JPH0853831A - リフト式魚道装置 - Google Patents
リフト式魚道装置Info
- Publication number
- JPH0853831A JPH0853831A JP6210794A JP21079494A JPH0853831A JP H0853831 A JPH0853831 A JP H0853831A JP 6210794 A JP6210794 A JP 6210794A JP 21079494 A JP21079494 A JP 21079494A JP H0853831 A JPH0853831 A JP H0853831A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fish
- bucket
- dam
- arm
- ropeway
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B8/00—Details of barrages or weirs ; Energy dissipating devices carried by lock or dry-dock gates
- E02B8/08—Fish passes or other means providing for migration of fish; Passages for rafts or boats
- E02B8/085—Devices allowing fish migration, e.g. fish traps
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/60—Ecological corridors or buffer zones
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Marine Sciences & Fisheries (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダムの下流側から上流側へ魚を移すに際し、
集魚位置と放流位置を任意の位置に容易に設定できるよ
うにする。 【構成】 集魚槽16に集めた魚を掬ってバケット11
に入れるようにした集魚装置2を、ダム堤体1の下流側
位置に設置する。魚を入れたバケット11を回動させて
魚を放流するための放流装置3を、ダム堤体1の上流側
位置に設置する。集魚装置2と放流装置3との間を、バ
ケット11を所要間隔で吊って循環移動させるロープウ
ェイ4で連絡させる。ロープウェイ4はダム堤体1を乗
り越えるようにした配置とする。
集魚位置と放流位置を任意の位置に容易に設定できるよ
うにする。 【構成】 集魚槽16に集めた魚を掬ってバケット11
に入れるようにした集魚装置2を、ダム堤体1の下流側
位置に設置する。魚を入れたバケット11を回動させて
魚を放流するための放流装置3を、ダム堤体1の上流側
位置に設置する。集魚装置2と放流装置3との間を、バ
ケット11を所要間隔で吊って循環移動させるロープウ
ェイ4で連絡させる。ロープウェイ4はダム堤体1を乗
り越えるようにした配置とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダムの堤体を乗り越えて
魚がダムの上流側へ移れるようにするためのリフト式魚
道装置に関するものである。
魚がダムの上流側へ移れるようにするためのリフト式魚
道装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】河川における水の落差が大きいところで
は、魚が上流側へ遡上することが困難であるため、魚が
遡上し易いように従来より魚道を設けることが行われて
いる。
は、魚が上流側へ遡上することが困難であるため、魚が
遡上し易いように従来より魚道を設けることが行われて
いる。
【0003】従来の魚道装置は、図18に示す如く、階
段式にしたものが一般的であり、階段状に堰止め部aを
形成し、各堰止め部aに沿い上流側から下流側へ流れ落
ちる水が各段の堰止め部aごとに滞留するようにし、且
つ各段の各堰止め部a間は高低差を小さくして魚bが自
力で下流側から上流側へ遡上して行くことができるよう
にしてある。
段式にしたものが一般的であり、階段状に堰止め部aを
形成し、各堰止め部aに沿い上流側から下流側へ流れ落
ちる水が各段の堰止め部aごとに滞留するようにし、且
つ各段の各堰止め部a間は高低差を小さくして魚bが自
力で下流側から上流側へ遡上して行くことができるよう
にしてある。
【0004】しかし、近年、自然保護の面等からダムの
如き落差の大きいところでも魚が下流側から上流側へ遡
上して行けるようにしてほしいという要望が強まってい
るが、上記従来の階段式の魚道装置の場合、下流側から
上流側へ順に堰止め部aを通過して魚bが自力で遡上し
て行くものであるため、一気に遡上し切れるものでなく
てはならず、ダムの如く落差が大きいと、魚bは途中ま
では遡上することができても途中からそれ以上遡上する
勢いがなくなる場合が多く、又、魚bが遡上できる落差
には限界があり、上流側と下流側を短い距離で落差を大
きくとることはできない。したがって、ダムの如き落差
が大きいところには、従来の階段式の魚道装置を付ける
ことができなかった。
如き落差の大きいところでも魚が下流側から上流側へ遡
上して行けるようにしてほしいという要望が強まってい
るが、上記従来の階段式の魚道装置の場合、下流側から
上流側へ順に堰止め部aを通過して魚bが自力で遡上し
て行くものであるため、一気に遡上し切れるものでなく
てはならず、ダムの如く落差が大きいと、魚bは途中ま
では遡上することができても途中からそれ以上遡上する
勢いがなくなる場合が多く、又、魚bが遡上できる落差
