JPH0973787A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0973787A
JPH0973787A JP7246959A JP24695995A JPH0973787A JP H0973787 A JPH0973787 A JP H0973787A JP 7246959 A JP7246959 A JP 7246959A JP 24695995 A JP24695995 A JP 24695995A JP H0973787 A JPH0973787 A JP H0973787A
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JP
Japan
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write
write pulse
signal
mask rom
circuit
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Withdrawn
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JP7246959A
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English (en)
Inventor
Etsuko Kawaguchi
恵津子 川口
Keiichi Higeta
恵一 日下田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、書込みパルスについての設
計変更に容易に対応可能な技術を提供することにある。 【構成】 マスクROM部45を設け、このマスクRO
M部45への情報記憶によって書込みパルス調整信号
(書込みパルス幅調整信号TW1〜TW3、及びセット
アップ調整信号TS1,TS2)のパターンが決定され
るようにする。それにより、マスクROM部45への情
報書込みについてのマスク1枚の変更によって、書込み
パルス調整信号のパターン変更を可能として、書込みパ
ルスについての設計変更の容易化を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置、さら
には、それに含まれる書込みアンプの動作制御用の書込
みパルスを生成するための書込みパルス生成回路の改良
技術に関し、例えばSRAM(スタティック・ランダム
・アクセス・メモリ)に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば複数個のスタティック型メモリセ
ルをマトリクス配置して成るSRAMにおいては、メモ
リセルの選択端子がロウ方向毎にワード線に結合され、
メモリセルのデータ入出力端子がカラム方向毎に相補デ
ータ線(相補ビット線とも称される)に結合される。そ
れぞれの相補データ線は、相補データ線に1対1で結合
された複数個のカラム選択スイッチを介して相補コモン
データ線に共通接続されている。メモリセルへの書込み
データを増幅するため、書込みアンプが設けられる。こ
の書込みアンプの動作は、基本クロックに基づいて生成
された書込みパルスによって制御される。
【0003】書込みパルスがハイレベルにアサートされ
た場合に、外部から上記書込みアンプへのデータ取込が
可能とされ、そのとき、データ外部端子に与えられたデ
ータが、当該書込みアンプで増幅されて上記相補コモン
データ線に伝達される。メモリセルへの書込み時間は、
この書込みパルスの幅で決定される。
【0004】尚、SRAMについて記載された文献の例
としては、昭和59年11月30日にオーム社より発行
された「LSIハンドブック(第500頁〜)」があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】SRAMの書込みマー
ジンのテストを可能とするため、書込みパルスの幅やセ
ットアップ時間(書込みパルスがアサートされるまでの
時間)を外部から変更できるようになっている。すなわ
ち、書込みパルス生成回路には、多段結合された複数の
ディレイ回路や、各ディレイ回路の出力ノードを選択可
能なセレクタが設けられ、上記セレクタの動作制御によ
り、書込みパルスの幅やセットアップ時間を実際に変更
することができる。そのような変更により、書込みマー
ジンのテストが可能となる。この書込みマージンテスト
