JPH0971924A - フラップローラゲート - Google Patents

フラップローラゲート

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Publication number
JPH0971924A
JPH0971924A JP22793895A JP22793895A JPH0971924A JP H0971924 A JPH0971924 A JP H0971924A JP 22793895 A JP22793895 A JP 22793895A JP 22793895 A JP22793895 A JP 22793895A JP H0971924 A JPH0971924 A JP H0971924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
gate
wire rope
main body
gate main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22793895A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Hirano
晴彦 平野
Akihiko Konishi
昭彦 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP22793895A priority Critical patent/JPH0971924A/ja
Publication of JPH0971924A publication Critical patent/JPH0971924A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備全体のバランスを向上できる上に、景
観を損なうことがなく、越流水脈による低周波振動の
発生を防止でき、越流水による騒音を防止でき、稚
魚の死滅を防止できる。 【解決手段】 ゲート本体1を、左右のピア6間を流れ
る水流の上面から下方の範囲に前傾状態に傾斜して同水
流をゲート本体1の上部からゲート本体1の下流側へ滑
らかに流下させる全閉位置と、倒伏した全開位置と、前
記水流よりも上方に吊り上げた吊上位置とに移動可能に
支持している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として河川・ダ
ム等の水門扉に適用するフラップローラゲートに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のゲートを示しており、1
が扉体、31が開閉機室、32が道路橋で、扉体1を全
開にするために、開閉機室31を道路橋32よりも高い
位置に設置している。図7は、従来の越流式シェルゲー
トを示しており、33がフラップ部、34がシエル構造
部で、フラップ部33がシエル構造部34の上に設けら
れており、フラップ部33の上面から越流した水流が空
中を自由落下する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記図6に示す従来の
ゲートでは、扉体1を全開にするために、開閉機室31
を道路橋32よりも高い位置に設置しており、トップヘ
ビーな構造になり、設備全体のバランスがよくない上
に、景観を損なうという問題があった。前記図7に示す
従来の越流式シェルゲートでは、(1)フラップ部33
の上面から越流した水流が空中を自由落下するので、越
流水脈が低周波振動を起こして、騒音が発生する。
(2)落下水が着水するとき、騒音が発生するので、都
市近郊では、越流式シェルゲートの設置等に障害になっ
ている。(3)フラップ部33の上面から越流した水流
が空中を自由落下するので、稚魚を死滅させてしまうと
いう問題があった。
【0004】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、設備全体のバランスを
向上できる上に、景観を損なうことがなく、越流水脈
による低周波振動の発生を防止でき、越流水による騒
音を防止でき、稚魚の死滅を防止できるフラップロー
ラゲートを提供しようとする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のフラップローラゲートは、ゲート本体
を、左右のピア間を流れる水流の上面から下方の範囲に
前傾状態に傾斜して同水流をゲート本体の上部からゲー
ト本体の下流側へ滑らかに流下させる全閉位置と、倒伏
した全開位置と、前記水流よりも上方に吊り上げた吊上
位置とに移動可能に支持している(請求項1)。
【0006】前記請求項1記載のフラップローラゲート
