JPH0969936A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0969936A
JPH0969936A JP7224888A JP22488895A JPH0969936A JP H0969936 A JPH0969936 A JP H0969936A JP 7224888 A JP7224888 A JP 7224888A JP 22488895 A JP22488895 A JP 22488895A JP H0969936 A JPH0969936 A JP H0969936A
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JP
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color
area
image
marker
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JP7224888A
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English (en)
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Toshihisa Motosugi
敏久 本杉
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な色変換処理を実行する画像処理装置を
提供する。 【解決手段】 本発明の画像処理装置では、原稿内にあ
る閉領域を検出する検出手段と、検出手段により検出さ
れた閉領域内に線画が存在するか否かを判断する判断手
段と、検出手段により検出された閉領域内の下地の色を
変更する編集手段と、上記判断手段により線画が存在す
ると判断された領域内の線画の色を、上記編集手段によ
り変更された下地の色の補色に変更するカラー編集部と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿内の閉領域を
検知し、検知した領域内の画像処理を行う画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、使用者により選択される原稿
の閉領域内の画像処理を行う装置がある。特開平4−4
6462号公報に開示される装置では、使用者によりマ
ーカーで囲まれた領域が内接する矩形領域内にある画像
に対して画像処理を施す。また、特開平4−97262
号公報に開示される装置では、使用者により原稿中に引
かれた縦横の2線により特定される矩形領域に対して画
像処理を施す。上記矩形領域の特定は、タブレット等の
ポインティング装置を使用し、使用者により原稿上の2
点を指定して行ってもよい。閉領域内に画像処理には種
々のものが提案されているが、最も多く用いられている
のは、下地の色を変換するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】先に述べたように、使
用者により選択された領域内の画像処理として下地の色
を変換する装置を用いて、文字、記号などの画像(特に
線画)が記されている閉領域に対して下地の色を変換す
る処理を行うことができる。この場合、変換された下地
の色によっては、文字や記号等の線画とのコントラスト
が低下し、当該線画が識別しにくくなる場合がある。例
えば、黒色の文字が付されている原稿の下地の色を濃紺
に変換した場合、文字を認識することが困難になる。本
発明の目的は、より適切な色変換処理を実行する画像処
理装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、原稿内にある閉領域を検出する検出手段と、検出手
段により検出された閉領域内に線画が存在するか否かを
判断する判断手段と、上記判断手段により線画が存在す
ると判断された閉領域内の下地の色を変更すると共に、
閉領域内の線画の色を、変更された下地の色との関係に
おいて、線画が明瞭に認識できる色に変更するカラー編
集部とを備える。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の画像処理装置は、マーカ
ーやタブレットを用いて選択される原稿内の閉領域の下
地の色を変更する。ここで、選択された閉領域内に文字
や記号等の線画が存在する場合、下地の色の変換により
当該線画の識別性が低下することを防止するため、線画
