JPH097092A - 車両走行方向検知装置 - Google Patents

車両走行方向検知装置

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Publication number
JPH097092A
JPH097092A JP15803795A JP15803795A JPH097092A JP H097092 A JPH097092 A JP H097092A JP 15803795 A JP15803795 A JP 15803795A JP 15803795 A JP15803795 A JP 15803795A JP H097092 A JPH097092 A JP H097092A
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JP
Japan
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vehicle
traveling
traveling direction
loop coil
vehicle detection
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JP15803795A
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English (en)
Inventor
Koichi Yagi
浩一 八木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両が正進しているのか逆進しているのかを
検出可能にする。 【構成】 道路横断方向に並列配置された複数個のルー
プコイル60を、道路延長方向に沿って交互にオフセッ
トするよう配置する。車両48が道路上を正進している
場合と逆進している場合とで、この車両48の通過を検
出している複数のループコイル60間の出力の先後関係
が異なる関係となるため、車両48の走行方向を検出で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有料道路、駐車場等を
走行する車両に関しその走行方向を検知する車両走行方
向検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】有料道路を走行する車両に対し通行料金
を課金するために、従来から各種のシステムが提案され
ている。図6には、特開平4−34684号公報により
開示されたシステムの外観が示されている。
【0003】この図の状態は、車両10がゲートに進入
する直前の状態である。車両10がゲートに進入してい
くと、ゲート入口に立てられている車両分離器12及び
14によってそのことが光学的に検出され、料金自動収
受器30にその旨が報知される。また、車両分離器12
及び14の下流側に立てられている車両分離器16及び
18も、同様に車両10の進入を光学的に検出する。こ
れら、2対の車両分離器12及び14並びに16及び1
8を併用することにより、複数台の車両10が縦列進入
した場合に各車両10を分離でき、また車両10の進入
方向を知ることができる。
【0004】車両分離器16及び18の下流側には、オ
ーバハング検出器20及び22や、車長検出器24及び
26が設けられている。これらはいずれも車両10の進
入を光学的に検出する。料金自動収受器30は、オーバ
ハング検出器20及び22の出力に基づき車両10の前
部突出部(オーバハング)の有無を検出することによ
り、車種の識別(車両10が例えばバスであるのか乗用
車であるのかの識別)を行う。また、料金自動収受器3
0は、車長検出器24及び26の出力に基づき車両10
の長さ(車長)を検出する。これらの下流側に設けられ
ているカメラ28は、ゲートに進入してくる車両の前部
のナンバープレートを撮影する。
【0005】このシステムの場合、車両操縦者は、車両
10が料金自動収受器30に至った時にこの料金自動収
受器30に通行料金を現金で投入する。料金が投入され
るとその下流側の遮断機32及び34が開く。遮断機3
2及び34の下流側には、2対の車両分離器36及び3
8並びに40及び42が立てられている。これらの車両
分離器36〜42は、遮断機32及び34が開いている
間に後続の車両が車両10に続いて料金を払わないまま
遮断機32及び34を通過してしまうことを防ぐために
使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシステムを実施するためには車両を1台ずつ通過さ
せるためのゲートを設けなければならない。ゲートを設
