JPH0970079A - 計装用インタフェース - Google Patents

計装用インタフェース

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JPH0970079A
JPH0970079A JP22348295A JP22348295A JPH0970079A JP H0970079 A JPH0970079 A JP H0970079A JP 22348295 A JP22348295 A JP 22348295A JP 22348295 A JP22348295 A JP 22348295A JP H0970079 A JPH0970079 A JP H0970079A
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digital signal
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transmitter
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JP22348295A
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Kazuhiro Yamazaki
和宏 山崎
Yoji Kitayama
洋史 北山
Hiroshi Hamano
浩 浜野
Hiroshi Nishida
弘 西田
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一構成のI/Fボードで各種ハードウエア
仕様およびソフトウエア仕様の発信器と通信を行うこと
ができる計装用インタフェースを提供すること。 【構成】 中央制御装置には、各発信器8aと接続する
I/Fボード20が設けられる。I/Fボード20は、
測定値のアナログ信号を抽出するアナログ信号I/F部
11と保守用コンピュータ40から発信器8aへの指令
とその応答の授受を行うディジタル信号I/F部21と
で構成される。通信仕様の異なる変調回路22a〜22
n、バンドパスフィルタ23a〜23n、復調回路24
a〜24nこれらを選択するデマルチプレクサ回路2
5、マルチプレクサ回路26、それらに選択指令を与え
るチャネル制御レジスタ29が設けられ、ディジタルデ
ータの授受はCPU27、シリアル通信コントローラ3
0を介してなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種プラントにおい
て、多数の測定点に設置された発信器との間で信号の授
受を行う計装用インタフェースに関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラ等の工業プラントの電気計装にお
いては、その工業プラントが大きなプラントである場
合、検出すべき物理量(圧力、流量、温度等)を測定す
る測定点が、広いプラント敷地内の方々に点在し、又、
測定点の数も数百点に達する。これら各測定点に設置さ
れている発信器は、検出値をアナログ電気信号(電流信
号)に変換し、中央制御装置へ伝送する。上記アナログ
電気信号の信号レベルは国際的な統一規格(4〜20m
A)に定められており、このため、各発信器が異なる製
作者により製作されたものであっても、中央制御装置は
どの発信器とも接続可能である。このような電気計装シ
ステムを図4により説明する。
【0003】図4は従来の電気計装システムを示す図で
ある。この図で、1a、1b、1cは測定点、2a、2
b、2cは各測定点1a、1b、1cに設置された発信
器、3a、3b、3cは各発信器2a、2b、2cに接
続された伝送ケーブル、4は各発信器2a、2b、2c
から受信したアナログ信号に基づいてプラントに必要な
制御を行う中央制御装置である。図では、3つの測定点
しか示されていないが、上述のように測定点はこれら以
外に多数存在し、それらにはそれぞれ発信器が設置さ
れ、伝送ケーブルが接続されている。各測定点1a、1
b、…………で検出された測定値(検出値)はアナログ
電流信号に変換され、それぞれの伝送ケーブル3a、3
b、…………を通って中央制御装置へ伝送される。
【0004】上記の電気計装システムは、プラントの規
模が大きくなると測定点1a、1b、…………が多くな
り、発信器2a、2b、…………と中央制御装置4とを
接続する伝送ケーブル3a、3b、…………も膨大な数
となり、それらの敷設工事費の高騰を招いている。又、
保守要員は、各発信器2a、2b、…………が正常に動
作しているか否かを確認するため、広い現場に点在して
