JPH0972667A - 焼成炉 - Google Patents
焼成炉Info
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- JPH0972667A JPH0972667A JP7255617A JP25561795A JPH0972667A JP H0972667 A JPH0972667 A JP H0972667A JP 7255617 A JP7255617 A JP 7255617A JP 25561795 A JP25561795 A JP 25561795A JP H0972667 A JPH0972667 A JP H0972667A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/67—Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
- H01L21/67005—Apparatus not specifically provided for elsewhere
- H01L21/67011—Apparatus for manufacture or treatment
- H01L21/67098—Apparatus for thermal treatment
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
- F27B—FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
- F27B9/00—Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity
- F27B9/14—Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity characterised by the path of the charge during treatment; characterised by the means by which the charge is moved during treatment
- F27B9/20—Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity characterised by the path of the charge during treatment; characterised by the means by which the charge is moved during treatment the charge moving in a substantially straight path tunnel furnace
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液晶板、集積回路板、半導体板等の板状電子
部品に対する焼成を行うための焼成炉であって、熱放散
を最小化するようにしたものである。 【構成】 炉体2の内部には、ワークを正面側から差し
込んで収容するための多数の段数を具えた棚枠3を設
け、更に、当該炉体2の開放面には、1個のワークの出
し入れを可能とする程度の大きさを具えた矩形状スリッ
ト5を開設したシャッター扉4を昇降自在に取り付ける
と共に、当該シャッター扉4は、そのスリット5を棚枠
3の最下位から最上位の各段に対応させるための昇降、
並びに対応した棚枠の段部に対するワークの収容及び取
り出しのための停止が行われるような間歇的昇降運動が
成されるように構成した焼成炉。
部品に対する焼成を行うための焼成炉であって、熱放散
を最小化するようにしたものである。 【構成】 炉体2の内部には、ワークを正面側から差し
込んで収容するための多数の段数を具えた棚枠3を設
け、更に、当該炉体2の開放面には、1個のワークの出
し入れを可能とする程度の大きさを具えた矩形状スリッ
ト5を開設したシャッター扉4を昇降自在に取り付ける
と共に、当該シャッター扉4は、そのスリット5を棚枠
3の最下位から最上位の各段に対応させるための昇降、
並びに対応した棚枠の段部に対するワークの収容及び取
