JPH0973038A - 走査光学装置 - Google Patents
走査光学装置Info
- Publication number
- JPH0973038A JPH0973038A JP25181795A JP25181795A JPH0973038A JP H0973038 A JPH0973038 A JP H0973038A JP 25181795 A JP25181795 A JP 25181795A JP 25181795 A JP25181795 A JP 25181795A JP H0973038 A JPH0973038 A JP H0973038A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- scanning
- polygon mirror
- optical box
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 走査光を結像させるレンズの側縁を迂回する
粉塵によって回転多面鏡の反射面が汚染されるのを防
ぐ。 【解決手段】 回転多面鏡２によって偏向走査された走
査光Ｌ1 はレンズ３と折り返えしミラー４を経て図示し
ない回転ドラム上の感光体に結像される。レンズ３は、
そのレンズ面３ａに当接される位置決めピン１１と、光
学箱５の側壁から突出する突当てリブ１３と、光学箱５
の底壁に設けられた３個の支柱１２によって３軸方向に
位置決めされ、防塵壁１４とレンズ３の側縁３ｄの間の
隙間には充填材１５が充填される。
粉塵によって回転多面鏡の反射面が汚染されるのを防
ぐ。 【解決手段】 回転多面鏡２によって偏向走査された走
査光Ｌ1 はレンズ３と折り返えしミラー４を経て図示し
ない回転ドラム上の感光体に結像される。レンズ３は、
そのレンズ面３ａに当接される位置決めピン１１と、光
学箱５の側壁から突出する突当てリブ１３と、光学箱５
の底壁に設けられた３個の支柱１２によって３軸方向に
位置決めされ、防塵壁１４とレンズ３の側縁３ｄの間の
隙間には充填材１５が充填される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る走査光学装置に関するものである。
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る走査光学装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】レーザビームプリンタやレーザファクシ
ミリ等の画像形成装置に用いられる走査光学装置は、図
５の（ａ）に示すように、半導体レーザやコリメータレ
ンズをユニット化した光源ユニット１０１と、これから
発生された平行光束のレーザ光を偏向走査する回転多面
鏡１０２と、その走査光Ｌ0 を図示しない回転ドラムの
表面の感光体に結像させるレンズ１０３および折り返え
しミラー１０４等を有し、回転多面鏡１０１やレンズ１
０３は光学箱１０５に収容され、光源ユニット１０１は
光学箱１０５の側壁等に組み付けられる。また、光学箱
１０５の上部開口は、光学箱１０５内に上記の光学部品
を組み込んだうえで図示しないふた部材によって閉塞さ
れる。
ミリ等の画像形成装置に用いられる走査光学装置は、図
５の（ａ）に示すように、半導体レーザやコリメータレ
ンズをユニット化した光源ユニット１０１と、これから
発生された平行光束のレーザ光を偏向走査する回転多面
鏡１０２と、その走査光Ｌ0 を図示しない回転ドラムの
表面の感光体に結像させるレンズ１０３および折り返え
しミラー１０４等を有し、回転多面鏡１０１やレンズ１
０３は光学箱１０５に収容され、光源ユニット１０１は
光学箱１０５の側壁等に組み付けられる。また、光学箱
１０５の上部開口は、光学箱１０５内に上記の光学部品
を組み込んだうえで図示しないふた部材によって閉塞さ
れる。
【０００３】光源ユニット１０１から発生されたレーザ
光はシリンドリカルレンズ１０１ａによって回転多面鏡
１０２の反射面に線状に集光され、レンズ１０３と折り
返えしミラー１０４を経て光学箱１０５の窓１０５ａか
ら回転ドラムに向かって取り出される。このようにして
回転ドラム上の感光体に結像する走査光Ｌ0 は、回転多
