JPH0974888A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH0974888A
JPH0974888A JP23811795A JP23811795A JPH0974888A JP H0974888 A JPH0974888 A JP H0974888A JP 23811795 A JP23811795 A JP 23811795A JP 23811795 A JP23811795 A JP 23811795A JP H0974888 A JPH0974888 A JP H0974888A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーガが設定収納位置にあるときには、オー
ガの駆動を確実に停止させることのできるコンバインを
提供する。 【解決手段】 機体2に対して穀粒排出用のオーガ7を
旋回並びに昇降駆動自在に設け、オーガ7の機体2に対
する旋回位置を検出する旋回位置検出手段Ryと、オー
ガ7の昇降位置を検出する昇降位置検出手段L3とを設
け、自動旋回指令手段S5の指令により、旋回位置検出
手段Ryの検出結果に基づいてオーガ7を設定収納位置
へ自動移動させるオーガ移動用の制御手段19を設け、
オーガ7の駆動の入り切り操作をするクラッチ23を備
えたコンバインであって、自動旋回指令手段S5の指令
に基づいて、クラッチ23を切り状態に自動操作するク
ラッチ操作手段14を備えてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体に対して穀粒
排出用のオーガを旋回並びに昇降駆動自在に設け、前記
オーガの前記機体に対する旋回位置を検出する旋回位置
検出手段と、前記オーガの昇降位置を検出する昇降位置
検出手段とを設けるとともに、自動旋回指令手段の指令
により、前記旋回位置検出手段の検出結果に基づいて前
記オーガを設定収納位置へ自動移動させるオーガ移動用
の制御手段を設け、前記オーガの駆動の入り切り操作を
するクラッチを備えたコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンバインにあっては、
オーガの駆動の入り切りを行うクラッチに対する入り切
り操作は、手動操作により行う構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
造にあっては、オーガによる穀粒排出作業が終わって、
オーガをその排出位置から機体側に収納されるように、
設定収納位置にオーガを移動させる際において、つま
り、作業者が穀粒排出作業が終了したと判断して、自動
旋回指令手段を操作してオーガを収納位置へ自動的に移
動させる際において、オーガの駆動を停止させるための
クラッチ切り操作を忘れる虞れがあり、このような忘れ
が生じると、オーガ等の途中に残留していた穀粒が設定
収納位置への移動途中においてオーガの排出口より排出
される不具合があるのみならず、設定収納位置に収納さ
れたオーガが不必要に駆動され続ける不具合があった。
【0004】尚、この種のコンバインにあっては、一般
に、オーガの旋回並びに昇降を指令する手動操作式の操
作手段を設けて、この操作手段の指令に基づいてオーガ
を旋回並びに昇降させるように構成されることになる
が、オーガを設定収納位置に操作手段の指令に基づいて
移動させる際にも、オーガの駆動を停止させるためのク
ラッチ切り操作を忘れる虞れがあり、この結果、上述の
自動旋回指令手段の操作によりオーガを設定収納位置に
移動させる場合と同様に、設定収納位置に収納されたオ
ーガが不必要に駆動され続ける不具合がある。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、オーガが設定収納位置にあるときには、オー
ガの駆動を確実に停止させることのできるコンバインの
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(構成) 本発明の請求項1にかかるコンバインは、機
体に対して穀粒排出用のオーガを旋回並びに昇降駆動自
在に設け、前記オーガの前記機体に対する旋回位置を検
出する旋回位置検出手段と、前記オーガの昇降位置を検
出する昇降位置検出手段とを設けるとともに、自動旋回
指令手段の指令により、前記旋回位置検出手段の検出結
果に基づいて前記オーガを設定収納位置へ自動移動させ
るオーガ移動用の制御手段を設け、前記オーガの駆動の
入り切り操作をするクラッチを備えたコンバインであっ
