JPH0969981A - スキャナ装置 - Google Patents

スキャナ装置

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JPH0969981A
JPH0969981A JP7223120A JP22312095A JPH0969981A JP H0969981 A JPH0969981 A JP H0969981A JP 7223120 A JP7223120 A JP 7223120A JP 22312095 A JP22312095 A JP 22312095A JP H0969981 A JPH0969981 A JP H0969981A
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JP
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film
cartridge
image
holding device
scanner
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JP7223120A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Toyoda
哲也 豊田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムが汚れたり傷ついたりする恐れのな
いようにフィルムを常に安全な状態に保持することがで
きるフィルムスキャナ装置を提供すること。 【解決手段】 カートリッジに収納されたフィルムから
画像を読み取るフィルム画像入力装置1と、そのカート
リッジを保持するフィルム保持装置300とを脱着自在
に結合し、そのカートリッジに対するフィルムの進退状
態を検出できるフィルム状態検出手段PRと、当該フィ
ルムを給送するフィルム駆動手段308と、上記検出手
段が当該フィルムがカートリッジ外に引き出されてい
て、且つ、その保持装置を画像入力装置から何らかの
「取り外し」指示がされた場合に、上記駆動手段に対し
て当該フィルムの「巻戻し」指令を行うような制御手段
30とから本発明のスキャナ装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明用光源にて照
明された照明画像を読み取り、その画像をデータとして
デジタル出力するスキャナ装置に関する。更に詳しく
は、複数種類のフィルム(例えば、フィルムカートリッ
ジに入っているフィルムとストリップフィルム、ピース
フィルム等)の画像読み込みが可能なフィルムスキャナ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複数種類のフィルムの画
像を出力するスキャナ装置としては、特開平5−145
838号公報において、カートリッジに収納されたフィ
ルムとピースフィルムの双方を挿填することのできるフ
ィルムプレーヤが開示されている。
【0003】この例は、カートリッジに収納されたフィ
ルムを所定の読みとり位置へ搬送するためのギアからな
るメカ部材と、ピースフィルムを挿入口から挿入し、同
じく所定の読み込み位置に搬送するための送りローラか
らなるメカ部材とからなり、所定の読み取り位置に搬送
されたフィルムを搬送して照明光源にて照明し、この照
明されたフィルム画像をCCD等によって読み取りを行
うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術では、例えばユーザーがフィルムプレーヤからフィル
ムカートリッジを取り出そうとする際や、スキャン動作
を行わない状態が長時間続く場合など、画像の取り込み
処理に関しない時に必ずしもそのフィルムがカートリッ
ジ内に収納されるような構成にはなってはおらず、よっ
て、カートリッジからフィルムが出されたままの状態で
カートリッジを取り出したり、又はスキャナ装置全体に
何らかの衝撃が加えられた場合などには、そのむき出し
のフィルム面が汚れたり傷ついたりする恐れがある。
【0005】そこで本発明は、上記の不具合に鑑み、フ
ィルムが汚れたり傷ついたりする恐れのないようにフィ
ルムを常に安全な状態に保持することができるフィルム
スキャナ装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決し、目的を達成するために次に列挙するような手段を
講じている。 (1) 所定のカートリッジに収納された現像済みフィ
ルムから画像を読み取るためのスキャナ装置において、
前記フィルムを給送するフィルム駆動手段と、前記カー
トリッジに対する前記フィルムの進退状態を検出するフ
ィルム状態検出手段と、前記フィルム状態検出手段から
の出力に基づいて、前記フィルム駆動手段にフィルムの
「巻戻し」を指示する制御手段と、を備えるスキャナ装
置を提供する。
【0007】(2) 前記フィルム状態検出手段は、当
該フィルムが前記カートリッジから引き出されているこ
とを検出する手段であり、前記制御手段は、前記フィル
ム状態検出手段により当該フィルムが前記カートリッジ
から引き出されていることを検出し、更に、「電源オ
フ」指示、「カートリッジ取り出し」指示、「フィルム
巻き戻し」指示または画像読み取り動作からの「所定時
間経過したこと」の指示のうちの少なくとも1つの指示
がされた場合には、前記フィルム駆動手段に対して当該
フィルムの巻戻しを指示することを特徴とする(1)に
記載のスキャナ装置を提供する。
