JPH0970147A - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JPH0970147A
JPH0970147A JP22408395A JP22408395A JPH0970147A JP H0970147 A JPH0970147 A JP H0970147A JP 22408395 A JP22408395 A JP 22408395A JP 22408395 A JP22408395 A JP 22408395A JP H0970147 A JPH0970147 A JP H0970147A
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JP
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charging
voltage
circuit
battery
terminal
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JP22408395A
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Yasuharu Yamazaki
康晴 山崎
Shoichi Nakamura
正一 中村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リチウムイオン電池などの定電圧充電が行わ
れる2次電池の充電が、電流検出をすることなく、効率
良く充電できるようにする。 【解決手段】 電池電圧が所定電圧以上となると、2次
電池23と充電用端子21,22との間を切り離す保護
回路25を備える2次電池装置20を充電する充電装置
において、充電用端子へ充電用電流を供給して充電を行
う充電回路と、2次電池装置20内の保護回路25が作
動したことを検出したとき、2次電池23が所定容量以
上充電されたと判断する充電状態の判別回路10とを備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、2次電池の充電装
置に関し、特にリチウムイオン電池などの定電圧充電が
必要な2次電池に適用して好適な充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、充電が可能な電池である2次電池
として、リチウムイオン電池が開発されている。このリ
チウムイオン電池は、例えば図4に示す特性にて充電さ
れる。図4は一般的なリチウムイオン電池の充電電流・
電圧対経過時間の特性図であり、充電開始から電池電圧
が所定電位になるまでは、充電電流Iを一定電流として
充電を行う。この定電流充電を行うことで、電池電圧V
が上昇し、所定値を越えたとき、定電圧充電に切換え
る。このときには、例えばリチウムイオン電池の満充電
時(即ち100%充電されたとき)の電池電圧に相当す
る電圧V0 を供給する。この定電圧充電を行うことで、
リチウムイオン電池が充電されて、電池電圧が電圧V0
まで上昇するが、この充電が行われるに従って、充電電
流Iは減少する。ここで、この充電電流Iが所定値まで
減少したとき、リチウムイオン電池が100%に近い所
定量まで充電(例えば90%充電)されたと判断し、充
電電流の供給を停止させる。
【0003】このようにして充電を行うことで、リチウ
ムイオン電池を100%に近い状態まで充電することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
充電電流を検出して充電の制御を行う場合には、充電電
流の検出手段が必要になり、それだけ充電装置の構成が
複雑になる不都合があった。即ち、充電電流の検出手段
としては、例えば充電電流の供給路に抵抗器を接続し
て、この抵抗器の一端と他端との間の電位差を検出し、
この抵抗器の抵抗値と検出された電位差より充電電流を
検出する構成が考えられるが、このような電流検出手段
を設けると、それだけ充電装置の構成が複雑になってし
まう。また、充電電流の供給路に接続された抵抗器を使
用して充電電流を検出する場合には、この抵抗器による
充電電流のロスがあり、それだけ充電効率が悪くなる不
都合があった。
