JP2008083131A - 画像形成装置の清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】清掃装置でスコロトロン放電装置の汚れを除去し、安定した画像が確保できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】清掃部材である可とう部材の自由長を、根本から像担持体表面までの距離よりも長くして、移動することにより、グリッド電極の表裏両面を清掃する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置の清掃装置に関し、特に、スコロトロン放電装置を用いた画像形成装置の清掃装置に関する。
中間転写体を用いた電子写真方式の画像形成装置では、感光体である像担持体上に形成したトナー像を中間転写体上に転写し(一次転写)、該中間転写体上のトナー像を転写材上に転写する(二次転写)ものが知られており、特にカラーの画像形成装置に多く用いられている。カラー画像形成装置では、像担持体上に順次形成される所定極性に帯電した各色のトナー像を一次転写手段により中間転写体に重ね合わせて転写した後、その中間転写体上のトナー像を二次転写手段により転写材上に一括して転写している。
かかるカラー画像形成装置においては、トナー1粒子当たりの帯電量はほぼ均一であることから、中間転写体上のトナー層電位は所定面積内でのトナー付着量によって決まり、中間転写体上のトナー像のうち複数色のトナーが重ね合わされた部分の帯電電位は、1色のトナーのみが付着している部分の帯電電位よりも大きくなる。例えば、中間転写体上のトナー像がベタ部及びハーフトーン部を有する場合、ベタ部の帯電電位はハーフトーン部よりも大きくなる。
また、像担持体から中間転写体へトナー像を転写する一次転写手段を通過した後のトナー像内での帯電電位のばらつきは、環境によっても発生する場合がある。
このように中間転写体上のトナー像の電位のばらつきが大きいと、転写特性が互いに異なる部分が同一トナー像内に存在することになる。この転写特性の異なるすべての部分を同じ転写条件下で転写材に転写しようとすると、中間転写体から転写材への二次転写時に様々な画像不良が発生しやすい。
そこで、特許文献1には、トナーの帯電量を補正するため、中間転写体上に一次転写されたトナー像に対してAC、DCなどのコロナ放電による帯電を行い、帯電量を均一化する二次転写前除電手段を設けることが記載されている。
しかし、上記二次転写前除電手段は、帯電量を均一化するため、重ね合わせトナー像、即ち、高電位部の総電荷量を低下させると、同時に低電位部(トナー低付着量部)も除電してまい、ハーフトーン画像荒れ等の画像不良を発生する。
また、トナー付着量が多くトナー層電位が高い場合は、転写電荷不足が発生し、濃度むらや、転写電荷を大きくしたときの放電が発生する。
このような上記問題を防止するために、二次転写手段の上流側にスコロトロン帯電器を有する二次転写前除電手段を配置して中間転写体上のトナー像の除電を行っている。
しかし、二次転写前除電手段では、例えば負電荷を有するトナー層に対して正電位の放電を行い、トナー層電位を低下させるが、一部のトナー層は逆帯電する。グリッド電極には負電位を印加してトナー層電位を制御するため、正帯電トナーはグリッド電極と中間転写体の電界によりグリッド電極側に引きつけられ、グリッド電極に付着する。グリッド電極が汚れると、グリッド電極としての機能が低下するため、トナー層電位の制御性が低下し、トナー低付着量部で電位低下が生じ、ハーフトーン画像荒れ等の画像不良が発生する。従って、耐久性の低下により安定した制御性を得る事が困難となり、トナーが付着したグリッド電極を清掃する対策が必要になる。
そして、グリッド電極の清掃方法として、グリッド電極の裏面(被放射体に対向する側)を清掃する機能を有するスコロトロン放電装置で清掃時にグリッド電極の張力を緩め、被放射体から遠ざかる方向にグリッド電極を押しつつ清掃部材を圧接、走行させて清掃する方法(例えば、特許文献2参照)や、グリッド電極を感光体側から抑えるグリッド電極抑え部材を設けることにより、簡単な構成でグリッド電極と感光体との距離を保つ方法(例えば、特許文献3参照)等が提案されている。
特開平10−274892号公報 特開平8−62950号公報 特開平10−161389号公報
しかしながら、上記特許文献に記載されたグリッド清掃機構では、電荷の放射対象物側の汚れを除去する処置のみに傾倒し、完全な清掃がなされない欠点がある。
すなわち、前記特許文献2の方法は、機構構成が複雑であり、またグリッド電極両面を清掃するためには別に反対側用の清掃部材を新たに設置する必要がある。
