。また、指圧部材を設けたことで、背
中や後頭部等を容易に刺激してさらに使用者の血行を良
くして疲労回復を図ることができるので、極めて快適で
かつ心地好い睡眠をとらせることができる。
【0028】特に、請求項2記載の健康寝具において
は、指圧部材を支持する支持部材を備えたことで、外袋
内の指圧部材の移動を防止することができるので、眠っ
ている間、指圧部材が移動して誤って脊髄等を押圧して
痛みを感じさせたり或いはこの痛みで心地良い眠りから
目をさませてしまう等、不快感を惹起させるのを防止す
ることができ、一晩中心地良い眠りにつかせることがで
きる。更に、支持部材の形状によっては、脱臭機能や遠
赤外線発生機能をする粉粒体を間仕切りすることがで
き、これにより、粉粒体が偏るのを確実に防止すること
ができ、従来のように使用にあたって一々ふとんを均す
のを省略化することができ、極めて利便性を向上させる
ことができる。更に、粉粒体が偏ってかさばるのを防止
することができるので、これだけでも風通しをよくする
ことができるので、たとえ梅雨どきに天日に当てること
ができなくても、この健康寝具がじめじめするのを防止
することができる。
【0029】特に、請求項3記載の健康寝具において
は、支持部材に箱状又は管状の気流吹き出し管を用いた
ことで、この支持部材を介して外袋内に温風等の気流を
供給することができるので、たとえこの健康寝具内に湿
気が籠もってもこの気流で健康寝具内の湿気を除去する
ことができるとともに、木炭等の粉粒体が汗等の水分で
固化するのを防止することができる。また、天日に当て
なくとも支持部材を介して外袋内の湿気や粉粒体の湿気
を容易に除去することができるので、この従来のふとん
等の定期的な乾燥作業を誰でも極めて容易に行うことが
できる。従って、健常者だけでなく病人や老人用にも好
適で、常に、気持ちよく安眠することができるととも
に、疲労回復等に極めて良好な効果を得ることができる
保健衛生上極めて優れた健康寝具を実現することができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しつ
つ、本発明の実施の形態について具体的に説明し、本発
明の理解に供する。なお、各実施の形態において同様の
構成のものについては同一の符号を付して説明を省略す
る。ここに、図1は本発明の第1の実施の形態に係る健
康寝具の平面図、図2は図1中矢視A−A側断面図、図
3は図1中矢視B−B側断面図、図4は図2中C部拡大
側断面図、図5は本発明の第2の実施の形態に係る健康
寝具の平面図、図6は図5中矢視D−D側断面図、図7
は本発明の第3の実施の形態に係る健康寝具の平面図、
図8は本発明の第4の実施の形態に係る健康寝具の平面
図である。
【0031】図1〜図4に示すように、本発明の第1の
実施の形態に係る健康寝具10は、図1中縦に並べられ
た複数の支持部材11と、この支持部材11に支承され
た複数の指圧部材12と、これら支持部材11同士の隙
間や指圧部材12同士の隙間(換言すると支持部材11
上)等に充填された活性炭等の木炭等からなる粉粒体1
3と、これら支持部材11や指圧部材12、粉粒体13
を覆った、布等を袋状に仕立てて形成された外袋16と
を有する。以下、これらについて詳しく説明する。
【0032】各支持部材11は、紙製又は塩化ビニール
等の合成樹脂製、或いはスチレン−ブタジエンゴム(S
BR)等の合成ゴム製等で略角筒状の気流吹き出し管と
されている。そして、この健康寝具10の図1中縦幅と
略同じ長さを有する支持部材11は、縦に10cm〜1
5cm程度の間隔(b)で略等間隔に並べられている。
【0033】また、各支持部材11の上面には、指圧部
材12を装着するために15cm〜25cmの間隔を有
するとともに、指圧部材12の外径より若干大径状で平
面視略円形状の装着用口11aが形成されている。そし
て、この装着用口11aには、それぞれ紙製又は塩化ビ
ニール等の合成樹脂製、或いは硬質合成ゴム製等で、略
真球形状の指圧部材12が装着されている。なお、装着
用口11aの内径が、指圧部材12の外径より大きく形
成されているので、この装着用口11a及び指圧部材1
2の間にすきまが形成されている。
【0034】また、各支持部材11の外袋16の挿入口
16a側の一端部には、図4に示すように、吹き込み口
11bが形成されている。なお、この吹き込み口11b
は、この支持部材11内に塵等が入り込んで各吹き込み
口11bが詰まるのを防止するために、それぞれ合成ゴ
ム製等で柔軟性を有する盲栓11cが挿着されている。
この盲栓11cは、各吹き込み口11bと略同径状又は
若干大径状の塞栓11dと、この塞栓11dの一端部に
塞栓11dより大径状で着座された座部11eとを有し
て構成されている。
【0035】そして、この盲栓11cがこの座部11e
を有するので、この盲栓11cを吹き込み口11bに挿
着するときは、この拡径状の座部11eの一端面を指で
押して簡単に挿着することができるとともに、盲栓11
cを吹き込み口11bから外すときは、この拡径状の座
部11eの周縁を手に持って簡単に引き抜くことがで
き、極めて簡単に着脱作業を行うことができる。
【0036】そして、各支持部材11の他端部は全て閉
塞されているので、支持部材11内に吹き込まれた温風
は、装着用口11aと指圧部材12のすきまから外袋1
6内に向かって吹き込まれる。なお、前記すきまから支
持部材11内に粉粒体13が入るのを防止するために、
前記すきまは粉粒体13より小さくするのが好ましい。
この健康寝具10では、前記すきまを0.1mm〜1.
