JPH0969888A - サウンド情報伝送システムとその装置 - Google Patents

サウンド情報伝送システムとその装置

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JPH0969888A
JPH0969888A JP8022512A JP2251296A JPH0969888A JP H0969888 A JPH0969888 A JP H0969888A JP 8022512 A JP8022512 A JP 8022512A JP 2251296 A JP2251296 A JP 2251296A JP H0969888 A JPH0969888 A JP H0969888A
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JP
Japan
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sound information
isdn
modem
mini
mini disk
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JP8022512A
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Atsushi Kosugi
厚 小杉
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ミュージッ・サウンド情報を遠隔地へ非常に短
時間に転送する。 【解決手段】ここに開示したミュージック・サウンド・
オーディオ情報伝送システムは、通常のファクシミリに
よる文書データの送信程度の極めて短い時間内に、遠隔
地にサウンド情報を転送することの出来る装置である。
当装置はミニ・ディスク(MD)上に記録された圧縮デ
ータを使用してミニ・ディスク・システムによって転送
する。MDから摘出された圧縮データは当システムに内
臓(もしくは外付け)のISDN端末またはISDNモ
デムに送られ、1本もしくは複数のISDN電話回線に
接続する。送られた圧縮データは相手側の当ミュージッ
ク・サウンド・オーディオ情報伝送装置のハード・ディ
スクまたはMDに保存・記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミュージック・サウ
ンド情報伝送システムとその装置に関するものであり、
とりわけ、通常のファクシミリで文書データを送信する
場合のように極めて短い時間内に遠隔地にサウンド情報
を転送することのできるサウンド情報伝送システムとそ
の装置である。
【0002】
【従来の技術】これまでに、ある情報がデジタル化され
て送られるという方式で、最も一般的に普及したのはフ
ァクシミリである。このほか、一般電話回線を使い、モ
デムでコンピューターの情報を伝送するというのも、徐
々に一般的になってきているが、ファクシミリほど誰に
も簡単に行えるというものではない。また、まだ一般電
話回線で送られる情報量も限られている。現在、最も早
い転送速度を持つ一般電話回線用のモデムは、22,800bp
s(second) である。そのため、情報量が多くなれば多く
なるほど、時間がかかることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこうした機器
も、ミュージック・データをおよそ1分程度の短時間で
遠隔地に送ることはできず、コンパクト・ディスク(C
D)の音質の伝達は、まず不可能である。CDのデジタ
ル変換時のサンプリング周波数は44,100Hzで16ビット
で量子化されている。ステレオ式の録音ではサウンド情
報は左右2チャンネルにまたがっている状態のため、こ
れはつまり、 44,100Hz×16bits×2channels=1,411,200bps(bits/seco
nd) という転送スピードである。先述したように、現在もっ
とも速い転送速度を持つ一般電話回線用モデムは、22,8
00bps である。これを利用して、60秒のCDクォリティ
の音質を送るためには (1,411,200bps ×60seconds)÷22,800bps=3,713seconds 約62分30秒かかることになる。
【0004】そこで本発明は、既存の技術を用いて、ミ
ュージック・サウンド情報を遠隔地へ非常に短時間内に
転送するための新しい方法を提供するものである。しか
も、通常のファクシミリのように手軽に遠隔地にサウン
ド情報を伝送する方法を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、サウンド情
報の伝送はソニーの開発したミニ・ディスク(MD)お
