JPH0972807A - 静電容量型半導体センサ - Google Patents
静電容量型半導体センサInfo
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- JPH0972807A JPH0972807A JP25004995A JP25004995A JPH0972807A JP H0972807 A JPH0972807 A JP H0972807A JP 25004995 A JP25004995 A JP 25004995A JP 25004995 A JP25004995 A JP 25004995A JP H0972807 A JPH0972807 A JP H0972807A
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- Japan
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- groove
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- polyimide resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 気密性が良好で、確実に2つの基板同士を面
接合可能とした静電容量型半導体センサを提供すること 【解決手段】 固定電極16が形成されたガラス基板1
1と、ダイアフラム13付きのシリコン基板10を陽極
接合する。ガラス基板上には、固定電極を外部に引き出
すための引出線17がパターン形成され、これに対向す
るシリコン基板には、凹溝18が形成され引出線と短絡
しないようにする。この凹溝内の奥面18bに段差部2
0を設ける。凹溝の奥面に接着されたポリイミド樹脂2
1が、ガラス基板11により押し潰されて圧縮変形し、
凹溝の側面18a,段差部の先端表面20a並びに段差
部の後面20bに密着する。ポリイミド樹脂が充填され
ない隙間Sは段差部の後面に対向するとともに、その周
囲がポリイミド樹脂で閉塞されるので、センサ外側とは
連通せず、気密性が確保される。
接合可能とした静電容量型半導体センサを提供すること 【解決手段】 固定電極16が形成されたガラス基板1
1と、ダイアフラム13付きのシリコン基板10を陽極
接合する。ガラス基板上には、固定電極を外部に引き出
すための引出線17がパターン形成され、これに対向す
るシリコン基板には、凹溝18が形成され引出線と短絡
しないようにする。この凹溝内の奥面18bに段差部2
0を設ける。凹溝の奥面に接着されたポリイミド樹脂2
1が、ガラス基板11により押し潰されて圧縮変形し、
凹溝の側面18a,段差部の先端表面20a並びに段差
部の後面20bに密着する。ポリイミド樹脂が充填され
ない隙間Sは段差部の後面に対向するとともに、その周
囲がポリイミド樹脂で閉塞されるので、センサ外側とは
連通せず、気密性が確保される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電容量型半導体
センサに関するもので、より具体的には固定電極の引出
線を設けた部分の気密構造の改良に関する。
センサに関するもので、より具体的には固定電極の引出
線を設けた部分の気密構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】静電容量型半導体センサの一例として、
従来の例えば図1に示すような静電容量型圧力センサが
ある。同図に示すように、シリコン基板1のほぼ中央を
両面からエッチングを行い所定量だけ除去することによ
り薄肉のダイアフラム2を一体に形成する。このダイア
フラム2の下面は可動電極3が形成される。また、シリ
コン基板1の下面にはガラス基板4が陽極接合され一体
化される。
従来の例えば図1に示すような静電容量型圧力センサが
ある。同図に示すように、シリコン基板1のほぼ中央を
両面からエッチングを行い所定量だけ除去することによ
り薄肉のダイアフラム2を一体に形成する。このダイア
フラム2の下面は可動電極3が形成される。また、シリ
コン基板1の下面にはガラス基板4が陽極接合され一体
化される。
【0003】この接合された状態でダイアフラム2の下
側には、ガラス基板4との間で所定の空間が形成され圧
力室5となる。この圧力室5内でダイアフラム2が厚さ
方向に自由に変位できるようになっている。そして、ガ
ラス基板4に形成された圧力導入路4aを介して圧力測
定対象のガスを圧力室5内に導入するようにしている。
側には、ガラス基板4との間で所定の空間が形成され圧
力室5となる。この圧力室5内でダイアフラム2が厚さ
方向に自由に変位できるようになっている。そして、ガ
ラス基板4に形成された圧力導入路4aを介して圧力測
定対象のガスを圧力室5内に導入するようにしている。
【0004】さらに、その圧力室5に対向するガラス基
板4の上面の中央部分には固定電極6が形成され、この
固定電極6と、可動電極3とが微小なギャップを隔てて
対向配置される。両電極3,6間に発生する静電容量を
検出することにより電極間距離、すなわち、圧力室5内
の圧力が測定できる。
板4の上面の中央部分には固定電極6が形成され、この
固定電極6と、可動電極3とが微小なギャップを隔てて
対向配置される。両電極3,6間に発生する静電容量を
検出することにより電極間距離、すなわち、圧力室5内
の圧力が測定できる。
【0005】そして、両電極3,6を外部回路に接続す
るための電極パッド7,7′がガラス基板4の露出表面
に形成され、固定電極6は、引出線8を介して電極パッ
ド7に導通させる。なお、可動電極3は電極パッド7′
と接続される。
るための電極パッド7,7′がガラス基板4の露出表面
に形成され、固定電極6は、引出線8を介して電極パッ
ド7に導通させる。なお、可動電極3は電極パッド7′
と接続される。
【0006】さらに、引出線8とシリコン基板1が接触
して短絡しないようにするため、引出線8に対向するシ
リコン基板1の表面には、圧力室5から外部にわたる凹
溝1aが形成されている。そして、そのままでは凹溝1
aの部分を介して圧力室5が大気開放するので、凹溝1
aの所定位置にポリイミド樹脂等の絶縁物9を充填し、
封止するようにしている。
して短絡しないようにするため、引出線8に対向するシ
リコン基板1の表面には、圧力室5から外部にわたる凹
溝1aが形成されている。そして、そのままでは凹溝1
aの部分を介して圧力室5が大気開放するので、凹溝1
aの所定位置にポリイミド樹脂等の絶縁物9を充填し、
封止するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来のセンサでは、絶縁物9による凹溝1a部分の気密
性が十分に保てなかった。すなわち、上記絶縁物9を配
設する場合、まず図2(A)に示すように、シリコン基
板1に形成した凹溝1a内にポリイミド樹脂を充填す
る。この時、寸法公差や製造誤差等を考慮して、凹溝1
aの幅Wよりもポリイミド樹脂9の幅wを小さくしてい
る。また、ポリイミド樹脂9の先端は、凹溝1aより突
出するようにしている。
従来のセンサでは、絶縁物9による凹溝1a部分の気密
性が十分に保てなかった。すなわち、上記絶縁物9を配
設する場合、まず図2(A)に示すように、シリコン基
板1に形成した凹溝1a内にポリイミド樹脂を充填す
る。この時、寸法公差や製造誤差等を考慮して、凹溝1
aの幅Wよりもポリイミド樹脂9の幅wを小さくしてい
る。また、ポリイミド樹脂9の先端は、凹溝1aより突
出するようにしている。
【0008】この状態で、ガラス基板4とシリコン基板
1を陽極接合すると、ガラス基板4によってポリイミド
樹脂9が押し潰され、同図(B)に示すように、凹溝1
aの側面に密着し、凹溝1a内のほぼ全面に充満された
状態となる。しかし、図示するように凹溝1aの角部ま
でにはポリイミド樹脂9を押し潰すことができず、隙間
Sが生じてしまい、係る隙間Sを介して圧力室5と外部
とが連通状態になってしまう。
1を陽極接合すると、ガラス基板4によってポリイミド
樹脂9が押し潰され、同図(B)に示すように、凹溝1
aの側面に密着し、凹溝1a内のほぼ全面に充満された
状態となる。しかし、図示するように凹溝1aの角部ま
でにはポリイミド樹脂9を押し潰すことができず、隙間
Sが生じてしまい、係る隙間Sを介して圧力室5と外部
とが連通状態になってしまう。
【0009】一方、同図(A)のポリイミド樹脂の充填
時に凹溝1aの幅Wとポリイミド樹脂の幅wとを等しく
するようにすると上記問題はないが、ガラス基板4を接
合する際に圧縮されたポリイミド樹脂が逃げる空間がな
く、ガラス基板4,シリコン基板1間にポリイミド樹脂
からの大きな反力が加わり、面接合できなくなるおそれ
がある。さらに、製造プロセス上の精度等からポリイミ
ド樹脂とシリコン基板1との相対位置がずれるおそれが
あり、そのようにずれると、シリコン基板1の下面にポ
リイミド樹脂が大きく食み出すことになり、両基板1,
4の接合が不能となる。
時に凹溝1aの幅Wとポリイミド樹脂の幅wとを等しく
するようにすると上記問題はないが、ガラス基板4を接
合する際に圧縮されたポリイミド樹脂が逃げる空間がな
く、ガラス基板4,シリコン基板1間にポリイミド樹脂