面鏡１０２によるＹ軸方向の主走査と、回転ドラムの回
転によるＺ軸方向の副走査によって静電潜像を形成す
る。
光はシリンドリカルレンズ１０１ａによって回転多面鏡
１０２の反射面に線状に集光され、レンズ１０３と折り
返えしミラー１０４を経て光学箱１０５の窓１０５ａか
ら回転ドラムに向かって取り出される。このようにして
回転ドラム上の感光体に結像する走査光Ｌ0 は、回転多
面鏡１０２によるＹ軸方向の主走査と、回転ドラムの回
転によるＺ軸方向の副走査によって静電潜像を形成す
る。
【０００４】また、走査光Ｌ0 の一部分は検出ミラー１
０６によって走査開始信号検出器１０７に導入され、走
査開始信号として光源ユニット１０１に送信される。光
源ユニット１０１の半導体レーザはこの走査開始信号を
受けて書込み変調を開始する。
０６によって走査開始信号検出器１０７に導入され、走
査開始信号として光源ユニット１０１に送信される。光
源ユニット１０１の半導体レーザはこの走査開始信号を
受けて書込み変調を開始する。
【０００５】このような走査光学系においては、光学箱
１０５に対するレンズ１０３の組み付け位置を厳密に管
理する必要がある。そこで、図５の（ｂ）に示すよう
に、光学箱１０５の底壁に立設された一対の位置決めピ
ン１１１にレンズ１０３のレンズ面１０３ａを当接する
ことでその光軸方向（Ｘ軸方向）の位置決めを行ない、
光学箱１０５の底壁に設けられた３個の支柱１１２によ
ってレンズ１０３の底面１０３ｂを支持することでその
Ｚ軸方向の位置決めを行ない、さらに、光学箱１０５の
側壁から突出する突当てリブ１１３にレンズ１０３の一
方の側縁１０３ｃを当接させることでＹ軸方向の位置決
めを行なう。このようにしてレンズ１０３の３軸方向の
位置決めを正確に行なったうえで各支柱１１２に塗布さ
れた紫外線硬化型接着剤に紫外線を照射してこれを硬化
させ、レンズ１０３を各支柱１１２に接着する。
１０５に対するレンズ１０３の組み付け位置を厳密に管
理する必要がある。そこで、図５の（ｂ）に示すよう
に、光学箱１０５の底壁に立設された一対の位置決めピ
ン１１１にレンズ１０３のレンズ面１０３ａを当接する
ことでその光軸方向（Ｘ軸方向）の位置決めを行ない、
光学箱１０５の底壁に設けられた３個の支柱１１２によ
ってレンズ１０３の底面１０３ｂを支持することでその
Ｚ軸方向の位置決めを行ない、さらに、光学箱１０５の
側壁から突出する突当てリブ１１３にレンズ１０３の一
方の側縁１０３ｃを当接させることでＹ軸方向の位置決
めを行なう。このようにしてレンズ１０３の３軸方向の
位置決めを正確に行なったうえで各支柱１１２に塗布さ
れた紫外線硬化型接着剤に紫外線を照射してこれを硬化
させ、レンズ１０３を各支柱１１２に接着する。
【０００６】なお、光学箱１０５は、突当てリブ１１３
の反対側にレンズ１０３の他方の側縁１０３ｄに向かっ
て突出する防塵壁１１４を有する。これは、光学箱１０
５の側壁とレンズ１０３の他方の側縁１０３ｄの間を回
転多面鏡１０２に向かって矢印Ｂで示すように流動する
空気流を低減し、外気中の粉塵等によって回転多面鏡１
０２の反射面が汚染されるのを防ぐために設けられたも
のである。光学箱１０５のまわりの外気には大気中の埃
に加えて前記静電潜像を現像するためのトナー等が多量
に含まれるため、このような防塵対策が極めて重要であ
る。
の反対側にレンズ１０３の他方の側縁１０３ｄに向かっ
て突出する防塵壁１１４を有する。これは、光学箱１０
５の側壁とレンズ１０３の他方の側縁１０３ｄの間を回
転多面鏡１０２に向かって矢印Ｂで示すように流動する
空気流を低減し、外気中の粉塵等によって回転多面鏡１
０２の反射面が汚染されるのを防ぐために設けられたも
のである。光学箱１０５のまわりの外気には大気中の埃
に加えて前記静電潜像を現像するためのトナー等が多量
に含まれるため、このような防塵対策が極めて重要であ
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば前述のように、レンズを光学箱に組み付
けるにはＸ軸、Ｙ軸、Ｚ軸の３軸方向の位置決めが必要
であり、このような位置決め作業を可能にするには光学
箱の防塵壁とレンズの側縁との間に少なくとも１〜２ｍ