よび、ISND(サービス総合デジタル通信網システ
ム)のモデムあるいは端末を用いて行われる。
【0006】ミニ・ディスク(MD)は音声を16ビッ
トにデジタル化(16ビットに標本化、量子化)した
後、約4.7分の1に圧縮し、サウンド情報を保管する
取り外し可能な2.5インチ光磁気ディスクである。サ
ウンド情報の録音/再生は専用のミニ・ディスク(M
D)レコードプレーヤーを使用して行われる。
【0007】本発明のサウンド情報伝送システムはミニ
・ディスク上の圧縮データを利用して、ミニ・ディスク
・システムで転送するシステムである。ミニ・ディスク
に記録されている圧縮データは当システム内臓(もしく
は外付け)のISDN端末あるいはISDNモデムに送
られ、1本もしくは複数のISDN電話回線に接続す
る。送られたデータは自動的に相手側のサウンド情報転
送システムの内蔵ハード・ディスク(もしくはミニ・デ
ィスク)に保存、収納される。ハード・ディスクもしく
はミニ・ディスクに収納されているサウンド情報は必要
に応じ、ミニ・ディスク(MD)に取り出すことができ
る。この方法によって、ミニ・ディスク1枚に1曲の音
楽を収めた一つの音楽ライブラリーができあがる。
【0008】たとえば、本発明のサウンド情報伝送シス
テムでは1分間で送れるミニ・ディスク(330,255ビット
×60秒−18,015,300ビット) 内の圧縮サウンド情報に、
2本のISDN回線なら70.37 秒、3本の回線なら46.9
1 秒かかることになる。本発明を具体化したサウンド情
報伝送システムは音楽業界に「音声ファックス」、「音
楽ファックス」とも言うべき、新しいビジネスの分野を
切り開くものである。
【0009】本発明のさらに別の目的についてはいずれ
後述の説明で明らかになろうが、ここで紹介する本発明
の実施例は、本発明の好ましい実施方法のほんの一例に
過ぎない。本発明は他の方法でも実施可能であり、また
細かい点では本発明の枠内に変更可能な箇所は、諸所に
見られる。従って、図面も説明も一例であって限定的な
ものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の動作原理の詳細と実施例
を述べる前にまず、この発明の基本的な考え方を述べ
る。
【0011】通信には、緊急性の通信と非緊急性の通信
という2種類がある、つまり、1分1秒を争うものとそ
うでないものという分け方である。
【0012】例えば、街で事件が起こり、テレビ局の中
継車が現場の模様を全国に放送する際の電波は、緊急性
の通信である。また、誰かに電話をかけ、大事な用件を
話すのも緊急性の通信である。
【0013】その反対に、手紙を書くか、もしくはワー
プロを打ってファクシミリで第三者に送るのは、非緊急
性の通信である。コンピューターのデータをE-Mail(エ
レクトリック・メーク)でコンピューター・ネットワー
クのポストにいれておくのは非緊急性の通信である。
【0014】この、緊急性の通信と非緊急性の通信の違
いは、送信者と受信者が同じ時間を所有しているか、ま
たは所有できるかというところにある。緊急性の通信
は、送信者と受信者が同じ時間を所有し行われる。その
為、送信者と受信者が同時に送・受信機の近くにいるこ
とが絶対条件である。
【0015】この反対に、ファクシミリを送ったり、E-
Mailを送ったりするのは多少違っている。なぜなら通信
された情報のピックアップは受信者の意志にゆだねられ
ることになるからである。夕方、外出先で会社にファク
シミリが入っていることを知ったとしても、明朝でも良
い内容なら、その人はわざわざ自分の会社に戻らないだ
ろう。自分が撮った珍しい飛行機の写真をスキャナーで
コンピューターに取り込み、趣味で参加しているコンピ
ューター・ネットワークの航空フォーラムのポストにそ
のデータを送っておいて、見たい方はどうぞ、というの
も情報のピックアップは受信者の意志にゆだねられるこ
とになる。また、非緊急性の通信の場合は送信者と受信
者が同時に送・受信機の近くにいる必要がない。だいた
い、例えば自分の意志や状況の説明を一回、手紙に書い
てからファクシミリで送ること自体非緊急的と言えよ
う。そういった意味では、非緊急通信は郵便と似てい
る。非緊急性の通信は人の手を介さずに、“電気的に行
われる郵便”なのだ。
【0016】通常の郵便ではいろいろなものが送られ
る。文書は勿論のこと、写真や映像を記録したビデオ・
テープ、音声を記録したCDやオーディオ・テープと、
ありとあらゆる情報が収納された物資が輸送されてい
る。現在これらの記録された情報は、すべてコンピュー
ターのデータとして変換することが可能である。そし
て、それら変換された情報は、磁気ディスクや磁気テー
プ、または光磁気ディスク(MOディスク)といったコ