からの大きな反力が加わり、面接合できなくなるおそれ
がある。さらに、製造プロセス上の精度等からポリイミ
ド樹脂とシリコン基板1との相対位置がずれるおそれが
あり、そのようにずれると、シリコン基板1の下面にポ
リイミド樹脂が大きく食み出すことになり、両基板1,
4の接合が不能となる。
【0010】したがって、従来のようにポリイミド樹脂
を充填する際には、その幅wを凹溝1aの幅Wよりも小
さくしなければならず、上記した気密性の問題が依然と
して残る。
を充填する際には、その幅wを凹溝1aの幅Wよりも小
さくしなければならず、上記した気密性の問題が依然と
して残る。
【0011】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、気密性が良好で、確実に2つの基板同士を面接合可
能とし、位置ずれに強く、歩留まりも向上する静電容量
型半導体センサを提供することにある。
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、気密性が良好で、確実に2つの基板同士を面接合可
能とし、位置ずれに強く、歩留まりも向上する静電容量
型半導体センサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る静電容量型半導体センサでは、固
定電極付きの絶縁基板と、その絶縁基板に接合され、可
動電極付きの半導体基板とを有し、前記固定電極と可動
電極との間の静電容量により所定の物理量を検出可能と
し、前記絶縁基板の表面所定位置に前記固定電極を外部
と導通可能とする引出線を設けるとともに、その引出線
に対向する前記半導体基板表面に凹溝を形成し、前記凹
溝の奥面所定位置に、ポリイミド樹脂等の可撓性絶縁物
を接着するとともに、前記絶縁性基板により押し潰して
その可撓性絶縁物を前記凹溝の側面に密着させ、前記凹
溝と前記絶縁基板表面で形成される空間を密封するよう
にした半導体センサを前提とし、凹溝に段差部,凹所,
凸部,壁部などを適宜位置に設け、各種設けた部分にも
可撓性絶縁物を密着させ、気密性の確保を図るようにし
た。
ために、本発明に係る静電容量型半導体センサでは、固
定電極付きの絶縁基板と、その絶縁基板に接合され、可
動電極付きの半導体基板とを有し、前記固定電極と可動
電極との間の静電容量により所定の物理量を検出可能と
し、前記絶縁基板の表面所定位置に前記固定電極を外部
と導通可能とする引出線を設けるとともに、その引出線
に対向する前記半導体基板表面に凹溝を形成し、前記凹
溝の奥面所定位置に、ポリイミド樹脂等の可撓性絶縁物
を接着するとともに、前記絶縁性基板により押し潰して
その可撓性絶縁物を前記凹溝の側面に密着させ、前記凹
溝と前記絶縁基板表面で形成される空間を密封するよう
にした半導体センサを前提とし、凹溝に段差部,凹所,
凸部,壁部などを適宜位置に設け、各種設けた部分にも
可撓性絶縁物を密着させ、気密性の確保を図るようにし
た。
【0013】すなわち、前記凹溝の所定位置に、その凹
溝の側面と接続される段差部を設け、前記可撓性絶縁物
を、前記段差部にかかるように充填し、その段差部の所
定の面に密着させるように構成することができる(請求
項1)。
溝の側面と接続される段差部を設け、前記可撓性絶縁物
を、前記段差部にかかるように充填し、その段差部の所
定の面に密着させるように構成することができる(請求
項1)。
【0014】そして、段差部の具体的な構成としては、
例えば、前記段差部の両端が前記凹溝の両側面に接続さ
れ(凹溝を横切る)、前記可撓性絶縁物を前記奥面に接
着する際に、両側面近傍位置に未接着領域を設け、前記
可撓性絶縁物を、少なくとも前記未接着領域に対向する
前記段差部の所定の面にも密着させるようにすることで
ある(請求項2)。
例えば、前記段差部の両端が前記凹溝の両側面に接続さ
れ(凹溝を横切る)、前記可撓性絶縁物を前記奥面に接
着する際に、両側面近傍位置に未接着領域を設け、前記
可撓性絶縁物を、少なくとも前記未接着領域に対向する
前記段差部の所定の面にも密着させるようにすることで
ある(請求項2)。
【0015】係る構成にすると、従来と同様に可撓性絶
縁物を完全に押し潰すことができずに、未接着領域であ
る凹溝の角部に隙間を生じるものの、その隙間は段差部
の所定の面に対向しており、しかもその段差部の所定の
面には可撓性絶縁物が密着しているので、上記隙間は袋
小路状となり、閉塞される。また、その他の部分は、従
来と同様の原理により、凹溝の側面などに密着する。よ
って、気密性が保持される。
縁物を完全に押し潰すことができずに、未接着領域であ
る凹溝の角部に隙間を生じるものの、その隙間は段差部
の所定の面に対向しており、しかもその段差部の所定の
面には可撓性絶縁物が密着しているので、上記隙間は袋
小路状となり、閉塞される。また、その他の部分は、従
来と同様の原理により、凹溝の側面などに密着する。よ
って、気密性が保持される。
【0016】そして、そのように凹溝を横切るように配
置した段差部の場合、好ましくは、段差部を所定の間隔
をおいて複数設け、少なくとも隣接する2つの段差部に
またがるように前記可撓性絶縁物を設けることである
(請求項3)。
置した段差部の場合、好ましくは、段差部を所定の間隔
をおいて複数設け、少なくとも隣接する2つの段差部に
またがるように前記可撓性絶縁物を設けることである
(請求項3)。
【0017】そのようにすると、気密性を確保する部分
が複数になるので、より確実性がます。また、製造誤差
などにより可撓性絶縁物を配設する位置がずれたとして
も、凹溝と平行な方向に位置ずれした場合には、複数の
可撓性絶縁物のうちの少なくとも1つの部分にて気密性
が確保される。すなわち、位置ずれに強くなり、歩留ま
りが向上する。
が複数になるので、より確実性がます。また、製造誤差
などにより可撓性絶縁物を配設する位置がずれたとして
も、凹溝と平行な方向に位置ずれした場合には、複数の
可撓性絶縁物のうちの少なくとも1つの部分にて気密性
が確保される。すなわち、位置ずれに強くなり、歩留ま
りが向上する。
【0018】また、段差部の別の構成としては、前記凹
溝の一方の側面とのみ接続するように構成する。そし
て、係る段差部が凹溝の両側面対向位置に少なくとも一
組設け、少なくとも前記段差部の接合側表面及び側面に
密着するように形成することである(請求項4)。
溝の一方の側面とのみ接続するように構成する。そし
て、係る段差部が凹溝の両側面対向位置に少なくとも一
組設け、少なくとも前記段差部の接合側表面及び側面に
密着するように形成することである(請求項4)。
【0019】なお、この段差部の長さは任意であり、比
較的長くしても良く(例えば、第4の実施の形態(第9
図))、比較的短くしても良く(例えば、第7の実施の
形態(第12図))種々形状を採ることができ、第7の
実施の形態のように複数組設けてももちろん良い。
較的長くしても良く(例えば、第4の実施の形態(第9
図))、比較的短くしても良く(例えば、第7の実施の
形態(第12図))種々形状を採ることができ、第7の
実施の形態のように複数組設けてももちろん良い。
【0020】係る構成にすると、可撓性絶縁物の両側縁
部は、段差部の接合側表面に位置しており、その深さが
凹溝のそれよりも浅く、押し潰される距離が短い。した
がって、押し潰された可撓性絶縁物は、両側縁部の外側
に向けて膨らみ、凹溝の側面と段差部の接合側表面の境
界部位まで確実に充填される。よって、気密性が確保さ
れる。また、段差部の一部と密着していれば気密性が確
保されるので、段差部の配置方向、すなわち、凹溝と平
行な方向に位置ずれしても、気密性が保持される。
部は、段差部の接合側表面に位置しており、その深さが
凹溝のそれよりも浅く、押し潰される距離が短い。した
がって、押し潰された可撓性絶縁物は、両側縁部の外側
に向けて膨らみ、凹溝の側面と段差部の接合側表面の境
界部位まで確実に充填される。よって、気密性が確保さ
れる。また、段差部の一部と密着していれば気密性が確
保されるので、段差部の配置方向、すなわち、凹溝と平
行な方向に位置ずれしても、気密性が保持される。
【0021】そして、好ましくは、請求項4に記載の段
差部を設けた前記凹溝の形成領域の奥面中央部に補助突
起を設け、前記可撓性絶縁物が、前記補助突起を覆うよ
うにすることである(請求項5)。
差部を設けた前記凹溝の形成領域の奥面中央部に補助突
起を設け、前記可撓性絶縁物が、前記補助突起を覆うよ
うにすることである(請求項5)。
【0022】このようにすると、押し潰された可撓性絶
縁物は、補助突起により外側に向けて圧縮変形する。よ
って、より確実に凹溝の側面や段差部の接合側表面に密
着する。
縁物は、補助突起により外側に向けて圧縮変形する。よ
って、より確実に凹溝の側面や段差部の接合側表面に密
着する。
【0023】さらに好ましくは、請求項3または請求項
4の構成を採りつつ、前記可撓性絶縁物の中央部分に孔
部を設けることである(請求項6)。すなわち、比較的
広面積に可撓性絶縁物を配置した場合には、その中央部
分は気密性の確保にさほど影響を与えないばかりか、押
し潰される際に逃げ空間がないので絶縁基板に対する反
力が大きくなる。したがって、孔部を設けることによ
り、逃げ空間を形成し、確実に圧縮可能にさせる。ま