5mmとした。また、前記すきまを大きくする場合に
は、支持部材11及び指圧部材12を通気性のよい織布
や不織布等で覆ってもよいし、前記すきまにフィルター
又は網を設けてもよく、あるいは装着用口11aに指圧
部材12が装着された状態で、この装着用口11aの周
囲にフィルター又は網を設けてもよい。これにより、前
記すきまから支持部材11内に粉粒体13が入るのを防
止することができる。
【0037】一方、隣合う支持部材11の隙間や隣合う
指圧部材12の隙間等には、この健康寝具10のマット
状の芯体として、粒度(d)が2mm≦d≦4mm程度
に微細に破砕された活性炭等の木炭等からなる粉粒体1
3が充填されている。この粉粒体13が充填されている
ことで、支持部材11が外袋16内を移動するのを防止
することができる。
【0038】なお、支持部材11や指圧部材12、粉粒
体13の周囲は、織布等の伸展性及び通気性を有する繊
維を袋状に仕立てた織布14でじかに覆われ、更に支持
部材11や指圧部材12、粉粒体13をじかに覆った織
布14の周囲は、粉粒体13の微粉を通さない程度の目
を有するとともに通気性を有する繊維を袋状に仕立てた
不織布15で覆われている。なお、被覆材17は織布1
4及び不織布15よりなって、そのいずれか一方を省略
することもできる。
【0039】また、外袋16は、図示しないが、支持部
材11や指圧部材12、粉粒体13及び織布14を覆っ
た不織布15を収納するために、その長手方向の一側部
に亘って、ファスナー等(図示せず)で開閉自在とされ
た挿入口16aが形成されている。
【0040】次に、本発明の第1の実施の形態に係る健
康寝具10の乾燥方法について説明する。まず、健康寝
具10の一側部から露出した支持部材11の吹き込み口
11bに挿着された盲栓11cを外した後、温風供給装
置(図示せず)の給風用ホース(図示せず)の一端をこ
の吹き込み口11bに装着する。次に、温風供給装置の
電源(図示せず)のスイッチ(図示せず)を入れて電熱
コイル(図示せず)及び給風手段(図示せず)に電力が
供給されると、給風用ホースから支持部材11の装着用
口11aと指圧部材12とのすきまを通って外袋16内
に温風が供給される。
【0041】そして、この供給された温風によって粉粒
体13が乾燥される。更に、粉粒体13が乾燥された
後、温風供給装置の電源のスイッチを切って温風の供給
を停止するとともに、支持部材11の吹き込み口11b
に盲栓11cを装着して、本発明の第1の実施の形態に
係る健康寝具10の乾燥作業を終了する。
【0042】以上のように本実施の形態によれば、粉粒
体13が多孔質とされているので、良好な吸湿性及び脱
臭性(又は吸臭性という)を有することができる。ここ
で、活性炭の例で詳述すると、この活性炭は1〜10万
Å程度の微孔径の細孔を有しかつその細孔の占める内容
積は0.6〜0.8cm3/g、その細孔の内部表面積
は500〜1500cm2/gに達し、更にその細孔の
内部表面には酸素、水素、窒素、硫黄、ハロゲン等と炭
素が結合した錯化合物が形成されているので、水分や臭
いの分子に対する吸着性や反応性が高く、水分や悪臭等
をよく脱臭、脱湿することができる。
【0043】また、布等を袋状に仕立てた外袋16内に
収納される木炭等の粉粒体13が支持部材11で間仕切
りされているので、この粉粒体13が偏るのを極力抑制
することができる。更に、各支持部材11の吹き込み口
11bから温風を吹き込み、支持部材11の装着用口1
1aと指圧部材12とのすきまから外袋16内に温風を
吹き込むことができるので、粉粒体13を乾燥させるこ
とができ、この粉粒体13が汗等を吸湿して固化するの
を極力抑制することができる。また、たとえこの粉粒体
13を湿らせても簡単に乾燥させることができる。
【0044】更に、支持部材11をこの健康寝具10の
長手方向に略直交させて配置しているので、この健康寝
具10を折り畳む際に支持部材11が邪魔になるのを防
止することができ、容易に隣合う支持部材11の隙間で
折り畳んで押入等に収納することができる。また、隣合
う支持部材11の隙間に粉粒体13が充填されているの
で、この支持部材11が外袋16内で移動するのを防止
することができ、取扱い性や利便性に優れる。なお、支
持部材11が織布14等に各種接着剤等の固化剤で固着
されると更に支持部材11の移動を防止することができ
る。また、粉粒体13の一面に吸湿紙等の吸湿材(図示
せず)を配置すると、外袋16内の湿気及び粉粒体13
に含有された湿気をこの吸湿材で吸収することができる
ので、温風による乾燥作業回数や乾燥作業時間を低減す
ることができる。
【0045】更に、従来、寝たきりの病人や老人は寝返
りができないために、皮膚の局所圧迫による血液の循環
不良によって、湿った患部に細菌が感染して、皮膚が壊
死して悪臭を放つ所謂床ずれが発生して大変な苦痛を生
じていたが、この健康寝具10に病人や老人を寝かせた
状態でも、各支持部材11の装着用口11a及び指圧部
材12の間にすきまから温風を吹き込みむことができる
ので、病人や老人の皮膚を乾燥させることができ、細菌
感染等を防止することができる。
【0046】次に、本発明の第2の実施の形態に係る健
康寝具20について説明する。本発明の第2の実施の形
態に係る健康寝具20が、本発明の第1の実施の形態に
係る健康寝具10と異なるのは、図5、図6に示すよう
に、隣合う支持部材11の両端部近傍を柔軟な合成ゴム
製の連結用管11fで連結して枠体11iが形成された
点である。
【0047】詳述すると、図6に示すように、各支持部
材11の両端部近傍の周壁には、略180度回転対称位
置に縮径状の連結用突起部11gが突出されている。そ
して、連結用管11fの両端部には、それぞれ連結用突
起部11gの外径と略同径状又は若干小径状とされた連
結用挿入口11hが形成されている。そして、各連結用
管11fの各連結用挿入口11hに、各支持部材11の
連結用突起部11gを嵌着等して取付けることで、各支
持部材11が連結されている。なお、各支持部材11を
連結用管11fで連結したことにより、吹き込み口11
bは一つとした。
【0048】以上のように本発明の第2の実施の形態に
よれば、本発明の第1の実施の形態と同様の効果が得ら
れる他、各支持部材11を連結用管11fで連結して枠
体11iを形成したので、外袋16内で各支持部材11
がばらけるのを確実に防止することができ、この健康寝
具20を折り畳んで押入等に収納する際の利便性を向上
させることができる。また、連結用管11fが柔軟な合
成ゴム製なので、この健康寝具20を折り畳む際に何等
支障なくでき、更に、粉粒体13を乾燥させるために気
流を吹き込む際にもこの連結用管11fが弾力性を有す
るので、この連結用管11fがひしゃげて気流の導入を
妨げる等の支障を来す虞れを極力防止することができ
る。更に、連結用管11fで支持部材11を連通させて
連結したので、一つの吹き込み口11bから気流を吹き
込むだけで外袋16内に満便なく気流を行き渡らせるこ
とができ、極めて利便性を向上させることができる。
【0049】次に、本発明の第3の実施の形態に係る健
康寝具30について説明する。本発明の第3の実施の形
態に係る健康寝具30が、本発明の第2の実施の形態に
係る健康寝具20と異なるのは、図7に示すように、各
支持部材11を柔軟な合成ゴム製で小径状とするととも
に長尺にした点と、外袋16の縦幅を拡げるとともにこ
の外袋16にポリエステル等の肌ざわりのよい繊維を用
いて毛布に適用した点である。以上のように本発明の第
3の実施の形態によれば、本発明の第2の実施の形態と
同様の効果が得られる他、外袋16が柔軟な材質で形成
されるとともに各支持部材11が小径状で且つ軽量なの
で、使用者の身体を覆っても重くて暑苦しい等の不快感
を感じさせるのを極力抑制することができる。
【0050】次に、本発明の第4の実施の形態に係る健
康寝具40について説明する。本発明の第4の実施の形
態に係る健康寝具40が、本発明の第2の実施の形態に
係る健康寝具20と異なるのは、図8に示すように、そ
の内部に針金等を編んで構成した金網状の補強材(図示
せず)を有し、かつこの補強材の周囲を各種合成ゴムで
覆って形成した大径状の支持部材11kを用いて、小形
状の枠体11jを形成して、枕に適用した点である。以
上のように本発明の第4の実施の形態によれば、第2の
実施の形態と同様の効果が得られる他、支持部材11k
内に補強材が介在されているので、この枕に適用した健
康寝具40に頭部を載せて横になってもこの支持部材1
1kが潰れるのを防止することができるので、快適な睡
眠を得ることができる。
【0051】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用
範囲である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る健康寝具の平
面図である。
【図2】図1中矢視A−A側断面図である。
【図3】図1中矢視B−B側断面図である。
【図4】図2中C部拡大側断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る健康寝具の平
面図である。
【図6】図5中矢視D−D側断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る健康寝具の平
面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る健康寝具の平
面図である。
【符号の説明】
10 健康寝具 11 支持部材 11a 装着用口 11b 吹き込
み口 11c 盲栓 11d 塞栓 11e 座部 11f 連結用
管 11g 連結用突起部 11h 連結用
挿入口 11i 枠体 11j 枠体 11k 支持部材 12 指圧部材 13 粉粒体 14 織布 15 不織布 16 外袋 16a 挿入口 17 被覆材 20 健康寝具 30 健康寝具 40 健康寝具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木炭、セラミックス又はこれらの混合物
    であって、脱臭機能及び/又は遠赤外線発生機能をする
    粉粒体が、通気性を有する外袋内に収納された健康寝具
    であって、 前記外袋内に所定の間隔で指圧部材が設けられているこ
    とを特徴とする健康寝具。
  2. 【請求項2】 前記指圧部材は、支持部材に固定されて
    所定位置に設けられている請求項1記載の健康寝具。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は箱状又は管状となって、
    箱又は管の気流吹き出し管が形成され、該箱又は管の気
    流吹き出し管を介して外部から前記外袋内に気流を吹き
    込める構造となっている請求項1又は2記載の健康寝
    具。
