JPH0974485A - マルチトーンをもつバイナリ画像の圧縮及び復元のための装置及び方法 - Google Patents
マルチトーンをもつバイナリ画像の圧縮及び復元のための装置及び方法Info
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Abstract
圧縮技術において、Nが小さくても圧縮効果が得られ、
かつ、圧縮コードに対して編集を行うことができるよう
にする。 【解決手段】 N+1トーンをもつN倍密のバイナリ画
像を圧縮するとき、各ピクセルのトーンを、N+1トー
ンを識別するのに必要十分なビット数をもつ圧縮コード
に変換する。例えば、4トーンをもつ3倍密画像を圧縮
するときは、各ピクセルのトーンを2ビットの圧縮コー
ドに変換する。圧縮コードから元のN倍密を復元すると
きは、各ピクセルの圧縮コードが表すトーンに対応した
個数のドットを、両側の隣接するピクセルの内の暗い方
のピクセルの側へ寄せて配置したドットパターンを生成
する。
Description
インクジェットプリンタ、複写機及びビットマップディ
スプレイ装置のようなデジタル画像形成装置に関わり、
また、デジタル画像処理を行うコンピュータシステムに
も関わり、特に、マルチトーンをもつバイナリ画像を圧
縮し且つ復元するための技術の改良に関する。
と空白を表したバイナリデータの形式で画像を疑似的に
表現する。この種の装置により形成されたマルチトーン
のバイナリ画像では、通常、画素つまりピクセルの各々
が複数のドット領域に区分され、各ピクセルのトーンは
各ピクセル内のドットの個数に反映される。
ドット領域D1、D2に区分され、ピクセルPC内のド
ットの個数により3段階のトーンP=0、1、2が表現
される。また、図2に示す別の例では、ピクセルPCが
3つのドット領域D1、D2、D3に区分され、4段階
のトーンP=0、1、2、3が表現される。
ト領域に区画することにより、N+1段階のトーンP=
0〜Nを表現できる。このように1ピクセルをN個のド
ット領域に区分したマルチトーンバイナリ画像を、以
下、「N倍密」画像と呼ぶ。
ルは一つのドット領域に1ビットが対応したNビットコ
ードとして表現される。しかし、このN倍密画像はデー
タ量が膨大であり大容量メモリを必要とするため、これ
を圧縮してデータ量を減らすために幾つかの方法が考え
られている。
は、ピクセル内の可能なドットパターンの全てを識別で
きる圧縮コードを用いる方法である。例えば、図2に示
した2倍密画像の場合、可能なドットパターンは図示さ
れた4種類であり、また、図3の3倍密画像の場合、可
能なドットパターンは図示された6種類である。一般的
には、N倍密画像における可能なドットパターンは2N
種類である。この2N種類のドットパターンを識別でき
る圧縮コードが用いられる。例えば、図2に示した2倍
密画像の場合、4種類のパターンを識別する2ビットの
圧縮コードが用られる。図2に示した3倍密画像の場
合、6種類のパターンを識別できる3ビットの圧縮コー
ドが用いられる。さらに、4倍密画像の場合、8種類の
パターンを識別できる3ビットの圧縮コードが用いられ
る。圧縮コードのビット数は、圧縮コードの「深さ」と
呼ばれる。
本的な圧縮方法には次のような問題点がある。
ドの深さが原始的なピクセルデータのビット数Nと同じ
であり、圧縮の効果は実際には得られない。Nが4以上
の場合にのみ圧縮の効果が得られる。
行うことが難しい。例えば、マルチトーン画像の代表で
ある写真の処理では、ポジ写真をネガ写真に変換する、
写真の上に文字を重ねる、写真中から文字の形を白抜
く、写真で文字を描く、等の編集がよく行われる。これ
らの編集を圧縮コードに対して行えるようにするために
は、それら編集で用いられる論理演算を圧縮コードに施
した場合の結果と、ドットパターンに施した場合の結果
とが一致していなくてはならない。
は、圧縮コードにNOT演算が行われる。写真に文字を
重ねたり、文字を白抜いたり、写真で文字を描いたりす