た、使用量も削減できコストも低下する。
4の構成を採りつつ、前記可撓性絶縁物の中央部分に孔
部を設けることである(請求項6)。すなわち、比較的
広面積に可撓性絶縁物を配置した場合には、その中央部
分は気密性の確保にさほど影響を与えないばかりか、押
し潰される際に逃げ空間がないので絶縁基板に対する反
力が大きくなる。したがって、孔部を設けることによ
り、逃げ空間を形成し、確実に圧縮可能にさせる。ま
た、使用量も削減できコストも低下する。
【0024】一方、上記した目的を達成するための別の
構成としては、前記凹溝の両側面所定位置に凹所を形成
して幅広にするとともに、その幅広の領域の入口部分と
出口部分の少なくとも一方を、前記可撓性絶縁で閉塞す
るように構成することである(請求項7)。
構成としては、前記凹溝の両側面所定位置に凹所を形成
して幅広にするとともに、その幅広の領域の入口部分と
出口部分の少なくとも一方を、前記可撓性絶縁で閉塞す
るように構成することである(請求項7)。
【0025】また、前記凹溝の両側面所定位置にそれぞ
れ凸部を形成して凹溝の幅を狭くするとともに、対向す
る前記凸部の所定位置に前記可撓性絶縁物で密着し、そ
の両凸部で形成される幅狭の領域を前記可撓性絶縁で閉
塞するようにしても良い(請求項8)。なお、この凸部
の形状としては、任意であり、平面矩形状としても良
く、平面三角形等のように先端先細り状としても良い。
れ凸部を形成して凹溝の幅を狭くするとともに、対向す
る前記凸部の所定位置に前記可撓性絶縁物で密着し、そ
の両凸部で形成される幅狭の領域を前記可撓性絶縁で閉
塞するようにしても良い(請求項8)。なお、この凸部
の形状としては、任意であり、平面矩形状としても良
く、平面三角形等のように先端先細り状としても良い。
【0026】そして、上記2つの構造では、凹溝の幅が
途中で変わり、その側面も屈曲する。そしてその屈曲部
分に可撓性絶縁物が密着される。この時押し潰される可
撓性絶縁物は、凹溝の幅が広がった空間に逃げられるの
で、確実に圧縮変形し、隙間なく密着して、凹溝を閉塞
する。
途中で変わり、その側面も屈曲する。そしてその屈曲部
分に可撓性絶縁物が密着される。この時押し潰される可
撓性絶縁物は、凹溝の幅が広がった空間に逃げられるの
で、確実に圧縮変形し、隙間なく密着して、凹溝を閉塞
する。
【0027】さらに、上記目的を達成するための別の構
成としては、前記凹溝の所定位置に所定数の壁部を突出
形成して凹溝の経路を蛇行させ、前記壁部と、その壁
部と対向する凹溝の側面との間,凹溝の両側面に形成
した一対の前記壁部同士の間の少なくとも一方の領域に
前記可撓性絶縁物を配置し、前記経路を閉塞するように
することである(請求項9)。係る構成にすると、位置
ずれに強くなる。
成としては、前記凹溝の所定位置に所定数の壁部を突出
形成して凹溝の経路を蛇行させ、前記壁部と、その壁
部と対向する凹溝の側面との間,凹溝の両側面に形成
した一対の前記壁部同士の間の少なくとも一方の領域に
前記可撓性絶縁物を配置し、前記経路を閉塞するように
することである(請求項9)。係る構成にすると、位置
ずれに強くなる。
【0028】さらにまた、前記凹溝の側面を、表面側が
広がるようにした傾斜面としてもよい(請求項10)。
傾斜面とすると、圧縮変形した可撓性絶縁物が無理なく
押し潰され、側面に隙間なく面接触する。
広がるようにした傾斜面としてもよい(請求項10)。
傾斜面とすると、圧縮変形した可撓性絶縁物が無理なく
押し潰され、側面に隙間なく面接触する。
【0029】
【発明の実施の形態】図3〜図5は、本発明に係る静電
容量型半導体センサの第1の実施の形態を示しており、
同図に示すように、本例では、半導体基板であるシリコ
ン基板10と平板状の絶縁基板たるガラス基板11と
が、陽極接合により一体化されている。そしてガラス基
板11の長さをシリコン基板10よりも長くし、そのガ
ラス基板11の表面の一部が外部に露出するようにして
いる。そして、当該露出部分には、所定のメタル(アル
ミニウム)をスパッタリングして電極取り出し用のパッ
ド12を形成している。なお、このパッド12は、後述
する可動電極用と固定電極用に2個設けている。そし
て、このパッド12に、ワイヤボンディングによりリー
ド線が接続され、図外の測定器等に接続可能としてい
る。
容量型半導体センサの第1の実施の形態を示しており、
同図に示すように、本例では、半導体基板であるシリコ
ン基板10と平板状の絶縁基板たるガラス基板11と
が、陽極接合により一体化されている。そしてガラス基
板11の長さをシリコン基板10よりも長くし、そのガ
ラス基板11の表面の一部が外部に露出するようにして
いる。そして、当該露出部分には、所定のメタル(アル
ミニウム)をスパッタリングして電極取り出し用のパッ
ド12を形成している。なお、このパッド12は、後述
する可動電極用と固定電極用に2個設けている。そし
て、このパッド12に、ワイヤボンディングによりリー
ド線が接続され、図外の測定器等に接続可能としてい
る。
【0030】このシリコン基板10の中央部には、上下
両側からそれぞれ所定量ずつ除去されて薄肉のダイアフ
ラム13が形成されている。すなわちガラス基板11側
(図中では下側)は比較的底浅の凹部10aが形成さ
れ、反対側は比較的深い凹所10bが形成される。そし
てこの凹部10aとガラス基板11との間で圧力室14
が形成される。
両側からそれぞれ所定量ずつ除去されて薄肉のダイアフ
ラム13が形成されている。すなわちガラス基板11側
(図中では下側)は比較的底浅の凹部10aが形成さ
れ、反対側は比較的深い凹所10bが形成される。そし
てこの凹部10aとガラス基板11との間で圧力室14
が形成される。
【0031】そして、ダイアフラム13のガラス基板1
1側(凹部10aの底面)が可動電極15となる。ま
た、これに対応するガラス基板11の表面所定位置に
は、アルミニウムをスパッタリングして所定形状の固定
電極16が形成される。そして、それら可動電極15及
び固定電極16は、引出線17を介して上記電極用のパ
ッド12に導通されており、この引出線17も、アルミ
ニウムをスパッタリングすることによりパターン形成さ
れる。そして実際には、固定電極16,引出線17並び
にパッド12が同時に形成されることになる。
1側(凹部10aの底面)が可動電極15となる。ま
た、これに対応するガラス基板11の表面所定位置に
は、アルミニウムをスパッタリングして所定形状の固定
電極16が形成される。そして、それら可動電極15及
び固定電極16は、引出線17を介して上記電極用のパ
ッド12に導通されており、この引出線17も、アルミ
ニウムをスパッタリングすることによりパターン形成さ
れる。そして実際には、固定電極16,引出線17並び
にパッド12が同時に形成されることになる。
【0032】そしてこの引出線17に対向するシリコン
基板10の下面には、凹溝18が形成される。この凹溝
18は、その幅が引出線17の幅よりも広く設定し、ま
た両基板10,11を接合した際に、引出線17とシリ
コン基板10(凹溝18の奥面)とが接触せずしかも所
望の絶縁耐圧が発揮し得る所定の深さに設定している。
基板10の下面には、凹溝18が形成される。この凹溝
18は、その幅が引出線17の幅よりも広く設定し、ま
た両基板10,11を接合した際に、引出線17とシリ
コン基板10(凹溝18の奥面)とが接触せずしかも所
望の絶縁耐圧が発揮し得る所定の深さに設定している。
【0033】さらに、ガラス基板11を上下に貫通する
ようにして圧力導入路19を設け、その圧力導入路19
の上端は固定電極16をさらに開口し、上記圧力室14
に導通状態にし、この圧力導入路19を介して測定対象
圧力Pを圧力室14内へ導くことができるようになって
いる。この圧力導入路19は、たとえば平板状のガラス
基板11に対しガラス加工を行なうことにより形成でき
る。なお上記した各構成は、従来の静電容量型圧力セン
サの構成と同様であるので、各部の詳細な説明は省略す
る。
ようにして圧力導入路19を設け、その圧力導入路19
の上端は固定電極16をさらに開口し、上記圧力室14
に導通状態にし、この圧力導入路19を介して測定対象
圧力Pを圧力室14内へ導くことができるようになって
いる。この圧力導入路19は、たとえば平板状のガラス
基板11に対しガラス加工を行なうことにより形成でき
る。なお上記した各構成は、従来の静電容量型圧力セン
サの構成と同様であるので、各部の詳細な説明は省略す
る。
【0034】ここで本発明では、凹溝18内の奥面18
bに段差部20を設け、その段差部20を形成した部分
に、可撓性絶縁物たるポリイミド樹脂21を充填し、圧
力室14を密閉するようにしている。
bに段差部20を設け、その段差部20を形成した部分
に、可撓性絶縁物たるポリイミド樹脂21を充填し、圧
力室14を密閉するようにしている。
【0035】すなわち、段差部20は、この例では凹溝
18を横切るようにして配置された直方体状からなり、
その両端は凹溝18の両側面18aに接続されている。
そして、ポリイミド樹脂21は、凹溝18の奥面18b
に接着されて一体化されている。さらに、ガラス基板1
1により押し潰されて圧縮変形し、凹溝18の側面18
a,段差部20の先端表面(図中下面)20a並びに段