【0008】(3) 所定のカートリッジに収納された
現像済みフィルムから所望の画像を読み取るための撮像
手段を有するフィルム画像入力装置と、前記フィルム画
像入力装置に脱着自在に結合し、前記カートリッジを保
持するフィルム保持装置とから成るスキャナ装置におい
て、当該フィルムを給送するフィルム駆動手段と、前記
カートリッジに対する当該フィルムの進退状態を検出す
るフィルム状態検出手段と、前記フィルム状態検出手段
により当該フィルムが前記カートリッジから引き出され
ていることを検出した信号を出力した場合であり、且
つ、フィルム保持装置をフィルム画像入力装置から「取
り外し」指示がされた場合には、前記フィルム駆動手段
に対して当該フィルムの「巻戻し」を指示する制御手段
と、を備えるスキャナ装置を提供する。
【0009】(作用)本スキャナ装置を上記の構成にす
ることにより次のような作用を奏する。 (1) フィルム状態検出手段はフィルムがカートリッ
ジから引き出された状態か否かを検出し、その検出結果
に基づき、制御手段が「巻戻し」指示すると、駆動手段
はカートリッジにフィルムを巻き取る。
【0010】(2) 前記制御手段は、利用者によって
例えば、「電源オフ」「カートリッジ取り出し」「フィ
ルム巻き戻し」等の指示または、画像読み取り動作から
の「所定時間経過」指示のうちで1つでもされた場合に
は、前記フィルム駆動手段に引き出された状態の当該フ
ィルムの巻戻しをフィルム駆動手段に指示する。
【0011】(3) フィルム画像入力装置と、カート
リッジフィルムを保持するフィルム保持装置とを利用者
の所望により脱着する際に、フィルム状態検出手段はカ
ートリッジに対するフィルムの進退状態を検出し、特に
カートリッジから引き出されている状態の場合には、制
御手段はフィルム駆動手段に対し当該フィルムの強制的
な「巻戻し」を指令する。以上の制御により、フィルム
はカートリッジ内に収納された状態になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係わるフィルムスキャナ
装置についての実施形態例を図を参照しながら以下に説
明する。まず図1の斜視図に示されるように、本フィル
ムスキャナ装置は、スキャナ本体としてフィルム画像を
スキャンして所望の画像を読み取るための画像入力装置
1と、所定の種類のフィルム(不図示)を収納して、上
記スキャナ本体1に脱着自在に結合できるフィルムアダ
プタとしてのフィルム保持装置300と、から構成され
ている。
【0013】このフィルム画像入力装置1には、当該フ
ィルムを照明する照明手段(不図示)と照明されたフィ
ルム画像を読みとる撮像手段(不図示)を含んでおり、
上面には電源(POWER) SW26と、アダプタ300を本
体1から脱着するためのリリース(RELEASE) SW27が
配されている。このリリースSW27のボタンを押下す
ることにより、フィルムが傷つかない状態である場合の
みに限り、本体1から当該アダプタ300が上方に排出
されて本体との機械的、電気的接続が解かれる。
【0014】一方、フィルム保持装置としてのフィルム
アダプタ300の上面にはフィルム巻き戻しのためのリ
ワインド(REWIND)SW430が備えられている。また、
図示しないフィルムカートリッジを格納する蓋302
や、この蓋に連動するロック機構のイジェクトSW34
0が備えられている。
【0015】図2には、本発明に係わるスキャナ装置を
構成する例えば、フィルム画像を取り込むための装置本
体としての画像入力装置1であり、内部構造を透視した
斜視図が示されている。
【0016】図中の溝部2は、図示しないフィルム原稿
保持装置(詳細後述)を脱着自在に装着するために形成
された部分である。また、図中のA−A線は、この画像
入力装置1の光学系の光路中心を示しており、この光路
上には、前述の照明手段としての蛍光灯3と、同じく撮
像手段としてのリニアCCD9が、上記溝部2中に配さ
れるであろう図示しないフィルム面を境にして配設され
ている。
【0017】そのフィルムを照明する蛍光灯3は、スペ
ース効率をあげるために、蛍光管が両端近傍で「コの字
型」に折り曲げられている。そしてこの蛍光灯3は、蛍
光灯保持部材4によって「V字型」の溝をもつ反射傘部
材5に押し付け保持され、さらにフィルム保持装置の下
を通って、レンズCCD保持部材7(ベース)に固定さ
れ一体構造で、このベース7と挙動を同じくする。
【0018】蛍光灯3によって照明されたフィルム画像
は、リニアCCD9に結像させるための光学的なレンズ
8を通過して正しい結像イメージでこのCCD9で電気
信号に変換される。
【0019】リニアCCD9の出力信号は、図中のフレ
キシブルプリント基板14を経由して装置底面に敷設さ
れたメイン基板17に伝達される。また、ケーブルコネ
クタ22は、平ケーブルまたはリード線などによってメ
イン基板17に接続され、通信用コネクタ(例えば、R
S232c)が設けられ外部装置(例えばパーソナルコ
ンピュータ(以下、PCと記す。))と本装置とのイン
ターフェースも可能に構成されている。
【0020】レンズCCD保持部材7は、平行なネジシ
ャフト15と、ベースに貫通して成るガイドシャフト1
6によって移動可能に保持されている。このネジシャフ
ト15は所定のピッチの螺旋溝を有しており、この螺旋
溝にレンズCCD保持部材7が螺合され上記ガイドシャ
フト16の軸方向に平行移動できる。
【0021】したがって、このネジシャフト15を所定
の方法で回転駆動させれば、レンズCCD保持部材7が
蛍光灯3、レンズ8およびリニアCCD9と共に、相互