には限界があり、上流側と下流側を短い距離で落差を大
きくとることはできない。したがって、ダムの如き落差
が大きいところには、従来の階段式の魚道装置を付ける
ことができなかった。
【0005】そのため、最近、ダムの如き落差が大きい
ところに採用できるものとして、エレベータ式の魚道装
置が提案されている。すなわち、図19に示す如く、ダ
ム堤体の下流側位置に、ダム堤体の高さと対応する高さ
のタワーcを立設し、該タワーc内に、タワーcの頂部
に設置したウインチdによってロープeを巻上下させる
ことにより昇降できるようにしたエレベータ室fを設
け、且つ上記タワーcの下端部に、下降させたエレベー
タ室fのところまで可動格子gにより魚bを追い込むよ
うにした遊水路hを連通させ、更に、上記タワーcの上
端部に、上昇させたエレベータ室f内の魚bをダムの上
流側へ移すための移送水路iを連絡させるようにしたも
のである。jは呼び水水路を示す。
ところに採用できるものとして、エレベータ式の魚道装
置が提案されている。すなわち、図19に示す如く、ダ
ム堤体の下流側位置に、ダム堤体の高さと対応する高さ
のタワーcを立設し、該タワーc内に、タワーcの頂部
に設置したウインチdによってロープeを巻上下させる
ことにより昇降できるようにしたエレベータ室fを設
け、且つ上記タワーcの下端部に、下降させたエレベー
タ室fのところまで可動格子gにより魚bを追い込むよ
うにした遊水路hを連通させ、更に、上記タワーcの上
端部に、上昇させたエレベータ室f内の魚bをダムの上
流側へ移すための移送水路iを連絡させるようにしたも
のである。jは呼び水水路を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記エレベ
ータ式の魚道装置の場合、設置場所に制約を受け易いの
で、集魚位置及び放流位置を任意の位置に設定すること
ができず、特に、重力式ダムやロックフィルダム等の如
き上、下流間の水平距離が長いダムでは、移送水路長が
長大となるため、複雑な構造設計となってしまう問題が
ある。
ータ式の魚道装置の場合、設置場所に制約を受け易いの
で、集魚位置及び放流位置を任意の位置に設定すること
ができず、特に、重力式ダムやロックフィルダム等の如
き上、下流間の水平距離が長いダムでは、移送水路長が
長大となるため、複雑な構造設計となってしまう問題が
ある。
【0007】そこで、本発明は、ダムの上、下流間の水
平距離が長くても、集魚位置及び放流位置を任意に設定
でき、しかも簡単な構造にて魚をダムの下流側から上流
側へ移すことができるようにしようとするものである。
平距離が長くても、集魚位置及び放流位置を任意に設定
でき、しかも簡単な構造にて魚をダムの下流側から上流
側へ移すことができるようにしようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、魚を収容して運ぶためのバケットを所要
間隔で吊って循環移動させるようにしたロープウェイ
を、ダム堤体を乗り越えて上流側位置と下流側位置との
間に設け、該ロープウェイの下流側端部位置に、集魚槽
に集められた魚を掬ってバケット内に収容させるように
した集魚装置を配置し、且つ上記ロープウェイの上流側
端部位置に、バケットを受け入れるアームと、該アーム
を回動変位させるためのアクチュエータと、アームの回
動変位により転倒させられたバケット内より落下排出さ
せた魚をダム堤体内の水面まで案内する放流用スライダ
とからなる放流装置を設けた構成とする。
決するために、魚を収容して運ぶためのバケットを所要
間隔で吊って循環移動させるようにしたロープウェイ
を、ダム堤体を乗り越えて上流側位置と下流側位置との
間に設け、該ロープウェイの下流側端部位置に、集魚槽
に集められた魚を掬ってバケット内に収容させるように
した集魚装置を配置し、且つ上記ロープウェイの上流側
端部位置に、バケットを受け入れるアームと、該アーム
を回動変位させるためのアクチュエータと、アームの回
動変位により転倒させられたバケット内より落下排出さ
せた魚をダム堤体内の水面まで案内する放流用スライダ
とからなる放流装置を設けた構成とする。
【0009】又、アームとアクチュエータを設けること
に代えて、移動中のバケットに一定範囲で連続的に係合
してバケットに強制的な回動変位を与えるようにするガ
イドレールを設けた構成としてもよい。
に代えて、移動中のバケットに一定範囲で連続的に係合
してバケットに強制的な回動変位を与えるようにするガ
イドレールを設けた構成としてもよい。
【0010】
【作用】ロープウェイに沿って移動するバケットが集魚
装置の位置に到達すると、集魚槽内に集められている魚
を掬ってバケット内に入れる。魚を収容したバケットは
ロープウェイによりダム堤体を乗り越えて上流側の放流
装置のところまで運ばれる。バケットはここでアームに
受けられ、アクチュエータの作動によってアームが回動
変位させられることによりバケット内の魚は放流用スラ
イダ上に落下させられ、放流用スライダに案内されてダ
ム堤体内の水面に放流される。
装置の位置に到達すると、集魚槽内に集められている魚
を掬ってバケット内に入れる。魚を収容したバケットは
ロープウェイによりダム堤体を乗り越えて上流側の放流
装置のところまで運ばれる。バケットはここでアームに
受けられ、アクチュエータの作動によってアームが回動
変位させられることによりバケット内の魚は放流用スラ
イダ上に落下させられ、放流用スライダに案内されてダ
ム堤体内の水面に放流される。
【0011】又、アクチュエータでアームを回動させる
ことにより魚を放流させるようにすることに代えて、バ
ケットをガイドレールに係合させて自動的に回動させる
ようにすると、ロープウェイの運転を停止させる必要が
なくなる。
ことにより魚を放流させるようにすることに代えて、バ
