JPH0971675A - 発泡体及びその製造方法 - Google Patents

発泡体及びその製造方法

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JPH0971675A
JPH0971675A JP29965495A JP29965495A JPH0971675A JP H0971675 A JPH0971675 A JP H0971675A JP 29965495 A JP29965495 A JP 29965495A JP 29965495 A JP29965495 A JP 29965495A JP H0971675 A JPH0971675 A JP H0971675A
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JP
Japan
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foam
resin
shape
closed
cell
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JP29965495A
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English (en)
Inventor
Eiji Okada
英治 岡田
Hitoshi Shirato
斉 白土
Hiroshi Abe
弘 阿部
Takashi Oguchi
貴士 小口
Takeru Koike
長 小池
Noritaka Tsujimoto
典孝 辻本
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 常温にて形状回復性を有する独立気泡樹脂発
泡体からなり、弾性変形領域内の歪み幅で収縮され、少
なくとも1方向に、かつ形状回復前と非相似形に形状回
復可能とされていることを特徴とする発泡体。 【効果】 本発明による発泡体は、施工前は圧縮され
ているため充填しようとする空間に容易に挿入すること
ができ、施工性に優れている。また、この発泡体は施工
後に空気を吸収することによって膨張して空間を埋める
ので、断熱性、シール性に優れる。したがって、本発明
による発泡体は断熱材、緩衝材、シール材などとして好
適に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡体及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、隙間用のシール材としては、形状
記憶ポリマーからなる発泡体を施工時に加熱させるもの
(特公平4−17980、特公平7−39506、特開
平6−298988、特開平6−239955公報等)
知られていた。しかし、前記の発泡体においては施工時
に加熱させるという手間がかかり、また部位によっては
加熱できない部位もあった。
【0003】また、スチレン─アクリルニトリル系樹脂
を基材樹脂として、特定の揮発性有機溶剤を発泡剤とし
た発泡体を収縮した再膨張性発泡プラスチックチップが
提案されてきた(特開昭62−13441号公報)。
【0004】しかし、このチップは、 1)スチレン─アクリルニトリル系樹脂を基材樹脂とし
ているので、収縮時に座屈を起こしやすく、それを防ぐ
ために高発泡倍率が必要となり、そのためセル径が大き
くなり、セル内の対流により断熱性などの特性が低下す
る。 2)再膨張時にチップ間に隙間が発生し、十分な充填が
できない。 3)チップが再膨張するのである程度の形状対応性があ
るものの、自由な形状設計が難しい。などの欠点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の欠点を克服し、断熱性、充満性、シール性、
施工性などに優れ、したがってパイプ用断熱材、建材用
断熱材、包装用緩衝材、スポーツレジャー用緩衝材や、
土木、建築、車輌の接続箇所などの暴風、防塵、防音、
防水用シール材、目地材などの分野に好適に利用される
発泡体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の発泡体は、常温
にて形状回復性を有する独立気泡発泡体が、弾性変形領
域内の歪み幅で収縮され、少なくとも1方向に、かつ形
状回復前と非相似形に形状回復可能とされているもので
ある。
【0007】本発明において常温にて形状回復性を有す
るとは、任意の形に変形させても元の形状を憶えてお
り、シールさせたい隙間に圧縮されて施工された後、徐
々に変形前の形状にもどることをいう。
【0008】本発明に使用される独立気泡発泡体は高分
子物質と発泡剤を主成分する樹脂組成物を発泡成形して
得られるものである。
【0009】上記独立気泡発泡体の独立気泡率は、5%
以上が好ましく、50%以上がさらに好ましい。発泡体
の収縮は独立気泡の収縮によるものであるから、独立気
泡率が小さいと発泡体の収縮・膨張がほとんど起こらな
い。さらに、強制的に発泡体を圧縮した場合において
も、セル内に直接空気が入り込むので膨張が早すぎ、圧
縮を解放すると同時に膨張してしまう。
【0010】上記高分子物質としては合成樹脂が好まし
いが、発泡性を有するものであれば天然樹脂であっても
よい。上記合成樹脂としては、熱可塑性樹脂であっても
よいし、熱硬化性樹脂であってもよい。
【0011】上記熱可塑性樹脂としてはたとえば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリブテン、塩素化ポリエチ
レン等のオレフィン系樹脂、ポリスチレン、スチレン−
ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−イソプレン
−スチレン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリメチルア
クリレート、ポリメチルメタクリレート、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体等のアクリル系樹脂、ポリ塩
化ビニル等の塩素系樹脂、ポリフッ化エチレン等のフッ
素系樹脂、6−ナイロン、66−ナイロン、12−ナイ
ロン等のポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹
脂、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリアセタール、
ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリエーテルイミド、ケイ素樹脂、熱可塑性ウレ
タン、各種エラストマーなどが挙げられる。これらは架
橋されていてもよい。
【0012】また、熱硬化性樹脂としてはたとえば、ウ
