JPH0971844A - 耐損傷性に優れた高強度ベイナイト鋼レ−ル - Google Patents

耐損傷性に優れた高強度ベイナイト鋼レ−ル

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JPH0971844A
JPH0971844A JP7226529A JP22652995A JPH0971844A JP H0971844 A JPH0971844 A JP H0971844A JP 7226529 A JP7226529 A JP 7226529A JP 22652995 A JP22652995 A JP 22652995A JP H0971844 A JPH0971844 A JP H0971844A
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JP
Japan
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hardness
crown
center
rail
width direction
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Application number
JP7226529A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Kobayashi
一貴 小林
Masahisa Fujikake
政久 藤掛
Sadahiro Yamamoto
定弘 山本
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/38Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with more than 1.5% by weight of manganese

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐接触疲労損傷性に優れ、軌道保守費を低減さ
せることができかつ高寿命の高強度レールを提供するこ
と。 【解決手段】重量%で、C:0.2 〜0.5%、Si:0.1〜2.0%、
Mn:0.3〜4.0%、P:0.035%%以下、S:0.035%以下、Cr:0.3
〜4.0%、Fe: 残部から実質的になり、ミクロ組織がベイ
ナイト組織のレールであって、頭部コーナー部および頭
側部の硬度がHv420 以上であり、頭頂部中央から幅方向
に20mm離れた位置での硬度がHv420 以上であり、頭頂部
中央の硬度が、頭頂部中央から幅方向に20mm離れた位置
の硬度よりHvで10〜70低く、頭頂部中央と頭頂部中央か
ら幅方向に前記20mm離れた位置との間の硬度は、頭頂部
中央から幅方向外側に向けて単調に増加し、その間の部
分の実際の硬度と、その間の部分の、頭頂部中央の硬度
および頭頂部中央から幅方向に前記20mm離れた位置の硬
度を直線で補間して得られた硬度との差がHvで10以内で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高軸重鉄道に敷設
される高強度ベイナイト鋼レールに関し、特に、頭頂部
の耐損傷性およびレールコーナー部の耐摩耗性に優れた
高強度ベイナイト鋼レールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている耐摩耗に優れた
レールは、その頭頂部とコ−ナー部および頭側部との間
で硬度が等しくなるように熱処理されて形成されてい
る。従って、材質の面からすると、レ−ルの頭頂部とコ
−ナー部とで耐摩耗特性は同等となっている。
【0003】しかしながら、車輪とレ−ルとの接触は複
雑であり、レ−ル頭部においても位置により接触状態が
異なっている。高軸重鉄道急曲線部では、レールの車輪
が接触するコーナー部(ゲ−ジコ−ナー部)および頭側
面に作用するすべりが大きく、従来のレ−ルではゲ−ジ
コ−ナー部および頭側部は、頭頂部よりも摩耗が速い。
従って、レ−ルの頭頂部は、常にゲ−ジコ−ナー部より
も摩耗が遅く進行し、車輪からの接触圧力はレ−ル頭頂
部中央の摩耗が遅い部分で最大となる。
【0004】このようなレ−ル頭部の摩耗特性が均一な
従来の耐摩耗用高強度レ−ルでは、前述のような車輪と
の接触状態となるため、局所的な過大接触応力が長く存
在し、ヘッドチェック、ピッチングと呼ばれる疲労性の
欠陥が発生しやすい。
【0005】従来、欠陥が発生した場合はグランディン
グを行って疵を除去している。また、このような欠陥を
防止するため、レールに疲労が蓄積する前にレールの頭
部表層をグラインディングする場合もある。しかし、グ
ラインディングには莫大な時間と費用がかかり、負担が
大きいという問題がある。
【0006】この対策として、特開平6−17193号
公報には、頭頂部の硬度がコーナー部および頭側部の
0.9以下であること特徴とする高強度・耐損傷レール
が提案されている。このレールは頭頂部のヘッドチェッ
クを防止するために、頭部の硬度分布調整することによ
って車輪からの接触圧力が局部的に集中しないように接
触状況をコントロールすることを目的としている。
【0007】しかし、この公報に示されたレールはパー
ライト組織を熱処理することにより硬度を変化させてい
るため、硬度の低い頭頂部では従来のレールより疲労強
度が低下するという問題がある。また、この公報にはレ
ール頭部の幅方向の硬度分布については何等示されてい
ない。
【0008】一方、特開平7−34133号公報にレー
ルの頭頂部の硬度とコーナー部とで硬度を変化させるこ
とにより、耐表面損傷性に加えてゲージコーナー部の耐
摩耗性を付与した高強度ベイナイトレールが提案されて
いる。この公報に開示された技術は、適正なレールの摩
耗を確保することによって表面損傷の原因となる転がり
疲労ダメージを摩耗により除去し、かつレール頭部を高
強度化することによって塑性変形によってもたらされる
表面損傷の発生を抑制しようとするものである。
【0009】しかし、この公報に示された技術では、レ
ールのコーナー部および頭頂部の硬度範囲が規定されて
いるのみで、レール頭部の幅方向の硬度分布、および頭
頂部とコーナー部との硬度差については全く示されてい
ない。
【0010】さらに、特開平2−282448号公報、
特開平6−316728号公報、特開平6−33661
4号公報には、レール頭頂部とコーナー部の硬度を変化
させることにより、耐表面損傷性、耐ころがり疲労損傷
性を付与したレールが開示されているが、いずれのレー
ルも硬度が低いため高軸重鉄道用レールに必要な耐摩耗
性が確保できず、また、やはりレールのコーナー部およ
び頭頂部の硬度範囲が規定されているのみで、レール頭
部の幅方向の硬度分布、および頭頂部とコーナー部との
硬度差については全く示されていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平6−17
193号公報に開示された技術のようにレール頭部の疲
労強度が従来のパーライトレールよりも低いと損傷抵抗
性が低下するという問題がある。
【0012】また、上記いずれの公報にもレール頭部の
幅方向の硬度分布が示されていないが、頭頂部の損傷発
生は接触応力に支配され、この接触応力およびその分布
は頭頂部の摩耗速度の分布すなわち頭頂部のレール幅方
向の分布に支配されるため、レール頭部の幅方向の硬度
分布が示されていない上記従来技術では必ずしも損傷軽
減効果が得られない。
【0013】また、頭頂部とコーナー部の硬度差が大き
くなりすぎると、頭頂中央部の接触圧力は大きく減少す
るものの、レール全体としての寿命が逆に短くなるとい
う問題がある。
【0014】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、レール頭部に適切な硬度分布を与え、レール
の摩耗に伴う接触応力の変化過程をコントロールするこ
とにより、耐接触疲労損傷性に優れ、軌道保守費を低減
させることができかつ高寿命の高強度レールを提供する
ことを目的とする。
【0015】本発明は、第1に、重量%で、C:0.2
〜0.5%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.3〜
4.0%、P:0.035%以下、S:0.035%以
下、Cr:0.3〜4.0%であり、残部が実質的にF
eからなり、ミクロ組織がベイナイト組織であり、頭部
コーナ部および頭側部の硬度がビッカース硬さでHv4
20以上であり、頭頂部中央から幅方向に20mm離れ
た位置での硬度がHv420以上であり、頭頂部中央の
硬度が、頭頂部中央から幅方向に20mm離れた位置の
硬度よりビッカース硬さで10〜70低く、頭頂部中央
と頭頂部中央から幅方向に前記20mm離れた位置との
間の硬度は、頭頂部中央から幅方向外側に向けて単調に
増加し、その間の部分の実際の硬度と、その間の部分
の、頭頂部中央の硬度および頭頂部中央から幅方向に前
記20mm離れた位置の硬度を直線で補間して得られた
硬度との差がビッカース硬さで10以内である硬度分布
を有することを特徴とする耐損傷性に優れた高強度ベイ
ナイト鋼レールを提供するものである。
【0016】第2に、重量%で、C:0.2〜0.5
%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.3〜4.0
%、P:0.035%以下、S:0.035%以下、C
r:0.3〜4.0%であり、さらにNi:0.1〜
1.0%、Mo:0.1〜1.0%、Nb:0.01〜
0.2%、V:0.01〜0.2%、の1種以上を含有
し、残部が実質的にFeからなり、ミクロ組織がベイナ
イト組織であり、頭部コーナ部および頭側部の硬度がビ
ッカース硬さでHv420以上であり、頭頂部中央から
幅方向に20mm離れた位置での硬度がHv420以上
であり、頭頂部中央の硬度が、頭頂部中央から幅方向に
20mm離れた位置の硬度よりビッカース硬さで10〜
70低く、頭頂部中央と頭頂部中央から幅方向に前記2
0mm離れた位置との間の硬度は、頭頂部中央から幅方
向外側に向けて単調に増加し、その間の部分の実際の硬
度と、その間の部分の、頭頂部中央の硬度および頭頂部
中央から幅方向に前記20mm離れた位置の硬度を直線
で補間して得られた硬度との差がビッカース硬さで10
以内である硬度分布を有することを特徴とする耐損傷性
に優れた高強度ベイナイト鋼レールを提供するものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】レール頭頂部の損傷発生は接触応
力の影響を受け、この接触応力およびその分布は摩耗に
よるなじみ進行に伴い変化していくが、その変化過程は
摩耗速度の分布すなわちレール幅方向の硬度分布に支配
される。
【0018】本発明者らの研究によれば、この硬度分布
が適切なものならば、上記各公報に示された技術によっ
て大きな損傷軽減が可能であるが、不適切な分布では、
摩耗によるなじみの進行に伴い局部的な接触応力の集中
が起こって損傷軽減効果がなくなってしまう恐れがある
ことが判明した。
【0019】すなわち、上記各公報には、コーナー部お
よび頭側部の硬度範囲と頭頂部の硬度範囲が記載されて
いるのみであり、レール幅方向の硬度分布については何
等記載されておらず、頭頂部に接触応力およびその分布
が適正になるような硬度分布が得られない恐れがある。
【0020】さらに、特開平6−17193号公報に開
示された技術では、頭頂部の硬度がコーナー部および頭
側部の硬度の0.9以下と規定されているが、本発明者
の検討結果によると、このように頭頂部とコーナー部の
硬度差が大きくなると、頭頂中央部の接触圧力は大きく
減少するものの、その反動により接触部中央から幅方向
に離れた接触部端部に大きな接触応力が発生してしま
い、その位置での損傷が進行するため、レール全体とし
ての寿命は逆に短くなってしまうことが判明した。ま
た、従来のオンライン熱処理型パーライトルでは、頭頂
部の硬度を低下させると従来よりも疲労強度が低下して
しまう。
【0021】そこで本発明では、上述したように、レー
ル頭頂部の幅方向の硬度分布を制御してなじみ進行に伴
う接触応力の変化過程をコントロールすることにより、
レール頭頂部に疲労蓄積が局所的に集中することを防止
し、さらに特定組成のベイナイト鋼を用いることにより
硬度の低い頭頂部の耐接触疲労損傷性を改善している。
【0022】以下、この発明について詳細に説明する。
まず、この発明に係るレ−ルの成分組成および硬度分布
の限定理由について説明する。
【0023】(成分組成) C:0.2〜0.5% Cは、強度および耐摩耗性を確保するための必須元素で
ある。しかし、0.2%未満ではレール鋼としての硬さ
を安価に確保することが難しく、また0.5%を超える
とレール頭部に均一なベイナイト組織が得られない。し
たがって、C量を0.2〜0.5%の範囲とした。
【0024】Si:0.1〜2.0% Siは脱酸剤として有効なだけでなく、ベイナイト組織
中のフェライトに固溶して強度を上昇させ、耐摩耗性を
向上させる元素である。しかし、0.1%未満ではその
効果が認められず、また、2.0%を超えると脆化が生
じる。したがって、Si量を0.1〜2.0%の範囲と
した。
【0025】Mn:0.3〜4.0% Mnはベイナイト変態温度を低下させ、焼入性を高める
ことによりレールの高強度化に寄与する元素である。し
かし、0.3%未満ではその効果が小さく、また、4.
0%を超えると鋼のミクロ偏析によるマルテンサイト組
織を生じやすく、熱処理時および溶接時に硬化や脆化を
生じて材質劣化を来す。したがって、Mn量を0.3〜
4.0%の範囲とした。
【0026】P:0.035%以下 Pは靭性を劣化させる元素であることから、0.035
重量%以下とした。 S:0.035%以下 Sは主に介在物の形態で鋼中に存在するが、その量が
0.035%を超えるとその介在物の量が著しく増加
し、脆化による材質の劣化を引き起こすので0.035
%以下とした。
【0027】Cr:0.3〜4.0% Crは、ベイナイト焼入性を増加させる元素であり、本
発明鋼のようにミクロ組織をベイナイト組織として高強
度化を図るために非常に重要な元素である。しかし、
0.3%未満ではベイナイト焼入性が低く、ミクロ組織
が均一なベイナイト組織とならない。一方、4.0%を
超えるとマルテンサイトが生成しやすくなり好ましくな
い。したがって、Cr量を0.3〜4.0%の範囲とし
た。
【0028】Ni:0.1〜1.0% Mo:0.1〜1.0% NiおよびMoは、いずれもベイナイトに固溶してベイ
ナイト焼入性を向上せしめ、高強度化するのに有効な元
素であるが、上記範囲未満ではその効果が認められず、
逆に上記範囲を超えるとその効果が飽和する。したがっ
て、上記範囲内でこれらの1種以上を添加することは有
効である。
【0029】Nb:0.01〜0.2% V:0.01〜0.2% NbおよびVは、いずれもベイナイト中のCと結び付い
て圧延後に析出することから、頭部の内部まで析出強化
により硬度を高くして耐摩耗性を向上させ、レールの寿
命を延ばすために有効である。しかし、これらが上記範
囲未満ではその効果が有効に発揮されず、逆に上記範囲
を超えて添加してもその効果は飽和してしまう。したが
って、上記範囲内でこれらの1種以上を添加することは
有効である。
【0030】(ミクロ組織)本発明においてはレールを
ベイナイト組織とする。ベイナイト組織は、従来レール
のパーライト組織と比較して転位密度が増加して、高強
度化、高靭性化していることからC量をパーライト鋼よ
りも低くすることが可能である。
【0031】(硬度およびその分布)図1に硬度と疲労
強度との関係を示す。この図に示すように、同一硬度で
比較した場合、ベイナイト鋼はパーライト鋼より疲労強
度が高い。このため、ベイナイト鋼においては硬度がH
v350以上あれば、従来の熱処理型パーライトレール
と同程度以上の疲労強度を確保することができる。
【0032】コーナー部は車輪との接触条件が厳しいた
め、従来のオンライン熱処理型パーライトレールと同程
度の耐摩耗性を確保しなければならない。摩耗量は実際
に敷設した場合の摩耗量で評価することが最も望ましい
が、西原式摩耗試験機を用いて実敷設レールの接触条件
をシミュレートした比較試験により評価する方法も有効
である。この試験法を用いれば、短期間で耐摩耗性(硬
度と摩耗減量比の関係)を評価できるので、以下、この
方法により評価した結果を示している。
【0033】図2に摩耗減量比に及ぼす硬度の影響を調
査した結果を示す。供試鋼としては従来のパーライトレ
ールおよび硬度をHv330〜510まで変化させたベ
イナイト鋼を用いた。これらから外径30mm、幅8m
mの西原式摩耗試験片を採取し、接触荷重50kg、す
べり率−10%、潤滑剤無しの条件で摩耗試験を行い、
50万回転後の摩耗減量を測定した。評価においては、
オンライン熱処理型パーライトレールの摩耗減量を測定
し、オンライン熱処理型パーライトレールに対する供試
鋼の摩耗減量比を求めた。
【0034】オンライン熱処理型パーライトレールの硬
度はHv390程度である。図2から理解されるよう
に、硬度の増加に伴い摩耗減量比が減少しており、同一
硬度においてはパーライト組織よりもベイナイト組織の
ほうが摩耗減量比が大きい。ただし、ベイナイト鋼にお
いても、硬度がHv420以上になれば摩耗減量比がオ
ンライン熱処理型パーライトレール以下となっている。
したがって、現在使用されているオンライン熱処理型パ
ーライトレールと同等以上の耐摩耗性を確保するため
に、本発明では頭部コーナー部の硬度をHv420とし
た。
【0035】頭頂部については、車輪とレールとの接触
幅は、新品時あるいはグラインディング直後に最も小さ
く(高軸重鉄道では通常10mm程度)、摩耗によるな
じみ進行にともない次第に広くなり、これに応じて接触
力は分散する。そこで、接触応力の分布と硬度分布との
関係について数値シミュレーションを行った。
【0036】図3に頭頂部の硬度がHv450で一様な
レールでの接触応力の幅方向分布を示す。図では、頭頂
部中央から右半分のみを示している。この図から、新品
時あるいはグライディング直後の使用初期は頭頂部中央
に大きな接触応力が発生し、摩耗によるなじみの進行に
伴い接触応力分布は平坦になっていくのがわかる。しか
し、なじみが進行しても接触応力は常に頭頂中央部で最
も高いため、頭頂中央部に疲労蓄積が集中してしまい、
頭頂中央部にヘッドチェック等の損傷が発生する。
【0037】次に、図4に示すような3種類の硬度分布
(ケースa,b,c)を頭頂部に有する場合について接
触応力分布を調査した。ケースaでは、頭頂中央部の硬
度は頭頂の中央から幅方向に20mm離れた位置におけ
る硬度よりもビッカース硬さで25低く、ケースbでは
50低く、ケースcでは80低い。
【0038】図5にケースaの接触応力分布を示す。こ
の図に示すように、頭頂中央部の接触応力が減少すると
接触部端部の接触応力が増加し、接触応力のピークが頭
頂部中央ではなく接触部端部にくるようになり、その位
置での疲労蓄積が大きくなる。しかし、摩耗によるなじ
みが進行するに伴い、接触応力が最大となる位置はレー
ル幅方向に頭頂中央部からコーナー部へと移動する。し
たがって、疲労の蓄積が分散され、レール全体としては
損傷が軽減される。
【0039】本発明者らの研究により、頭頂中央部の接
触応力が低下し、接触応力のピーク位置が移動するとい
う現象は、頭頂部中央から幅方向に20mm離れた位置
までの硬度分布にほぼ支配されることが見出された。そ
して、この範囲の硬度が、頭頂部中央から幅方向外側に
向けて単調かつほぼ直線的に増加していると、上記現象
がスムーズに起こる。しかし、例えばこの範囲で硬度が
増加から減少に転ずるような箇所があると、その位置で
の接触応力が異常に大きくなり、損傷発生の原因となっ
てしまう。
【0040】従って、本発明では、「頭頂部中央と頭頂
部中央から幅方向に前記20mm離れた位置との間の硬
度は、頭頂部中央から幅方向外側に向けて単調に増加
し、その間の部分の実際の硬度と、その間の部分の、頭
頂部中央の硬度および頭頂部中央から幅方向に前記20
mm離れた位置の硬度を直線で補完して得られた硬度と
の差がビッカース硬さで10以内である」と規定した。
【0041】図6および図7にそれぞれケースa〜cの
1千万通過トン時および8千万通過トン時における接触
応力分布を図3に示した硬度一様レールと比較して示
す。硬度を変化させたレール(ケースa,b,c)のレ
ールの頭頂中央部の接触応力は硬度一様のものよりも速
く低下し、硬度差が大きい場合のほうがこの傾向が大き
い。これは頭頂中央部の硬度が低いため周辺よりも速く
摩耗が進行するためである。これにより頭頂中央部の疲
労蓄積を大幅に軽減することができる。
【0042】ただし、頭頂部中央での硬度と頭頂部中央
から幅方向に前記20mm離れた位置での硬度の差が大
きくなると、接触部端部に発生する接触応力のピークは
大きくなる。1千万通過トン時の接触応力のピーク値
は、ケースa,bでは硬度が一様なレールよりも小さい
が、硬度差がビッカース硬さで80あるケースcの場合
には、図6に示すように、接触応力のピーク値は硬度が
一様なレールと同様非常に大きくなり損傷発生の原因と
なる。従って、本発明では、頭頂部中央の硬度と、頭頂
部中央から幅方向に20mm離れた位置の硬度との差の
上限をビッカース硬さで70と規定した。
【0043】また逆に、頭頂部中央の硬度とそこから幅
方向に20mm離れた位置における硬度との差が小さす
ぎると、前述した損傷を軽減する接触応力分布が十分に
現れなくなるので、その硬度差の下限をビッカース硬さ
で10と規定した。
【0044】頭頂部中央から幅方向に20mm離れた位
置での硬度は、コーナ部および頭側部の硬度を設定した
のと同じ理由により、Hv420以上に規定した。な
お、頭頂部中央から20mm離れた位置での硬度がHv
420、硬度差の上限がビッカース硬さで70の場合に
おいても頭頂部中央の硬度はHv350であるため、前
述したように従来の熱処理型パーライトレールと同程度
の疲労強度を確保することができ、また損傷抵抗性は低
下しない。
【0045】頭頂部中央から幅方向に20mm離れた位
置とコーナ部との間の硬度は、接触応力には大きく影響
しないものの、硬度に大きな変動がなく、硬度がほぼ一
様かあるいは滑らかに単調に変化していくのが望まし
い。
【0046】また、製造上、硬度がわずかにばらつくこ
とは避けられないため、局所的ないしはミクロ的に硬度
が幅方向に単調増加しない部分が現れることがあるが、
本発明ではマクロ的に硬度が単調増加していればよい。
【0047】深さ方向の硬度に関しては、頭頂面から少
なくとも10mm以上、好ましくは23mmの深さまで
は、水平断面内で本発明の上記硬度条件を満たしている
ようにすることが好ましい。これにより、レール摩耗が
大幅に進行した場合でも、損傷軽減を図ることができ
る。
【0048】本発明に係るレールにおいては、頭側部、
コーナー部、および頭頂部中央から幅方向に20mm離
れた位置からコーナー部に至る範囲の部分の硬度を十分
大きくしてレールの強度および耐摩耗性を確保し、頭頂
部においてはその中央の硬度を中央から幅方向に20m
m離れた位置の硬度より低くし、その中間位置での硬度
がほぼ直線的に変化するように調整することにより、摩
耗によるなじみ進行に伴い、摩耗速度が大きい頭頂部中
央部の接触応力が低下してその部分の損傷は抑制され、
かつ頭頂部の摩耗速度が幅方向に適切に制御されるた
め、接触部端部に発生する接触応力のピーク値が過大に
ならず、またそのピーク位置が移動するため、結果とし
て疲労蓄積が集中せず頭頂面上に分散する。従って、疲
労損傷の発生が抑制され、グラインディングの回数を減
らすことができ、結果として軌道の保守費を低減するこ
とができるとともに、レールの寿命を延ばすことができ
る。
【0049】以上のような成分組成ならびに硬度および
硬度分布を有する本発明に係るレールは、圧延終了後直
接または一旦冷却後再加熱した後、レール頂部にエアー
を供給して冷却することにより製造される。この際に、
頭頂部中央部、コーナー部、頭側部に供給するエアーの
圧力を変化させることにより、頭部内の硬度分布を様々
に調整することができる。
【0050】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
表1に示す成分組成を有する鋼を実際にレール形状に圧
延し、頭部に熱処理を施すことにより、頭部に様々な硬
度分布を有するレールを製造した。これらのレール素材
を圧延終了後、オンラインで冷却装置に装入し、レール
頭部にエアーを供給して冷却を行い、レールを製造し
た。この際に、頭頂部中央部、コーナー部、頭側部に供
給するエアーの圧力を変化させて硬度部分を調整した。
そして、頭頂部中央部のエアー圧を低く、コーナー部の
エアー圧力を高くすることにより、頭頂部中央から幅方
向に20mm離れた位置までの硬度が単調に増加するよ
うな硬度分布を有するレール形成した。
【0051】
【表1】
【0052】これらのレールの頭部の硬度および分布を
表2に示す。レールの寿命については、前述したよう
に、実際に敷設したレールで評価することが最も望まし
いが、この方法では時間がかかるため、2円筒型のレー
ル・車輪接触疲労試験装置(転動疲労試験装置)を用い
て実敷設レールの接触条件をシミュレートした試験によ
り評価を行った。その結果を表2に併せて示す。なお、
表2では、各試験片の損傷寿命を、硬度一様のレールに
相当する試験片の損傷寿命に対する比で示している。
【0053】
【表2】
【0054】表2に示すように、本発明の範囲内の硬度
分布を有する試験片では、損傷寿命が硬度一様レールに
相当するものの1.4倍以上向上し、最大2.2倍にも
なることが確認された。
【0055】これらの試験結果から、損傷寿命を延長さ
せるためには、頭頂部中央部の接触応力を低減すること
ができると同時に、接触部端部に発生する接触応力のピ
ーク値を抑制することができ、しかもそのピーク発生位
置を頭頂部中央から幅方向外側へ移動させることによっ
て疲労蓄積を分散させることができる本発明の頭頂部硬
度分布が有効であることが確認された。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ヘッドチェック等の過大接触圧力に伴って発生する
頭頂部の損傷を抑制することができ、したがってレール
のグラインディングの回数を減少させることができるの
で軌道保守費を低減させることができ、レ−ル寿命を延
長させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベイナイト鋼およびパーライト鋼における硬度
と疲労強度との関係を示す図。
【図2】摩耗減量に及ぼす硬度の影響を示す図。
【図3】頭頂部の硬度がHv450で一様なレールにお
ける接触応力の幅方向の分布を示す図。
【図4】接触応力を調査するためのレール試験片頭頂部
の硬度分布を示す図。
【図5】本発明に係るレールの摩耗によるなじみ進行に
伴う接触応力分布を示す図。
【図6】本発明に係るレール、比較例に係るレールおよ
び頭頂部の硬度分布が一様のレールにおける1千万通過
トン時の頭頂部の接触応力分布を示す図。
【図7】本発明に係るレール、比較例に係るレールおよ
び頭頂部の硬度分布が一様のレールにおける8千万通過
トン時の頭頂部の接触応力分布を示す図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で、C:0.2〜0.5%、Si:
    0.1〜2.0%、Mn:0.3〜4.0%、P:0.
    035%以下、S:0.035%以下、Cr:0.3〜
    4.0%であり、残部が実質的にFeからなり、ミクロ
    組織がベイナイト組織であり、頭部コーナ部および頭側
    部の硬度がビッカース硬さでHv420以上であり、頭
    頂部中央から幅方向に20mm離れた位置での硬度がH
    v420以上であり、頭頂部中央の硬度が、頭頂部中央
    から幅方向に20mm離れた位置の硬度よりビッカース
    硬さで10〜70低く、頭頂部中央と頭頂部中央から幅
    方向に前記20mm離れた位置との間の硬度は、頭頂部
    中央から幅方向外側に向けて単調に増加し、その間の部
    分の実際の硬度と、その間の部分の、頭頂部中央の硬度
    および頭頂部中央から幅方向に前記20mm離れた位置
    の硬度を直線で補間して得られた硬度との差がビッカー
    ス硬さで10以内である硬度分布を有することを特徴と
    する耐損傷性に優れた高強度ベイナイト鋼レール。
  2. 【請求項2】 重量%で、C:0.2〜0.5%、S
    i:0.1〜2.0%、Mn:0.3〜4.0%、P:
    0.035%以下、S:0.035%以下、Cr:0.
    3〜4.0%であり、さらにNi:0.1〜1.0%、
    Mo:0.1〜1.0%、Nb:0.01〜0.2%、
    V:0.01〜0.2%、の1種以上を含有し、残部が
    実質的にFeからなり、ミクロ組織がベイナイト組織で
    あり、頭部コーナ部および頭側部の硬度がビッカース硬
    さでHv420以上であり、頭頂部中央から幅方向に2
    0mm離れた位置での硬度がHv420以上であり、頭
    頂部中央の硬度が、頭頂部中央から幅方向に20mm離
    れた位置の硬度よりビッカース硬さで10〜70低く、
    頭頂部中央と頭頂部中央から幅方向に前記20mm離れ
    た位置との間の硬度は、頭頂部中央から幅方向外側に向
    けて単調に増加し、その間の部分の実際の硬度と、その
    間の部分の、頭頂部中央の硬度および頭頂部中央から幅
    方向に前記20mm離れた位置の硬度を直線で補間して
    得られた硬度との差がビッカース硬さで10以内である
    硬度分布を有することを特徴とする耐損傷性に優れた高
    強度ベイナイト鋼レール。
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