JPH0972332A - 船舶推進機用エンジンのコンロッド支持部構造 - Google Patents
船舶推進機用エンジンのコンロッド支持部構造Info
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- JPH0972332A JPH0972332A JP7224174A JP22417495A JPH0972332A JP H0972332 A JPH0972332 A JP H0972332A JP 7224174 A JP7224174 A JP 7224174A JP 22417495 A JP22417495 A JP 22417495A JP H0972332 A JPH0972332 A JP H0972332A
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- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S384/90—Cooling or heating
- Y10S384/912—Metallic
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンロッド支持部の構造の大幅な変更やコス
トアップを招くことなく、ベアリングの耐食性を高めて
耐久性向上を図ることができる船舶推進機用エンジンの
コンロッド支持部構造を提供すること。 【構成】 船舶推進機用エンジンのコンロッド6の端部
をベアリング20を介して回転自在に支持するコンロッ
ド支持部構造において、前記ベアリング20の保持器2
1又はクランクピン5aの少なくとも一方の表面を樹脂
コーティング層等の絶縁体で覆う。或は、ベアリング2
0の保持器21又はクランクピン5aの少なくとも一方
の表面にニードル22よりも電位の低いSnメッキ、Z
nメッキ等の金属メッキを施す。本発明によれば、大端
ベアリング20の保持器21又はクランクピン5aとニ
ードル22との間に電食が発生せず、或は電位の低い金
属メッキの方が専ら侵されてニードル22は腐食しない
ため、前記目的が達成される。
トアップを招くことなく、ベアリングの耐食性を高めて
耐久性向上を図ることができる船舶推進機用エンジンの
コンロッド支持部構造を提供すること。 【構成】 船舶推進機用エンジンのコンロッド6の端部
をベアリング20を介して回転自在に支持するコンロッ
ド支持部構造において、前記ベアリング20の保持器2
1又はクランクピン5aの少なくとも一方の表面を樹脂
コーティング層等の絶縁体で覆う。或は、ベアリング2
0の保持器21又はクランクピン5aの少なくとも一方
の表面にニードル22よりも電位の低いSnメッキ、Z
nメッキ等の金属メッキを施す。本発明によれば、大端
ベアリング20の保持器21又はクランクピン5aとニ
ードル22との間に電食が発生せず、或は電位の低い金
属メッキの方が専ら侵されてニードル22は腐食しない
ため、前記目的が達成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶推進機用エン
ジンのコンロッド支持部構造に関する。
ジンのコンロッド支持部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶推進機用エンジンのコンロッド大端
部をクランクピンに回転自在に支承せしめる大端ベアリ
ングは複数のニードルをリング状の保持器で回転自在に
支持して構成されるが、その耐食性を高めるために保持
器の表面にはCuメッキが施され、或は保持器とニード
ルとの初期馴染み性を高めるためにCuメッキの上に更
にAgメッキが施される。
部をクランクピンに回転自在に支承せしめる大端ベアリ
ングは複数のニードルをリング状の保持器で回転自在に
支持して構成されるが、その耐食性を高めるために保持
器の表面にはCuメッキが施され、或は保持器とニード
ルとの初期馴染み性を高めるためにCuメッキの上に更
にAgメッキが施される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ガソリンよ
りも揮発性の低いケロシンを燃料とする船外機用2サイ
クルエンジン(ケロシンエンジン)にあっては、該エン
ジン内に供給された後の燃料のオイル混合比が小さく、
エンジン内部の腐食に対して不利である。つまり、燃料
タンク内ではケロシンのオイル混合比はガソリンのそれ
に比して大きいが、ガソリンは揮発性が高いため、エン
ジンに供給された後のガソリンのオイル混合比はケロシ
ンのそれよりも逆に大きくなり、従って、ガソリンエン
ジンは腐食に対してケロシンエンジンよりも有利とな
る。
りも揮発性の低いケロシンを燃料とする船外機用2サイ
クルエンジン(ケロシンエンジン)にあっては、該エン
ジン内に供給された後の燃料のオイル混合比が小さく、
エンジン内部の腐食に対して不利である。つまり、燃料
タンク内ではケロシンのオイル混合比はガソリンのそれ
に比して大きいが、ガソリンは揮発性が高いため、エン
ジンに供給された後のガソリンのオイル混合比はケロシ
ンのそれよりも逆に大きくなり、従って、ガソリンエン
ジンは腐食に対してケロシンエンジンよりも有利とな
る。
【0004】ところで、船外機の実際の使用に際しては
海水が巻き上げられ、この巻き上げられた海水が吸気に
含まれてエンジン内に吸い込まれ、大端ベアリングに海
水が達することがあるが、ガソリンエンジンにあっては
前述のように燃料のオイル混合比が大きいために大端ベ
アリングがオイルで十分覆われ、従って、大端ベアリン
グの腐食の問題は発生しない。これに対してケロシンエ
ンジンでは、燃料のオイル混合比が小さいために大端ベ
アリングがオイルによって十分覆われず、保持器のAg
メッキ又はCuメッキとニードルとの間で電食が発生
し、ニードル表面が侵される等の問題が発生する。
海水が巻き上げられ、この巻き上げられた海水が吸気に
含まれてエンジン内に吸い込まれ、大端ベアリングに海
水が達することがあるが、ガソリンエンジンにあっては
前述のように燃料のオイル混合比が大きいために大端ベ
アリングがオイルで十分覆われ、従って、大端ベアリン