ける際にはインターチェンジの形式を採る必要があるた
め、実施できる場所が限られてしまい、またその設置、
維持、管理等の費用が必要となる。さらに、ゲートを設
けるとこれを高速で走り抜けることができなくなるか
ら、実施環境によっては渋滞の原因となり、また高速道
路等に適用するに当たっては高速交通という本来目的の
阻害要因ともなる。
【0007】ゲートを設ける大きな目的の一つは、車両
毎に確実に課金し、また料金を支払わない車両を確実に
検出することにある。例えば前述の従来例では、車両の
進入、その方向、車種、車長等の検出・識別を、ゲート
毎に設けた光学的手段によって行っている。このような
手段で当該検出・識別を行うことができるのは、1車線
毎に1個のゲートを設けているからである。同じように
光学的検出手段(例えば光電スイッチ)を用いた場合で
も、この手段が複数車線に跨がるように配設されている
ならば、横並びで走行している複数の車両を区別・分離
できない。このような必要から、従来は、ゲートを設け
ることを余儀なくされていた。
【0008】ゲートを設けることなく車両に課金するこ
とができるシステムとしては、本願出願人により先に提
案された次のようなシステムがある(特願平7−825
23号)。図7においては、複数の車線(図では6車
線)に跨がるファーストガントリー44及びセカンドガ
ントリー46が設けられている。
【0009】車両48は、図中左上から右下へとフリー
レーン走行している。また、ファーストガントリー44
は車両48の進行方向上流側に、セカンドガントリー4
6は下流側に、それぞれ設けられている。ファーストガ
ントリー44とセカンドガントリー46の間隔は、検出
の対象となる車両48の最高速度に応じ設定されてい
る。すなわち、ファーストガントリー44及びセカンド
ガントリー46の下を走り抜ける間に、少なくとも最高
速度以下で走行している車両48については課金、課金
確認、違反車特定等の処理が終わるよう、上記間隔が設
定されている。
【0010】ファーストガントリー44上には、課金用
アンテナ50及びナンバー撮影用カメラ52が配設され
ている。課金用アンテナ50は1車線当たり1個配設さ
れており、対応する車線上を走行している車両48(詳
細にはそのIU(インビークルユニット)62)との間
で、課金に関する通信を行う。ナンバー撮影用カメラ5
2はn車線当たり2n−1個配設されており、車線上を
走行している車両48のナンバープレートを撮影するた
めに使用される。
【0011】セカンドガントリー46上には、課金確認
用アンテナ56及びラインスキャナ58が配設されてい
る。課金確認用アンテナ56は課金用アンテナ50と同
様1車線当たり1個配設されており、対応する車線上を
走行している車両48のIU62との間で、課金確認に
関する通信を行う。ラインスキャナ58は、n車線当た
りn+1個配設されている。また、課金確認用アンテナ
56の通信領域502も、やはり、ループコイル60上
を車両48が通過した後の時点で車両48上のIU62
との通信が可能となるよう、設定されている。
【0012】道路側には、ループコイル60が設けられ
ている。ループコイル60は地中に埋設されたコイルで
あり、図7中にはその埋設位置を方形枠で示している。
その上を車両48が通過すると、これに応じてループコ
イル60のインダクタンスが変化するから、ループコイ
ル60に交流信号を供給しインダクタンス変化に伴う電
圧振幅又は位相の変化を検出することにより、車両48
の通過を検出することができる。ループコイル60は、
ファーストガントリー44とセカンドガントリー46の
間の所定地点に埋設されており、1車線当たりの埋設個
数は複数とする。例えば、図8に示されるように1車線
(1レーン)当たり3個としてもよいし、あるいは1車
線当たり4個としてもよい。このように1車線当たり多
数のループコイル60を用いることにより、いずれのル
ープコイル60の出力が変化したかによって車両48の
通過位置を高い分解能で知ることができ、またどのよう
なパターンで出力が変化したかによって車種を知ること
ができる。ただし、ループコイル60をセカンドガント
リー46の下流に埋設してもかまわない。
【0013】道路側には、さらに、ライン64が設けら
れている。ライン64は、所定のピッチで交互に白と黒
が現れる白黒パターンを構成している。ラインスキャナ
58は、このライン64を撮影できるよう、セカンドガ
ントリー46上に配設されている。車両48がライン6
4上に存在していない状態では、ラインスキャナ58に
よって撮影される画像は白黒パターンを示しており、車
両48がライン64上を横切るとこれによって画像中の
