JPH0973248A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0973248A
JPH0973248A JP22761395A JP22761395A JPH0973248A JP H0973248 A JPH0973248 A JP H0973248A JP 22761395 A JP22761395 A JP 22761395A JP 22761395 A JP22761395 A JP 22761395A JP H0973248 A JPH0973248 A JP H0973248A
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JP
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roller
heating roller
cleaning
heating
brush
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JP22761395A
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Makoto Yamauchi
真 山内
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着ローラの2本のクリーニングローラの長
寿命化を図り、メンテナス性を向上する。 【解決手段】 加熱ローラ33bの回転方向の、上流に
設けられる第1のブラシオイルローラ42の、加熱ロー
ラ33bへの食い込み量を0.5mmとし、下流に設け
られる第2のブラシオイルロ−ラ46の、加熱ローラ3
3bへの食い込み量を1.0mmとし、第2のブラシオ
イルローラ46の加熱ローラ33bへの押圧力を大きく
することにより、両ブラシオイルローラ46の汚れをほ
ぼ同時に進行させ、両ローラの均等な長寿命化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置やプ
リンタ等において、トナー像定着後の定着ローラを、2
本のクリーニングローラを用いてクリーニングする定着
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来電子写真装置やプリンタ等の画像形
成装置において、ヒ−タを内蔵する加熱ロ−ラ及び加圧
ロ−ラからなる定着ロ−ラ間にシ−ト紙を挿通し、トナ
−像を加熱加圧定着する装置にあっては、加熱ローラ
に、シリコンオイルを含浸する単一のクリーニングロー
ラを摺接し、定着時、加熱ローラ表面にオフセットされ
たトナーのクリーニングを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来加熱ローラのクリ
ーニングは、1本のクリーニングローラにより行われて
ていた。
【0004】このためクリーニングローラの寿命は例え
ば10万枚程度と短く、多量のコピーが行われる高速機
種等に有っては、クリーニングローラの汚損が早く、そ
の交換頻度が高くなり、メンテナス性に劣っていた。
【0005】このため、加熱ローラに2本のクリーニン
グローラを摺接してクリーニングを行う装置も検討され
ているが、単に2本のクリーニングローラを併設したの
みでは、加熱ローラの下流にて摺接されるクリーニング
ローラに比し、上流に設けられるクリーニングローラの
汚損が早く、2本のクリーニングローラを用いるにもか
かわらず、上流のクリーニングローラの寿命は12万枚
程度にしか延命されず、依然としてメンテナンス性に劣
るという問題を有していた。
【0006】そこで本発明は上記問題を除去するもの
で、クリーニングローラを2本用い、且つ両方のクリー
ニングローラの寿命の均等化を図る事により、より効果
的な長寿命化を図り、その交換頻度を低減し、メンテナ
ンス性を向上し、コピー枚数の多い高速の画像形成装置
への適用を可能とする定着装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための第1の手段として、加熱手段を有する加熱ロ
ーラ及びこの加熱ローラに当接し前記加熱ローラと共に
転接する加圧ローラを有し、前記加熱ローラ及び前記加
圧ローラ間に現像剤像を有する像支持体を挿通し前記現
像剤像を定着する定着手段と、前記加熱ローラと逆回転
接触しクリーニング剤を供給する第1のクリーニングロ