ケットをガイドレールに係合させて自動的に回動させる
ようにすると、ロープウェイの運転を停止させる必要が
なくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0013】図1乃至図8は本発明の一実施例を示すも
ので、ダム堤体1の下流側位置に設けた集魚装置2と、
ダム堤体1の上流側位置に設けた放流装置3と、上記集
魚装置2と放流装置3との間を連絡するロープウェイ4
とからなるリフト式魚道装置とする。
ので、ダム堤体1の下流側位置に設けた集魚装置2と、
ダム堤体1の上流側位置に設けた放流装置3と、上記集
魚装置2と放流装置3との間を連絡するロープウェイ4
とからなるリフト式魚道装置とする。
【0014】上記ロープウェイ4は、ダム堤体1の下流
側となる一端部にエンドシーブ5を水平に配置すると共
に、ダム堤体1の上流側となる他端部にエンドシーブ6
を水平に配置し、上記エンドシーブ5,6間に掛け渡し
た無端状のワイヤロープ7の中間部を、ダム堤体1の下
流側位置に立てた鉄塔8上のガイドシーブ9、ダム堤体
1の頂部に立てた鉄塔8上のガイドシーブ9、ダム堤体
1の上流側位置に立てた鉄塔8上のガイドシーブ9に順
次掛け回して支持させるようにし、且つ上記ワイヤロー
プ7の所定間隔位置に、魚を収容して運ぶためのバケッ
ト11をハンガ10を介して吊り下げるようにしてあ
る。
側となる一端部にエンドシーブ5を水平に配置すると共
に、ダム堤体1の上流側となる他端部にエンドシーブ6
を水平に配置し、上記エンドシーブ5,6間に掛け渡し
た無端状のワイヤロープ7の中間部を、ダム堤体1の下
流側位置に立てた鉄塔8上のガイドシーブ9、ダム堤体
1の頂部に立てた鉄塔8上のガイドシーブ9、ダム堤体
1の上流側位置に立てた鉄塔8上のガイドシーブ9に順
次掛け回して支持させるようにし、且つ上記ワイヤロー
プ7の所定間隔位置に、魚を収容して運ぶためのバケッ
ト11をハンガ10を介して吊り下げるようにしてあ
る。
【0015】上記集魚装置2は、図3乃至図5に拡大し
て示す如き構成としてある。すなわち、ダム堤体1の下
流側位置に、水面よりも上方に位置するように操作室1
2を構築し、該操作室12内に、ロープウェイ4の一端
部のエンドシーブ5を回転駆動するための駆動装置13
を設置し、該操作室12の下方に、一端を閉塞した集魚
部14と該集魚部14の他端に連設した魚の誘い込み部
15とからなる集魚槽16を、上記集魚部14がロープ
ウェイ4の移動軌跡に沿うようにしかも誘い込み部15
の間口が下流側に面するように上下流方向(X方向)へ
向けて設置し、且つ上記集魚部14の閉塞側端部に送水
装置17を装備させて、該送水装置17により集魚部1
4を通して誘い込み部15に呼び水を送水することによ
って、魚を集魚部14に集められるようにし、更に、上
記集魚部14の側壁に開口14aを設け、操作室12に
装備させた掬い網操作装置18の操作により上記集魚部
14の開口14aを通して左右方向へ移動でき且つ昇降
できるようにした掬い網19を設け、集魚部14の魚を
掬い網19で掬ってバケット11内に入れられるように
してある。
て示す如き構成としてある。すなわち、ダム堤体1の下
流側位置に、水面よりも上方に位置するように操作室1
2を構築し、該操作室12内に、ロープウェイ4の一端
部のエンドシーブ5を回転駆動するための駆動装置13
を設置し、該操作室12の下方に、一端を閉塞した集魚
部14と該集魚部14の他端に連設した魚の誘い込み部
15とからなる集魚槽16を、上記集魚部14がロープ
ウェイ4の移動軌跡に沿うようにしかも誘い込み部15
の間口が下流側に面するように上下流方向(X方向)へ
向けて設置し、且つ上記集魚部14の閉塞側端部に送水
装置17を装備させて、該送水装置17により集魚部1
4を通して誘い込み部15に呼び水を送水することによ
って、魚を集魚部14に集められるようにし、更に、上
記集魚部14の側壁に開口14aを設け、操作室12に
装備させた掬い網操作装置18の操作により上記集魚部
14の開口14aを通して左右方向へ移動でき且つ昇降
できるようにした掬い網19を設け、集魚部14の魚を
掬い網19で掬ってバケット11内に入れられるように
してある。
【0016】上記掬い網操作装置18は、掬い網19の
前端となる左右方向(Y方向)の一端をロープ20にて
吊るようにしたウインチ22と、掬い網19の後端とな
る左右方向の他端をロープ21にて吊るようにしたウイ
ンチ23とを、操作室12内に配した台車24上に搭載
し、且つ該台車24の左右方向の一端に接続したロープ
25の他端を、操作室12内の左右方向の一端部に設置
した駆動ドラム26、左右方向の他端部に設置したシー
ブ27を介して台車24の左右方向の他端に接続し、2
台のウインチ22,23の同期駆動操作によって掬い網
19を昇降させられるようにすると共に、2台のウイン
チ22,23の相互駆動操作によって掬い網19を上下
に回動させられるようにし、更に、駆動ドラム26の駆
動により台車24を介して掬い網19を左右方向へ移動
させられるようにしてある。
前端となる左右方向(Y方向)の一端をロープ20にて
吊るようにしたウインチ22と、掬い網19の後端とな
る左右方向の他端をロープ21にて吊るようにしたウイ
ンチ23とを、操作室12内に配した台車24上に搭載
し、且つ該台車24の左右方向の一端に接続したロープ
25の他端を、操作室12内の左右方向の一端部に設置
した駆動ドラム26、左右方向の他端部に設置したシー
ブ27を介して台車24の左右方向の他端に接続し、2
台のウインチ22,23の同期駆動操作によって掬い網
19を昇降させられるようにすると共に、2台のウイン
チ22,23の相互駆動操作によって掬い網19を上下
に回動させられるようにし、更に、駆動ドラム26の駆
動により台車24を介して掬い網19を左右方向へ移動