【0005】このため、充電時の電池電圧だけを検出し
て充電の制御を行うことが考えられるが、リチウムイオ
ン電池の場合には、電池電圧が満充電時の電池電圧と等
しくなった段階では、電池容量の数十%しか充電されて
なく、その段階で充電を停止させるようにすると、電池
を100%まで充電させることができず、電池容量が有
効に活用されないと言う不都合が生じる。
【0006】本発明はかかる点に鑑み、リチウムイオン
電池などの定電圧充電が行われる2次電池の充電が、電
流検出をすることなく、効率良く充電できるようにする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、2次電池装置
内の保護回路が作動したことを検出したとき、2次電池
が所定容量以上充電されたと判断するようにしたもので
ある。
【0008】かかる構成の本発明によると、保護回路の
作動状態を監視するだけで、充電時の充電停止の判断が
可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図3を参照して説明する。
【0010】図1は本例の充電装置の構成を示す回路図
で、商用交流電源1からの交流100V電源を、電源ス
イッチ2a及び2bを介してダイオードブリッジ3に供
給し、このダイオードブリッジ3の出力側に整流された
直流信号を得る。この場合、ダイオードブリッジ3の交
流入力部の一端と他端との間には、コンデンサC1を接
続し、ダイオードブリッジ3の直流出力部の一端と他端
との間には、コンデンサC2を接続する。
【0011】そして、このダイオードブリッジ3の+側
の直流出力部を、スイッチング用トランス4の一次側巻
線4aの一端に接続し、このトランス4の一次側巻線4
aの他端をNPN型のトランジスタQ1のコレクタに接
続する。このトランジスタQ1は、スイッチング電源を
構成する上で発振用のスイッチング手段として機能する
トランジスタである。そして、このトランジスタQ1の
コレクタを、ダイオードD1のアノードに接続し、この
ダイオードD1のカソードを、抵抗器R1とコンデンサ
C3の並列回路を介して、トランス4の一次側巻線4a
の一端に接続する。
【0012】そして、ダイオードブリッジ3の−側の直
流出力部に抵抗器R2の一端を接続し、この抵抗器R2
の他端にNPN型のトランジスタQ2のエミッタを接続
する。このトランジスタQ2は、大電流による急速充電
と小電流によるトリクル充電とを切換えるスイッチとし
て機能するトランジスタであり、このトランジスタQ2
のベースが、後述する充電制御回路10の充電制御信号
出力端子11と抵抗器R3を介して接続してある。
【0013】そして、トランジスタQ1のエミッタと、
トランジスタQ2のコレクタとの間を、抵抗器R4で接
続し、トランジスタQ1のエミッタと、トランジスタQ
2のエミッタとの間に、抵抗器R5とコンデンサC4と
の並列回路を接続する。また、トランス4の一次側巻線
4aの一端と、トランジスタQ2のエミッタとの間に、
コンデンサC5を接続する。
【0014】そして、トランジスタQ1のベースを、コ
ンデンサC6と抵抗器R6の直列回路を介して、スイッ
チング用トランス4の補助巻線4cの一端に接続し、こ
の補助巻線4cの他端を、抵抗器R2の他端側に接続す
る。そして、トランジスタQ1のベースとコンデンサC
6との接続点を、抵抗器R7を介してトランス4の一次
側巻線4aの一端に接続する。
【0015】そして、トランジスタQ1のエミッタを、
NPN型のトランジスタQ3のベースに接続する。そし
て、このトランジスタQ3のコレクタを、トランジスタ
Q1のベースに接続すると共に、トランジスタQ3のエ
ミッタを、NPN型のトランジスタQ4のベースに接続
する。そして、トランジスタQ4のコレクタを、トラン
ジスタQ1のベースに接続すると共に、トランジスタQ
4のエミッタを、抵抗器R2の他端側に接続する。ここ
で、トランジスタQ3及びQ4は、充電電流制御用トラ
ンジスタとして機能するもので、トランジスタQ3のベ
ースに接続された抵抗器R4及びR5を流れる電流に比
例した充電電流が、トランジスタQ3及びQ4により設
定される。ここで、抵抗器R4は、上述したトランジス
タQ2のオン・オフにより導通が制御されるので、トラ