において、ゲート本体の上部に設けた上部ローラと、同
ゲート本体の下部に設けた下部ローラと、各ピアの対向
面に前傾状態に設けた下部ローラ戸当りと、同下部ロー
ラ戸当りの途中から下方に向かって設けた円弧状上部ロ
ーラ戸当りと、同下部ローラ戸当りの途中から上方に向
かって設けた垂直の戸当りと、同垂直の戸当りの上部に
設けた水平の戸当りと、上部ローラ及び前記下部ローラ
をワイヤロープを介して各戸当りに沿って全閉位置と全
開位置と吊上位置とに移動させるワイヤロープウインチ
とを具えている(請求項2)。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明のフラップローラゲー
トを図1〜図5に示す一実施形態により説明すると、図
2の6が左右のピア、図1〜図5の1が同各ピア6間に
配設したゲート本体(扉体)、2が上記各ピア6間に架
設した道路橋、3が上記各ピア6間に架設した管理橋、
4が上記ピア6上に設置した開閉機室、5が同開閉機室
5内に設置したワイヤロープウインチである。
【0008】17が上記ゲート本体1の上部に設けた上
部ローラ、16が同上部ローラ17と同軸の開閉用シー
ブ、18が上記ゲート本体1の下部に設けた下部ロー
ラ、19が同下部ローラ18と同軸の吊上用シーブであ
る。13が上記各ピア6の対向面間に前傾状態に設けた
下部ローラ戸当り、14が同下部ローラ戸当り13の途
中から下方に向かって設けた円弧状上部ローラ戸当り、
20が同下部ローラ戸当り13の途中から上方に向かっ
て設けた垂直の戸当り、21が同垂直の戸当り20の上
部に設けた水平の戸当り、図3の22が上記ゲート本体
1の頂部に設けた整流板である。
【0009】7が吊上用ワイヤロープ、8が開閉用ワイ
ヤロープ、9が底部戸当たり、10が上記ピア6上に設
置した吊上用ワイヤ転向シーブ、11が上記水平の戸当
り21に設けた戸当り切替装置、12が上記ピア6上に
設置した開閉用ワイヤ転向シーブである。上記ワイヤロ
ープウインチ5には、吊上用ワイヤロープ7を巻き戻さ
れたり、繰り出したりするワイヤロープウインチ5と、
開閉用ワイヤロープ8を巻き戻されたり、繰り出したり
するワイヤロープウインチ5とがある。そして吊上用ワ
イヤロープ7の他端部は、吊上用ワイヤ転向シーブ10
の付近に取付けられ、開閉用ワイヤロープ8の他端部
は、開閉用ワイヤ転向シーブ12の付近に取付けられて
いる。
【0010】上記のように吊上用ワイヤロープ7と開閉
用ワイヤロープ8とは、別々に駆動されて、ゲート本体
1の動作中、全開・全閉操作が開閉用ワイヤロープ8に
より行われ、ゲート本体1の吊り上げ操作が吊上用ワイ
ヤロープ7により行われる。そして吊り上げ操作時に
は、開閉用ワイヤロープ8を巻き上げ、一定のテンショ
ンを与えて、同開閉用ワイヤロープ8を弛ませないよう
にする。従って開閉用ワイヤロープ8を巻き上げるワイ
ヤロープウインチ5は、開閉時には通常のウインチとし
て働き、吊り上げ時には、トルククラッチ等により一定
のテンションを与えて弛ませないようにする機能を有し
ている。
【0011】次に前記図1〜図5に示すフラップローラ
ゲートの作用を具体的に説明する。ゲート本体(扉体)
1を吊上位置に収納するときには、吊上用ワイヤロープ
7のワイヤロープウインチ5の駆動し、吊上用ワイヤロ
ープ7を吊上用ワイヤ転向シーブ10と吊上用シーブ1
9とを経て巻き上げて、ゲート本体1の下部ローラ18
を下部ローラ戸当り13の途中まで上昇させる。
【0012】また開閉用ワイヤロープ8のワイヤロープ
ウインチ5を駆動し、開閉用ワイヤロープ8を開閉用ワ
イヤ転向シーブ12と開閉用シーブ16とを経て巻き上
げて、ゲート本体1の上部ローラ17を垂直の戸当り2
0を経て水平の戸当り21上まで上昇させる。このと
き、上部ローラ17は、戸当り切替装置11を開いてか
ら、右方へ水平移動し、その後、戸当り切替装置11を
閉じる。
【0013】次いで吊上用ワイヤロープ7のワイヤロー
プウインチ5の駆動し、吊上用ワイヤロープ7を吊上用
ワイヤ転向シーブ10と吊上用シーブ19とを経てさら
に巻き上げて、ゲート本体1の下部ローラ18を下部ロ
ーラ戸当り13の上端部まで上昇させる。このとき、ゲ
ート本体1は、吊上用ワイヤロープ7の作用により左方
へ移動して、ゲート本体1を吊上位置に収納する。
【0014】またゲート本体(扉体)1を全開位置に移
動させるときには、開閉用ワイヤロープ8のワイヤロー
プウインチ5を駆動して、開閉用ワイヤロープ8を繰り
出し、ゲート本体1をその自重により下部ローラ18を
中心に倒伏方向に回転して、全開位置に移動させる。そ
の際、ゲート本体1の下部は、円弧状に形成されている
ため、どの開度でもゲート本体1の下部が底部戸当たり
9に接触して、水密状態に保持される。またその際、上