の位置関係を保持した状態のままで、ネジシャフト15
の軸方向に平行移動することによって、原稿としてのフ
ィルム面の副走査が行われる。
【0022】また、このネジシャフト15は、ギア1
9,20を介してステッピングモータ18に連結されて
おり、このステッピングモータ18の回転駆動力がシャ
フト15に伝達される。
【0023】レンズCCD保持部材7の初期の位置、お
よび終端位置は不図示の光学センサによって検出され、
所定の基準位置と、当該ステッピングモータ18の駆動
パルス数から、レンズCCD保持部材7が在る絶対位置
を検出する。またこの機構により、平行移動するレンズ
CCD保持部材7が、当該装置内の側壁面等に衝突する
のを防止している。
【0024】なお、フィルム保持装置との電気的接続手
段としての端子群28は多数の電気接点から構成されて
いるが、本実施形態例では、主な出力端子の種類として
次のような出力ラインに接続するものが挙げられる。
【0025】 28a,28b …… フィルム保持装置の種類判別用の2ビット信号、 HL(10) … カートリッジフィルム保持装置、 LH(01) … 35mmフィルム保持装置、 LL(00) … 保持装置なし、 28c …… 電源ライン、 28d …… GNDライン、 28e,28f …… フィルム駆動モータ制御用の2ビット信号、 HL(10) … 正転、 LH(01) … 逆転、 HH(11) … ブレーキ、 LL(00) … オフ、 28g …… PR用電源ライン、 28h …… PR用出力ライン、 28i …… イジェクトSW出力ライン、 28j …… 巻き戻しSW出力ライン。
【0026】以上に列挙した多数の接点から成る端子群
は、このフィルム画像入力装置1と、フィルム保持装置
300間の電気的接続のために図示の如くメイン基板1
7上に配設されて成り、フィルム保持装置300が装着
された際にフィルム画像入力装置との間で当該端子28
a〜jで相互接続される。
【0027】図3には、本発明装置に係わるスキャナ装
置に装着可能な装置としての、原稿を例えば35mmフ
ィルムとするようなフィルム保持装置100の外観が示
されている。また、このフィルム保持装置に係合できる
スライドフィルム400を保持するためのスライドフィ
ルムキャリア200と、ストリップフィルム450を保
持するためのストリップフィルムキャリア250の斜視
図も示されている。
【0028】本例の35mmフィルム保持装置100
は、前述したフィルム画像入力装置1の溝部2と同じ形
状の外形をもち、この溝部2に嵌合装着可能に形成され
ている。
【0029】この35mmフィルム保持装置100の側
面には、その溝部2に装着した時にフィルム画像入力装
置1側に在る位置決めピン(不図示)が、それぞれ凹部
101と102に嵌合することにより、光軸に垂直な面
内での当該アダプタとしての本体に対する「位置決め」
が完了する。
【0030】またこの35mmフィルム保持装置100
の底面には溝部2に装着した際にフィルム画像入力装置
1側の端子群28を構成する複数の電気接点に接触する
板バネ付勢を受けた金属ピン107が付けられている。
【0031】また、フィルムの種類、例えば35mmフ
ィルムとカートリッジフィルムでは、1画面の大きさや
各画面間の間隔が異なる場合がある。そのために、フィ
ルムの画面位置を前述したレンズCCD保持部材7の基
準位置からの駆動パルス数として記憶しておく図示しな
いEEPROM等の記憶手段を設ける。この記憶手段
は、通常、「アダプタ」としてのフィルム保持装置に特
有な情報を記憶するものであるので、フィルム保持装置
内に設けられている。なお、この記憶された内容は、端
子群28を介してフィルム画像入力装置に伝えられ、フ
ィルムの画面データの取込み開始のタイミング制御や、
図示しないPCへのデータ転送に関するタイミング制御
等に利用される。
【0032】また、この35mmフィルム保持装置10
0にはスライドフィルムキャリア200もしくはストリ
ップフィルムキャリア250のいずれかをユーザの所望
により選択的に装着するためのスリット103が上方開
口に設けられている。
【0033】また、キャリアの「位置決め」のためのピ
ン104が板バネ105によって進退可能に支持されて
いる。なお、これら2種類の各キャリアの凹部203お
よび257は、上記の位置決めピン104が挿入される
ための穴である。
【0034】上述のように、本例の35mmフィルム保
持装置100は、基本的に利用者がスライドフィルムま
たはストリップフィルムのいずれかをその種類に対応し
た専用のキャリア200またはキャリア250にセット
し、手動によって所望の駒に合わせてスキャニングを行
わせるため、特にフィルム送り等の駆動系は有しない簡
単な構造を成すフィルムアダプタの一例である。
【0035】その結果、このような構成にスキャナ装置
をすることによって、アダプタとしてのフィルム保持装
置の部品点数の削減が図れ、それに伴って実装面積の削
減と製造コストの削減、コンパクト化の促進が実現す
る。
【0036】図4は、本発明の一実施形態としてのカー
トリッジフィルム保持装置の構成を示す斜視図である。
カートリッジフィルム404は図示のようにカートリッ
ジ収納室301内に納められている。この収納室の上面
には蓋302が設けられ、スライドするイジェクトSW
340によりロックできる構造に構成されている。この
イジェクトSW340を手動で矢印Bの方向にスライド
しないとこの蓋302は開かないようになっている。よ
って、蓋302にはこのイジェクトSW340に連動す