り出しのための停止が行われるような間歇的昇降運動が
成されるように構成した焼成炉。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶板、集積回路
板、半導体板等の板状電子部品に対する焼成を行うため
の焼成炉に関するものである。
板、半導体板等の板状電子部品に対する焼成を行うため
の焼成炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の焼成炉は、その正面開放面にその
全体を一括して覆うような、例えば観音開き扉のような
開閉扉を設け、液晶板、集積回路板、半導体板等の板状
電子部品(以下、ワークと言う)の炉内に対する出し入
れは、当該扉の開閉に基づき行うものであった。
全体を一括して覆うような、例えば観音開き扉のような
開閉扉を設け、液晶板、集積回路板、半導体板等の板状
電子部品(以下、ワークと言う)の炉内に対する出し入
れは、当該扉の開閉に基づき行うものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、扉の開
閉に基づきワークの出し入れを行うものであると、その
開閉の度に炉内温度が降下することとなり、従って、エ
ネルギー的に大きな損失を招くばかりでなく、炉内温度
の頻繁なる変化は焼成上においても悪影響を及ぼすこと
を余儀なくされた。本発明は、このような従来における
問題を解消した新規の焼成炉の提供を図ったものであ
る。
閉に基づきワークの出し入れを行うものであると、その
開閉の度に炉内温度が降下することとなり、従って、エ
ネルギー的に大きな損失を招くばかりでなく、炉内温度
の頻繁なる変化は焼成上においても悪影響を及ぼすこと
を余儀なくされた。本発明は、このような従来における
問題を解消した新規の焼成炉の提供を図ったものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、正面を開放面
とする炉体2を基台1の中央部に搭載し、当該炉体2の
内部には、ワークを正面側から差し込んで収容するため
の多数の段数を具えた棚枠3を設け、更に、当該炉体2
の開放面には、1個のワークの出し入れを可能とする程
度の大きさを具えた矩形状スリット5を開設したシャッ
ター扉4を昇降自在に取り付けると共に、当該シャッタ
ー扉4は、そのスリット5を棚枠3の最下位から最上位
の各段に対応させるための昇降、並びに対応した棚枠の
段部に対するワークの収容及び取り出しのための停止が
行われるような間歇的昇降運動が成されるように構成し
たものである。 本発明はこのような構成の採用にに基
づき、従来の問題を解決したものである。
とする炉体2を基台1の中央部に搭載し、当該炉体2の
内部には、ワークを正面側から差し込んで収容するため
の多数の段数を具えた棚枠3を設け、更に、当該炉体2
の開放面には、1個のワークの出し入れを可能とする程
度の大きさを具えた矩形状スリット5を開設したシャッ
ター扉4を昇降自在に取り付けると共に、当該シャッタ
ー扉4は、そのスリット5を棚枠3の最下位から最上位
の各段に対応させるための昇降、並びに対応した棚枠の
段部に対するワークの収容及び取り出しのための停止が
行われるような間歇的昇降運動が成されるように構成し
たものである。 本発明はこのような構成の採用にに基
づき、従来の問題を解決したものである。
【0005】
【発明の実施形態】図1において、1は基台、2は基台
1の中央に搭載しかつ正面を開放面とする炉体である。
そして、当該炉体2は図6に示すように、その内部に
は、ワークを正面側から差し込んで収容するため多数の
段数を具えた棚枠3が設けられている。 そして、当該
棚枠3は両側部に設けた受け片によりワークを受けけ止
めることに依って、ワークの収容が成されるような形態
を具えたものである。 また、当該棚枠3の両側面は通
風用スリットが列設することによって、熱風の巡回が妨
げられないように構成したものである。更に、当該炉体
2の内部は、図6に示すように、シーズヒーターAが発
する熱を、HEPAフィルターBを経て上記棚枠3内に
収容されているワークWに噴射すると共に、シロッコフ
ァンCに導かれると言うような熱気の循環経路が形成さ
れている。 図3に於いて、DはファンCに対する駆動