差部20の後面20bに所定圧力で密着している。そし
て、図3(A)に示すように、凹溝18の奥面18bの
両角部では、従来と同様にポリイミド樹脂21が存在し
ない隙間Sが形成される。
18を横切るようにして配置された直方体状からなり、
その両端は凹溝18の両側面18aに接続されている。
そして、ポリイミド樹脂21は、凹溝18の奥面18b
に接着されて一体化されている。さらに、ガラス基板1
1により押し潰されて圧縮変形し、凹溝18の側面18
a,段差部20の先端表面(図中下面)20a並びに段
差部20の後面20bに所定圧力で密着している。そし
て、図3(A)に示すように、凹溝18の奥面18bの
両角部では、従来と同様にポリイミド樹脂21が存在し
ない隙間Sが形成される。
【0036】係る構成にすると、従来と同様に隙間Sを
除く凹溝の側面18a及び奥面18b並びにガラス基板
11に対してはポリイミド樹脂21が密着し、その部分
で気密を確保している。さらに、隙間Sの部分は圧力室
14と連通するものの、その隙間Sは段差部20の後面
20bに対向し、その段差部20の後面20bと表面2
0aにもポリイミド樹脂21が密着しているので、隙間
Sは、センサ外側とは連通しない。したがって、凹溝1
8の気密性が、完全に保たれる。
除く凹溝の側面18a及び奥面18b並びにガラス基板
11に対してはポリイミド樹脂21が密着し、その部分
で気密を確保している。さらに、隙間Sの部分は圧力室
14と連通するものの、その隙間Sは段差部20の後面
20bに対向し、その段差部20の後面20bと表面2
0aにもポリイミド樹脂21が密着しているので、隙間
Sは、センサ外側とは連通しない。したがって、凹溝1
8の気密性が、完全に保たれる。
【0037】次に、上記気密構造(ポリイミド樹脂の装
着)の製造方法について説明すると、図6(A)に示す
ように、シリコン基板10に対してフォトリソグラフィ
工程を用いてエッチングを行い、凹溝18並びに段差部
20を一体的に形成する。
着)の製造方法について説明すると、図6(A)に示す
ように、シリコン基板10に対してフォトリソグラフィ
工程を用いてエッチングを行い、凹溝18並びに段差部
20を一体的に形成する。
【0038】この状態でシリコン基板10の接合面側表
面にポリイミド樹脂を塗布し、ポリイミド薄膜21′を
成膜する(同図(B))。そして、ポリイミド薄膜2
1′に対してフォトリソグラフィ工程を用いて不要部分
を除去し、凹溝18内の所定位置に、所定幅wのポリイ
ミド樹脂21を残す。この時、ポリイミド樹脂21の高
さは、凹溝18の深さよりも長くし、その先端がシリコ
ン基板10の表面よりも突出するようにしている(同図
(C))。
面にポリイミド樹脂を塗布し、ポリイミド薄膜21′を
成膜する(同図(B))。そして、ポリイミド薄膜2
1′に対してフォトリソグラフィ工程を用いて不要部分
を除去し、凹溝18内の所定位置に、所定幅wのポリイ
ミド樹脂21を残す。この時、ポリイミド樹脂21の高
さは、凹溝18の深さよりも長くし、その先端がシリコ
ン基板10の表面よりも突出するようにしている(同図
(C))。
【0039】そして、フォトリソグラフィ工程により基
板表面に固定電極,引出線17並びにパッドを形成した
ガラス基板11を、シリコン基板10と位置合わせをし
つつ対向させ、陽極接合して一体化する。この陽極接合
の際の基板10,11同士の接触工程の際に、ガラス基
板11がポリイミド21の先端に当接し、これを押しつ
ぶす。そして、押しつぶされたポリイミド樹脂21が凹
溝18の側面18a等に密着し、封止される。
板表面に固定電極,引出線17並びにパッドを形成した
ガラス基板11を、シリコン基板10と位置合わせをし
つつ対向させ、陽極接合して一体化する。この陽極接合
の際の基板10,11同士の接触工程の際に、ガラス基
板11がポリイミド21の先端に当接し、これを押しつ
ぶす。そして、押しつぶされたポリイミド樹脂21が凹
溝18の側面18a等に密着し、封止される。
【0040】なお、段差部20は、上記した例ではシリ
コン基板10をエッチング処理して一体的に形成した
が、例えばポリシリコン等を用いてフォトリソグラフィ
工程により凹溝18内に別途形成してもよい。
コン基板10をエッチング処理して一体的に形成した
が、例えばポリシリコン等を用いてフォトリソグラフィ
工程により凹溝18内に別途形成してもよい。
【0041】図7は、本発明の第2の実施の形態を示し
ている。本形態では、上記した第1の形態と相違して、
溝部18を横切る段差部を3本設けている。すなわち、
同図(A)は、天地を逆にしてシリコン基板10の溝部
18部分を拡大して示したもので、直方体状の段差部2
0a,20b,20cを、所定間隔をおいて平行に配置
している。
ている。本形態では、上記した第1の形態と相違して、
溝部18を横切る段差部を3本設けている。すなわち、
同図(A)は、天地を逆にしてシリコン基板10の溝部
18部分を拡大して示したもので、直方体状の段差部2
0a,20b,20cを、所定間隔をおいて平行に配置
している。
【0042】そして、隣接する段差部(20aと20
b,20bと20c)をまたがるようにして2つのポリ
イミド樹脂21a,21bをそれぞれ配置する。そし
て、各ポリイミド樹脂21a,21bは、前後の段差部
(20aと20b,20bと20c)の対向する所定の
面及び凹溝18の側面18aに密着する。凹溝18の角
部に形成される隙間は、少なくともセンサ外部とは連通
しない。なお、段差部20a〜20cの製造方法並びに
ポリイミド樹脂21a,21bの充填方法などは、上記
した第1の実施の形態と同様に行える。
b,20bと20c)をまたがるようにして2つのポリ
イミド樹脂21a,21bをそれぞれ配置する。そし
て、各ポリイミド樹脂21a,21bは、前後の段差部
(20aと20b,20bと20c)の対向する所定の
面及び凹溝18の側面18aに密着する。凹溝18の角
部に形成される隙間は、少なくともセンサ外部とは連通
しない。なお、段差部20a〜20cの製造方法並びに
ポリイミド樹脂21a,21bの充填方法などは、上記
した第1の実施の形態と同様に行える。
【0043】係る構成にすると、ポリイミド樹脂21
a,21bと、段差部20a〜20cとの間で4つの接
触部分Tがあり、いずれか1つの接触部分Tでも正確に
密着すれば凹溝18における気密性が確保できるので、
確実に密封できる。さらに、この例では、例えばポリイ
ミド樹脂21a,21bを形成する際に、凹溝18の配
置方向(図中両方向矢印)にずれたとしても、前後に位
置するいずれかの段差部とポリイミド樹脂が密着できる
ので、係る点からも確実に密封できる。よって、製造精
度を粗くしても高品質なセンサを製造することが可能と
なる。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した
第1の実施の形態と同様であるため詳細な説明を省略す
る。
a,21bと、段差部20a〜20cとの間で4つの接
触部分Tがあり、いずれか1つの接触部分Tでも正確に
密着すれば凹溝18における気密性が確保できるので、
確実に密封できる。さらに、この例では、例えばポリイ
ミド樹脂21a,21bを形成する際に、凹溝18の配
置方向(図中両方向矢印)にずれたとしても、前後に位
置するいずれかの段差部とポリイミド樹脂が密着できる
ので、係る点からも確実に密封できる。よって、製造精
度を粗くしても高品質なセンサを製造することが可能と
なる。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した
第1の実施の形態と同様であるため詳細な説明を省略す
る。
【0044】図8は、本発明の第3の実施の形態を示し
ている。本形態では、上記した第2の実施の形態と同様
に、複数の段差部20a,20bを設け、隣接する段差
部20a,20bにまたがるようにポリイミド樹脂21
を充填配置している。
ている。本形態では、上記した第2の実施の形態と同様
に、複数の段差部20a,20bを設け、隣接する段差
部20a,20bにまたがるようにポリイミド樹脂21
を充填配置している。
【0045】ここで本例では、ポリイミド樹脂21を形
成するに際し、その中央に孔部22を設けている。換言
すれば、平面略ロ字状のパターンにしている。すなわ
ち、気密性を保持するためには、ポリイミド樹脂21
が、凹溝18の側面18aと隣接する段差部20の所定
の面に面接触すれば良いので、段差部20から離れた上
記孔部22にポリイミド樹脂を設けていなくても気密性
は充分保てる。そして、その様に孔部22を設けること
により、ポリイミド樹脂21の使用量を削減しコストの
低下を図るばかりでなく、ガラス基板11でポリイミド
樹脂21を押しつぶす際の当該樹脂の逃げ空間として使
用でき、確実に圧縮変形することができる。なお、その
他の構成並びに作用効果は、上記した各実施の形態と同
様であるため詳細な説明を省略する。
成するに際し、その中央に孔部22を設けている。換言
すれば、平面略ロ字状のパターンにしている。すなわ
ち、気密性を保持するためには、ポリイミド樹脂21
が、凹溝18の側面18aと隣接する段差部20の所定
の面に面接触すれば良いので、段差部20から離れた上
記孔部22にポリイミド樹脂を設けていなくても気密性