るロック機構のためのスイッチ部材(不図示)が内蔵さ
れている。
【0037】つまりこのイジェクトSW340は、収納
されているカートリッジフィルム404をイジェクトす
るためのカートリッジ・イジェクト許可SWを兼ねてい
る。カートリッジから引き出されたフィルム面が照明用
の開口部303の位置に供給されると、図示しないスキ
ャナ本体側のフィルム画像入力装置によってこの開口部
を通じて読み取られる。
【0038】このカートリッジフィルム保持装置300
の側面には凹部304,305が形成されており、本体
の溝部に装着した際にその本体側との位置決めのために
固定するための後述する本体側のピン(不図示)がこの
凹部304又は305に勘合する。
【0039】詳しくは、図2に示すロックピン25が凹
部304に勘合することにより、光軸に垂直な面内での
定位置にこのアダプタの位置決めを完了する。凹部30
4側に勘合するこのロックピン25は、本体に備えられ
た後述するRISCの制御により電気的にこのピンを凹
部304から挿脱できるような機構を有している。
【0040】よって、このロックピンが凹部304に勘
合している期間は、アダプタとしてのこのカートリッジ
フィルム保持装置300を本体であるフィルム画像入力
装置から外すことができないような構造となっている。
【0041】またこのカートリッジフィルム保持装置3
00の底面には、本体側の溝部に装着した際に電気接点
に接触するように板バネ付勢を受けた金属ピン407が
突出して付けられている。これらの電気接点を通じて、
カートリッジフィルム保持装置300はフィルム画像入
力装置から、この保持装置300用の電源およびフィル
ム駆動用の制御信号を受け取ることができる。
【0042】一方のフィルム画像入力装置は、このカー
トリッジフィルム保持装置300からフィルムカートリ
ッジについての各種情報や、カートリッジに付属の各S
Wの情報等を受けることができる。
【0043】前述の収納室301の反対側の空間には、
カートリッジから引き出されたフィルムを巻き取るため
の巻き取りスプール309が在り、フィルムの巻き上
げ、巻き戻しを行うためのモータ308によりその駆動
力を供給されている。
【0044】詳しくは、このモータ308の出力軸に固
定されたギア311と複数のギア312,313,31
4を介して駆動力がスプール309の下部にあるギア部
310に伝達される。
【0045】この駆動力は、カートリッジ収納室301
の下部に備えられた、カートリッジ内のスプール(不図
示)に係合して回転させるための駆動軸324に伝達す
るような構造に形成されており、この駆動軸324はギ
ア323に固定されてギア322を通じて、前述のモー
タ308に「ギア連結」されている。
【0046】また、走行するフィルムを押さえ常にフィ
ルム面の平面性を保つためのローラ408が図示する位
置に配されている。カートリッジフィルムの走行におい
ては、複数のセンサがその走行状態を検知している。
【0047】まず、前述のローラ408の端部には所定
のパターンが書かれた円盤状の部材409が取着され、
その円盤を挟持するように装着されたフォトセンサとし
てのPI410が、このロータの回転に伴って当該パタ
ーンの遮光/非遮光を検出してフィルムの走行を監視し
ている。
【0048】また、フィルムが送り出されているかどう
かを検出するためのフィルム検出用のPR411は、フ
ィルム端部に形成されたパーフォレーション穴を光学的
に検出して当該フィルムの有無を検出する。
【0049】カートリッジフィルム保持装置300の上
面には、引き出されたフィルムをカートリッジ内にすべ
て巻き戻すための巻き戻し( リワインド:REWIND)SW4
30が設けられ、ユーザーの手動操作によって所望する
時に巻き戻し動作を起動することができる。
【0050】なお、モータ308や、これらのフィルム
検出用PRセンサ411、巻き戻しSW412は、不図
示のフレキシブルプリント基板によって接点群407に
接続されている。
【0051】図5は、図4に示したカートリッジフィル
ム保持装置300の回路図と、図2に示したフィルム画
像入力装置1の回路図である。フィルム画像入力装置1
側には、フィルムを照明するための蛍光灯3、およびこ
の蛍光灯を点灯し光量制御するインバータ回路、フィル
ム画像を電気信号に変換するCCD9および、クランプ
回路,ガンマ( γ) 変換型ADコンバータ( ADC) 等
からなる画像処理回路ブロック、さらにステップ駆動の
ためのステッピングモータ18が、RISC30によっ
て制御されるように接続されている。
【0052】このRISCにはパワーSW26が接続さ
れていると共に、画像入力装置からフィルム保持装置を
「取り外す」、即ち「リリースする」時に操作するリリ
ースSW27が接続されている。
【0053】また、外部のPCとのデータ通信用コネク
タ22が通信専用ICを介さずに接続されている。そし
て、図示しないPCとのデータ通信は、RISCが有す
る所定の通信ソフトウェアによって行えるように構成さ
れている。
【0054】ここで仮に、前述した制御動作を単一のコ
ントローラにてソフトウェア的に実行しようとすると、
CCDの読出しシーケンス、画像処理回路の制御シーケ
ンス、ステッピングモータ駆動シーケンスならびに、P
Cとのデータ通信シーケンス、等々のシーケンスそのも
のが非常に高速性を要する処理手順であることと、また
複数のシーケンスが時間的に重なっているために、ます
ます高速処理が要求されるために、これらのシーケンス
を制御マイコンとして従来のCISC(Complexed Instr