させられるようにしてある。
【0017】なお、図5において、36はバケット11
が集魚槽16の上方位置へ到着する直前にバケット11
内に水を供給するようにした給水装置を示す。
が集魚槽16の上方位置へ到着する直前にバケット11
内に水を供給するようにした給水装置を示す。
【0018】一方、上記放流装置3は、図6乃至図8に
拡大して示す如き構成としてある。すなわち、ダム堤体
1の上流側位置に、水面よりも上方に位置するように操
作室28を構築し、該操作室28内に、ロープウェイ4
の他端部のエンドシーブ6を一端部のエンドシーブ5と
同期させて回転駆動するための駆動装置29を設置し、
該操作室28の下方に、魚を収容して移動してきたバケ
ット11を受け入れて回動させることにより水と一緒に
魚を落下排出させるようにしたバケット操作装置30
と、バケット11から落下させられた魚をダム堤体1内
の水面まで導いて水中に放流させるようにする放流用ス
ライダ31とを備えた構成としてある。
拡大して示す如き構成としてある。すなわち、ダム堤体
1の上流側位置に、水面よりも上方に位置するように操
作室28を構築し、該操作室28内に、ロープウェイ4
の他端部のエンドシーブ6を一端部のエンドシーブ5と
同期させて回転駆動するための駆動装置29を設置し、
該操作室28の下方に、魚を収容して移動してきたバケ
ット11を受け入れて回動させることにより水と一緒に
魚を落下排出させるようにしたバケット操作装置30
と、バケット11から落下させられた魚をダム堤体1内
の水面まで導いて水中に放流させるようにする放流用ス
ライダ31とを備えた構成としてある。
【0019】上記バケット操作装置30は、バケット1
1を水平方向に出し入れできると共にバケット11を下
側から受け取ることができるようにしたアーム32を有
し、且つ該アーム32と固定部材33との間にアクチュ
エータとしてのシリンダ34を介装して、該シリンダ3
4の伸縮作動によってアーム32と共にバケット11を
回動させられるようにし、更に、バケット11の回動を
バケット11の吊点Sを中心に行わせるようにするため
の円弧状のアームガイド35を備え、該アームガイド3
5にアーム32の一部を摺動自在に係合させた構成とし
てある。なお、上記放流用スライダ31は、水位の変動
に追従できるように、浮力を有し且つその上端をアーム
ガイド35の下端に上下方向へ回動自在に取り付けてあ
る。
1を水平方向に出し入れできると共にバケット11を下
側から受け取ることができるようにしたアーム32を有
し、且つ該アーム32と固定部材33との間にアクチュ
エータとしてのシリンダ34を介装して、該シリンダ3
4の伸縮作動によってアーム32と共にバケット11を
回動させられるようにし、更に、バケット11の回動を
バケット11の吊点Sを中心に行わせるようにするため
の円弧状のアームガイド35を備え、該アームガイド3
5にアーム32の一部を摺動自在に係合させた構成とし
てある。なお、上記放流用スライダ31は、水位の変動
に追従できるように、浮力を有し且つその上端をアーム
ガイド35の下端に上下方向へ回動自在に取り付けてあ
る。
【0020】ダム堤体1の下流側の魚を上流側へ移す場
合は、下流側の操作室12内の掬い網操作装置18の操
作により、図5において二点鎖線で示す如く、掬い網1
9を集魚槽16の開口14aから集魚部14内に入れて
待機させておくと共に、送水装置17により集魚部14
の奥から誘い込み部15を通して下流へ呼び水を送水さ
せるようにし、更に、下流側の操作室12内の駆動装置
13と上流側の操作室28内の駆動装置29によりエン
ドシーブ5,6を同期駆動してロープウェイ4を全体的
に運転し、ワイヤロープ7から吊られる各バケット11
を循環移動させるようにする。
合は、下流側の操作室12内の掬い網操作装置18の操
作により、図5において二点鎖線で示す如く、掬い網1
9を集魚槽16の開口14aから集魚部14内に入れて
待機させておくと共に、送水装置17により集魚部14
の奥から誘い込み部15を通して下流へ呼び水を送水さ
せるようにし、更に、下流側の操作室12内の駆動装置
13と上流側の操作室28内の駆動装置29によりエン
ドシーブ5,6を同期駆動してロープウェイ4を全体的
に運転し、ワイヤロープ7から吊られる各バケット11
を循環移動させるようにする。
【0021】集魚槽16の誘い込み部15から呼び水が
流されると、魚はその遡上性質により誘い込み部15を
通り集魚部14に集まることになる。この状態におい
て、ロープウェイ4の運転により一つのバケット11が
集魚槽16の近くまでくると、そのバケット11内に給
水装置36によって水が入れられ、更に該バケット11
が給水状態で集魚槽16の集魚部14の上方側部まで到
達すると、ロープウェイ4の運転を停止させる。
流されると、魚はその遡上性質により誘い込み部15を
通り集魚部14に集まることになる。この状態におい
て、ロープウェイ4の運転により一つのバケット11が
集魚槽16の近くまでくると、そのバケット11内に給
水装置36によって水が入れられ、更に該バケット11
が給水状態で集魚槽16の集魚部14の上方側部まで到
達すると、ロープウェイ4の運転を停止させる。
【0022】次に、上記集魚部14に待機させておいた
掬い網19を、操作室12内の台車24上に搭載してあ
る2台のウインチ22,23によるロープ20,21の
巻き上げ操作により吊り上げて、集魚部14の魚を掬い
上げ、図5において実線で示す如く、停止しているバケ
ット11の上側部に位置させる。続いて、掬い網19の
後端部を吊っているウインチ23のロープ21を更に巻
き上げ駆動することにより、掬い網19を、前端を支点
として回動させるようにする。これにより掬い網19上
の魚がバケット11内に移される。魚をバケット11に