は充分保てる。そして、その様に孔部22を設けること
により、ポリイミド樹脂21の使用量を削減しコストの
低下を図るばかりでなく、ガラス基板11でポリイミド
樹脂21を押しつぶす際の当該樹脂の逃げ空間として使
用でき、確実に圧縮変形することができる。なお、その
他の構成並びに作用効果は、上記した各実施の形態と同
様であるため詳細な説明を省略する。
【0046】図9は、本発明の第4の実施の形態を示し
ている。本形態では、上記した各実施の形態と相違し
て、段差部20を凹溝18の配置方向と平行に形成して
いる。具体的には、凹溝18の両側面18aに沿うよう
に、凹溝18の両角部に接続するようにそれぞれ段差部
20を設けている。
ている。本形態では、上記した各実施の形態と相違し
て、段差部20を凹溝18の配置方向と平行に形成して
いる。具体的には、凹溝18の両側面18aに沿うよう
に、凹溝18の両角部に接続するようにそれぞれ段差部
20を設けている。
【0047】そして、ポリイミド樹脂21は、一対の段
差部20にかかるように配置しており、段差部20の側
面20cびガラス基板11との対向側表面20aと面接
触し、さらに凹溝18の側面18aにも密着している。
差部20にかかるように配置しており、段差部20の側
面20cびガラス基板11との対向側表面20aと面接
触し、さらに凹溝18の側面18aにも密着している。
【0048】係る構成にすると、第2,第3の実施の形
態とは逆に、ポリイミド樹脂21を充填する際の凹溝1
8の配置方向と直交する横方向(図中両方向矢印)の位
置ずれに強くなる。また、気密性は、以下に示す原理か
ら充分保たれる。
態とは逆に、ポリイミド樹脂21を充填する際の凹溝1
8の配置方向と直交する横方向(図中両方向矢印)の位
置ずれに強くなる。また、気密性は、以下に示す原理か
ら充分保たれる。
【0049】すなわち、フォトグラフィ工程を用い、同
図(C)に示すようにポリイミド樹脂21を、その両側
に所定の隙間S′が形成されるとともに、所定量だけシ
リコン基板10の表面から突出するように凹溝18内に
形成する。この時、ポリイミド樹脂21の両側部は、段
差部20の表面20aにかかるようにする。この状態で
ガラス基板11とシリコン基板10を陽極接合すると、
ポリイミド樹脂21はガラス基板11により押圧され圧
縮変形する。この時、ポリイミド樹脂21の両端部は、
段差部20の上に形成されており基板表面からの距離が
短いので、圧縮変形される際の反力も小さく充分に押し
潰され、隙間S′内に完全に充満する。すなわち、段差
部20の表面20aと凹溝18の側面18aとの境界部
分にも押し潰されたポリイミド樹脂21が位置し、これ
により完全に密封される。
図(C)に示すようにポリイミド樹脂21を、その両側
に所定の隙間S′が形成されるとともに、所定量だけシ
リコン基板10の表面から突出するように凹溝18内に
形成する。この時、ポリイミド樹脂21の両側部は、段
差部20の表面20aにかかるようにする。この状態で
ガラス基板11とシリコン基板10を陽極接合すると、
ポリイミド樹脂21はガラス基板11により押圧され圧
縮変形する。この時、ポリイミド樹脂21の両端部は、
段差部20の上に形成されており基板表面からの距離が
短いので、圧縮変形される際の反力も小さく充分に押し
潰され、隙間S′内に完全に充満する。すなわち、段差
部20の表面20aと凹溝18の側面18aとの境界部
分にも押し潰されたポリイミド樹脂21が位置し、これ
により完全に密封される。
【0050】なお、より完全な気密性を得るためには、
例えば同図(B)中二点差線で示すように、ポリイミド
樹脂21を段差部20の後面20bよりも内部(圧力
室)側にまで設け、その後面20bとも面接触させるこ
とである。これにより、上記した第1の実施の形態と同
様の作用により気密性がより確実に発揮する。なおま
た、その他の構成並びに作用効果は、上記した各実施の
形態と同様であるため詳細な説明を省略する。
例えば同図(B)中二点差線で示すように、ポリイミド
樹脂21を段差部20の後面20bよりも内部(圧力
室)側にまで設け、その後面20bとも面接触させるこ
とである。これにより、上記した第1の実施の形態と同
様の作用により気密性がより確実に発揮する。なおま
た、その他の構成並びに作用効果は、上記した各実施の
形態と同様であるため詳細な説明を省略する。
【0051】図10は、本発明の第5の実施の形態を示
している。本形態では、上記した第4の実施の形態を基
本とし、さらに、左右一対の段差部20の間に、補助突
起25を設けている。これにより、ガラス基板11とシ
リコン基板10とを陽極接合する際にそのガラス基板1
1により押し潰されるポリイミド樹脂21は、凹溝18
の側面18a側に向かって潰されやすくなり、より確実
に上記した段差部20の表面20aと凹溝18の側面1
8aの境界部分に生じる隙間を密封できる。なお、その
他の構成並びに作用効果は、上記した各実施の形態(特
に第4の形態)と同様であるため詳細な説明を省略す
る。
している。本形態では、上記した第4の実施の形態を基
本とし、さらに、左右一対の段差部20の間に、補助突
起25を設けている。これにより、ガラス基板11とシ
リコン基板10とを陽極接合する際にそのガラス基板1
1により押し潰されるポリイミド樹脂21は、凹溝18
の側面18a側に向かって潰されやすくなり、より確実
に上記した段差部20の表面20aと凹溝18の側面1
8aの境界部分に生じる隙間を密封できる。なお、その
他の構成並びに作用効果は、上記した各実施の形態(特
に第4の形態)と同様であるため詳細な説明を省略す
る。
【0052】図11は、本発明の第6の実施の形態を示
している。本形態では、段差部20の形状を平面ロ字状
にしている。すなわち、凹溝18を横切り両側面18a
に接続する一対の横辺部分H1と、凹溝18と平行で側
面18aに接続された一対の縦辺部分H2とから構成さ
れている。そして、各辺部分H1,H2の表面20a及
び凹溝18の側面18aに密着するようにポリイミド樹
脂21を設ける(凹溝18の奥面18bにももちろん接
着されている)。
している。本形態では、段差部20の形状を平面ロ字状
にしている。すなわち、凹溝18を横切り両側面18a
に接続する一対の横辺部分H1と、凹溝18と平行で側
面18aに接続された一対の縦辺部分H2とから構成さ
れている。そして、各辺部分H1,H2の表面20a及
び凹溝18の側面18aに密着するようにポリイミド樹
脂21を設ける(凹溝18の奥面18bにももちろん接
着されている)。
【0053】係る構成にすると、上記した各実施の形態
の作用効果(長所)を有し、確実に凹溝18が密封され
るとともに、縦方向並びに横方向のいずれの方向に対し
ての位置ずれにも強くなり、歩留まりが向上する。な
お、その他の構成並びに作用効果は、上記した各実施の
形態と同様であるため詳細な説明を省略する。また、こ
の例でも、上記した第5の実施の形態と同様に、ロ字状
の段差部の中央に補助突起を設けてももちろんよい。
の作用効果(長所)を有し、確実に凹溝18が密封され
るとともに、縦方向並びに横方向のいずれの方向に対し
ての位置ずれにも強くなり、歩留まりが向上する。な
お、その他の構成並びに作用効果は、上記した各実施の
形態と同様であるため詳細な説明を省略する。また、こ
の例でも、上記した第5の実施の形態と同様に、ロ字状
の段差部の中央に補助突起を設けてももちろんよい。
【0054】図12は、本発明の第7の実施の形態を示
している。本形態では、凹溝18の側面18aに接続す
るようにして長方形(正方形)の頂点位置に4つの小突
起状の段差部20を設けている。そして、4つの段差部
20にかかるようにポリイミド樹脂21を設けている。
さらに、ポリイミド樹脂21は、第3の実施の形態と同
様に、中央部分に孔部22を設け、確実に圧縮変形され
所望の面に密着するようにしている。なお、係る4つの
段差部20を点在させた本形態において、第2,第5の
実施の形態のように、ポリイミド樹脂21に孔部を設け
ないようにしてももちろんよい。さらには、第5の実施
の形態のように、中央部に補助突起を設けてもよいな
ど、種々の変更実施が可能である。
している。本形態では、凹溝18の側面18aに接続す
るようにして長方形(正方形)の頂点位置に4つの小突
起状の段差部20を設けている。そして、4つの段差部
20にかかるようにポリイミド樹脂21を設けている。
さらに、ポリイミド樹脂21は、第3の実施の形態と同
様に、中央部分に孔部22を設け、確実に圧縮変形され
所望の面に密着するようにしている。なお、係る4つの
段差部20を点在させた本形態において、第2,第5の
実施の形態のように、ポリイミド樹脂21に孔部を設け
ないようにしてももちろんよい。さらには、第5の実施
の形態のように、中央部に補助突起を設けてもよいな
ど、種々の変更実施が可能である。
【0055】図13は、本発明の第8の実施の形態を示
している。同図に示すように、本例では、上記した各実
施の形態と相違して、凹溝18の中間部分の両側面18
aをそれぞれ外側に向けて除去した凹所27を形成し、
幅広としている。そして、凹所27により側面18aが
屈曲する角部18cに密着するように、ポリイミド樹脂
21を配置する。これにより、ポリイミド樹脂21は、