グリッド電極の位置規制に関し、特許文献3の方法は帯電時グリッドの位置決め用の規制部材であるが、グリッド電極清掃用ブラシについては規制する効果はないため、グリッド電極の裏面の清掃効果は期待できない。
本発明は、スコロトロン放電装置のグリッド電極の表裏両面を清掃でき、安定した画像が確保できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の構成によって達成することができる。
1.像担持体と、
該像担持体に対し帯電または除電処理を行うスコロトロン放電装置と、
該スコロトロン放電装置におけるグリッド電極に接し清掃する可とう部材と、
該可とう部材を長手方向に移動するための手段を有する清掃装置において、
前記可とう部材の自由長は、前記可とう部材の根本から前記像担持体表面までの距離よりも長く、前記可とう部材が前記像担持体に当接した状態で移動することを特徴とする画像形成装置の清掃装置。
2.前記可とう部材は、前記グリッド電極の孔を通過して、前記像担持体表面にて屈曲後、前記可とう部材の先端が、前記グリッド電極の裏面に当接することを特徴とする1に記載の画像形成装置の清掃装置。
3.前記可とう部材が、ブラシであることを特徴とする1または2に記載の画像形成装置の清掃装置。
4.前記可とう部材が、フェルトであることを特徴とする1または2に記載の画像形成装置の清掃装置。
5.前記可とう部材が、スポンジであることを特徴とする1または2に記載の画像形成装置の清掃装置。
6.前記像担持体は中間転写体であり、前記スコロトロン放電装置は前記中間転写体の搬送方向上流側に配設された一次転写手段と、下流側に配設された二次転写手段との間に配置されていることを特徴とする1乃至5の何れかに記載の画像形成装置の清掃装置。
本発明によれば、清掃部材である可とう部材の自由長を、根本から像担持体表面までの距離よりも長くして、像担持体表面に当接した状態で移動することにより、グリッド電極の表裏両面を清掃する。
本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限らない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
以下、本発明に係わるグリッド電極を清掃する清掃装置を具備したスコロトロン放電装置を有する画像形成装置について説明する。
なお、本実施の形態における清掃装置は、感光体のスコロトロン放電装置(帯電器)と、中間転写体に適応されるスコロトロン放電装置(除電器)とは同構造であり、ここでは除電器に適応して説明する。
図1は画像形成装置の全体構成の一例を示す模式図である。
図1において、10は感光体、11はスコロトロン放電装置である帯電器である。12は画像書き込み手段である書込装置、13は現像手段である現像装置、14は感光体10の表面を清掃するためのクリーニング装置、15はクリーニングブレード、16は現像スリーブ、20は中間転写体である中間転写ベルトを示す。画像形成手段1は感光体10、帯電器11、現像装置13、およびクリーニング装置14等からなっており、各色毎の画像形成手段1の機械的な構成は同じであるので、図1ではY(イエロー)系列のみの構成について参照符号を付けており、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(黒)の構成要素については参照符号を省略した。
各色毎の画像形成手段1の配置は中間転写ベルト20の走行方向に対して、Y、M、C、Kの順になっており、各感光体10は中間転写ベルト20の張設面に接触し、接触点で中間転写ベルト20の走行方向と同方向、かつ、同線速度で回転する。
中間転写ベルト20は駆動ローラ21、アースローラ22、テンションローラ23、除電ローラ27、従動ローラ24に張架され、これらのローラと中間転写ベルト20、1次転写ローラ25、クリーニング装置28等でベルトユニット3を構成する。
中間転写ベルト20の走行は不図示の駆動モータによる駆動ローラ21の回転によって行われる。
一般に、転写率向上のため感光体10と中間転写ベルト20に速度差(感光体>中間転写ベルト)を設けた場合、1次転写と2次転写の間にあるローラでベルトを駆動するのが、ベルトのたわみが発生しにくく、ベルトの速度変動を低減させるのに有利である。
感光体10は、例えばアルミ材によって形成される円筒状の金属基体の外周に導電層、a−Si層あるいは有機感光体(OPC)等の感光層を形成したものであり、導電層を接地した状態で図1の矢印で示す反時計方向に回転する。
読み取り装置80からの画像データに対応する電気信号は画像形成レーザで光信号に変換され、書き込み装置12によって感光体10上に投光される。
現像装置13は、感光体10の周面に対し所定の間隔を保ち、感光体10の回転方向と最接近位置において逆方向に回転する円筒状の非磁性ステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ16を有している。