ｍ程度の隙間を残しておかなければならず、回転多面鏡
を回転させるとこれに伴って発生する吸引力のために前
記隙間から回転多面鏡に向かって多量の空気が流動し、
該空気に含まれる粉塵等が回転多面鏡の反射面に付着す
る。
の技術によれば前述のように、レンズを光学箱に組み付
けるにはＸ軸、Ｙ軸、Ｚ軸の３軸方向の位置決めが必要
であり、このような位置決め作業を可能にするには光学
箱の防塵壁とレンズの側縁との間に少なくとも１〜２ｍ
ｍ程度の隙間を残しておかなければならず、回転多面鏡
を回転させるとこれに伴って発生する吸引力のために前
記隙間から回転多面鏡に向かって多量の空気が流動し、
該空気に含まれる粉塵等が回転多面鏡の反射面に付着す
る。
【０００８】近年では走査光学装置の高速化が進み、回
転多面鏡の回転速度は１０，０００ｒｐｍを越えること
も多い。回転多面鏡が高速で回転すると、これに伴って
発生する吸引力も著しく増大してわずかな隙間でも多量
の粉塵が吸引され、回転多面鏡の反射面が急速に汚染さ
れる。その結果、回転多面鏡を交換したりその反射面を
清浄化する回数が増えてメンテナンスのコストが著しく
上昇する。
転多面鏡の回転速度は１０，０００ｒｐｍを越えること
も多い。回転多面鏡が高速で回転すると、これに伴って
発生する吸引力も著しく増大してわずかな隙間でも多量
の粉塵が吸引され、回転多面鏡の反射面が急速に汚染さ
れる。その結果、回転多面鏡を交換したりその反射面を
清浄化する回数が増えてメンテナンスのコストが著しく
上昇する。
【０００９】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてなされたものであって、走査光を感光体
に結像させるレンズの側縁を迂回して侵入する粉塵等の
ために回転多面鏡の反射面が急激に汚染されるのを回避
できる走査光学装置を提供することを目的とするもので
ある。
の課題に鑑みてなされたものであって、走査光を感光体
に結像させるレンズの側縁を迂回して侵入する粉塵等の
ために回転多面鏡の反射面が急激に汚染されるのを回避
できる走査光学装置を提供することを目的とするもので
ある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の走査光学装置は、回転多面鏡と、該回転多
面鏡の走査光を感光体に結像させる少なくとも１個のレ
ンズと、該レンズと前記回転多面鏡を収容する光学箱
と、前記レンズを前記光学箱内の所定の位置に位置決め
する位置決め手段と、前記レンズの側縁に近接する防塵
壁と、該防塵壁と前記レンズの前記側縁の間の隙間を充
填する充填手段を有することを特徴とする。
め、本発明の走査光学装置は、回転多面鏡と、該回転多
面鏡の走査光を感光体に結像させる少なくとも１個のレ
ンズと、該レンズと前記回転多面鏡を収容する光学箱
と、前記レンズを前記光学箱内の所定の位置に位置決め
する位置決め手段と、前記レンズの側縁に近接する防塵
壁と、該防塵壁と前記レンズの前記側縁の間の隙間を充
填する充填手段を有することを特徴とする。
【００１１】充填手段が弾性部材または接着剤であると
よい。
よい。
【００１２】防塵壁が充填手段を保持する保持手段を有
するとよい。
するとよい。
【００１３】また、回転多面鏡と、該回転多面鏡の走査
光を感光体に結像させる少なくとも１個のレンズと、該
レンズと前記回転多面鏡を収容する光学箱と、前記レン
ズを前記光学箱内の所定の位置に位置決めする位置決め
手段を有し、該位置決め手段が、それぞれ前記光学箱の
側壁から突出して前記レンズのレンズ面に当接される一
対の突当てリブを備えているものでもよい。
光を感光体に結像させる少なくとも１個のレンズと、該
レンズと前記回転多面鏡を収容する光学箱と、前記レン
ズを前記光学箱内の所定の位置に位置決めする位置決め
手段を有し、該位置決め手段が、それぞれ前記光学箱の
側壁から突出して前記レンズのレンズ面に当接される一
対の突当てリブを備えているものでもよい。
【００１４】光学箱の開口を閉塞するふた部材と、該ふ
た部材とレンズの間の隙間を充填する第２の充填手段を
有するとよい。
た部材とレンズの間の隙間を充填する第２の充填手段を
有するとよい。
【００１５】
【作用】光学箱内の所定の位置にレンズを位置決めした