uction Set Computer)等のCPUを用いてソフトウエア
的に実行するのは困難である。
【0055】そこで、本実施形態例では、RISC(Red
uced Instruction Set Computer)を使用することにより
本体側のCPUによる「単一コントローラ化」を達成し
ている。その結果、CISCでは1命令の実行に4クロ
ックの時間がかかる処を、RISCではわずかに1クロ
ックで処理できるため、実質的にCISCの4倍の高速
処理が可能となる。
【0056】この効果により、各信号制御処理の待ち時
間の間で、仮にCISCが30ステップの信号処理が可
能であるならば、RISCであれば、120ステップの
信号演算処理が可能となり、より高度で複雑な信号演算
や制御処理を行うことが可能となり、同時にS/N向上
が可能となる。また、より多くの複雑なシーケンス制御
をソフトウエアにて実行できることにもなる。
【0057】図示のように、アダプタとしてのフィルム
保持装置300側には、PR検出回路ブロックおよび、
モータードライブ回路ブロックが配設され、更には、磁
気データが記録される仕様のフィルムに対応した磁気再
生回路ブロック(不図示)が配置されていてもよい。
【0058】PR検出回路の出力パルスは、フィルムの
有無の検出に用いられる。PR検出回路ブロックの信号
出力端子、LED点灯制御端子、フィルム駆動用のモー
タドライブ回路ブロックの制御端子、イジェクトSW出
力端子、巻き戻しSW出力端子、電源/GND入力端
子、およびフィルム保持装置の種類を判別するための端
子がそれぞれの端子ピンを通じてフィルム画像入力装置
内のRISC30に接続されている。
【0059】ここで、センサであるPRからの出力は周
辺ノイズに極めて弱いので、ノイズに干渉され難いよう
図のようなバッファを更に付加した回路に構成して本体
側に出力している。この回路要素であるバッファとして
は、例えば、インバータ,オペアンプまたはコンバータ
等を利用できる。
【0060】(構成による作用効果)以上、フィルムア
ダプタとしてのフィルム保持装置は、フィルム画像入力
装置内部の制御手段であるRISCに接続されており、
フィルム保持装置及びフィルム画像入力装置の各機能構
成ブロックはそのコントロールの基で、一元的に管理制
御できるような構成にしている。
【0061】また、利用者の手動操作を可能にしたスイ
ッチ手段の配設により、フィルムがカートリッジに収納
された状態をできるだけ実現できる構成にしている。こ
のような構成のスキャナ装置にすることで、アダプタと
してのフィルム保持装置の部品点数の削減が図れる。そ
れに伴って実装面積の削減と製造コストの削減、コンパ
クト化の促進が実現すると共に、フィルム面の汚れや破
損が防止可能となった。
【0062】また、制御手段としてRISCを採用する
ことで、スキャナ装置全体に関わる各タイミング制御管
理の「一元化」に伴うソフトウエアの簡便化ができ、よ
って、装置の信頼性の向上も図れる。
【0063】それでは以下に、図6〜図10の各フロー
チャートを参照しながら前説の各SWの操作によるフィ
ルムスキャナ装置の動作について説明する。まず図6を
用いて、パワーSWがオン(ON)された時のフィルムスキ
ャナの動作「パワーON処理」ルーチン(S100)の
手順を説明する。
【0064】パワーSWのオン信号の立ち上がりをRI
SCが検知すると、全システムのパワーがONされる
(S101)。続いて、フィルム保持装置側のフィルム
検出用PRの出力によりフィルムの有無が判断される
(S102)。
【0065】ここで、PRの出力がLowの場合は、フ
ィルムはカートリッジの中に収納された状態を示し、出
力がHighの場合は、フィルムがカートリッジから送
り出されている状態を示している。
【0066】このPRの出力からフィルムがカートリッ
ジから引き出されていると判断された場合(S103で
YES の場合)には、RISCによりモータードライブ回
路に制御信号が送信され、モータが駆動されて当該フィ
ルムがカートリッジ中に巻き戻される(S104)。
【0067】一方、フィルムがカートリッジに既に収納
されていると判断された場合(S103でNOの場合)に
は、上記ステップS104をスキップしてReturnする。
次に、図7を用いてパワーSWがOFF( オフ) された
際のフィルムスキャナ装置の動作「パワーOFF処理」
ルーチン(S200)の手順について説明する。
【0068】パワーSW信号の立ち下がりをRISCが
検出するとまず、フィルム検出用PRの出力によりフィ
ルムの有無が検出される(S201)。ここで、フィル
ムが引き出されていると判断された場合(S202でYE
S の場合)には、RISCによりモータードライブ回路
に制御信号が送信され、モーターが駆動されてフィルム
がカートリッジの中に巻き戻される(S203)。
【0069】一方、フィルムがカートリッジに収納され
ていると判断された場合(S202でNOの場合)には、
上記ステップS203をスキップして、次の処理へ移
る。次には、RISCによって全システムのパワーがO
FFされ(S204)、その後、Returnする。
【0070】続いて、図8を用いて、図示しないPCか
らのスキャン開始信号をフィルムスキャナが検知した時
の動作「スキャン処理」ルーチン(S300)の手順に
ついて説明する。
【0071】まず、スキャンからの経過時間を計時する
ためにRISC内のタイマーがリセットされる(S30
1)。次に、RISCによりモータードライブ回路が制
御され、1コマ分のフィルムが駒送り駆動される(S3
02)。
【0072】続いて、インバータ回路の制御によって、
フィルム照明用の蛍光灯が点灯される(S303)。続
いて、スキャン動作が行われる。このスキャンを行うた
めにはステッピングモータドライバの制御によりCCD
のステップ駆動が行われ、CCDで撮像された画像信号
が画像処理ブロックによってクランプ、増幅、ガンマ変
換および、A/D変換された後、RISCに転送される
(S304)。
【0073】上記のスキャンが終了すると蛍光灯が消灯
される(S305)。そして、再度PCからのスキャン
開始信号を検知するまで次のスキャン動作待ち状態とな
る(S306のNOおよびS307のNOの場合)。
【0074】再度のPCからのスキャン開始信号を検知
した場合(S306でYES の場合)には、ステップS3
01に戻って同様の処理を繰り返す。一方、常にタイマ
がチェックされ、一定時間が経過してタイムアウトする
と(S307のYES の場合)、フィルムをカートリッジ
内にすべて巻き戻し(S308)その後、Returnする。
【0075】さらに、図9を用いて、フィルム画像入力
装置からフィルム保持装置を取り外すためリリースSW
27のONが選択された場合に起動する動作「リリース
処理」ルーチン(S400)について説明する。
【0076】リリースSW信号の立ち上がりをRISC
が検出するとまず、フィルム検出用PRの出力によりカ
ートリッジ外でのフィルムの有無が検出される(S40
1)。
【0077】その検出の結果、フィルムが引き出されて
いると判断された場合(S402でYES の場合)には、
RISCによってモータードライブ回路に制御信号が送
信され、モータが駆動されて当該フィルムがカートリッ
ジの中にすべて巻き戻される(S403)。
【0078】一方、ステップS402において、フィル
ムが既にカートリッジ内に収納されていると判断された
場合(S402でNOの場合)には、そのままステップS
404の処理へ分岐する。
【0079】ステップS404では、すべてのフィルム
がカートリッジ内に収納された後、RISCから「ロッ
クピンの解除」が指示され、フィルム保持装置の凹部3
04からロックピンが抜けて、フィルム保持装置が取り
外し可能な状態になる。そしてReturnする。
【0080】最後に、図10を参照しフィルム保持装置
からカートリッジを取り外すためにイジェクトSW34
0のONが選択された場合に起動する動作「イジェクト
処理」ルーチン(S500)について説明する。
【0081】まず、イジェクトSW信号の立ち上がりを
RISCが検出すると、フィルム検出用PRの出力によ
りフィルムの有無が検出される(S501)。その検出
の結果、フィルムが引き出されていると判断された場合
(S502のYES の場合)には、RISCによりモータ
ードライブ回路に制御信号が送信され、モーターが駆動
されてフィルムがカートリッジの中に巻き戻される(S
503)。
【0082】一方、上記ステップS502において、フ
ィルムが既にカートリッジ内に収納されていると判断さ
れた場合(S502のNOの場合)には、そのままReturn
する。
【0083】(変形実施形態例)なお本例では、フィル
ムスキャナ装置のパワーオンおよびオフはパワーSWに
て行ったが、パワーSWの代わりに図示しないPCから
の遠隔制御ソフトウエアによる指示でパワーのオン/オ
フを制御してもよい。
【0084】また、本例ではイジェクトSWは扉をロッ
クする機構を兼ねたが、ロック機構をSWと別個に設
け、フィルムが巻き戻されたことを確認後にロック機構
を解除する構造としてもよい。
【0085】更に、フィルム状態検出手段としてPR4
11を用いたが、それに限定されず、カートリッジから
出ているフィルムに接触して導通あるいは離反する電気
接点を用いてもよい。PR411を用いる場合でも、フ
ィルムの給送が行われた時にフラグをたて、それをメモ
リ(例えばEEPROM)に記憶し、フィルム巻き戻し
を完了と同時にフラグリセットするプログラムを用い、
そのフラグに基づきフィルム巻き戻しを制御してもよ
い。
【0086】なお、前に説明した実施形態以外にも本発
明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変形実施は可能で
あることは言うまでもない。以上、本発明の実施形態に
基づいて説明したが、本明細書には以下の発明が含まれ
ている。
【0087】(1) 所定のカートリッジに収納された
現像済みフィルムから画像を読み取るためのスキャナ装
置において、前記フィルムを給送するフィルム駆動手段
と、前記カートリッジに対する前記フィルムの進退状態
を検出するフィルム状態検出手段と、前記フィルム状態
検出手段からの出力に基づいて、前記フィルム駆動手段
にフィルムの「巻戻し」を指示する制御手段と、を具備
することを特徴とするスキャナ装置。(これは請求項1
に対応している)。
【0088】(2) 前記フィルム状態検出手段は、当
該フィルムが前記カートリッジから引き出されているこ
とを検出する手段であり、前記制御手段は、前記フィル
ム状態検出手段により当該フィルムが前記カートリッジ
から引き出されていることを検出し、更に、「電源オ
フ」指示、「カートリッジ取り出し」指示、「フィルム
巻き戻し」指示または画像読み取り動作からの「所定時
間経過したこと」の指示のうちの少なくとも1つの指示
がされた場合には、前記フィルム駆動手段に対して当該
フィルムの巻戻しを指示することを特徴とする、請求項
1に記載のスキャナ装置。(これは請求項2に対応して
いる)。
【0089】(3) 所定のカートリッジに収納された
現像済みフィルムから所望の画像を読み取るための撮像
手段を有するフィルム画像入力装置と、前記フィルム画
像入力装置に脱着自在に結合し、前記カートリッジを保
持するフィルム保持装置とから成るスキャナ装置におい
て、当該フィルムを給送するフィルム駆動手段と、前記
カートリッジに対する当該フィルムの進退状態を検出す
るフィルム状態検出手段と、前記フィルム状態検出手段
により当該フィルムが前記カートリッジから引き出され
ていることを検出した信号を出力した場合であり、且
つ、フィルム保持装置をフィルム画像入力装置から「取
り外し」指示がされた場合には、前記フィルム駆動手段
に対して当該フィルムの「巻戻し」を指示する制御手段
と、を具備することを特徴とするスキャナ装置。(これ
は請求項3に対応している)。
【0090】(4) カートリッジに収納された現像済
みフィルムから画像を読み取るスキャナ装置において、
当該フィルムを供給するフィルム駆動手段と、前記カー
トリッジに対する当該フィルムの進退状態を検出するフ
ィルム状態検出手段と、前記スキャナの状態を検出する
スキャナ状態検出手段とを有し、前記スキャナ状態検出
手段と前記フィルム状態検出手段からの所定の信号に基
づいて、前記フィルム駆動手段が当該フィルムを前記カ
ートリッジ内に収納することを特徴とするスキャナ装
置。
【0091】(5) 前記スキャナ状態検出手段が、前
記スキャナ装置の電源オンからオフへの指示変化を検出
し、且つ、前記フィルム状態検出手段により当該フィル
ムが前記カートリッジから引き出されていることを検出
した信号を出力した場合に、前記フィルム駆動手段は、
当該フィルムを前記カートリッジ内に収納することを特
徴とする(4)に記載のスキャナ装置。
【0092】(6) 前記スキャナ状態検出手段が、前
記スキャナ装置の電源オンからオフへの指示変化を検出
し、且つ、前記フィルム状態検出手段により当該フィル
ムが前記カートリッジから引き出されていないことを検
出した信号を出力した場合に、前記スキャナ装置の電源
をオフにすることを特徴とする(4)に記載のスキャナ
装置。
【0093】(7) 所定のカートリッジに収納された
現像済みフィルムから所望の画像を読み取るスキャナ装
置において、前記フィルムを給送するフィルム駆動手段
と、前記カートリッジに対する当該フィルムの進退状態
を検出するフィルム状態検出手段と、時間を計時する計
時手段と、を有し、前記計時手段と前記フィルム状態検
出手段からの所定の信号に基づいて、前記フィルム駆動
手段が当該フィルムを前記カートリッジ内に収納するこ
とを特徴とするスキャナ装置。
【0094】(8) 前記計時手段が所定時期からの前
記スキャン装置の経過時間を計時し、且つ、前記フィル
ム状態検出手段により当該フィルムが前記カートリッジ
から引き出されていることを検出した信号を出力した場
合に、前記フィルム駆動手段は当該フィルムを前記カー
トリッジ内に収納することを特徴とする(7)に記載の
スキャナ装置。
【0095】(9) 所定のカートリッジに収納された
現像済みフィルムから所望する画像を読み取るスキャナ
装置において、前記フィルムを給送するフィルム駆動手
段と、前記カートリッジに対する当該フィルムの進退状
態を検出するフィルム状態検出手段と、前記カートリッ
ジを前記スキャナ装置より取り出すカートリッジ取り出
し手段とを有し、前記カートリッジ取り出し手段と前記
フィルム状態検出手段からの所定の信号に基づいて、前
記フィルム駆動手段が当該フィルムを前記カートリッジ
内に収納することを特徴とするスキャナ装置。
【0096】(10) 前記カートリッジ取り出し手段
が選択され、且つ、前記フィルム状態検出手段により当
該フィルムが前記カートリッジから引き出されているこ
とを検出した信号を出力した場合に、前記フィルム駆動
手段が当該フィルムを前記カートリッジ内に収納するこ
とを特徴とする(9)に記載のスキャナ装置。
【0097】(11) 所定のカートリッジに収納され
た現像済みフィルムから所望の画像を読み取るスキャナ
装置において、前記スキャナ装置に脱着自在に結合した
フィルム保持手段と、前記フィルムを給送するフィルム
駆動手段と、前記カートリッジに対する当該フィルムの
進退状態を検出するフィルム状態検出手段と、前記フィ
ルム保持手段を前記スキャナ装置から取り外す脱着手段
と、を有し、前記着脱手段と前記フィルム状態検出手段
からの所定の信号に基づいて、前記フィルム駆動手段が
当該フィルムを前記カートリッジ内に収納することを特
徴とするスキャナ装置。
【0098】(12) 前記脱着手段が選択され、且
つ、前記フィルム状態検出手段により当該フィルムが前
記カートリッジから引き出されていることを検出した信
号が出力された場合に、前記フィルム駆動手段は当該フ
ィルムを前記カートリッジ内に収納することを特徴とす
る(11)に記載のスキャナ装置。
【0099】(13) 所定のカートリッジに収納され
た現像済みファイルから所望の画像を読み取るスキャナ
装置において、所定の画像読み取り処理を行わない時に
は、当該フィルムを前記カートリッジ内に収納しておく
ようにすることを特徴とするスキャナ装置。
【0100】
【発明の効果】以上に説明のように、フィルムアダプタ
としてのフィルム保持装置は、フィルム画像入力装置内
部の制御手段であるRISCに接続され、フィルム保持
装置及びフィルム画像入力装置の各機能構成ブロックは
そのコントロールの基で、一元的に管理制御されるよう