レタン系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ユ
リア樹脂、メラミン系樹脂、ケイ素樹脂、イミド系樹
脂、不飽和ポリエステルの硬化物などが挙げられる。
【0013】上記天然樹脂としてはたとえば、セルロー
ス、デンプン、タンパク質、ゴム等が挙げられる。
【0014】これらの高分子物質は単独で用いても2種
以上併用してもよい。
【0015】上記高分子物質の曲げ弾性率は、大きくな
ると収縮時にセルの破壊が発生するなど形状回復能が小
さく、小さくなると形状回復量が小さくなるか形状回復
が遅くなるので30000kgf/cm2 が好ましく、
さらに好ましくは100〜25000kgf/cm2
もっとも好ましくは100〜20000kgf/cm 2
である。上記曲げ弾性率が30000kgf/cm2
下の樹脂としてはたとえば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロ
ピレン−ジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリブテン、塩素化ポリエチレン等のオレフィン系
樹脂、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン−スチレン
共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体等
のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル等の塩素系樹脂、ポ
リフッ化エチレン等のフッ素系樹脂、6−ナイロン、6
6−ナイロン、12−ナイロン等のポリアミド樹脂、ケ
イ素樹脂、熱可塑性ウレタン、各種エラストマーなどが
挙げられる。これらは架橋されていてもよい。
【0016】本発明に使用される発泡剤は、通常用いら
れる発泡剤であれば特に限定されず、たとえば下記の物
理型発泡剤、熱分解型発泡剤などが例示される。
【0017】物理型発泡剤として、炭酸ガス、窒素ガ
ス、空気、酸素、ネオン、アルゴンなどの無機ガス、ブ
タン、ペンタン、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素;ベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;アセ
トン、メチルエチルケトンなどのケトン類;メタノー
ル、エタノール、プロパノールなどのアルコール類;
1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン、2,2−ジク
ロロ−1,1,1−トリフルオロエタン、1,1,1,
2−テトラフルオロエタン、モノクロロジフルオロエタ
ン、モノクロロジフルオロメタンなどのハロゲン化炭化
水素、エチルエーテル、水等から選ばれる少なくとも1
種以上が用いられる。
【0018】上記無機ガスとしては、樹脂に対するガス
透過係数Pagent と、樹脂に対する空気のガス透過係数
Pair がPagent >Pair なる関係にあるものが好まし
い。無機ガスのガス透過係数Pagent と空気のガス透過
係数Pair がPagent >Pair なる関係にある場合は、
独立気泡発泡体を常温、常圧下に放置するだけでも収縮
するからである。無機ガスのガス透過係数Pagent と空
気のガス透過係数Pair がPagent >Pair なる関係に
あるものは、例えば表1に示すものである。
【0019】
【表1】
【0020】また常温で液化する物理型発泡剤が好適に
使用される。たとえばポリエチレンを100〜110℃
で発泡させるには、ペンタン(沸点36.07℃)、ヘ
キサン(沸点68.74℃)、ベンゼン(沸点80.1
℃)メタノール(沸点64.51℃)、エタノール(沸
点78.32℃)、エチルエーテル(沸点34.48
℃)、水(100℃)などがあげられる。
【0021】上記熱分解型発泡剤としては、ポリオレフ
ィンの発泡体の製造に通常用いられるところのアゾジカ
ルボンアミド(分解温度200℃)、N,N’−ジニト
ロソペンタメチレンテトラミン(分解温度200℃)、
ベンゼンスルホニルヒドラジド(分解温度95℃)、ト
ルエンスルホニルヒドラジド(分解温度110℃)、ア
ゾビスイソブチロニトリル(分解温度115℃)、N,
N’−ジメチル−N,N’−ジニトロテレフタルアミド
(分解温度105℃)などが用いられる。
【0022】上記樹脂組成物にはさらに必要に応じて充
填材、難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などが必要に
応じて添加されてもよい。充填材としては炭酸カルシウ
ム、タルク、クレー、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、カ
ーボンブラック、二酸化珪素、酸化チタン、ガラス繊
維、ガラス粉、ガラスビーズ等があげられる。
【0023】難燃剤としてはヘキサブロモビフェニルエ
ーテル、デカブロモビフェニルエーテル等の臭素系難燃
剤、ポリリン酸アンモニウム、トリメチルホスフェー
ト、トリエチルホスフェート等の含リン酸系難燃剤、メ
ラミン誘導体、無機系難燃剤などがあげられる。これら
は単独で用いても2種以上併用してもよい。
【0024】本発明の発泡体は、上記独立気泡発泡体が
弾性変形領域内の歪み幅で収縮され、少なくとも1方向
に、かつ形状回復前と非相似形に形状回復可能とされて
いる。
【0025】独立気泡発泡体の収縮は弾性変形領域内で
行われる。収縮が弾性変形領域内を超え、塑性領域内に
入るか破断点を超えると、得られる発泡体の形状回復は
おこらない。
【0026】少なくとも1方向に、かつ形状回復前と非
相似形に形状回復可能とは、収縮された独立気泡発泡体
が、全方向に均等かつ相似形に形状回復することを含ま
ず、所望とする任意の方向に回復可能とされていること
をいい、発泡体の収縮倍率が方向により異なるものであ
る。たとえば、独立気泡発泡体を収縮して得られた、 1)シート状発泡体が、実質的に厚み方向のみ形状回復
可能、 2)ロッドまたはパイプ状の発泡体が、実質的に半径方
向のみ形状回復可能、 3)発泡体の一部のみが形状回復可能 であることを含む。
【0027】上記形状回復量は、用途目的で異なるが、
たとえばシーリング材として使用する場合は形状回復量
が小さくなるとシーリング性が十分でなく、大きくなる
と断熱性が不十分となるので形状回復後の発泡倍率が1
0〜80倍とするのが好ましい。
【0028】本発明の発泡体としての圧縮永久歪(形状
回復後、JIS K6767「ポリエチレンフォーム試
験方法」に準拠)は、特に限定されないが、好ましくは
20%以下、さらに好ましくは10%以下である。
【0029】本発明に使用される独立気泡発泡体の製造
方法としては特に限定されないが、下記の方法が好まし
く採用される。