る編集では、全ビットが1又は0のコードを写真の圧縮
コードに論理和する演算が行われる。上記の論理和演算
の結果をドットパターンに同じ演算を施した結果と一致
するようにすることは簡単である。即ち、ドット数が0
個のドットパターンに対し全ビットが0の圧縮コードを
割り当て、ドット数がN個のドットパターンに対し全ビ
ットが1の圧縮コードを割り当てればよい。しかし、上
記のNOT演算の結果をドットパターンに同じ演算を施
した結果と一致するようにすることは、上記基本的な従
来の圧縮方法では難しい。結果として、圧縮コードに対
する編集ができないという問題が生じる。
つかの圧縮方法が知られている。しかし、それら他の圧
縮方法は処理が複雑である。
圧縮効果が得られるN倍密画像の圧縮技術を提供するこ
とにある。
ードに対して編集を行うことができるようにすることに
ある。
縮及び復元を簡単な処理で実現することにある。
画像の各ピクセルの圧縮コードとして、N倍密画像がも
つN+1トーンが識別可能なMビットの深さをもったコ
ードが用いられる。圧縮コードから各ピクセルのドット
パターンを復元する処理では、各ピクセルの圧縮コード
の他に、各ピクセルの両側の2つの隣接ピクセルの圧縮
コードも参照される。復元された各ピクセルのドットパ
ターンは、各ピクセルの圧縮コードにより表されたトー
ンに対応した個数のドットを含み、且つ、そのドットが
両側の隣接ピクセルのうちトーンの暗い方の隣接ピクセ
ルの側に寄って配置されている。
もつN+1トーンが識別するのに十分なビット数をもて
ばよい。例えば、N=3、つまり3倍密画像の場合、3
+1=4トーンを識別できればよいから、圧縮コードの
深さMは2ビットで十分である。この2ビットの深さ
は、前述した従来の基本的な圧縮方法による2倍密画像
のための圧縮コードの深さと同じであり、また、従来の
3倍密画像のための圧縮コードの深さよりも1ビット少
ない。よって、本発明に従う圧縮された3倍密画像は、
従来技術に従う圧縮された3倍密画像と比較してデータ
量において2/3倍小さく、また、同じデータ量をもつ
従来技術に従う2倍密画像に比較して識別可能なトーン
数において4/3倍多い。このように、本発明によれ
ば、N=3という低密度のN倍密画像においても圧縮効
果が得られる。
れる。例えば、N=7の場合、従来技術によれば、2×
7=14種のドットパターンを識別できる4ビットの圧
縮コードが必要なところ、本発明によれば7+1=8ト
ーンが識別可能な3ビットの圧縮コードで十分である。
般的な条件は、圧縮コードの深さMが、(N+1)≦
(2のM乗)≦(2N)の関係を満たすことである。
クセルのドットパターンは、各ピクセルの各ピクセルの
圧縮コードが表すトーンに対応した個数のドットを含
み、そのドットは両側の隣接ピクセルのうちトーンの暗
い方の側に寄って配置されている。例えば、3倍密画像
の場合、2ビットの圧縮コードにより濃度P=0、1、
2又は3が表現されているから、ドット数が0個、1
個、2個又は3個の4種類のドットパターンが生成され
る。それらのうち、中間的トーンを示すドット数が1個
又は2個のパターンでは、その1個又は2個のドット
が、両側に隣接するピクセルのうち暗い方のピクセルの
側に寄って配置される。このような復元方法により、2
ビットの圧縮コードから図2に示したような6種類のド
ットパターンが復元できる。
ードから、2N種類のドットパターンが復元される。従
って、N倍密画像を復元することが可能となる。
ンに対するNOT演算の結果と、圧縮コードに対するN
OT演算の結果とは、後の実施形態の説明で検証するよ
うに、完全に一致する。従って、圧縮コードみ対して画
像の編集を行うことが可能である。
のドットが、隣接する暗い方のピクセル側に寄ってその
隣接ピクセルのドットと接合するため、文字や線図や物
体の輪郭線等がクリア且つ滑らかに表現できるというメ
リットも得られる。
としているが、他のNの値に対しても本発明は適用する
ことが可能である。また、その実施形態はプリンタでの