ンジスタQ2のオン・オフにより、充電電流が急速充電
に対応した大電流(例えば最大1A)と、トリクル充電
に対応した小電流(例えば最大0.1A)との間で変化
する。
【0016】そして、トランジスタQ4のコレクタとエ
ミッタとを、それぞれNPN型のトランジスタQ5のコ
レクタとエミッタとに接続し、このトランジスタQ5の
ベースを、抵抗器R8を介して抵抗器R2の他端側に接
続する。このトランジスタQ5は、充電電圧制御用トラ
ンジスタとして機能するものである。
【0017】そして、スイッチング用トランス4の補助
巻線4cの一端と、抵抗器R6との接続点を、ダイオー
ドD2のアノードに接続し、このダイオードD2のカソ
ードを、抵抗器R9を介して電圧レギュレータ5の入力
端子5aに接続する。また、抵抗器R9と入力端子5a
との間を、コンデンサC7の一端に接続し、このコンデ
ンサC7の他端を、レギュレータ5の接地電位部GND
と接続する。そして、このレギュレータ5の出力端子5
bを、充電制御回路10の直流電源入力端子VDDに接
続し、レギュレータ5が出力する安定した所定電位(こ
こでは5V)の電源を充電制御回路10に供給する。ま
た、レギュレータ5と充電制御回路10の双方の接地電
位部GNDと、レギュレータ5の出力端子5bとの間
を、コンデンサC8を介して接続する。
【0018】そして、スイッチング用トランス4の二次
巻線4bの一端を、ダイオードD3のアノードに接続
し、このダイオードD3のカソードを、+側充電端子6
に接続する。そして、二次巻線4bの他端を、−側充電
端子7と、抵抗器R2の他端側に接続する。また、トラ
ンジスタQ5のベースを、ツェナーダイオードD4と抵
抗器R10を介して、ダイオードD3のカソード側に接
続する。そして、ツェナーダイオードD4と抵抗器R1
0との接続点に、コンデンサC9及びC10の一端を接
続し、コンデンサC9の他端を端子6に接続し、コンデ
ンサC10の他端を端子7に接続する。ここで、ツェナ
ーダイオードD4と抵抗器R10とは、過電圧の検出用
素子である。
【0019】そして、+側充電端子6を、抵抗器R11
を介して充電制御回路10の電池電圧検出端子12に接
続する。また、−側充電端子7を、充電制御回路10の
接地電位部GNDに接続すると共に、この接地電位部G
NDと電池電圧検出端子12との間を、コンデンサC1
1で接続する。このように電池電圧検出端子12の周辺
を接続したことで、+側充電端子6及び−側充電端子7
に2次電池が接続されている場合には、その電池電圧を
端子12に得られる電位で検出することができる。
【0020】ここで、本例の充電制御回路10で行う制
御について説明すると、充電制御回路10はIC(集積
回路)で構成され、レギュレータ5から供給される5V
の電源により作動する。そして、充電状態の制御として
は、充電制御信号出力端子11からの信号により、トラ
ンジスタQ2をオン状態としたとき、大電流による急速
充電を実行させ、充電制御信号出力端子11からの信号
により、トランジスタQ2をオフ状態としたときには、
小電流によるトリクル充電を実行させる。そして、この
急速充電からトリクル充電に変化させる際の充電制御回
路10での判断は、電池電圧検出端子12で検出される
充電中の2次電池の電池電圧に基づいて行うようにして
ある。即ち、本例の充電制御回路10は、電池電圧検出
端子12の電圧を所定周期(例えば0.1秒周期)でサ
ンプリングして、そのサンプリング値を判断するように
してある。そして、そのサンプリング値と直前のサンプ
リング値との変化が所定電位以上(例えば0.1V以
上)あったとき、この充電制御回路10内のタイマ回路
(図示せず)で所定時間(ここでは5分とする)のカウ
ントを開始させ、このタイマ回路で5分間カウントした
とき、充電制御信号出力端子11からの信号によりトラ
ンジスタQ2をオフ状態に変化させて、トリクル充電モ
ードに変化させる。この変化で、端子6及び7に2次電
池(後述するバッテリパック20)が接続されている限
り、小電流での充電を随時行って、満充電状態を維持さ
せる制御を行う。
【0021】次に、この充電装置の充電端子6及び7に
接続される2次電池について説明する。本例の充電装置
に接続される2次電池は、リチウムイオン電池である