うえで接着等の公知の方法で固定する。位置決めされた
レンズと防塵壁の間にはわずかではあるが隙間が残され
るため、ここから外気中の粉塵等が回転多面鏡のまわり
の雰囲気に侵入し、回転多面鏡の反射面を汚染するおそ
れがある。そこで、前記隙間に接着剤や弾性部材を充填
して粉塵等の侵入を防ぐ。これによって、回転多面鏡の
反射面を清浄化したり回転多面鏡を交換する頻度を低減
し、メンテナンスのコストの低い走査光学装置を実現で
きる。
うえで接着等の公知の方法で固定する。位置決めされた
レンズと防塵壁の間にはわずかではあるが隙間が残され
るため、ここから外気中の粉塵等が回転多面鏡のまわり
の雰囲気に侵入し、回転多面鏡の反射面を汚染するおそ
れがある。そこで、前記隙間に接着剤や弾性部材を充填
して粉塵等の侵入を防ぐ。これによって、回転多面鏡の
反射面を清浄化したり回転多面鏡を交換する頻度を低減
し、メンテナンスのコストの低い走査光学装置を実現で
きる。
【００１６】防塵壁や充填手段を設ける変わりに、光学
箱の側壁に、レンズの両側縁の近傍において該レンズの
レンズ面にそれぞれ当接される一対の突当てリブを設け
れば、これらによって、レンズの光軸方向の位置決めを
行なうとともにレンズの両側縁と光学箱の側壁の間の隙
間を閉塞し、上記と同様に回転多面鏡の反射面の汚染を
防ぐことができる。
箱の側壁に、レンズの両側縁の近傍において該レンズの
レンズ面にそれぞれ当接される一対の突当てリブを設け
れば、これらによって、レンズの光軸方向の位置決めを
行なうとともにレンズの両側縁と光学箱の側壁の間の隙
間を閉塞し、上記と同様に回転多面鏡の反射面の汚染を
防ぐことができる。
【００１７】また、光学箱の開口を閉塞するふた部材と
レンズの間の隙間を充填する第２の充填手段を設けるこ
とで、レンズを迂回して回転多面鏡に向かう気流をすべ
て遮断することができる。これによって、回転多面鏡の
メンテナンスのコストをより一層低減できる。
レンズの間の隙間を充填する第２の充填手段を設けるこ
とで、レンズを迂回して回転多面鏡に向かう気流をすべ
て遮断することができる。これによって、回転多面鏡の
メンテナンスのコストをより一層低減できる。
【００１８】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【００１９】図１は第１実施例による走査光学装置を示
すもので、（ａ）はふた部材を取りはずした状態で示す
斜視図、（ｂ）はレンズの近傍のみを拡大して示す部分
拡大平面図である。この走査光学装置は、半導体レーザ
やコリメータレンズをユニット化した光源ユニット１
と、これから発生された平行光束のレーザ光を偏向走査
する回転多面鏡２と、その走査光Ｌ1 を図示しない回転
ドラムの表面の感光体に結像させるレンズ３および折り
返えしミラー４等を有し、回転多面鏡１やレンズ３は光
学箱５に収容され、光源ユニット１は光学箱５の側壁等
に組み付けられる。また、光学箱５の上部開口は、光学
箱５内に上記の光学部品を組み込んだうえで図示しない
ふた部材によって閉塞される。
すもので、（ａ）はふた部材を取りはずした状態で示す
斜視図、（ｂ）はレンズの近傍のみを拡大して示す部分
拡大平面図である。この走査光学装置は、半導体レーザ
やコリメータレンズをユニット化した光源ユニット１
と、これから発生された平行光束のレーザ光を偏向走査
する回転多面鏡２と、その走査光Ｌ1 を図示しない回転
ドラムの表面の感光体に結像させるレンズ３および折り
返えしミラー４等を有し、回転多面鏡１やレンズ３は光
学箱５に収容され、光源ユニット１は光学箱５の側壁等
に組み付けられる。また、光学箱５の上部開口は、光学
箱５内に上記の光学部品を組み込んだうえで図示しない
ふた部材によって閉塞される。
【００２０】光源ユニット１から発生されたレーザ光は
シリンドリカルレンズ１ａによって回転多面鏡２の反射
面に線状に集光され、レンズ３と折り返えしミラー４を
経て光学箱５の窓５ａから回転ドラムに向かって取り出
される。このようにして回転ドラム上の感光体に結像す
る走査光Ｌ1 は、回転多面鏡２によるＹ軸方向の主走査
と、回転ドラムの回転によるＺ軸方向の副走査によって
静電潜像を形成する。