【0030】1)押出発泡 この発泡法は、発泡剤を含む樹脂を溶融状態で金型から
押出すことにより、高圧状態から常圧への圧力変化によ
って樹脂を発泡させる方法である。この方法では、発泡
剤として用いられる無機ガスを途中から注入できる押出
機(一般的には一軸押出機)の押出口に所望の形状の口
金を有する金型を取り付けたものを用いる。
【0031】2)型内発泡 この発泡法は、圧力容器内の溶融樹脂中に発泡剤を圧入
し、発泡剤が溶融樹脂中に溶解後、容器内圧力を常圧ま
で低下させることにより樹脂を発泡させる方法である。
【0032】3)常圧発泡 この発泡法は、熱分解型発泡剤を予め樹脂の融点以上、
発泡剤の分解温度以下で溶融混練し、溶融樹脂を所望の
形状に賦形した後加熱炉で発泡剤の分解温度以上に加熱
することにより常圧で樹脂を発泡させる方法である。
【0033】4)化学反応法 この発泡法は、ポリマーの生成反応と同時に反応により
発生するガスにより樹脂を発泡させる方法である。
【0034】本発明2の発泡体の製造方法は、樹脂に対
するガス透過係数Pagent と、樹脂に対する空気のガス
透過係数Pair が、Pagent >Pair である発泡剤によ
り発泡して得られた独立気泡発泡体の一部を固定して収
縮させるものである。
【0035】上記独立気泡発泡体の収縮方法は、独立気
泡発泡体の端部等、形状回復を所望としない方向のみを
テープ、針等で固定して拘束し、常温、常圧下に放置す
るだけでもよいし、形状回復を所望とする方向のみに所
要の歪みを与えた状態で一定時間保持させてもよい。
【0036】樹脂に対する空気のガス透過係数Pair
が、Pagent >Pair なる関係にある気体を発泡剤とし
て用いた場合、セル内から外界(大気中)へ逃げる(透
過)ガス量の方が、外界(大気中)からセル内に入る
(透過)ガス量よりも多くなり、セル内圧<外界(大気
中)なる関係が生じる。この時、発泡体には外界圧で圧
縮される力F1とそれに抵抗する弾性力F2がかかり、
F1とF2がつり合う状態まで発泡体が変形(収縮)す
る。収縮が進行するに従ってセル内から外界(大気中)
へ逃げるガス量が次第に減少し、しばらくするとセル内
から外界(大気中)へ逃げるガス量と外界(大気中)か
らセル内に入るガス量が平衡に達し、収縮は停止する。
この後、発泡体は膨張を開始し、形状回復する。
【0037】本発明3の発泡体の製造方法は、発泡剤の
沸点より高い温度で樹脂を発泡させて得られた独立気泡
発泡体の一部を固定して、発泡剤の沸点より低い温度に
冷却することにより収縮させるものである。
【0038】上記温度での発泡により得られた発泡体を
発泡剤の沸点まで冷却すると、セル内の発泡剤も冷却し
て気体から液体となる。このとき発泡剤の体積収縮によ
りセル内圧が外界圧(大気圧)より小さくなり、発泡体
は収縮する。この後、発泡体は膨張を開始する。なお、
発泡剤の沸点が常温以下の場合、発泡体を冷却するため
の手段を必要とするが、発泡剤の沸点が常温以上の場合
は特にこのような手段は必要としない。
【0039】本発明4の発泡体の製造方法は、独立気泡
発泡体を、弾性変形領域内の歪み幅で圧縮するものであ
る。
【0040】弾性変形領域内の歪み幅で圧縮する方法と
しては、例えばシート状の発泡体を得るには独立気泡発
泡体の上下面をプレス、ダブルベルト等従来公知の方法
で固定して圧縮する方法が使用できる。さらに例えばロ
ッド状、チューブ状の発泡体を得るにはロールに巻き付
けるなど軸方向に張力をかけた状態に保などの方法が使
用される。その結果、セル内圧力が上昇するため、セル
内のガスはセルを透過して外界(大気中)に逃げる。し
ばらくするとセル内の圧力と外界の圧力が平衡に達す
る。このとき歪みを解放しても発泡体は歪んだ状態を保
持している。この後、発泡体は膨張を開始する。
【0041】また、上記独立気泡発泡体を減圧状態で製
造し、得られた発泡体を減圧状態に保ったまま独立気泡
発泡体の軟化点未満に冷却し、次いで大気圧下で取り出
して収縮させてもよい。上記発泡性樹脂組成物を1at
m下で発泡させたときの発泡倍率(A)と、上記独立気
泡発泡体を減圧状態で製造し、減圧状態下での発泡倍率
(B)とがB>Aなる関係となるように、好ましくはB
/A=1.1〜20となるように、行うのもよい。
【0042】比B/Aが1.1未満であると、施工後の
膨張性が悪く、良好なシール性を確保できない場合もあ
る。逆に、比B/Aが20を超えると、得られた発泡体
を大気圧下に晒したときの収縮率が大きく、発泡体樹脂
自体が塑性変形し、施工後の膨張性が悪くなり、シール
性があまり良くない場合もある。
【0043】減圧状態での発泡体の製造を行うには、例
えば減圧室やドライバキュームサイジングダイなどを使
う。
【0044】減圧室を用いる場合、減圧室内の圧力は好
ましくは35〜690mmHgである。この圧力が35
mmHg未満であると、施工後の膨張性が悪化し、発泡
体が破泡する場合もある。また、この圧力が690mm
Hgを超えても、施工後の膨張性が悪化する。
【0045】減圧室を用いる合成樹脂発泡体の製造方法
は、より具体的には下記の通りである。
【0046】発泡剤および合成樹脂を含む発泡性樹脂組
成物を発泡に適する温度に加熱した真空乾燥機に入れ、
発泡させる。その後、得られた発泡体を減圧状態に保っ
たまま合成樹脂の軟化点未満の温度まで冷却し、これを
大気圧下に取り出す。
【0047】連続的に処理する場合には、発泡剤および
合成樹脂を含む発泡性樹脂組成物を、入口および出口に
シール機能を設けた減圧室に入れる。押出発泡の場合に
は金型出口直後に減圧室を設けてもよい。
【0048】さらに、独立気泡発泡体をその樹脂の軟化
点以上の温度で膨張させ、その膨張した体積を保持しつ
つ樹脂の軟化点より低い温度まで発泡体を冷却し、次い
で大気圧下で取り出してもよい。
【0049】上述したように、発泡体の膨張は空気の閉
鎖されたセル膜を通しての発泡体内への透過と収縮によ
り発生する発泡体の圧縮応力と大気圧のつりあいにより
起こっている現象である。したがって、形状回復時間の
制御は発泡体の圧縮強度(樹脂特性、発泡倍率)、ガス
透過度(樹脂の種類、表面の閉鎖されたセル膜厚)によ
り可能である。
【0050】ただし、形状回復は発泡体の圧縮変形によ
り発生する応力により行われるが、回復途中、発泡体を
形成する樹脂の応力緩和により圧縮変形により発生する
応力が緩和される。その結果として、応力が緩和しただ
け膨張率が悪くなる。したがって、表面のセル閉鎖状態
をコントロールして膨張を遅くしたい場合や応力緩和の
大きい樹脂を用いる場合等は応力緩和による膨張率の低
下分を考慮するか応力緩和の小さい樹脂を選定する等の
検討を行って本発明の発泡体の設計をしなければならな
い。
【0051】形状回復時間の具体的制御方法としては、
たとえば、連続気泡率をあげることにより形状回復時
間を速める。連続気泡率をあげるには、独立気泡発泡体
に予め針等で孔を開けておくのも有用であるし、一端収