において、もし、書込みマージン不足と判断されたら、
書込みパルスについての設計変更が行われる。
【0006】書込みパルスについての設計変更は、デコ
ード部を形成する論理回路を変更することによって行う
ことができる。しかしながら、デコード部の論理変更の
ためには、半導体形成用のマスク、トランジスタのゲー
ト電極形成用のマスク、金属配線層形成用のマスクな
ど、少なくとも3枚のマスクについてパターン変更を行
う必要がある。そのため、書込みマージンテストにおい
て、書込みマージン不足と判断された場合の書込みパル
スについての設計変更が非常に面倒とされる。
【0007】本発明の目的は、書込みパルスについての
設計変更に容易に対応可能な技術を提供することにあ
る。
【0008】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】すなわち、複数のメモリセルを配列して成
るメモリセルアレイ(6)と、このメモリセルアレイへ
の書込みデータを増幅可能な書込みアンプ(10)とを
含み、書込みアンプの動作制御用の書込みパルスを、書
込みパルス調整信号に基づいて変更可能に半導体記憶装
置が構成されるとき、上記書込みパルス調整信号のパタ
ーンをプログラマブルリンクによって設定可能なパター
ン設定回路(45)を設ける。
【0011】また、複数のワードライン(w1〜w8)
と、上記ワードラインに交差するように形成された複数
のビットライン(b1〜b3)と、上記ワードラインと
上記ビットラインとの交差箇所に対応して設けられたマ
スクROM素子(67〜90)とを含み、マスクROM
素子の記憶状態に応じてビットラインに得られたデータ
に基づいて上記書込みパルス調整信号を形成する回路
(45)を設けて半導体記憶装置を構成する。
【0012】さらに、外部からの制御信号を取込むため
の外部ピンの数を低減するため、外部からの制御信号を
デコードして上記ワードラインの選択信号を生成可能な
デコード回路(44)を設けることができる。
【0013】上記パターン設定回路の構成素子をMOS
トランジスタとし、書込みアンプの構成素子をバイポー
ラトランジスタとした場合の信号レベルの整合を図るた
め、上記ビットラインの信号レベルをエミッタ結合論理
のレベルに変換するレベル変換回路(47)を設けるこ
とができる。
【0014】
【作用】上記した手段によれば、パターン設定回路は、
上記書込みパルス調整信号の組合わせパターンをプログ
ラマブルリンクによって設定可能とする。このことが、
プログラマブルリンクを含むマスク1枚の変更によっ
て、書込みパルス調整信号の組合わせパターンの変更を
可能とし、書込みマージンテストにおいて書込みマージ
ン不足と判断された場合の書込みパルスについての設計
変更の容易化を達成する。
【0015】また、マスクROM素子(67〜90)と
を含み、マスクROM素子の記憶状態に応じてビットラ
インに得られたデータに基づいて上記書込みパルス調整
信号が形成されるので、マスクROMへのデータ書込み
用のマスク1枚の変更によって、書込みパルス調整信号
の組合わせパターンの変更を可能とし、書込みマージン
テストにおいて書込みマージン不足と判断された場合の
書込みパルスについての設計変更の容易化を達成する。
【0016】
【実施例】図2には本発明の一実施例であるSRAMが
示される。同図に示されるSRAM133は、特に制限
されないが、公知の半導体集積回路製造技術によって単
結晶シリコン基板などの一つの半導体基板に形成され
る。
【0017】図2において6は、複数個のスタティック
型メモリセルをマトリクス配置したメモリセルアレイで
あり、メモリセルの選択端子はロウ方向毎にワード線に
結合され、メモリセルのデータ入出力端子はカラム方向
毎に相補データ線に結合される。それぞれの相補データ
線は、相補データ線に1対1で結合された複数個のカラ
ム選択スイッチを含むカラム選択回路9を介して相補コ
モンデータ線に共通接続されている。
【0018】外部より入力されるアドレス信号A0〜A
nのうちA0〜Amは、それに対応して配置されたアド
レスバッファ1−0〜1−mを介してロウデコーダ4に
伝達される。アドレス信号Am+1〜Anは、それに対
応して配置されたアドレスバッファ1−m+1〜1−m
を介してカラムデコーダ8に伝達される。ロウドライバ
5はロウデコーダ4のデコード出力に基づいて、入力ア
ドレス信号に対応するワード線を選択レベルに駆動す
る。所定のワード線が駆動されると、このワード線に結