グの腐食の問題は発生しない。これに対してケロシンエ
ンジンでは、燃料のオイル混合比が小さいために大端ベ
アリングがオイルによって十分覆われず、保持器のAg
メッキ又はCuメッキとニードルとの間で電食が発生
し、ニードル表面が侵される等の問題が発生する。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、コンロッド支持部の構造の大
幅な変更やコストアップを招くことなく、ベアリングの
耐食性を高めて耐久性向上を図ることができる船舶推進
機用エンジンのコンロッド支持部構造を提供することに
ある。
で、その目的とする処は、コンロッド支持部の構造の大
幅な変更やコストアップを招くことなく、ベアリングの
耐食性を高めて耐久性向上を図ることができる船舶推進
機用エンジンのコンロッド支持部構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、船舶推進機用エンジンのコ
ンロッド端部をベアリングを介して回転自在に支持する
コンロッド支持部構造において、前記ベアリング又はコ
ンロッド支持部材の少なくとも一方の表面を絶縁体で覆
ったことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、船舶推進機用エンジンのコ
ンロッド端部をベアリングを介して回転自在に支持する
コンロッド支持部構造において、前記ベアリング又はコ
ンロッド支持部材の少なくとも一方の表面を絶縁体で覆
ったことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ベアリングを複数のニードルを保持器
で回転自在に保持して構成し、前記保持器の表面を絶縁
体で覆ったことを特徴とする。
明において、前記ベアリングを複数のニードルを保持器
で回転自在に保持して構成し、前記保持器の表面を絶縁
体で覆ったことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記絶縁体を樹脂コーティング層と
したことを特徴とする。
載の発明において、前記絶縁体を樹脂コーティング層と
したことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、船舶推進機用エン
ジンのコンロッド端部をベアリングを介して回転自在に
支持するコンロッド支持部構造において、前記ベアリン
グの構成部材の一部又はコンロッド支持部材の少なくと
も一方の表面にベアリングの他の構成部材の電位よりも
電位の低い金属メッキを施したことを特徴とする。
ジンのコンロッド端部をベアリングを介して回転自在に
支持するコンロッド支持部構造において、前記ベアリン
グの構成部材の一部又はコンロッド支持部材の少なくと
も一方の表面にベアリングの他の構成部材の電位よりも
電位の低い金属メッキを施したことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記ベアリングを複数のニードルを保持器
で回転自在に保持して構成し、前記保持器の表面に前記
ニードルよりも電位の低い金属メッキを施したことを特
徴とする。
明において、前記ベアリングを複数のニードルを保持器
で回転自在に保持して構成し、前記保持器の表面に前記
ニードルよりも電位の低い金属メッキを施したことを特
徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載の発明において、前記金属メッキをSnメッキ又はZ
nメッキとしたことを特徴とする。
載の発明において、前記金属メッキをSnメッキ又はZ
nメッキとしたことを特徴とする。
【0012】従って、請求項1,2又は3記載の発明に
よれば、揮発性の低いケロシンを燃料とするエンジンに
用いられるベアリングであっても、これとコンロッド支
持部材との間に電食が発生せず、ベアリングの腐食を防
いでその耐久性向上を図ることができる。そして、この
効果はベアリング又はコンロッド支持部材の少なくとも
一方の表面を単に絶縁体で覆うことによって得られるた
め、ベアリング支持部の構造の大幅な変更やコストアッ
プを招くことがない。
よれば、揮発性の低いケロシンを燃料とするエンジンに
用いられるベアリングであっても、これとコンロッド支
持部材との間に電食が発生せず、ベアリングの腐食を防
いでその耐久性向上を図ることができる。そして、この
効果はベアリング又はコンロッド支持部材の少なくとも
一方の表面を単に絶縁体で覆うことによって得られるた
め、ベアリング支持部の構造の大幅な変更やコストアッ
プを招くことがない。
【0013】又、請求項4,5又は6記載の発明によれ
ば、電位の低い金属メッキの方が専ら侵されてベアリン
グのニードル等の構成部材は腐食せず、従って、ベアリ
ング支持部の構造の大幅な変更やコストアップを招くこ
となく、その耐食性を高めて耐久性向上を図ることがで
きる。
ば、電位の低い金属メッキの方が専ら侵されてベアリン
グのニードル等の構成部材は腐食せず、従って、ベアリ
ング支持部の構造の大幅な変更やコストアップを招くこ
となく、その耐食性を高めて耐久性向上を図ることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0015】図1は船外機の側面図、図2は同船外機上
部の破断側面図、図3は船外機用エンジンのピストン・
クランク機構部の部分側断面図、図4は大端ベアリング
の正面図、図5は図4のA−A線矢視図である。
部の破断側面図、図3は船外機用エンジンのピストン・
クランク機構部の部分側断面図、図4は大端ベアリング
の正面図、図5は図4のA−A線矢視図である。
【0016】図1に示す船外機50はクランプブラケッ
ト51によって船体60の船尾板60aに取り付けられ
ており、その上部のカウリング52内には2サイクルエ
ンジン1が収納されている。又、船外機50の下部には
推進装置53が設けられており、該推進装置53は前記
2サイクルエンジン1によって回転駆動されるプロペラ
54によって所要の推進力を発生する。
ト51によって船体60の船尾板60aに取り付けられ
ており、その上部のカウリング52内には2サイクルエ