縮後、たとえば施工後に予め針等で孔を開けておいても
よい。ブロッキングしやすい樹脂を使用した独立気泡
発泡体を(たとえば発泡倍率30倍、平均セル径が20
0μmの場合)1方向に1/4以下まで圧縮することに
より、形状回復速度を遅延する。ブロッキングしやすい
樹脂をとしては表面平滑な樹脂シート(厚み10mm)
を10kgf/cm2 の圧力で常温で1時間加圧したと
きに、自重で落下しない程度に付着するものが好まし
い。このような樹脂としてはたとえばエチレン─酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン─エチルアクリレート共重合
体、低結晶性ポリエチレン、エチレン─プロピレン─ジ
エン共重合体、熱可塑性ウレタンの一種、エラストマー
の一種などがあげられる。
【0052】上記一部のみが形状回復可能発泡体の製造
方法としてはたとえば以下の方法があげられる。 1)独立気泡発泡体の、目的とする1部分のみ圧縮す
る。圧縮方法は、プレス、ロール、ベルト、絞りダイな
どの任意の方法が使用される。 2)収縮した状態の発泡体を、目的の部分だけ圧縮し、
他の部分は弾性回復及びセル膜を介したガス透過で形状
を回復させておく。 3)形状回復前と非相似形に形状回復可能とされている
発泡体と通常の発泡体を貼り合わせる。 4)発泡体が収縮状態にある時、形状回復を所望としな
い部分を融着させる。上記、融着方法としては、加熱融
着、溶剤融着等従来公知の任意の方法があげられる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を実施例
をもってさらに詳細に説明する。なお、発泡倍率、独立
気泡率、連続気泡率および収縮率は下記の方法で測定し
た。
【0054】発泡倍率 得られた独立気泡発泡体から縦35mm、横35mmの
小片を切り出し、その小片を、水を入れたメスシリンダ
ー内に沈めてその体積Aを測定し、また電子天秤を用い
てその重量を測定した。
【0055】得られた独立気泡発泡体の小片の重量を体
積Aで除し、発泡体の密度を算出した。
【0056】以下の式により、発泡倍率を算出した。
【0057】 発泡倍率=用いた樹脂の密度/発泡体の密度(倍) 独立気泡率および連続気泡率 空気比較式比重計1000型(東京サイエンス社製)を
用い、1〜1/2〜1気圧法で体積B(独立気泡体積+
樹脂体積)を測定した。
【0058】以下の式により、独立気泡率を算出した。
【0059】独立気泡率(%)=(体積B−重量÷樹脂
の密度)/(体積A−重量÷樹脂の密度) 連続気泡率(%)=100−独立気泡率(%) 収縮率(%)=収縮後の体積/発泡直後の体積 回復率(%)=回復(膨張)後の体積/発泡直後の体積
【0060】
【実施例】
(実施例1) 低密度ポリエチレン(三菱ポリエチ−LD LF440HB:曲げ弾性率20 00kg/cm2 三菱化学社製) 100重量部 気泡核形成剤としてタルク(MS:日本タルク社製) 0.1重量部 を配合してなる樹脂組成物を、150℃のロールで溶融
混練した後、温度150℃、圧力150kg/cm2
5分間プレスして厚さ10mmのシートを作製した。
【0061】このシートを100mm×100mmの小
片に裁断し、この小片を成形用型(オートクレーブ)内
に充填し、樹脂を110℃に加熱して溶融し、これに炭
酸ガスを100kg/cm2 の圧力で圧入して1時間保
持した後、成形用型の圧力を常圧まで低下させて、板状
に発泡させ、独立気泡発泡体を得た。得られた独立気泡
発泡体は、縦310mm×横310mm×厚さ31mm
の板状物であり、発泡倍率は29.2倍、独立気泡率は
89%であった。その後、独立気泡発泡体をプレス板に
挟み、厚さが15mmになるまでこれを圧縮し、この状
態で2日間保持した。2日後、プレス板をはずすと、厚
さ15mmの発泡体が得られた。
【0062】この発泡体を縦300mm×横300mm
に裁断した。得られた発泡体の裁断片は、縦300mm
×横300mm×厚さ15mmのものであり、発泡倍率
は14.5倍であり、収縮率は50%であった。なお、
この発泡体の常温常圧下での30日後の形状は、縦30
0mm×横300mm×厚さ30mmであり、発泡倍率
は28.5倍、回復率は97%であった。なお、この形
状回復後の発泡体の圧縮永久歪を JIS K 676
7に準じ測定した結果、5.2%であった。
【0063】(実施例2) 低密度ポリエチレン(スミカセンG201:住友化学社製、曲げ弾性率165 0kg/cm2 ) 100重量部 ジクミルパーオキサイド(1分半減期温度171℃) 0.6重量部 アゾジカルボンアミド(分解温度198℃) 15重量部 を配合してなる樹脂組成物をスクリュー押出機(口径φ
50mm、L/D=30)のホッパーから押出機の原料
供給口に供給し、樹脂を押出機内で溶融混練した。押出
機のシリンダー温度は、ホッパーから押出機の先端に向
かって105℃、115℃、120℃、120℃に設定
した。そして、樹脂組成物の溶融混練物を、温度120
℃に設定された厚さ5mm×幅200mmの賦形金型の
口金から10kg/hの押出量でシート状に連続的に押
出し成形した。
【0064】賦形金型の直後には熱風加熱炉が設けら
れ、押出し成形されたシートを熱風加熱炉の前半部で温
度170℃で加熱して架橋させ、ついで熱風加熱炉の後
半部で温度250℃で加熱して発泡させた。得られた独
立気泡発泡体は、厚さ16mm×幅610mmのシート
状のものであり、発泡倍率は29.5倍、独立気泡率は
86%であった。
【0065】この独立気泡発泡体をプレス板に挟み、厚
さが8mmになるまでこれを圧縮し、この状態で2日間
保持した。2日後、プレス板をはずすと、厚さ8mmの
シート状発泡体が得られた。得られた発泡体は、縦30
0mm×横300mm×厚さ8mmのものであり、発泡
倍率は14.3倍であり、収縮率は49%であった。な
お、この発泡体の常温常圧下での30日後の形状は、縦
300mm×横300mm×厚さ15mmであり、発泡
倍率は28.0倍、回復率は94%であった。
【0066】(実施例3)プレスにより厚さ5mmのシ
ートを作製したこと以外は実施例1と同様にして独立気
泡発泡体を作製し、8mmまで圧縮したこと以外は同様
に圧縮して厚さ8mmの発泡体を得た。この発泡体を幅
15mmに裁断した。得られた発泡体の裁断片は、幅1
5mm×長さ310mm×厚さ8mmのものであり、発
泡倍率は14.5倍であり、収縮率は50%であった。
なお、この発泡体の常温常圧下での30日後の形状は、
幅15mm×長さ310mm×厚さ15mmであり、発
泡倍率は28.5倍、回復率は97%であった。
【0067】(実施例4)実施例1と同様の樹脂組成物
を、ベントタイプのスクリュー式押出機(口径φ65m
m、L/D=35)のホッパーから押出機の原料供給口
に供給し、樹脂を押出機内で溶融混練した。押出機のシ