いる各発信器2a、2b、…………に対して監視のため
のパトロールを行う必要があり、これに多くの手間と時
間を必要とする。これらの問題点を解決するため、近
年、ディジタル方式の電気計装システムが提案されてい
る。これを図5により説明する。
【0005】図5は従来の電気計装システムを示す図で
ある。この図で、1a、1b、1cは図4に示すものと
同じ測定点、5a、5b、5cは各測定点1a、1b、
1cに設置された発信器、6はディジタル信号伝送ケー
ブル、7は中央制御装置である。発信器5a、5b、5
cは測定点1a、1b、1cの測定値をディジタル信号
に変換するとともに、他の所要の制御も行うことがで
き、1本のディジタル信号伝送ケーブル6で中央制御装
置7と接続されてディジタル通信を行う。この電気計装
システムは、各発信器5a、5b、…………をディジタ
ル信号で識別することができるため、1本のディジタル
信号伝送ケーブル6により各発信器5a、5b、………
…と中央制御装置7との間の信号の授受ができる。又、
中央制御装置7へは、測定値の信号だけでなく、2次的
情報(静圧、発信器雰囲気温度等)や、発信器の自己診
断情報等、種々の情報を伝達することができる。
【0006】しかし、図5に示す電気計装システムで
は、ディジタル信号伝送ケーブル6に異常が発生した場
合、発生個所によってはシステム全体が使用不能の状態
に陥り、各発信器5a、5b、…………からの信号が取
り込めなくなり、プラントの制御が不能となる可能性が
ある。このような状態は、公共性の高い発電プラント等
では極力避けなければならず、そのためには、発信器お
よびネットワークの多重化が必要となり、これを行うと
電気計装システム全体が冗長化し、コストが上昇するこ
ととなる。又、現時点では、通信プロトコルや個々の発
信器への電源供給方法等は統一されておらず、上記電気
計装システムを採用する場合は全システムを取り換える
必要があり、図4に示す電気計装システムから図5に示
す電気計装システムへの移行は困難な場合が多い。以上
のことから、例えば特開平1−302996号公報に示
されるように、図4に示す電気計装システムと図5に示
す電気計装システムの中間に位置する電気計装システム
が提案されている。これを図6により説明する。
【0007】図6は従来の電気計装システムを示す図で
ある。この図で、1a、1bは図4、図5に示すものと
同じ測定点、8a、8bは各測定点1a、1bに設置さ
れた発信器、9a、9bは伝送ケーブル、10は中央制
御装置である。測定点、発信器、伝送ケーブルが図示以
外に多数存在するのは図4、図5に示す場合と同じであ
る。この電気計装システムでは、測定値等のアナログ信
号に、その他の情報のディジタル信号を重畳させた信号
を用いる方式が採用される。このような信号を図7に示
す。
【0008】図7は図6に示す電気計装システムで使用
される信号波形の一例を示す図である。図で、横軸には
時間、縦軸には信号レベルがとってある。Aは測定値を
電気信号に変換したアナログ信号(4〜20mA)、D
はアナログ信号Aに重畳されたディジタル信号を示す。
ディジタル信号Dには、例えば、上記2次的情報、発信
器の自己診断情報、発信器のゼロ調整信号、スパン調整
信号、TAG番号の設定信号、ループチェック信号等が
含まれる。上記のようにアナログ信号にディジタル信号
が重畳された信号において、通常、発信器8a、8b、
…………が検出するプロセス値は100ms以上の時定
数を有しており、この低い周波数領域のアナログ信号は
従来と同様にノイズ除去用のアナログフィルタ回路を経
て受信される。一方、ディジタル信号は高周波で変調す
ることによりアナログ信号に重畳され、このディジタル
信号は高周波領域でディジタル通信が行われる。このよ
うな通信を行う中央制御装置10のインタフェース(I
/F)部の詳細を図8により説明する。
【0009】図8は図6に示す中央制御装置のインタフ
ェース部の詳細を示す図である。この図で、図6に示す
部分と同一部分には同一符号が付してある。10Bは中
央制御装置10のI/Fボードを示す。11はI/Fボ
ード10Bのアナログ信号I/F部であり、電源(24
V)12、抵抗(高精密抵抗、250Ω)13およびロ
ーパスフィルタ14で構成されている。15はI/Fボ
ード10Bのディジタル信号I/F部であり、変調回路
151、バンドパスフィルタ152、復調回路153、
マイクロコンピュータ(CPU)154、シリアル通信
コントローラ155で構成されている。
【0010】CPU154から出力される発信器8aへ
の指令信号は、シリアル通信コントローラ155を介し