用モータである。
1の中央に搭載しかつ正面を開放面とする炉体である。
そして、当該炉体2は図6に示すように、その内部に
は、ワークを正面側から差し込んで収容するため多数の
段数を具えた棚枠3が設けられている。 そして、当該
棚枠3は両側部に設けた受け片によりワークを受けけ止
めることに依って、ワークの収容が成されるような形態
を具えたものである。 また、当該棚枠3の両側面は通
風用スリットが列設することによって、熱風の巡回が妨
げられないように構成したものである。更に、当該炉体
2の内部は、図6に示すように、シーズヒーターAが発
する熱を、HEPAフィルターBを経て上記棚枠3内に
収容されているワークWに噴射すると共に、シロッコフ
ァンCに導かれると言うような熱気の循環経路が形成さ
れている。 図3に於いて、DはファンCに対する駆動
用モータである。
【0006】4は上記した炉体2の開放面に対して昇降
自在に取り付けたシャッター扉であって、その正面に
は、1個のワークの出し入れを可能とする程度の大きさ
を具えた矩形状スリット5が開設されている。 そし
て、当該スリット5は、シャッター扉4の最上昇時に、
前記棚枠3の最上位に、また、同シャッター扉4の最下
降時に最下位に位置するように、当該シャッター扉4の
昇降作動が行われるように構成してある。
自在に取り付けたシャッター扉であって、その正面に
は、1個のワークの出し入れを可能とする程度の大きさ
を具えた矩形状スリット5が開設されている。 そし
て、当該スリット5は、シャッター扉4の最上昇時に、
前記棚枠3の最上位に、また、同シャッター扉4の最下
降時に最下位に位置するように、当該シャッター扉4の
昇降作動が行われるように構成してある。
【0007】上記したシャッター扉4の昇降作動である
が、これは、図3及び図4に示すように、所定の駆動モ
ータ6を介して前後進する摺動体7と、シャッター扉4
の下端とを連動リンク杆8を介して連結し、摺動体7の
前後進に基づき、シャッター扉4の昇降が行われるよう
に構成してある。 そして、当該シャッター扉4の昇降
を、そのスリット5が棚枠3の各段を、例えば下から順
次停止してワークWの出し入れが行われるような間歇的
昇降運動とするように、前記摺動体7に対して電気的制
御が働くように構成してある。
が、これは、図3及び図4に示すように、所定の駆動モ
ータ6を介して前後進する摺動体7と、シャッター扉4
の下端とを連動リンク杆8を介して連結し、摺動体7の
前後進に基づき、シャッター扉4の昇降が行われるよう
に構成してある。 そして、当該シャッター扉4の昇降
を、そのスリット5が棚枠3の各段を、例えば下から順
次停止してワークWの出し入れが行われるような間歇的
昇降運動とするように、前記摺動体7に対して電気的制
御が働くように構成してある。
【0008】図1及び図2において、1aは入口ステー
ジ、1bは出口ステージであって、炉体2の両側部に位
置するように基台1の左右部分に対称的に設けてある。
当該両ステージはワークWを載置するためのものであ
り、入口ステージ1aには未処理ワークを、また、出口
ステージには処理済みワークが載置される。
ジ、1bは出口ステージであって、炉体2の両側部に位
置するように基台1の左右部分に対称的に設けてある。
当該両ステージはワークWを載置するためのものであ
り、入口ステージ1aには未処理ワークを、また、出口
ステージには処理済みワークが載置される。
【0009】9は自動アームであって、入口ステージ1
a上にある未処理ワークをすくい取ると共に、これをシ
ャッター扉4のスリット5から炉内の棚枠3に対して差
込むと言うワーク収容のための作動と、炉内にある処理
済みワークを棚枠3から抜き取って出口ステージ1b上
に載置すると言うワーク取り出しのための作動が行われ
るように構成してある。 なお、このような作動を行う
自動アーム9は既存のものであり、これ自体の構成は本
発明の要部とするものではない。換言すると、当該自動
アーム9は図2に示すような回転運動と、ワークの収容
及び取り出しを行うためのリンクによるアーム部9aの
前後進運動と、該当棚枠3の位置に移動しているスリッ
ト5と対応するための全体的昇降運動が行われるように
構成したものである。 そして、このような機能を具え