が、ここでは保護回路を内蔵したリチウムイオンバッテ
リパック20として構成される。
【0022】その構成について説明すると、充電装置側
の充電端子6及び7と接続される+側充放電端子21及
び−側充放電端子22を備え、+側充放電端子21を2
次電池であるリチウムイオン電池23の正極に接続す
る。そして、リチウムイオン電池23の負極を、電界効
果トランジスタ24のソース・ドレイン間を介して−側
充放電端子22に接続する。そして、このトランジスタ
24のゲートを、保護回路25の制御端子に接続する。
この保護回路25は、リチウムイオン電池23の正極と
負極との間の電位を検出するように接続してあり、この
検出した電位がリチウムイオン電池23の満充電時の電
位よりも若干高い閾値を設定して、この閾値を越えたと
き、トランジスタ24をオフ状態とし、閾値以下のとき
オン状態とする制御が行われる。なお、以下の説明で
は、リチウムイオンバッテリパック20内のリチウムイ
オン電池23は、満充電時の電池電圧が4.25Vであ
るとし、充電装置側の充電端子6及び7からは最大で
4.5Vの充電電圧を供給するように設定する。
【0023】なお、リチウムイオンバッテリパック20
を電池として使用する場合には、この充電装置から外し
て、+側充放電端子21及び−側充放電端子22を負荷
装置に接続させる。或いは、図1に示す充電装置に接続
された状態で、+側充放電端子21及び−側充放電端子
22(或いは別に用意された放電用の端子)が負荷装置
に接続されている場合もある。
【0024】ここで、この図1に示す充電装置にてバッ
テリパック20内のリチウムイオン電池23が充電され
る動作について説明すると、電源スイッチ2a及び2b
が接続状態であるとき、商用交流電源1からの交流10
0V電源がダイオードブリッジ3で整流され、この整流
信号のトランジスタQ1でのスイッチングと、トランス
4の補助巻線4cに接続されたコンデンサC6と抵抗器
R6との作用で、スイッチング電流が二次巻線4bに得
られ、このスイッチング電流がダイオードD3で整流さ
れて、端子6,7に接続されたリチウムイオン電池23
に充電される。ここで、そのときの充電電流は、トラン
ジスタQ2のオン・オフにより決まる。
【0025】次に、この充電時にトランジスタQ2のオ
ン・オフを制御する充電制御回路10の充電制御動作
を、図2のフローチャートを参照して説明する。
【0026】まず、この充電装置にバッテリパック20
が装着されたときには、装着されたバッテリパック20
内のリチウムイオン電池23の残容量を、電池電圧など
から検出し、検出した残量が所定量以下である場合に
は、トランジスタQ2をオン状態とする制御信号を出力
端子11から出力させて、急速充電を行う。この急速充
電時には、図2のフローチャートに示すように、最初に
例えば1A充電電流を流す定電流充電を行い(ステップ
101)、その後充電電流の低下に伴って定電圧充電に
切換える(ステップ102)。この定電圧充電を行って
いる間は、充電制御回路10で電池電圧検出端子12の
電圧を判断し、この電池電圧の判断で、電圧の波、即ち
電池電圧の急激な変動を検出するか否か判断する(ステ
ップ103)。具体的には、例えば0.1秒間で0.1
V以上の電圧変動があるか否か判断する。
【0027】ここで、この急激な電圧変動を検出しない
場合には、ステップ102での定電圧充電を継続させ
る。そして、ステップ103で急激な電圧変動を検出し
た場合には、充電制御回路10内のタイマ回路を作動さ
せる(ステップ104)。そして、このタイマ回路でカ
ウントする時間が予め設定された所定時間ta(ここで
は5分)になったか否か判断し(ステップ105)、こ
の所定時間taが経過したと判断したときには、出力端
子11からの制御信号によりトランジスタQ2をオフ状
態として、急速充電を停止させる(ステップ106)。
この急速充電を停止させることで、以後は小電流による
トリクル充電が行われる(ステップ107)。
【0028】ここで、この図2のフローチャートに示す
ように充電制御回路11で充電動作を制御したときの電
池の充電状態を、図3を参照して説明する。図3のAは
充電開始からの電池電圧(実際には端子12で検出され
る電圧)の変化を示し、図3のBは充電開始からの充電
