JP2004351164A - 薬剤棚のシャッター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬剤棚の薬剤容器を関係者以外の者が取り外すことができないようにする。
【解決手段】複数の錠剤カセット9を載置する錠剤カセット棚2において、錠剤カセット棚2の前面を開閉するシャッター11の両端を当該錠剤カセット棚2の両端に設けたガイドレール17に上下動可能に支持し、シャッター11の内面を錠剤カセット棚2の上端前部に設けた送出しローラ12に送出し可能に支持し、シャッター11の上端を錠剤カセット棚2の上端後部に設けた巻取り軸13に巻取り可能に取り付け、シャッター11を上動させるときには巻取り軸13を巻取り方向に駆動するとともに送出しローラ12を空回りさせ、シャッター11を下動させるときには送出しローラ12を送出し方向に駆動するとともに巻取り軸13を空回りさせる駆動装置10を設けた。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、錠剤カセットや散薬瓶等の薬剤容器を載置する薬剤棚のシャッター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
錠剤および散薬を処方データに従って取り出して1回服用分毎に包装する薬剤包装装置には、異なる種類の錠剤をそれぞれ収容した複数の錠剤カセットを載置して、当該錠剤カセットから錠剤を1錠づつ取り出す錠剤カセット棚が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。また、この錠剤包装装置の近くに、薬剤包装装置に装着しない錠剤カセットを保管するための棚や、散薬瓶を保管する棚を設けたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−278701号公報
【特許文献2】
特開平8−119202号公報、図1
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記薬剤包装装置は、病院や薬局に設置されて薬剤師により操作される。薬剤師が業務を終えても、薬剤包装装置の錠剤カセット棚や、錠剤カセット保管棚、散薬瓶保管棚の薬剤容器を誰でも着脱できる状態になっている。このため、薬剤師以外の者が薬剤容器を取り外して、向精神薬や劇薬、麻薬等の薬剤を持ち出したり、異なる錠剤や異物を混入する虞れがあった。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、薬剤棚の薬剤容器を関係者以外の者が取り外すことができないようにした薬剤棚のシャッター装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、複数の薬剤容器を載置する薬剤棚において、薬剤棚の前面を開閉するシャッターの両端を当該薬剤棚の両端に設けたガイドレールに上下動可能に支持し、前記シャッターの内面を前記薬剤棚の上端前部に設けた送出しローラに送出し可能に支持し、前記シャッターの上端を前記薬剤棚の上端後部に設けた巻取り軸に巻取り可能に取り付け、前記シャッターを上動させるときには前記巻取り軸を巻取り方向に駆動するとともに前記送出しローラを空回りさせ、前記シャッターを下動させるときには前記送出しローラを送出し方向に駆動するとともに前記巻取り軸を空回りさせる駆動装置を設けたものである。ここでいう薬剤容器には、錠剤カセット、散薬カセット、錠剤瓶、散薬瓶を含む。また、薬剤棚には、薬剤包装装置に合体されて錠剤カセットや散薬カセットが装着されるカセット棚のほか、薬剤包装装置の近くに設置されて錠剤カセット、散薬カセット、錠剤瓶、散薬瓶等を保管する保管棚も含まれる。
【0007】
前記駆動装置は、一方向クラッチを介して前記巻取り軸及び前記送出しローラを駆動することが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0009】
図1は、本発明に係る薬剤包装装置1を示す。この薬剤包装装置1は、背面に錠剤カセット棚2が合体され、上面に錠剤手撒装置3、散薬を投入するV枡4およびノートパソコンからなる制御装置5が設けられ、正面下部に薬包帯排出部6および該薬包帯排出部6から排出される薬包帯を収容する箱7を有する。
【0010】
薬剤包装装置1の内部には、図示しないが、前記V枡4に投入された散薬を分割する分割容器、該分割容器から落下する散薬と前記錠剤手撒装置3から落下する錠剤とを収集するホッパ、該ホッパで収集された薬剤を包装し、薬包帯として薬包帯排出部6から排出する包装装置等の公知の装置が設けられている。
【0011】