凹溝18の奥面18bに接着されて一体化し、角部18
cをなす角とする側面18aに密着する。すなわち、凹
所27により幅広となった領域の入口部分と出口部分の
両部分が、ポリイミド樹脂21で閉塞される。
している。同図に示すように、本例では、上記した各実
施の形態と相違して、凹溝18の中間部分の両側面18
aをそれぞれ外側に向けて除去した凹所27を形成し、
幅広としている。そして、凹所27により側面18aが
屈曲する角部18cに密着するように、ポリイミド樹脂
21を配置する。これにより、ポリイミド樹脂21は、
凹溝18の奥面18bに接着されて一体化し、角部18
cをなす角とする側面18aに密着する。すなわち、凹
所27により幅広となった領域の入口部分と出口部分の
両部分が、ポリイミド樹脂21で閉塞される。
【0056】係る構成にすると、角部18cに密着する
ことから隙間が生ぜず、気密性が確保できる。そして、
凹溝18の配置方向と同一方向及び横切る方向のいずれ
の方向に対する位置ずれにも強くなる。しかも、ポリイ
ミド樹脂21が押しつぶされる際に、凹所27がポリイ
ミド樹脂の逃げ空間となるので、確実に密着する。
ことから隙間が生ぜず、気密性が確保できる。そして、
凹溝18の配置方向と同一方向及び横切る方向のいずれ
の方向に対する位置ずれにも強くなる。しかも、ポリイ
ミド樹脂21が押しつぶされる際に、凹所27がポリイ
ミド樹脂の逃げ空間となるので、確実に密着する。
【0057】なお、図示の例では、圧力室側とセンサ外
部側のそれぞれにポリイミド樹脂21を設けたが、これ
により気密性がより確実に保たれるが、少なくとも一方
に配置していればよい。
部側のそれぞれにポリイミド樹脂21を設けたが、これ
により気密性がより確実に保たれるが、少なくとも一方
に配置していればよい。
【0058】そして、係る第8の実施の形態と、上記し
た第1〜第7のいずれかの実施の形態とを組み合わせた
形態とすることもできる。その一例を示すと、図14に
示すような構成をとることができる。この例は、第3の
実施の形態と組み合わせたもので、凹所27を設けて幅
広になった空間内に、凹溝18を横断するように2本の
段差部20を配置し、その2本の段差部20をまたがる
ようにポリイミド樹脂21′を設けている。そしてこの
ポリイミド樹脂21′の中央には孔部22を設けてい
る。このポリイミド樹脂21′を設けた領域では、第3
の実施の形態で説明した原理にしたがって、気密性が保
たれる。また、第8の実施の形態と同様に凹所27の形
成部分と未形成部分の境界に設けたポリイミド樹脂21
によっても、気密性が保たれる。これにより、より確実
に気密性が保たれる。なお、同図(B)は、シリコン基
板10の天地を逆にした状態で示しており、しかも段差
部20の上に配置するポリイミド樹脂21′を取り除い
た状態を示している。
た第1〜第7のいずれかの実施の形態とを組み合わせた
形態とすることもできる。その一例を示すと、図14に
示すような構成をとることができる。この例は、第3の
実施の形態と組み合わせたもので、凹所27を設けて幅
広になった空間内に、凹溝18を横断するように2本の
段差部20を配置し、その2本の段差部20をまたがる
ようにポリイミド樹脂21′を設けている。そしてこの
ポリイミド樹脂21′の中央には孔部22を設けてい
る。このポリイミド樹脂21′を設けた領域では、第3
の実施の形態で説明した原理にしたがって、気密性が保
たれる。また、第8の実施の形態と同様に凹所27の形
成部分と未形成部分の境界に設けたポリイミド樹脂21
によっても、気密性が保たれる。これにより、より確実
に気密性が保たれる。なお、同図(B)は、シリコン基
板10の天地を逆にした状態で示しており、しかも段差
部20の上に配置するポリイミド樹脂21′を取り除い
た状態を示している。
【0059】係る構成にすると、各形態の作用効果が相
乗的に発揮され、より高品質のセンサとなる。そして、
図示省略するが、いずれの形態と組み合わせてもよいの
はもちろんである。
乗的に発揮され、より高品質のセンサとなる。そして、
図示省略するが、いずれの形態と組み合わせてもよいの
はもちろんである。
【0060】図15は、本発明の第9の実施の形態を示
している。本形態では、上記した第8の実施の形態とは
逆に、凹溝18の両側面18aの一部を互いに内側に突
出させた凸部28を設け、凹溝18の幅を狭くし、その
凸部28の角部28aを囲む側面にポリイミド樹脂21
が密着するようにしている。係る構成にしても、上記し
た第8の実施の形態と同様の作用効果が発揮され、凹溝
18の気密性が保たれる。なお、この凸部28の接合面
側表面は、シリコン基板10の表面と面一となってい
る。そして、凸部28は、引出線17とは接触しないよ
うにしている。
している。本形態では、上記した第8の実施の形態とは
逆に、凹溝18の両側面18aの一部を互いに内側に突
出させた凸部28を設け、凹溝18の幅を狭くし、その
凸部28の角部28aを囲む側面にポリイミド樹脂21
が密着するようにしている。係る構成にしても、上記し
た第8の実施の形態と同様の作用効果が発揮され、凹溝
18の気密性が保たれる。なお、この凸部28の接合面
側表面は、シリコン基板10の表面と面一となってい
る。そして、凸部28は、引出線17とは接触しないよ
うにしている。
【0061】そして、この凸部28の形状は、図示のよ
うに平面矩形状にする必要はなく、例えば平面三角形状
にしたり、その他種々の形状のものにすることができ
る。特に、三角形にした場合には、その先端が尖ってい
るため、1組の凸部28に対してポリイミド樹脂21を
1つ密着するようにしても縦横方向のいずれに対する位
置ずれにも強くなるので、使用量を少なくしつつ確実に
気密性を発揮することができる。
うに平面矩形状にする必要はなく、例えば平面三角形状
にしたり、その他種々の形状のものにすることができ
る。特に、三角形にした場合には、その先端が尖ってい
るため、1組の凸部28に対してポリイミド樹脂21を
1つ密着するようにしても縦横方向のいずれに対する位
置ずれにも強くなるので、使用量を少なくしつつ確実に
気密性を発揮することができる。
【0062】さらに、設置する個数も図示したように1
組にするのではなく、例えば図16に示すように、3組
(2組または4組以上でもよい)の凸部28′を設けて
もよい。そして、当然のことながら、設置組数を多くす
るほど気密性の確保の確実性は増す。
組にするのではなく、例えば図16に示すように、3組
(2組または4組以上でもよい)の凸部28′を設けて
もよい。そして、当然のことながら、設置組数を多くす
るほど気密性の確保の確実性は増す。
【0063】図17は、本発明の第10の実施の形態を
示している。本形態では、凹溝18の側面18a所定位
置から内側(対向する側面側)に向かって帯状の壁部2
9を設け、従来直線状に形成された凹溝18を蛇行させ
るように形成している。この壁部29の接合面側表面
と、シリコン基板10のそれとは面一になっている。
示している。本形態では、凹溝18の側面18a所定位
置から内側(対向する側面側)に向かって帯状の壁部2
9を設け、従来直線状に形成された凹溝18を蛇行させ
るように形成している。この壁部29の接合面側表面
と、シリコン基板10のそれとは面一になっている。
【0064】そして、壁部29の角部29aと、それに
対向する凹溝18の側壁18aとに密着するようにポリ
イミド樹脂21を配置する。このポリイミド樹脂21
は、ガラス基板から押し圧力を受けた場合に、壁部29
に沿って逃げる空間があるため、確実に所望の形状に圧
縮変形され、所定の面に密着する。なお、引出線17
は、蛇行する凹溝の形状に沿って、蛇行したパターンに
する。
対向する凹溝18の側壁18aとに密着するようにポリ
イミド樹脂21を配置する。このポリイミド樹脂21
は、ガラス基板から押し圧力を受けた場合に、壁部29
に沿って逃げる空間があるため、確実に所望の形状に圧
縮変形され、所定の面に密着する。なお、引出線17
は、蛇行する凹溝の形状に沿って、蛇行したパターンに
する。
【0065】また、製造時の位置ずれについては、図中
縦方向に対しては問題なく、気密性が確保される。さら
に、横方向に位置ずれをした場合には、凹溝18の側面
18aから離れてしまうおそれがあるが、図示のように
両側にそれぞれ1つずつ設けることにより、いずれか一
方のポリイミドは確実に側面18aに密着することがで
き、また、壁部29とも密着する。したがって、いずれ
の方向の位置ずれに対しても気密性が確保できる。
縦方向に対しては問題なく、気密性が確保される。さら
に、横方向に位置ずれをした場合には、凹溝18の側面
18aから離れてしまうおそれがあるが、図示のように
両側にそれぞれ1つずつ設けることにより、いずれか一
方のポリイミドは確実に側面18aに密着することがで
き、また、壁部29とも密着する。したがって、いずれ
の方向の位置ずれに対しても気密性が確保できる。
【0066】図18は、本発明の第11の実施の形態を
示している。本形態では、上記した第10の実施の形態
と同様に、適宜位置に凹溝18の側面18aから内側
(対向する側面側)に向かって突出する壁部29を設
け、隣接する壁部29の対向面に密着するようにポリイ
ミド樹脂21を形成している。そして、このポリイミド