シリンドリカルレンズ１ａによって回転多面鏡２の反射
面に線状に集光され、レンズ３と折り返えしミラー４を
経て光学箱５の窓５ａから回転ドラムに向かって取り出
される。このようにして回転ドラム上の感光体に結像す
る走査光Ｌ1 は、回転多面鏡２によるＹ軸方向の主走査
と、回転ドラムの回転によるＺ軸方向の副走査によって
静電潜像を形成する。
【００２１】また、走査光Ｌ1 の一部分は検出ミラー６
によって走査開始信号検出器７に導入され、走査開始信
号として光源ユニット１に送信される。光源ユニット１
の半導体レーザはこの走査開始信号を受けて書込み変調
を開始する。
によって走査開始信号検出器７に導入され、走査開始信
号として光源ユニット１に送信される。光源ユニット１
の半導体レーザはこの走査開始信号を受けて書込み変調
を開始する。
【００２２】このような走査光学系においては、光学箱
５に対するレンズ３の組み付け位置を厳密に管理する必
要がある。そこで、図１の（ｂ）に示すように、光学箱
５の底壁に立設された一対の位置決めピン１１にレンズ
３のレンズ面３ａを当接することでその光軸方向（Ｘ軸
方向）の位置決めを行ない、光学箱５の底壁に設けられ
た３個の支柱１２によってレンズ３の底面３ｂを支持す
ることでそのＺ軸方向の位置決めを行ない、さらに、光
学箱５の側壁から突出する突当てリブ１３にレンズ３の
一方の側縁３ｃを当接させることでＹ軸方向の位置決め
を行なう。このような位置決め手段によってレンズ３の
３軸方向の位置決めを正確に行なったうえで、各支柱１
２に塗布された紫外線硬化型接着剤に紫外線を照射して
硬化させ、レンズ３を各支柱１２に接着する。
５に対するレンズ３の組み付け位置を厳密に管理する必
要がある。そこで、図１の（ｂ）に示すように、光学箱
５の底壁に立設された一対の位置決めピン１１にレンズ
３のレンズ面３ａを当接することでその光軸方向（Ｘ軸
方向）の位置決めを行ない、光学箱５の底壁に設けられ
た３個の支柱１２によってレンズ３の底面３ｂを支持す
ることでそのＺ軸方向の位置決めを行ない、さらに、光
学箱５の側壁から突出する突当てリブ１３にレンズ３の
一方の側縁３ｃを当接させることでＹ軸方向の位置決め
を行なう。このような位置決め手段によってレンズ３の
３軸方向の位置決めを正確に行なったうえで、各支柱１
２に塗布された紫外線硬化型接着剤に紫外線を照射して
硬化させ、レンズ３を各支柱１２に接着する。
【００２３】なお、光学箱５は、突当てリブ１３の反対
側にレンズ３の他方の側縁３ｄに向かって突出する防塵
壁１４を有する。
側にレンズ３の他方の側縁３ｄに向かって突出する防塵
壁１４を有する。
【００２４】レンズ３は上記のように位置決めしたうえ
で支柱１２に接着されるものであるため、光学箱５の側
壁に設けられた防塵壁１４をレンズ３の側縁３ｄに密着
させることはできず、少なくとも１〜２ｍｍ程度の隙間
Ａが残される。そこで、レンズ３を光学箱５に固定した
うえで前記隙間Ａに充填手段である充填材１５を充填
し、回転多面鏡２のまわりの雰囲気に外気の粉塵等が侵
入するのを防ぐ。これによって、回転多面鏡２の反射面
が急激に汚染されるのを回避してメンテナンスのコスト
を大幅に低減できる。
で支柱１２に接着されるものであるため、光学箱５の側
壁に設けられた防塵壁１４をレンズ３の側縁３ｄに密着
させることはできず、少なくとも１〜２ｍｍ程度の隙間
Ａが残される。そこで、レンズ３を光学箱５に固定した
うえで前記隙間Ａに充填手段である充填材１５を充填
し、回転多面鏡２のまわりの雰囲気に外気の粉塵等が侵
入するのを防ぐ。これによって、回転多面鏡２の反射面
が急激に汚染されるのを回避してメンテナンスのコスト
を大幅に低減できる。
【００２５】充填材１５は、前記隙間Ａが数ｍｍ程度で
あれば商標名モルトプレンとして市販されている弾性部
材や公知の軟質ゴムで作られた板状の弾性部材を用い
る。また、前記隙間Ａが１〜２ｍｍであれば、例えば１
０００ｃｐｓ以上の粘度を有する接着剤を注入すればよ
い。このような接着剤としては、シリコン系接着剤、エ
ポキシ接着剤、紫外線硬化型接着剤が知られており、こ
のなかでも特に紫外線硬化型接着剤は、前記隙間Ａに注
入後数十秒間紫外線を照射するだけで硬化させることが
できるため、組立作業性の観点から最適である。