リンダー温度は、ホッパーから押出機の先端に向かって
135℃、160℃、140℃、130℃に設定した。
【0068】そして、押出機のベント部より炭酸ガスを
90kg/cm2 の圧力で圧入し、これと上記樹脂組成
物を押出機内で充分に溶融混練し、引き続いて110℃
に設定された直径1.5mmの押出口金から混練物を1
0kg/hの押出量で連続的に押し出してロッド状に発
泡させた。得られた独立気泡発泡体は、径12mmのロ
ッド状のものであり、発泡倍率は26.7倍、独立気泡
率は87%であった。発泡後、これをすぐに径300m
mのロールに巻取りながら収縮させ、径7mmのロッド
状発泡体を得た。
【0069】得られた発泡体は、径7mm×長さ300
mmのロッド状物であり、発泡倍率は9.1倍、収縮率
は34%であった。なお、この発泡体の常温常圧下での
30日後の形状は、径11.5mm×長さ300mmで
あり、発泡倍率は25.1倍、回復率は92%であっ
た。
【0070】(実施例5)実施例2と同様にして独立気
泡発泡体を作製し、実施例2と同様に圧縮して厚さ8m
mの発泡体を得た。この発泡体を幅15mmに裁断し
た。得られた発泡体の裁断片は、幅15mm×長さ31
0mm×厚さ8mmのものであり、発泡倍率は14.3
倍であり、収縮率は49%であった。なお、この発泡体
の常温常圧下での30日後の形状は、幅15mm×長さ
310mm×厚さ15mmであり、発泡倍率は28.0
倍、回復率は94%であった。
【0071】(実施例6)実施例1記載の樹脂組成物
を、ベントタイプのスクリュー式押出機(口径φ65m
m、L/D=35)のホッパーから押出機の原料供給口
に供給し、樹脂を押出機内で溶融混練した。押出機のシ
リンダー温度は、ホッパーから押出機の先端に向かって
135℃、160℃、140℃、130℃に設定した。
そして、押出機のベント部よりペンタンを樹脂100重
量部に対して10重量部の割合でで注入し、これと上記
樹脂組成物を押出機内で充分に溶融混練し、引き続いて
110℃に設定された厚さ3mm×幅100mmの押出
口金から混練物を10kg/hの押出量で連続的に押し
出してシート状に発泡させた。得られた発泡体は、幅3
10mm×厚さ15.5mmのシート状物であり、発泡
倍率は29.8倍、独立気泡率は92%であった。
【0072】この発泡体を縦300mm×横300mm
に裁断した。その後、この裁断片をプレス板で上下面を
固定して23℃の恒温槽に入れた。発泡体の裁断片は収
縮し、縦300mm×横300mm×厚さ5.5mm
(収縮率35%)のシート状発泡体になった。なお、こ
の発泡体の常温常圧下での30日後の形状は、縦300
mm×横300mm×厚さ15mmであり、発泡倍率は
28.6倍、収縮率は96%であった。
【0073】(実施例7) 低密度ポリエチレン(スミカセンG201:曲げ弾性率1650kg/cm2 :住友化学社製) 100重量部 ジクミルパーオキサイド(1分半減期温度171℃) 0.6重量部 アゾジカルボンアミド(分解温度198℃) 15重量部 を配合してなる樹脂組成物をスクリュー押出機(口径φ
50mm、L/D=30)のホッパーから押出機の原料
供給口に供給し、樹脂を押出機内で溶融混練した。押出
機のシリンダー温度は、ホッパーから押出機の先端に向
かって105℃、115℃、120℃、120℃に設定
した。そして、樹脂組成物の溶融混練物を、温度120
℃に設定された厚さ5mm×幅200mmの賦形金型の
口金から10kg/hの押出量でシート状に連続的に押
出し成形した。
【0074】賦形金型の直後には熱風加熱炉が設けら
れ、押出し成形されたシートを熱風加熱炉の前半部で温
度170℃で加熱して架橋させ、ついで熱風加熱炉の後
半部で温度250℃で加熱して発泡させた。得られた発
泡体は、厚さ16mm×幅610mmのシート状のもの
であり、発泡倍率は29.5倍、独立気泡率は86%で
あった。この発泡体を縦300mm×横300mmに裁
断した。その後、発泡体の裁断片をプレス板に挟み、厚
さが8mmになるまでこれを圧縮し、この状態で2日間
保持した。2日後、プレス板をはずすと、厚さ8mmの
シート状発泡体が得られた。
【0075】得られた断熱材としての発泡体は、縦30
0mm×横300mm×厚さ8mmのものであり、発泡
倍率は14.3倍であり、収縮率は49%であった。な
お、この発泡体の常温常圧下での30日後の形状は、縦
300mm×横300mm×厚さ15mmであり、発泡
倍率は28.0倍、収縮率は94%であった。
【0076】(実施例8) エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(三菱ポリエチ−EV
A LV660:曲げ弾性率150kg/cm2 :三菱
化学社製) 100重量部 気泡
核形成剤としてタルク(MS:日本タルク社製)
0.2重量部を配合してなる樹脂組成物を、120
℃のロールで溶融混練した後、温度120℃、圧力15
0kg/cm2で5分間プレスして厚さ2mmのシート
を作製した。得られたシートの両面に、500kv×3
Mradの電子線を照射し、架橋させた。
【0077】このシートを100mm×100mmの小
片に裁断し、この小片を成形用型(オートクレーブ)内
に充填し、樹脂を80℃に加熱して溶融し、これに炭酸
ガスを50kg/cm2の圧力で圧入して1時間保持し
た後、成形用型の圧力を常圧まで低下させて、板状に発
泡させた。
【0078】得られた発泡体は、縦305mm×横30
5mm×厚さ6.3mmの板状物であり、発泡倍率は2
8.7倍、独立気泡率は88%であった。その後、発泡
体の裁断片をプレス板に挟み、厚さが3mmになるまで
これを圧縮し、この状態で2日間保持した。2日後、プ
レス板をはずすと、厚さ3mmのシート状発泡体が得ら
れた。
【0079】この発泡体を縦300mm×横300mm
に裁断した。得られた断熱材としての発泡体は、縦30
0mm×横300mm×厚さ3mmのものであり、発泡
倍率は13.9倍であり、収縮率は48%であった。な
お、この発泡体の常温常圧下での30日後の形状は、縦
300mm×横300mm×厚さ6mmであり、発泡倍
率は27.3倍、収縮率は95%であった。
【0080】(実施例9) 高密度ポリエチレン(三菱ポリエチ−HD HJ560:曲げ弾性率1100 0kg/cm2 :三菱化学社製) 100重量部 ジクミルパーオキサイド(1分半減期温度171℃) 0.6重量部 トリアリルイソシアヌレート(東京化成工業社製) 0.5重量部 アゾジカルボンアミド(分解温度198℃) 15重量部 を配合してなる樹脂組成物を、140℃のロールで7分
溶融混練した後、温度165℃、圧力150kg/cm
2 で15分間プレスして厚さ2mmの架橋シートを作製
した。
【0081】このシートを250℃に設定された熱風加
熱式オーブン中で板状に発泡させた。得られた発泡体
は、厚さ6.5mmの板状物であり、発泡倍率は31.