樹脂21は、ガラス基板により圧縮された際に、壁部2
9の配置方向に沿って逃げることができるので、確実に
押しつぶされ、壁部29の側面に確実に密着できる。そ
して、この例では、合計3個のポリイミド樹脂21を設
置しているので、気密性がより確実に保たれる。
示している。本形態では、上記した第10の実施の形態
と同様に、適宜位置に凹溝18の側面18aから内側
(対向する側面側)に向かって突出する壁部29を設
け、隣接する壁部29の対向面に密着するようにポリイ
ミド樹脂21を形成している。そして、このポリイミド
樹脂21は、ガラス基板により圧縮された際に、壁部2
9の配置方向に沿って逃げることができるので、確実に
押しつぶされ、壁部29の側面に確実に密着できる。そ
して、この例では、合計3個のポリイミド樹脂21を設
置しているので、気密性がより確実に保たれる。
【0067】そして、この例では壁部29の配置方向
(図中横方向)の位置ずれに対する許容度が大きくな
り、多少の位置ずれに対して対応できる。なお、この例
では、3個のポリイミド樹脂を設置したが、設置数はこ
れに限ることなく、1個または任意の複数個にすること
ができる。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記
した各形態(特に第10の実施の形態)と同様であるの
で、詳細な説明を省略する。
(図中横方向)の位置ずれに対する許容度が大きくな
り、多少の位置ずれに対して対応できる。なお、この例
では、3個のポリイミド樹脂を設置したが、設置数はこ
れに限ることなく、1個または任意の複数個にすること
ができる。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記
した各形態(特に第10の実施の形態)と同様であるの
で、詳細な説明を省略する。
【0068】図19は、本発明の第12の実施の形態を
示している。本形態では、上記した第10,第11の実
施の形態を基本とし、壁部29′の形状を平面略L字状
としている。そして、第10の実施の形態と同様に、壁
部29′と凹溝18の側面18aとの間にポリイミド樹
脂21を設けるとともに、第11の実施の形態と同様
に、両壁部29′の先端部同士の間にもポリイミド樹脂
21′を設けている。
示している。本形態では、上記した第10,第11の実
施の形態を基本とし、壁部29′の形状を平面略L字状
としている。そして、第10の実施の形態と同様に、壁
部29′と凹溝18の側面18aとの間にポリイミド樹
脂21を設けるとともに、第11の実施の形態と同様
に、両壁部29′の先端部同士の間にもポリイミド樹脂
21′を設けている。
【0069】そして、各ポリイミド樹脂21,21′の
作用効果(気密性の発生原理)は、対応する各実施の形
態と同様である。さらに、位置ずれに対しては、図中上
下方向の位置ずれは中央のポリイミド樹脂21′により
気密性が確保され、図中左右方向の位置ずれは、そのず
れの方向に対して両側のポリイミド樹脂21のいずれか
一方で気密性が確保される。そして上記3つのポリイミ
ド樹脂21,21′のいずれか1つでも密着して気密保
持していれば凹溝18は密封されるため、結局、いずれ
の方向の位置ずれに対しても影響を受けない。
作用効果(気密性の発生原理)は、対応する各実施の形
態と同様である。さらに、位置ずれに対しては、図中上
下方向の位置ずれは中央のポリイミド樹脂21′により
気密性が確保され、図中左右方向の位置ずれは、そのず
れの方向に対して両側のポリイミド樹脂21のいずれか
一方で気密性が確保される。そして上記3つのポリイミ
ド樹脂21,21′のいずれか1つでも密着して気密保
持していれば凹溝18は密封されるため、結局、いずれ
の方向の位置ずれに対しても影響を受けない。
【0070】図20は、本発明の第13の実施の形態を
示している。同図(A)に示すように、本形態では、上
記した各形態と異なり、凹溝18′の側面18′aを傾
斜面とし、接合面側にいくにしたがって広がる台形状に
している。そして、この様に側面18′aを傾斜面とす
ることにより、ポリイミド樹脂21がさほど圧縮されな
くても側面18′aと密着させることができるので、隙
間が生ぜす、気密性が確保される。
示している。同図(A)に示すように、本形態では、上
記した各形態と異なり、凹溝18′の側面18′aを傾
斜面とし、接合面側にいくにしたがって広がる台形状に
している。そして、この様に側面18′aを傾斜面とす
ることにより、ポリイミド樹脂21がさほど圧縮されな
くても側面18′aと密着させることができるので、隙
間が生ぜす、気密性が確保される。
【0071】そして、係る形態を製造するには、まずシ
リコン基板10の接合側表面に対して所定のパターンで
等方性エッチングする。すると、図示のように側面1
8′aが傾斜面となる。そして、その側面18′aの途
中までポリイミド樹脂21を接着一体化する。この状態
で、ガラス基板をシリコン基板10に陽極接合して一体
化する。この時、ポリイミド樹脂21が圧縮変形する
が、三角形の隙間S″内に逃げることができ、押し潰さ
れる距離が短く均等となるので、確実にその隙間S″を
密封することができる。
リコン基板10の接合側表面に対して所定のパターンで
等方性エッチングする。すると、図示のように側面1
8′aが傾斜面となる。そして、その側面18′aの途
中までポリイミド樹脂21を接着一体化する。この状態
で、ガラス基板をシリコン基板10に陽極接合して一体
化する。この時、ポリイミド樹脂21が圧縮変形する
が、三角形の隙間S″内に逃げることができ、押し潰さ
れる距離が短く均等となるので、確実にその隙間S″を
密封することができる。
【0072】そして、この形態では、エッチングの種類
を等方性エッチングに替える他は、従来と同一の工程で
行えるので、製造プロセス・設備の変更を可及的に抑制
できる。
を等方性エッチングに替える他は、従来と同一の工程で
行えるので、製造プロセス・設備の変更を可及的に抑制
できる。
【0073】なお、上記した各実施の形態は、適宜の組
み合わせで同時に実行しても良い。また、上記した各実
施例では、ダイアフラムを用いた圧力センサに適用した
例を示したが、本発明はこれに限ることはなく、加速度
センサや振動センサなどでもよく、静電容量型の半導体
センサであれば何でも良い。
み合わせで同時に実行しても良い。また、上記した各実
施例では、ダイアフラムを用いた圧力センサに適用した
例を示したが、本発明はこれに限ることはなく、加速度
センサや振動センサなどでもよく、静電容量型の半導体
センサであれば何でも良い。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る静電容量型
半導体センサでは、凹溝内に段差部,凹所,凸部並びに
壁部を設けたり、凹溝の側面を傾斜面にするなど種々の
構造にすることにより、可撓性絶縁物を完全に凹溝内に
隙間なく密着させたり、或いは、仮に隙間を生じたとし
てもそれが袋小路状になり、凹溝部分での気密性が確保
され、高品質なセンサとなる。
半導体センサでは、凹溝内に段差部,凹所,凸部並びに
壁部を設けたり、凹溝の側面を傾斜面にするなど種々の
構造にすることにより、可撓性絶縁物を完全に凹溝内に
隙間なく密着させたり、或いは、仮に隙間を生じたとし
てもそれが袋小路状になり、凹溝部分での気密性が確保
され、高品質なセンサとなる。
【0075】したがって、例えば基板間に生じた隙間か
ら真空等一定基準圧力にした電極間に空気等が入り込ま
ず、測定対象の物量(圧力,加速度,振動など)に対す
る電極間の静電容量の変化を正確に測定できる。すなわ
ち、センサの安定性、信頼性を向上することができる。
ら真空等一定基準圧力にした電極間に空気等が入り込ま
ず、測定対象の物量(圧力,加速度,振動など)に対す
る電極間の静電容量の変化を正確に測定できる。すなわ
ち、センサの安定性、信頼性を向上することができる。
【0076】また、所定方向の位置ずれにも強くなり、
位置合わせ精度を緩和することができ、容易に安定して
形成しつつ歩留まりも向上する。
位置合わせ精度を緩和することができ、容易に安定して
形成しつつ歩留まりも向上する。
【図1】(A)は従来の静電容量型半導体センサの一例
を示す断面図である。(B)は同図(A)中のB−B線
矢視平面図(シリコン基板を取り外した状態の平面図)
である。
を示す断面図である。(B)は同図(A)中のB−B線
矢視平面図(シリコン基板を取り外した状態の平面図)
である。
【図2】凹溝の密封構造の製造工程を説明する図であ
る。
る。
【図3】(A)は、本発明に係る静電容量型半導体セン
サの第1の実施の形態を示す断面図である。(B)は、
本発明の要部である凹溝の密封構造を示す拡大図であ
る。
サの第1の実施の形態を示す断面図である。(B)は、
本発明の要部である凹溝の密封構造を示す拡大図であ
る。
【図4】本発明に係る静電容量型半導体センサの第1の
実施の形態を示す平面図である。
実施の形態を示す平面図である。
【図5】(A)は、本発明の要部である凹溝の密封構造
を示す正面図である。(B)は、本発明の要部である凹
溝の密封構造を示す平面図である。
を示す正面図である。(B)は、本発明の要部である凹
溝の密封構造を示す平面図である。