中間転写ベルト20は、体積抵抗率106〜1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した、厚さ0.04〜0.10mmの半導電性シームレスベルトである。
1次転写ローラ25には、トナー(本実施の形態では負極性)と反対極性(本実施の形態では正極性)の直流電圧が印加され、感光体10上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20上に転写させる機能を有する。
26はアースローラ22から当接および当接解除可能な2次転写ローラで、トナーと逆極性の電圧が印加され、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像を転写材Pに再転写する。
28はクリーニング装置で、中間転写ベルト20を挟んで従動ローラ24に対向して設けられている。トナー像を転写材Pに転写後、トナーと同極性または逆極性の直流電圧を重畳した交流電圧が印加された除電ローラ27によって中間転写ベルト20上の残留トナーの電荷が弱められ、クリーニングブレード29によって残留トナーが掻き落とされる。
30は、スコロトロン放電装置(帯電/除電)である2次転写前除電器で、最終の現像装置(K)と2次転写ローラ26との間に設けられている。当該スコロトロン放電装置を使用することにより、被放電面の高電位部を除電し、低電位部をそのまま維持することができる。なお、2次転写前除電器30についての詳細については後述する。
31は、2次転写前除電器30に対向する位置にあり、中間転写ベルト20の内面に軽接触する導電性ブラシである。
70は紙送り出しローラ、71はタイミングローラ、72は紙カセット、73は搬送ローラである。81は排紙ローラで、定着された転写材を排紙皿82へ排紙する。
4は定着装置で、ハロゲンランプ46によって熱せられる加熱ローラ41と不図示の加圧機構によって加圧される加圧ローラ42とで構成され、ニップTでトナー像を担持した転写材を挟持、加圧して定着する。
B1は、各駆動部、画像形成プロセス、定着温度等を制御する制御手段であるコントロール部である。
以下、図1に基づいて画像形成プロセスを説明する。
画像記録のスタートと同時に不図示の感光体駆動モータの始動により色信号Yの感光体10は矢印で示す反時計方向に回転され、同時に帯電器11の帯電作用により感光体10に電位の付与が開始される。
感光体10は電位を付与されたあと、書込装置12によってYの画像データに対応する画像の書込みが開始され、感光体10の表面に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
前記静電潜像はYの現像器13により非接触の状態で反転現像され、感光体10の回転に応じYのトナー像が感光体10上に形成される。
当該感光体10上に形成されたYのトナー像は、Yの転写ローラ25の作用により、中間転写ベルト20上に1次転写される。
その後、前記感光体10はクリーニングのブレード15によって残留トナーが清掃され、次の画像形成サイクルにはいる(以下、M、C、Kのクリーニングプロセスにても同様故、説明を省略する)。
次いで、書込装置12によってM(マゼンタ)の色信号すなわちMの画像データに対応する画像書き込みが行われ、感光体10の表面に原稿画像のMの画像に対応する静電潜像が形成される。当該静電潜像は、Mの現像器13により感光体10上にMのトナー像となり、Mの転写ローラ25において、中間転写ベルト20上の前記Yのトナー像と同期が取られ、前記Yのトナー像の上に重ね合わされ1次転写される。
同様のプロセスにより、Y、Mの重ね合わせトナー像と同期が取られ、C(シアン)のトナー像が、Cの転写ローラ25において、前記のY、Mの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ1次転写される。次に、すでに形成されているY、M、Cの重ね合わせトナー像と同期が取られ、Kのトナー像が、Kの転写ローラ25において、前記のY、M、Cの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ1次転写され、Y、M、CおよびKの重ね合わせトナー像が形成される。その後、2次転写前除電器30で当該Y、M、C、Kの重ね合わせトナー像は除電される。