ーラと、前記第1のクリーニングローラより下流にて前
記第1のクリーニングローラの前記加熱ローラへの食い
込み量より大きい食い込み量にて前記加熱ローラと逆回
転接触しクリーニング剤を供給する第2のクリーニング
ローラとを設けるものである。
【0008】又本発明は上記課題を解決するための第2
の手段として、加熱手段を有する加熱ローラ及びこの加
熱ローラに当接し前記加熱ローラと共に転接する加圧ロ
ーラを有し、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラ間に現
像剤像を有する像支持体を挿通し前記現像剤像を定着す
る定着手段と、内部にクリーニング剤供給機構を有する
第1の弾性ローラからなり、前記加熱ローラと逆回転接
触する第1のクリーニングローラと、内部に第2のクリ
ーニング剤供給機構を有する第2の弾性ローラからな
り、前記第1のクリーニングローラより下流にて前記第
1の弾性ローラの前記加熱ローラへの食い込み量より大
きい食い込み量にて前記加熱ローラと逆回転接触する第
2のクリーニングローラとを設けるものである。
【0009】そして第1及び第2の手段により、第1或
いは第2のクリーニングローラがそれぞれ異なる押圧力
で加熱ローラに接触される事により、両クリーニングロ
ーラの汚損速度を均一化し、その長寿命化を図る事が出
来る。
【0010】又本発明は上記課題を解決するための第3
の手段として、加熱手段を有する加熱ローラ及びこの加
熱ローラに当接し前記加熱ローラと共に転接する加圧ロ
ーラを有し、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラ間に現
像剤像を有する像支持体を挿通し前記現像剤像を定着す
る定着手段と、毛先の方向が、前記加熱ローラの回転方
向に沿って流れる方向を有する第3のブラシを有し、前
記加熱ローラと逆回転接触しクリーニング剤を供給する
第3のクリーニングローラと、毛先の方向が、前記加熱
ローラの回転方向に対して逆立つ方向を有する第4のブ
ラシを有し、前記第3のクリーニングローラより下流に
て前記加熱ローラと逆回転接触しクリーニング剤を供給
する第4のクリーニングローラとを設けるものである。
【0011】又本発明は上記課題を解決するための第4
の手段として、加熱手段を有する加熱ローラ及びこの加
熱ローラに当接し前記加熱ローラと共に転接する加圧ロ
ーラを有し、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラ間に現
像剤像を有する像支持体を挿通し前記現像剤像を定着す
る定着手段と、第3のクリーニング剤供給機構周囲に、
毛先の方向が前記加熱ローラの回転方向に沿って流れる
方向を有するよう形成される第3のブラシを有し、前記
加熱ローラと逆回転接触する第3のクリーニングローラ
と、第4のクリーニング剤供給機構周囲に、毛先の方向
が前記加熱ローラの回転方向に対して逆立つ方向を有す
る第4のブラシを有し、前記第3のクリーニングローラ
より下流にて前記加熱ローラと逆回転接触する第4のク
リーニングローラとを設けるものである。
【0012】そして第3及び第4の手段により、第1或
いは第2のクリーニングローラを異なる摺接力で加熱ロ
ーラに接触させ、両クリーニングローラの汚損速度を均
一化し、その長寿命化を図るものである。
【0013】更に本発明は上記課題を解決するための第
5の手段として、加熱手段を有する加熱ローラ及びこの
加熱ローラに当接し前記加熱ローラと共に転接する加圧
ローラを有し、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラ間に
現像剤像を有する像支持体を挿通し前記現像剤像を定着
する定着手段と、前記加熱ローラと逆回転接触し第1の
クリーニング剤を供給する第5のクリーニングローラ
と、前記第5のクリーニングローラより下流にて前記加
熱ローラと逆回転接触し前記第1のクリーニング剤に比
し粘度の高い第2クリーニング剤を供給する第6のクリ
ーニングローラとを設け、第6のクリーニングローラに
比し第5のクリーニングローラにオフセットトナーを付
着させ難くし、両クリーニングローラの汚損速度を均一
化し、その長寿命化を図るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を図1乃至図6に示す
第1の実施の形態を参照して説明する。図1は電子写真
装置の概略説明図であり、装置本体1内の感光体ドラム
