JP4097345B2 - オーディオ信号及び静止画の伝送方法並びに伝送システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声信号などを、シリアルインタフェースを介して伝送するためのオーディオ信号及び静止画の伝送方法並びに伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
シリアルインタフェースを用いた従来の伝送方法としては、例えば特開平7−235132号公報、特開平9−200162号公報、特開平10−106144号公報、特開平10−136286号公報、特開平10−190705号公報などに示されている。
【0003】
ところで、最近では、各装置間相互においてより高品質な多量のデータを高速に伝送することが望まれている。
そして、そのよう高品質なデータを転送する場合には、特に、著作権管理が重要な問題となっている。
【0004】
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑み、これらの問題点を解決した音声信号などを、シリアルインタフェースを介して伝送するためのオーディオ信号及び静止画の伝送方法並びに伝送システムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、以下の1)及び2)に記載の手段より成る。
すなわち、
【0006】
1)DVDオーディオ規格の符号化方式によってリニアPCMを含む符号化方式でサンプリング周波数96kHz又は192kHzでサンプリングされてDVDオーディオディスクに収納されるオーディオ信号と前記DVDオーディオディスクに収納される前記オーディオ信号に関する静止画とをそれぞれ復号してIEEE1394規格におけるアイソクロナス転送方式のパケット化により前記DVDオーディオディスクを再生するプレーヤから記録装置に伝送する場合に、
前記伝送の前に前記プレーヤから前記記録装置に対してコピー許可用の暗証番号を要求し、前記プレーヤが暗証番号を確認した場合に前記伝送を開始するステップと、
前記アイソクロナス転送方式のパケット化において、第1のパケットをパケットヘッダとデータフィールドとにより構成し、さらに前記第1のパケット内のデータフィールドの内部に設けられたCIPヘッダに、前記オーディオデータのサンプリング周波数を示す識別情報と、少なくとも前記オーディオデータのコピーフラグを含む制御データとを格納すると共に
前記プレーヤから前記DVDオーディオディスクを再生し前記記録装置にコピーする場合は、前記アイソクロナス転送方式の第1のパケットであってこのパケットに設けられるデータフィールドのリアルデータ領域に前記オーディオ信号のサンプリング周波数を44.1kHzにダウンサンプリングした信号を収納する第1のパケットと、前記静止画と静止画のコピーフラグが付された第2のパケットとをそれぞれ生成し、
これら第1のパケット及び第2のパケットにより伝送するステップと、
から構成するようにしたことを特徴とするオーディオ信号及び静止画の伝送方法。
2)DVDオーディオ規格の符号化方式によってリニアPCMを含む符号化方式でサンプリング周波数96kHz又は192kHzでサンプリングされてDVDオーディオディスクに収納されるオーディオ信号と前記DVDオーディオディスクに収納される前記オーディオ信号に関する静止画とをそれぞれ復号してIEEE1394規格におけるアイソクロナス転送方式のパケット化により前記DVDオーディオディスクを再生するプレーヤから記録装置に伝送するオーディオ信号及び静止画の伝送システムにおいて、
前記伝送の前に前記プレーヤから前記記録装置に対してコピー許可用の暗証番号を要求し、前記プレーヤが暗証番号を確認した場合に前記伝送を開始する手段と、
前記アイソクロナス転送方式のパケット化において、第1のパケットをパケットヘッダとデータフィールドとにより構成し、さらに前記第1のパケット内のデータフィールドの内部に設けられたCIPヘッダに、前記オーディオデータのサンプリング周波数を示す識別情報と、少なくとも前記オーディオデータのコピーフラグを含む制御データとを格納すると共に
前記プレーヤから前記DVDオーディオディスクを再生し前記記録装置にコピーする場合は、前記アイソクロナス転送方式の第1のパケットであってこのパケットに設けられるデータフィールドのリアルデータ領域に前記オーディオ信号のサンプリング周波数を44.1kHzにダウンサンプリングした信号を収納する第1のパケットを生成する手段と、前記静止画と静止画のコピーフラグとが付された第2のパケットを生成する手段と、