錠剤カセット棚2には、複数のモータベース8が棚状に多段に取り付けられている。モータベース8には、異なる種類の錠剤をそれぞれ収容した複数の錠剤カセット9が載置されている。錠剤カセット9内の錠剤はモータベース8を作動させることで1個づつ取り出され、錠剤カセット棚2の背面に設けた錠剤落下案内通路を通ってホッパで収集され、包装装置により包装されるようになっている。
【0012】
錠剤カセット棚2の前面は、図2に示すように、以下に詳述するシャッター装置10によって開閉可能になっている。シャッター装置10は、図3および図4に示すように、シャッター本体11と、送出しローラ12と、巻取り軸13と、駆動装置14と、カバー15とからなっている。
【0013】
シャッター本体11は、図6に示すように、同一形状の多数のスラット板16で構成されている。各スラット板16の下縁には係合片17、上縁には係合軸18、内面中央には横溝19がそれぞれ形成されている。そして、隣接するスラット板16の係合片17と係合軸18を回動可能に係合することで、全てのスラット板16が連結されている。係合軸18の両端には軸穴20が形成され、該軸孔20にローラ21を有するピン22が挿入されている。この各スラット板16のローラ21を図5に示すように錠剤カセット棚2の両端に設けたガイドレール23に係合することで、シャッター本体11は上下動可能に支持されている。
【0014】
送出しローラ12は、図3および図4に示すように、中心軸24を有し、該中心軸24は錠剤カセット棚2の上端に設けた支持板25に、錠剤カセット棚2の上端前部に位置するようにブラケット26により回動可能に支持されている。送出しローラ12の外周面には、前記スラット板16の横溝19に係合する複数の突条27が等間隔に形成されている。送出しローラ12の中心軸24の一端には、従動プーリ28が取り付けられている。
【0015】
巻取り軸13は、中心軸29と、該中心軸29の両端部に取り付けられた円筒状のシャッター取付け部30と、前記中心軸29の回りに等間隔に配置されるとともに両端が前記シャッター取付け部30に取り付けられた平板状の4本のバー31とからなっている。巻取り軸13の両端にはスプール32が取り付けられ、一方のスプール32の外側には従動ギヤ33が取り付けられている。巻取り軸13の中心軸29の両端は、錠剤カセット棚2の上端後部にブラケット34介して回動可能に支持されている。図5に示すように、ブラケット34の前端には、前記送出しローラ12の中心軸24を中心とする略90°の円弧状のガイドレール35が前記錠剤カセット棚2のガイドレール23の上端から連続するように形成されている。
【0016】
駆動装置14は、図4に示すように、モータ36と駆動軸37からなっている。モータ36は、正逆転可能で、その回転軸38にモータギヤ39が取り付けられ、支持板25に設置されている。駆動軸37は、支持板25に軸受け40を介して回転可能に支持され、一端に第1駆動ギヤ41、中央に駆動プーリ42、他端に第2駆動ギヤ43がそれぞれ取り付けられている。第1駆動ギヤ41は前記モータ36のモータギヤ39に噛合している。駆動プーリ42は、図7に示すように第1一方向クラッチ44を介して駆動軸37に取り付けられている。この駆動プーリ42の第1一方向クラッチ44は、駆動軸37が矢印a方向に回転するとその駆動力を駆動プーリ42に伝達し、その逆の矢印b方向に回転するとその駆動力を駆動プーリ42に伝達しないように構成されている。駆動プーリ42は、前記送出しローラ12の従動プーリ28にベルト45を介して連結されている。ベルト45には、図4に示す支持板25にアーム46を介して回動可能に取り付けられたテンションローラ47が内側から圧接している。第2駆動ギヤ43は、第2一方向クラッチ48を介して駆動軸37に取り付けられている。第2駆動ギヤ43の第2一方向クラッチ48は、駆動軸37が矢印a方向に回転するとその駆動力を第2駆動ギヤ43に伝達せず、逆の矢印b方向に回転するとその駆動力を第2駆動ギヤ43に伝達するように構成されている。第2駆動ギヤ43は、ブラケット34に回動可能に取り付けた中間ギヤ49を介して、前記巻取り軸13の従動ギヤ33に噛合している。
【0017】
カバー15は、図3に示すように、前記送出しローラ12、巻取り軸13、駆動装置14を上方から覆うもので、錠剤カセット棚2の上端の前部から後部にかけて斜め上方に傾斜する傾斜面50を有している。これは、錠剤カセット棚2の上端前部に位置する送出しローラ12よりも、上端後部に位置する巻取り軸13の巻取り空間の方が大きくなるためである。送出しローラ12と巻取り軸13の間の支持板25の中央には、移動するシャッター本体11を支持するスライド台51が設けられている。
【0018】
次に、前記構成からなる薬剤包装装置1における錠剤カセット棚2のシャッター装置10の動作について説明する。
【0019】