ンピューターの情報が納められる物質に形を変え、郵便
で送ることが出来る。
【0017】“電気的に行われる郵便”は、磁気ディス
クや磁気テープ、または光磁気ディスク(MOディス
ク)に納められた、または納めることが出来るようなコ
ンピューターの情報、つまりデジタル化された情報のみ
が送られることとなる。
【0018】これまでに、ある情報がデジタル化されて
送られるという方式で、最も一般的に普及したのはファ
クシミリである。これは“非緊急性の通信”として、画
期的な内容であった。これがもし“緊急性の通信”のよ
うに、送信者と受信者が同時に送・受信機の近くにいる
必要があったとすれば、ファクシミリのこれほどの普及
は難しかったであろう。この他、一般電話回線を使い、
モデムでコンピューターの情報を伝送するというもの、
徐々に一般的になってきているが、ファクシミリほど誰
にでも簡単に行えるというものではない。また、まだ一
般的電話回線で送られる情報量が限られている。現在、
最も速い転送速度を持つ一般電話回線用のモデムは、2
2,800bps である。そのため、情報量が多くなればなる
ほど、時間がかかることとなる。
【0019】より多くの情報を短時間に送る為に、高速
のデータ回線が必要となると同時に、近年、データを圧
縮、ダウンサイズすることにより、通信時間を短縮する
ことが目的である。また、データを圧縮すれば、データ
の収納スペースが有効に使えるという利点もある。
【0020】現在、音声情報を郵便以外で相手に伝達す
るには、いくつかの方法がある。
【0021】(a)電話 (b)テレビ電波による通信 (c)ラジオ電波による通信 (d)無線電波による通信 (e)音声、またはコンピューターのサウンド情報をコ
ンピューターに取り込み、モデムでコンピューターデー
タとしてISDN以外の一般電話回線で送る。
【0022】(f)音声をデジタル化(標本化、量子
化、符号化)した後、データ圧縮技術でダウンサイズさ
せたデジタル(コンピューター)データをISDN回線
で伝送する。
【0023】(b)および(c)は非常に大きな設備と
多額の投資を必要とし、放送法、電波法等、制限が多い
ので一般的ではない、また、(a)および(d)は人と
話しをする程度なら問題ないが、周波数帯が狭く、基本
的にアナログ通信な為、送信時の回線の状況等で、音質
に影響を受けやすいという欠点を持っている。音声、特
に音楽を正確に伝えるためには、ラジオのFM放送程度
の音質は確保する必要がある。では仮に、現在音楽の販
売方式として主流になっているコンパクト・ディスク、
いわゆるCDの音質クォリティを受信者側に与える為に
は、どの程度のデータ転送速度が必要なのであろうか。
(e)の場合を考えてみる。
【0024】CDのデジタル変換時のサンプリング周波
数は44,100Hzで、16ビットで量子化されている。ステ
レオとは左右2チャンネルにまたがってサウンド情報が
あるか、または録音・再生されている状態なので、これ
はつまり、 44,100Hz×16bits×2channels=1,411,200bps という転送スピードである。これを利用して、60秒の
CDクォリティの音声を送るためには (1,411,200bps ×60秒) ÷22,800bps=3,713.68秒 約62分30秒かかることになり、この方式は現在、一
部の特殊な業種でしか使用されていない。また、データ
圧縮技術を使い、仮に4分の1に圧縮したとしても、1
分の音楽を15分47秒もかけて送るのは現実的な方法
とは言えない。複数の電話回線を使用し、送・受信時間
を短縮したとしても、1分の音声を同時間で送る為に
は、圧縮データでも15本の電話回線が必要ということ
になる。また送ったとしても、受け取ったそのサウンド
情報を一般のオーディオ装置で再生するためには、特殊
な器材を介さねばならず、煩雑である。その為、このよ
うな事に長けた専門的人材が必要となる。
【0025】(f)の方法については、放送機器業界で
考案・実用化され、現在、一部のテレビ・ラジオなどの
放送局などで使用されている。機材は大まかに二つあ
り、一つはアナログ音声信号が標本化、量子化、符号化
のプロセスを経て、いわゆるデジタル信号に変換され、
それをさらにビット圧縮してデータのダウンサイズを行
う機材、もう一つにISDNモデムを連結することによ
って、大量のデジタルサウンド情報を転送することに成
功している。なお、現在は一台により複数のISDN回
線を操作できるものも出てきている。
【0026】しかし、これらはISDNという電話回線
を使って、機材的には簡素化されてはいるものの、双方
で技術担当者が送・受信機をオペレートしており、実際
的には放送用の中継業務を電波で行っているのと大差な
い、煩雑で大掛かりな行為と言ってもよい内容である。
【0027】本発明は、特別な知識や技術がなくとも、