あれば商標名モルトプレンとして市販されている弾性部
材や公知の軟質ゴムで作られた板状の弾性部材を用い
る。また、前記隙間Ａが１〜２ｍｍであれば、例えば１
０００ｃｐｓ以上の粘度を有する接着剤を注入すればよ
い。このような接着剤としては、シリコン系接着剤、エ
ポキシ接着剤、紫外線硬化型接着剤が知られており、こ
のなかでも特に紫外線硬化型接着剤は、前記隙間Ａに注
入後数十秒間紫外線を照射するだけで硬化させることが
できるため、組立作業性の観点から最適である。
【００２６】なお、充填材が接着剤である場合には、図
２の（ａ）に示すように、接着剤２５が硬化する前に隙
間Ａから漏出するのを防ぐために防塵壁２４の端面に保
持手段である凹所を設けるとよい。また、図２の（ｂ）
に示すように充填材が弾性部材３５であるときは、防塵
壁３４の端部に弾性部材３５を保持するための保持溝３
４ａを設けるのが望ましい。
２の（ａ）に示すように、接着剤２５が硬化する前に隙
間Ａから漏出するのを防ぐために防塵壁２４の端面に保
持手段である凹所を設けるとよい。また、図２の（ｂ）
に示すように充填材が弾性部材３５であるときは、防塵
壁３４の端部に弾性部材３５を保持するための保持溝３
４ａを設けるのが望ましい。
【００２７】図３は第２実施例による走査光学装置のレ
ンズ４３の近傍のみを示す拡大部分平面図であって、こ
れは、第１実施例の位置決めピン１１の替わりに光学箱
４５の両側壁から突出する一対の突当てリブ５３をレン
ズ４３のレンズ面４３ａに当接してＸ軸方向の位置決め
を行なうとともに、光学箱４５の底壁に立設された位置
決めピン５１にレンズ４３の一側縁４３ｃを当接するこ
とでＹ軸方向の位置決めを行なうように構成したもの
で、一対の突当てリブ５３は、レンズ４３をＸ軸方向に
位置決めするとともにレンズ４３の両側縁４３ｃ，４３
ｄと光学箱４５の両側壁の間を閉塞する役目をする。
ンズ４３の近傍のみを示す拡大部分平面図であって、こ
れは、第１実施例の位置決めピン１１の替わりに光学箱
４５の両側壁から突出する一対の突当てリブ５３をレン
ズ４３のレンズ面４３ａに当接してＸ軸方向の位置決め
を行なうとともに、光学箱４５の底壁に立設された位置
決めピン５１にレンズ４３の一側縁４３ｃを当接するこ
とでＹ軸方向の位置決めを行なうように構成したもの
で、一対の突当てリブ５３は、レンズ４３をＸ軸方向に
位置決めするとともにレンズ４３の両側縁４３ｃ，４３
ｄと光学箱４５の両側壁の間を閉塞する役目をする。
【００２８】レンズ４３のＺ軸方向の位置決めは、光学
箱４５の底壁に設けられた基準面５２にレンズ４３の底
面を支持させることによって行なわれる。レンズ４３の
３軸方向の位置決めを完了したうえで、基準面５２に塗
布された紫外線硬化型の接着剤に紫外線を照射して硬化
させる。なお、接着剤の替わりに板バネ等を用いてレン
ズ４３を基準面５２に固定してもよい。
箱４５の底壁に設けられた基準面５２にレンズ４３の底
面を支持させることによって行なわれる。レンズ４３の
３軸方向の位置決めを完了したうえで、基準面５２に塗
布された紫外線硬化型の接着剤に紫外線を照射して硬化
させる。なお、接着剤の替わりに板バネ等を用いてレン
ズ４３を基準面５２に固定してもよい。
【００２９】レンズ４３がプラスチックレンズであれ
ば、位置決めピン５１をレンズ４３の一側縁４３ｃに当
接する替わりに、図４に示すようにレンズ６３の中央に
位置決めピン保持部６３ｅを一体的に設け、これにＹ軸
方向の位置決めピン５１を係合させるとよい。
ば、位置決めピン５１をレンズ４３の一側縁４３ｃに当
接する替わりに、図４に示すようにレンズ６３の中央に
位置決めピン保持部６３ｅを一体的に設け、これにＹ軸
方向の位置決めピン５１を係合させるとよい。
【００３０】本実施例によれば、レンズと光学箱の側壁
の間を通って回転多面鏡のまわりの雰囲気に粉塵等が侵
入するおそれがないうえに、光学箱にレンズを組み付け
たのちに充填材を充填する作業が不要となり、走査光学
装置の組立工程を大幅に簡略化できるという利点があ
る。その他の点は第１実施例と同様である。
の間を通って回転多面鏡のまわりの雰囲気に粉塵等が侵
入するおそれがないうえに、光学箱にレンズを組み付け