20の周囲には、その回転方向に沿って従来より周知
の、帯電チャ−ジャ21露光装置22の露光部22a,
現像装置23、転写チャ−ジャ25、剥離チャ−ジャ2
6、清掃装置27、除電装置28が順次配置されてい
る。又4は、原稿台3を被覆する原稿台カバーである。
【0015】そして装置本体1の下方には、感光体ドラ
ム20側に供給される用紙を収納するフロントローディ
ングタイプの給紙カセット装置10が着脱自在に装着さ
れ装置本体1の右には、手差しにより用紙Pを供給する
給紙トレイ11が設けられている。尚37a、37b
は、給紙カセット装置10あるいは給紙トレイ11より
用紙Pを取出す第1及び第2のピックアプローラであ
る。
【0016】さらに装置本体1内には、給紙カセット装
置10から給紙された用紙を感光体ドラム20周囲の転
写チャ−ジャ25を経て装置本体1の左側に設けられる
排紙トレイ12に導く搬送手段31が設けられ、この搬
送手段31の感光体ドラム20より上流側には用紙Pの
2枚取りを防止する第1及び第2の分離搬送ローラ38
a、38b、第1の搬送ローラ35a及び用紙Pの先端
を揃え、感光体ドラム20上に形成される現像剤像との
同期を取りつつ用紙を搬送するレジストローラ32が配
置され、下流側には搬送ベルト36、定着装置33、第
2の搬送ローラ35b、排紙ローラ34が配置されてい
る。
【0017】次に定着手段である定着装置33について
説明する。定着装置33は加熱手段であるヒータ33a
を内蔵する加熱ローラ33b及び加熱ローラ33bに押
圧し転接される加圧ローラ33cを有している。
【0018】そしてこの加熱ローラ33b上方には、第
1のクリーニングローラである直径27φ±0.1mm
の(株)日東工業製の第1のブラシオイルローラ42が
その両側に設けられる第1のギャップローラ42aによ
り、加熱ローラ33bに対する食い込み量が0.5mm
と成るよう接触されている。
【0019】ここで第1のブラシオイルローラ42は、
クリーニング剤であり、粘度30000csのジメチル
シリコンオイル40aが入れられ15箇所に供給口40
bが形成されるアルミパイプ40c表面に、ノーメック
スペーパからなるオイル制御部材40dが巻かれてなる
第1のクリーニング剤供給機構40及び、第1の弾性ロ
ーラであり、オイル制御部材40dの周囲にて高さ3m
mの耐熱性のポリフェニレンサルファイド(以下PPS
と称する。)からなる第1のブラシ41とから成ってい
る。
【0020】更に加熱ローラ33b上方の第1のブラシ
オイルローラ42より下流には、第2のクリーニングロ
ーラである直径27φ±0.1mmの(株)日東工業製
の第2のブラシオイルローラ46が、第2のギャップロ
ーラ46aにより、加熱ローラ33bに対する食い込み
量が、第1のブラシオイルローラ42の2倍の1.0m
mと成るよう接触されている。
【0021】この第2のブラシオイルローラ46は第1
のブラシオイルローラと同様、クリーニング剤であり、
粘度30000csのジメチルシリコンオイル44aが
入れられ15箇所に供給口44bが形成されるアルミパ
イプ44c表面に、ノーメックスペーパからなるオイル
制御部材44dが巻かれてなる第2のクリーニング剤供
給機構44及び、第2の弾性ローラであり、オイル制御
部材44dの周囲に高さ3mmの耐熱性のポリフェニレ
ンサルファイド(以下PPSと称する。)からなる第2
のブラシ45とから成っている。
【0022】次に、装置本体1のコピ−動作について述
べる。先ず原稿台3に原稿Dをセットし、さらにコピ−
枚数、用紙サイズ等のコピ−条件を図示しない操作パネ
ル上のテンキ−等により設定し、コピ−キ−(図示せ
ず)をオンしコピ−操作を開始する。このコピ−操作の
開始により、感光体ドラム20はその回転に従い順次帯
電、露光、現像の各工程を実施され、現像剤像を形成さ
れる。
【0023】一方、給紙カセット装置10あるいは給紙
トレイ11にあっては、いずれかのピックアップローラ
37a、37bにより取り出された用紙Pが、分離搬送
手段38a、38bにより一枚ずつ分離されてレジスト
ロ−ラ32へと送られ、感光体ドラム20上の現像剤像
に同期して感光体ドラム20の転写チャ−ジャ25位置
へと送られ、感光体ドラム20上の現像剤像を転写され
る。更に現像剤像を転写された用紙は剥離チャ−ジャ2
6により、感光体ドラム20から剥離され、搬送ベルト
36により搬送され、定着装置33にて定着された後、
排紙排紙トレイ12方向に排出される。一方転写終了