部ローラ17が円弧状上部ローラ戸当り14に沿って移
動する。
【0015】
【発明の効果】本発明のフラップローラゲートは前記の
ようにゲート本体を、左右のピア間を流れる水流の上面
から下方の範囲に前傾状態に傾斜して同水流をゲート本
体の上部からゲート本体の下流側へ滑らかに流下させる
全閉位置と、倒伏した全開位置と、前記水流よりも上方
に吊り上げた吊上位置とに移動可能に支持しているの
で、前記従来のゲートのように開閉機室を道路橋よりも
高い位置に設置する必要がなくて、設備全体のバランス
を向上できる上に、景観を損なうことがない。
【0016】また全閉位置に移動したゲート本体は、水
流をゲート本体の上部からゲート本体の下流側へ滑らか
に流下させるので、(a)越流水脈による低周波振動の
発生を防止でき、(b)越流水による騒音を防止でき、
(c)稚魚の死滅を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラップローラゲートの一実施形態を
示す側面図である。
【図2】同フラップローラゲートの正面図である。
【図3】同フラップローラゲートの全閉状態を示す側面
図である。
【図4】同フラップローラゲートの途中開度状態を示す
側面図である。
【図5】(a)は同フラップローラゲートの作用説明
図、(b)は(a)の矢視A−A線に沿う縦断背面図、
(c)は(a)の矢視B−B線に沿う横断平面図、
(d)はゲート本体の一側部を示す正面図である。
【図6】従来のゲートを示す正面図である。
【図7】従来の越流式シェルゲートを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ゲート本体(扉体) 2 道路橋 3 管理橋 4 開閉機室 5 ワイヤロープウインチ 6 左右のピア 7 吊上用ワイヤロープ 8 開閉用ワイヤロープ 9 底部戸当たり 10 吊上用ワイヤ転向シーブ 11 戸当り切替装置 12 開閉用ワイヤ転向シーブ 13 下部ローラ戸当り 14 円弧状上部ローラ戸当り 16 開閉用シーブ 17 上部ローラ 18 下部ローラ 19 吊上用シーブ 20 垂直の戸当り 21 水平の戸当り 22 整流板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート本体を、左右のピア間を流れる水
    流の上面から下方の範囲に前傾状態に傾斜して同水流を
    ゲート本体の上部からゲート本体の下流側へ滑らかに流
    下させる全閉位置と、倒伏した全開位置と、前記水流よ
    りも上方に吊り上げた吊上位置とに移動可能に支持した
    ことを特徴とするフラップローラゲート。
  2. 【請求項2】 前記ゲート本体の上部に設けた上部ロー
    ラと、同ゲート本体の下部に設けた下部ローラと、前記
    各ピアの対向面に前傾状態に設けた下部ローラ戸当り
    と、同下部ローラ戸当りの途中から下方に向かって設け
    た円弧状上部ローラ戸当りと、同下部ローラ戸当りの途
    中から上方に向かって設けた垂直の戸当りと、同垂直の
    戸当りの上部に設けた水平の戸当りと、前記上部ローラ
    及び前記下部ローラをワイヤロープを介して前記各戸当
    りに沿って全閉位置と全開位置と吊上位置とに移動させ
    るワイヤロープウインチとを具えている請求項1記載の
    フラップローラゲート。
JP22793895A 1995-09-05 1995-09-05 フラップローラゲート Withdrawn JPH0971924A (ja)

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JP22793895A JPH0971924A (ja) 1995-09-05 1995-09-05 フラップローラゲート

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JP22793895A JPH0971924A (ja) 1995-09-05 1995-09-05 フラップローラゲート

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JPH0971924A true JPH0971924A (ja) 1997-03-18

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JP22793895A Withdrawn JPH0971924A (ja) 1995-09-05 1995-09-05 フラップローラゲート

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