移した後の掬い網19は、掬い網操作装置18の操作
で、図5において矢印Zで示すような軌跡で移動させ
て、再び集魚部14にセットしておくようにする。
掬い網19を、操作室12内の台車24上に搭載してあ
る2台のウインチ22,23によるロープ20,21の
巻き上げ操作により吊り上げて、集魚部14の魚を掬い
上げ、図5において実線で示す如く、停止しているバケ
ット11の上側部に位置させる。続いて、掬い網19の
後端部を吊っているウインチ23のロープ21を更に巻
き上げ駆動することにより、掬い網19を、前端を支点
として回動させるようにする。これにより掬い網19上
の魚がバケット11内に移される。魚をバケット11に
移した後の掬い網19は、掬い網操作装置18の操作
で、図5において矢印Zで示すような軌跡で移動させ
て、再び集魚部14にセットしておくようにする。
【0023】しかる後、ロープウェイ4を運転し、魚の
入ったバケット11を、ダム堤体1を乗り越えさせて上
流側まで運搬させる。魚の入ったバケット11が放流装
置3のところに到着し、待機しているアーム32内に受
け入れられると、再びロープウェイ4の運転を停止させ
る。この状態で、シリンダ34を収縮作動させると、バ
ケット11はアーム32と一体にアームガイド35に沿
って回動させられることになり、この回動操作によりバ
ケット内部の魚が水と一緒に落下排出させられる。この
とき、魚は、アーム32の下方に位置している放流用ス
ライダ31に案内されてダム堤体1内の水中に放流させ
られることになる。魚を放流した後は、シリンダ34を
元の状態に戻し、ロープウェイ4を再び運転状態とす
る。
入ったバケット11を、ダム堤体1を乗り越えさせて上
流側まで運搬させる。魚の入ったバケット11が放流装
置3のところに到着し、待機しているアーム32内に受
け入れられると、再びロープウェイ4の運転を停止させ
る。この状態で、シリンダ34を収縮作動させると、バ
ケット11はアーム32と一体にアームガイド35に沿
って回動させられることになり、この回動操作によりバ
ケット内部の魚が水と一緒に落下排出させられる。この
とき、魚は、アーム32の下方に位置している放流用ス
ライダ31に案内されてダム堤体1内の水中に放流させ
られることになる。魚を放流した後は、シリンダ34を
元の状態に戻し、ロープウェイ4を再び運転状態とす
る。
【0024】以上の工程を、各バケット11毎に行わせ
ることにより、下流の魚を上流へ移すことができる。
ることにより、下流の魚を上流へ移すことができる。
【0025】上記において、魚はバケット11内に収容
してロープウェイ4で運ぶようにするので、魚を弱らせ
てしまうことはなく、又、ロープウェイ4は任意にレイ
アウトすることができるので、高い落差のあるダムにも
適用できると共に、集魚装置2、放流装置3の設置場所
にも制約を受けることがなく、既設ダムへの適用も可能
である。
してロープウェイ4で運ぶようにするので、魚を弱らせ
てしまうことはなく、又、ロープウェイ4は任意にレイ
アウトすることができるので、高い落差のあるダムにも
適用できると共に、集魚装置2、放流装置3の設置場所
にも制約を受けることがなく、既設ダムへの適用も可能
である。
【0026】次に、図9乃至図17は本発明の他の実施
例を示すもので、図1乃至図8に示したと同様に、ダム
堤体1の下流側位置に設置するようにした集魚装置2
と、ダム堤体1の上流側位置に設置するようにした放流
装置3と、上記集魚装置2と放流装置3の間をダム堤体
1を乗り越えて連絡するようにしたロープウェイ4とか
らなる構成において、ロープウェイ4の運転を停止する
ことなく魚をダムの下流側から上流側へ移動させること
ができるようにしたものである。
例を示すもので、図1乃至図8に示したと同様に、ダム
堤体1の下流側位置に設置するようにした集魚装置2
と、ダム堤体1の上流側位置に設置するようにした放流
装置3と、上記集魚装置2と放流装置3の間をダム堤体
1を乗り越えて連絡するようにしたロープウェイ4とか
らなる構成において、ロープウェイ4の運転を停止する
ことなく魚をダムの下流側から上流側へ移動させること
ができるようにしたものである。
【0027】詳述すると、集魚装置2では、送水装置1
7を組み込んだ送水池42の外側に、平面コの字状とし
た溢水池37を配置し、該溢水池37の外側に、バケッ
ト11が通過できるようにした平面コの字状の案内路3
8を設け、該案内路38には外側壁の中央上端部に段差
凹部38aを形成し、一端に誘い込み部15を連設した
集魚部14の他端を、上記案内路38の凹部38aのあ
る位置に接続し、送水装置17の作動で送水池42から
送給された水を溢水池37で受け、溢水池37から溢流
した水を案内路38で受け、案内路38の水を凹部38
aから集魚部14を通して誘い込み部15に流せるよう
にした集魚槽16を構成する。更に、上記集魚槽16に
は、集魚部14に掬い網19を配置し、該掬い網19の
前端を上記案内路38の凹部38aに載せ、掬い網19
の他端を、操作室12側に固定したシリンダ39のロッ
ド端に支持させ、シリンダ39を収縮作動させて前端を
支点として掬い網19の後端を上方へ回動させることに
より、集魚部14に集められた魚を掬ってバケット11
内に入れられるようにし、且つ上記掬い網19の後端
に、掬い上げ時に魚が掬い網19の下方に進入しないよ
うにするための防御ネット40を垂下させる。なお、図
16の(ロ)に拡大して示す如く、案内路38内を移動
中のバケット11内に魚を入れることができるようにす
るため、掬い網19の幅を、バケット11の移動方向の
長さよりも小さく形成してある。
7を組み込んだ送水池42の外側に、平面コの字状とし
た溢水池37を配置し、該溢水池37の外側に、バケッ
ト11が通過できるようにした平面コの字状の案内路3
8を設け、該案内路38には外側壁の中央上端部に段差
凹部38aを形成し、一端に誘い込み部15を連設した
集魚部14の他端を、上記案内路38の凹部38aのあ
る位置に接続し、送水装置17の作動で送水池42から
送給された水を溢水池37で受け、溢水池37から溢流
した水を案内路38で受け、案内路38の水を凹部38
aから集魚部14を通して誘い込み部15に流せるよう
にした集魚槽16を構成する。更に、上記集魚槽16に
は、集魚部14に掬い網19を配置し、該掬い網19の
前端を上記案内路38の凹部38aに載せ、掬い網19
の他端を、操作室12側に固定したシリンダ39のロッ
ド端に支持させ、シリンダ39を収縮作動させて前端を
支点として掬い網19の後端を上方へ回動させることに
より、集魚部14に集められた魚を掬ってバケット11
内に入れられるようにし、且つ上記掬い網19の後端
に、掬い上げ時に魚が掬い網19の下方に進入しないよ
うにするための防御ネット40を垂下させる。なお、図
16の(ロ)に拡大して示す如く、案内路38内を移動
中のバケット11内に魚を入れることができるようにす
るため、掬い網19の幅を、バケット11の移動方向の
長さよりも小さく形成してある。
【0028】上記ロープウェイ4は、上記集魚槽16の
案内路38の形状に合わせて、案内路38のコーナー部
上方に下流側のエンドシーブ5を2個所配置し、且つエ
ンドシーブ5に近接するガイドシーブ9を、案内路38
の端部に沿わせて配置し、バケット11が案内路38に
沿って円滑に移動できるようにしてある。又、バケット
11を吊るワイヤロープ7の軌跡は、集魚槽16の位置
において、バケット11が下降して案内路38内に入
り、魚を受け取った後、上昇して案内路38から出られ
るようにしてある。
案内路38の形状に合わせて、案内路38のコーナー部
上方に下流側のエンドシーブ5を2個所配置し、且つエ
ンドシーブ5に近接するガイドシーブ9を、案内路38
の端部に沿わせて配置し、バケット11が案内路38に
沿って円滑に移動できるようにしてある。又、バケット
11を吊るワイヤロープ7の軌跡は、集魚槽16の位置
において、バケット11が下降して案内路38内に入
り、魚を受け取った後、上昇して案内路38から出られ
るようにしてある。
【0029】更に、上記放流装置3は、図17の(イ)
(ロ)に拡大して示す如く、魚の入ったバケット11を
該バケット11の移動に伴わせて吊点Sを支点に回動さ
せることにより、下方に位置する放流用スライダ31上
に魚を落下排出させることができるように、バケット1
1の前側面に接してバケット11を徐々に回動変位させ
てほぼ90゜回動させた後に元の状態に戻すことができ
るように変形させてあるガイドレール41を、バケット
11の移動軌跡に沿わせて所要の長さ範囲に亘り配置し
た構成としてある。なお、ガイドレール41のバケット
11と接する面部には多数の小型ローラが組み付けてあ
る。
(ロ)に拡大して示す如く、魚の入ったバケット11を
該バケット11の移動に伴わせて吊点Sを支点に回動さ
せることにより、下方に位置する放流用スライダ31上
に魚を落下排出させることができるように、バケット1
1の前側面に接してバケット11を徐々に回動変位させ
てほぼ90゜回動させた後に元の状態に戻すことができ
るように変形させてあるガイドレール41を、バケット
11の移動軌跡に沿わせて所要の長さ範囲に亘り配置し
た構成としてある。なお、ガイドレール41のバケット
11と接する面部には多数の小型ローラが組み付けてあ
る。
【0030】図9乃至図17の実施例の場合には、ロー
プウェイ4を運転させると、集魚槽16の案内路38に
沿ってバケット11が順次通過するので、案内路38に
集魚部14が接続されている位置をバケット11が通過
するタイミングに合わせて、図16に示す如く、集魚部
14の掬い網19をシリンダ39の収縮作動で回動させ
て、集魚部14で掬い上げた魚をバケット11内に受け
渡すようにする。魚が入ったバケット11はロープウェ
イ4の運転によりダム堤体1を乗り越えて上流の放流装
置3の位置へ運ばれ、ここで、魚が自動的に放流される
ことになる。すなわち、魚を入れたバケット11が上流
側の操作室28の下方に到着すると、図17の(イ)
(ロ)に示す如く、バケット11は移動しながらガイド
レール41に係合することになり、ガイドレール41に
より吊点Sを支点とする回動変位が徐々に与えられ、放
流用スライダ31の上方に移動位置したときにほぼ90
゜回動させられることにより水と一緒に魚が落下排出さ
せられ、しかる後元の状態に戻され、再びダム堤体1を
乗り越えて下流側へ循環させられる。したがって、ロー
プウェイ4の運転を停止することなく魚を下流側から上
流側へ連続的に移すことができる。
プウェイ4を運転させると、集魚槽16の案内路38に
沿ってバケット11が順次通過するので、案内路38に
集魚部14が接続されている位置をバケット11が通過
するタイミングに合わせて、図16に示す如く、集魚部
14の掬い網19をシリンダ39の収縮作動で回動させ
て、集魚部14で掬い上げた魚をバケット11内に受け
渡すようにする。魚が入ったバケット11はロープウェ
イ4の運転によりダム堤体1を乗り越えて上流の放流装
置3の位置へ運ばれ、ここで、魚が自動的に放流される
ことになる。すなわち、魚を入れたバケット11が上流
側の操作室28の下方に到着すると、図17の(イ)
(ロ)に示す如く、バケット11は移動しながらガイド
レール41に係合することになり、ガイドレール41に
より吊点Sを支点とする回動変位が徐々に与えられ、放
流用スライダ31の上方に移動位置したときにほぼ90
゜回動させられることにより水と一緒に魚が落下排出さ
せられ、しかる後元の状態に戻され、再びダム堤体1を
乗り越えて下流側へ循環させられる。したがって、ロー
プウェイ4の運転を停止することなく魚を下流側から上
流側へ連続的に移すことができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のリフト式魚道
装置によれば、集魚装置と放流装置との間をロープウェ
イで連絡させるようにしたので、集魚位置と放流位置を
任意の位置に設定することができ、且つ集魚装置にて集
めて掬った魚をバケットに入れた状態でダム堤体を乗り
越えさせて放流装置のところまで運び、そのバケットを
アームで受けてアクチュエータで回動させることにより
放流用スライダを介して魚を放流させることができるよ
うにしてあることから、魚を弱らせることなくダムの下
流側から上流側へ移すことができ、又、バケットをガイ
ドレールに沿わせて回動させることによってバケットを
移動させつつ魚を排出させることができるようにするこ
とにより、ロープウェイの運転を停止することなく連続
的に魚を上流側へ運んで放流することができる、等の優
れた効果を発揮する。
装置によれば、集魚装置と放流装置との間をロープウェ
イで連絡させるようにしたので、集魚位置と放流位置を
任意の位置に設定することができ、且つ集魚装置にて集
めて掬った魚をバケットに入れた状態でダム堤体を乗り
越えさせて放流装置のところまで運び、そのバケットを
アームで受けてアクチュエータで回動させることにより
放流用スライダを介して魚を放流させることができるよ
うにしてあることから、魚を弱らせることなくダムの下
流側から上流側へ移すことができ、又、バケットをガイ
ドレールに沿わせて回動させることによってバケットを
移動させつつ魚を排出させることができるようにするこ
とにより、ロープウェイの運転を停止することなく連続
的に魚を上流側へ運んで放流することができる、等の優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリフト式魚道装置の一実施例を示す全
体の概要図である。
体の概要図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII −III 拡大矢視図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図3のV部拡大図である。
【図6】図1のVI−VI拡大矢視図である。
【図7】図6のVII 部拡大図である。
【図8】バケットとアームとの関係を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】本発明の他の実施例を示す全体の概要図であ
る。
る。
【図10】図9のX−X矢視図である。
【図11】集魚槽の概略斜視図である。
【図12】図10のXII −XII 拡大矢視図である。
【図13】図10のXIII-XIII 拡大矢視図である。
【図14】図10のXIV −XIV 拡大矢視図である。
【図15】図9のXV部拡大図である。
【図16】魚をバケットに入れる際の作動を示すもの
で、(イ)は側面図、(ロ)は平面図である。
で、(イ)は側面図、(ロ)は平面図である。
【図17】放流装置でのバケットの回動変位を連続的に
示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
【図18】従来の階段状の魚道装置の一例を示す概略図
である。
である。
【図19】最近提案されているエレベータ式の魚道装置
の一例を示す概略図である。
の一例を示す概略図である。
1 ダム堤体 2 集魚装置 3 放流装置 4 ロープウェイ 11 バケット 16 集魚槽 31 放流用スライダ 32 アーム 34 シリンダ(アクチュエータ) 41 ガイドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 自閑 茂治 東京都千代田区麹町2丁目14番2号 麹町 NKビル 財団法人ダム水源地環境整備セ ンター内 (72)発明者 田子 欽司 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石 川島播磨重工業株式会社本社内 (72)発明者 寺辻 修 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内
Claims (2)
- 【請求項1】 魚を収容して運ぶためのバケットを所要
間隔で吊って循環移動させるようにしたロープウェイ
を、ダム堤体を乗り越えて上流側位置と下流側位置との
間に設け、該ロープウェイの下流側端部位置に、集魚槽
に集められた魚を掬ってバケット内に収容させるように
した集魚装置を配置し、且つ上記ロープウェイの上流側
端部位置に、バケットを受け入れるアームと、該アーム
を回動変位させるためのアクチュエータと、アームの回
動変位により転倒させられたバケット内より落下排出さ
せた魚をダム堤体内の水面まで案内する放流用スライダ
とからなる放流装置を設けた構成を有することを特徴と
するリフト式魚道装置。 - 【請求項2】 アームとアクチュエータを設けることに
代えて、移動中のバケットに一定範囲で連続的に係合し
てバケットに強制的な回動変位を与えるようにするガイ
ドレールを設けた請求項1記載のリフト式魚道装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6210794A JPH0853831A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | リフト式魚道装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6210794A JPH0853831A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | リフト式魚道装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0853831A true JPH0853831A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16595248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6210794A Pending JPH0853831A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | リフト式魚道装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0853831A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104452692A (zh) * | 2013-09-17 | 2015-03-25 | 湖州师范学院 | 一种适用于洄游鱼类通过水利枢纽的翻坝系统及应用方法 |
CN104912041A (zh) * | 2015-06-17 | 2015-09-16 | 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 | 一种峡谷河段高坝过鱼系统 |
CN108005040A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-05-08 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 微型生态水利发电站 |
CN108086262A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-05-29 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 截流坝水利工程用的过鱼系统 |
CN108560478A (zh) * | 2018-02-13 | 2018-09-21 | 贵州省水利水电勘测设计研究院 | 一种可移动充电式赶鱼栅装置 |
CN109371931A (zh) * | 2018-11-23 | 2019-02-22 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 提升式鱼道结构 |
CN111328739A (zh) * | 2020-03-06 | 2020-06-26 | 中水珠江规划勘测设计有限公司 | 高效率全自动升鱼机系统 |
CN114051982A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-02-18 | 华能澜沧江水电股份有限公司 | 一种用于集鱼平台的专用集鱼箱 |
EP4187017A1 (de) | 2021-11-26 | 2023-05-31 | Monai, Bernhard | Fischseilbahn |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP6210794A patent/JPH0853831A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104452692A (zh) * | 2013-09-17 | 2015-03-25 | 湖州师范学院 | 一种适用于洄游鱼类通过水利枢纽的翻坝系统及应用方法 |
CN104912041A (zh) * | 2015-06-17 | 2015-09-16 | 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 | 一种峡谷河段高坝过鱼系统 |
CN108005040A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-05-08 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 微型生态水利发电站 |
CN108086262A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-05-29 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 截流坝水利工程用的过鱼系统 |
CN108086262B (zh) * | 2017-11-27 | 2024-02-23 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 截流坝水利工程用的过鱼系统 |
CN108560478A (zh) * | 2018-02-13 | 2018-09-21 | 贵州省水利水电勘测设计研究院 | 一种可移动充电式赶鱼栅装置 |
CN109371931A (zh) * | 2018-11-23 | 2019-02-22 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 提升式鱼道结构 |
CN111328739A (zh) * | 2020-03-06 | 2020-06-26 | 中水珠江规划勘测设计有限公司 | 高效率全自动升鱼机系统 |
CN114051982A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-02-18 | 华能澜沧江水电股份有限公司 | 一种用于集鱼平台的专用集鱼箱 |
EP4187017A1 (de) | 2021-11-26 | 2023-05-31 | Monai, Bernhard | Fischseilbahn |
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