後、感光体ドラム20はその回転に従い、清掃装置27
により残留トナーを除去され、除電装置28にて除電さ
れて次のコピー可能とされる。そして上述のコピ−操作
を繰返し、必要枚数のコピ−を得る事となる。
【0024】この間定着装置33にあっては、ヒータ3
3aのオン/オフ制御により表面温度が200℃に保持
される加熱ローラ33bが矢印o方向に回転され、これ
に圧接される加圧ローラ33cが矢印p方向に従動回転
されており、現像画像を形成された用紙を、加熱ローラ
33b及び加圧ローラ33c間に挿通し、画像を加熱加
圧定着することとなる。
【0025】一方、第1及び第2のブラシオイルローラ
42、46は、夫々加熱ローラ33bの回転に対して逆
の矢印q方向、及び矢印r方向に回転され、加熱ローラ
33b表面に付着したオフセットトナーを除去すると共
にジメチルシリコンオイル40a或いは変性シリコンオ
イル44aを供給し、両ブラシオイルローラ42、46
にて加熱ローラ33bのクリーニングを行う事となる。
【0026】尚、第1及び第2のブラシオイルローラ4
2、46の加熱ローラ33bに対する食い込み量の違い
により、加熱ローラ33bに対する押圧力が異なること
から、第1のブラシオイルローラ42が上流にてクリー
ニング前の加熱ローラ33bと先に接触するにもかかわ
らず、両ブラシオイルローラ42、46の汚れは、ほぼ
同時に進行される。
【0027】そしてこの様な定着装置33を東芝製複写
機ED6550に組み込み、A−4サイズ、印字率6.
0%のチャートにて通紙評価を行ったところ、図6の実
線(イ)に示す第1のブラシオイルローラ42及び点線
(ロ)に示す第2のブラシオイルローラ44共に汚れの
程度はほぼ同じであり、24万枚まで画像不良が発生さ
れず、クリーニング可能であった。
【0028】尚これと比較するため、第1の比較例とし
て、第1及び第2のブラシオイルローラの加熱ローラに
対する食い込み量を共に1.0mmに設定し、同一条件
で通紙評価を行ったところ、図7の点線(ハ)に示す様
に、下流の第2のブラシオイルローラの汚れは進まなか
ったものの、実線(ニ)に示す様に上流の第1のブラシ
オイルローラの汚れが早く、18万枚で画像不良が発生
された。
【0029】このように構成すれば、2本のブラシオイ
ルローラ42、46の加熱ローラ33bに対する食い込
み量を変え、下流の第2のブラシオイルローラ46の食
い込み量を上流の第1のブラシオイルローラ42の食い
込み量より大きくする事により、両ブラシオイルローラ
42、46の汚れが均一に進行され、その寿命を均等に
延命出来、ひいてはブラシオイルローラ42、46の交
換頻度の低減によりメンテナンス性を向上でき、高速機
種への適用が可能となる。
【0030】次に本発明の第2の実施の形態を図8乃至
図10を参照して説明する。尚この第2の実施の形態は
第1の実施の形態における定着装置のクリーニングロー
ラが異なるものの他は第1の実施の形態と同一である事
から同一部分については同一符号を付しその説明を省略
する。
【0031】即ち定着手段である定着装置47は第1の
実施の形態と同様、ヒータ33aを内蔵する加熱ローラ
33b及び加熱ローラ33bに押圧し転接される加圧ロ
ーラ33cを有している。
【0032】そしてこの加熱ローラ33b上方には、第
3のクリーニングローラである直径27φ±0.1mm
の(株)日東工業製の第3のブラシオイルローラ51
が、その両側に設けられる第3のギャップローラ51a
により、加熱ローラ33bに対する食い込み量が1.0
mmとなるよう接触されている。
【0033】この第3のブラシオイルローラ51は、ク
リーニング剤であり、粘度30000csのジメチルシ
リコンオイル48aが入れられ15箇所に供給口48b
が形成されるアルミパイプ48c表面に、ノーメックス
ペーパからなるオイル制御部材48dが巻かれてなる第
3のクリーニング剤供給機構48及びオイル制御部材4
8dの周囲に高さ3mmの耐熱性のポリフェニレンサル
ファイド(以下PPSと称する。)から成り、毛先が加
熱ローラ33bの回転方向に流れる様に植えられた第3
のブラシ50から成っている。
【0034】更に加熱ローラ33b上方の第3のブラシ
オイルローラ51より下流には、第4のクリーニングロ
ーラである直径27φ±0.1mmの(株)日東工業製
の第4のブラシオイルローラ54が、第3のブラシオイ
ルローラ51と逆向きにて、加熱ローラ33bに対する
食い込み量が、第4のギャップローラ54aにより1.