通常のファクシミリのような手軽さで誰にでも簡単に音
声ファイルが送・受信される方法を目指すものである。
【0028】本発明では、音声や音楽はソニーの開発し
たミニ・ディスク(MD)とISDN(総合デジタル通
信網)モデムもしくはISDN端末を使って伝送され
る。
【0029】さて、音声を記録するフォーマットは、ア
ナログのレコードからデジタル方式のコンパクト・ディ
スクまで、アナログのオープン・リール・カセット・テ
ープからデジタルのオープン・リール、3/4インチ・
カセット、DAT(デジタル・オーディオ・テープ)等
と、音声を記録するため、多くのフォーマットが存在し
ている。
【0030】1991年にソニーにより発表、製品化さ
れたミニ・ディスク(MD)は、これまで考案された音
声の保存方法とは大きく違う点を持っている。このミニ
・ディスクは2.5インチのオプティカル・ディスク・
フォーマットで74分のサウンド情報が5Hzから20
KHzの周波数特性、105dBのダイナミック・レン
ジ、44.1KHzのサンプリング周波数で記録でき
る。データはEFMで読み取られ、CIRCがエラー・
プロテクションを行う。MDにはCDとの互換性がない
が、録音・消去は自在である。MDの使用には光磁気デ
ィスク用のドライブを用いる。MD用の光磁気ディスク
ドライブ技術は、これまでのドライブ技術と似たもので
あるが、いつくかの新機能も含んでいる。たとえば、前
の記録データの消去と新しいデータの書き込みが同時に
出来る上書き機能等がある。
【0031】音声再生の場合には、CIRC/EFM復
調された周波数データをATRACデコーダーが読み取
り、20msec.間隔の波形データに復元する。そし
て、この波形データを従来のD/Aコンバーターで処理
する。
【0032】ミニ・ディスクはサウンド情報をデジタル
化した後、圧縮技術でデータをダウンサイズし、リムー
バブルな2.5インチ光磁気ディスク(MD)に収納す
るというものである。これは先述したデータ圧縮の二つ
の大きな利点のうちの、データの収納スペースの有効化
という点では優れている。そして、そのMDの圧縮デー
タは、圧縮技術のもう一つの利点である通信時間の短縮
化という点でも利用できる。
【0033】ISDN(サービス総合デジタル通信網)
は世界的な電信サービスで、デジタル伝達とスイッチン
グ技術を利用して、音声やデジタル・データの通信をサ
ポートしている。ISDNの規約も、他の通信規約同
様、CCITT(国際電信電話諮問委員会)の規格に基
づいて定められている。
【0034】CCITTの採用しているIインターフェ
イスが、今後のISDNサービスの世界的な標準となる
ものと見られる。Iインターフェイスの基本インターフ
ェイスは2B+Dという構造になっており、これは64
Kbpsで情報が送られるデータ・チャンネル(B)2
つと、16Kbpsで通信をコントロールする信号チャ
ンネル(D)1つという構造である。データ・チャンネ
ル(B)では、音声、ファクシミリ、データ、映像など
様々な情報の伝達を行い、信号チャンネル(D)では、
通信機器とISDNネットとの間で、通信をコントロー
ルする信号のやり取りを行えるようになっている。
【0035】アメリカ最大の長距離電話会社、AT&T
社では他の国々とは違う規格であるV.35インターフ
ェイスが採用されている。これはデータ・チャンネル
(B)の転送スピードが56,000bpsというもの
である。AT&T社は独自の規格を持つことで、ISD
N回線網の世界的な主導権を握ろうとしたが、世界的な
情勢はCCITTで採用されているIインターフェイス
に定着してきている。この為に現在までアメリカでは、
56,000bpsの転送スピードが主体となってIS
DN回線網が発達してきたが、徐々に65,000bp
sで相互通信が行えるようになっている。
【0036】MDには74分のサウンド情報は5Hzか
ら20KHzの周波数特性と、105dBのダイナミッ
ク・レンジで記録できる。デジタルのサンプリング周波
数は41,100Hzで、16bitsで標本化、量子
化されている。ステレオとは左右2チャンネルにまたが
ってサウンド情報があるか、又は録音・再生されている
状態なので、これはつまり、 44,100Hz×16bits×2channels=1,411,200bps という転送スピードである。これを4.7分の1に圧縮
したとすると 1,411,200 ビット÷4.7 ≒300,255 ビット となる。
【0037】[第一の実施の形態例]本発明をCCIT
Tが採用しているIインターフェイスのBチャンネルに
あてはめてみると、Bチャンネルは64,000bps
のデータ転送スピードなので 300,255 ビット÷64,000bps ≒4,961 となり、物理的には5本のBチャンネルがあれば1分の