電流の変化を示し、図3のAとBの特性図の時間変化は
同じに設定してある。ここでは定電流充電時の充電電流
1 として1Aを設定し、リチウムイオン電池23があ
る程度充電されたタイミングt1 になるまで、この1A
の充電電流が流れる。そして、このタイミングt1 以後
は徐々に充電電流が減少するが、電池電圧は満充電時の
電池電圧V1 (ここでは4.25V)まで徐々に増加
し、タイミングt2 で電池電圧がV1 になる。充電開始
から電池電圧がV1 になるタイミングt2 までに要する
時間は、例えば数十分程度(実際には電池容量により大
きく異なる)である。
【0029】ここで、充電装置の端子6,7からリチウ
ムイオン電池23側に供給する最大電圧は4.5Vとし
てあり、この4.5Vがリチウムイオン電池23側に供
給されている状態では、電池電圧が満充電時の電池電圧
1 になると、バッテリパック20内の保護回路25
が、電池電圧V1 (即ち4.25V)を越える電圧を検
出するようになる。なお、この時点では、リチウムイオ
ン電池23は充電できる容量の数十%(例えば90%)
程度まで充電された状態である。
【0030】このとき、この保護回路25によりバッテ
リパック20内のトランジスタ24をオフ状態とする保
護動作が行われる。この保護動作が行われると、充電制
御回路11の端子12で検出される電圧としては、4.
5Vの充電電圧になる。従って、端子12で検出される
電圧が急激に4.25Vから4.5Vに上昇することに
なり、充電制御回路10内でタイマ回路を作動させる制
御が行われる。
【0031】一方、バッテリパック20側では、保護回
路25の作動によりリチウムイオン電池23が充電装置
から切り離された状態となっているため、保護回路25
が検出する電位がリチウムイオン電池23そのものの電
位となり、4.25V(或いは4.25Vより若干低い
電位)が検出されて、図3のAに示すタイミングt3
保護回路25がトランジスタ24をオン状態にさせて、
保護された状態を解除する動作が行われる。
【0032】このとき、充電制御回路11の端子12で
検出される電圧は、電池電圧である4.25Vに戻り、
図3のBに示す充電電流Iaが流れるようになる。この
ようにして充電電流がリチウムイオン電池23に供給さ
れるようになると、再びバッテリパック20内の保護回
路25が、4.25Vを越える電圧を検出するようにな
り、トランジスタ24をオフ状態とする保護動作が行わ
れる。
【0033】以後は、保護回路25の作動による端子1
2の電圧の急上昇と、保護回路25による保護動作の解
除とを繰り返し行うようになり、端子12で検出される
電位が上下に波を打つようになる。そして、保護動作が
解除された時点で若干の充電電流Ia,Ib,Ic‥‥
が流れ、リチウムイオン電池23の充電状態が100%
に近づく。なお、ここでの充電電流Ia,Ib,Ic‥
‥は、充電されて行くに従って、徐々に電流値が減少す
る。
【0034】そして、充電制御回路10内のタイマ回路
の作動時間taを、このリチウムイオン電池23がほぼ
100%充電されるのに必要な時間に設定することで、
リチウムイオン電池23がほぼ100%充電されたタイ
ミングt4 で急速充電が停止することになり、以後(図
3のAに示す期間tb)は小電流Iiによるトクリル充
電が行われるようになる。
【0035】このように本例の充電装置によりリチウム
イオン電池を充電させることで、電圧だけを検出させる
構成で、リチウムイオン電池をほぼ100%の状態まで
充電させることができる。このため、従来の充電装置の
ように充電電流を検出するための構成が必要なく、それ
だけ充電装置の構成が簡単になる。また、充電電流検出
用の抵抗器による充電電流のロスがなく、それだけ少な
い電力で効率良く2次電池を充電することができる。ま
た本例においては、ほぼ100%まで充電された後は、
トリクル充電と称される小電流による充電が行われるの
で、100%の充電状態が維持される。
【0036】なお上述実施例では、2次電池としてリチ
ウムイオン電池を充電する場合について説明したが、他
の同様な定電圧充電を必要とする2次電池の充電装置に
も適用できることは勿論である。
【0037】また、上述実施例で説明した電圧や電流の
値や、充電制御回路10内のタイマ回路の作動時間ta
などについても、使用する電池の電圧特性などに応じて
適宜選定すれば良く、上述実施例の値に限定されるもの
ではない。例えば、充電制御回路10内のタイマ回路の
作動時間taについては、上述実施例では5分としてた
が、使用されるリチウムイオン電池の特性や容量に合わ
せて、5分から30分程度の間で、適当な時間を予め設
定するのが好ましい。
【0038】また、充電電流や充電電圧を設定する回路
についても、上述実施例で説明した回路に限定されるも
のではなく、種々の構成の電流・電圧設定回路が適用で
きる。
【0039】
【発明の効果】本発明によると、保護回路の作動状態を
監視するだけで、充電時の充電停止の判断が可能にな
り、簡単な構成で、リチウムイオン電池などの定電圧充
電が必要な2次電池を、所定の容量まで充電させること
ができる。
【0040】この場合、2次電池装置の正極の充電用端
子と負極の充電用端子との間の電圧を検出する電圧検出
回路で、一定時間内に所定レベル以上の電圧変化を検出
したとき、保護回路が作動したと判別するようにしたこ
とで、電圧検出を行うだけで簡単に電池の状態の判断が
できるようになり、簡単な構成で実現できる。
【0041】さらに、この場合に保護回路の作動を判別
したとき、タイマ手段を作動させ、このタイマ手段でカ
ウントする時間が所定時間経過したとき、充電を停止さ
せるようにしたことで、タイマ回路でカウントする時間
を適切に設定するだけで、簡単にほぼ100%まで充電
できるようになる。
【0042】さらにまた、充電回路での充電を停止させ
た後、小電流で随時充電を行うようにしたことで、この
100%の充電状態を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による充電装置の構成を示す
回路図である。
【図2】一実施例による充電処理を示すフローチャート
である。
【図3】一実施例による充電状態を示す特性図である。
【図4】リチウムイオン蓄電池の一般的な充電特性を示
す説明図である。
【符号の説明】
6 +側充電端子 7 −側充電端子 10 充電制御回路 11 充電制御信号出力端子 12 電池電圧検出端子 20 リチウムイオンバッテリパック 21 +側充放電端子 22 −側充放電端子 23 リチウムイオン電池 24 電界効果トランジスタ 25 保護回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池電圧が所定電圧以上となると、2次
    電池と充電用端子との間を切り離す保護回路を備える2
    次電池装置を充電する充電装置において、 上記充電用端子へ充電用電流を供給して充電を行う充電
    回路と、 上記2次電池装置内の保護回路が作動したことを検出し
    たとき、上記2次電池が所定容量以上充電されたと判断
    する充電状態の判別回路とを備えた充電装置。
  2. 【請求項2】 上記2次電池装置の正極の充電用端子と
    負極の充電用端子との間の電圧を検出する電圧検出回路
    を備え、 該電圧検出回路で一定時間内に所定レベル以上の電圧変
    化を検出したとき、上記保護回路が作動したと判別する
    ようにした請求項1記載の充電装置。
  3. 【請求項3】 タイマ手段を備え、 上記判別回路が上記保護回路の作動を判別したとき、上
    記タイマ手段を作動させ、このタイマ手段でカウントす
    る時間が所定時間経過したとき、上記充電回路での充電
    を停止させるようにした請求項2記載の充電装置。
  4. 【請求項4】 上記充電回路での充電を停止させた後、
    上記充電回路により小電流で随時充電を行うようにした
    請求項3記載の充電装置。
JP22408395A 1995-08-31 1995-08-31 充電装置 Pending JPH0970147A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010158163A (ja) * 2007-12-14 2010-07-15 Fujitsu Ltd 電池回路の制御装置、充電制御装置、これを用いた電子機器、および制御方法

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