画像処理に本発明を適用したものであるが、プリンタ以
外の機器、例えばコンピュータや複写機等における画像
処理にも本発明は適用することが可能である。
の画像処理システムの一実施形態の構成を示す。
ータを受け取る。このソースデータでは各ピクセルは、
256トーンが表現できる8ビットコードである。圧縮
部1は、ソースデータの各ピクセルの8ビットコード
を、4トーンが表現できる深さ2ビットの圧縮コードに
変換する。この変換方法には幾つかの方法が採用でき、
その一つはディザマトリックスを用いる方法であり、そ
の詳細は後に説明する。圧縮部1からの2ビット圧縮コ
ードの形式の画像データはメモリ3に格納される。
データをメモリ3から読み出し、これを3倍密画像のド
ットパターンに対応したビットマップデータに変換す
る。即ち、ビットマップ発生部5は、メモリ3からの各
ピクセルの2ビット圧縮コードを、各ピクセル内の3個
のドット領域のドットパターンを表した3ビットコード
に変換する。プリントエンジン7は、このビットマップ
データを受取り、このビットマップデータに忠実に対応
したドットパターンを用紙上に形成し、それにより3倍
密画像をプリントアウトする。
し、プリンタに接続されたホストコンピュータのプリン
タドライバ内に設けられていてもよい。ビットマップ発
生部5も同様である。また、圧縮部1及びビットマップ
発生部5の各々は、ソフトウェアの実行によって実現さ
れるプロセスであってもよいし、専用のハードウェア回
路であってもよい。本実施形態では、圧縮部1はホスト
コンピュータ内のプリンタドライバ又はプリンタ内のコ
ントローラが行なうプロセスであり、また、ビットマッ
プ発生部5は、プリンタ内の専用ハードウェア回路であ
る。
画像圧縮及び復元の原理を説明している。図4は、3倍
密画像内の或る一つのライン上に存在する連続した3個
のピクセルPC1、PC0及びPC-1を示し、それらのピ
クセルPC1、PC0及びPC-1はトーンP1、P0及びP
-1をそれぞれ有している。図5は、中央のピクセルPC
0に関してのトーンP0と圧縮コードとドットパターンの
関係を示している。
ピクセルPC0の可能なトーンP0のバリエーションはP
0=0、1、2、3の4トーンである。最も明るいトー
ンP0=0に対しては2ビット圧縮コード“00”が割
当てられる。2番目に明るいトーンP0=1に対しては
圧縮コード“01”が割当てられる。3番目のトーンP
0=2に対しては圧縮コード“10”が割当てられる。
最も暗いトーンP0=3に対しては圧縮コード“11”
が割当てられる。このように、圧縮コードは、ピクセル
PC0のトーンP0に1対1で対応している。
ドットが無く空白のみのドットパターンが割当てられ、
最も暗いトーンP0=3に対してはドットのみで空白が
無いドットパターンが割当てられる。
ドットと2個の空白を有する2種類のドットパターン、
つまり、そのドットが右側に寄ったドットパターンと左
側に寄ったドットパターン、のうちの一方が割当てられ
る。ドットが中央にあるドットパターンは使用されな
い。ドットパターンの選択は、左右の隣接するピクセル
PC1及びPC-1のトーンP1及びP-1の大小によって決
まる。つまり、より暗いトーンをもつ隣接ピクセルの側
にドットが寄ったパターンが選択される。左右の隣接ピ
クセルのトーンが同じならば、いずれのパターンを選択
してもよいが、本実施形態ではドットが右側に寄ったパ
ターンを選択する。
と1個の空白を有する2種類のドットパターン、つま
り、それらのドットが右側に寄ったドットパターンと左
側に寄ったドットパターン、のうちの一方が割当てられ
る。ここでも、より暗いトーンをもつ隣接ピクセルの側
にドットが寄ったパターンが選択される。
間的なトーンに関して、同じトーンを表す2種類のドッ
トパターンのうち、左右の隣接ピクセルの内のより暗い
方のピクセルの側にドットが寄ったドットパターンを自
動選択することである。それにより、ピクセルの4種類
のトーンを識別したにすぎない圧縮コードから、ピクセ
ルの可能な6種類のドットパターンの全てを再生するこ
とができる。圧縮コードの深さは2ビットで十分である
から、圧縮効果が得られる。
像の各ピクセルの8ビットデータを上述した2ビット圧
縮コードに変換する処理の流れを示す。図7はこの変換
処理の具体例を示す。
56トーン画像を、ビットマップデータの形式の3倍密
画像に変換する。このディザ法の変換処理では、例えば
図7Aに示すような縦6ピクセル×横6ピクセルのサイ
ズをもった閾値マトリックスが用いられる。この閾値マ
トリックスは、縦6×横18の閾値から構成され、各閾
値は縦6ピクセル×横6ピクセルの領域内の各ピクセル
内の各ドット領域に対応している。この閾値マトリック
ス内の閾値の個数は108個であるから、圧縮部1は2
56トーン画像の各ピクセルのトーンPを正規化して0
〜107の範囲のトーンP’にする(S1)。つまり、
P’=P・108/256の変換を行う。
縦6ピクセル×横6ピクセルの区域の1つ1つに上記閾
値マトリックスをオーバレイし、その区域内の各ピクセ
ルのトーン値P’と各ピクセルに対応する3つの閾値と
を比較する。そして、トーン値P’より小さい閾値に対
応するドット領域にバイナリ値1(ドット)をセット
し、トーン値P’と等しい又は大きい閾値に対応するド
ット領域にバイナリ値0(空白)をセットする。このよ
うにして、各ピクセルのトーンP’は、3つのドット領
域のドットパターンを表した3ビットコードに変換され
る。例えば、図7Bに示すような正規化されたトーン値
P’を持った縦6ピクセル×横6ピクセルの区域は、図
7Cに示すような縦6ドット×横18ドットの3倍密画
像のドットパターンに変換される。
(ドット)の個数をカウントする(S3)。カウントさ
れたドットの個数は図5に示したトーンP0を表してい
る。例えば、図7Cに示したドットパターンにおける各
ピクセルのドット個数は、図7Dに示したもののように
なる。次に、圧縮部1は、各ピクセルのトーンP0(ド
ット個数)を図5に示した2ビット圧縮コードに変換し
(S4)、この圧縮コードをメモリ3に書込む。
ピクセルの2ビット圧縮コードを図5に示したドットパ
ターンに変換する処理の流れを示す。
スタスキャンの順序で、各ピクセルの2ビット圧縮コー
ドを順番に読出す(S11、S22)。次に、読み出し
た圧縮コードからそのピクセルPC0のトーンP0を認識
する(S12)。その結果、圧縮コード=「00」つま
りP0=0であれば空白のみのドットパターンを発生し
(S13)、圧縮コード=「11」つまりP0=3であ
れば、ドットのみのドットパターンを発生する(S1
4)。
0」、つまりP0=1又は2のときは、次に、そのピク
セルPC0の左右の隣接ピクセルPC1及びPC-1のトー
ンP1及びP-1を比較する(S5、S6)。その結果、
P1≧P-1の場合は、右側にドットが寄ったドットパタ
ーンを発生し(S7、S9)、それ以外は左側にドット
が寄ったパターンを発生する(S8、S10)。
返される(S21)。
ェア構成を示す。
同期して動作し、クロックパルスの1周期毎に1ドット
又は1空白を表した1ビットコードを出力する、つま
り、クロックパルスの3周期毎に1ピクセルのドットパ
ターンを表した3ビットコードを出力する。
てカウントアップする2ビットの3進カウンタである。
初期的に、カウンタ11はリセットパルスを加えられ
て、そのカウント値を「00」にリセットする。以後、
クロックパルスに同期して、そのカウント値は「0
0」、「01」、「10」、「00」、…と変遷してい
く。カウント値が「00」に戻る度に、カウンタ11か
らキャリーパルスが出力される。
からの2ビットカウント値に応答して、次のような6ビ
ットのコードを発生する。
ド=「000111」 カウント値=「01」の時:6ビットコード=「001
110」 カウント値=「10」の時:6ビットコード=「011
100」 この6ビットコードはパラレルにコードセレクタ14に
入力される。
た6ビットコードのうち、選択された1つの桁のビット
のみを出力する。例えば1桁目(右端)のビットを選択
している間は、カウント値が「00」、「01」、「1
0」と変遷するのに伴い、「100」という3ビットコ
ードを出力する。この3ビットコードは、図8のステッ
プS17に示したドットパターンを表している。また、
例えば6桁目(左端)のビットを選択している間は、カ
ウント値が「00」、「01」、「10」と変遷するの
に伴い、「000」という3ビットコードを出力し、こ
の3ビットコードは図8のステップS13に示したドッ
トパターンを表している。このように、6ビットコード
の桁の選択が、ドットパターンの選択を意味する。
トレジスタである。このシフトレジスタ13は、カウン
タ11からのキャリーパルスに同期して、シフト動作を
行い且つメモリ3から新たなピクセルの2ビット圧縮コ
ードを入力する。従って、シフトレジスタ13には、図
4に示した連続する3つのピクセルピクセルPC1、P
C0及びPC-1の圧縮コードが保持される。最初のステ
ージST-1には左側のピクセルPC-1の圧縮コードが保
持され、2つ目のステージST0には中央のピクセルP
C-1の、そして、3つ目のステージST+1には右側のピ
クセルPC+1の圧縮コードがぞれぞれ保持される。この
3つの圧縮コードはコードセレクタ14によってモニタ
される。
3の中央ステージST0からの中央ピクセルPC0の圧縮
コードが「00」のときは、コードジェネレータ12か
らの6ビットコードの6桁目(左端)のビットを選択
し、上記圧縮コードが「11」のときは、3桁目のビッ
トを選択する。また、中央ピクセルPC0の圧縮コード
が「01」のときは、最初及び3つ目のステージST-
1、ST+1からの圧縮コードを比較し、そして、前者が
後者より大きければ5桁目のビットを、そうでなければ
1桁目のビットを選択する。また、中央ピクセルPC0
の圧縮コードが「10」のときは、最初及び3つ目のス
テージST-1、ST+1からの圧縮コードを比較し、そし
て、前者が後者より大きければ4桁目のビットを、そう
でなければ2桁目のビットを選択する。結果として、図
5に示したような中央ピクセルPC0ドットパターンを
表した3ビットコードがシリアルにコードセレクタ14
から出力される。
密画像のドットパターンは、図5を参照して明らかなよ
うに、圧縮コードに対するNOT演算(反転)の結果
と、それに対応するドットパターンに対するNOT演算
(反転)の結果とが完全に一致する。例えば、圧縮コー
ド「00」及びこれに対応するドットパターンのNOT
は、圧縮コード「11」及びこれに対応するドットパタ
ーンとなる。また、圧縮コード「01」及びこれに対応
するドットパターンのNOTは、圧縮コード「10」及
びこれに対応するドットパターンとなる。従って、圧縮
コードでの画像編集が可能である。
部1がディザ法により生成した3倍密画像と実質的に同
一である。例えば、図7Cに示した圧縮部1が生成した
3倍密画像は、図7Eに示すようにビットマップ発生部
5から出力される。両者の相違は、四角でマークした1
ピクセルにおけるドットの配置である。しかし、このピ
クセルのドットの個数つまりトーンは同じである。しか
も、特にレーザプリンタや複写機の場合は、静電的に形
成されたドットの性質のために、孤立した微小のドット
は近傍の大きいドットの塊に引き寄せられて融合しやす
いため、仮に図7Cに示すドットパターンを出力したと
しても、図7Eに示すドットパターンのように印刷され
る可能性が高い。更に、個々のドットのサイズは極めて
小さい(例えば、600dpiのエンジンの場合、1ピ
クセルの1/3のドットの直径は約0.01mmであ
る)ので、人間の目は1ドットの配置のずれは殆ど認識
しない。
が隣接ピクセルのうち暗い(濃い)方のピクセルの側に
寄せられてその隣接ピクセルのドットと融合するため、
文字や線図や物体の輪郭線等がクリア且つ滑らかに表現
できる。
ピクセルのトーンP0と圧縮コードとドットパターンと
の対応関係を示している。圧縮コードは、0〜7の値を
もつ8トーンを識別するのに十分な3ビットである。こ
の8種類の圧縮コードから、14種類のドットパターン
が生成できる。圧縮コードのNOT演算結果とドットパ
ターンのNOT演算結果とは完全に一致するから、圧縮
コードに対する編集が可能である。
効果が得られる。
一実施形態の構成を示すブロック図。
ドットパターンの対応関係を示した図。
ャート。
したフローチャート。
た図。
とドットパターンの対応関係を示した図。
Claims (6)
- 【請求項1】 N+1トーンが識別可能なMビットの深
さをもち、且つN+1トーンをもつ画像内の各ピクセル
のトーンを表した圧縮コードを発生する圧縮コード発生
手段と、 各ピクセルと各ピクセルの両側の隣接ピクセルの圧縮コ
ードを受け、ドット及び空白の何れか一方をそれぞれ示
すN個のドット領域を有し且つ前記ドットを示すドット
領域の個数が各ピクセルの前記圧縮コードに対応してい
るドットパターンを発生するドットパターン発生手段
と、を備え、 前記ドットパターン内の前記ドットを示すドット領域
が、前記両側の隣接ピクセルのうちトーンの暗い方の隣
接ピクセルの側に寄って配置されていることを特徴とす
る圧縮されたマルチトーン画像を復元するための装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記圧縮コードの深さMが、 (N+1)≦(2のM乗)≦(2N) の関係を満たすことを特徴とする圧縮されたマルチトー
ン画像を復元するための装置。 - 【請求項3】 N+1トーンが識別可能なMビットの深
さをもち、且つN+1トーンをもつ画像内の各ピクセル
のトーンを表した圧縮コードを発生する圧縮コード発生
手段と、 各ピクセルと各ピクセルの両側の隣接ピクセルの圧縮コ
ードを受け、ドット及び空白の何れか一方をそれぞれ示
すN個のドット領域を有し且つ前記ドットを示すドット
領域の個数が各ピクセルの前記圧縮コードに対応してい
るドットパターンを発生するドットパターン発生手段
と、を備え、 前記ドットパターン内の前記ドットを示すドット領域
が、前記両側の隣接ピクセルのうちトーンの暗い方の隣
接ピクセルの側に寄って配置されていることを特徴とす
るプリンタ。 - 【請求項4】 請求項3記載のプリンタにおいて、 前記圧縮コードの深さMが、 (N+1)≦(2のM乗)≦(2N) の関係を満たすことを特徴とするプリンタ。
- 【請求項5】 N+1トーンが識別可能なMビットの深
さをもち、且つN+1トーンをもつ画像内の各ピクセル
のトーンを表した圧縮コードを発生するプリンタドライ
バを有するホストコンピュータと、 前記ホスト装置から各ピクセルと各ピクセルの両側の隣
接ピクセルの圧縮コードを受け、ドット及び空白の何れ
か一方をそれぞれ示すN個のドット領域を有し且つ前記
ドットを示すドット領域の個数が各ピクセルの前記圧縮
コードに対応しているドットパターンを発生するプリン
タと、を備え、 前記ドットパターン内の前記ドットを示すドット領域
が、前記両側の隣接ピクセルのうちトーンの暗い方の隣
接ピクセルの側に寄って配置されていることを特徴とす
るコンピュータシステム。 - 【請求項6】 N+1トーンが識別可能なMビットの深
さをもち、且つN+1トーンをもつ画像内の各ピクセル
のトーンを表した圧縮コードを発生する過程と、 各ピクセルと各ピクセルの両側の隣接ピクセルの圧縮コ
ードに応答して、ドット及び空白の何れか一方をそれぞ
れ示すN個のドット領域を有し且つ前記ドットを示すド
ット領域の個数が各ピクセルの前記圧縮コードに対応し
ているドットパターンを発生する過程と、を備え、 前記ドットパターン内の前記ドットを示すドット領域
が、前記両側の隣接ピクセルのうちトーンの暗い方の隣
接ピクセルの側に寄って配置されていることを特徴とす
る圧縮されたマルチトーン画像を復元するための方法。
Priority Applications (4)
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