合されたメモリセルが選択される。またカラムデコーダ
8は、これに供給されるアドレス信号に対応するカラム
選択スイッチをオン動作させて、上記選択された相補コ
モンデータ線に導通する。このとき相補コモンデータ線
の電位は、読出しアンプ11で増幅されて外部に出力可
能とされる。外部から書込みアンプ11に書込みデータ
が与えられると、その書込みデータに従って相補コモン
データ線が駆動され、アドレス信号によって選択された
相補データ線を介して所定のメモリセルにそのデータに
応ずる電荷情報が蓄積される。
【0019】上記書込みアンプ10は、書込みパルス生
成回路12によって制御される。この書込みパルス生成
回路12は、特に制限されないが、相補レベルの基本ク
ロックCLKに基づいて、書込みアンプを活性化するた
めの信号(書込みパルスWP)を生成する。特に制限さ
れないが、この書込みパルスWPがアサートされた場合
に、上記書込みアンプ10へのデータ取込が可能とさ
れ、そのとき、データ外部端子に与えられたデータが、
当該書込みアンプで増幅されて上記相補コモンデータ線
に伝達される。メモリセルへの書込み動作は、この書込
みパルスWPの幅、及びセットアップ時間で決定され
る。書込みパルス幅WPが不適切であると、正常な書込
みが行われないめ、書込みパルスWPを最適化する必要
がある。また、外部からの書込み指示のためのライトイ
ネーブル信号WE*に基づいて書込み信号を生成するた
めのWEドライバ3が設けられ、外部から入力されたラ
イトイネーブル信号WE*が、書込みパルス生成回路1
2からの書込みパルスWPに同期されるようになってい
る。
【0020】図3には上記書込みパルス生成回路12の
構成例が示される。
【0021】図3に示されるように書込みパルス発生回
路12は、特に制限されないが、デコード部20、パル
スシェイプ部21、パルス拡張部22、及びセットアッ
プ調整部23を含む。
【0022】デコード部20は、図示されない外部ピン
を介して入力された書込みパルス制御信号C1,C2,
C3をデコードして、書込みパルス幅調整信号TW1〜
TW3、及びセットアップ調整信号TS1,TS2を生
成する。書込みパルス幅調整信号TW1〜TW3はパル
ス拡張部22に伝達され、また、セットアップ調整信号
TS1,TS2はセットアップ調整部23に伝達され
る。この実施例において、デコード部20は、書込みパ
ルス調整信号、すなわち、書込みパルス幅調整信号TW
1〜TW3及びセットアップ調整信号TS1,TS2の
組合わせパターンをプログラマブルリンクによって設定
可能なパターン設定部を含む。このパターン設定部は、
後に詳述するように、マスクROM(リード・オンリ・
メモリ)によって形成される。
【0023】この実施例SRAMがデータ処理装置に搭
載された状態では(通常動作状態)、上記書込みパルス
制御信号C1,C2,C3をSRAM内に取込むための
外部ピン(この実施例では3個存在する)は、SRAM
搭載ボード上でローレベルに固定される。そのように書
込みパルス制御信号C1,C2,C3の取込み用外部ピ
ンがローレベルに固定された状態では、つまり、書込み
パルス制御信号C1,C2,C3が全てローレベルの場
合において出力される書込みパルス幅調整信号TW1〜
TW3及びセットアップ調整信号TS1,TS2によっ
て、書込みパルスWPの幅、及びセットアップ時間は、
それぞれ設計値に等しくされる。この実施例SRAMの
書込みマージンテストは、SRAM書込みパルス制御信
号C1,C2,C3を、論理“000”以外の組合わせ
に変更することによって可能とされる。この書込みマー
ジンテストにおいて、もし、書込みマージンが少ないと
判断された場合には、書込みパルス幅調整信号TW1〜
TW3及びセットアップ調整信号TS1,TS2の組合
わせパターンの変更が行われる。この組合わせパターン
の変更はマスクROM部45の配線層の一部であるプロ
グラマブルリンク部分の変更によって容易に行うことが
できる。
【0024】パルスシェイプ部21は、相補レベルの基
本クロックCLKが入力された場合に、それの波形を整
形する機能を有し、特に制限されないが、バッファ2
5,28,29、ディレイ回路26,27、及び論理ゲ
ート30とが結合されて成る。相補レベルの基本クロッ
クCLKは、ディレイ回路26,27で遅延された後
に、バッファ28を介して論理ゲート30に伝達され
る。論理ゲート30において、バッファ28,29のア
ンド論理、及びナンド論理がとられ、それが、後段のパ