1倍、独立気泡率は89%であった。この発泡体を縦3
00mm×横300mmに裁断した。その後、発泡体の
裁断片をプレス板に挟み、厚さが4mmになるまでこれ
を圧縮し、この状態で2日間保持した。2日後、プレス
板をはずすと、厚さ4mmのシート状発泡体が得られ
た。得られた断熱材としての発泡体は、縦300mm×
横300mm×厚さ4mmのものであり、発泡倍率は1
9.2倍であり、収縮率は62%であった。なお、この
発泡体の常温常圧下での30日後の形状は、縦300m
m×横300mm×厚さ6mmであり、発泡倍率は2
8.7倍、収縮率は92%であった。
【0082】(実施例10)発泡剤としてペンタンを樹
脂100重量部に対して10重量部の割合で供給したこ
と以外は、実施例4と同様にして発泡体を得た。この発
泡体は径12mmのロッド状物であり、発泡倍率は2
8.5倍、独立気泡率は92%であった。
【0083】発泡後、これをすぐに径300mmのロー
ルに巻取り、巻取った状態で23℃の恒温槽に入れて収
縮させ、径7mmのロッド状発泡体を得た。得られたシ
ール材としての発泡体は、径7mm×長さ300mmの
ロッド状物であり、発泡倍率は9.7倍、収縮率は34
%であった。なお、この発泡体の常温常圧下での30日
後の形状は、径11.5mm×長さ300mmであり、
発泡倍率は26.0倍、収縮率は92%であった。
【0084】(実施例11)実施例6と同様にして発泡
体を作製し、同様に圧縮して厚さ8mmの発泡体を得
た。この発泡体を幅15mmに裁断した。得られたシー
ル材としての発泡体は、幅15mm×長さ310mm×
厚さ8mmのものであり、発泡倍率は14.3倍であ
り、収縮率は49%であった。なお、この発泡体の常温
常圧下での30日後の形状は、幅15mm×長さ310
mm×厚さ15mmであり、発泡倍率は28.0倍、収
縮率は94%であった。
【0085】(実施例12)低密度ポリエチレン(三菱
化学社製「三菱ポリエチ−LD LF440HB」)を
φ65の一軸押出機(130℃設定)に投入し、押出機
のベント部より炭酸ガスを樹脂100gに対して300
0ccの割合で注入し、引き続いて110℃に設定され
た厚さ3mm×幅100mmの押出口金から混練物を2
0kg/hの押出量で連続的に押し出してシート状に発
泡させた。発泡直後は、幅300mm、厚み15mmで
あった。引き続き長さ1500mm、幅800mm、ク
リアランス5mmのダブルベルト間に供給し、100m
m、厚み8mmの独立気泡率発泡体を得た。この発泡体
を60×20×8mmの大きさに切断した。尚、この発
泡体の常温常圧下での30日後の状態は、発泡倍率30
倍、独立気泡率82%、寸法60×57×13mmであ
った。
【0086】(実施例13) 低密度ポリエチレン(スミカセン社製「G201」) 100重量部 タルク(日本タルク社製 「MS」) 1重量部 ジクミルパーオキサイド 1重量部 上記樹脂組成物を140℃に設定されたロールで5分間
混練し、その後180℃、150kg/cm2で7分でプレス
し、100×100×20mmの架橋成形体を得た。
【0087】次いで、100kg/cm2の炭酸ガスを充填し
た120℃のオートクレーブに20分間いれ、大気圧に
除圧することで発泡させ、独立気泡発泡体を得た。得ら
れた独立気泡発泡体は、発泡倍率32倍、独立気泡率9
1%であった。上記独立気泡発泡体を60×60×60
mmに切りとり、2方向に各5分間づつ10mm、他の
1方向に20mm×5分に圧縮して31×30×43m
m発泡体を得た。尚、この発泡体の常温常圧下での30
日後の状態は、発泡倍率30倍、寸法58×57×58
mmであった。
【0088】(実施例14) 低密度ポリエチレン(スミカセン社製「G201」) 100重量部 アゾジカルボンアミド(大塚化学社製「ユニフォームAZ−H」)17重量部 ジクミルパーオキサイド(日本油脂) 1重量部 上記樹脂組成物を140℃に設定されたロールで5分間
混練し、その後170℃×150kg/cm2で7分間プレス
し、100×100×20mmの架橋成形体を得た。次
いで、250℃×12分のオーブンで発泡させた。得ら
れた発泡体は、発泡倍率32倍、独立気泡率91%であ
った。該発泡体を60×60×60mmに切りとり、2
方向に各4hづつ10mmに圧縮して目的の発泡体を得
た。得られた発泡体は、60×31×32mmの大きさ
であった。尚、この発泡体の常温常圧下での30日後の
状態は、発泡倍率29倍、寸法60×57×57mmで
あった。
【0089】(実施例15)低密度ポリエチレン(三菱
油化社製「ZH51」)100重量部を、130℃に設
定されたベントタイプφ65mm押出機(L/D=36)
のホッパーに投入し、ベント部より炭酸ガスを100kg
/cm2で圧入し、20kg/hの吐出量で105℃に設定され
たφ2mmの口金よりロッド状に押出発泡した。押出発
泡直後の倍率は、28倍、径22mm、独立気泡率83
%であった。該発泡体を60mmの長さに切りとり、長
さ方向を型枠で固定し、所望の発泡体を得た。得られた
発泡体は、長さ60mm、径13mmであった。尚、こ
の発泡体の常温常圧下での30日後の状態は、発泡倍率
27倍、長さ60mm、径20mmであった。
【0090】(実施例16) 低密度ポリエチレン(三菱化学社製「三菱ポリエチ−LD LF440HB」 ) 100重量部 タルク(日本タルク社製「MS」) 1重量部 をφ65の一軸押出機(130℃設定)に投入し、押出
機のベント部よりペンタンを樹脂100重量部に対して
10重量部の割合で注入し、引き続いて110℃に設定
された厚さ4mm×幅100mmの押出口金から混練物
を20kg/hの押出量で連続的に押し出してシート状
に発泡させた。引き続き潤滑剤を供給したロールで幅1
00mm、厚み8mmに矯正し、目的の発泡体を得た。
得られた発泡体は幅100mm、厚み8mmであった。
この発泡体を60×20×8mmの大きさに切断した。
尚、この発泡体の常温常圧下での30日後の状態は、発
泡倍率30倍、独立気泡率83%、寸法60×57×1
8mmであった。
【0091】(実施例17) 低密度ポリエチレン(三菱化学社製「三菱ポリエチ−LD LF440HB」 ) 100重量部 タルク(日本タルク社製「MS」) 1重量部 をφ65の一軸押出機(130℃設定)に投入し、押出
機のベント部よりペンタンを10重量部の割合で注入
し、引き続いて110℃に設定された厚さ4mm×幅1
00mmの押出口金から混練物を20kg/hの押出量
で連続的に押し出してシート状に発泡させた。引き続き
図1記載の潤滑金型(A部:幅300mm、長さ700
mm、高さ30mm、C部:幅100mm、長さ500
mm、高さ8mm)に通し、幅100mm、厚み8mm
独立気泡の発泡体を得た。この発泡体を60×20×8
mmの大きさに切断した。尚、この発泡体の常温常圧下
での30日後の状態は、発泡倍率30倍、独立気泡率8
2%、寸法60×58×18mmであった。
【0092】(実施例18) エチレン−酢酸ビニル共重合体(三菱化学社製「三菱ポリエチ−EVA LV 660」曲げ弾性率 150kg/cm2) 100重量部 タルク(日本タルク社製「MS」) 1重量部 ジクミルパーオキサイド 0.5重量部 上記樹脂組成物を120℃に設定されたロールで5分間