部分の色を変換後の下地の色と区別しやすい色、例えば
補色に変換する。本発明の画像処理装置の実施の形態に
ついて、添付の図面を用いて以下に説明する。 (1)ディジタルカラー複写機の構成 図1は、本発明の画像処理装置の実施の形態の一例であ
るディジタルカラー複写機の構成を示す。自動原稿搬送
装置1により原稿台ガラス2上に搬送された原稿は、ス
キャナ10の備えるランプ3により照射される。原稿面
からの反射光は、ミラー4、5及び6を介してレンズ7
によって3ラインのフルカラーCCDセンサ8上に像を
結ぶ。フルカラーCCDセンサ8は、原稿からの反射光
をR,G,Bの電気信号に変換して信号処理部11に出
力する。スキャナ10は、Vの速度で矢印の方向(副走
査方向)に移動して原稿全体を走査する。スキャナ10
の移動に伴い、ミラー5及び6の格納されるミラーボッ
クス9は、V/2の速度で矢印に移動する。信号処理部
11は、入力されるR,G,Bの画像データをシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(BK)の各成分に変換し、変換した各成分のデータ
を、1複写毎に順にレーザ制御部12に出力する。レー
ザ制御部12は、入力される信号に応じてレーザダイオ
ード駆動信号を生成し、この駆動信号によりレーザダイ
オード12aを発光させる。レーザダイオード12aの
発光するレーザ光は、ポリゴンミラー13、f−θレン
ズ14、折り返しミラー15及び16を介して感光体ド
ラム17の表面を走査する。感光体ドラム17の表面
は、1複写毎に露光を受ける前にイレーサランプ23で
照射され、帯電チャージャ22により一様に帯電されて
いる。この状態で露光を受けると、感光体ドラム17の
表面には、原稿の静電潜像が形成される。シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック
(BK)のトナー現像器18〜21が順に選択され、感
光体ドラム41上の静電潜像を現像する。給紙カセット
30〜32より適当な用紙が搬送され、搬送ローラ28
に対向して設けられる静電吸着チャージャ27により転
写ドラム24に吸着される。感光体ドラム17上に現像
されたトナー像は、転写チャージャ26により転写ドラ
ム24上に巻き付けられた複写紙に転写される。上記印
字過程は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)及びブラック(BK)の4色について繰り返し行
われる。その後、複写紙は、転写ドラム24の表面が分
離除電チャージャ25により除電され、その表面より分
離し、定着装置29を通って定着され、排紙される。
【0006】図2は、操作パネル50の正面図である。
コピー枚数は、テンキー51により入力される。タッチ
パネルディスプレイ52は、動作モードやメッセージを
表示し、また、そのメッセージに応じて動作モードを設
定するためのタッチキーを表示する。マーカ編集モード
の設定時には、このタッチパネルを操作して、下地の変
換色を選択する。キー53は、マーカ編集モードを設定
するためのキーである。プリントキー57は、複写開始
を指示するためのキーである。リセットキー58は、複
写動作や設定したモードをキャンセルする際に用いるキ
ーである。
【0007】図3は、本実施例のデジタルカラー複写機
の制御回路のブロック図である。フルカラーCCDセン
サ8で読み取られた原稿のR,G,Bの各画像データ
は、画像信号処理部11内の前処理部100においてデ
ィジタル信号に変換されると共に、シェーディング補正
が施された後、メモリ制御部101を介して画像メモリ
102に一旦格納される。画像メモリ102内には、原
稿に対してx座標(主走査方向)、y座標(副走査方
向)の2次元のアドレスが設定されており、RGB画像
データと共に、8ビットの属性データを各画素毎に記憶
する。属性データは、後に説明するマーカエリアの検出
処理で用いる。設定されているモードに応じて、画像メ
モリ144内においてマーカエリアの検出処理が行われ
る。マーカエリアの検出処理の施された画像データは、
作像部の各色の作像タイミングに合わせて色補正部10
4に読み出される。色補正部104では、画像メモリ1
02より読み出されたRGB画像データをシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(BK)の何れか1つの8ビット階調データに変換して
カラー編集部105及びエッジ抽出部110に出力す
る。エッジ抽出部110では、原稿画像中にある文字等
の線画のエッジ部の抽出を行い、抽出したエッジ部につ
いての情報を、カラー編集部105に出力する。カラー
編集部105は、CPU111からの制御信号に基づい
て、マーカーで囲まれた領域内の下地の色を、使用者に
より選択された色に変換すると共に、線画部分の色を上
記変換した色の補色に変換する。なお、線画部分の色
は、補色と見なされる範囲にある色であれば良い。また
は、変更される下地の色との関係において線画が明瞭に
識別することのできる色であれば上記補色と見なされる
色以外の色であっても良い。変倍・移動制御部106で
は、使用者による設定に基づいて、主走査方向の画素密
度の変換、画像のシフト、同一領域の繰り返し出力等の
処理を実行する。MTF補正部107では、使用者によ
り設定されたシャープネスレベルに応じて、画像のスム
ージング又はエッジ強調処理を実行する。MTF補正部
107より出力されたシアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)、ブラック(BK)の各データは、次の
γ補正部108で、所定の階調補正が施された後に、D
/A変換部109においてアナログ信号に変換され、レ
ーザ制御部12に出力される。レーザ制御部12では、
入力されるデータに基づいて、レーザダイオードの駆動
信号を発生して、レーザダイオード12aを発光させ
る。使用者により操作パネル50を介して設定された各
種の複写条件についての情報は、制御メモリ103に格
納される。CPU111は、制御メモリ103に格納さ
れている情報を読み取り、読み取ったデータに基づい
て、画像信号処理部11のシーケンス制御を行う。ま
た、複写実行時の他の入出力制御や図示しない他のCP
Uとの通信制御は、入出力制御用のIC112を介して
実行する。また、複写機本体には、ポインティング装置
として、タブレット70が接続されている。タブレット
70から入力される情報は、入出力制御回路112を介
して、CPU111に入力される。図4は、タブレット
70の正面図である。マーカ編集を行う閉領域の特定
は、原稿の該当箇所を直接マーカーでマークすること以
外に、タブレット70の備えるパッド71上に原稿を載
置し、選択する矩形領域の対向する2点をポインティン
グペン72で指定しても行うことができる。また、タブ
レット70上には、マーカ編集処理において実行する色
変換の色を指定するための色設定部73を備える。
【0008】図5は、エッジ抽出部110の内部にある
処理ブロックを示す。図6において(a)〜(e)は、
エッジ抽出部110を構成する各処理ブロックから出力
されるデータの状態の一例を示す。(a)に示す「A」
の文字のライン250上の画像データは、(b)に示す
濃度レベルを示す。ライン25上にある「A」の文字の
エッジ部は、濃度データが0から255に立ち上がる部
分と、255から0に立ち下がる部分である。このライ
ン250上の画像データは、ラプラシアンフィルタ15
0を通過した後、セレクタ151により微分方向の成分
が選択される。図6の(c)は、セレクタ151より出
力されるデータを示す。セレクタ151より出力される
データは、次の1次微分フィルタ152により、負の値
がその絶対値に置き換えられ、正の値が0に置き換えら
れて、(d)に示すデータになる。1次微分フィルタ1
52より出力されるデータは、比較器153に入力され
る。比較器153は、入力されるデータが基準値REF
よりも大きい場合には、ローレベルの信号を出力し、入
力されるデータが基準値REFよりも小さい場合には、
ハイレベルの信号を出力する。即ち、比較器153は、
(e)に示すように、エッジ部のデータに対してローレ
ベルの信号を出力する。(f)は、比較器153より出
力される信号に基づいて、特定される文字「A」のエッ
ジ部を実線で示す。エッジ抽出部110より出力される
このエッジ部に関する情報(ハイ及びローレベルの信
号)は、カラー編集部105及びMTF補正部107に
入力される。
【0009】(2)マーカ編集処理 カラー編集部105は、マーカ編集処理として閉領域内
の下地の色を選択された色に変換する。ここで、閉領域
内に線画が存在する場合、CPU111は、カラー編集
部105に対して所定の制御信号を出力し、当該閉領域
内の下地の色を選択された色に変換すると共に、線画の
色を、変換後の下地の色と明確に識別することのできる
色、例えば補色と見なされる色に変換する。これによ
り、マーカ編集処理による色変換の実行後に、線画のコ
ントラストが低下して文字などが滲んで識別しずらくな
ることを防止する。図7は、複写機全体の制御処理の流
れを示す図である。複写機の電源投入後、内部の初期設
定を行う(ステップS1)。使用者によるキー入力を受
け付け(ステップS2)、プリントキー157のキー入
力であれば(ステップS3でYES)、以下の処理を実
行する。使用者によりマーカ編集モードが設定されてい
る場合(ステップS4でYES)、マーカ編集処理に用
いる領域(以下、マーカエリアという)を検出する処理
を実行する(ステップS5)。マーカエリアの検出処理
については、後に説明する。マーカエリアの検出後、マ
ーカエリア内にある閉領域の検出を行う(ステップS
6)。このステップS6では、検出した閉領域に文字等
の線画が存在するか否かについて調べる。検出した閉領
域内に線画が存在する場合には、次のマーカ編集処理
(ステップS7)において、閉領域内の下地の色を変換
すると共に、線画の色を色変換後の下地の色の補色に変
換するようにカラー編集部105を設定する。これによ
り、色変換後に文字等の輪郭が目立たなくなり読みにく
くなることを防止する。ステップS7におけるマーカ編
集処理の実行後、複写動作を実行する(ステップS
8)。
【0010】図8は、CPU111によるマーカエリア
検出処理(図7、ステップS5)のフローチャートであ
る。図9は、原稿中、使用者によりマーカーで囲まれた
領域201内の画像例を示す図である。本画像は、領域
201内に複数の閉領域を有し、その幾つかの領域内に
は文字が記されている。マーカエリア検出処理では、ま
ず、図9において斜線で示すマーカの付された領域20
0の画素を認識し、次にマーカーで囲まれる領域201
内の画素を検出する。領域201に属する画素の検出
は、x座標軸に平行なラインLを定め、このラインL上
の画素の内、領域200に属する画素で囲まれる範囲内
の画素を検出することにより実行される。図8のフロー
において、まず、原稿中、マーカーの付された画素を検
出する(ステップS10)。マーカエリア画素の検出
は、画像メモリ102に格納されているRGB画像デー
タからマーカーの色に相当する画素を検出することによ
り実行される。そして、画像メモリ102にRGB画像
データと共に格納されるマーカエリア画素(x,y)の
属性データの第1ビット(以下、q(x,y)と表す)
の値を1に設定し、それ以外の画素のq(x,y)の値
を0に設定する。次に、q(x,y)=1に設定された
画素の画像メモリ102内におけるx,y座標の最大値
(max.x及びmax.y)と最小値(min.x及び
min.y)を求める(ステップS11)。次に画像メ
モリ102に格納されている各画素の属性データの第2
ビット(以下、r(x,y)と表す)の値を0に設定す
る(ステップS12)。次に、ラインLのy座標の初期
値を、マーカエリアの最小値min.yに設定する(ス
テップS13)。ラインLのx座標の初期値を、マーカ
エリアの最小値min.xに設定する(ステップS1
4)。ラインL上の画素(x,y)がq(x,y)=1
の画素、即ちマーカーの付された画素に囲まれている場
合(ステップS15でYES)、当該画素の属性データ
r(x,y)の値を1に変換する(ステップS16)。
x座標の値に1を加算し(ステップS17)、x座標の
値がmax.xになるまでステップS15〜S17の処
理を繰り返し実行する(ステップS18)。ラインLの
y座標の値に1を加算し(ステップS19)、y座標の
値がmax.yになるまでステップS14〜S19の処
理を繰り返し実行する(ステップS20)。以上の処理
により、図9に示す原稿中、マーカーの付された領域2
00に属する画素の属性データq(x,y)は1に設定
され、マーカーで囲まれた領域201に属する画素の属
性データr(x,y)は1に設定される。本検出処理
は、マーカ編集処理を実行する閉領域がマーカーによる
マークによって特定される場合についての処理である。
タブレット70を用いる場合には、ステップS10及び
S11の処理内容が変わる。使用者は、マーカーにより
原稿をマークする代わりに、タブレット70が備えるポ
インティングペン72によりパッド71上に載置された
原稿の2点をタッチして閉領域(=マーカエリア)を特
定する。この場合、上記ステップS10及びS11にお
ける処理の代わりに、使用者によりタッチされたパッド
71上の2点より閉領域のx,y座標の最大値(ma
x.x、max.y)及び最小値(min.x、min.