たのちに充填材を充填する作業が不要となり、走査光学
装置の組立工程を大幅に簡略化できるという利点があ
る。その他の点は第１実施例と同様である。
【００３１】光学箱の上部開口は、すべての光学部品を
光学箱に組み付けたうえで前述のようにふた部材によっ
て閉塞される。ふた部材とレンズの間から回転多面鏡の
まわりの雰囲気に粉塵等が侵入するおそれのあるとき
は、ふた部材とレンズの間にも充填材１５と同様の第２
の充填手段である充填材を充填して回転多面鏡の反射面
の汚染を防ぐのが望ましい。
光学箱に組み付けたうえで前述のようにふた部材によっ
て閉塞される。ふた部材とレンズの間から回転多面鏡の
まわりの雰囲気に粉塵等が侵入するおそれのあるとき
は、ふた部材とレンズの間にも充填材１５と同様の第２
の充填手段である充填材を充填して回転多面鏡の反射面
の汚染を防ぐのが望ましい。
【００３２】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
で、次に記載するような効果を奏する。
【００３３】走査光を感光体に結像させるレンズの側縁
を迂回して侵入する粉塵等のために回転多面鏡の反射面
が急激に汚染されるのを防ぎ、メンテナンスのコストの
低い走査光学装置を実現できる。このような走査光学装
置を用いることで、画像形成装置のメンテナンスのコス
トを大幅に低減できる。
を迂回して侵入する粉塵等のために回転多面鏡の反射面
が急激に汚染されるのを防ぎ、メンテナンスのコストの
低い走査光学装置を実現できる。このような走査光学装
置を用いることで、画像形成装置のメンテナンスのコス
トを大幅に低減できる。
【図１】第１実施例による走査光学装置を示すもので、
（ａ）はその斜視図、（ｂ）はレンズの近傍のみを拡大
して示す拡大部分平面図である。
（ａ）はその斜視図、（ｂ）はレンズの近傍のみを拡大
して示す拡大部分平面図である。
【図２】第１実施例の２つの変形例を示す拡大部分平面
図である。
図である。
【図３】第２実施例による走査光学装置のレンズの近傍
のみを拡大して示す拡大部分平面図である。
のみを拡大して示す拡大部分平面図である。
【図４】第２実施例の一変形例を示す拡大部分平面図で
ある。
ある。
【図５】従来例を示すもので、（ａ）はその斜視図、
（ｂ）はレンズの近傍のみを拡大して示す拡大部分平面
図である。
（ｂ）はレンズの近傍のみを拡大して示す拡大部分平面
図である。
１ 光源ユニット ２ 回転多面鏡 ３，４３，６３ レンズ ５，４５ 光学箱 １１，５１ 位置決めピン １２ 支柱 １３，５３ 突当てリブ １４，２４，３４ 防塵壁 １５ 充填材 ２５ 接着剤 ３５ 弾性部材
Claims (5)
- 【請求項１】 回転多面鏡と、該回転多面鏡の走査光を
感光体に結像させる少なくとも１個のレンズと、該レン
ズと前記回転多面鏡を収容する光学箱と、前記レンズを
前記光学箱内の所定の位置に位置決めする位置決め手段
と、前記レンズの側縁に近接する防塵壁と、該防塵壁と
前記レンズの前記側縁の間の隙間を充填する充填手段を
有する走査光学装置。 - 【請求項２】 充填手段が弾性部材または接着剤である
ことを特徴とする請求項１記載の走査光学装置。 - 【請求項３】 防塵壁が充填手段を保持する保持手段を
有することを特徴とする請求項１または２記載の走査光
学装置。 - 【請求項４】 回転多面鏡と、該回転多面鏡の走査光を
感光体に結像させる少なくとも１個のレンズと、該レン
ズと前記回転多面鏡を収容する光学箱と、前記レンズを
前記光学箱内の所定の位置に位置決めする位置決め手段
を有し、該位置決め手段が、それぞれ前記光学箱の側壁
から突出して前記レンズのレンズ面に当接される一対の
突当てリブを備えていることを特徴とする走査光学装
置。 - 【請求項５】 光学箱の開口を閉塞するふた部材と、該
ふた部材とレンズの間の隙間を充填する第２の充填手段
を有する請求項１ないし４いずれか１項記載の走査光学