ンジン1が収納されている。又、船外機50の下部には
推進装置53が設けられており、該推進装置53は前記
2サイクルエンジン1によって回転駆動されるプロペラ
54によって所要の推進力を発生する。
【0017】ここで、上記2サイクルエンジン1の概略
構成を図2に基づいて説明する。
構成を図2に基づいて説明する。
【0018】本実施の形態に係る2サイクルエンジン1
はガソリンよりも揮発性の低いケロシンを燃料とする直
列3気筒エンジンであって、そのシリンダボディ2には
3つのシリンダ3が上下方向に並設されている。そし
て、各シリンダ3にはピストン4が水平方向に摺動自在
に嵌装されており、各ピストン4は、水平方向に長く配
されたクランク軸5にコンロッド6を介して連結されて
いる。尚、シリンダボディ2に結着されたクランクケー
ス7の内部にはクランク室8が形成されており、該クラ
ンク室8内に前記クランク軸5が回転自在に支承されて
収納されている。
はガソリンよりも揮発性の低いケロシンを燃料とする直
列3気筒エンジンであって、そのシリンダボディ2には
3つのシリンダ3が上下方向に並設されている。そし
て、各シリンダ3にはピストン4が水平方向に摺動自在
に嵌装されており、各ピストン4は、水平方向に長く配
されたクランク軸5にコンロッド6を介して連結されて
いる。尚、シリンダボディ2に結着されたクランクケー
ス7の内部にはクランク室8が形成されており、該クラ
ンク室8内に前記クランク軸5が回転自在に支承されて
収納されている。
【0019】又、前記シリンダボディ2には、各気筒に
ついて掃気通路9と不図示の排気通路がそれぞれ形成さ
れている。そして、シリンダボディ2にはシリンダヘッ
ド10が被着されており、該シリンダヘッド10には各
気筒毎に形成された燃焼室Sにその電極部が臨む点火プ
ラグ11が螺着されている。
ついて掃気通路9と不図示の排気通路がそれぞれ形成さ
れている。そして、シリンダボディ2にはシリンダヘッ
ド10が被着されており、該シリンダヘッド10には各
気筒毎に形成された燃焼室Sにその電極部が臨む点火プ
ラグ11が螺着されている。
【0020】一方、前記クランクケース7にはクランク
室8に開口する吸気通路12が各気筒毎に形成されてお
り、各吸気通路12には、吸気のクランク室8方向への
流れのみを許容するリードバルブ13が設けられてい
る。そして、各気筒の吸気通路12にはキャブレタ14
とサイレンサ15がそれぞれ接続されている。ここで、
図2に矢印にて示すように、新気はカウリング52の上
部に開口する開口部からカウリング52内に吸引され、
カウリング52内を矢印方向に流れて前記サイレンサ1
5に吸い込まれる。
室8に開口する吸気通路12が各気筒毎に形成されてお
り、各吸気通路12には、吸気のクランク室8方向への
流れのみを許容するリードバルブ13が設けられてい
る。そして、各気筒の吸気通路12にはキャブレタ14
とサイレンサ15がそれぞれ接続されている。ここで、
図2に矢印にて示すように、新気はカウリング52の上
部に開口する開口部からカウリング52内に吸引され、
カウリング52内を矢印方向に流れて前記サイレンサ1
5に吸い込まれる。
【0021】尚、クランク軸5の上端にはフライホイー
ル16が取り付けられており、同クランク軸5の下端に
は垂直下方に延びるドライブ軸17が連結されている。
ル16が取り付けられており、同クランク軸5の下端に
は垂直下方に延びるドライブ軸17が連結されている。
【0022】次に、2サイクルエンジン1のピストン・
クランク機構及び本発明に係るコンロッド支持部構造の
構成を図3乃至図5に基づいて説明する。
クランク機構及び本発明に係るコンロッド支持部構造の
構成を図3乃至図5に基づいて説明する。
【0023】図3に示すように、各ピストン4はコンロ
ッド6を介してクランク軸5に連結されているが、コン
ロッド6の小端部6aはピストンピン18を介してピス
トン4に連結されている。又、コンロッド6の大端部6
bは大端ベアリング20を介してクランク軸5のクラン
クピン5aに回転自在に支承されている。
ッド6を介してクランク軸5に連結されているが、コン
ロッド6の小端部6aはピストンピン18を介してピス
トン4に連結されている。又、コンロッド6の大端部6
bは大端ベアリング20を介してクランク軸5のクラン
クピン5aに回転自在に支承されている。
【0024】ところで、大端ベアリング20は2つ割れ
の半リング状の保持器21の各々に複数のニードル22
を回転自在に保持して構成されており、各ニードル22
は従来と同様に例えばSUJ2(高炭素クロム軸受鋼)
で構成されている。尚、大端ベアリングとしては保持器
が一体のものも使用することができる。
の半リング状の保持器21の各々に複数のニードル22
を回転自在に保持して構成されており、各ニードル22
は従来と同様に例えばSUJ2(高炭素クロム軸受鋼)
で構成されている。尚、大端ベアリングとしては保持器
が一体のものも使用することができる。
【0025】而して、本実施の形態においては、保持器
21の母材の材質としてはニードル22の材質(SUJ
2)と同電位の例えばSNCM420(ニッケル・クロ
ム・モリブデン鋼)が用いられているが、この母材の表
面は樹脂コーティング層等の絶縁体で被覆されている。
21の母材の材質としてはニードル22の材質(SUJ
2)と同電位の例えばSNCM420(ニッケル・クロ
ム・モリブデン鋼)が用いられているが、この母材の表
面は樹脂コーティング層等の絶縁体で被覆されている。
【0026】上述のように大端ベアリング20の保持器
21を樹脂コーティング層等の絶縁体で覆うと、保持器
21とニードル22との間に電位差が発生せず、揮発性
の低いケロシンを燃料とするエンジン1に用いられる大
端ベアリング20であっても、保持器21とニードル2
2との間に電食が発生せず、大端ベアリング20の腐食
が防がれてその耐久性向上が図られる。そして、この効
果は単に保持器21を絶縁体で覆うことによって得られ
るため、大端ベアリング20の構造の大幅な変更やコス
トアップを招くことがない。
21を樹脂コーティング層等の絶縁体で覆うと、保持器
21とニードル22との間に電位差が発生せず、揮発性