て変調回路151へ送られ、ここで直流電流(4〜20
mA)に指令信号を重畳させて伝送ケーブル9aの2線
間の変調を行う。発信器8aは送信された変調信号を検
出し、検出した変調信号に基づいて、送信された指令を
解釈し、この指令に対する応答信号を測定値のアナログ
信号に重畳して返信する。I/Fボード10Bはこの信
号を受信し、抵抗13で電圧信号(1〜5V)に変換
し、ローパスフィルタ14により重畳された高周波のデ
ィジタル信号を除去し、このアナログ信号をアナログ信
号I/F部11から出力する。出力された信号は、中央
制御装置10のプラント制御部(図示されていない)へ
伝送され、プラントの各種制御に用いられる。
【0011】一方、I/Fボード10Bで受信された信
号は、変調周波数に通過帯域を有するバンドパスフィル
タ152へも入力され、ここで受信信号中の変調信号が
抽出される。この変調信号は復調回路153で復調処理
され、得られたシリアル信号はシリアル通信コントロー
ラ155でパラレル信号に変換されてCPU154へ取
り込まれる。CPU154では、取り込まれた信号を解
析して、指令に対する発信器8aの応答(上述の二次的
情報等)を得ることとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図6〜図8に示す方式
(アナログ/ディジタル混在伝送方式)は、測定値の伝
送の外に、二次的情報等種々のデータの授受を行うこと
ができ、図5に示す方式の特徴を備えるとともに、ディ
ジタル信号を重畳、抽出できる回路(ディジタルI/F
部)を追加することで、従来のアナログ伝送システムを
そのまま使用することができ、1系統で異常が発生して
も他の系統へは影響しないという効果を有する。
【0013】しかし、前述のように、アナログ信号は各
発信器とも共通の規格で伝送されるものの、当該アナロ
グ信号に重畳されるディジタル信号については、その通
信仕様、即ちハードウエア仕様(変調周波数、信号振幅
等)およびソフトウエア仕様(伝送フレーム構造、通信
プロトコル等)が発信器の製作者によって異なる。した
がって、各発信器を全て、図示のようなI/Fボード1
0Bを有する中央制御装置10に接続することはでき
ず、これを行うためには、各発信器を同一の(同一製作
者の)ハードウエア仕様およびソフトウエア仕様のもの
に交換するか、又はI/Fボードを各発信器に合わせて
別々に製作しなければならない。
【0014】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、同一構成のI/Fボードで各種ハードウエ
ア仕様およびソフトウエア仕様の発信器と支障なく通信
を行うことができる計装用インタフェースを提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、プラント測定点に設置され
た発信器との間で、アナログ信号およびこのアナログ信
号に重畳されるディジタル信号より成る信号の授受を行
う計装用インタフェースにおいて、前記アナログ信号を
受信するアナログ信号インタフェース部と、前記ディジ
タル信号を受信するディジタル信号インタフェース部と
を設け、このディジタル信号インタフェース部を、複数
の異なる通信仕様の送信手段と、当該異なる送信手段に
対応する複数の異なる通信仕様の受信手段と、前記各通
信仕様から前記発信器の通信仕様を選択する通信仕様選
択手段と、この通信仕様選択手段で選択された通信仕様
で送受信を制御する制御手段とで構成したことを特徴と
する。
【0016】さらに、請求項4記載の発明は、プラント
測定点に設置された発信器との間で、アナログ信号およ
びこのアナログ信号に重畳されるディジタル信号より成
る信号の授受を行う計装用インタフェースにおいて、前
記アナログ信号を受信するアナログ信号インタフェース
部と、前記ディジタル信号を受信するディジタル信号イ
ンタフェース部とを設け、このディジタル信号インタフ
ェース部を、特定の通信仕様の送信手段および当該特定
の通信仕様と同じ通信仕様の受信手段より成る通信モジ
ュールボードと、この通信モジュールボードの送受信を
制御する制御手段とで構成し、前記通信モジュールボー
ドを、異なる通信仕様の他の通信モジュールボードと交
換可能としたことを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1の発明では、ある特定の発信器との間
で信号の授受を行う場合、通信仕様選択手段で当該発信
器の通信仕様を選択し、この通信仕様の送信手段により
指令データ(ディジタル信号)を送信する。このデータ
を受信した上記発信器は、測定値をアナログ信号により