混練し、その後170℃×150kg/cm2×7分でプレス
し、100×100×20mmの架橋成形体を得た。次
いで、炭酸ガス55kg/cm2を充填した120℃のオート
クレーブにいれ、大気圧に開放して発泡させた。得られ
た発泡体は、発泡倍率31倍、独立気泡率91%であっ
た。該発泡体を60×60×60mmに切りとり、2方
向に各2分づつ10mmに、他の1方向に20mm×2
分圧縮して目的の発泡体を得た。得られた発泡体は、3
1×31×43mm、発泡倍率の大きさであった。尚、
この発泡体の常温常圧下での30日後の状態は、発泡倍
率29倍、独立気泡率85%、寸法57×57×58m
mであった。
【0093】(実施例19) 低密度ポリエチレン(三菱化学社製「三菱ポリエチ─HD HJ560、曲げ 弾性率;11000kg/cm2) 100重量部 タルク(日本タルク社製「MS」) 1重量部 をφ65の一軸押出機(130℃設定)に投入し、押出
機のベント部よりペンタンを樹脂100gに対して10
gの割合でで注入し、引き続いて137℃に設定された
口金より、20kg/hの吐出量でφ2mmの口金よりロッ
ド状に押出発泡した。押出発泡直後の倍率は、26倍、
径20mm、独立気泡率80%であった。該発泡体を6
0mmの長さに切りとり、長さ方向のみを型枠で固定
し、長さ60mm、径10mmの発泡体を得た。尚、こ
の発泡体の常温常圧下での30日後の状態は、発泡倍率
25倍、長さ60、径19mmであった。
【0094】(実施例20) 低密度ポリエチレン(スミカセン社製「G201」) 100重量部 アゾジカルボンアミド(大塚化学社製「ユニフォームAZ−H」)17重量部 ジクミルパーオキサイド 1重量部 上記樹脂組成物を140℃に設定されたロールで5分間
混練し、その後170℃×150kg/cm2×7分でプレス
し、100×100×20mmの架橋成形体を得た。次
いで、250℃×12分のオーブンで発泡させた。得ら
れた発泡体は、発泡倍率32倍、独立気泡率91%であ
った。該発泡体を以下の形状にT字型(底面部:150
×150mm×厚み10mm、リブ部:幅150mm、
高さ50mm×厚み8mm)に切削した。切削した発泡
体を底辺部を把持して、リブ部のみ、リブの厚み方向に
3時間押圧し、リブ部の厚みを4mmとした。得られた
発泡体を断面コの字のアクリル容器(150×150×
150mm、幅6mm、奥行き50mm切り欠きを有
し、切り欠きの略中央部には貫通口(10×6mm)が
設けられている)の切り欠き部に、上記発泡体のリブ側
の底面部に接着剤を塗ってリブ部を挿入し密封した。3
0日後、貫通口より水を入れ、漏れを確認したところ漏
れはなかった。
【0095】(実施例21) 低密度ポリエチレン(三菱化学社製「三菱ポリエチ−LD LF440HB」 ) 100重量部 タルク(日本タルク社製「MS」) 1重量部 をφ65の一軸押出機(130℃設定)に投入し、押出
機のベント部よりペンタンを樹脂100gに対して10
gの割合で注入し、引き続いて110℃に設定された厚
さ4mm×幅100mmの押出口金から混練物を20k
g/hの押出量で連続的に押し出してシート状に発泡さ
せ、厚み15mmのシート状発泡体を得た。引き続き、
厚み8mm、長さ2000mm)のダブルベルトに通し
収縮させた。該発泡体を160×160×8mmに切断
し、一片と平行な中心線で区画される半部を150℃で
1分間熱プレスして融着し、該半部のみを5mmの厚み
とした。得られた発泡体を断面コの字のアクリル容器
(150×150×150mm、幅12mm、奥行き8
0mm切り欠きを有し、切り欠きの略中央部には貫通口
(12×10mm)が設けられている)の切り欠き部
に、上記発泡体の融着してない半部を挿入し密封した。
30日後、貫通口より水を入れ、漏れを確認したところ
漏れはなかった。
【0096】(実施例22) エチレン−酢酸ビニル共重合体(三菱化学社製「三菱ポリエチ−EVA LV 660」曲げ弾性率 150kg/cm2) 100重量部 タルク(日本タルク社製「MS」) 1重量部 上記樹脂組成物を120℃に設定されたロールで混練
し、その後170℃×150kg/cm2×7分でプレスし、
厚さ2mmのシート状成形体を得た。次いで、500k
v×3Mradの電子線を両面に照射し、架橋成形体を
得た。次いで、炭酸ガス50kg/cm2を充填した80℃の
オートクレーブに1時間いれ、大気圧に開放して発泡さ
せた。得られた発泡体は、発泡倍率29倍、独立気泡率
88%、寸法100×100×6mmであった。該発泡
体をプレスで厚み1mmに圧縮し、目的の発泡体を得
た。得られた発泡体の厚みの変化を表2に示した。
【0097】(実施例23)独立気泡発泡体(積水化成
品社製「ライトロンS、#512」;発泡倍率44倍、
独立気泡率90%)を寸法100×100×6mmに切
り取った後、プレスで厚み1mmに圧縮し、目的の発泡
体を得た。得られた発泡体の厚みの変化を表2に示し
た。
【0098】
【表2】
【0099】比較例1 発泡体をプレス板で挟んで圧縮しなかったこと以外は実
施例2と同様にしてシート状発泡体を得た。得られた断
熱材としての発泡体は、縦300mm×横300mm×
厚さ15mmのものであり、発泡倍率は29.5倍、収
縮率は100%であった。なお、この発泡体の常温常圧
下での30日後の倍率、形状に変化はなかった。
【0100】比較例2 スチレン−アクリロニトリル樹脂(旭化成工業社製「スタイラックAS769 」、曲げ弾性率:34000kgf/cm2 ) 100重量部 タルク(日本タルク社製「MS」) 0.2重量部 を配合してなる樹脂組成物をスクリュー押出機(口径φ
50mm、L/D=30)のホッパーから押出機の原料
供給口に供給し、樹脂を押出機内で溶融混練した。押出
機のシリンダー温度は、ホッパーから押出機の先端に向
かって190℃、205℃、220℃、220℃に設定
した。次にスクリュー先端部に設けられた発泡剤注入部
から、発泡剤としてトリクロロモノフルオロメタンを該
樹脂100重量部あたり32重量部の割合で圧入し、引
き続いて110℃になるまで十分冷却し、直径φ0.8
mmのノズル多数個を有した口金よりストランド状に5
kg/hrの押出量で押し出し、ただちに水にて冷却
し、カッターにて直径1mm、長さ3mmのペレット状
未発泡樹脂粒子を得た。上記発泡性樹脂粒子を室温にて
熟成放置後、ゲージ圧0.3kg/cm2 のスチームで
45秒間加熱し発泡させた。その後、発泡体を10℃に
冷却した。10分後、収縮した発泡体が得られた。得ら
れた断熱材としての発泡体は、発泡倍率は35.5倍で
あり、収縮率は20%であった。なお、この発泡体の常
温常圧下での30日後の状態は、発泡倍率は164
倍、、独立気泡率92%、収縮率は94%であった。
【0101】比較例3 圧縮していない以外は実施例2と同様にして発泡体を作
製した。この発泡体を幅15mmに裁断した。得られた
シール材としての発泡体は、幅15mm×長さ310m
m×厚さ16mmのものであり、発泡倍率は29.5
倍、収縮率は100%であった。なお、この発泡体の常
温常圧下での30日後の倍率、形状に変化はなかった。
【0102】比較例4 スチーム加熱時間を20秒としたこと以外は比較例2と
同様にしてチップ状発泡体を得た。、得られた発泡体