て、前記自動旋回指令手段の指令に基づいて、前記クラ
ッチを切り状態に自動操作するクラッチ操作手段を備え
てあることを特徴構成とする。
【0007】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、オーガを設定収納位置に自動的に旋回させる
自動旋回指令に基づいて、オーガの駆動の入り切りを行
うクラッチを自動的に切り状態に切り換えることになる
から、その自動旋回によりオーガが設定収納位置に位置
するときにはオーガの駆動は停止していることになると
ともに、その移動時にもオーガの駆動は停止し得ること
になる。
【0008】(効果) 本発明の請求1にかかる構成に
よれば、自動旋回でオーガを設定収納位置に移動させる
ときあるいは設定収納位置にオーガが位置しているとき
にもオーガの駆動が停止されることになるから、例えオ
ーガ等の途中に穀粒が残留している場合でも、オーガよ
り穀粒が排出されるという不具合を解消できるととも
に、設定収納位置に収納されたオーガが不必要に駆動さ
れ続ける不利を解消できる。
【0009】(構成) 本発明の請求項2にかかるコン
バインは、請求項1のものにおいて、前記制御手段に対
して、前記オーガの旋回並びに昇降を指令する手動操作
式の操作手段を設け、前記オーガが前記設定収納位置の
近傍に到達したことの検出信号に基づいて、前記クラッ
チを切り状態に操作するように前記クラッチ操作手段を
構成してあることを特徴構成とする。
【0010】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、手動で操作してオーガを設定収納位置に位置
させるよう移動操作する場合でも、そのオーガが設定収
納位置の近傍に到達すれば、その到達したことの検出信
号に基づいて、クラッチを切るようにクラッチ操作手段
を構成してあるから、手動でオーガを設定収納位置に移
動させたときにおいても、オーガを作動させるクラッチ
が必ず切り状態になり、よって、その手動旋回操作によ
りオーガが設定収納位置に位置するときにはオーガの駆
動は停止していることになる。
【0011】(効果) 本発明の請求2にかかる構成に
よれば、手動旋回でオーガを設定収納位置に移動させて
設定収納位置にオーガが位置しているときにはオーガの
駆動が停止されることになるから、操作手段の指令によ
りオーガを設定収納位置に収納させた場合でも、オーガ
が不必要に駆動され続ける不利を解消できる。
【0012】(構成) 本発明の請求項3にかかるコン
バインは、請求項1又は2のものにおいて、前記機体に
備えてある起動用のメインスイッチがオン操作されると
きには、前記クラッチを切り状態に操作するように前記
クラッチ操作手段を構成してあることを特徴構成とす
る。
【0013】(作用) 本発明の請求項3にかかる構成
によれば、機体に備えてある起動用のメインスイッチが
オン操作されるときには、クラッチを切り状態に操作す
るようにクラッチ操作手段を構成してあるから、作業開
始のため、作業者が機体に搭乗して機体の走行等が可能
となるよう、メインスイッチをオン操作したときであっ
ても、クラッチは切り状態に維持されたままとなる。
【0014】(効果) 本発明の請求項3にかかる構成
によれば、クラッチを入り状態のままでメインスイッチ
を切った場合でも、そのメインスイッチをオン操作する
ときには必ずクラッチは切り状態となっているから、そ
の起動時において、オーガが駆動状態となって、途中に
残留していた穀粒が起動に伴い排出されることもないよ
うにできるとともに、エンジンの起動時の負荷も軽減で
きるのでエンジンがかかりやすい状態にできる等の効果
を奏する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図9及び図10に、コンバインを
示している。このコンバインは、左右一対のクローラ走
行装置1,1を備えた機体2の前部に刈取前処理部3が
横軸芯周りで揺動昇降自在に装着され、その刈取前処理
部3の後方側に、操縦部4、刈取前処理部3で刈取され
た穀稈を脱穀して穀粒を選別する脱穀装置5、及び、そ
の脱穀装置5で選別回収される穀粒を貯留するグレンタ
ンク6が搭載装備されて構成している。そして、グレン
タンク6に貯留された穀粒を機外に排出するためのオー
ガ7が、グレンタンク6の後部側において旋回自在で且
つ昇降自在に設けられている。
【0016】オーガ7の旋回操作構造について説明する
と、図7に示すように、横スクリューコンベヤ8の基端
部に連結された接続ケース9Aが、縦スクリューコンベ
ヤ10の上端部においてこの縦スクリューコンベヤ10