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25181795A JPH0973038A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 走査光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25181795A JPH0973038A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 走査光学装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0973038A true JPH0973038A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17228368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25181795A Pending JPH0973038A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 走査光学装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0973038A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6785030B2 (en) | 2001-01-30 | 2004-08-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical element and optical scanning device using the same |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP25181795A patent/JPH0973038A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6785030B2 (en) | 2001-01-30 | 2004-08-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical element and optical scanning device using the same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2002244062A (ja) | レーザ装置、レーザ走査装置、画像形成装置及びレーザ装置におけるレンズ位置調整方法 | |
| US5953042A (en) | Deflecting scanning apparatus | |
| JPH0973038A (ja) | 走査光学装置 | |
| JPH0560991A (ja) | 走査光学装置の固定方法 | |
| JPH1184301A (ja) | 走査光学装置 | |
| JPH11183836A (ja) | 光走査装置 | |
| JP3408105B2 (ja) | 光源装置 | |
| JPH0980341A (ja) | 偏向走査装置 | |
| JPH11133336A (ja) | 走査光学装置 | |
| JPH11142769A (ja) | 走査光学装置 | |
| JP3453474B2 (ja) | 回転多面鏡 | |
| JPH11218716A (ja) | 走査光学装置 | |
| JP2985279B2 (ja) | 光走査装置 | |
| JP2001133719A (ja) | 走査光学装置 | |
| JPH1041588A (ja) | 光源装置 | |
| JPH0973039A (ja) | 光学偏向装置 | |
| JP4669656B2 (ja) | 電子写真装置 | |
| JPH11183818A (ja) | 走査光学装置 | |
| JP3352332B2 (ja) | 偏向走査装置 | |
| JPH0980340A (ja) | 光学偏向装置 | |
| JPH11249051A (ja) | 走査光学装置 | |
| JPH1062708A (ja) | 走査光学装置 | |
| JPH10246864A (ja) | 光偏向走査装置 | |
| JPH09211359A (ja) | 光走査装置 | |
| JPH112771A (ja) | 走査光学装置 |