た自動アーム9は、所謂製造用ロボットとして市販され
ているものである。
a上にある未処理ワークをすくい取ると共に、これをシ
ャッター扉4のスリット5から炉内の棚枠3に対して差
込むと言うワーク収容のための作動と、炉内にある処理
済みワークを棚枠3から抜き取って出口ステージ1b上
に載置すると言うワーク取り出しのための作動が行われ
るように構成してある。 なお、このような作動を行う
自動アーム9は既存のものであり、これ自体の構成は本
発明の要部とするものではない。換言すると、当該自動
アーム9は図2に示すような回転運動と、ワークの収容
及び取り出しを行うためのリンクによるアーム部9aの
前後進運動と、該当棚枠3の位置に移動しているスリッ
ト5と対応するための全体的昇降運動が行われるように
構成したものである。 そして、このような機能を具え
た自動アーム9は、所謂製造用ロボットとして市販され
ているものである。
【0010】10は出口ステージ1bの上部を覆うよう
に設けた冷却用フードであって、処理済みワークに対し
て冷風を吹き付けてこれの冷却を図るためのものであ
る。そして、当該出口ステージ1bの前後には熱気吸引
用ダクト11(図3参照)が設けられており、処理済み
のワークの熱が室内に発散することを防止するためのも
のである。
に設けた冷却用フードであって、処理済みワークに対し
て冷風を吹き付けてこれの冷却を図るためのものであ
る。そして、当該出口ステージ1bの前後には熱気吸引
用ダクト11(図3参照)が設けられており、処理済み
のワークの熱が室内に発散することを防止するためのも
のである。
【0011】図2において、12はバルブ付き吸気ダク
ト、13はバルブ付き排気ダクトであって、炉内空気の
調節を行うためのものである。
ト、13はバルブ付き排気ダクトであって、炉内空気の
調節を行うためのものである。
【0012】本発明に係る焼成炉は次ぎのような作動を
呈するものである。炉体1の内部は、図6に示すよう
に、シーズヒーターAに対する通電に基づきこれが発熱
し、シロッコファンCの駆動に伴い、その熱気がHEP
AフィルターBを経て棚枠3に導かれることとなる。
従って、当該棚枠3にワークWを収容しておけば、当該
ワークに対する熱処理が施されることと成る。 なお、
発生した熱は、図6に矢印で示すような経路を経て循環
される。
呈するものである。炉体1の内部は、図6に示すよう
に、シーズヒーターAに対する通電に基づきこれが発熱
し、シロッコファンCの駆動に伴い、その熱気がHEP
AフィルターBを経て棚枠3に導かれることとなる。
従って、当該棚枠3にワークWを収容しておけば、当該
ワークに対する熱処理が施されることと成る。 なお、
発生した熱は、図6に矢印で示すような経路を経て循環
される。
【0013】ところで、炉体2内に対するワークの収
納、すなわち、棚枠3に対するワークの差込みである
が、これは下記のようにして行われる。まず、シャッタ
ー扉4を最下降位置または最上昇位置に保っておく。
図1及び図4においては、当該シャッター扉4は最下降
位置にあるため、これに基づき説明する。シャッタ扉4
が最降下位置にある場合、そのスリット5は、棚枠3の
最下段に位置している。 従って、入口ステージ1a上
に乗せられている未処理ワークを、自動アーム9を作動
させてこれをすくい取ると共に、当該スリット5から棚
枠3の最下段に収容させた後、元位置に復帰させる。
納、すなわち、棚枠3に対するワークの差込みである
が、これは下記のようにして行われる。まず、シャッタ
ー扉4を最下降位置または最上昇位置に保っておく。
図1及び図4においては、当該シャッター扉4は最下降
位置にあるため、これに基づき説明する。シャッタ扉4
が最降下位置にある場合、そのスリット5は、棚枠3の
最下段に位置している。 従って、入口ステージ1a上
に乗せられている未処理ワークを、自動アーム9を作動
させてこれをすくい取ると共に、当該スリット5から棚
枠3の最下段に収容させた後、元位置に復帰させる。
【0014】次ぎに、シャッタ扉4をやゝ上昇させて、
スリット5を棚枠3の下から2番目の位置に移動させ
る。 この状態において、上記と同様に、入口ステージ
1a上に乗せられている未処理ワークを、自動アーム9
を作動させてこれをすくい取ると共に、当該スリット5
から棚枠3中の下から2番目の段に収容させた後、元位
置に復帰させる。このようにして、シャッター扉4を間
歇的に上昇させ、その都度、そのスリット5から棚枠3
中の各段に未処理ワークを収容していく。 このような
操作を繰り返して、シャッター扉4が最上位位置まで上
昇した時点で、棚枠3の各段に対するワークの収容作業
は完了する。なお、シャッター扉4のこのような上昇運
動は、図3及び図4に示すように、駆動モータ6を介し
て摺動体7を前進させることに依り、連動リンク杆8が
立上り、従って、これに下端部において連結されている
シャッター扉4が押し上げられることに依って行われ
る。
スリット5を棚枠3の下から2番目の位置に移動させ
る。 この状態において、上記と同様に、入口ステージ
1a上に乗せられている未処理ワークを、自動アーム9
を作動させてこれをすくい取ると共に、当該スリット5
から棚枠3中の下から2番目の段に収容させた後、元位
置に復帰させる。このようにして、シャッター扉4を間
歇的に上昇させ、その都度、そのスリット5から棚枠3
中の各段に未処理ワークを収容していく。 このような
操作を繰り返して、シャッター扉4が最上位位置まで上
昇した時点で、棚枠3の各段に対するワークの収容作業
は完了する。なお、シャッター扉4のこのような上昇運
動は、図3及び図4に示すように、駆動モータ6を介し
て摺動体7を前進させることに依り、連動リンク杆8が
立上り、従って、これに下端部において連結されている
シャッター扉4が押し上げられることに依って行われ
る。
【0015】上記のようにして収容されたワークに対す
る熱処理が完了した後の取り出しであるが、これは下記
のようにして行われる。ところで、上記したようなワー
ク収容に基づき、シャッター扉4のスリット5は最上位
に位置している。 そして、この状態からワークを取り
出しても良いが、そうすると、最初に入れた最下段のも
のと、最後に入れた最上位のものとの間に熱処理時間の
ずれが生じてしまうことと成る。従って、シャッター扉
4を一旦最下位位置まで下げ、これに依り最初に入れた
ワークから取り出すことが望ましい。
る熱処理が完了した後の取り出しであるが、これは下記
のようにして行われる。ところで、上記したようなワー
ク収容に基づき、シャッター扉4のスリット5は最上位
に位置している。 そして、この状態からワークを取り
出しても良いが、そうすると、最初に入れた最下段のも
のと、最後に入れた最上位のものとの間に熱処理時間の
ずれが生じてしまうことと成る。従って、シャッター扉
4を一旦最下位位置まで下げ、これに依り最初に入れた
ワークから取り出すことが望ましい。
【0016】上記のように、シャッター扉4を最下位位
置まで下げれば、そのスリット5が棚枠3の最下段に位
置することとなる。 この状態で自動アーム9を作動さ
せて、スリット5から炉内に進入させると共に、最下段
のワークを引き出し、これを出口ステージ1b上に移動
させる。 このようにして取り出された処理済みワーク
は、冷却用フード10に依る送風に基づき冷されること
となる。
置まで下げれば、そのスリット5が棚枠3の最下段に位
置することとなる。 この状態で自動アーム9を作動さ
せて、スリット5から炉内に進入させると共に、最下段
のワークを引き出し、これを出口ステージ1b上に移動
させる。 このようにして取り出された処理済みワーク
は、冷却用フード10に依る送風に基づき冷されること
となる。
【0017】次ぎに、シャッタ扉4をやゝ上昇させて、
スリット5を棚枠3の下から2番目の位置に移動させ
る。 この状態において、上記と同様に、自動アーム9
を作動させて、スリット5から炉内に進入させると共
に、下から2番目のワークを引き出し、これを出口ステ
ージ1b上に移動させる。このようにして、シャッター
扉4を間歇的に上昇させ、その都度、そのスリット5か
ら棚枠3中の各段に収容されている処理済みワークの取
り出を行う。 このような操作を繰り返して、シャッタ
ー扉4が最上位位置まで上昇した時点で、棚枠3の各段
に対する処理済みワークの取り出し作業は完了する。
スリット5を棚枠3の下から2番目の位置に移動させ
る。 この状態において、上記と同様に、自動アーム9