白黒パターンが崩れるから、どの様に崩れたかを知るこ
とによって、車両48の通過、通過位置、車種等を知る
ことができる。また、“白”と“黒”の反射率の差を利
用してキャリブレーションを施し環境に影響されない検
出を実現できる。
【0014】道路脇には、ローカル制御装置66が配設
されている。ローカル制御装置66は、ファーストガン
トリー44上及びセカンドガントリー46上の各機器を
制御し、またこれらの機器を用いて必要な情報を得る。
ローカル制御装置66は、遠隔配置されているシステム
制御装置から指令を受信し、またシステム制御装置に対
し必要な情報を送信する。
【0015】このようなシステム構成を採用することに
より、図6に示されている従来例と異なり、ゲートを設
けることなしに車両48に対し正確に課金することがで
き、また違反車両を確実に検出可能になる。また、その
際に必要となるコストも、従来のものに比べ低減され
る。しかしながら、本願出願人が先に提案したシステム
では、仮に車両48が道路上を逆走していたとしてもこ
れを検出するのは困難である。例えば、図8に示される
ようなループコイル配置では、相隣接する3個のループ
コイルLi−1〜Li+1から得られる車両検知信号の
オン期間は車両48の進行方向が正しい方向であるのか
それとも逆方向であるのかにかかわらず図9に示される
ような期間となるから、ループコイル60の出力をどの
ように組み合わせたとしても車両48の走行方向を知る
ことができない。これは、例えば、課金を免れるため高
速道路の入口から出ていく等の脱法行為を許容すること
につながる。
【0016】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、有料道路、駐車場
等の車両走行路において車両の走行方向を検知する際、
車両を検知するループコイル等の素子を特定の態様で配
置することにより、当該車両の走行方向を確実に特定可
能にすることを目的とする。本発明は、さらに、上述の
目的の達成を通じ、有料道路や駐車場の出入りにあたっ
て入口から出る等の行為で料金徴収を免れるといった脱
法行為を確実に検出乃至防止可能にすることを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る車両走行方向検知装置は、車両
走行路と平行な面上に二次元的に分布配置され、それぞ
れその近傍に車両が存在している場合に、その旨を示し
かつその内容が当該車両の走行方向に依存しない車両検
知信号を出力する複数の車両検知素子と、上記複数の車
両検知素子からの車両検知信号同士の先後関係に基づ
き、上記車両走行路上における車両の走行方向を判定す
る判定手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】本発明に係る車両走行方向検知装置は、ま
た、上記複数の車両検知素子が、上記面上にある第1の
方向に沿って並ぶようかつ当該第1の方向と交叉する第
2の方向に沿って交互にオフセットするよう配置され、
上記判定手段が、上記複数の車両検知素子からの車両検
知信号同士の先後関係に基づき、上記第2の方向に沿っ
て車両が正進しているのかそれとも逆進しているのかを
判定することを特徴とする。
【0019】本発明に係る車両走行方向検知装置は、そ
して、上記判定手段により車両の所定の方向に沿って走
行していないと判定された場合に、当該車両を撮影させ
る撮影強制手段を備えることを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明においては、複数の車両検知素子が、車
両走行路と平行な面上に二次元的に分布配置される。こ
れらの車両検知素子は、それぞれ、その近傍に車両が存
在している場合にその旨を示す車両検知信号を出力す
る。また、各車両検知素子は、車両の走行方向によら
ず、同一内容の車両検知信号を出力する。判定手段は、
これら複数の車両検知素子から車両検知信号を入力し、
入力した車両検知信号同士の先後関係に基づき、車両走
行路上における車両の走行方向を判定する。すなわち、
各車両検知素子からの車両検知信号自体には車両の走行
方向を示す情報は含まれていないけれども、車両走行路
と平行な面上にこれら複数の車両検知素子が二次元的に
分布配置されている結果、当該複数の車両検知素子から
の車両検知信号を組み合わせその先後関係に着目するこ
とにより、当該車両走行路上を走行している車両の走行
方向に関する情報が得られる。このように、本発明にお
いては、車両検知素子として例えばループコイルのよう
にその車両検知信号の内容が車両の走行方向に依存しな
い性質の素子を用いているにもかかわらず、有料道路や