のスクリュー軸芯に一致する縦軸芯Y周りに回動自在に
外嵌されている。接続ケース9Aの外側面には、旋回駆
動用のギア11が固着されている。そして、その旋回駆
動用ギア11に咬合するギア12を回転駆動する旋回用
アクチュエータとしての旋回用電動モータ13が縦スク
リューコンベヤ10に固定して設けられ、もって、旋回
用電動モータ13を正逆転駆動するに伴って、オーガ7
が縦軸芯Y周りに旋回操作され、かつ、旋回用電動モー
タ13を作動停止させるに伴って、旋回停止するように
構成されている。図中、Ryはオーガ7の旋回位置を検
出する多回転型のポテンショメータを利用した旋回位置
検出手段としての旋回位置検出センサであって、旋回用
電動モータ13で駆動されるギア12によって旋回駆動
用ギア11と同時に回動操作されるようになっている。
但し、図7及び図8に示すように、旋回用電動モータ1
3は、一対のリミットスイッチL1,L2の検出情報に
基づいて、予め設定された旋回範囲の左右それぞれの限
界に達したときには、自動的に停止されるようになって
いる。
【0017】オーガ7の昇降操作構造に説明すると、図
7に示すように、横スクリューコンベヤ8の基端部は、
接続ケース9Aの上端部において、縦軸芯Yに交差する
横軸芯X周りにも回動自在に枢着されている。そして、
横スクリューコンベヤ8の基端部と、接続ケース9Aと
の間に、昇降用アクチュエータとしての昇降用油圧シリ
ンダ14が設けられ、もって、この昇降用油圧シリンダ
14を伸長させるに伴ってオーガ7が横軸芯X周りで上
昇操作され、かつ、昇降用油圧シリンダ14を短縮させ
るに伴ってオーガ7が横軸芯X周りで下降操作されよう
になっている。図中、L3はオーガ7が上限位置にある
ときにオン作動する昇降位置検出手段としての上限リミ
ットスイッチ、15はリミットスイッチL1,L2と接
当する接当板である。
【0018】操縦部4には、旋回用電動モータ13及び
昇降用油圧シリンダ14の駆動を指示する手動操作式の
複数個のスイッチを備えた操作部15が設けられてい
る。操作部15について説明を加えれば、図1に示すよ
うに、押し操作している間のみ、左旋回、右旋回、上
昇、下降のそれぞれを各別に指示する操作手段としての
4個の押しボタン式の手動スイッチS1〜S4が備えら
れている。つまり、手動スイッチS1〜S4が操作手段
に対応することになる。又、オーガ7の位置を自動的に
設定収納位置または設定排出位置に移動させることがで
きるように成っている。図中、S5はそのための自動ス
イッチであって、後でも説明するように、自動移動指令
手段としてのこの自動スイッチS5を操作することによ
りオーガ7が設定収納位置にあるときには設定排出位置
に、又オーガ7が設定収納位置以外に位置するときには
設定収納位置に自動的に移動させることができるように
なっている。尚、以下の記載において、設定排出位置に
自動的にオーガ7を移動させる制御作動を自動旋回モー
ドと略称し、設定収納位置に自動的に移動させる制御作
動を自動収納モードと略称する。又、16はオーガ7が
設定収納位置にあるか否かを表示するランプであって、
オーガ7が格納位置にあるときに点灯するようになって
いる。又、S0はメインスイッチ、S7は排出位置にお
ける後述の電圧値Vsを設定する排出位置設定ボリウ
ム、S6はオーガ7を非常停止させるための停止スイッ
チ、S8は後述するテンションクラッチ機構23を入り
切り操作するためのモーメンタリタイプのクラッチ操作
スイッチ、Seはエンジン(図示せず)の出力回転数を
検出するエンジン回転数センサ、Lsは後述する底スク
リュー21の駆動軸21aの回転数を検出する作業部回
転数センサ、17は旋回用電動モータ13の駆動回路、
18は昇降用油圧シリンダ14の制御弁である。
【0019】次に、オーガ7を旋回並びに昇降させると
ともに、オーガ7の駆動の入り切りを行うための制御構
成について説明する。図1に示すように、マイクロコン
ピュータ利用の制御装置Hが設けられ、その制御装置H
に前記操作部15の各スイッチ、前記リミットスイッチ
L1,L2,L3及び前記位置検出センサRyのそれぞ
れが接続されている。そして、制御装置Hは、予め設定
記憶された情報及び各種の入力情報に基づいて、旋回用
電動モータ13及び昇降用油圧シリンダ14を作動させ
るように構成されている。つまり、制御装置Hを利用し
て制御手段19が構成されている。
【0020】手動スイッチS1〜S4によるオーガ7の
操作について説明を加えると、図10に示すように、オ
ーガ7を可動範囲内において手動スイッチS1〜S4の