シャッターを閉じるには、図7に示すように、モータ36を実線で示す矢印方向に正転する。これにより、モータ36の駆動力がモータギヤ39を介して第1駆動ギヤ41に伝達されて駆動軸37が矢印a方向に回転する。駆動軸37の駆動力は第2一方向クラッチ48により第2駆動ギヤ43には伝達されず、第2駆動ギヤ43は空回りする。しかし、駆動軸37の駆動力は、第1一方向クラッチ44を介して駆動プーリ42に伝達され、さらにベルト45を介して送出しローラ12の従動プーリ28に伝達される。これにより、送出しローラ12が矢印方向に回転し、シャッタ本体11が矢印方向に送り出されて下動し、錠剤カセット棚2の前面が閉じられる。シャッタ本体11が送出されるにつれて巻取り軸13が回転し、従動ギヤ33、中間ギヤ49、第2駆動ギヤ43が回転するが、第2駆動ギヤ43は前述したように空回り状態であるので、駆動軸37には影響を与えない。
【0020】
シャッター本体11が巻取り軸13に巻き取られてゆくと、図5中2点鎖線で示すように、シャッター本体11の巻取り径が増大し、送出しローラ12と巻取り軸13の間でシャッター本体11の移動径路が変化する。この巻取り径の増大を考慮して、巻取り軸13の周囲に巻取り空間が形成されている。通常のガレージのシャッターは、ガイドレールの上端に巻取り軸が設けられているが、本発明は、巻取り軸13がシャッター本体11の上端後方すなわち錠剤カセット棚2の上端後部に設けられているため、巻取り軸13の周囲に巻取り空間を形成しても、正面からは見えないので、外観がよい。
【0021】
逆に、シャッターを開くには、モータ36を破線で示す矢印方向に逆転する。これにより、モータ36の駆動力がモータギヤ39を介して第1駆動ギヤ41に伝達されて駆動軸37が矢印b方向に回転する。駆動軸37の駆動力は第1一方向クラッチ44により駆動プーリ42には伝達されず、駆動プーリ42は空回りする。しかし、駆動軸37の駆動力は、第2一方向クラッチ48を介して第2駆動ギヤ43に伝達され、さらに中間ギヤ49および従動ギヤ33を介して巻取り軸13の中心軸29に伝達される。これにより、巻取り軸13が矢印方向に回転し、シャッタ本体11が矢印方向に巻き取られて上動し、錠剤カセット棚2の前面が開かれる。シャッタ本体11が巻き取られるにつれて送出しローラ12が回転し、ベルト45を介して駆動プーリ42が回転するが、該駆動プーリ42は前述したように空回り状態であるので、駆動軸37には影響を与ない。
【0022】
本実施形態の薬剤包装装置1は、病院や薬局に設置され、調剤業務中は錠剤カット棚2のシャッタが開かれる。薬剤師は、この薬剤包装装置1を操作して処方データに応じた錠剤や散薬の包装を行なう。調剤業務を終了すると、シャッタが閉じられるので、薬剤師以外の者は錠剤カセット9を取り出すことができない。このため、錠剤が持ち出されたり、異物や異なる錠剤が混入される虞れがない。
【0023】
また、調剤業務中であっても、錠剤カット棚2のシャッタを閉じておくことができる。すなわち、シャッタを閉じたまま薬剤包装装置1を操作して処方データに応じた錠剤や散薬の包装を行ない、錠剤カセット9に欠品が生じたときにシャッタを開いて、該当する錠剤カセット9に錠剤を補充するようにしてもよい。
【0024】
前記シャッタ装置10は、モータ36のパルス制御により、錠剤カセット棚2の各段(図1の実施形態では上下7段)の各段毎に停止する制御を行なうことができる。この場合、シャッター本体11を巻き取る際に巻取り軸13におけるシャッター本体11の巻取り径が増大するため、モータ36のパルス制御により各段毎で停止するときのパルス数は、一定間隔ではなく、開放するにしたがって間隔を短くする必要がある。すなわち、全閉時に0とすると、7段目開放時は23パルス、6段目開放時は34パルス、5段目開放時は43パルス、4段目開放時は52パルス、3段目開放時は61パルス、2段目開放時は69パルス、全開放時は76パルスとする。
【0025】
また、錠剤カセット棚2の各段にビームセンサ、ホールICセンサ、接点型センサを設けて、これらのセンサによりシャッタ本体11の下端が検出された時点でモータ36を停止することで各段毎に停止するようにしてもよい。
【0026】
前記シャッタ装置10を各段毎に停止して開放する動作をさらに詳細に説明する。薬剤包装装置1の電源が投入されると、パスワード、指紋認証等で使用者を認証する。包装作業中に錠剤カセット9に欠品が発生すると、包装動作を停止し、欠品を表示する。具体的には、制御装置5のディスプレイに表示されている錠剤カセット9の配置に対応する画面に、欠品が発生している錠剤カセット9に対応する箇所を赤色で点滅するとともに、錠剤カセット9のモータベース8の赤色のLED(不図示)を点灯する。複数の錠剤カセット9が欠品すると、画面中の複数の箇所を点滅し、複数のLEDを点灯する。次に、欠品が発生している錠剤カセット9の上までシャッタ本体11を開く。これにより、LEDが点灯している錠剤カセット9を取り出して錠剤を補充することができる。なお、複数の錠剤カセット9に欠品が生じている場合には、上側の錠剤カセット9の上までシャッタ本体11を開く。欠品した錠剤カセット9に錠剤が補充され、図示しないスタートボタンが押されると、シャッター本体11を閉じ、包装動作を再開する。複数の錠剤カセット9に欠品があって1つの錠剤カセット9だけ補充してスタートボタンを押すと、一旦シャッタ本体11が閉じられるが、残りの錠剤カセット9の欠品をさらに検出して再びシャッタ本体11が開く。なお、シャッタ本体11を開く前に、指紋やパスワードで使用者を認証するようにしてもよい。また、使用頻度の高い錠剤が収容された錠剤カセット9を下方に設置し、使用頻度の低い錠剤が収容された錠剤カセット9を上方に設置することで、シャッタ開閉時間を短縮することができる。