駐車場等の車両走行路における車両の走行方向が確実に
検知される。
【0021】本発明においては、また、上述の複数の車
両検知素子が、上述の面上にある第1の方向に沿って並
ぶようかつこの第1の方向と交叉する第2の方向に沿っ
て交互にオフセットするよう、配置される。すなわち、
第1の方向が例えば有料道路の横断方向であり第2の方
向が当該有料道路の延長方向であるとすると、上述の複
数の車両検知素子は、道路横断方向に沿って並ぶようか
つ道路延長方向に沿って交互にオフセットするよう配置
される。上述の判定手段においては、これらの車両検知
素子から得られる車両検知信号同士の先後関係に基づ
き、第2の方向に沿って車両が先進しているのかそれと
も逆進しているのかを判定する。従って、本発明におい
ては、有料道路等において車両が正進しているのかそれ
とも逆進しているのかを検知するのに適する装置が得ら
れる。
【0022】本発明においては、そして、車両が所定の
方向に沿って走行していないと判定された場合に、撮影
強制手段が強制的に車両を撮影させる。これにより、例
えば、有料道路を逆走している車両や駐車場の入口から
出ようとしている車両に関し当該車両の映像情報を得る
ことが可能になる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図7〜図9に示される先提案例
と同様の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
【0024】図1には、本発明の一実施例に係る自動課
金システムの外観が示されている。この図に示されるシ
ステムが先提案例に係るシステムと相違する点は、ルー
プコイル60が道路延長方向に沿って交互にオフセット
するよう配置されている点である。このような配置によ
って、本実施例においては、車両48が正進しているの
かそれとも逆進しているのかを検出可能としている。
【0025】図2には、この実施例における車両走行方
向の検出原理が示されている。特に図2(a)では、説
明の簡単化のため、レーンが1本であること、このレー
ン上に3個のループコイルLi−1及びLi+1が配置
されていること、3個のループコイルLi−1〜L
i+1のうち中央に位置しているループコイルLがそ
の両脇に位置しているLi−1及びLi+1に比べ車両
正進方向に沿ってやや下流側にオフセットしているこ
と、車両48が正進した場合にループコイルLi−1
i+1のそれぞれの出力である3個の車両検知信号が
図2(b)に示されるようにほぼ同時に立ち上がるよう
オフセット量が設定されていること、が仮定されてい
る。
【0026】このようなレーン上を仮に車両48が逆進
したとすると、その場合、車両48はまず中央のループ
コイルL上に到達しその後ループコイルLi−1及び
+1上に到達することとなるから、各ループコイル
i−1〜Li+1の出力たる車両検知信号は、図2
(c)に示されるようなタイミングでオン/オフする。
すなわち、中央のループコイルLからの車両検知信号
が最初にオンし、車両48の通過に伴い3個のループコ
イルLi−1〜Li+1の出力たる車両検知信号がほぼ
同時にオフするようなタイミングとなる。
【0027】従って、一般的にいえば、これら3個のル
ープコイルLi−1〜Li+1の出力たる車両検知信
号、特にそのオン/オフタイミングがどのような先後関
係を有しているかにより、車両48の走行方向を知るこ
とができる。図2の例では、各ループコイルLi−1
i+1のオンタイミングが例えば図2(b)に示され
るような関係を有していれば車両48が正進していると
見なすことができ、逆に図2(c)に示されるような関
係を有している場合には逆進しているとみなすことがで
きる。
【0028】図3には、道路上に複数のレーンが設けら
れておりかつ車両48がこの道路上をフリーレーン走行
している場合にどのような原理にて車両48の走行方向
を検出すればよいかが示されている。すなわち、図2
(a)に示される配置を図3(a)に示されるような複
数レーン配置に一般化した場合の車両走行方向検知原理
が示されている。
【0029】特に、図3(b)及び(c)と(d)及び
(e)との比較から明らかなように、複数レーンを有す
る道路上を車両48がフリーレーン走行している場合に
は、車両48が当該道路上のどの位置を走行しているの
かにより、ループコイル60の出力たる車両検知信号の
オン/オフタイミングの先後関係が異なる関係となる。
しかしながら、この相違は、ループコイル60の配置に
関する情報をローカル制御装置66内部に予め蓄えてお
くことにより、対処可能になる。例えば、ある単一の車