の低いケロシンを燃料とするエンジン1に用いられる大
端ベアリング20であっても、保持器21とニードル2
2との間に電食が発生せず、大端ベアリング20の腐食
が防がれてその耐久性向上が図られる。そして、この効
果は単に保持器21を絶縁体で覆うことによって得られ
るため、大端ベアリング20の構造の大幅な変更やコス
トアップを招くことがない。
【0027】尚、保持器21はその母材としてニードル
22の材質(SUJ2)と同電位の材質(SNCM42
0)のものが用いられているため、これに必要十分な強
度が確保される。又、保持器21の表面に被覆される絶
縁体としては馴染み性の高い樹脂コーティング層が用い
られるため、保持器21とニードル22との間に高い初
期馴染み性が確保される。
22の材質(SUJ2)と同電位の材質(SNCM42
0)のものが用いられているため、これに必要十分な強
度が確保される。又、保持器21の表面に被覆される絶
縁体としては馴染み性の高い樹脂コーティング層が用い
られるため、保持器21とニードル22との間に高い初
期馴染み性が確保される。
【0028】ところで、以上は保持器21の表面を絶縁
体で覆ったが形態について述べたが、コンロッド6の大
端部6bを支持するクランクピン5aの表面を樹脂コー
ティング層等の絶縁体で覆っても同様の効果が得られ
る。又、以上の実施の形態では、コンロッド6の小端部
6aはピストンピン18に直接支持されているが、該小
端部6aを大端ベアリング20と同様の小端ベアリング
を介して支持しても良く、その場合、小端ベアリングの
保持器の表面又はピストンピンの表面を絶縁体で覆え
ば、前記と同様の理由によって小端ベアリングの腐食を
防いでその耐久性を高めることができる。
体で覆ったが形態について述べたが、コンロッド6の大
端部6bを支持するクランクピン5aの表面を樹脂コー
ティング層等の絶縁体で覆っても同様の効果が得られ
る。又、以上の実施の形態では、コンロッド6の小端部
6aはピストンピン18に直接支持されているが、該小
端部6aを大端ベアリング20と同様の小端ベアリング
を介して支持しても良く、その場合、小端ベアリングの
保持器の表面又はピストンピンの表面を絶縁体で覆え
ば、前記と同様の理由によって小端ベアリングの腐食を
防いでその耐久性を高めることができる。
【0029】而して、以上は保持器21の母材の表面に
絶縁体を被覆する実施の形態について述べたが、保持器
21の表面又はピストンピン5aの表面にニードル22
の材質(SUJ2)よりも電位の低いSnメッキやZn
メッキ等の金属メッキを施しても良い。
絶縁体を被覆する実施の形態について述べたが、保持器
21の表面又はピストンピン5aの表面にニードル22
の材質(SUJ2)よりも電位の低いSnメッキやZn
メッキ等の金属メッキを施しても良い。
【0030】而して、上述のように保持器21の表面又
はピストンピン5aの表面にニードル22の材質(SU
J2)よりも電位の低い金属メッキを施すと、電位の低
い金属メッキの方が専ら侵されてニードル22は腐食し
ないため、大端ベアリング20の耐食性を高めてその耐
久性向上を図ることができる。尚、この場合も保持器2
1の表面又はクランクピン5aの表面に単に金属メッキ
を施すだけで済むため、大端ベアリング20の構造の大
幅な変更やコストアップを招くことがない。又、金属メ
ッキとしては馴染み性の高いSnメッキ又はZnメッキ
が用いられるため、保持器21とニードル22との間に
高い初期馴染み性が確保される。
はピストンピン5aの表面にニードル22の材質(SU
J2)よりも電位の低い金属メッキを施すと、電位の低
い金属メッキの方が専ら侵されてニードル22は腐食し
ないため、大端ベアリング20の耐食性を高めてその耐
久性向上を図ることができる。尚、この場合も保持器2
1の表面又はクランクピン5aの表面に単に金属メッキ
を施すだけで済むため、大端ベアリング20の構造の大
幅な変更やコストアップを招くことがない。又、金属メ
ッキとしては馴染み性の高いSnメッキ又はZnメッキ
が用いられるため、保持器21とニードル22との間に
高い初期馴染み性が確保される。
【0031】ところで、コンロッド6の小端部6aが小
端ベアリングを介してピストンピン18に支持される構
造においては、小端ベアリングの保持器の表面又はピス
トンピン18の表面に、小端ベアリングのニードルの材
質よりも電位の低い金属メッキを施せば、前記と同様の
理由によって小端ベアリングの腐食を防いでその耐久性
を高めることができる。
端ベアリングを介してピストンピン18に支持される構
造においては、小端ベアリングの保持器の表面又はピス
トンピン18の表面に、小端ベアリングのニードルの材
質よりも電位の低い金属メッキを施せば、前記と同様の
理由によって小端ベアリングの腐食を防いでその耐久性
を高めることができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、船舶推進機用エンジンのコンロッド端部をベア
リングを介して回転自在に支持するコンロッド支持部構
造において、前記ベアリング又はコンロッド支持部材の
少なくとも一方の表面を絶縁体で覆い、或は前記ベアリ
ングの構成部材の一部又はコンロッド支持部材の少なく
とも一方の表面にベアリングの他の構成部材の電位より
も電位の低い金属メッキを施したたため、コンロッド支
持部の構造の大幅な変更やコストアップを招くことな
く、ベアリングの耐食性を高めて耐久性向上を図ること
ができるという効果が得られる。
よれば、船舶推進機用エンジンのコンロッド端部をベア
リングを介して回転自在に支持するコンロッド支持部構
造において、前記ベアリング又はコンロッド支持部材の
少なくとも一方の表面を絶縁体で覆い、或は前記ベアリ
ングの構成部材の一部又はコンロッド支持部材の少なく
とも一方の表面にベアリングの他の構成部材の電位より
も電位の低い金属メッキを施したたため、コンロッド支
持部の構造の大幅な変更やコストアップを招くことな
く、ベアリングの耐食性を高めて耐久性向上を図ること
ができるという効果が得られる。
【図1】船外機の側面図である。
【図2】船外機上部の破断側面図である。
【図3】船外機用エンジンのピストン・クランク機構部