前記第1のパケットと第2のパケットとを伝送する手段と、
から構成されたことを特徴とするオーディオ信号及び静止画の伝送システム。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明に適用される伝送方法、送信装置及び受信装置の第1の実施形態を示すブロック図、図2は図1のディスクプレーヤの処理を示すフローチャートである。
【0008】
図1の例では、送信装置であるディスクプレーヤ100と受信装置である記録装置200がそれぞれデータ転送インタフェース(I/F)200a、200bを有し、データ転送I/F200a、200bが2本のIEEE1394規格のシリアルインタフェース188−1、188−2を介して接続されている。ディスクプレーヤ100は、例えばDVDオーディオディスクに記録されているオーディオ信号と静止画信号を再生し、これをデータ転送I/F200a、シリアルインタフェース188−1、188−2を介して記録装置200に送信する。記録装置200はこのオーディオ信号と静止画信号をシリアルインタフェース188−1、188−2、データ転送I/F200bを介して受信して、例えばDVD−RAMディスクに記録する。このとき、一方のシリアルインタフェース188−1は受信又は送信用に選択的に使用され、他方のシリアルインタフェース188−2は送信専用に使用される。
【0009】
図2を参照してディスクプレーヤ100の動作を説明する。まず、データ転送I/F200a、一方のシリアルインタフェース188−1を受信モードに設定し(ステップS1)、次いでデータ転送I/F200a、2本のシリアルインタフェース188−1、188−2を介して記録装置200との間で双方向伝送を行う(ステップS2)。次いで一方のシリアルインタフェース188−1を受信モードから送信モードに設定し(ステップS3)、次いで2本のシリアルインタフェース188−1、188−2を介して、転送レートが比較的高い信号を分散して記録装置200に送信する(ステップS4)。すなわち、この例では他方のシリアルインタフェース188−2は常に送信モードに設定される。
【0010】
送信データの具体例としては、サンプリング周波数が96kHzのオーディオデータを48kHzに間引き、分離した2系統の48kHzオーディオデータをそれぞれシリアルインタフェース188−1、188−2を介して伝送する方法が考えられる。また、他の例として8チャネルオーディオデータを4チャネル×2グループに分割し、各グループ(4チャネル)をそれぞれシリアルインタフェース188−1、188−2を介して伝送する方法が考えられる。また、他の例として48kHzの2チャネルオーディオデータを各チャネル毎に分離して、倍速でそれぞれシリアルインタフェース188−1、188−2を介して伝送する方法が考えられる。更に他の例として、DVDオーディオディスクにはオーディオ信号の他に静止画信号が記録されているので、オーディオ信号と静止画信号をそれぞれシリアルインタフェース188−1、188−2を介して伝送する方法が考えられる。
【0011】
また、ステップS2における双方向伝送では、伝送データのコピーを管理するために、データ伝送の前にディスクプレーヤ100から記録装置200に対してコピー許可用の暗証番号を要求し、記録装置200からディスクプレーヤ100に対して暗証番号を送信する。そしてディスクプレーヤ100が暗証番号を確認するとデータの送信を開始する。
【0012】
なお、シリアルインタフェースは2本に限定されず、例えば図3、図4に示すように4本のシリアルインタフェース188−1〜188−4(及びデータ転送I/F200a’、200b’)を用いてもよい。すなわち、まず、インタフェース188−1〜188−4の中の1本を受信モードに設定し(ステップS11)、次いで2本を介して記録装置200との間で双方向伝送を行う(ステップS12)。次いで上記の受信モードのインタフェース188を送信モードに設定し(ステップS13)、次いで4本のシリアルインタフェース188−1〜188−4を介して、転送レートが比較的高い信号を分散して記録装置200に送信する(ステップS14)。
【0013】
この場合には、例えば1本のシリアルインタフェース188−1を受信又は送信用に選択的に使用し、他の3本のシリアルインタフェース188−2〜188−4を送信専用に使用するようにしてもよい。この場合には、例えば8チャネルオーディオデータを2チャネル×4に分割し、各グループ(2チャネルデータ)をそれぞれシリアルインタフェース188−1〜188−4を介して伝送する方法が考えられる。また、オーディオ信号と静止画信号をそれぞれ2本のシリアルインタフェース(188−1、188−2)、(188−3、188−4)を介して伝送する方法が考えられる。