少なくとも2色以上の重ね合わせトナー像が担持されている中間転写ベルト20は矢印のように時計方向に送られ、転写材Pが紙カセット72より、紙送り出しローラ70によって送り出され、搬送ローラ73を経て、タイミングローラ71へ搬送され一時停止し、その後、前記タイミングローラ71の駆動によって、中間転写ベルト20上の重ね合わせトナー像と同期がとられて、トナーと反対極性の直流電圧が印加されている転写ローラ26(中間転写ベルト20に当接状態にある)の転写領域Sに給送され、中間転写ベルト20上の重ね合わせトナー像が転写材Pに2次転写される。
その後、中間転写ベルト20は走行し、除電ローラ27によって残留トナーの電荷が弱められ、クリーニング装置28でベルト上の残存トナーが清掃され、次の画像形成サイクルに入る。
掻き落とされたトナーは、クリーニング装置28内に溜められ、搬送スクリュー(不図示)の回転によって軸方向(図において紙表面から紙裏面方向)に搬送し、不図示の廃棄管を介して貯留箱に溜められる。
重ね合わせトナー像が転写された転写材Pは、更に定着装置40へと送られ、加熱ローラ41と加圧ローラ42に挟持、加圧され定着される。トナー像が定着された転写材Pは、排紙ローラ81によって排紙皿82へ搬送される。
以下、本発明について図2を基に説明する。
図2は、本発明に係わる清掃装置を保持するスコロトロン放電装置を示す図である。なお、ここでは、2次転写前除電器30を例にとって説明する。
図2(a)は、前記スコロトロン放電装置(除電)の裏面(中間転写ベルトに対向する側)から視た図で、図2(b)はスコロトロン放電装置に付設した清掃装置のVV断面を拡大した図、図2(c)はA部の拡大図である。
図2(a)において、2次転写前除電器30は、シールド電極301、電極ワイヤ302、ワイヤ止めブロック(前)303、ワイヤ止めブロック(後)304、グリッド電極305、清掃装置5等から構成されている。
前記グリッド電極305は、図3に示すように、薄い金属板の面に多数の孔Hが網目状に形成され負電圧が印加されている。なお、本実施の形態においては、グリッド電極305が電極ワイヤ302に対向する面を表面、中間転写ベルト面に対向する面を裏面という。
図3は、グリッド電極の平面を示す図である。
シールド電極301の素材は、コの字形のSUS(ステンレス)材で形成され、その長手方向両端部にPC(ポリカーボネート)のワイヤ止めブロック(前)303、ワイヤ止めブロック(後)304が付設されている。また、両ワイヤ止めブロックにはタングステン素線の電極ワイヤ302が張架され、ワイヤブロック304側の不図示の電極プラグに電極ワイヤ302の一方の端部が着接し、高圧電源と接続される。
前記グリッド電極305は、前記シールド電極301の開口部長手方向に亘って両端が不図示の支持部材で固定され張設されている。
図2(b)において、清掃装置5は、電極ワイヤ302に当接するブラシ54と、グリッド電極305に当接するブラシ53を植設したブラシ保持部材であるブロック51と、電極ワイヤ302の清掃用ブラシ57を植設するブラシ板を保持するスライド部材52等から構成されている。
スライド部材52はシールド電極301の凹部に落とし込まれ、スライド部材52にシールド電極301の底部からガイド溝306を通してガイドピン56が取り付けられている。
ブロック51は、電極ワイヤ302に被さる状態で衝合しスライド部材52と一体化されている。ここで、ブラシ53の毛は、グリッド電極305の孔Hを通過して中間ベルト表面に当接し、さらに屈折したブラシ先端部が、グリッド電極305の裏面側に当接する(図2(c)参照)。なお、清掃装置5は画像形成中は放電画像領域外(位置Q、図2(a)参照)に位置している。
帯電極11及び、2次転写前除電器30に設けた清掃装置は、定期的に、例えば、画像形成装置の電源を入れた時等、初期システムチェック時に自動的に位置Qから長手方向にブロック51と一体のスライド部材52を往復移動させるための駆動手段を有している。図4にその駆動手段を示す。
図4は、シールド電極301の上部にネジ軸310が、ワイヤ止めブロック(前)303とワイヤ止めブロック(後)304の支持突起部303a、304aに軸支され、ブロック(後)304側にはネジ軸310の端部に歯車313が設けられたところを示す斜視図である。さらに、ブロック(後)304にはネジ軸310を回転させるモータM1と、モータM1の回転軸に取り付けられたウオーム312が設けられ、ウオーム312と歯車313とが噛み合っているところを示す。
311は、ネジ軸310に噛み合うようにネジ溝が設けてある上部摺動台であり、モータM1の回転によって、長手方向に移動可能となっている。さらに上部摺動台311は、スライド部材52に取り付けられたガイドピン56を挟持して取り付けている。
このような構成からなる清掃装置5は、制御部B1からの指示により、モータM1が作動することにより、中間ベルトで屈曲したブラシ53がグリッド電極305の表裏面を擦り、汚れを除去する。