送信するとともに、受信した指令データの応答信号(デ
ィジタル信号)を当該アナログ信号に重畳させて出力す
る。この信号は計装用インタフェースで受信され、アナ
ログ信号の方はアナログ信号インタフェース部で抽出さ
れ、重畳されている応答信号(ディジタル信号)の方は
ディジタル信号インタフェース部における対応する通信
仕様の受信手段で受信される。
【0018】又、請求項2の発明では、接続される発信
器の通信仕様に合わせて、その通信仕様と同一の通信仕
様の通信モジュールボードをI/Fボードに装着するこ
とにより、その通信モジュールボードに備えられている
送受信手段を作動させることにより、信号の授受を行
う。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係る計装用インタフェー
スのブロック図である。この図では、1つの発信器8a
と、これに接続される1つのI/Fボード(計装用イン
タフェースボード)20のみが示されている。1aは測
定点、9aは伝送ケーブル、40はI/Fボード20と
接続される保守用コンピュータである。I/Fボード2
0は、アナログ信号I/F部11とディジタル信号I/
F部21で構成されている。アナログ信号I/F部11
は図8に示すものと同一構成であり、その出力信号が中
央制御装置のプラント制御部へ伝送されるのも図8に示
すものと同じである。
【0020】ディジタル信号I/F部21は次のように
構成される。22a〜22nはそれぞれ通信仕様(周波
数や振幅)が異なる変調回路である。23a〜23nは
バンドパスフィルタ、24a〜24nはバンドパスフィ
ルタ23a〜23nに接続された復調回路であり、それ
ぞれ変調回路22a〜22nの各通信仕様に対応した通
信仕様で作動する。例えば、バンドパスフィルタ23a
と復調回路24aの通信仕様は、変調回路22aの通信
仕様と同一であり、バンドパスフィルタ23nと復調回
路24nの通信仕様は、変調回路22nの通信仕様と同
一である。25は変調回路22a〜22nが接続される
デマルチプレクサ回路、26は復調回路24a〜24n
が接続されるマルチプレクサ回路である。27はマイク
ロコンピュータのCPU、28はそのメモリ、29はデ
マルチプレクサ回路25とマルチプレクサ回路26のチ
ャネルを選択するチャネル制御レジスタ、30はシリア
ル通信コントローラ、31は通信コントローラである。
【0021】上記メモリ28には、各変調回路22a〜
22nおよび各復調回路24a〜24nを、それらの通
信仕様に従って作動させるための通信仕様毎の処理手順
である通信用デバイスドライブが格納されるとともに、
全体に共通する信号授受のための処理手順である通信用
アプリケーションソフトも格納されている。さらに、自
己のI/Fボードが接続されている発信器の機種も格納
されている。
【0022】図2は各発信器と図1に示すI/Fボード
との接続を示す図である。この図で、1a,1b、1c
は測定点、8a、8b、8cは発信器、9a、9b、9
cは伝送ケーブルである。上記以外の測定点、発信器、
伝送ケーブル、I/Fボードは図示されていない。各I
/Fボード20は図1に示すものと同じ保守用コンピュ
ータ40に共通に接続されている。
【0023】次に、本実施例のI/Fボードの動作を説
明する。なお、アナログ信号I/F部11によるアナロ
グ信号(測定値の検出信号)の取り出しは図8に示すア
ナログ信号I/F部11の動作と同じであるので、その
説明は省略する。ある特定の発信器、例えば発信器8a
へ所要の指令を送信したい場合、保守用コンピュータ4
0は、ディジタル通信ライン41を経て通信コントロー
ラ31へ、通信したい相手先と指令内容を送信する。各
I/Fボード20は送信された内容を読み込み、保守用
コンピュータ40が通信したい相手先と自己のI/Fボ
ードに接続されている発信器とが一致したときは、送信
されてきた指令内容を送る準備に入り、一致しなければ
何もしない。通信したい相手先と自己のI/Fボードに
接続されている発信器とが一致したときには、指令内容
を、自己に接続されている発信器の機種に合致したコー
ドに変換する。
【0024】CPU27は、機種に基づいてデマルチプ
レクサ回路25およびマルチプレクサ回路26の各チャ
ネルのうちの選択すべきチャネルをチャネル制御レジス
タ29ヘ書き込むとともに、シリアル通信コントローラ
30へ上記コード変換した指令データを書き込む。この
指令データはデマルチプレクサ回路25の選択されたチ
ャネルに接続されている変調回路、例えば変調回路22
aへ送信される。変調回路22aは伝送ケーブル9aに