【図6】第1の実施の形態における凹溝の密封構造の製
造工程を説明する図である。
造工程を説明する図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す要部拡大図で
ある。
ある。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示す要部拡大図で
ある。
ある。
【図9】本発明の第4の実施の形態を示す要部拡大図で
ある。
ある。
【図10】本発明の第5の実施の形態を示す要部拡大図
である。
である。
【図11】本発明の第6の実施の形態を示す要部拡大図
である。
である。
【図12】本発明の第7の実施の形態を示す要部拡大図
である。
である。
【図13】本発明の第8の実施の形態を示す要部拡大図
である。
である。
【図14】本発明の第8の実施の形態の変形例を示す要
部拡大図である。
部拡大図である。
【図15】本発明の第9の実施の形態を示す要部拡大図
である。
である。
【図16】本発明の第9の実施の形態の変形例を示す要
部拡大図である。
部拡大図である。
【図17】本発明の第10の実施の形態を示す要部拡大
図である。
図である。
【図18】本発明の第11の実施の形態を示す要部拡大
図である。
図である。
【図19】本発明の第12の実施の形態を示す要部拡大
図である。
図である。
【図20】本発明の第13の実施の形態を示す要部拡大
図である。
図である。
10 シリコン基板(半導体基板) 11 ガラス基板(絶縁基板) 13 可動電極 16 固定電極 17 引出線 18 凹溝 20,20a〜20c 段差部 21,21′ ポリイミド樹脂(絶縁物) 22 孔部 25 補助突起 27 凹部 28,28′ 凸部 29,29′ 壁部
Claims (10)
- 【請求項1】 固定電極付きの絶縁基板と、 その絶縁基板に接合され、可動電極付きの半導体基板と
を有し、 前記固定電極と可動電極との間の静電容量により所定の
物理量を検出可能とし、 前記絶縁基板の表面所定位置に前記固定電極を外部と導
通可能とする引出線を設けるとともに、その引出線に対
向する前記半導体基板表面に凹溝を形成し、 前記凹溝の奥面所定位置に、ポリイミド樹脂等の可撓性
絶縁物を接着するとともに、前記絶縁性基板により押し
潰してその可撓性絶縁物を前記凹溝の側面に密着させ、
前記凹溝と前記絶縁基板表面で形成される空間を密封す
るようにした半導体センサであって、 前記凹溝の所定位置に、その凹溝の側面と接続される段
差部を設け、 前記可撓性絶縁物を、前記段差部にかかるように充填
し、その段差部の所定の面に密着させるように構成した
ことを特徴とする静電容量型半導体センサ。 - 【請求項2】 請求項1に規定する段差部が、その両端
が前記凹溝の両側面に接続されるように構成されてな
り、 前記可撓性絶縁物を前記奥面に接着する際に、両側面近
傍位置に未接着領域を設け、 前記可撓性絶縁物を、少なくとも前記未接着領域に対向
する前記段差部の所定の面にも密着させるようにしたこ
とを特徴とする静電容量型半導体センサ。 - 【請求項3】 請求項2に記載の段差部を所定の間隔を
おいて複数設け、 少なくとも隣接する2つの段差部にまたがるように前記
可撓性絶縁物を設けたことを特徴とする静電容量型半導
体センサ。 - 【請求項4】 請求項1に規定する段差部が、前記凹溝
の一方の側面とのみ接続するように構成されてなり、 係る段差部が凹溝の両側面対向位置に少なくとも一組設
け、 少なくとも前記段差部の接合側表面及び側面に密着する
ようにしたことを特徴とする静電容量型半導体センサ。 - 【請求項5】 請求項4において、前記段差部を設けた
前記凹溝の形成領域の奥面中央部に補助突起を設け、 前記可撓性絶縁物が、前記補助突起を覆うようにしたこ
とを特徴とする静電容量型半導体センサ。 - 【請求項6】 請求項3または請求項4において、前記
可撓性絶縁物の中央部分に孔部を設けたことを特徴とす
る静電容量型半導体センサ。 - 【請求項7】 固定電極付きの絶縁基板と、 その絶縁基板に接合され、可動電極付きの半導体基板と
を有し、 前記固定電極と可動電極との間の静電容量により所定の
物理量を検出可能とし、 前記絶縁基板の表面所定位置に前記固定電極を外部と導
通可能とする引出線を設けるとともに、その引出線に対
向する前記半導体基板表面に凹溝を形成し、 前記凹溝の奥面所定位置にポリイミド樹脂等の可撓性絶
縁物を接着するとともに、前記絶縁性基板により押し潰
してその可撓性絶縁物を前記凹溝の側面に密着させ、前
記凹溝と前記絶縁基板表面で形成される空間を密封する
ようにした半導体センサであって、 前記凹溝の両側面所定位置に凹所を形成して幅広にする
とともに、 その幅広の領域の入口部分と出口部分の少なくとも一方
を、前記可撓性絶縁で閉塞するようにしたことを特徴と
する静電容量型半導体センサ。 - 【請求項8】 固定電極付きの絶縁基板と、 その絶縁基板に接合され、可動電極付きの半導体基板と
を有し、 前記固定電極と可動電極との間の静電容量により所定の
物理量を検出可能とし、 前記絶縁基板の表面所定位置に前記固定電極を外部と導
通可能とする引出線を設けるとともに、その引出線に対
向する前記半導体基板表面に凹溝を形成し、 前記凹溝の奥面所定位置にポリイミド樹脂等の可撓性絶
縁物を接着するとともに、前記絶縁性基板により押し潰
してその可撓性絶縁物を前記凹溝の側面に密着させ、前
記凹溝と前記絶縁基板表面で形成される空間を密封する
ようにした半導体センサであって、 前記凹溝の両側面所定位置にそれぞれ凸部を形成して凹
溝の幅を狭くするとともに、 対向する前記凸部の所定位置に前記可撓性絶縁物で密着
し、その両凸部で形成される幅狭の領域を前記可撓性絶
縁で閉塞するようにしたことを特徴とする静電容量型半
導体センサ。 - 【請求項9】 固定電極付きの絶縁基板と、 その絶縁基板に接合され、可動電極付きの半導体基板と
を有し、 前記固定電極と可動電極との間の静電容量により所定の
物理量を検出可能とし、 前記絶縁基板の表面所定位置に前記固定電極を外部と導
通可能とする引出線を設けるとともに、その引出線に対
向する前記半導体基板表面に凹溝を形成し、 前記凹溝の奥面所定位置にポリイミド樹脂等の可撓性絶
縁物を接着するとともに、前記絶縁性基板により可撓性
絶縁物を押し潰して所定面に密着させ、前記凹溝と前記
絶縁基板表面で形成される空間を密封するようにした半
導体センサであって、 前記凹溝の所定位置に所定数の壁部を突出形成して凹溝
の経路を蛇行させ、下記の,の少なくとも一方の領
域に前記可撓性絶縁物を配置し、前記経路を閉塞するよ
うにしたことを特徴とする静電容量型半導体センサ。 前記壁部と、その壁部と対向する凹溝の側面との間 凹溝の両側面に形成した一対の前記壁部同士の間 - 【請求項10】 固定電極付きの絶縁基板と、 その絶縁基板に接合され、可動電極付きの半導体基板と
を有し、 前記固定電極と可動電極との間の静電容量により所定の
物理量を検出可能とし、 前記絶縁基板の表面所定位置に前記固定電極を外部と導
通可能とする引出線を設けるとともに、その引出線に対
向する前記半導体基板表面に凹溝を形成し、 前記凹溝の奥面所定位置にポリイミド樹脂等の可撓性絶
縁物を接着するとともに、前記絶縁性基板により押し潰
してその可撓性絶縁物を前記凹溝の側面に密着させ、前
記凹溝と前記絶縁基板表面で形成される空間を密封する
ようにした半導体センサであって、 前記凹溝の側面を、表面側が広がるようにした傾斜面と
したことを特徴とする静電容量型半導体センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25004995A JPH0972807A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 静電容量型半導体センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25004995A JPH0972807A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 静電容量型半導体センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0972807A true JPH0972807A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17202053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25004995A Withdrawn JPH0972807A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 静電容量型半導体センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0972807A (ja) |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP25004995A patent/JPH0972807A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |