JPH096A - 畦成形機 - Google Patents

畦成形機

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Publication number
JPH096A
JPH096A JP17659395A JP17659395A JPH096A JP H096 A JPH096 A JP H096A JP 17659395 A JP17659395 A JP 17659395A JP 17659395 A JP17659395 A JP 17659395A JP H096 A JPH096 A JP H096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ridge
working machine
levee
vehicle body
traveling vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17659395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Ono
弘喜 小野
Isao Takechi
伊佐夫 武智
Tomoyuki Ishida
智之 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP17659395A priority Critical patent/JPH096A/ja
Publication of JPH096A publication Critical patent/JPH096A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 畦成形用作業機を走行車体に昇降可能に装着
してなる畦成形機において、畦成形用作業機を適正高さ
に維持する。 【構成】 畦成形用作業機もしくは走行車体の上下方向
の加速度を検出するセンサ20を設け、このセンサ20
の検出結果に基づき走行車体に対して畦成形用作業機を
昇降させる構成とし、その昇降の最大動作量を規制して
畦成形用作業機の昇降し過ぎを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畦の成形、修復に使用
する畦成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】クランク機構を用いて畦成形体自体を駆
動して畦を叩き締める形式の畦成形用作業機(通称、畦
塗機)をトラクタに昇降可能に装着した畦成形機につい
ては、運転者が作業状況を見ながら作業機を適宜昇降さ
せていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、耕盤の
凹凸や元畦の高低等によって畦成形体と畦との位置関係
は刻々と変化するため、それに正確に対応することは困
難であり、作業機が畦から浮き上がり過ぎて畦成形が良
好に行われなかったり、或は作業機が畦に接近し過ぎて
過剰な負荷がかかることがあった。また、畦に対する畦
成形体の位置が不適正であると、トラクタ側に大きな上
下振動が伝わり、操縦に支障がでることもあった。そこ
で、畦に対して畦成形体を常に適正な位置に維持するこ
とが不可欠となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に
かかる畦成形機は、畦成形用作業機を走行車体に昇降可
能に装着してなる畦成形機において、畦成形用作業機も
しくは走行車体の上下方向の加速度を検出するセンサを
設け、このセンサの検出結果に基づき走行車体に対して
畦成形用作業機を昇降させると共に、その昇降の最大動
作量を規制することのできる制御装置を設けたことを特
徴としている。
【0005】
【作用】センサによって検出される畦成形用作業機もし
くは走行車体の上下方向の加速度に基づいて、走行車体
に対して畦成形用作業機を昇降させる。その昇降の際、
昇降の最大動作量を規制するので、昇降し過ぎが防止さ
れ、畦に対して畦成形体を常に適正な位置に維持する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。
【0007】この畦成形機1は、走行車体であるトラク
タ2の後方に畦成形用作業機3を昇降可能に装着してな
る。図中の5は左右一対のロワリンク、6は左右中央に
1本のトップリンクで、これらリンク5,5,6の後端
部に作業機3が連結される。また、7はトラクタが具備
する油圧装置で駆動するリフトアームで、該リフトアー
ムの後端部にリフトロッド8,8を介してロワリンク
5,5が吊られており、リフトアーム7,7を上下に回
動させることにより、作業機3が昇降される。
【0008】畦成形用作業機3は、トラクタ2より伝動
軸9を介して伝動される伝動ケース10を備え、その右
側方に、前後軸回りに回転する土削りローター11と該
土削りローターの上側を覆うローターカバー12が設け
られ、その後側にストロークの下部ほどやや外側に位置
するように略上下方向に往復動する畦成形体13が設け
られ、更にその内側に接地車輪14が設けられている。
作業機3を適当高さに保持しながら畦に沿わせて進行さ
せると、土削りローター11が畦の法面と一部圃場の表
土面を削り取り、その削り取って跳ね上げられた土をロ
ーターカバー12が受け止めて畦の上面に落下させ、そ
の後、畦成形体13が畦の上面と法面を叩き締めて畦を
成形し直す。
【0009】畦成形作業時には、図4に示す昇降制御装
置によって作業機3を昇降制御する。制御コントローラ
15は、マイコンが組み込まれていて制御の中枢をなす
制御装置である。
【0010】作業機3を上げ下げ操作するコントロール
レバー16と、リフトアーム7,7の角度を検出するリ
フトアームセンサ17と、制御目標値を設定する目標値
設定器18とはトラクタに固有に設けられているもので
ある。トラクタには作業機として耕耘機が装着されるこ
とが多いので、目標値設定器18は一般的に耕深の目標
値を設定する耕深設定器と呼ばれる。畦成形用作業機を
装着する場合は、この目標値設定器18で後記加速度の
制御目標値を設定する。
【0011】デプスセンサ19は、耕耘機に設けられて
実際の耕深を検出するセンサで、作業機として耕耘機を
装着する場合に制御コントローラ15に接続される。
【0012】加速度センサ20は上下方向の加速度を検
出するセンサで、本実施例では畦成形用作業機3の平坦
な部分(ローターカバー12の上)に設置される。この
加速度センサ20を走行車体側に設けて走行車体の上下
方向の加速度を検出するようにしてもよい。
【0013】各センサ、設定器からのデータを制御コン
トローラ15に送信し、該コントローラ内でデータ処理
し、油圧装置を制御する比例ソレノイドバルブ23の上
昇用比例ソレノイド23aと下降用比例ソレノイド23
bに出力信号を出す。この出力信号はパルス信号であ
り、パルスのONタイムに比例してバルブの開閉量が決
定される。
【0014】制御コントローラ15でのデータ処理は、
図5に示す順序で行われる。
【0015】まず、各センサ、設定器の値を読み込み、
加速センサ20の信号の波形処理をする。図6は波形処
理の1例を示す図で、(a)振動波形をした未処理の検
出信号を、(b)0G(加速度が0)を基準にして−
(マイナス)側の検出値を絶対値に直し、その絶対値処
理後の値を移動平均する。ここでは、基準値の電圧を
2.5Vとしている。このように波形処理することによ
り、制御を簡単に行うことができる。
【0016】次に、コントロールレバー16が操作され
ておらず、且つリフトアーム7,7が作動していないこ
とを確認した上で、不感帯を含む加速度目標値と加速度
センサ値を比較処理し、加速度目標値が加速度センサ値
よりも大きい時はソレイド23a,23bに下出力を
し、加速度目標値よりも加速度センサ値が大きい時はソ
レイド23a,23bに上出力する。その際、次の点を
出力決定の条件とする。
【0017】第一に、昇降制御の最大動作量を決め、作
業機が必要以上昇降しないようにする。具体的には、作
業機3が作業位置に下降している時の基準となるリフト
アームセンサ値を基に昇降制御の動作範囲を決め
(A)、リフトアームセンサ値がその動作範囲を上もし
くは下に超えている場合は加速度目標値と加速度センサ
値との間に差があっても出力しないようにしている
(B)。これにより、作業機が畦から浮き上がり過ぎて
畦成形体13が畦を叩かなくなったり、或は作業機が畦
に接近しすぎて過剰な負荷がかかることを防止し、常に
畦成形体13が適正な状態で畦を叩き締めるように維持
する。
【0018】第二に、昇降出力は規定時間(パルスON
タイム)づつ一定間隔をあけて出す(C)。これも第一
条件と同様に、作業機の急激な動作を防ぎ、作業機が必
要以上昇降しないようするためである。
【0019】第三に、上記出力規定時間は加速度目標値
と加速度センサ値の差に応じて変更し、差が大きい時は
出力規定時間を長くし、差が小さい時は出力規定時間を
短くする(D)。これにより、作業機を昇降させ過ぎる
ことなく、昇降の追従性を向上させる。
【0020】この昇降制御は以上の制御を行うものであ
り、畦成形用作業機の高さが不適正であるとトラクタ側
に大きな上下振動が伝わりやすい畦成形体自体を駆動し
て畦を叩き締める形式の畦成形機において、作業機もし
くは走行車体の上下方向の加速度を検出する加速度セン
サ20の検出結果に基づいて作業機のトラクタに対する
高さを制御することで、畦成形体13を畦に対して常に
適正な位置に維持する。また、本実施例では加速度セン
サ20が作業機側に設けられているので、作業機の振動
が正確に検出され、成形する畦の固さを一定に制御でき
る。
【0021】図7は異なる制御方法を示す。この制御方
法は、加速度センサ20の入力信号を0G基準にして+
(プラス)側の検出値だけに注目し、その+側検出値が
所定の設定値(目標値設定器18で設定)を超えて発生
している時は一定時間(適当に設定すればよい)のみ上
昇出力を出し、その+側検出値が一定時間以上前記設定
値以下になっている時は一定時間のみ下降出力を出す。
このように、加速度センサ20で検出される振動の振幅
の大きさに基づいて少しだけ昇降動作させるようにする
ことで、昇降し過ぎになることを防止している。
【0022】図8は更に異なる制御方法を示す。この制
御方法では、加速センサ20の入力信号をファジィ推論
により波形処理する。ファジィ推論に当たっては、基準
レベル(図9の例では0G)以上の検出値について、一
定時間T内の振動の大きさVP1,VP2,…と幅t1 ,t
21+t22,…を入力変数とし、振幅絶対値を出力変数と
し、表1のファジィルールにしたがって振幅絶対値を求
める。そして、この振幅絶対値が所定の設定値に合うよ
うに昇降制御する。このようにファジィ推論を用いて波
形処理することにより、複雑な波形を振動の絶対値をし
て認識することが可能となり、制御が簡単になる。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる畦
成形機は、加速度センサによって検出される畦成形用作
業機もしくは走行車体の上下方向の加速度に基づき、走
行車体に対して畦成形用作業機を昇降させることによ
り、畦に対して畦成形体を常に適正な位置に維持できる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】畦成形機の側面図である。
【図2】畦成形機の平面図である。
【図3】畦成形用作業機の背面図である。
【図4】昇降制御装置のブロック図である。
【図5】昇降制御の第一例のフローチャートである。
【図6】加速度センサ値の波形処理の1例を示す図で、
(a)は処理前の波形、(b)反転処理後の波形をそれ
ぞれ表している。
【図7】昇降制御の第二例フローチャートである。
【図8】昇降制御の第三例のフローチャートである。
【図9】加速度センサ値の1例を示す図である。
【図10】(a)振動の大きさ、(b)振動の幅、及び
(c)振幅絶対値のメンバーシップ関数を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 畦成形機 2 トラクタ(走行車体) 3 畦成形用作業機 11 土削りローター 12 ローターカバー 13 畦成形体 15 制御コントローラ(制御装置) 18 目標値設定器 20 加速度センサ 23 比例ソレノイドバルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畦成形用作業機を走行車体に昇降可能に
    装着してなる畦成形機において、畦成形用作業機もしく
    は走行車体の上下方向の加速度を検出するセンサを設
    け、このセンサの検出結果に基づき走行車体に対して畦
    成形用作業機を昇降させると共に、その昇降の最大動作
    量を規制することのできる制御装置を設けたことを特徴
    とする畦成形機。
JP17659395A 1995-06-19 1995-06-19 畦成形機 Pending JPH096A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17659395A JPH096A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 畦成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17659395A JPH096A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 畦成形機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH096A true JPH096A (ja) 1997-01-07

Family

ID=16016289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17659395A Pending JPH096A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 畦成形機

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JP (1) JPH096A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6849738B2 (en) 2000-02-29 2005-02-01 Takeda Chemical Industries, Ltd. Processes for the production of thienopyrimidine derivatives
JP2017184758A (ja) * 2017-06-22 2017-10-12 小橋工業株式会社 農作業機のリモコン装置
WO2017205837A1 (en) 2016-05-27 2017-11-30 The Regents Of The Univeristy Of California Methods and compositions for targeting rna polymerases and non-coding rna biogenesis to specific loci

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2017205837A1 (en) 2016-05-27 2017-11-30 The Regents Of The Univeristy Of California Methods and compositions for targeting rna polymerases and non-coding rna biogenesis to specific loci
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