JP2002065411A - 安眠キュービクル - Google Patents

安眠キュービクル

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JP2002065411A
JP2002065411A JP2000301198A JP2000301198A JP2002065411A JP 2002065411 A JP2002065411 A JP 2002065411A JP 2000301198 A JP2000301198 A JP 2000301198A JP 2000301198 A JP2000301198 A JP 2000301198A JP 2002065411 A JP2002065411 A JP 2002065411A
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sleep
sleeping
fin
hole
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Kazuo Kuroiwa
一男 黒岩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷暖房のない部屋でも、寒暖の差に左右されず
に安眠できる健康・省エネ製品を提供する。就寝中に、
からだ全体を快適にし、新鮮空気を供給しつつ、冷暖房
エネルギーを節約するうえ、からだの“冷え”や、布団
の中の“臭い”もなくし、髪の毛が寝癖で乱れるのを防
止しながら、風邪をひきにくく、また治り易くしたり、
免疫力を向上したり、急性肺炎・心筋梗塞・脳卒中や花
粉症の発作のキッカケを少なくして、熟睡して爽やかに
目覚められ、体調を整えられるようにする。 【解決手段】睡眠に必要な範囲を覆い、暖かさ・涼しさ
・静けさが得られる保温材、吸音材、一定温度維持手
段、湿気取手段を使用したり、明るさや暖かさを得る調
光ランプを設けたり、睡眠中に外れないマスク状の鰭
(フィルター)を設けたり、中からテレビが見られる
“穴”を設けたり、目覚時計・メガネ・メモ用具などを
置くスペースを設けて、眠る前の「気がかりなこと」を
なくし、安眠できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寒い環境、蒸し暑
い環境、汚染空気の環境、又は騒音環境において、就寝
時に、布団(ふとん)群と一体となって身体を覆うこと
ができ、身体の“冷え”や“臭い”を除去しながら、鼻
や口をマスク状に覆う安眠キュービクルに関するもの
で、就寝時に、心地好い暖かさ・涼しさ・静けさが得ら
れ、髪の乱れを防止しつつ、熟睡して体調を整える健康
・省エネ製品に関し、ベッド固定式、組立式、或いはス
ポーツ選手の遠征にも携帯できる安眠キュービクルに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、寒い環境、蒸し暑い環境、汚染空
気の環境、又は騒音(「自動車の走行音」や「いびき」
等を含む騒音)環境において、就寝時に、寝室全体を朝
まで冷暖房したり、寝室全体を除湿機で除湿したり、寝
室全体に保温工事や防音工事をしたり、マスクをした
り、耳栓をしたり、頭から布団を被ったりして寝てい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】就寝時に、寝室全体を
朝まで冷暖房したり、寝室全体を朝まで除湿機で除湿し
たりしても、肌にしっとりと密着している汗までは取り
にくいため、この汗により、身体に「冷え」が生じて、
快適性が得られたいうえ、多大なエネルギーを必要とし
て、経済的負担が大きいという課題があった。
【0004】また、頭から布団を被って寝ていると、髪
の毛が寝癖で乱れたり、布団が湿ってきたり、息苦しく
なるために、無意識的に布団を撥ね除けて、布団から飛
び出してしまうという問題があった。
【0005】さらに、布団から飛び出して寝ていると、
風邪をひき易いという課題があり、風邪をひいてマスク
をしたり、花粉症でマスクをしていても、寝ている間に
外れてしまうという問題があった。
【0006】また、耳栓をしていると、寝ている間に外
れ易いばかりでなく、耳が痛くなるという課題があっ
た。
【0007】こうして、従来は、種々の睡眠障害となる
問題があったため、睡眠不足が蓄積し、熟睡できない日
々が続いて、体調を崩すという課題があり、特に体調を
重視する(ストレス大きい)精神作業者において、就寝
環境の改善が求められていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の問題点に鑑み、本
発明は、大きな部屋の中に、睡眠のために必要な範囲を
仕切る小寝室をつくり、保温(断熱)性能や防音(吸
音)性能を向上して、これを快適に保ち、就寝中の髪の
乱れを防止しながら、熟睡して体調を整える安眠キュー
ビクルを提供するため、少なくとも、身体の“冷え”や
“臭い”を除去する「汗取手段」と、長時間に渡って涼
しさを得る「氷枕」とを備えるとともに、該キュービク
ルの一方には、少なくとも、頭部と手を入れられる開口
部を設け、該開口部は、布団群の端部と接続する開口部
として、該開口部の縁に、就寝者の頭との当たりによる
衝撃を緩和する「クッション材」を設けるうえ、該開口
部に、顔、首、肩、及び胸部まで覆う開閉自在の補助カ
バーを設け、該補助カバーに、「呼吸穴」及び「覗き
穴」を設けて、これらの穴に、これらの穴を覆う保温性
及び防音性の「鰭(ひれ)」を設け、少なくとも、該呼
吸穴は、就寝者の鼻及び口をマスク状に覆う鰭とし、該
鰭は、蚊、埃、花粉、及び大気中の浮遊微粒子の侵入を
防止するフィルターとして、該キュービクルが、ベッド
本体又は敷布団群と一体化する固定手段で接続するとと
もに、該氷枕に氷の収納容量を増大する「氷嚢(ひょう
のう)」を設けたり、該鰭を「捲り上げ式」としたり、
該キュービクルをゴム風船型の組立式としたり、「蝶番
折畳式」としたり、該汗取手段を“冷え”や“臭い”の
ある近傍に定着させたり、調光ランプを設けたり、備品
用の棚等を設けて問題点を解決する。
【0009】
【発明の作用】本発明により、よく眠れない環境におい
ても、就寝に必要な範囲が快適になり、安眠できるよう
なる。精神的な緊張によって、交感神経が働いて、脂汗
が出る。この脂汗は、肌にしっとりと密着して、身体に
“冷え”を生じ、布団の中に汗の“臭い”を放散する。
皮膚の表面の体温を維持しながら、湿気を取ることによ
って“冷え”や“臭い”を生ずる脂汗をなくすことがで
き、「冷え性」が治癒する。「氷枕」と「汗取手段」
で、頭の方を涼しくし、足の方を暖かくすることによ
り、血液の流れが正常化され、爽やかに熟睡できる。
「汗取手段」により、眠っている間に足が乾燥して、水
虫も治癒する。また、保温され防音されていて、省エネ
ができるうえ、暖かさ・涼しさ・静けさが保たれ、布団
を被って寝る必要がなくなり、髪の毛が寝癖で乱れるの
を防ぐ。
【0010】鰭は、鼻や口をマスク状に覆い、呼吸作用
と相俟って、空気を循環して換気を行うとともに、鰭を
吐く息で湿らせることにより、湿ったタオルのように空
気清浄を行い、流行性感冒や花粉症の予防及び治療に対
して有効に作用する。
【0011】また、常に快適な環境で眠れるようにする
ことにより、大きな寒暖の差にも左右されずに体調を整
えられるため、急性肺炎・心筋梗塞・脳卒中の発作のキ
ッカケを少なくするとともに、免疫力(インフルエンザ
・ウィルス等に対する抵抗力)を増大する作用を持つ。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が使用されている
例を示す使用状態図である。図1において、安眠キュー
ビクル1は、その底部2が敷布団群3に押さえられて固
定する組立式となっているが、直接にベッドの本体に作
り付けて固定するベッド一体式としてもよい。本例で
は、背壁4は、底部2と上部5にフック(図13に図示
されているフック25)で止められた組立式となってい
るが、接着剤などで固定してもよい。補助カバーは、第
一の補助カバー6と、第二の補助カバー7とで構成され
ていて、それぞれ上部5にフック(図4に図示されてい
るフック19)で止められているとともに、第一の補助
カバー6には、穴9が設けられている。こうして、第一
の補助カバー6に第二の補助カバー7が重ねられ、これ
らが掛布団群8と接続して、暖かさ、涼しさ、静けさを
保つ性能が高められている。従って、あまり高い性能を
必要としない温暖な地域では、第一の補助カバー6だけ
でもよい。また、安眠キュービクル1の力学的支持体
は、不織布などで形成しても、不活性ガスのボンベを直
結して膨らますゴム風船型としてもよい。
【0013】図1において、第一の補助カバー6には、