な構成にすると共に、ユーザーの手動操作を可能にした
各スイッチ手段の配備により、フィルムがカートリッジ
に自動的に収納された状態をできるだけ実現できる構成
にしたので、運用におけるフィルム面の汚れや破損が未
然に防止可能となった。また、RISCの採用で、スキ
ャナ装置全体に関わる各タイミング制御管理の「一元
化」に伴ってソフトウエアの簡便化が実現でき、スキャ
ナ装置全体の信頼性の向上も図れる。
【0101】詳しくは、ユーザーがスキャナ装置からカ
ートリッジを取り出そうとする時や長時間スキャンを行
わない状態が続く場合など、画像の取り込み処理に関し
ない時にはカートリッジ内にフィルムを自動的に収納す
ることが可能になる。
【0102】また、停電などの発生でフィルムが引き出
された状態のまま電源断した場合など、次回パワーオン
した場合でもカートリッジ中にフィルムが収納される。
よって、カートリッジをフィルムアダプタから取り出す
際や、スキャナ装置全体に何らかの衝撃が加えられた場
合などでも、その保持されているフィルム面が汚れたり
傷ついたりする恐れが無くなり、その結果、フィルムを
常に安全な状態に保持することの可能な安全で信頼性の
高いフィルムスキャナ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スキャナ本体としての画像入力装置に、フィル
ムを収納したフィルム保持装置を脱着する様子を示す本
発明に係わるフィルムスキャナ装置の斜視図。
【図2】本発明のスキャナ装置を構成する、本体として
の画像入力装置の内部構造を透視して示す斜視図。
【図3】本発明に係わるフィルム保持装置の一例として
の、35mmフィルム保持装置を示す斜視図。
【図4】本発明に係わるフィルム保持装置のもう1つの
例としての、カートリッジフィルム保持装置の内部構造
を透視して示す斜視図。
【図5】カートリッジフィルム保持装置とフィルム画像
入力装置の回路図。
【図6】ルーチン「パワーON処理」のフローチャー
ト。
【図7】ルーチン「パワーOFF処理」のフローチャー
ト。
【図8】ルーチン「スキャン処理」のフローチャート。
【図9】ルーチン「リリース処理」のフローチャート。
【図10】ルーチン「イジェクト処理」のフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…画像入力装置(スキャナ本体),3…蛍光灯,8…
レンズ,9…リニアCCD,18…モータ,22…コネ
クタ,25…ロックピン,26…パワー( 電源) SW,
27…リリースSW,28…端子群,28a〜j…電気
接点,30…RISC,100…35mmフィルム保持
装置(アダプタ),107…金属ピン,300…カート
リッジフィルム保持装置(アダプタ),308…モー
タ、340…イジェクトSW,410…PI,411〜
412…PR,404…カートリッジ,430…リワイ
ンド( 巻き戻し) SW,S100…「パワーON処
理」,S200…「パワーOFF処理」,S300…
「スキャン処理」,S400…「リリース処理」,S5
00…「イジェクト処理」。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のカートリッジに収納された現像済
    みフィルムから画像を読み取るためのスキャナ装置にお
    いて、 前記フィルムを給送するフィルム駆動手段と、 前記カートリッジに対する前記フィルムの進退状態を検
    出するフィルム状態検出手段と、 前記フィルム状態検出手段からの出力に基づいて、前記
    フィルム駆動手段にフィルムの「巻戻し」を指示する制
    御手段と、を具備することを特徴とするスキャナ装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルム状態検出手段は、当該フィ
    ルムが前記カートリッジから引き出されていることを検
    出する手段であり、 前記制御手段は、前記フィルム状態検出手段により当該
    フィルムが前記カートリッジから引き出されていること
    を検出し、更に、「電源オフ」指示、「カートリッジ取
    り出し」指示、「フィルム巻き戻し」指示または画像読
    み取り動作からの「所定時間経過したこと」の指示のう
    ちの少なくとも1つの指示がされた場合には、前記フィ
    ルム駆動手段に対して当該フィルムの巻戻しを指示する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のスキャナ装置。
  3. 【請求項3】 所定のカートリッジに収納された現像済
    みフィルムから所望の画像を読み取るための撮像手段を
    有するフィルム画像入力装置と、前記フィルム画像入力
    装置に脱着自在に結合し、前記カートリッジを保持する
    フィルム保持装置とから成るスキャナ装置において、 当該フィルムを給送するフィルム駆動手段と、 前記カートリッジに対する当該フィルムの進退状態を検
    出するフィルム状態検出手段と、 前記フィルム状態検出手段により当該フィルムが前記カ
    ートリッジから引き出されていることを検出した信号を
    出力した場合であり、且つ、フィルム保持装置をフィル
    ム画像入力装置から「取り外し」指示がされた場合に
    は、前記フィルム駆動手段に対して当該フィルムの「巻
    戻し」を指示する制御手段と、を具備することを特徴と
    するスキャナ装置。
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