を作動させて、スリット5から炉内に進入させると共
に、下から2番目のワークを引き出し、これを出口ステ
ージ1b上に移動させる。このようにして、シャッター
扉4を間歇的に上昇させ、その都度、そのスリット5か
ら棚枠3中の各段に収容されている処理済みワークの取
り出を行う。 このような操作を繰り返して、シャッタ
ー扉4が最上位位置まで上昇した時点で、棚枠3の各段
に対する処理済みワークの取り出し作業は完了する。
【0018】なお、上記したような形態の作動である
と、総ての処理済みワークを取り出した後に、次ぎの未
処理ワークの収容を行うこととなる。 然し乍、このよ
うな作動形態であると、炉内が一旦空と成ると言うよう
な不合理が働いてしまう。従って、処理済みワークを取
り出したのち、自動アームを介して新たな未処理ワーク
を収容し、当該収容が完了した時点で、次段の棚枠に対
する処理済みワークの取り出しを行うと言うように作動
させれば、極めて合理的なるワークの出し入れ目的が達
成される。すなわち、同一棚段に対する処理済みワーク
の取り出し及び未処理ワークの収容を行なった後、次段
の棚枠に対する処理済みワークの取り出し及び未処理ワ
ークの収容に移行すると言うような作動を繰り返すこと
に依り、作業の合理化迅速化が図られる。 本発明は、
このような形態の作動を行わせることを原則とするもの
である。
と、総ての処理済みワークを取り出した後に、次ぎの未
処理ワークの収容を行うこととなる。 然し乍、このよ
うな作動形態であると、炉内が一旦空と成ると言うよう
な不合理が働いてしまう。従って、処理済みワークを取
り出したのち、自動アームを介して新たな未処理ワーク
を収容し、当該収容が完了した時点で、次段の棚枠に対
する処理済みワークの取り出しを行うと言うように作動
させれば、極めて合理的なるワークの出し入れ目的が達
成される。すなわち、同一棚段に対する処理済みワーク
の取り出し及び未処理ワークの収容を行なった後、次段
の棚枠に対する処理済みワークの取り出し及び未処理ワ
ークの収容に移行すると言うような作動を繰り返すこと
に依り、作業の合理化迅速化が図られる。 本発明は、
このような形態の作動を行わせることを原則とするもの
である。
【0019】なお、入口ステージ1a上に対する未処理
ワークの供給、並びに、出口ステージ1b上からの処理
済みワークの除去は、それぞれ適宜コンベアまたは取り
出しアーム等を介して自動的に行うものである。
ワークの供給、並びに、出口ステージ1b上からの処理
済みワークの除去は、それぞれ適宜コンベアまたは取り
出しアーム等を介して自動的に行うものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は、正面を開放面とする炉体2を
基台1の中央部に搭載し、当該炉体2の内部には、ワー
クを正面側から差し込んで収容するための多数の段数を
具えた棚枠3を設け、更に、当該炉体2の開放面には、
1個のワークの出し入れを可能とする程度の大きさを具
えた矩形状スリット5を開設したシャッター扉4を昇降
自在に取り付けると共に、当該シャッター扉4は、その
スリット5を棚枠3の最下位から最上位の各段に対応さ
せるための昇降、並びに対応した棚枠の段部に対するワ
ークの収容及び取り出しのための停止が行われるような
間歇的昇降運動が成されるように構成したから、未処理
ワークの収容、及び処理済みワークの取出しは、最小限
の開口部であるスリット5を介して行われることとな
る。
基台1の中央部に搭載し、当該炉体2の内部には、ワー
クを正面側から差し込んで収容するための多数の段数を
具えた棚枠3を設け、更に、当該炉体2の開放面には、
1個のワークの出し入れを可能とする程度の大きさを具
えた矩形状スリット5を開設したシャッター扉4を昇降
自在に取り付けると共に、当該シャッター扉4は、その
スリット5を棚枠3の最下位から最上位の各段に対応さ
せるための昇降、並びに対応した棚枠の段部に対するワ
ークの収容及び取り出しのための停止が行われるような
間歇的昇降運動が成されるように構成したから、未処理
ワークの収容、及び処理済みワークの取出しは、最小限
の開口部であるスリット5を介して行われることとな
る。
【0021】従って、従来のように、炉体の正面開放面
にその全体を一括して覆うような開閉扉を設けたもの、
すなわち、扉の開閉に基づきワークの出し入れを行うよ
うにしたものにおいて生じた、扉開閉の都度、炉内温度
が降下することに基づくエネルギー的損失、並びに、炉
内温度の頻繁なる変化に基づくは焼成上の悪影響発生と
言うような問題は、本発明にあっては全く一掃される。
にその全体を一括して覆うような開閉扉を設けたもの、
すなわち、扉の開閉に基づきワークの出し入れを行うよ
うにしたものにおいて生じた、扉開閉の都度、炉内温度
が降下することに基づくエネルギー的損失、並びに、炉
内温度の頻繁なる変化に基づくは焼成上の悪影響発生と
言うような問題は、本発明にあっては全く一掃される。
【0022】また、請求項2に記載のように、炉体2の
両側部に位置するように基台1の左右部分に、入口ステ
ージ1a及び出口ステージ1bを対称的に設け、入口ス
テージ1a上にある未処理ワークをすくい取ると共に、
これをシャッター扉4のスリット5から炉内の棚枠3に
対して差込むと言うワーク収容のための作動と、炉内に
ある処理済みワークを棚枠3から抜き取って出口ステー
ジ1b上に載置すると言うワーク取り出しのための作動
を行わせるための自動アーム9を、基台1上に設けるよ
うに構成することに依り、ワークの焼成作業が全自動的
に行われることと成る。
両側部に位置するように基台1の左右部分に、入口ステ
ージ1a及び出口ステージ1bを対称的に設け、入口ス
テージ1a上にある未処理ワークをすくい取ると共に、
これをシャッター扉4のスリット5から炉内の棚枠3に
対して差込むと言うワーク収容のための作動と、炉内に
ある処理済みワークを棚枠3から抜き取って出口ステー
ジ1b上に載置すると言うワーク取り出しのための作動
を行わせるための自動アーム9を、基台1上に設けるよ
うに構成することに依り、ワークの焼成作業が全自動的
に行われることと成る。
【図1】本発明に係る焼成炉の正面図である。
【図2】本発明に係る焼成炉の一部切欠平面図である。
【図3】本発明に係る焼成炉の一部切欠側面図である。
【図4】本発明の要部たるシャッター扉3部分を表した
説明用一部切欠正面図である。
説明用一部切欠正面図である。
【図5】本発明の要部たるシャッター扉3部分を表した
説明用縦断側面図である。
説明用縦断側面図である。
【図6】炉体1の内部を表した説明用縦断正面図であ
る。
る。
1 基台 1a 入口ステージ 1b 出口ステージ 2 炉体 3 棚枠 A シーズヒーター B フィルター C シロッコファン D 駆動用モーター W ワーク 4 シャッター扉 5 スリット 6 駆動モーター 7 摺動体 8 連動リンク杆 9 自動アーム 9a アーム部 10 冷却用フード 11 熱気吸引用ダクト 12 バルブ付き吸気ダクト 13 バルブ付き排気ダクト
Claims (2)
- 【請求項1】 正面を開放面とする炉体(2)を基台(1)
の中央部に搭載し、当該炉体(2)の内部には、ワークを
正面側から差し込んで収容するための多数の段数を具え
た棚枠(3)を設け、更に、当該炉体(2)の開放面には、
1個のワークの出し入れを可能とする程度の大きさを具
えた矩形状スリット(5)を開設したシャッター扉(4)を
昇降自在に取り付けると共に、当該シャッター扉(4)
は、そのスリット(5)を棚枠(3)の最下位から最上位の
各段に対応させるための昇降、並びに対応した棚枠の段
部に対するワークの収容及び取り出しのための停止が行
われるような間歇的昇降運動が成されるように構成した
ことを特徴とする焼成炉。 - 【請求項2】 炉体(2)の両側部に位置するように基台
(1)の左右部分に、入口ステージ(1a)及び出口ステー
ジ(1b)を対称的に設け、入口ステージ(1a)上にある
未処理ワークをすくい取ると共に、これをシャッター扉
(4)のスリット(5)から炉内の棚枠(3)に対して差込む
と言うワーク収容のための作動と、炉内にある処理済み
ワークを棚枠(3)から抜き取って出口ステージ(1b)上
に載置すると言うワーク取り出しのための作動を行わせ
るための自動アーム(9)を、基台(1)上に設けて成る請
求項1に記載の焼成炉。
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