0mmと成るよう接触されている。
【0035】この第4のブラシオイルローラ54は、ク
リーニング剤であり、粘度30000csのジメチルシ
リコンオイル52aが入れられ15箇所に供給口52b
が形成されるアルミパイプ52c表面に、ノーメックス
ペーパからなるオイル制御部材52dが巻かれてなる第
4のクリーニング剤供給機構52及びオイル制御部材5
2dの周囲に、高さ3mmの耐熱性のポリフェニレンサ
ルファイド(以下PPSと称する。)から成り、毛先が
加熱ローラ33bの回転に対して逆立つ様に植えられた
第4のブラシ53から成っている。
【0036】そしてコピーを行う間、定着装置47にあ
っては、現像画像を形成された用紙を、加熱ローラ33
b及び加圧ローラ33c間に挿通し、画像を加熱加圧定
着する一方、第3及び第4のブラシオイルローラ51、
54は、矢印s方向に回転される加熱ローラ33bの回
転に対して逆の矢印t方向、及び矢印u方向に回転さ
れ、加熱ローラ33b表面に付着したオフセットトナー
を除去すると共にジメチルシリコンオイル48a或いは
変性シリコンオイル52aを供給し、両ブラシオイルロ
ーラ51、54にて加熱ローラ33bのクリーニングを
行う事となる。
【0037】尚、第3及び第4のブラシオイルローラ5
1、54にあっては、加熱ローラ33bとの逆回転接触
に対する第3及び第4のブラシ50、53の毛先の方向
が、逆であり、加熱ローラ33bに対する接触力が異な
ることから第3のブラシオイルローラ51が上流にてク
リーニング前の加熱ローラ33bと接触するにもかかわ
らず、両ブラシオイルローラ51、54の汚れは、ほぼ
同時に進行される。
【0038】そしてこの様な定着装置33を東芝製複写
機ED6550に組み込み、A−4サイズ、印字率6.
0%のチャートにて通紙評価を行ったところ、図10の
実線(ホ)に示す第3のブラシオイルローラ51及び点
線(ヘ)に示す第4のブラシオイルローラ54共に汚れ
の程度はほぼ同じであり、24万枚まで画像不良が発生
されず、クリーニング可能であった。
【0039】このように構成すれば、第3及び第4のブ
ラシオイルローラ51、54の加熱ローラ33bに対す
る毛先の方向を逆にする事により、両ブラシオイルロー
ラ51、54の汚れが均一に進行され、その寿命を均等
に延命出来、ひいては第1の実施の形態と同様ブラシオ
イルローラ51、54の交換頻度の低減によりメンテナ
ンス性を向上できる。
【0040】次に本発明の第3の実施の形態を図11を
参照して説明する。尚この第3の実施の形態は第1の実
施の形態における定着装置のクリーニングローラが異な
るものの他は第1の実施の形態と同一である事から同一
部分については同一符号を付しその説明を省略する。
【0041】即ち定着手段である定着装置56は第1の
実施の形態と同様、ヒータ33aを内蔵する加熱ローラ
33b及び加熱ローラ33bに押圧し転接される加圧ロ
ーラ33cを有している。
【0042】そしてこの加熱ローラ33b上方には、第
5のクリーニングローラである直径27φ±0.1mm
の(株)日東工業製の第5のブラシオイルローラ57
が、その両側に設けられる第5のギャップローラ(図示
せず)により、加熱ローラ33bに対する食い込み量が
1.0mmとなるよう接触されている。
【0043】この第5のブラシオイルローラ57は、ク
リーニング剤であり、粘度30000csのジメチルシ
リコンオイル58aが入れられ15箇所に供給口58b
が形成されるアルミパイプ58c表面に、ノーメックス
ペーパからなるオイル制御部材58dが巻かれてなる第
3のクリーニング剤供給機構58及びオイル制御部材5
8dの周囲に高さ3mmの耐熱性のポリフェニレンサル
ファイド(以下PPSと称する。)から成る第5のブラ
シ59から成っている。
【0044】更に加熱ローラ33b上方の第5のブラシ
オイルローラ57より下流には、第6のクリーニングロ
ーラである直径27φ±0.1mmの(株)日東工業製
の第6のブラシオイルローラ60が、加熱ローラ33b
に対する食い込み量が、第6のギャップローラ(図示せ
ず)により1.0mmと成るよう接触されている。
【0045】この第6のブラシオイルローラ60は、ク
リーニング剤であり、粘度が60000csのジメチル
シリコンオイル61aが入れられ、15箇所に供給口6
1bが形成されるアルミパイプ61c表面に、ノーメッ
クスペーパからなるオイル制御部材61dが巻かれてな
る第6のクリーニング剤供給機構61及びオイル制御部
材61dの周囲に、高さ3mmの耐熱性のポリフェニレ
ンサルファイド(以下PPSと称する。)から成る第6
のブラシ62から成っている。
【0046】ここで第5のクリーニング剤供給機構58
に使用されるジメチルシリコンオイル58aの粘度に比
し第6のクリーニング供給機構61に使用されるジメチ
ルシリコンオイル61aの粘度が高い事から、クリーニ
ング時、加熱ローラ33b上のオフセットトナーは、第
5のブラシオイルローラ57より第6のブラシオイルロ
ーラ60に付着し易く成っている。
【0047】そしてコピーを行う間、定着装置56にあ
っては、現像画像を形成された用紙を、加熱ローラ33
b及び加圧ローラ33c間に挿通し、画像を加熱加圧定
着する一方、第5及び第6のブラシオイルローラ57、
60は、矢印v方向に回転される加熱ローラ33bの回
転に対して逆の矢印w方向、及び矢印x方向に回転さ
れ、加熱ローラ33b表面に付着したオフセットトナー
を除去すると共にジメチルシリコンオイル58a或いは
ジメチルシリコンオイル61aを供給し、両ブラシオイ
ルローラ57、60にて加熱ローラ33bのクリーニン
グを行う事となる。
【0048】尚、第5及び第6のブラシオイルローラ5
7、60にあっては、第6のブラシオイルローラ60の
粘度が高いことから第5のブラシオイルローラ57が上
流にてクリーニング前の加熱ローラ33bと接触するに
もかかわらず、両ブラシオイルローラ57、60の汚れ
は、ほぼ同時に進行される。
【0049】そしてこの様な定着装置33を東芝製複写
機ED6550に組み込み、A−4サイズ、印字率6.
0%のチャートにて通紙評価を行ったところ、25万枚
まで画像不良が発生されず、クリーニング可能であっ
た。
【0050】尚これと比較するため、第5及び第6のブ
ラシオイルローラ57、60のクリーニング剤として共
に粘度60000csのシリコンオイルを用いて、本実
施例と同様の通紙評価を行ったところ、上流の第5のブ
ラシオイルローラ57の汚れが早く、15万枚で画像不
良が発生された。
【0051】又本実施例と逆に第5のブラシオイルロー
ラ57のクリーニング剤の粘度を60000csとし、
第6のブラシオイルローラ60のクリーニング剤の粘度
を30000csとして同様に通紙評価を行ったところ
20万枚で画像不良が発生された。
【0052】更に第5及び第6のブラシオイルローラ5
7、60のクリーニング剤として、共に粘度30000
csのシリコンオイルを用いて通紙評価を行ったとこ
ろ、クリーニング不良による画像不良は30万枚まで生
じなかったものの、粘度が低い事から、オイル過多によ
る画像のオイル汚れを生じてしまった。
【0053】即ちクリーニング剤は粘度が低いほど加熱
ローラ33bへのオフセットトナーの付着防止力を有す
ることから、2本のブラシオイルローラ57、60を均
等に、より長寿命とするには、上流の第5のブラシオイ
ルローラ57側のシリコンオイル58aに比し、下流の
第6のブラシオイルローラ60側のシリコンオイル61
aの粘度を高く設定し且つ、オイル過多を生じない程度
に両シリコンオイル58a、61aの粘度を低減すれば
良い。
【0054】このように構成すれば、上流側の第5のブ
ラシオイルローラ57に供給されるシリコンオイルに比
し粘度の高いシリコンオイルを下流の第6のブラシオイ
ルローラ60に供給する事により、両ブラシオイルロー
ラ57、60の汚れが均一に進行され、その寿命を均等
に延命出来、ひいては第1の実施の形態と同様ブラシオ
イルローラ57、60の交換頻度の低減によりメンテナ
ンス性を向上できる。尚本発明は、上記実施の形態に限
られるもので無く、その趣旨を変えない範囲での変更は
可能であって、例えばクリーニング剤の種類や弾性ロー
ラの材質や厚さ等任意であり、弾性ローラはフェルトや
スポンジ等であっても良い。
【0055】又2本のクリーニングローラの均等な長寿
命化をより効果的に行うために、第1乃至第3の実施の
形態を組み合わせる等しても良い。即ち、第1の実施の
形態或いは、第2の実施の形態において、夫々の構造上
から得られる2本のブラシオイルローラの汚れを均等化
する事により得られる長寿命化に加えて、両ローラに、
より粘度の低いクリーニング剤を用いれば、2本のブラ
シオイルローラの均等且つ一層の長寿命化を図る事が可
能となる。
【0056】更に第1の実施の形態にあっては、下流の
ブラシオイルローラの加熱ローラへの食い込み量を多少
低減し、その分、下流のブラシオイルローラに粘度の高
いクリーニング剤を使用する事により、両ブラシオイル
ローラの汚れの均等化を図ったり、又同様に第2の実施
の形態にあっては、下流のブラシオイルローラの逆立つ
力を低減し、その分、下流のブラシオイルローラに粘度
の高いクリーニング剤を使用して、両ブラシオイルロー
ラの汚れの均等化を図る等しても良い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
熱ローラに接触される2本のクリーニングローラの汚れ
の進み具合を均一に出来る事から、両クリーニングロー
ラのより効果的な長寿命化を図れ、ひいてはクリーニン
グローラのその交換頻度の低減によるメンテナンス性向
上を図れ、高速機種への適用も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子写真装置を示
す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の定着装置を示す概
略構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の第1のブラシオイ
ルローラ及び第2のブラシオイルローラを示す概略断面
図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の第1のクリーニン
グローラを示す概略側面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の第2のクリーニン
グローラを示す概略側面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の通紙評価時のクリ
ーニングローラの汚れを示すグラフである。
【図7】比較例による通紙評価時のクリーニングローラ
の汚れを示すグラフである。
【図8】本発明の第2の実施の形態の第3のブラシオイ
ルローラ及び第4のブラシオイルローラを示す概略断面
図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態の第3のブラシオイ
ルローラ及び第4のブラシオイルローラを示す概略側面
図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の通紙評価時のク
リーニングローラの汚れを示すグラフである。
【図11】本発明の第3の実施の形態の第5のブラシオ
イルローラ及び第6のブラシオイルローラを示す概略断
面図である。
【符号の説明】
1…装置本体 33…定着装置 33a…ヒータ 33b…加熱ローラ 33c…加圧ローラ 42…第1のブラシオイルローラ 46…第2のブラシオイルローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を有する加熱ローラ及びこの加
    熱ローラに当接し前記加熱ローラと共に転接する加圧ロ
    ーラを有し、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラ間に現
    像剤像を有する像支持体を挿通し前記現像剤像を定着す
    る定着手段と、 前記加熱ローラと逆回転接触しクリーニング剤を供給す
    る第1のクリーニングローラと、 前記第1のクリーニングローラより下流にて前記第1の
    クリーニングローラの前記加熱ローラへの食い込み量よ
    り大きい食い込み量にて前記加熱ローラと逆回転接触し
    クリーニング剤を供給する第2のクリーニングローラと
    を具備することを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 加熱手段を有する加熱ローラ及びこの加
    熱ローラに当接し前記加熱ローラと共に転接する加圧ロ
    ーラを有し、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラ間に現
    像剤像を有する像支持体を挿通し前記現像剤像を定着す
    る定着手段と、 内部に第1のクリーニング剤供給機構を有する第1の弾
    性ローラからなり、前記加熱ローラと逆回転接触する第
    1のクリーニングローラと、 内部に第2のクリーニング供給機構を有する第2の弾性
    ローラからなり、前記第1のクリーニングローラより下
    流にて前記第1の弾性ローラの前記加熱ローラへの食い
    込み量より大きい食い込み量にて前記加熱ローラと逆回
    転接触する第2のクリーニングローラとを具備すること
    を特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 加熱手段を有する加熱ローラ及びこの加
    熱ローラに当接し前記加熱ローラと共に転接する加圧ロ
    ーラを有し、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラ間に現
    像剤像を有する像支持体を挿通し前記現像剤像を定着す
    る定着手段と、 毛先の方向が、前記加熱ローラの回転方向に沿って流れ
    る方向を有する第3のブラシを有し、前記加熱ローラと
    逆回転接触しクリーニング剤を供給する第3のクリーニ
    ングローラと、 毛先の方向が、前記加熱ローラの回転方向に対して逆立
    つ方向を有する第4のブラシを有し、前記第3のクリー
    ニングローラより下流にて前記加熱ローラと逆回転接触
    しクリーニング剤を供給する第4のクリーニングローラ
    とを具備することを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 加熱手段を有する加熱ローラ及びこの加
    熱ローラに当接し前記加熱ローラと共に転接する加圧ロ
    ーラを有し、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラ間に現
    像剤像を有する像支持体を挿通し前記現像剤像を定着す
    る定着手段と、 第3のクリーニング剤供給機構周囲に、毛先の方向が前
    記加熱ローラの回転方向に沿って流れる方向を有するよ
    う形成される第3のブラシを有し、前記加熱ローラと逆
    回転接触する第3のクリーニングローラと、 第4のクリーニング剤供給機構周囲に、毛先の方向が前
    記加熱ローラの回転方向に対して逆立つ方向を有する第
    4のブラシを有し、前記第3のクリーニングローラより
    下流にて前記加熱ローラと逆回転接触する第4のクリー
    ニングローラとを具備することを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 加熱手段を有する加熱ローラ及びこの加
    熱ローラに当接し前記加熱ローラと共に転接する加圧ロ
    ーラを有し、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラ間に現
    像剤像を有する像支持体を挿通し前記現像剤像を定着す
    る定着手段と、 前記加熱ローラと逆回転接触し第1のクリーニング剤を
    供給する第5のクリーニングローラと、 前記第5のクリーニングローラより下流にて前記加熱ロ
    ーラと逆回転接触し前記第1のクリーニング剤に比し粘
    度の高い第2クリーニング剤を供給する第6のクリーニ
    ングローラとを具備することを特徴とする定着装置。
JP22761395A 1995-09-05 1995-09-05 定着装置 Pending JPH0973248A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0961178A2 (en) * 1998-05-25 1999-12-01 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Fixing unit and image forming apparatus

Cited By (2)

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EP0961178A2 (en) * 1998-05-25 1999-12-01 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Fixing unit and image forming apparatus
EP0961178A3 (en) * 1998-05-25 2001-03-14 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Fixing unit and image forming apparatus

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