なお、本実施の形態では、グリッド電極305を清掃する清掃部材を可とう性のあるブラシとしたが、可とう性のあるフェルト部材や、スポンジ部材であっても良い。
〈実施例〉
本発明の効果を確認するための実験について述べる。
・確認実験の条件
中間転写ベルト: PI(ポリイミド)製(体積抵抗109Ω、表面抵抗 1011Ω)
帯電器及び2次転写前除電器: 放電ワイヤ(0〜5kV)、グリッド及びシールド電 極(0〜−300V)
電極ワイヤ: タングステン素線(60μm)
2次転写前除電器の対向電極: 導電性アクリルブラシ(原糸抵抗値102Ω、線径3 d、密度200kF/inch2
グリッド電極と中間転写ベルト間距離:1mm(確認実験1)、1.5mm(確認実験2 )
グリッド電極清掃装置: ナイロンブラシ(線径6d、毛長3mm、密度75k F/inch2
(実施例1)
グリッド電極と中間転写ベルトの距離が1mmで平行となるように電極を設置し、グリッドの清掃装置としては、電極の内側から材質ナイロン、線径6d、毛長4mm、密度75kF/inch2のブラシを押圧させた。グリッドと毛ブラシ植毛部の距離は1mmとした(中間転写ベルトがなければ毛先が2mm突き出る状態)。
・確認方法
清掃効果を確認する方法として、グリッド電極が汚れた状態で清掃装置を長手方向に動かし清掃を行い、清掃後のグリッド面をレーザ顕微鏡で観察して、トナーが覆っている面積率を測定した。グリッド電極を除電極から外し、内側と外側の両方の面積率を測定した。
グリッドが汚れ電位制御性が低下すると低トナー付着量部(低電位部)で除電過剰になることからハーフトーン画像の荒れが発生する。このことは事前の実験により、グリッド電極の汚れ面積率とハーフトーン画像の荒れ発生に相関があることがわかった。
比較例として、従来の清掃装置の構成として電極内側からブラシのみを当接させた場合も測定した。
・実験結果
確認・比較実験は表1に示す結果となった。
Figure 2008083131
表1において、ハーフトーン画像に関して、○印は、均一でムラのない画像となり、ハーフトーン部のトナー層電位は除電の影響を受けていないことを示し、×印は、均一性に欠け、ガサツキのある画像となり、ハーフトーン部のトナー層が除電され、画像へ悪影響を与えていることを示している。
上記実験の結果から、本発明に係わる清掃装置の効果が確認できた。
画像形成装置の全体構成の一例を示す模式図である。 本発明に係わる清掃装置を保持するスコロトロン放電装置を示す図である。 グリッド電極の平面を示す図である。 シールド電極の上部にネジ軸を設け、モータと噛み合ってスライド部材を移動する移動手段を示す斜視図である。
符号の説明
10 感光体
11 帯電器
20 中間転写ベルト
30 2次転写前除電器
301 シールド電極
302 電極ワイヤ
305 グリッド電極
310 ネジ軸
311 上部摺動台
312 ウオーム
313 歯車
5 清掃装置
51 ブロック
53 ブラシ
55 規制部材
56 ガイドピン
M1 モータ

Claims (6)

  1. 像担持体と、
    該像担持体に対し帯電または除電処理を行うスコロトロン放電装置と、
    該スコロトロン放電装置におけるグリッド電極に接し清掃する可とう部材と、
    該可とう部材を長手方向に移動するための手段を有する清掃装置において、
    前記可とう部材の自由長は、前記可とう部材の根本から前記像担持体表面までの距離よりも長く、前記可とう部材が前記像担持体に当接した状態で移動することを特徴とする画像形成装置の清掃装置。
  2. 前記可とう部材は、前記グリッド電極の孔を通過して、前記像担持体表面にて屈曲後、前記可とう部材の先端が、前記グリッド電極の裏面に当接することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の清掃装置。
  3. 前記可とう部材が、ブラシであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置の清掃装置。
  4. 前記可とう部材が、フェルトであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置の清掃装置。
  5. 前記可とう部材が、スポンジであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置の清掃装置。
  6. 前記像担持体は中間転写体であり、前記スコロトロン放電装置は前記中間転写体の搬送方向上流側に配設された一次転写手段と、下流側に配設された二次転写手段との間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置の清掃装置。
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