操作により旋回並びに昇降できるように構成されてい
る。オーガ7の機体2に対する旋回位置は旋回位置検出
センサRyの電圧値Vxとして検出される。この電圧値
Vxはオーガ7が右に旋回するほど大きくなるように設
定している。但し、図8及び図10に示すように、可動
範囲内に規制領域Kが設定されている。すなわち、規制
領域Kは、操縦部4付近の所定旋回範囲Aで、かつ、リ
ミットスイッチL3で設定される上限高さ未満の領域で
ある。さらに、所定旋回範囲Aの両端には境界領域A
1,A2が設定されている。そして、オーガ7が境界領
域A1,A2の境界に位置するときの旋回位置検出セン
サRyの電圧値Vxが、予め設定記憶されている。前記
電圧値を低い順に並べるとVL1,VL2,VR2,V
R1となる。尚、設定収納位置における前記電圧値Vx
をVh、排出位置における前記電圧値VxをVsとす
る。規制領域Kにおいては、基本的に、オーガ7の上限
高さ未満での旋回が禁止されている。但し、境界領域A
1,A2においては、規制領域Kから離間する方向への
旋回が許容されている。つまり、A1においては、右、
A2においては左への旋回が許容されている。
【0021】そして、オーガ7の横スクリューコンベヤ
8は、前記接続ケース9Aに内装されたベベルギア機構
(図示せず)を介して縦スクリューコンベヤ10と連動
連結されているとともに、縦スクリューコンベヤ10
は、グレンタンク6内の底スクリューコンベヤ21に図
示しないベベルギヤ機構を介して連動連結され、底スク
リューコンベヤ21は、その駆動軸21aがグレンタン
ク6よりエンジンE配置がわとなる前方に延出され、そ
の駆動軸21a端と、エンジン出力軸とにわたってベル
ト伝動機構22から成るクラッチとしてのテンションク
ラッチ機構23を配設している。そして、このテンショ
ンクラッチ機構23は、伝動ベルト22aの張力を強弱
変更するテンションアーム23aを駆動させる単動型の
油圧シリンダ23bを設けて構成している。この油圧シ
リンダ23bの伸縮を作動制御する電磁制御弁23c
は、前記制御手段19に備えられるクラッチ操作手段2
4からのクラッチオン駆動信号により油圧シリンダ23
bを伸長作動して、伝動ベルト22aのベルトテンショ
ンと油圧シリンダ23bに対する油圧リリーフ圧が釣り
合ったクラッチ入り状態を保持するようにし、クラッチ
操作手段24からのクラッチオフ駆動信号により油圧シ
リンダ23bを圧油供給停止し排油可能状態に電磁制御
弁23cを切り換えることで、油圧シリンダ23bを短
縮側に作動させることによりベルトテンションを緩めて
クラッチ切り状態にする。
【0022】次に、図2のフローチャートを参照にしな
がら、テンションクラッチ機構23の入り切り制御につ
いて説明する。前述したように、上記コンバインでは、
全搭載装置に対するその起動用にキースイッチからなる
メインスイッチS0を備えている。このメインスイッチ
S0をオン操作すると、つまり、オフからオンに切り換
えると、そのオン信号に基づいて制御手段19のクラッ
チ操作手段23においては、クラッチ操作スイッチS7
によるクラッチ操作手段24の内部設定状態にかかわら
ずテンションクラッチ機構23を切り状態に操作する駆
動信号を電動アクチュエータ23bに出力して、起動時
には、テンションクラッチ機構23を切り状態にするよ
うになっている。 (ステップ#1,2)前記クラッチ操作スイッチS8
は、クラッチ操作手段24との構成により、前記テンシ
ョンクラッチ機構23が入り状態であれ、切り状態であ
れ、押し操作される毎に、クラッチの入り切り状態が反
転するモーメンタリ式の押しボタンスイッチに構成され
ている。しかしながら、エンジン回転数センサSeの検
出結果に基づいて、エンジン回転数が予め設定されたア
イドリング時の回転数Niよりも低いとき、又は、エン
ジン回転数がエンジン最高回転数に近い予め設定された
一定回転数Naよりも高いときには、クラッチ操作スイ
ッチS8の操作にかかわらず、制御手段19のクラッチ
操作手段24は、テンションクラッチ機構23を切り状
態にするように構成されている。そして、エンジン回転
数センサSeの検出結果に基づいて、エンジン回転数が
前記アイドリング時の回転数Ni以上であって、かつ前
記一定回転数Na以下のときには、クラッチ操作スイッ
チS8が押し操作される毎に、クラッチの入り切り状態
が反転する。つまり、その状態のときで、テンションク
ラッチ機構23がクラッチ切り状態のときクラッチ操作
スイッチS8を押すとクラッチ入り状態に切り換わり、
テンションクラッチ機構23がクラッチ入り状態のとき