対して変調信号を出力し重畳させる。
【0025】発信器8aは重畳された変調信号を検出
し、この変調信号による指令データに対する応答信号を
アナログ信号(測定値信号)に重畳させてI/Fボード
20へ送信する。I/Fボード20はこれを受信し、ア
ナログ信号I/F部11とディジタル信号I/F部21
へ入力する。アナログ信号I/F部11ではアナログ信
号を取り出し、プラント制御部へこれを出力する。又、
ディジタル信号I/F部21では、アナログ信号とディ
ジタル信号が混在した信号をバンドパスフィルタ23a
〜23nへ入力してこれを通過させることにより高周波
信号であるディジタル信号を取り出し、これを復調回路
24a〜24nで復調させる。マルチプレクサ回路26
では、チャネル制御レジスタ29により、例えば復調回
路24aに接続されているチャネルが選択されているの
で、復調回路24aで復調された信号のみがマルチプレ
クサ回路26を通り、シリアル通信コントローラ30へ
入力される。
【0026】シリアル通信コントローラ30へ入力され
た信号は、パラレルデータに変換されてCPU27へ取
り込まれる。CPU27は取り込んだデータ、即ち保守
用コンピュータ40からの指令データに応じた応答デー
タを、通信コントローラ31を介して保守用コンピュー
タ40へ送信する。保守用コンピュータ40は、送信さ
れたデータに基づいて所要の処理を実行する。
【0027】このように、本実施例では、ディジタル信
号I/F部21を異なる通信仕様の変調回路、バンドパ
スフィルタ、復調回路で構成し、又、デマルチプレクサ
回路25で接続発信器の通信仕様の変調回路を、又、マ
ルチプレクサ回路26で当該通信仕様の復調回路を選択
するようにしたので、従来のアナログ伝送システムをそ
のまま使用しながら、しかも、同一構成のI/Fボード
を各種通信仕様の発信器に接続してこれと支障なく信号
の授受を行うことができる。
【0028】図3は本発明の他の実施例に係る計装用イ
ンタフェースのブロック図である。この図で、図1に示
す部分と同一又は等価な部分には同一符号を付して説明
を省略する。201は本実施例のI/Fボード、202
は通信モジュールボードを示す。通信モジュールボード
202は、特定の通信仕様の変調回路22a、バンドパ
スフィルタ23a、および復調回路24aで構成されて
いる。なお、メモリ28には図1に示すものと同じく、
各種通信仕様の通信用デバイスドライバと、共通の通信
用アプリケーションソフトが格納されている。この通信
モジュールボード202は、変調回路22aに接続され
る出力ライン、バンドパスフィルタ23aに接続される
入力ライン、変調回路22aおよび復調回路24aとシ
リアル通信コントローラ30との接続ラインの各ライン
との接続、開放を自由に行うことができ、I/Fボード
201に着脱自在となっている。
【0029】図示の通信モジュールボード202以外
に、プラントの全発信器の通信仕様の種類に対応する通
信仕様を有する通信モジュールボードが予め備えられて
おり、各発信器と接続されるI/Fボード201には、
接続された発信器の通信仕様と同一の通信仕様の通信モ
ジュールボードが装着される。本実施例の通信モジュー
ルボードを構成する変調回路、バンドパスフィルタ、お
よび復調回路の動作はさきの実施例のそれらの動作と同
じである。この場合、メモリ28に格納された通信用デ
バイスドライバとして、装着された通信モジュールボー
ドと同一の通信仕様が選択されるのは当然である。本実
施例の効果はさきの実施例の効果と同じであり、I/F
ボードの構成自体は、さきの実施例で備えられていたチ
ャネル制御レジスタ、デマルチプレクサ、およびマルチ
プレクサが不要となるので、簡素化される。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、ディジ
タル信号インタフェース部を異なる通信仕様の送信手段
および受信手段で構成し、これらを通信仕様選択手段で
選択するようにしたので、従来のアナログ伝送システム
をそのまま使用しながら、しかも、同一構成のI/Fボ
ードを各種通信仕様の発信器に接続してこれと支障なく
信号の授受を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る計装用インタフェースの
ブロック図である。
【図2】各発信器と図1に示すI/Fボードとの接続を
示す図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る計装用インタフェー
スのブロック図である。
【図4】従来の電気計装システムを示す図である。
【図5】従来の電気計装システムを示す図である。