ミニ・ディスクのサウンド情報は1分か、またはそれ以
内で送ることができるということになる。
【0038】しかし、ミニ・ディスクは基本的に光磁気
ディスク(Magnet Optical Disk orMO Disk)のテクノロ
ジーであるため、ミニ・ディスクからのデータ再生のス
ピードをバッファーでコントロールしてやれば、そのシ
ステムにあった状態の変えることが可能である。CCI
TTが採用している基本Iインタフェースの構造は2B
+Dである。つまり1本の回線で2つのBチャンネルが
あり、128,000ビットと3本の回線(384,0
00bps)を使った場合のデータ伝達にかかる時間を
計算する。仮に圧縮されたミニ・ディスク1分のサウン
ド情報(300,255bits ×60seconds = 18,015,300bits)
を送るとすると、2本のISDN回線(256,000
bps)の場合 18,015,300ビット÷256,000bps≒
70.37秒 3本のISDN回線(384,000bps)の場合 18,015,300ビット÷384,000bps≒
46.91秒 となる。
【0039】[第二の実施の形態例]アメリカ最大の長
距離電話会社、AT&T社では他の国々とは違う企画が
あるV.35インターフェイスが採用されている。これ
はデータ・チャンネル(B)で56,000bpsでデ
ータの伝達が行える。このため、アメリカでは現在まで
56,000bpsの転送スピードが主体となってAT
&TのISDN回線網が発達してきた。4.7分の1に
圧縮したミニ・ディスクのデータをこれにあてはめたと
すると、 300.25bits÷56,000bps ≒5,361 となり,物理的には6本のBチャンネルがあれば1分の
ミニ・ディスクのサウンド情報は同時間内か、またはそ
れ以内で送ることができるということになる。上記と同
様の計算方法を用い、仮に圧縮されたミニ・ディスク1
分のサウンド情報を送るとすると、 2本のISDN回線(224,000bps)の場合、 18,015300 ビット÷224,000bps≒80.43 秒 3本のISDN回線(336,000bps)の場合、 18,015300 ビット÷336,000bps≒53.61 秒 となる。
【0040】現実的にはアメリカを除き、CCITTが
採用しているインターフェイスを採用している各国間で
は、第一の実施の形態例でやり取りが可能である。イン
ターフェイスを採用している各国間とアメリカの間でや
り取りが必要なときは、インターフェイスを採用してい
る国側がアメリカ側のV.35インターフェイスの5
6,000bpsにあわせればデータの伝達は可能であ
る。例として、日本のNTTとアメリカのAT&T社で
は、56,000bpsで互換性が保たれている。ま
た、現在アメリカでも徐々に、64,000bpsでの
相互通信が問題なく行えるようになってきている。
【0041】以下に、図面を参照しながら、本発明をさ
らに詳しく説明する。第1図は本発明の実施の形態例に
おけるミニ・ディスク・ドライブ(MD)・システムの
ブロック図を示したものである。
【0042】前述のように、ミニ・ディスク(MD)は
取り外し可能な2.5インチのオプティカル・ディスク
で、しかも完全録音・消去可能な2.5インチの光磁気
ディスクである。ミニ・ディスクの録音の際には、音声
源11から発せられたアナログの音声信号は、A/D変
機器12によって、44.1KHzで標本化と量子化が
行われる。それによって選られたPCMデータは、デー
タ圧縮符号器もしくはATRAC(Adoptive Transform
Acoustic Recording) 符号器13によって細分化され
る。このATRACコーディングに続いて、データはデ
ータ圧縮符号器13でCIRコーディング/EFMコー
ディング処理され、サブコードとアドレス・データと共
にミニ・ディスク・ドライブ14によってミニ・ディス
ク(MD)15に記録される。
【0043】ミニ・ディスク・ドライブ14の磁気ヘッ
ドはレーザー光源の上部、ディスクの反対側に位置す
る。録音の場合には、レーザーが磁気面を熱し、温度は
キュリー点の華氏400度を越えるため、その高温部の
極性は浴磁界によって定められる。ディスク15が回転
すると、高熱部も移動して温度が下がり、磁性データが
記録される。記録部分の大きさはレーザーの点滅方式と
は反対に、変調磁界の反転サイクルによって決められ
る。レーザー光源は常に点灯した状態であるため、コン
トロール回線は単純化する。
【0044】ミニ・ディスク15は、ポリカーボネート
基板上にテレビウム・フェライト・コバルト録音層を用
いて形成され、さらに上面が反射アルミニウム層、最上
保護層で覆われている。テレビウム・フェライト・コバ