両48が相隣接する3個のループコイル60の出力をオ
ンさせている場合には、その出力たる車両検知信号がオ
ンしている3個のループコイル60の中心にあるのがル
ープコイルLであるのかそれともLi+1であるのか
により、車両48の通過位置がAであるのかBであるの
かを判別することができるから、この判別結果に応じ
て、車両48が正進しているのか逆進しているのかの判
定に係る先後関係の基準を設定すればよい。
【0030】図4には、図3に示される原理に基づき車
両48の走行方向を検出する際ローカル制御装置66に
よって実行される処理手順の流れが示されている。この
図に示されるように、ローカル制御装置66は、各ルー
プコイル60からの車両検知信号に基づきループコイル
60上を通過している車両48の道路横断方向中心位置
を検出する(100)。ローカル制御装置66は、この
車両48によってその出力たる車両検知信号がオンした
複数のループコイル60に関しそのオン時点又はオフ時
点の先後関係を検出する処理を実行する(102)。ロ
ーカル制御装置66は、ステップ100にて検出した車
両中心位置がどの位置であるのかに基づき判定基準を設
定しながら、ステップ102にて検出した先後関係に基
づき車両48が正進しているのかそれとも逆進している
のかを判定する(104)。すなわち、ステップ100
にて検出された車両中心位置が図3中のループコイルL
の位置である場合には、ローカル制御装置66は、ス
テップ104における正進/逆進判定の際、当該車両4
8の通過を検出した複数のループコイル60の出力が同
時にオフしている場合には正進と、また同時にオンして
いる場合には逆進と、それぞれ判定する。逆に、ステッ
プ100にて検出した車両中心位置が図3(a)中のル
ープコイルLi+1の位置である場合には、ローカル制
御装置66は、当該車両48の通過を検出した複数のル
ープコイル60の出力が同時にオンしている場合には正
進と、逆に同時にオフしている場合には逆進と、それぞ
れ判定する。ローカル制御装置66は、逆進と判定した
場合には(104)、当該逆進に係る車両48に対応す
るための所定の処理を実行する(106)。例えば、図
5に示されるように、セカンドガントリー46上に逆進
車ナンバー撮影用カメラ68を設け、このカメラ68の
撮影範囲をループコイル60の上流側(逆進車にとって
は下流側)に設定しておくようにすれば、ステップ10
4にて逆進していると判定された車両48に関しこのカ
メラ68を用いてそのナンバーの撮影等を行うことが可
能になる。ローカル制御装置66は、システム制御装置
に、この撮影の結果を通報する。
【0031】なお、以上の説明においては、高速道路等
における自動課金システムを例としたが、本発明はこの
ような用途に限定されるものではない。例えば、出口に
課金所が設けられている有料駐車場において、入口から
出ることにより課金を免れようとする車両を撮影等する
ために本発明のシステムを適用しても構わない。また、
上述の説明では、車両48を検知する手段としてループ
コイル60が用いられていたが、ループコイル60以外
の車両検知素子を用いて本発明を実現しても構わない。
更に、上述の例では高速道路等のフリーレーン走行を前
提していたため道路横断方向に沿って複数のループコイ
ル60を配置しかつ道路延長方向に沿ってこれらのルー
プコイル60をオフセット配置していたが、本発明はこ
のような配置に限定されるものではない。すなわち、車
両48がどのような方向に走行しているのかを検出する
ためには、ループコイル60等の車両検知素子を二次元
的に配置すればよいのであるから、図1に示されるよう
な特定の配置に本発明を限定すべきではない。ただし、
図1に示されるような配置を用いることにより、有料道
路等に適しかつループコイル等の車両検知素子の個数が
比較的少ない車両走行方向検知装置を実現することがで
きる。また、車両検知信号のオン時点又はオフ時点が一
致するようオフセット量を設定するのは一例にすぎな
い。加えて、本発明は、特願平7−82523号に記載
のあるいずれのシステムにも適用できる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、複数の車両検知素子を
車両走行路と平行な面上に二次元的に分布配置すると共
に、これらの車両検知素子からの車両検知信号同士の先
後関係に着目するようにしたため、当該車両検知素子と
してその出力たる車両検知信号の内容が車両の走行方向
に依存しない性質の車両検知素子、例えばループコイル
等の素子を用いているにもかかわらず、有料道路、有料
駐車場等の車両走行路上における車両の走行方向を検知
することができる。