【図6】従来の電気計装システムを示す図である。
【図7】図6に示す電気計装システムで使用される信号
波形の一例を示す図である。
【図8】図6に示す中央制御装置のインタフェース部の
詳細を示す図である。
【符号の説明】
1a 測定点 8a 発信器 11 アナログ信号I/F部 20 I/Fボード 21 ディジタル信号I/F部 22a〜22n 変調回路 23a〜24n バンドパスフィルタ 24a〜24n 復調回路 25 デマルチプレクサ回路 26 マルチプレクサ回路 27 CPU 28 メモリ 29 チャネル制御レジスタ 30 シリアル通信コントローラ 31 通信コントローラ 40 保守用コンピュータ
フロントページの続き (72)発明者 西田 弘 広島県呉市宝町3番36号 バブコツク日立 株式会社呉研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント測定点に設置された発信器との
    間で、アナログ信号およびこのアナログ信号に重畳され
    るディジタル信号より成る信号の授受を行う計装用イン
    タフェースにおいて、前記アナログ信号を受信するアナ
    ログ信号インタフェース部と、前記ディジタル信号を受
    信するディジタル信号インタフェース部とを設け、この
    ディジタル信号インタフェース部を、複数の異なる通信
    仕様の送信手段と、当該異なる送信手段に対応する複数
    の異なる通信仕様の受信手段と、前記各通信仕様から前
    記発信器の通信仕様を選択する通信仕様選択手段と、こ
    の通信仕様選択手段で選択された通信仕様で送受信を制
    御する制御手段とで構成したことを特徴とする計装用イ
    ンタフェース。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記通信仕様選択手
    段は、前記発信器の通信仕様を記憶するレジスタと、こ
    のレジスタに記憶された通信仕様の前記送信手段が選択
    されるデマルチプレクサ回路と、前記レジスタに記憶さ
    れた通信仕様の前記受信手段が選択されるマルチプレク
    サ回路とで構成されていることを特徴とする計装用イン
    タフェース。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記送
    信手段は変調回路であり、かつ、前記受信手段はバンド
    パスフィルタ回路および復調回路であることを特徴とす
    る計装用インタフェース。
  4. 【請求項4】 プラント測定点に設置された発信器との
    間で、アナログ信号およびこのアナログ信号に重畳され
    るディジタル信号より成る信号の授受を行う計装用イン
    タフェースにおいて、前記アナログ信号を受信するアナ
    ログ信号インタフェース部と、前記ディジタル信号を受
    信するディジタル信号インタフェース部とを設け、この
    ディジタル信号インタフェース部を、特定の通信仕様の
    送信手段および当該特定の通信仕様と同じ通信仕様の受
    信手段より成る通信モジュールボードと、この通信モジ
    ュールボードの送受信を制御する制御手段とで構成し、
    前記通信モジュールボードを、異なる通信仕様の他の通
    信モジュールボードと交換可能としたことを特徴とする
    計装用インタフェース。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記通信モジュール
    ボードは、特定の通信仕様の変調回路、バンドパスフィ
    ルタ、および復調回路とで構成されていることを特徴と
    する計装用インタフェース。
JP22348295A 1995-08-31 1995-08-31 計装用インタフェース Pending JPH0970079A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010009477A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Fujita Corp 計測システム

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JP2010009477A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Fujita Corp 計測システム

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