ルト録音層は他のメディアの約1/3の保磁力にあたる
80エルステッドで極性を変える性質を持つ。これは大
切な要素である。なぜなら、磁気ヘッドはメディアとは
接触しないため、レコーディング層にもっと強力な磁界
が必要となった場合には、さらに高熱を発生させ、電力
を消耗することが必要となるからである。
【0045】二重機能を備えた0.5ミリワットのレー
ザーは録音可能、再生専用のどちらのミニディスク・メ
ディアにも作動する。レーザーは本質的には通常のCD
のピックアップから考えだされたメディアに光磁気ディ
スク・ドライブ(MOD)アナライザーをプラスしたも
のである。MODディスクが作動すると、録音層の磁化
によって定まる反射光偏光角を、ピックアップが読み取
る。読み取られた偏光角をMODアナライザーが光の輝
度に変換する。そして光は二つのフォトダイオードにあ
たって、信号が減算処理され、正負の表示信号を発生す
る。CD型のディスクを再生する場合には、ビット面に
当たって変調した反射ビームの高度をピックアップが読
み取る。フォトダイオードからの信号を加算処理して、
表示信号を発生する。
【0046】ATRACデータ圧縮器はミニ・ディスク
上にデータを符号化する装置で、しかもデータ速度を1.
41mbpsから0.3mbps まで、約5分の1に短縮させる。録
音の場合には、アナログ信号はA/D変換器12を使っ
て、44.1KHzで標本化され、量子化される。この
PCMデータをATRAC符号器13が20msec.
間隔のセグメントにまで細分化する。そしてフーリエ変
換ソフトウェアが各セグメントは波形データを分析し、
それに対応する成分データを作成する。音響心理モデリ
ングで可聴音の成分を読み取って符号化し、可聴周波成
分の振幅に応じて必要なビットを指定する。他の不可聴
音は切り捨てられる。
【0047】この方法は人間の耳の働きを基本として考
えらてれいる。人間の耳はある音域以下の音は認知でき
ず、同程度の周波数の場合には、低域信号は高域信号に
遮断されてしまう。さらに、総音域が広がるにつれて耳
の感度はかなり低下する。こうして発生した不可聴音成
分の排除に伴う音声の劣化は最小限にとどめられる。A
TRACコーディングの後、データはCIRC/EFM
でコーディング処理され、サブ・コードとアドレス・デ
ータと合わせてディスクに記録される。
【0048】再生の場合には、CIRC/EFMの復調
処理を行った後、周波数データをデータ圧縮復調器(A
TRAC復調器)16によって20msec.間隔のセ
グメントからデジタルの波形データに復元する。そして
そのデータは、D/A変換器17によって処理される。
音声再生器18が作動して、変換処理の終わったアナロ
グ波形を可聴音声信号に再生する。
【0049】第2図はISDN(総合デジタル通信網)
モデムで接続した2つの送・受信局を示す概略図であ
る。二局がお互いに似通った構造になっているため、両
局共に、通信網として受信側としても通信することが可
能である。各局は、ミニディスク(MD)15、MDド
ライブ14、システム・コマンド・コントローラー20
とそれに内臓(もしくは外づけ)されたハードディスク
21、ISDNモデム22とISDNケーブル23で構
成されている。システム・コマンド・コントローラ20
の代表的な例はアップル・マッキントッシュ・コンピュ
ーターやIBM互換PCである。ISDNモデムの代表
例としては、マッキントッシュ互換性を持つ、トヨムラ
製のQuickTalk/128AS がある。ISDN電話回線を2本
使用する場合には、2台のモデムを用いる。当然のこと
ながら、ミニ・ディスクを録音用のメディアとして、受
け取ったサウンド情報を取り敢えず収納する目的で使う
場合にはハードディスク21は必要ない。
【0050】日本のNTTのISDNに使われているI
NSネット64サービスには、第3図に示すようなIS
DN電話回線(ケーブル)で行われている。第3図に示
したように、INSネット64サービスにはデータを6
4Kbpsの通信速度で伝送する2つのデータ・チャン
ネル31(Bチャンネル)と、通信速度で伝送する2つ
のデータ・チャンネル31(Bチャンネル)と、通信速
度16Kbpsのシングル・チャンネル32(Dチャン
ネル)が1つある。この構造によって、複数のISDN
端末(装置)と1本のISDN電話回線の間の多重通信
ができるようになる。Bチャンネル31は64Kbps
の透明のデジタル・チャンネルで、デジタルのサウンド
情報や高速データの転送に使われる。Dチャンネルは1
6Kbpsの不透明のデジタル信号で、1つ以上のBチ
ャンネルとの通信を信号化したり、遠隔測定や低速のパ
ケット交換データにも用いられる。図示した本発明の実
施例では、2本のISDN電話回線(ケーブル)、もし
くは3本のISDN電話回線(ケーブル)を用いてい
る。
【0051】
【発明の効果】本発明によるサウンド情報伝達システム
は、下記の特長を持つ。
【0052】1.高品質のサウンド情報が遠隔地でも短
時間に受け取れる。
【0053】2.既存のミニ・ディスク・プレイヤー・
レコーダーの2.5インチのMOディスクをそのまま使
用し、データ伝達がおこなえる。
【0054】3.既存のミニ・ディスク・プレイヤー・
レコーダーを使用し、いつどこででもデータ転送された
音声を聞くことができる。
【0055】4.MD上に記録されている圧縮データが
当装置にそのまま使用できるため、当装置にデータ圧縮
機を備える必要はない。
【0056】5.送信者と受信者が同時に機会、すなわ
ち通信機と受信機に携わる必要がなく、情報のピックア
ップに受信者の都合の良い時間に行える。
【0057】6.当装置にSCSIやRS−232コネ
クターを取り付け、外部コンピューターと連動させる機
能をもたせることにより、より幅広い活用法が考えられ
る。たとえば、将来的に大きなデータ容量をやり取りす
るような、ISDN回線を使用したコンピューター・ネ
ットワークのサービス・ステーションが誕生した場合
や、楽曲の音声による著作権登録システムといったもの
は、当装置との連絡が可能である。また、SCSIコネ
クターに接続された大容量のハード・ディスクから、圧
縮された膨大な楽曲データをコンピュータで検索し、必
要な楽曲データを第三者の当システム、もしくは同様の
機能を持つシステムに転送する、等。
【0058】これまでの明細書の内容からも明らかなよ
うに、本発明はサウンド情報、オーディオ・データ、映
画のサウンド・トラック等、いかなる種類のサウンド情
報にも等しく使用できる。
【0059】明細書では発明の好ましい実施の形態例の
みを紹介したが、前述のように、本発明は他にも種々の
組合せと状況で使用でき、明細書に開示した発明概念の
範囲内での変更、修正は可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例によるサウンド情報伝
送装置を採用したミニ・ディスク・システムの概略的な
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態例によるサウンド情報伝
送装置の概略的なブロック図である。
【図3】ISDN(総合デジタル通信網)電話回線(ケ
ーブル)の説明図である。
【符号の説明】
12 A/D変換器 17 D/A変換器 13 データ圧縮符号器 20 システム・コ
マンド・コントローラ 14 ミニ・ディスク・ドライブ 21 ハードディス
ク 15 ミニ・ディスク 22 ISDNモデ
ム 16 データ圧縮復調器 23 ISDNケー
ブル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サウンド情報をデジタル化、データ圧縮し
    てミニ・ディスク上に記録するためのミニ・ディスク・
    ドライブと、デジタル圧縮型の前記サウンド情報を転送
    するための前記ミニ・ディスク・ドライブに接続したI
    SDN(総合デジタル通信網)モデムからなる送信局
    と、デジタル圧縮型の前記サウンド情報を前記送信局か
    ら受信するためのISDNモデムと、前記サウンド情報
    のストレージと前記サウンド情報の再生を行うためのス
    トレージ・ドライブを含む受信局と、前記送信局の前記
    ISDNモデムと前記受信局の前記ISDNモデムとの
    間における相互間の前記通信のためのISDN接続手段
    とを備えたサウンド情報伝送システム。
  2. 【請求項2】サウンド情報をデジタル化、データ圧縮し
    てミニ・ディスク上に記録するためのミニ・ディスク・
    ドライブと、デジタル圧縮型の前記サウンド情報を転送
    するための前記ミニ・ディスク・ドライブに接続したI
    SDN(総合デジタル通信網)モデムからなる送信局
    と、デジタル圧縮型の前記サウンド情報を前記送信局か
    ら受信するためのISDNモデムと、前記サウンド情報
    の再生を行うためのミニ・ディスク・ドライブを含む受
    信局と、前記送信局の前記ISDNモデムと前記受信局
    の前記ISDNモデムとの間における相互間の前記通信
    のためのISDN接続手段とを備えたサウンド情報伝送
    システム。
  3. 【請求項3】ミニ・ディスク上にデジタル化されたデー
    タ圧縮型のサウンド情報を記録するためのミニ・ディス
    ク・ドライブと、デジタル圧縮型の前記サウンド情報を
    転送するための前記ミニ・ディスク接続のISDN(総
    合デジタル通信網)モデムを備えたサウンド情報伝送装
    置用の送信・受信装置。
  4. 【請求項4】ミニ・ディスク上にデジタル化されたデー
    タ圧縮型のサウンド情報を記録するためのミニ・ディス
    ク・ドライブと、デジタル圧縮型の前記サウンド情報を
    転送するための前記ミニ・ディスク接続のISDN(総
    合デジタル通信網)モデムと、前記ISDNモデムによ
    って転送された前記サウンド情報を保存するためのハー
    ド・ディスクを備えたサウンド情報伝送装置用の送信・
    受信装置。
  5. 【請求項5】前記ISDNの接続が2本のBチャンネル
    と1本のDチャンネルを備えたIインターフェイスであ
    ることを特徴とする請求項1記載のサウンド情報伝送シ
    ステム。
  6. 【請求項6】前記Bチャンネルは64Kビット/秒、前
    記Dチャンネルは16Kビット/秒の転送速度を備える
    ことを特徴とする請求項5記載のサウンド情報伝送シス
    テム。
  7. 【請求項7】前記ISDNの接続はV.35インターフ
    ェイスで転送速度56Kビット・秒であることを特徴と
    する請求項1記載のサウンド情報伝送システム。
  8. 【請求項8】録音・消去可能の2.5インチのマグネッ
    ト・オプティカル・ディスクにより形成されたデジタル
    圧縮型のサウンド情報を記録するためのミニ・ディスク
    (MD)と、サウンド情報をデジタル化、データ圧縮し
    てミニ・ディスク・ドライブ上に記録するためのミニ・
    ディスク・ドライブと、デジタル圧縮型の前記サウンド
    情報を転送するための前記ミニ・ディスク・ドライブに
    接続したISDN(総合デジタル通信網)モデムからな
    る送信局と、デジタル圧縮型の前記サウンド情報を前記
    送信局から受信するためのISDNモデムと、デジタル
    圧縮型の前記サウンド情報の受信と前記ストレージへの
    記憶と、前記サウンド情報の再生を行うためのストレー
    ジ、ドライブを含む受信局と、前記送信局の前記ISD
    Nモデムと前記受信局の前記ISDNモデムとの間にお
    ける相互間の前記通信のためのISDN接続手段とを備
    えたサウンド情報伝送システム。
  9. 【請求項9】前記ストレージがハード・ディスクまたは
    ミニ・ディスクであることを特徴とする請求項1記載の
    サウンド情報伝送システム。
  10. 【請求項10】前記ストレージがハード・ディスクまた
    はミニ・ディスク(MD)であることを特徴とする請求
    項8記載のサウンド情報伝送システム。
  11. 【請求項11】前記ISDN接続が2本または3本のI
    SDN電話回線であることを特徴とする請求項1記載の
    サウンド情報伝送システム。
JP8022512A 1995-02-13 1996-02-08 サウンド情報伝送システムとその装置 Pending JPH0969888A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US38744695A 1995-02-13 1995-02-13
US08/387446 1995-02-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0969888A true JPH0969888A (ja) 1997-03-11

Family

ID=23529902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8022512A Pending JPH0969888A (ja) 1995-02-13 1996-02-08 サウンド情報伝送システムとその装置

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JP (1) JPH0969888A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7201871B2 (en) 2000-03-15 2007-04-10 Arkray Inc. Specimen having capability of separating solid component

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7201871B2 (en) 2000-03-15 2007-04-10 Arkray Inc. Specimen having capability of separating solid component

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