【0027】
このように、錠剤カセット9が欠品した時に当該錠剤カセット9が取り出せる段までシャッタ本体11を必要最小限の量だけ開放するので、欠品した錠剤カセット9の確認が容易となり、安全性も向上する。また、欠品時に自動的にシャッタが開放するので、その都度使用者がシャッタを開放させる必要がない。さらに、常にシャッタを閉じた状態であるので、遮光薬品も収納可能となる。
【0028】
なお、前記実施形態では、1つのモータ36を使用して送出しローラ12と巻取り軸13を駆動したが、それぞれ別個のモータで駆動してもよい。
【0029】
また、前記実施形態では、薬剤包装装置1の錠剤カセット棚2にシャッター装置10を設けたが、この薬剤包装装置1の近くに設置された図示しない錠剤カセット保管棚や散薬瓶保管棚にも同様のシャッター装置10を設けることができる。さらに、錠剤カセットでなく散薬カセットを装着する薬剤包装装置の散薬カセット棚にも同様のシャッター装置10を設けることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、複数の薬剤容器を載置する薬剤棚の前面を開閉するシャッターを設けたので、薬剤師の業務終了後にシャッターで薬剤棚を閉じておけば、薬剤容器が関係者以外の者によって取り外される虞れがなくなり、安全である。
【0031】
また、シャッターの内面を薬剤棚の上端前部に設けた送出しローラに送出し可能に支持し、シャッターの上端を薬剤棚の上端後部に設けた巻取り軸に巻取り可能に取り付けて、小さな送出しローラが薬剤棚の上端前部に位置し、大きな巻取り軸が薬剤棚の上端後部に位置するようにしたので、薬剤棚の上端前部が大きくならず、外観が損なわれない。
【0032】
さらに、シャッターを上動させるときには巻取り軸を巻取り方向に駆動するとともに送出しローラを空回りさせ、シャッターを下動させるときには送出しローラを送出し方向に駆動するとともに巻取り軸を空回りさせる駆動装置を設けたので、送出しローラと巻取り軸の間にシャッタのガイドが無くても、シャッタを弛ませることなく、円滑にシャッタを上下動させることができる。
【0033】
駆動装置は、一方向クラッチを介して巻取り軸及び送出しローラを駆動するようにしたので、1つの駆動装置でシャッターを駆動することができ、駆動装置の構造と配置を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる薬剤包装装置のシャッタを開いた状態を示す斜視図。
【図2】図1の薬剤包装装置のシャッタを閉じた状態を示す斜視図。
【図3】図1の薬剤包装装置のシャッタ装置の断面図。
【図4】図1の薬剤包装装置のシャッタ装置の平面図。
【図5】シャッター本体のガイドレールを示す図。
【図6】シャッター本体のスラット板の拡大端面図。
【図7】シャッター駆動装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 薬剤包装装置
2 錠剤カセット棚(薬剤棚)
9 錠剤カセット(薬剤容器)
10 シャッター装置
11 シャッター本体
12 送出しローラ
13 巻取り軸
23 ガイドレール
44 第1一方向クラッチ
48 第2一方向クラッチ

Claims (2)

  1. 複数の薬剤容器を載置する薬剤棚において、薬剤棚の前面を開閉するシャッターの両端を当該薬剤棚の両端に設けたガイドレールに上下動可能に支持し、前記シャッターの内面を前記薬剤棚の上端前部に設けた送出しローラに送出し可能に支持し、前記シャッターの上端を前記薬剤棚の上端後部に設けた巻取り軸に巻取り可能に取り付け、前記シャッターを上動させるときには前記巻取り軸を巻取り方向に駆動するとともに前記送出しローラを空回りさせ、前記シャッターを下動させるときには前記送出しローラを送出し方向に駆動するとともに前記巻取り軸を空回りさせる駆動装置を設けたことを特徴とする薬剤棚のシャッター装置。
  2. 前記駆動装置は、一方向クラッチを介して前記巻取り軸及び前記送出しローラを駆動することを特徴とする請求項1に記載の薬剤棚のシャッター装置。
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