穴9の一部を覆う第一の鰭10と、穴9の全体を覆う第
二の鰭11とが設けられていて、穴9からテレビ12な
どを見るときには、第二の鰭11は、上部5の上に捲
(まく)り上げられる「捲り上げ式」となっている。こ
のときも、第一の鰭10は、就寝者13の鼻と口とをマ
スク状に覆っている。本例では、これら第一の鰭10と
第二の鰭11は、蚊、埃、花粉等の侵入を防止するフィ
ルターの役目をしている。
【0014】図1において、安眠キュービクル1は、前
述のように、保温性を高くできるため、蒸し暑い夏の熱
帯夜には、空気に触れる部分が保温された結露防止型の
氷枕(氷と水を混合した枕)14を設けて、朝まで涼し
さを保つ。また、“冷え”と“臭い”を生ずる身体の部
分の布類に、汗取手段を定着して、表皮体温を維持し、
これを除去する。
【0015】図2も、本発明が使用されている例を示す
使用状態図である。この例には照明器具が設けられてい
る。また図2では、図1で捲り上げられていた第二の鰭
11は、下方に降ろされて、穴9の全体を覆うように使
用されていて、暖かさ、涼しさ、静けさを保つ性能が高
められている。
【0016】図2において、白熱電球15は、ソケット
16の口金にねじ込まれ、ソケット16のプラグは、調
光器17のコンセントに差し込まれており、調光器17
のプラグは、延長コード18のコンセントに差し込まれ
ている。こうして、白熱電球15と調光器17によっ
て、明るさや暖かさが調節できる調光式照明器具が組み
立てられている。このとき、調光器17は、安眠キュー
ビクル1の内部でも外部でも調光できるようにすること
ができる。
【0017】図3は、本発明の安眠キュービクル1の正
面図である。図3において、第二の補助カバー7と、第
二の補助カバー7の内側に設けられている第一の補助カ
バー6(図8に図示)は、フック19によって、安眠キ
ュービクル1の上部5(図4に図示)に止められてお
り、第二の鰭11(図4に図示)は、ボタン20によっ
て、第一の補助カバー6(図4に図示)に止められてい
る。このようして、フック19と、ボタン20によって
止めることにより、必要に応じて、第二の補助カバー
7、第一の補助カバー6、第二の鰭11、さらに第一の
鰭10も取り外して、洗濯することができる。
【0018】図4は、本発明の安眠キュービクル1の平
面図である。図4において、第二の補助カバー7と、第
一の補助カバー6は、フック19によって、安眠キュー
ビクル1の上部5と側壁21に止められており、第二の
鰭11は、ボタン20によって、第一の補助カバー6に
止められている。なお、本例では、蝶番28(伸びずに
曲がる布でも可)が設けられていて、ここで左右の側壁
21を折り曲げて、安眠キュービクル1の上部5と重ね
て、折り畳めるようになっている。
【0019】図5は、本発明の安眠キュービクル1の左
側面図(右側面図も同様)である。図5において、第二
の補助カバー7は、フック19によって、安眠キュービ
クル1の上部5と側壁21に止められている。蝶番28
は、安眠キュービクル1の上部5に、側壁21を折り畳
むときに、折り曲げるヒンジとなっている。
【0020】図6は、本発明の安眠キュービクル1の背
面図を示している。図6において、背壁4は、安眠キュ
ービクル1の上部5と、左右の側壁21と、底部2にフ
ック(図13に図示されているフック25)で止められ
ている。
【0021】図7は、本発明の安眠キュービクル1の底
面図である。図7において、底部2は、安眠キュービク
ル1の左右の側壁21に定着(図10に図示)し、背壁
4にフック(図13に図示されているフック25)で止
められている。左右の底部2は、安眠キュービクル1を
組み立てるときに、二つのファスナー22で接続され、
安眠キュービクル1を分解するときには、この二つのフ
ァスナー22で分離できるようになっていて、これら底
部2は、互いに、脱着自在となっている。また、底部2
の周囲には、第一の補助カバー6と第二の補助カバー7
が、重なって、はみ出すようになっている。
【0022】図8は、図3と同様の正面図であるが、第
二の鰭11を取り去った状態を示しており、第一の鰭1
0が図示されている。図8において、第一の鰭10は、
穴9の一部分を覆っており、左右のボタン23で、第一
の補助カバー6に止められている。こうすると、図1に
示すように、穴9から外を覗いているときにも、第一の
鰭10は、就寝者13の鼻と口をマスク状に覆うことが
できる。
【0023】図9も、図3と同様の正面図であるが、第
二の鰭11と、第一の鰭10とを取り去った状態を示し
ている。図9には、第一の補助カバー6に設けられた穴
9の全体が示されている。
【0024】図10は、図3と同様の正面図であるが、
第一の補助カバー6と、第二の補助カバー7を取り去っ
た状態を示しており、手前に開口部があり、この開口部
を通して背壁4の内側が示されている。図10におい
て、安眠キュービクル1の上部5と、左右の側壁21
と、底部2とが、一体になっている様子が示されている
が、上部5と左右の側壁21は、弓状に曲げられるよう
に作られており、左右の底部2の一端は、左右の側壁2
1に定着し、左右の底部2の他端は、ファスナー22で
連結されて、安眠キュービクル1が組み立てられてい
る。
【0025】図10において、安眠キュービクル1の上
部5と左右の側壁21は、弓状に曲げる方向には、連続
した弾性体となっているが、反対の方向には、蝶番28
がヒンジとなって折り曲げられる。すなわち、蝶番28
は、上部5と左右の側壁21を内側に曲げるときには、
固定状に接続し、外側に曲げるときには、ヒンジ状に接
続している。従って、ファスナー22を閉じて、上部5
と左右の側壁21を内側に曲げるときには、これら上部
5と左右の側壁21は弾性体として働き、ファスナー2
2を解除して、外側に曲げるときには、蝶番28がヒン
ジとなって、上部5と左右の側壁21は、折り畳められ
る。これら上部5と左右の側壁21には、断熱吸音材2
4が設けられていて、保温性能と防音性能が高められて
いる。この断熱吸音材24は非連続的で、鋸の刃のよう
に、無理なく内側が離れて(図15と図16で説明)展
開するようになっており、また、底部2は、柔らかい材
料で作られていて、どこからでも自由に折り曲がるよう
になっている。なお、上部5と、左右の側壁21と、背
壁4は、空気の圧力で力学的に形状を維持できるゴム風
船型とすることもできる。このとき、ゴム風船は、不活
性ガスのボンベを直結して膨らますようにすると、手軽
に組み立てることができる。
【0026】図11は、図5と同様の側面図であるが、
第一の補助カバー6と、第二の補助カバー7とを取り去
った状態を示している。
【0027】図12は、図4と同様の平面図であるが、
第一の補助カバー6と、第二の補助カバー7を取り去っ
た状態を示している。図12において、断熱吸音材24
の終端(就寝者が頭を入れる開口部の縁)は、柔らか
く、就寝者の頭との当たりによる衝撃を緩和するクッシ
ョン材となっている。
【0028】図13は、図12のA−A断面詳細図であ
る。図13において、安眠キュービクル1の上部5と背
壁4とは、その間にフック25が設けられて止められて
おり、安眠キュービクル1の底部2と背壁4とは、その
間にフック25が設けられて止められている。また、左
右の側壁21の内側には、連結フック26が設けられて
いて、この連結フック26に掛布団群8などに設けられ
た紐状のリング(図示しない)を引っ掛けて、安眠キュ
ービクル1と掛布団群8などが連結できるようになって
いる。
【0029】図13において、安眠キュービクル1の内
側には、断熱吸音材24が設けられていて、その内側
に、眼鏡、メモ用具、テレビやビデオのリモコンスイッ
チ、目覚時計などを入れるポケット27が設けられてい
る。
【0030】図14は、図6と同様の背面図であるが、
第一の補助カバー6、第二の補助カバー7、第一の鰭1
0、第二の鰭11、及び背壁4を取り去った状態を示し
ている。図14では、上部5と左右の側壁21は、弓状
に曲がっている。
【0031】図15は、安眠キュービクル1の上部5と
左右の側壁21の展開平面図である。図15において、
上部5と、左右の側壁21とは、蝶番28で接続されて
いる。蝶番28は、上部5と、左右の側壁21を弓状に
曲げる方向には、固定状に接続し、反対の方向には、ヒ
ンジ状に接続している。したがって、上部5と、左右の
側壁21を、弓状に曲げるときには、全体が弾性体とな
り、反対に曲げて、収納するときには、蝶番28で折り
曲がり、折り畳めるようになっている。
【0032】図16は、図15のB−B視図で、展開側
面図である。図16において、安眠キュービクル1の上
部5と、左右の側壁21は、弓状に曲げる方向には、連
続した弾性体となっていて、これに断熱吸音材24が設
けられて、保温性能と防音性能が高められている。この
断熱吸音材24は、非連続的であり、上部5と、左右の
側壁21とを一直線に伸ばすと、鋸の刃のように無理な
く内側が離れるようになっている。
【0033】図17も、図15のB−B視図であるが、
安眠キュービクル1の上部5と、左右の側壁21を折り
畳んだ時の視図である。この状態で収納すると、コンパ
クトになるので、収納場所が狭くて済む。図17におい
て、蝶番28は、弓状に曲げる方向には、固定状の接続
であるが、反対の方向には、自由に曲がるヒンジ状の接
続となっていて、折り畳めるようになっている。
【0034】図18は、安眠キュービクル1の使用に当
たり、敷布団群3と氷枕14と就寝者13との関係を示
している。図18において、氷枕14は、空気中の水分
が結露しないように結露防止型となっている。また、氷
枕14の左右に、氷嚢29が設けられ、これに氷嚢口3
0が設けられている。就寝者13の頭と、氷枕14との
間には、温度調節布(バスタオル)31が設けられ、涼
しさが調節されている。
【0035】図18において、汗取手段33は、敷布団
群3に設けられているが、掛布団群や着衣に設けてもよ
い。汗取手段33には、一定温度維持手段(発熱体)を
持つ汗取手段33′と、湿気取手段を持つ汗取手段3
3″がある。これらは安全性が高いうえ、厚さが5mm
以下になり、柔らかくて、体重がかかっても、つぶれな
いため、存在感がないのが特徴である。これらの量的な
配分は、室内気候と個人差によって決定される。一般
に、冬は、一定温度維持手段を持つ汗取手段33′を多
くし、夏は、湿気取手段を持つ汗取手段33″を多くす
る。湿気取手段を持つ汗取手段33″を多くすると、足
が乾燥して、水虫も治りやすい。
【0036】図19は、氷枕14の一例で、図18のC
−C断面を示している。図19において、氷枕14は結
露防止型となっており、空気に触れる範囲は断熱材で保
温されている。この断熱材は、就寝者13の頭が触れて
も痛くないように、クッション材の役目もしている。こ
の氷枕14の左右に氷嚢29が設けられ、氷32の入る
容量が増大されている。氷32は、氷嚢口30から収納
され、左右の氷嚢29の内部は、氷枕14の内部を通し
て連通している。また、温度調節布(バスタオル)31
の厚さによって、就寝者13の頭から氷枕14に流れる
熱量の調節が行われる。もっと頭を涼しくしたい時に
は、温度調節布31の厚さを薄くする。
【0037】図20は、汗取手段33の一例を示してい
る。図20において、この汗取手段33に、一定温度維
持手段と湿気取手段が収納され、これらの相互作用によ
り、冷え性が治癒する。本例では、一定温度維持手段
は、使い捨てカイロを布で包んだものであり、湿気取手
段は、除湿剤である。汗取手段33には、定着手段(マ
ジックテープ(登録商標)又は粘着テープ)34が設け
られ、入口35が設けられている。また、本例では、汗
取手段33は、不織布の袋を備えているが、シーツ自体
を袋状に作ってもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明は、寝室の中に、布団群と一体と
なって構成される小寝室(キュービクル)をつくり、こ
れを保温材料や吸音材料で形成して、睡眠に必要な範囲
を快適にする健康・省エネ製品を提供する。これによっ
て、寒暖の差にも左右されずに体調を整えられ、からだ
の“冷え”や“臭い”もなくなり、冷え性が治癒する。
特に、湿気取手段を持つ汗取手段は、布団の中の臭いを
吸着するうえ、布団の中を乾燥させるため、水虫も治り
やすい。夏は長時間使用できる氷枕で涼しくなり、冬は
体温・調光ランプ・汗取手段で暖かくなるため、布団を
被って寝る必要がなくなり、髪の毛が寝癖で乱れること
もなく、冷暖房エネルギーも節約されて、一年中、心地
のよい暖かさ・涼しさ・静けさで、グッスリ眠れて、爽
やかに目覚めることができる。
【0038】本発明は、柔らかい“ひれ”で、就寝者の
鼻や口をマスク状に覆うことによって、睡眠中に外れな
いマスクを提供する。この“ひれ”は、呼吸作用と相俟
って、空気を循環し、自然に換気が行えるとともに、蚊
帳の中で寝ているように、蚊に刺されないで安眠でき
る。この“ひれ”を就寝者の吐く息で湿らせることによ
って、湿ったタオルのように空気清浄が行われ、フィル
ターの役目をして、ディーゼル・エンジンの自動車の排
気ガス等に含まれる浮遊微粒子や花粉の侵入を防ぐ。ま
た、この“ひれ”のマスクとしての働きによって、寒暖
の差に左右されることなく、常に快適さを保つ。このた
め、風邪をひき難くしたり、治り易くする効果があり、
睡眠中の“暑さ”“寒さ”から守って、急性肺炎・心筋
梗塞・脳卒中の発作のキッカケを少なくしたり、免疫力
を増大し、体調を整えて健康を維持する。本発明品は、
特に、熟睡して精神作業能率や精神力を向上することが
でき、スポーツ選手の遠征に携帯することもできる。
【0039】この安眠キュービクルは、内部からテレビ
を視聴できるうえ、目覚時計、眼鏡、ラジオ、リモコン
スイッチ、メモ用具などを入れるポケットも設けられて
いて、眠る前に気づいた事がらを書きとめることがで
き、眠る前の「気がかりになること」をなくして、安心
して眠ることができる。本発明品の使用により、自分だ
けの快適な空間が得られ、落ち着いて気分で熟睡でき
る。また、自分だけの空間を明るくして、本を読んでい
ても、同じ部屋で寝ている他の人の迷惑にならないし、
昼間寝るときには、自分だけの空間を暗くして、ゆっく
り休むこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明品の使用状態図その1
【図 2】本発明品の使用状態図その2
【図 3】本発明品の正面図
【図 4】本発明品の平面図
【図 5】本発明品の側面図
【図 6】本発明品の背面図
【図 7】本発明品の底面図
【図 8】第二の鰭を取り去った正面図
【図 9】第一の鰭と第二の鰭を取り去った正面図
【図10】第一の補助カバーと第二の補助カバーを取り
去った正面図
【図11】第一の補助カバーと第二の補助カバーを取り
去った側面図
【図12】第一の補助カバーと第二の補助カバーを取り
去った平面図
【図13】図12のA−A断面詳細図
【図14】背壁を取り去った背面図
【図15】本発明品の上部と側壁の展開平面図
【図16】図15のB−B視図(上部と側壁の展開側面
図)
【図17】図16と同様の視図(上部と側壁を折り畳ん
だ時の側面図)
【図18】使用状態図(敷布団と枕と就寝者との関係)
【図19】図18のC−C断面図
【図20】汗取手段の平面図
【符号の説明】
1…安眠キュービクル、2…底部、3…敷布団群、4…
背壁、5…上部、6…第一の補助カバー、7…第二の補
助カバー、8…掛布団群、9…穴、10…第一の鰭、1
1…第二の鰭、12…テレビジョン、13…就寝者、1
4…氷枕、15…白熱電球、16…ソケット、17…調
光器、18…延長コード、19…フック(補助カバー止
め)、20…ボタン(第二の鰭止め)、21…側壁、2
2…ファスナー、23…ボタン(第一の鰭止め)、24
…断熱吸音材、25…フック(背壁止め)、26…連結
フック、27…ポケット、28…蝶番、29…氷嚢(ひ
ょうのう)、30…氷嚢口(氷入口)、31…温度調節
布(バスタオル)、32…氷、33…汗取手段、33′
…一定温度維持手段を収納した汗取手段、33″…湿気
取手段を収納した汗取手段、34…定着手段(マジック
テープ又は粘着テープ)、35…一定温度維持手段又は
湿気取手段の出し入れ口。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】寒い環境、暑い環境、汚染空気の環境、又
    は騒音環境において、就寝時に、布団群(シーツ、毛
    布、肌布団、又はベットパットを含む)と一体となっ
    て、身体の全体を覆うことができ、少なくとも、身体の
    “冷え”や“臭い”を除去する「汗取手段」と、蒸し暑
    さを凌ぐ「結露防止型氷枕」とを備えているキュービク
    ル(cubicle:小寝室)であり、髪の毛が寝癖で
    乱れるのを防止しながら、爽やかに熟睡して体調を整え
    る健康・省エネ型安眠キュービクルであって、 該キュービクルの一方には、少なくとも、頭部、及び手
    を入れられる開口部が設けられ、該開口部は、該布団群
    の端部と接続する開口部であり、 該開口部の縁に、就寝者の頭との当たりによる衝撃を緩
    和する「クッション材」が設けられていてるとともに、 該開口部に、顔、首、肩、及び胸部まで覆う開閉自在の
    補助カバー(多重補助カバーを含む)が設けられてい
    て、 該補助カバーに、「呼吸穴」と「覗き穴(テレビを視聴
    できる穴、又は該キュービクル内外の様子を見られる
    穴)」が設けられ、該穴に、該穴を覆う保温性及び防音
    性の「鰭(多重鰭を含む)」が設けられており、少なく
    とも、該呼吸穴は、就寝者の鼻及び口をマスク状に覆う
    鰭(ひれ)であって、 該鰭は、蚊、埃、花粉(杉花粉等)、及び大気中の浮遊
    微粒子の侵入を防止するフィルターを兼ねているうえ、 該キュービクルが、ベッドの本体又は敷布団群(ベット
    パットを含む)に固定手段で接続していることを特徴と
    する安眠キュービクル。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の安眠キュービクルにおい
    て、 該結露防止型氷枕に、長時間の使用に耐える「氷嚢(ひ
    ょうのう)」が設けられ、これが該枕の左右端部に設け
    られているとともに、該左右の氷嚢の内部は、該枕の内
    部を通して連通していることを特徴とする安眠キュービ
    クル。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の安眠キュービクルにおい
    て、 該鰭は、第一の鰭と第二の鰭で構成される多重鰭であ
    り、該穴の外から、第一の鰭が該穴の一部を覆い、残り
    の部分(該第一の鰭が該穴を覆っていない部分)を第二
    の鰭が覆っていて、該キュービクルを通して内外を見る
    ときには、該第二の鰭が該穴を覆わないように捲(ま
    く)り上げられる「捲り上げ式」であることを特徴とす
    る安眠キュービクル。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の安眠キュービクルにおい
    て、 該キュービクルが、空気の圧力で力学的に形状を維持す
    る「風船型」であり、形状を小さくして収納できること
    を特徴とする安眠キュービクル。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の安眠キュービクルにおい
    て、 該キュービクルが、蝶番(伸びずに曲がる布類を含む)
    によって、コンパクトに折り畳める「蝶番折畳式」であ
    ることを特徴とする安眠キュービクル。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の安眠キュービクルにおい
    て、 該固定手段が、該開口部から該敷布団群の端部を挿入し
    て、該キュービクルの底部を押さえて固定する固定手段
    であることを特徴とする安眠キュービクル。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の安眠キュービクルにおい
    て、 該汗取手段は、身体の表皮(表面)体温を維持する「一
    定温度維持手段」と、「湿気取手段」とから成り、該一
    定温度維持手段には、懐炉(カイロ)又は電気毛布(電
    子式敷毛布)が含まれ、該湿気取手段は、少なくとも、
    吸湿除湿剤、保水剤(飽和すると、ゼリー状となって変
    色するゲル化剤を含む)、又は脱臭剤のうちの一以上で
    構成されていることを特徴とする安眠キュービクル。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の安眠キュービクルにおい
    て、 該汗取手段に、該一定温度維持手段又は湿気取手段を収
    納する「袋類」が備えられ、該袋類が、足の指、踵(か
    かと)、足首、臑(すね)、腓(脹脛:ふくらはぎ)、
    膝、股(もも)、胯(また)、尻、腰、背中、肩、又は
    胸の近傍の着衣又は布団群に、定着手段で定着している
    ことを特徴とする安眠キュービクル。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の安眠キュービクルにおい
    て、 該キュービクルに、照明器具(調光ランプを含む)が設
    けられ、眼鏡、目覚時計、筆記用具、ラジオ、オーディ
    オ、リモコンスイッチ、芳香剤(ラベンダーを含む)、
    又は酸素発生器等の備品を設置できる場所(棚・ポケッ
    ト等)が設けられていることを特徴とする安眠キュービ
    クル。
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