クラッチ操作スイッチS8を押すとクラッチ切り状態に
切り換わるようになっている。(ステップ#3〜#6,
#11,12)これは、エンジン回転数がアイドリング
時の回転数Niより低い状態でクラッチの入り操作がな
されると、エンジン停止する虞れがあるとともに、エン
ジン回転数がエンジン最高速度に近い一定回転数Na以
上の状態でクラッチの入り操作がなされると、クラッチ
入り操作されて急に負荷が接続されることによりクラッ
チを入り操作するための部材、伝動ベルト22aやテン
ションアーム23a等に衝撃を受けて過負荷となりやす
いからである。又、このクラッチ入り操作は、油圧シリ
ンダ23bを伸長作動させる駆動信号の出力後、前記作
業部回転数センサLsの検出結果に基づいて、駆動軸2
1aが回転し始めると、一旦油圧シリンダ23bの伸長
動作を停止し、この油圧シリンダ23bへの圧油供給を
間欠的に行って、半クラッチ状態にし、駆動軸21aが
所定回転数になると、圧油供給を継続して、前述のよう
にリリーフ圧と釣り合った位置を油圧シリンダ23bで
維持させてクラッチ入り状態を現出するようにクラッチ
操作手段24が電磁制御弁23cを制御するようにして
いる。
【0023】又、前述したように、自動スイッチ5がオ
ンされると、自動旋回モードあるいは自動収納モードを
起動するのであり、詳しくは、自動旋回指令手段として
の自動スイッチS5がオンされたとき、旋回位置検出セ
ンサRyの電圧値Vxが、Vsと所定の不感帯範囲を越
えて等しくなければ自動収納モードとして制御手段19
は起動する。(ステップ#7)その起動により設定収納
位置にオーガ7を旋回させていくのであるが、その起動
がなされると、その起動に基づいて、制御手段19にお
ける前記クラッチ操作手段24はクラッチオフ駆動信号
を出力して、テンションクラッチ機構23を切り作動す
るように制御する構成となっている。これにより、自動
的にオーガ7を設定収納位置に移動する途中及びその移
動し終えた状態でテンションクラッチ機構23は切り状
態となっている(ステップ#7,10)。
【0024】次に、手動スイッチS1〜S4を操作し
て、手動でオーガ7を前記設定収納位置に移動させて収
納させる場合について説明する。尚、以下の記載におい
て、手動スイッチS1〜S4の指令にてオーガ7を移動
させる制御作動を手動モードと略称する。手動スイッチ
S1〜S4を操作(ステップ#8)して、オーガ7を設
定収納位置に移動させていくときに、オーガ7の実旋回
位置の旋回位置検出センサRyでの検出電圧値Vxが、
前記設定収納位置に対応する電圧値Vhに近い電圧値V
h1,Vh2の範囲内であることが検出されると、その
検出信号に基づいて制御手段19における前記クラッチ
操作手段24はクラッチオフ駆動を出力して、テンショ
ンクラッチ機構23を切り作動するように制御する構成
となっている。尚、各電圧値Vh,Vh1,Vh2は、
Vh1<Vh<Vh2の関係に設定されており、Vh1
は設定収納位置に対して右旋回していくときの電圧値V
hより先に通過する所定位置における電圧値に設定さ
れ、Vh2は設定収納位置に対して左旋回していくとき
の電圧値Vhより先に通過する所定位置における電圧値
に設定されている。これにより、手動でオーガ7を設定
収納位置に移動し終えた状態でテンションクラッチ機構
23は切り状態となっている(ステップ#8〜10)。
【0025】次に、図3乃至図6に示すフローチャート
に基づいて、制御装置Hの動作について簡単に説明す
る。先ず、図3に示すように、操作部25の入力をチェ
ックして動作モードを判別する。手動スイッチS1〜S
4がオンされていれば手動モード、自動スイッチS5が
オンされていれば自動旋回モードあるいは自動収納モー
ドをそれぞれ起動する。ところで、自動スイッチS5が
オンされたとき、検出センサRyの電圧値Vxが、Vh
とほぼ等しければ、フラグF1に1に設定して自動旋回
モードを起動し、等しくなければ、フラグF2を1に設
定して自動収納モードを起動する。手動モードにおける
動作を図4のフローチャートを参照にしながら説明す
る。左旋回スイッチS1がオンのときは、リミットスイ
ッチL1がオンするまで左旋回出力される。但し、停止
スイッチS6がオンされていない状態で、電圧値Vx
が、VL2とVR1との間にある場合には、上限リミッ
トスイッチがオンのときのみ左旋回出力される。右旋回
スイッチS2がオンのときには、リミットスイッチL2
がオンするまで右旋回出力される。但し、停止スイッチ
S6がオンされていない状態で、電圧値Vxが、VL1