の部分側断面図である。
の部分側断面図である。
【図4】本発明に係る大端ベアリングの正面図である。
【図5】図4のA−A線矢視図である。
1 船外機用エンジン(船舶推進機用エンジン) 5 クランク軸 5a クランクピン(コンロッド支持部材) 6 コンロッド 6a コンロッド小端部 6b コンロッド大端部 18 ピストンピン(コンロッド支持部材) 20 大端ベアリング(ベアリング) 21 保持器 22 ニードル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 船舶推進機用エンジンのコンロッド支
持部構造
持部構造
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶推進機用エン
ジンのコンロッド支持部構造に関する。
ジンのコンロッド支持部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶推進機用エンジンのコンロッド大端
部をクランクピンに回転自在に支承せしめる大端ベアリ
ングは複数のニードルをリング状の保持器で回転自在に
支持して構成されるが、その耐食性を高めるために保持
器の表面にはCuメッキが施され、或は保持器とニード
ルとの初期馴染み性を高めるためにCuメッキの上に更
にAgメッキが施される。
部をクランクピンに回転自在に支承せしめる大端ベアリ
ングは複数のニードルをリング状の保持器で回転自在に
支持して構成されるが、その耐食性を高めるために保持
器の表面にはCuメッキが施され、或は保持器とニード
ルとの初期馴染み性を高めるためにCuメッキの上に更
にAgメッキが施される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ガソリンよ
りも揮発性の低いケロシンを燃料とする船外機用2サイ
クルエンジン(ケロシンエンジン)にあっては、該エン
ジン内に供給された後の燃料のオイル混合比が小さく、
エンジン内部の腐食に対して不利である。つまり、燃料
タンク内ではケロシンのオイル混合比はガソリンのそれ
に比して大きいが、ガソリンは揮発性が高いため、エン
ジンに供給された後のガソリンのオイル混合比はケロシ
ンのそれよりも逆に大きくなり、従って、ガソリンエン
ジンは腐食に対してケロシンエンジンよりも有利とな
る。
りも揮発性の低いケロシンを燃料とする船外機用2サイ
クルエンジン(ケロシンエンジン)にあっては、該エン
ジン内に供給された後の燃料のオイル混合比が小さく、
エンジン内部の腐食に対して不利である。つまり、燃料
タンク内ではケロシンのオイル混合比はガソリンのそれ
に比して大きいが、ガソリンは揮発性が高いため、エン
ジンに供給された後のガソリンのオイル混合比はケロシ
ンのそれよりも逆に大きくなり、従って、ガソリンエン
ジンは腐食に対してケロシンエンジンよりも有利とな
る。
【0004】ところで、船外機の実際の使用に際しては
海水が巻き上げられ、この巻き上げられた海水が吸気に
含まれてエンジン内に吸い込まれ、大端ベアリングに海
水が達することがあるが、ガソリンエンジンにあっては
前述のように燃料のオイル混合比が大きいために大端ベ
アリングがオイルで十分覆われ、従って、大端ベアリン
グの腐食の問題は発生しない。これに対してケロシンエ
ンジンでは、燃料のオイル混合比が小さいために大端ベ
アリングがオイルによって十分覆われず、保持器のAg
メッキ又はCuメッキとニードルとの間で電食が発生
し、ニードル表面が侵される等の問題が発生する。
海水が巻き上げられ、この巻き上げられた海水が吸気に
含まれてエンジン内に吸い込まれ、大端ベアリングに海
水が達することがあるが、ガソリンエンジンにあっては
前述のように燃料のオイル混合比が大きいために大端ベ
アリングがオイルで十分覆われ、従って、大端ベアリン
グの腐食の問題は発生しない。これに対してケロシンエ
ンジンでは、燃料のオイル混合比が小さいために大端ベ
アリングがオイルによって十分覆われず、保持器のAg
メッキ又はCuメッキとニードルとの間で電食が発生
し、ニードル表面が侵される等の問題が発生する。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、コンロッド支持部の構造の大
幅な変更やコストアップを招くことなく、ベアリングの
耐食性を高めて耐久性向上を図ることができる船舶推進
機用エンジンのコンロッド支持部構造を提供することに
ある。
で、その目的とする処は、コンロッド支持部の構造の大
幅な変更やコストアップを招くことなく、ベアリングの
耐食性を高めて耐久性向上を図ることができる船舶推進
機用エンジンのコンロッド支持部構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、船舶推進機用エンジンのコ
ンロッド端部をベアリングを介して回転自在に支持する
コンロッド支持部構造において、前記ベアリングの構成
部材の一部又はコンロッド支持部材の少なくとも一方の
表面にベアリングの他の構成部材の電位よりも電位の低
い金属メッキを施したことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、船舶推進機用エンジンのコ
ンロッド端部をベアリングを介して回転自在に支持する
コンロッド支持部構造において、前記ベアリングの構成
部材の一部又はコンロッド支持部材の少なくとも一方の
表面にベアリングの他の構成部材の電位よりも電位の低
い金属メッキを施したことを特徴とする。
【0007】又、請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記ベアリングを複数のニードルを保
持器で回転自在に保持して構成し、前記保持器の表面に
前記ニードルよりも電位の低い金属メッキを施したこと
を特徴とする。
の発明において、前記ベアリングを複数のニードルを保
持器で回転自在に保持して構成し、前記保持器の表面に
前記ニードルよりも電位の低い金属メッキを施したこと
を特徴とする。
【0008】更に、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、前記金属メッキをSnメッキ