ルス拡張部22に伝達される。
【0025】パルス拡張部22は、書込みパルスWPの
幅の調整機能を有し、特に制限されないが、ディレイ段
22a、及びセレクト部22bとを含む。ディレイ段2
2aは、特に制限されないが、ディレイ回路31,3
2,33がシリーズ接続されて成る。セレクト部22b
は、上記ディレイ回路31,32,33の出力ノードを
選択する機能を有し、特に制限されないが、上記ディレ
イ回路31,32,33の非反転出力ノードと、デコー
ド部20からの書込みパルス幅調整信号TW1〜TW3
とのアンド論理を得るための2入力アンドゲート34,
35,36と、このアンドゲート34,35,36から
の出力信号のオア(OR)論理、及びノア(NOR)論
理を得る論理ゲート37とを含む。パルス幅調整信号T
W1,TW2,TW3の組合わせによって書込みパルス
WPの幅を調整することができる。すなわち、パルス幅
調整信号TW1がアサートされた場合、パルス幅調整信
号TW1,TW2がアサートされた場合、パルス幅調整
信号TW1,TW2,TW3がアサートされた場合の順
に書込みパルスWPの幅が広くなる。
【0026】セットアップ調整部23は、書込みパルス
WPのセットアップ時間を調整する機能を有し、特に制
限されないが、ディレイ段23aと、セレクト部23b
とを含む。ディレイ段23aは、ディレイ回路38,3
9がシリーズ接続されて成る。セレクト部23bは、上
記ディレイ回路38,39の出力ノードを選択する機能
を有し、特に制限されないが、上記ディレイ回路38,
39の非反転出力ノードと、デコード部20からのセッ
トアップ調整信号TS1,TS2とのアンド論理を得る
ための2入力アンドゲート40,41と、このアンドゲ
ート40,41からの出力信号のオア(OR)論理、及
びノア(NOR)論理を得る論理ゲート42とを含む。
例えばセットアップ調整信号TS1がハイレベルにアサ
ートされた場合には、アンドゲート40により、ディレ
イ回路38の出力信号が選択的に論理ゲート42に伝達
される。同様に、セットアップ調整信号TS2がハイレ
ベルにアサートされた場合には、アンドゲート41によ
り、ディレイ回路39の出力信号が選択的に論理ゲート
42に伝達される。そのようなディレイ回路の出力ノー
ド選択により、書込みパルスWPのセットアップ時間の
変更が可能とされる。
【0027】図1には上記デコード部20の構成例が示
される。
【0028】図1に示されるように、デコード部20
は、特に制限されないが、マスクROM部45、デコー
ド回路44、プルアップ回路46、及びレベル変換回路
47を含む。
【0029】マスクROM部45は、パルス調整信号
(書込みパルス幅調整信号TW1〜TW3及びセットア
ップ調整信号TS1,TS2)のパターン設定回路とし
て機能する。つまり、書込みパルス調整信号の組合わせ
パターンをプログラマブルに設定可能とされ、複数のワ
ードラインと、このワードラインに交差するように配置
された複数のビットラインと、ワードラインと上記ビッ
トラインとの交差箇所に設けられたマスクROM素子と
を含む。マスクROM素子へのデータ書込みは、製造プ
ロセスにおいて、所定の金属配線によって行われる。
【0030】デコード回路44は、書込みパルス制御信
号C1,C2,C3をデコードすることによって、マス
クROM部45におけるワードラインの選択信号を得
る。プルアップ回路46は、マスクROM部45におけ
るビットラインを高電位側電源Vccレベルにプルアッ
プする機能を有し、また、レベル変換回路47は、上記
ビットラインの信号レベル(MOSレベル)をエミッタ
結合論理(「ECL」と略記する)のレベルに変換する
機能を有する。このレベル変換回路47からの出力信号
が、書込みパルス調整信号、すなわち書込みパルス幅調
整信号TW1〜TW3及びセットアップ調整信号TS
1,TS2とされる。
【0031】図4には上記マスクROM部45の構成例
が示される。
【0032】この実施例において、マスクROM部45
は、特に制限されないが、8本のワードラインw1〜w
8と、それに交差するように形成された5本のビットラ
インb1,b2,b3,…を含む。図4においては、上
記5本のビットラインのうちb1〜b3で示される3本
のビットラインが代表的に示される。そして、ワードラ
インw1〜w8とビットラインb1,b2,b3,…と
の交差箇所には、67〜90で示されるように、マスク
ROM素子が結合される。全てのマスクROM素子67
〜90は互いに同一構成とされる。一つのマスクROM
素子は、特に制限されないが、図7(e)に示されるよ
うに、1個のnチャンネル型MOSトランジスタQ14
によって形成される。このnチャンネル型MOSトラン
ジスタQ14のゲート電極は、マスクROM素子の入力
端子Iとされ、対応するワードラインw1〜w8に結合
される。また、nチャンネル型MOSトランジスタQ1
4のドレイン電極、及びソース電極は、それぞれマスク
ROM素子の出力端子O、及び低電位側電源Vtt端子
とされる。マスクROM素子の出力端子Oを低電位側電
源Vtt端子に結合することによってマスクROM素子
へのハイレベル書込みが可能とされ、マスクROM素子
の出力端子Oを対応するビットに結合することによっ
て、マスクROM素子へのローレベル書込みが可能とさ
れる。そのような結合は、金属配線によって行われる。
この金属配線が、本発明におけるプログラムリンクの一
例とされる。
【0033】図5には上記デコード回路44の構成例が
示される。
【0034】図5に示されるように、デコード回路44
は、特に制限されないが、インバータ50〜52と、そ
れの後段に配置されたナンドゲート53〜56と、それ
の後段に配置されたノアゲート57〜64とが結合され
ることによって、書込みパルス制御信号C1,C2,C
3をデコードしてワードラインw1〜w8の選択信号を
得るように構成される。
【0035】上記インバータ50〜52は、それぞれ図
7(a)に示されるように、pチャンネル型MOSトラ
ンジスタQ1とnチャンネル型MOSトランジスタQ2
とが直列接続されて成る。このMOSトランジスタQ
1,Q2のゲート電極が入力端子Iとされる。また、p
チャンネル型MOSトランジスタQ1のソース電極が高
電位側電源Vccに結合され、nチャンネル型MOSト
ランジスタQ2のソース電極が低電位側電源Vttに結
合される。
【0036】ナンドゲート53〜56は、それぞれ図7
(f)に示されるように、pチャンネル型MOSトラン
ジスタQ15,Q16が並列接続され、それにnチャン
ネル型MOSトランジスタQ17,Q18が直列接続さ
れて成る。pチャンネル型MOSトランジスタQ16と
nチャンネル型MOSトランジスタQ17のゲート電極
は、第1入力端子I1に共通接続される。また、pチャ
ンネル型MOSトランジスタQ15とnチャンネル型M
OSトランジスタQ17のゲート電極は、第2入力端子
I2に共通接続される。pチャンネル型MOSトランジ
スタQ15,16のソース電極は高電位側電源Vccに
結合され、また、nチャンネル型MOSトランジスタQ
18のソース電極は低電位側電源Vttに結合される。
そして、pチャンネル型MOSトランジスタQ15,Q
16のドレイン電極、及びnチャンネル型MOSトラン
ジスタQ17のドレイン電極が出力端子Oに共通接続さ
れる。
【0037】ノアゲート57〜64は、それぞれ図7
(c)に示されるように、pチャンネル型MOSトラン
ジスタQ10,Q11、及びnチャンネル型MOSトラ
ンジスタQ12が直列接続され、このnチャンネル型M
OSトランジスタQ12に、nチャンネル型MOSトラ
ンジスタQ9が並列接続されて成る。pチャンネル型M
OSトランジスタQ10、及びnチャンネル型MOSト
ランジスタQ9のゲート電極は第1入力端子I1に共通
接続され、pチャンネル型MOSトランジスタQ11、
及びnチャンネル型MOSトランジスタQ12のゲート
電極は、第2入力端子に共通接続される。pチャンネル
型MOSトランジスタQ10のソース電極は高電位側電
源Vccに結合され、nチャンネル型MOSトランジス
タQ9,Q12のソース電極は低電位側電源Vttに結
合される。pチャンネル型MOSトランジスタQ11の
ドレイン電極、及びnチャンネル型MOSトランジスタ
Q9,Q12のドレイン電極が、出力端子Oに共通接続
される。
【0038】図6(a)には上記プルアップ回路46の
構成例が示される。
【0039】プルアップ回路46は、ビットラインb
1,b2,b3,…に対応して配置されたプルアップ用
素子92,93,94,…を含む。このプルアップ用素
子92,93,94,…は、それぞれ図7(d)に示さ
れるように、1個のpチャンネル型MOSトランジスタ
Q13とされる。このpチャンネル型MOSトランジス
タQ13のソース電極、及びゲート電極は、それぞれ高
電位側電源Vcc、及び低電位側電源Vttに結合され
る。また、pチャンネル型MOSトランジスタQ13の
ドレイン電極は、出力端子Oを介して、対応するビット
ラインに結合される。
【0040】図6(b)には上記レベル変換回路47の
構成例が示される。
【0041】レベル変換回路47は、ビットラインb
1,b2,b3,…に対応して配置されたレベル変換部
101,102,103,…を含む。このレベル変換部
101,102,103,…は、それぞれ図7(b)に
示されるように、pチャンネル型MOSトランジスタQ
3,Q4が直列接続されて成るインバータと、それの後
段に配置されたnpn型バイポーラトランジスタQ5
と、それに直列接続されたnpn型バイポーラトランジ
スタQ6,Q7、及びnチャンネル型MOSトランジス
タQ8とを含む。MOSトランジスタQ3,Q4のゲー
ト電極が入力端子Iに結合される。pチャンネル型MO
SトランジスタQ3のソース電極、及びnpn型バイポ
ーラトランジスタQ5のコレクタ電極が高電位側電源V
ccに結合され、nチャンネル型MOSトランジスタQ
8のソース電極が第2低電位側電源Veeに結合され
る。npn型バイポーラトランジスタQ6のエミッタ電
極、及びnpn型バイポーラトランジスタQ7のコレク
タ電極が出力端子Oに結合され、る。nチャンネル型M
OSトランジスタQ8は抵抗として機能される。高電位
側電源Vccが0Vとされ、第2低電位側電源Veeが
−4Vとされるとき、出力端子OからECLレベルの論
理出力(ハイレベルが−1.6V、ローレベルが−2.
86V)が得られる。つまり、b1,b2,b3,…ビ
ットラインのCMOSレベルの信号が、ECLレベルの
信号に変換され、書込みパルス幅調整信号TW1〜TW
3、及びセットアップ調整信号TS1,TS2として、
図3に示されるパルス拡張部22、及びセットアップ調
整部23にそれぞれ伝達される。
【0042】次に、マスクROM部45へのデータ書込
みについて説明する。
【0043】図4に示される例では、マスクROM素子
67〜74にはローレベル書込みが行われ、マスクRO
M素子75〜90にはハイレベル書込みが行われてい
る。そのような書込みは、製造プロセスにおいて、金属
配線層を形成するマスクを使用することによって可能と
される。例えば、図8に示されるように、マスクROM
素子67,68を形成するnチャンネル型MOSトラン
ジスタのドレイン電極とビットラインb1とを結合する
ように金属配線L11,L21が形成された場合には、
ワードラインw1又はw2が選択されることによって、
ビットラインb1が低電位側電源Vttレベル(ローレ
ベル)とされる。それに対して、マスクROM素子7
5,76,83,84を形成するnチャンネル型MOS
トランジスタのドレイン電極が、それぞれ金属配線L1
2,L22,L13,L23によって低電位側電源Vt
tに結合された場合には、ワードラインw1,w2のい
ずれが選択されても、ビットラインb2,b3はビット
ラインのプリチャージレベル(高電位側電源Vccレベ
ル)とされる。そのように、金属配線L11,L21,
L12,L22,L13,L23が、プログラマブルリ
ンクの一例であり、ビットラインからの出力論理、つま
り、書込みパルス調整信号(書込みパルス幅調整信号T
W1〜TW3、及びセットアップ調整信号TS1,TS
2)の設定が可能とされる。しかも、上記金属配線L1
2,L22,L13,L23は、金属配線用のマスク1
枚によって形成することができるので、その変更も該当
マスク1枚を変更すれば足りる。つまり、書込みマージ
ン不足により、書込みパルス制御信号C1,C2,C3
をローレベルに固定する通常使用状態での書込みパルス
調整信号(書込みパルス幅調整信号TW1〜TW3、及
びセットアップ調整信号TS1,TS2)についての設
計変更が必要となった場合には、上記金属配線のための
マスクを変更するだけでよく、デコーダ回路の論理構成
を変更する場合のように金属配線層形成用のマスクの他
に拡散層形成用のマスク等を変更する必要がないので、
書込みパルス調整信号についての設計変更が容易とされ
る。このことは、SRAMの製造コストの低減を図る上
で有利とされる。
【0044】図9には、この実施例SRAM133が適
用されるデータ処理装置が示される。
【0045】このデータ処理装置は、システムバスBU
Sを介して、CPU(中央処理装置)131、SRAM
133、ROM(リード・オンリ・メモリ)134、周
辺装置制御部135、表示系136などが、互いに信号
のやり取り可能に結合され、予め定められたプログラム
に従って所定のデータ処理を行うコンピュータシステム
として構成される。上記CPU130は、本システムの
論理的中核とされ、主として、アドレス指定、情報の読
出しと書込み、データの演算、命令のシーケンス、割り
込の受付け、記憶装置と入出力装置との情報交換の起動
等の機能を有し、演算制御部や、バス制御部、メモリア
クセス制御部などから構成される。上記SDRAM13
2や、本実施例SRAM133、及びROM134は内
部記憶装置として位置付けられている。そして、SDR
AM132やSRAM133には、CPU30での計算
や制御に必要なプログラムやデータが格納される。周辺
装置制御部135によって、外部憶装置138の動作制
御や、キーボード139などからの情報入力制御が行わ
れる。また、上記表示系136によって、CRTディス
プレイ140への情報表示制御が行われる。
【0046】上記実施例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0047】(1)マスクROM部45が設けられ、こ
のマスクROM部45への情報記憶によって書込みパル
ス調整信号(書込みパルス幅調整信号TW1〜TW3、
及びセットアップ調整信号TS1,TS2)のパターン
が決定されるため、マスクROM部45への情報書込み
についてのマスクパターンの変更によって、書込みパル
ス調整信号の組合わせパターンの変更が可能とされる。
つまり、マスクROM部45への情報書込みについての
マスク1枚を変更することによって、書込みパルス調整
信号の組合わせパターンの変更が可能とされる。換言す
れば、書込みパルス調整信号の組合わせパターンを変更
するのに、デコード部20を構成するインバータやノア
ゲートの組合わせを変更する場合には、半導体形成用の
マスク、トランジスタのゲート電極形成用のマスク、金
属配線層形成用のマスクなど、少なくとも3枚のマスク
についてパターン変更を行う必要があるが、上記実施例
によれば、マスクROM部45への情報書込みについて
のマスク1枚を変更することによって、書込みパルス調
整信号のパターン変更が可能とされるので、書込みパル
ス調整信号のパターン変更を容易に行うことができる。
【0048】(2)マスクROM部45は、複数のワー
ドラインw1〜w8と、このワードラインに交差するよ
うに配置された複数のビットラインb1〜b3と、ワー
ドラインとビットラインとの交差箇所に設けられたマス
クROM素子67〜90とをによって、容易に構成する
ことができる。
【0049】(3)外部からの書込みパルス制御信号C
1,C2,C3をデコードしてワードラインの選択信号
を生成可能なデコード回路44を設けることにより、外
部からの書込みパルス制御信号C1,C2,C3を取込
むための外部ピンの数の低減を図ることができる。
【0050】(4)ビットラインの信号レベルをECL
レベルに変換するレベル変換回路47を設けることによ
り、マスクROM部45の構成素子をMOSトランジス
タとし、書込みアンプ10の構成素子をバイポーラトラ
ンジスタとした場合の信号レベルの整合を図ることがで
きる。
【0051】(5)マスク1枚の変更により、書込みパ
ルス調整信号のパターン変更が可能とされるので、配線
パターンの異なるマスクを予め複数枚用意しておくこと
により、デバイスのできに合せてマスクを変えることに
より、ロット毎又はウェーハ毎の設計変更が可能とな
る。
【0052】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0053】例えば、上記実施例では、マスクROM素
子を形成するnチャンネル型MOSトランジスタのドレ
イン電極とビットラインや、ドレイン電極と高電位側第
2電源Vttとの結合を金属配線層によって行うように
したが、この金属配線層に代えてヒューズを用いること
ができる。この場合、マスクROM素子を形成するnチ
ャンネル型MOSトランジスタのドレイン電極とビット
ラインを結合するヒューズ、又はドレイン電極と高電位
側第2電源Vttとを結合するヒューズのいずれかを、
ウェーハ状態で熔断することによって、書込みパルス調
整信号のパターン情報書込みを行うようにする。
【0054】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるSRA
Mに適用した場合について説明したが、本発明はそれに
限定されるものではなく、ダイナミックRAMなどの各
種半導体記憶装置に広く適用することができる。
【0055】本発明は、少なくとも書込みアンプの動作
制御用の書込みパルスを変更可能な書込みパルス調整回
路を含むことを条件に適用することができる。
【0056】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0057】すなわち、書込みパルス調整信号の組合わ
せパターンをプログラマブルに設定可能とすることによ
り、マスク1枚の変更によって書込みパルス調整信号の
パターン変更が可能とされ、それによって、書込みパル
スの設計変更の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるSRAMの書込みパル
ス生成回路に含まれるデコード部の構成例ブロック図で
ある。
【図2】上記SRAMの全体的な構成例ブロック図であ
る。
【図3】上記SRAMにおける書込みパルス生成回路の
構成例回路図である。
【図4】上記デコード部に含まれるマスクROM部の構
成例回路図である。
【図5】上記デコード部に含まれるデコード回路の構成
例回路図である。
【図6】上記デコード部に含まれるプルアップ回路及び
レベル変換回路の構成例回路図である。
【図7】上記デコード部に含まれる各種回路における主
要部の詳細な回路図である。
【図8】上記マスクROM部へのデータ書込み説明のた
めの回路図である。
【図9】上記SRAMを含むデータ処理装置の全体的な
構成例ブロック図である。
【符号の説明】
1−0〜1−m アドレスバッファ 2 カラムドライバ 3 WEドライバ 4 ロウデコーダ 5 ロウドライバ 6 メモリセルアレイ 8 カラムデコーダ 9 カラム選択回路 10 書込みアンプ 11 読出しアンプ 12 書込みパルス生成回路 20 デコード部 21 パルスシェイプ部 22 パルス拡張部 22a,23a ディレイ段 22b,23b セレクト部 23 セットアップ調整部 44 デコード回路 45 マスクROM 46 プルアップ回路 47 レベル変換回路 50〜52 インバータ 53〜56 ナンドゲート 57〜64 ノアゲート 67〜90 マスクROM素子 92〜94 プルアップ用素子 101〜103 レベル変換部 131 CPU 132 SDRAM 133 SRAM 134 ROM 135 周辺装置制御部 136 表示系 138 外部記憶装置 139 キーボード 140 CRTディスプレイ b1〜b3 ビットライン w1〜w8 ワードライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルを配列して成るメモリ
    セルアレイと、上記メモリセルアレイへの書込みデータ
    を増幅可能な書込みアンプとを含み、上記書込みアンプ
    の動作制御用の書込みパルスを、書込みパルス調整信号
    に基づいて変更可能な半導体記憶装置において、 上記書込みパルス調整信号の組合わせパターンをプログ
    ラマブルリンクによって設定可能なパターン設定部を含
    むことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 複数のメモリセルを配列して成るメモリ
    セルアレイと、上記メモリセルアレイへの書込みデータ
    を増幅可能な書込みアンプとを含み、上記書込みアンプ
    の動作制御用の書込みパルスを、書込みパルス調整信号
    に基づいて変更可能な半導体記憶装置において、 複数のワードラインと、上記ワードラインに交差するよ
    うに形成された複数のビットラインと、上記ワードライ
    ンと上記ビットラインとの交差箇所に対応して設けられ
    たマスクROM素子とを含み、マスクROM素子の記憶
    状態に応じてビットラインに得られたデータに基づいて
    上記書込みパルス調整信号を形成する回路を備えたこと
    を特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 外部からの制御信号をデコードして上記
    ワードラインの選択信号を生成するデコード回路を含む
    請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記ビットラインの信号レベルをエミッ
    タ結合論理のレベルに変換するレベル変換回路を含む請
    求項2又は3記載の半導体記憶装置。
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