y)を求める。閉領域を特定した後、上記ステップS1
2以降の処理を実行する。
【0011】図10及び図11は、CPU111による
閉領域検出処理(図7、ステップS6)のフローチャー
トである。ここでは、閉領域であるマーカエリア内に、
更に存在する閉領域を検出し、1以上の閉領域が検出さ
れた場合には、各閉領域に所定の識別番号を付与する。
図12において(a)〜(e)は、図9に示す画像につ
いて検出された閉領域に識別番号を付与する処理の状況
を示す。閉領域が検出された場合、各閉領域内に文字や
記号等の線画が存在するか否かを判断し、線画が存在す
る場合には、マーカ編集処理実行時に下地の色を変更す
ると共に、線画部分の色を、変更した下地の色の補色に
するようにカラー編集部105を設定する。これによ
り、色変換によって、文字などの線画が識別しにくくな
るのを防止する。以下、図10及び図11に示すステッ
プに従い、また適宜、図12の(a)〜(e)を用いて
閉領域検出処理を説明する。まず、マーカエリア内に、
更に存在する閉領域を検出し、検出した各閉領域に識別
番号を付与する処理を実行する。画像メモリ102内に
記憶されている画素のうち、属性データr(x,y)の
値が1である画素、即ち、マーカで囲まれた閉領域20
1に属する画素を抽出し、抽出した画素の内、属性デー
タの第3ビットから第8ビットが示す値を白画素につい
ては1に設定し、それ以外の色の画素、文字や線画につ
いては0に設定する(ステップS50、図12の(a)
を参照)。以下、画素(x,y)の属性情報の第3ビッ
トから第8ビットの値をs(x,y)と示す。ここで、
白画素とは、原稿で画像が描かれていない画素であり、
画像メモリ102のR,G,B全ての値が所定値(25
6が最も明るいデータ値の場合、例えば230)以上の
画素をいう。また、ステップS50において、変数kを
初期値の2に設定する。画像メモリ102内に属性デー
タs(x,y)の値が1の画素が存在する場合(ステッ
プS51でYES)、これらの画素の内、最もy座標の
値が小さな画素を求める(ステップS52)。複数の画
素が並ぶ場合には、その中でx座標の値が最も小さなも
のを注目画素とする(ステップS53)。図12の
(a)に示す画像の場合、注目画素は、点300で示す
箇所の画素になる。注目画素の属性データs(x,y)
の値をk(初期値は2)にする(ステップS54)。注
目画素の周辺にs(x,y)=1の画素が存在する場合
(ステップS55でYES)、該当する周辺画素の属性
データs(x,y)の値をkに設定する(ステップS5
6)。ここで、注目画素の周辺画素とは、注目画素の周
囲に隣接する8画素のことである。ステップSで属性デ
ータs(x,y)の値を書き換えられた周辺画素の内の
1つを注目画素とする(ステップS57)。ステップS
55〜S57の処理を繰り返し実行し、注目画素の周辺
にs(x,y)=1の画素がなくなった場合には(ステ
ップS55でNO)、この時点で、図12の(b)に左
下がりの斜線で示す領域202の画素の属性データS
(x,y)の値は2に設定される。変数Kの値に1を加
算した後に(ステップS58)、上記ステップS51に
戻る。画像メモリ102内の画像中、属性データs
(x,y)=1の画素がなくなるまで、上記ステップS
52〜S58を繰り返し実行する。本実施例の原稿画像
の場合、図12の(c)に右下がりの斜線と垂直線のク
ロスハッチングよりなる領域203の画素の属性データ
s(x,y)の値が3に設定される。次に、図12の
(d)に右下がりの斜線と水平線のクロスハッチングよ
りなる領域204の画素の属性データs(x,y)の値
が4に設定される。そして最終的には、図12の(e)
に示されるように、各閉領域の属性データの値が設定さ
れる。即ち、マーカエリア内にある画素の属性データs
(x,y)の値が2に設定され、マーカエリア内に更に
複数の閉領域が存在する場合には、xy座標上、原点に
近い閉領域内の画素から順に属性データs(x,y)の
値が3、4、…、n(図12に示す原稿画像例の場合、
n=7)に設定される。この属性データs(x,y)の
値は、各閉領域の識別番号としての意味を持つ。以下、
属性データs(x,y)=k(但し、kは3〜nの値を
取る。)の画素よりなる閉領域を閉領域kと表す。ま
た、属性データs(x,y)の最大値nをkmaxと表
す。画像メモリ102内の画素のうち、属性データs
(x,y)=1の画素がなくなった場合、即ち、各閉領
域内の画素に対して識別番号の付与が終了した場合(ス
テップS51でNO)、閉領域内の文字や記号等の線画
が存在するか否かを調べ、線画が存在する場合には、カ
ラー編集部105へ所定の制御信号を出力し、マーカ編
集処理実行時に閉領域内の下地の色を変換すると共に、
線画の色を変換後の下地の色の補色に変換するように設
定する。マーカエリア内に、更に閉領域が存在する場
合、その閉領域内の画素の属性データs(x,y)の値
は3以上である。そこで、画像メモリ102中、属性デ
ータs(x,y)の値が3以上の画素が存在するか否か
を判断する(図11、ステップS59)。ここで、マー
カエリア内に、更に、閉領域が存在する場合(ステップ
S59でYES)、変数kの値を3に設定する(ステッ
プS60)。次に、属性データs(x,y)=kの画素
からなる閉領域内にある白画素の数を計数する(ステッ