又はZnメッキとしたことを特徴とする。
は2記載の発明において、前記金属メッキをSnメッキ
又はZnメッキとしたことを特徴とする。
【0009】従って、本発明によれば、揮発性の低いケ
ロシンを燃料とするエンジンに用いられるベアリングで
あっても、電位の低い金属メッキの方が専ら侵されてベ
アリングのニードル等の構成部材は腐食せず、この結
果、ベアリング支持部の構造の大幅な変更やコストアッ
プを招くことなく、その耐食性を高めて耐久性向上を図
ることができる。
ロシンを燃料とするエンジンに用いられるベアリングで
あっても、電位の低い金属メッキの方が専ら侵されてベ
アリングのニードル等の構成部材は腐食せず、この結
果、ベアリング支持部の構造の大幅な変更やコストアッ
プを招くことなく、その耐食性を高めて耐久性向上を図
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0011】図1は船外機の側面図、図2は同船外機上
部の破断側面図、図3は船外機用エンジンのピストン・
クランク機構部の部分側断面図、図4は大端ベアリング
の正面図、図5は図4のA−A線矢視図である。
部の破断側面図、図3は船外機用エンジンのピストン・
クランク機構部の部分側断面図、図4は大端ベアリング
の正面図、図5は図4のA−A線矢視図である。
【0012】図1に示す船外機50はクランプブラケッ
ト51によって船体60の船尾板60aに取り付けられ
ており、その上部のカウリング52内には2サイクルエ
ンジン1が収納されている。又、船外機50の下部には
推進装置53が設けられており、該推進装置53は前記
2サイクルエンジン1によって回転駆動されるプロペラ
54によって所要の推進力を発生する。
ト51によって船体60の船尾板60aに取り付けられ
ており、その上部のカウリング52内には2サイクルエ
ンジン1が収納されている。又、船外機50の下部には
推進装置53が設けられており、該推進装置53は前記
2サイクルエンジン1によって回転駆動されるプロペラ
54によって所要の推進力を発生する。
【0013】ここで、上記2サイクルエンジン1の概略
構成を図2に基づいて説明する。
構成を図2に基づいて説明する。
【0014】本実施の形態に係る2サイクルエンジン1
はガソリンよりも揮発性の低いケロシンを燃料とする直
列3気筒エンジンであって、そのシリンダボディ2には
3つのシリンダ3が上下方向に並設されている。そし
て、各シリンダ3にはピストン4が水平方向に摺動自在
に嵌装されており、各ピストン4は、水平方向に長く配
されたクランク軸5にコンロッド6を介して連結されて
いる。尚、シリンダボディ2に結着されたクランクケー
ス7の内部にはクランク室8が形成されており、該クラ
ンク室8内に前記クランク軸5が回転自在に支承されて
収納されている。
はガソリンよりも揮発性の低いケロシンを燃料とする直
列3気筒エンジンであって、そのシリンダボディ2には
3つのシリンダ3が上下方向に並設されている。そし
て、各シリンダ3にはピストン4が水平方向に摺動自在
に嵌装されており、各ピストン4は、水平方向に長く配
されたクランク軸5にコンロッド6を介して連結されて
いる。尚、シリンダボディ2に結着されたクランクケー
ス7の内部にはクランク室8が形成されており、該クラ
ンク室8内に前記クランク軸5が回転自在に支承されて
収納されている。
【0015】又、前記シリンダボディ2には、各気筒に
ついて掃気通路9と不図示の排気通路がそれぞれ形成さ
れている。そして、シリンダボディ2にはシリンダヘッ
ド10が被着されており、該シリンダヘッド10には各
気筒毎に形成された燃焼室Sにその電極部が臨む点火プ
ラグ11が螺着されている。
ついて掃気通路9と不図示の排気通路がそれぞれ形成さ
れている。そして、シリンダボディ2にはシリンダヘッ
ド10が被着されており、該シリンダヘッド10には各
気筒毎に形成された燃焼室Sにその電極部が臨む点火プ
ラグ11が螺着されている。
【0016】一方、前記クランクケース7にはクランク
室8に開口する吸気通路12が各気筒毎に形成されてお
り、各吸気通路12には、吸気のクランク室8方向への
流れのみを許容するリードバルブ13が設けられてい
る。そして、各気筒の吸気通路12にはキャブレタ14
とサイレンサ15がそれぞれ接続されている。ここで、
図2に矢印にて示すように、新気はカウリング52の上
部に開口する開口部からカウリング52内に吸引され、
カウリング52内を矢印方向に流れて前記サイレンサ1
5に吸い込まれる。
室8に開口する吸気通路12が各気筒毎に形成されてお
り、各吸気通路12には、吸気のクランク室8方向への
流れのみを許容するリードバルブ13が設けられてい
る。そして、各気筒の吸気通路12にはキャブレタ14
とサイレンサ15がそれぞれ接続されている。ここで、
図2に矢印にて示すように、新気はカウリング52の上
部に開口する開口部からカウリング52内に吸引され、
カウリング52内を矢印方向に流れて前記サイレンサ1
5に吸い込まれる。
【0017】尚、クランク軸5の上端にはフライホイー
ル16が取り付けられており、同クランク軸5の下端に
は垂直下方に延びるドライブ軸17が連結されている。
ル16が取り付けられており、同クランク軸5の下端に
は垂直下方に延びるドライブ軸17が連結されている。
【0018】次に、2サイクルエンジン1のピストン・
クランク機構及び本発明に係るコンロッド支持部構造の
構成を図3乃至図5に基づいて説明する。
クランク機構及び本発明に係るコンロッド支持部構造の
構成を図3乃至図5に基づいて説明する。
【0019】図3に示すように、各ピストン4はコンロ
ッド6を介してクランク軸5に連結されているが、コン
ロッド6の小端部6aはピストンピン18を介してピス
トン4に連結されている。又、コンロッド6の大端部6
bは大端ベアリング20を介してクランク軸5のクラン
クピン5aに回転自在に支承されている。
ッド6を介してクランク軸5に連結されているが、コン
ロッド6の小端部6aはピストンピン18を介してピス
トン4に連結されている。又、コンロッド6の大端部6
bは大端ベアリング20を介してクランク軸5のクラン