JP7262524A 1995-09-13 1995-09-13 健康寝具 Expired - Lifetime JP2777786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7262524A JP2777786B2 (ja) 1995-09-13 1995-09-13 健康寝具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7262524A JP2777786B2 (ja) 1995-09-13 1995-09-13 健康寝具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0975197A true JPH0975197A (ja) 1997-03-25
JP2777786B2 JP2777786B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=17377001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7262524A Expired - Lifetime JP2777786B2 (ja) 1995-09-13 1995-09-13 健康寝具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2777786B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441768B1 (ko) * 2002-01-16 2004-07-23 박평일 건강 지압방석 제조방법
WO2005048785A1 (en) * 2003-11-05 2005-06-02 Sang Kwan Han A method that a sort of bedding is organized by using the pipe materials putting some materials which can emit a sweet smell and clean the atmosphere

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60184537U (ja) * 1984-05-17 1985-12-07 加納 房子 指圧機構の枕
JPH0296951U (ja) * 1989-01-23 1990-08-02
JPH07108018A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 G M:Kk 寝 具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60184537U (ja) * 1984-05-17 1985-12-07 加納 房子 指圧機構の枕
JPH0296951U (ja) * 1989-01-23 1990-08-02
JPH07108018A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 G M:Kk 寝 具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441768B1 (ko) * 2002-01-16 2004-07-23 박평일 건강 지압방석 제조방법
WO2005048785A1 (en) * 2003-11-05 2005-06-02 Sang Kwan Han A method that a sort of bedding is organized by using the pipe materials putting some materials which can emit a sweet smell and clean the atmosphere

Also Published As

Publication number Publication date
JP2777786B2 (ja) 1998-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2777785B2 (ja) 健康寝具
JP2777786B2 (ja) 健康寝具
JP4505835B2 (ja) 休息敷物
JP3094910U (ja) 人体部位支持体
JPS62152406A (ja) 健康寝具類
KR200407202Y1 (ko) 흡습기능을 갖는 매트리스
KR20120132062A (ko) 냉방기능을 갖는 다기능 매트리스
JP2709909B2 (ja) 健康寝具
JP2009201961A (ja) 最適な枕
JP2002065411A (ja) 安眠キュービクル
JP3101719U (ja) マットレス
JP3055006U (ja) 褥瘡防止用寝具
JP2502707Y2 (ja) 炭を詰め物として使用した寝具
JP4120866B2 (ja) 寝装具
KR200437429Y1 (ko) 양면 매트리스
JPH07108018A (ja) 寝 具
JP2001087402A (ja) 活性炭・トルマリンマット
JP2005270262A (ja) 寝具
JPH0440548Y2 (ja)
JPS6122536Y2 (ja)
JP3085871U (ja) 就寝用マット
JPS62224313A (ja) 寝具
JPS61220617A (ja) 空気応用敷ぶとん
JP3022201U (ja) 健康マット
KR100321632B1 (ko) 침대용숯매트리스