【0033】また、本発明によれば、車両走行路と平行
な面上にある第1の方向に沿って並ぶようかつその第1
の方向と交叉する第2の方向に沿って交互にオフセット
するよう複数の車両検知素子を配置するようにしたた
め、車両が第2の方向に沿って正進しているのかそれと
も逆進しているのかをあ判定することが可能になる。従
って、有料道路等に適しかつ車両検知素子の個数が比較
的少ない車両走行方向検知装置を得ることができる。
【0034】そして、本発明によれば、車両が所定の方
向に沿って走行していないと判定された場合にこの車両
を撮影させる撮影強制手段を設けるようにしたため、例
えば有料道路を逆走している車両に関しその映像情報を
確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る自動課金システムの
外観を示す斜視図である。
【図2】 この実施例における車両走行方向検知原理を
単一レーンの道路を例として説明する図であり、特に図
2(a)はループコイル配置を示す平面図、図2(b)
は車両が正進した場合のループコイル出力を示すタイミ
ングチャート、図2(c)は逆進した場合のループコイ
ルの出力を示すタイミングチャートである。
【図3】 本実施例における車両走行方向検知原理を複
数レーンの道路を例として説明するための図であり、特
に図3(a)はループコイル配置及び車両通過位置を示
す平面図、図3(b)〜(e)はそれぞれ車両がA位置
を正進した場合、A位置を逆進した場合、B位置を正進
した場合又はB位置を逆進した場合のループコイルの出
力を示すタイミングチャートである。
【図4】 本実施例におけるローカル制御装置の動作の
流れを示すフローチャートである。
【図5】 本実施例において逆進車への対処として実行
されるナンバー撮影の方法を示すシステム側面図であ
る。
【図6】 一従来例に係るシステムの構成を示す斜視図
である。
【図7】 本出願人が先に提案した自動課金システムの
一例を示す外観図である。
【図8】 この先提案例におけるループコイルの配置の
一例を示す平面図である。
【図9】 この先提案例の問題点を説明するためループ
コイルの出力を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
48 車両、60,Li−1〜Li+2 ループコイ
ル、A,B 車両が通過する位置、68 逆進車ナンバ
ー撮影用カメラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両走行路と平行な面上に二次元的に分
    布配置され、それぞれその近傍に車両が存在している場
    合に、その旨を示しかつその内容が当該車両の走行方向
    に依存しない車両検知信号を出力する複数の車両検知素
    子と、 上記複数の車両検知素子からの車両検知信号同士の先後
    関係に基づき、上記車両走行路上における車両の走行方
    向を判定する判定手段と、 を備えることを特徴とする車両走行方向検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両走行方向検知装置に
    おいて、 上記複数の車両検知素子が、上記面上にある第1の方向
    に沿って並ぶようかつ当該第1の方向と交叉する第2の
    方向に沿って交互にオフセットするよう配置され、 上記判定手段が、上記複数の車両検知素子からの車両検
    知信号同士の先後関係に基づき、上記第2の方向に沿っ
    て車両が正進しているのかそれとも逆進しているのかを
    判定することを特徴とする車両走行方向検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車両走行方向検知
    装置において、 上記判定手段により車両が所定の方向に沿って走行して
    いないと判定された場合に、当該車両を撮影させる撮影
    強制手段を備えることを特徴とする車両走行方向検知装
    置。
JP15803795A 1995-06-23 1995-06-23 車両走行方向検知装置 Pending JPH097092A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15803795A JPH097092A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 車両走行方向検知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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