クピン5aに回転自在に支承されている。
【0020】ところで、大端ベアリング20は2つ割れ
の半リング状の保持器21の各々に複数のニードル22
を回転自在に保持して構成されており、各ニードル22
は従来と同様に例えばSUJ2(高炭素クロム軸受鋼)
で構成されている。尚、大端ベアリングとしては保持器
が一体のものも使用することができる。
の半リング状の保持器21の各々に複数のニードル22
を回転自在に保持して構成されており、各ニードル22
は従来と同様に例えばSUJ2(高炭素クロム軸受鋼)
で構成されている。尚、大端ベアリングとしては保持器
が一体のものも使用することができる。
【0021】而して、本実施の形態においては、保持器
21の母材の材質としてはニードル22の材質(SUJ
2)と同電位の例えばSNCM420(ニッケル・クロ
ム・モリブデン鋼)が用いられているが、この母材の表
面は樹脂コーティング層等の絶縁体で被覆されている。
21の母材の材質としてはニードル22の材質(SUJ
2)と同電位の例えばSNCM420(ニッケル・クロ
ム・モリブデン鋼)が用いられているが、この母材の表
面は樹脂コーティング層等の絶縁体で被覆されている。
【0022】上述のように大端ベアリング20の保持器
21を樹脂コーティング層等の絶縁体で覆うと、保持器
21とニードル22との間に電位差が発生せず、揮発性
の低いケロシンを燃料とするエンジン1に用いられる大
端ベアリング20であっても、保持器21とニードル2
2との間に電食が発生せず、大端ベアリング20の腐食
が防がれてその耐久性向上が図られる。そして、この効
果は単に保持器21を絶縁体で覆うことによって得られ
るため、大端ベアリング20の構造の大幅な変更やコス
トアップを招くことがない。
21を樹脂コーティング層等の絶縁体で覆うと、保持器
21とニードル22との間に電位差が発生せず、揮発性
の低いケロシンを燃料とするエンジン1に用いられる大
端ベアリング20であっても、保持器21とニードル2
2との間に電食が発生せず、大端ベアリング20の腐食
が防がれてその耐久性向上が図られる。そして、この効
果は単に保持器21を絶縁体で覆うことによって得られ
るため、大端ベアリング20の構造の大幅な変更やコス
トアップを招くことがない。
【0023】尚、保持器21はその母材としてニードル
22の材質(SUJ2)と同電位の材質(SNCM42
0)のものが用いられているため、これに必要十分な強
度が確保される。又、保持器21の表面に被覆される絶
縁体としては馴染み性の高い樹脂コーティング層が用い
られるため、保持器21とニードル22との間に高い初
期馴染み性が確保される。
22の材質(SUJ2)と同電位の材質(SNCM42
0)のものが用いられているため、これに必要十分な強
度が確保される。又、保持器21の表面に被覆される絶
縁体としては馴染み性の高い樹脂コーティング層が用い
られるため、保持器21とニードル22との間に高い初
期馴染み性が確保される。
【0024】ところで、以上は保持器21の表面を絶縁
体で覆ったが形態について述べたが、コンロッド6の大
端部6bを支持するクランクピン5aの表面を樹脂コー
ティング層等の絶縁体で覆っても同様の効果が得られ
る。又、以上の実施の形態では、コンロッド6の小端部
6aはピストンピン18に直接支持されているが、該小
端部6aを大端ベアリング20と同様の小端ベアリング
を介して支持しても良く、その場合、小端ベアリングの
保持器の表面又はピストンピンの表面を絶縁体で覆え
ば、前記と同様の理由によって小端ベアリングの腐食を
防いでその耐久性を高めることができる。
体で覆ったが形態について述べたが、コンロッド6の大
端部6bを支持するクランクピン5aの表面を樹脂コー
ティング層等の絶縁体で覆っても同様の効果が得られ
る。又、以上の実施の形態では、コンロッド6の小端部
6aはピストンピン18に直接支持されているが、該小
端部6aを大端ベアリング20と同様の小端ベアリング
を介して支持しても良く、その場合、小端ベアリングの
保持器の表面又はピストンピンの表面を絶縁体で覆え
ば、前記と同様の理由によって小端ベアリングの腐食を
防いでその耐久性を高めることができる。
【0025】而して、以上は保持器21の母材の表面に
絶縁体を被覆する実施の形態について述べたが、保持器
21の表面又はピストンピン5aの表面にニードル22
の材質(SUJ2)よりも電位の低いSnメッキやZn
メッキ等の金属メッキを施しても良い。
絶縁体を被覆する実施の形態について述べたが、保持器
21の表面又はピストンピン5aの表面にニードル22
の材質(SUJ2)よりも電位の低いSnメッキやZn
メッキ等の金属メッキを施しても良い。
【0026】而して、上述のように保持器21の表面又
はピストンピン5aの表面にニードル22の材質(SU
J2)よりも電位の低い金属メッキを施すと、電位の低
い金属メッキの方が専ら侵されてニードル22は腐食し
ないため、大端ベアリング20の耐食性を高めてその耐
久性向上を図ることができる。尚、この場合も保持器2
1の表面又はクランクピン5aの表面に単に金属メッキ
を施すだけで済むため、大端ベアリング20の構造の大
幅な変更やコストアップを招くことがない。又、金属メ
ッキとしては馴染み性の高いSnメッキ又はZnメッキ
が用いられるため、保持器21とニードル22との間に
高い初期馴染み性が確保される。
はピストンピン5aの表面にニードル22の材質(SU
J2)よりも電位の低い金属メッキを施すと、電位の低
い金属メッキの方が専ら侵されてニードル22は腐食し
ないため、大端ベアリング20の耐食性を高めてその耐
久性向上を図ることができる。尚、この場合も保持器2
1の表面又はクランクピン5aの表面に単に金属メッキ
を施すだけで済むため、大端ベアリング20の構造の大
幅な変更やコストアップを招くことがない。又、金属メ
ッキとしては馴染み性の高いSnメッキ又はZnメッキ
が用いられるため、保持器21とニードル22との間に
高い初期馴染み性が確保される。
【0027】ところで、コンロッド6の小端部6aが小
端ベアリングを介してピストンピン18に支持される構
造においては、小端ベアリングの保持器の表面又はピス