は、発泡倍率51倍、独立気泡率は97%であった。そ
の後、発泡体を10℃に冷却したが収縮しなかった。収
縮しなかったのでチップ状発泡体をプレス板に挟み、圧
力を加え厚さが約半分になるまで圧縮し、この状態で1
時間保持した。1時間後、プレス板をはずすと、収縮し
たチップ状発泡体が得られた。得られた断熱材としての
発泡体は、発泡倍率は25.9倍であり、収縮率は51
%であった。なお、この発泡体の常温常圧下での30日
後の形状は、発泡倍率は26.0倍、収縮率は52%で
あった。
【0103】断熱性能 実施例1、2、6〜9および比較例1、2で得られた発
泡体につき、断熱材としての性能評価を行った。評価方
法はつぎの通りである。 断熱性:JIS A1412 保温材の熱伝導率測定法
に準拠。ただし、膨脹後(30日後)測定を行った。比
較例2については内側寸法が200mm×200mm×
25mmの木枠を作製し、この中にチップ状の発泡体を
詰め込んで膨張後(30日後)に熱伝導率を測定。
【0104】施工性:発泡体を300mm×300mm
の形状に裁断し、この裁断片を300mm×300mm
×30mmの空間を有するアクリル板製の容器内に充填
し、蓋をする時の作業性について官能評価を行った。
【0105】充満性:目視観察により、発泡体から得ら
れた断熱材と容器内壁の間の隙間を観察した。以上の結
果を表3にまとめ示した。
【0106】
【表3】
【0107】シール性 実施例3〜5、10、11および比較例2〜4で得られ
た発泡体につき、シール材としての性能評価を行った。
評価方法は下記の通りである。 シール性:図2に示すように、シール材としての発泡体
(24)をU字状に曲げ、縦150mm×横200mmの透
明なアクリル樹脂板(21)の片面に両面粘着テープで貼り
付け、アクリル樹脂板(21)のシール材付着側にエンボス
鋼板(22)を配し、アクリル樹脂板(21)とエンボス鋼板(2
2)の間に垂直の2本のスペーサー(23)を介在させ、アク
リル樹脂板(21)とエンボス鋼板(22)の間のクリアランス
をボルト(25)とスペーサー(23)により10mmに保持し
た。シール材としての発泡体(24)のU字形内部に高さ5
5mmの位置まで水を注入し、この状態を24時間保持
して、漏水の有無を観察した。ただし、膨張後(挾み込
んでから30日後)に評価を行った。
【0108】施工性:幅10mm×深20mmの溝にシ
ール材としての発泡体を詰め込むときの作業性について
官能評価を行った。以上の結果を表4にまとめ示した。
【0109】
【表4】
【0110】シール性 実施例12〜19、比較例2のは容器中央上部に直径1
0mmの給水口、容器中央下部に直径10mmの排水口
を有するアクリル製容器(寸法を表4に示した)に収縮
した状態の発泡体をいれた後、30日後に給水口から水
を入れ、排水口からの漏れを観察した。 熱伝導率;JIS A1412に準拠 施工性;シール性評価の容器への作業性で評価 シール性:漏れが発生しないものには○、漏れが発生し
たものには×を記した。以上の結果を表5にまとめ示し
た。〈発明の効果〉
【0111】
【表5】
【0112】
【発明の効果】本発明による発泡体は、施工前は圧縮さ
れているため充填しようとする空間に容易に挿入するこ
とができ、施工性に優れている。また、この発泡体は施
工後に空気を吸収することによって膨張して空間を埋め
るだけでなく、施工しようとする部位の形状に従い、任
意に回復後の形状を設計できるだけでなく、実施例2
2、23に示した様に、形状回復時間も自由に設計する
ことができるので、断熱性、シール性、施工性に優れ
る。したがって、本発明による発泡体は断熱材、緩衝
材、シール材などとして好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例17で使用した潤滑金型を示す斜視図
である。
【図2】 シール性の性能試験を示す斜視図である。
【符号の説明】
(21):透明アクリル樹脂板 (22):エンボス鋼板 (23):スペーサー (24):発泡体 (25):ボルト
フロントページの続き (72)発明者 小口 貴士 京都市南区上鳥羽上調子町2─2 積水化 学工業株式会社内 (72)発明者 小池 長 東京都港区虎ノ門3─4─7 積水化学工 業株式会社内 (72)発明者 辻本 典孝 京都市南区上鳥羽上調子町2─2 積水化 学工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温にて形状回復性を有する独立気泡発
    泡体からなり、弾性変形領域内の歪み幅で収縮され、少
    なくとも1方向に、かつ形状回復前と非相似形に形状回
    復可能とされていることを特徴とする発泡体。
  2. 【請求項2】 発泡剤の樹脂に対するガス透過係数Pag
    ent と、樹脂に対する空気のガス透過係数Pair が、P
    agent >Pair である発泡剤により発泡して得られた独
    立気泡発泡体の一部を固定して収縮させることを特徴と
    する請求項1記載の発泡体の製造方法。
  3. 【請求項3】 発泡剤の沸点より高い温度で樹脂を発泡
    させて得られた独立気泡発泡体の一部を固定して、発泡
    剤の沸点より低い温度に冷却することにより収縮させる
    ことを特徴とする請求項1記載の発泡体の製造方法。
  4. 【請求項4】 独立気泡発泡体を、弾性変形領域内の歪
    み幅で圧縮することを特徴とする請求項1記載の発泡体
    製造方法。
JP29965495A 1995-06-26 1995-11-17 発泡体及びその製造方法 Pending JPH0971675A (ja)

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KR1019960023516A KR970001426A (ko) 1995-06-26 1996-06-25 수지발포체, 그 제조방법 및 적층체
EP96304664A EP0750973A3 (en) 1995-06-26 1996-06-25 Expanded product, its preparation process and laminated structure obtained
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008527133A (ja) * 2005-01-18 2008-07-24 ゾートフォームズ、パブリック、リミテッド、カンパニー ポリアミドフォーム、これらの製造方法、およびこれらの用途
JP2009132903A (ja) * 2007-11-08 2009-06-18 Sumitomo Chemical Co Ltd 押出発泡成形用樹脂組成物および押出発泡成形体
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KR101648855B1 (ko) * 2016-01-04 2016-08-17 주식회사 머티리얼오아시스 글라스파우더를 포함하는 발포 폴리스타이렌 폼 제조용 난연성 코팅 조성물

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