とVR2の間にある場合には、上限リミットスイッチS
3がオンするまで上昇出力される。上昇スイッチS3が
オンのときは、上限リミットスイッチLがオンするまで
を上限として、その上昇スイッチS3がオンされている
間上昇出力される。下降スイッチS4がオンのときは、
下降出力される。但し、停止スイッチS6がオンされて
いない状態で、電圧値Vxが、VL1とVR1との間に
ある場合には、下降出力は禁止される。自動旋回モード
では、図5に示すように、一旦上限リミットスイッチL
3がオンするまで上昇出力してから、排出位置に達する
まで旋回出力される。自動収納モードでは、図6に示す
ように、一旦上限リミットスイッチL3がオンするま
で、上昇出力してから、格納位置に達するまで旋回出力
される。格納位置に達すると所定時間下降出力される。
尚、この所定時間中、電圧値VxがVhとほぼ等しいか
否かチェックされ、等しくなければ等しくなるように旋
回出力される。
【0026】〔別の実施の形態〕 上記実施の形態では、昇降位置検出手段としてリミ
ットスイッチを用いて上限位置のみを検出するようにし
ていたが、例えば、油圧シリンダのストローク長をリニ
アエンコーダによって検出するようにする等各部の具体
構成は各種変更できる。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御構成のブロック図
【図2】オーガ用クラッチの作動処理を示すフローチャ
ート
【図3】制御作動のフローチャート
【図4】制御作動のフローチャート
【図5】制御作動のフローチャート
【図6】制御作動のフローチャート
【図7】オーガの旋回及び昇降の操作構成を示す要部拡
大側面図
【図8】縦スクリューコンベアの要部平面図
【図9】コンバインを示す全体側面図
【図10】コンバインを示す全体平面図
【符号の説明】
2 機体 7 オーガ 19 制御手段 23 クラッチ 24 クラッチ操作手段 S1〜S4 操作手段 S5 自動旋回指令手段 S0 メインスイッチ L3 昇降位置検出手段 Ry 旋回位置検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体(2)に対して穀粒排出用のオーガ
    (7)を旋回並びに昇降駆動自在に設け、前記オーガ
    (7)の前記機体(2)に対する旋回位置を検出する旋
    回位置検出手段(Ry)と、前記オーガ(7)の昇降位
    置を検出する昇降位置検出手段(L3)とを設けるとと
    もに、自動旋回指令手段(S5)の指令により、前記旋
    回位置検出手段(Ry)の検出結果に基づいて前記オー
    ガ(7)を設定収納位置へ自動移動させるオーガ移動用
    の制御手段(19)を設け、前記オーガ(7)の駆動の
    入り切り操作をするクラッチ(23)を備えたコンバイ
    ンであって、 前記自動旋回指令手段(S5)の指令に基づいて、前記
    クラッチ(23)を切り状態に自動操作するクラッチ操
    作手段(24)を備えてあるコンバイン。
  2. 【請求項2】 前記制御手段に対して、前記オーガ
    (7)の旋回並びに昇降を指令する手動操作式の操作手
    段(S1〜S4)を設け、前記オーガ(7)が前記設定
    収納位置の近傍に到達したことの検出信号に基づいて、
    前記クラッチ(23)を切り状態に操作するように前記
    クラッチ操作手段(24)を構成してある請求項1記載
    のコンバイン。
  3. 【請求項3】 前記機体(2)に備えてある起動用のメ
    インスイッチ(S0)がオン操作されるときには、前記
    クラッチ(23)を切り状態に操作するように前記クラ
    ッチ操作手段(24)を構成してある請求項1又は2記
    載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001309719A (ja) * 2000-05-02 2001-11-06 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバインにおける制御装置
JP2003000043A (ja) * 2001-06-20 2003-01-07 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバイン
JP2018108048A (ja) * 2016-12-29 2018-07-12 ヤンマー株式会社 コンバイン

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