トンピン18の表面に、小端ベアリングのニードルの材
質よりも電位の低い金属メッキを施せば、前記と同様の
理由によって小端ベアリングの腐食を防いでその耐久性
を高めることができる。
端ベアリングを介してピストンピン18に支持される構
造においては、小端ベアリングの保持器の表面又はピス
トンピン18の表面に、小端ベアリングのニードルの材
質よりも電位の低い金属メッキを施せば、前記と同様の
理由によって小端ベアリングの腐食を防いでその耐久性
を高めることができる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、船舶推進機用エンジンのコンロッド端部をベア
リングを介して回転自在に支持するコンロッド支持部構
造において、前記ベアリングの構成部材の一部又はコン
ロッド支持部材の少なくとも一方の表面にベアリングの
他の構成部材の電位よりも電位の低い金属メッキを施し
たたため、コンロッド支持部の構造の大幅な変更やコス
トアップを招くことなく、ベアリングの耐食性を高めて
耐久性向上を図ることができるという効果が得られる。
よれば、船舶推進機用エンジンのコンロッド端部をベア
リングを介して回転自在に支持するコンロッド支持部構
造において、前記ベアリングの構成部材の一部又はコン
ロッド支持部材の少なくとも一方の表面にベアリングの
他の構成部材の電位よりも電位の低い金属メッキを施し
たたため、コンロッド支持部の構造の大幅な変更やコス
トアップを招くことなく、ベアリングの耐食性を高めて
耐久性向上を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機の側面図である。
【図2】船外機上部の破断側面図である。
【図3】船外機用エンジンのピストン・クランク機構部
の部分側断面図である。
の部分側断面図である。
【図4】本発明に係る大端ベアリングの正面図である。
【図5】図4のA−A線矢視図である。
【符号の説明】 1 船外機用エンジン(船舶推進機用エンジン) 5 クランク軸 5a クランクピン(コンロッド支持部材) 6 コンロッド 6a コンロッド小端部 6b コンロッド大端部 18 ピストンピン(コンロッド支持部材) 20 大端ベアリング(ベアリング) 21 保持器 22 ニードル
Claims (6)
- 【請求項1】 船舶推進機用エンジンのコンロッド端部
をベアリングを介して回転自在に支持するコンロッド支
持部構造において、 前記ベアリング又はコンロッド支持部材の少なくとも一
方の表面を絶縁体で覆ったことを特徴とする船舶推進機
用エンジンのコンロッド支持部構造。 - 【請求項2】 前記ベアリングを複数のニードルを保持
器で回転自在に保持して構成し、前記保持器の表面を絶
縁体で覆ったことを特徴とする請求項1記載の船舶推進
機用エンジンのコンロッド支持部構造。 - 【請求項3】 前記絶縁体は樹脂コーティング層である
ことを特徴とする請求項1又は2記載の船舶推進機用エ
ンジンのコンロッド支持部構造。 - 【請求項4】 船舶推進機用エンジンのコンロッド端部
をベアリングを介して回転自在に支持するコンロッド支
持部構造において、 前記ベアリングの構成部材の一部又はコンロッド支持部
材の少なくとも一方の表面にベアリングの他の構成部材
の電位よりも電位の低い金属メッキを施したことを特徴
とする船舶推進機用エンジンのコンロッド支持部構造。 - 【請求項5】 前記ベアリングを複数のニードルを保持
器で回転自在に保持して構成し、前記保持器の表面に前
記ニードルよりも電位の低い金属メッキを施したことを
特徴とする請求項4記載の船舶推進機用エンジンのコン
ロッド支持部構造。 - 【請求項6】 前記金属メッキはSnメッキ又はZnメ
ッキであることを特徴とする請求項4又は5記載の船舶
推進機用エンジンのコンロッド支持部構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7224174A JPH0972332A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 船舶推進機用エンジンのコンロッド支持部構造 |
US08/704,141 US5735614A (en) | 1995-08-31 | 1996-08-28 | Outboard motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7224174A JPH0972332A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 船舶推進機用エンジンのコンロッド支持部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0972332A true JPH0972332A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16809692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7224174A Pending JPH0972332A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 船舶推進機用エンジンのコンロッド支持部構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5735614A (ja) |
JP (1) | JPH0972332A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000120730A (ja) * | 1998-10-19 | 2000-04-25 | Ntn Corp | 一方向クラッチ |
US6666584B2 (en) | 2000-12-28 | 2003-12-23 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Roller bearing cage |
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