プS61)。ここでは、属性データs(x,y)=kの
画素の数を計数する。次に、属性データs(x,y)=
kの画素よりなる閉領域内にある文字や線画などの画
素、即ちs(x,y)=0の画素の数を計数する(ステ
ップS62)。閉領域k内に存在する白画素(s(x,
y)=kの画素)に対する黒画素(s(x,y)=0の
画素)の割合Dkを計算する(ステップS63)。Dk
値が基準値以上である場合(ステップS64でYE
S)、閉領域k内に文字などの線画が存在すると判断す
る(ステップS65)。この場合、CPU111は、カ
ラー編集部105へ所定の制御信号を出力して、閉領域
内の下地の色を使用者により選択された色に変換すると
共に、変換後の下地の色の補色に線画の色を変換するよ
うに設定する(ステップS66及び67)。他方、割合
kの値が基準値に満たない場合には(ステップS64
でNO)、閉領域k内には文字などの線画が存在しない
と判断する(ステップS68)。この場合、CPU11
1は、上記とは別の所定の制御信号をカラー編集部10
5へ出力して、閉領域内の下地の色を使用者により選択
された色に変換するように設定する(ステップS6
9)。変数kの値がkmax(=n)でない場合には(ス
テップS70でYES)、変数kの値に1を加算した後
に(ステップS71)、ステップS61に戻る。また、
変数kの値がkmaxである場合には(ステップS70で
NO)、処理を終了してリターンする。なお、上記基準
値は、任意に設定することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の画像処理装置では、判断手段に
より、閉領域内に線画が存在すると判断された場合に
は、カラー編集部が、閉領域内の下地の色を変換すると
共に、閉領域内の線画の色を、変更された下地の色の補
色と認められる範囲の色に変更する。これにより、閉領
域内に文字や記号等の線画が存在する場合であっても、
当該線画を明瞭に認識することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ディジタルカラー複写機の構成を示す。
【図2】 操作パネル50の正面図である。
【図3】 ディジタルカラー複写機の制御回路のブロッ
ク図である。
【図4】 タブレット70の正面図である。
【図5】 エッジ抽出部110の内部にある処理ブロッ
クを示す。
【図6】 (a)〜(e)は、各処理ブロックから出力
されるデータの状態の一例を示す。
【図7】 複写機全体の制御処理の流れを示す図であ
る。
【図8】 マーカエリアの検出処理のフローチャートで
ある。
【図9】 原稿中、使用者によりマーカで囲まれた領域
内の画像例を示す図である。
【図10】 閉領域検出処理のフローチャートである。
【図11】 閉領域検出処理のフローチャートである。
【図12】 (a)〜(e)は、検出された閉領域に識
別番号を付与する処理の各工程を図を用いて説明するも
のである。
【符号の説明】
50…操作パネル 70…タブレット 101…メモリ制御部 102…画像メモリ 103…制御メモリ 104…色補正部 105…カラー編集部 110…エッジ抽出部 111…CPU
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】 (a)〜(f)は、各処理ブロックから出力
されるデータの状態の一例を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿内にある閉領域を検出する検出手段
    と、 検出手段により検出された閉領域内に線画が存在するか
    否かを判断する判断手段と、 上記判断手段により線画が存在すると判断された閉領域
    内の下地の色を変更すると共に、閉領域内の線画の色
    を、変更された下地の色との関係において、線画が明瞭
    に認識できる色に変更するカラー編集部とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
JP7224888A 1995-09-01 1995-09-01 画像処理装置 Pending JPH0969936A (ja)

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JP7224888A JPH0969936A (ja) 1995-09-01 1995-09-01 画像処理装置

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Family

ID=16820741

Family Applications (1)

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JP7224888A Pending JPH0969936A (ja) 1995-09-01 1995-09-01 画像処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094585A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、方法及びプログラム

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