【0014】
本発明はまた、IEEE1394規格の伝送方式に代えてIEC958規格のオーディオ対応フォーマットにも適用することができる。
IEC958規格は、本実施例のIEEE1394規格のように双方向への伝送方式と異なり、一方方向のみの伝送方式であり、本実施例のように複数のシリアルインターフェースを用いて双方向に伝送する場合には適用し易いものとなる。
更に、上記IEC958規格のオーディオ対応フォーマットとは、IEEE1394規格におけるIEC958モードオーディオ対応フォーマットであってもよく、IEEE1394規格の様々なモードにも適用できる。
【0015】
また、送信側から受信側に対してパケットの種類に応じた「コピー可」、「コピー不可」を示すコピーフラグを1本のシリアルインタフェースを介して送信した後にデータを複数本のシリアルインタフェースを介して送信し、受信側では静止画パケットのコピーフラグが「コピー可」の場合には受信データを他の媒体に記録(コピー)し、他方、「コピー不可」の場合には受信データを記録(コピー)しない。又、オーディオパケットのコピーフラグが「コピー可」の場合には上記のハイサンプリング周波数を44.1kHzにダウンコンバートして他の媒体に記録(コピー)し、他方、「コピー不可」の場合には受信データを記録(コピー)しないようにしてもよい。
【0016】
また、音声信号以外のデータ、例えば静止画や圧縮音声信号をあるシリアルインタフェースを介して送信する場合には受信側において音声信号用のD/Aコンバータにより雑音が発生しないように、送信側から受信側に対してそのシリアルインタフェースを介してミュートフラグを送信し、受信側ではミュートフラグを受信したシリアルインタフェースについては図5に示すようにミュート処理するようにしてもよい(ステップS24→S25)。また、複数本のシリアルインタフェースの内、いくつかが不使用の場合やデータが「0」の場合には、送信側から受信側に対してそのシリアルインタフェースを介してゼロフラグを送信し、受信側では図5に示すようにゼロフラグを受信したシリアルインタフェースからは受信しないようにしてもよい(ステップS22→S23)。
複数本のシリアルインフェースを介して送信する場合には、各インタフェース毎にフラグを見る必要がある。
【0017】
そして、上述したコピーフラグ、ミュートフラグ、又はゼロフラグは、次のようなデータ配列にして送信すれば良い。
図6は、その送信を行うためのIEEE1394規格のアイソクロナス(Isochronous)転送方式を説明するための図で、図6(a)はトランスポート・ストリームを示す。トランスポート・ストリームは、188バイトの固定パケットで、例えば、DVDビデオ規格による画像データやオーディオデータやDVDオーディオ規格によるオーディオデータのビット列などが配列される。
【0018】
図8は、一例としてそこに配列されるDVDオーディオ規格によるオーディオデータのリニアPCMのAパック(オーディオパック)の構造を示したものである。このリニアPCMのAパックはDVDオーディオディスクのデータエリア内に記録されているものである。
このリニアPCMのAパックは、2048バイト以下で構成され、その内訳は14バイトのパックヘッダとAパケットにより構成されている。Aパケットは17、9又は14バイトのパケットヘッダと、プライベートヘッダと、1ないし2011バイトのオーディオデータ(スクランブルされた又はされないリニアPCMデータ)により構成されている。
【0019】
プライベートヘッダは、
・8ビットのサブストリームIDと、
・ISRC内の4ビットの保留領域と、
・ISRC内の4ビットのISRC番号と、
・ISRC内の8ビットのISRCデータと、
・8ビットのプライベートヘッダ長と、
・16ビットの第1アクセスユニットポインタと、
・6バイトのオーディオデータ情報(ADI)と
・0〜7バイトのスタッフィングバイトと、
により構成されている。
【0020】
ADI(オーディオデータ情報)は、
・1ビットのオーディオ・エンファシス・フラグと、
・1+2ビットの保留領域と、
・4ビットのダウンミックスコードと、
・4ビットのグループ「1」の量子化ワード長「1」と、
・4ビットのグループ「2」の量子化ワード長「2」と、
・4ビットのグループ「1」のオーディオ・サンプリング周波数fs1と、
・4ビットのグループ「2」のオーディオ・サンプリング周波数fs2と、
・4ビットの保留領域と、
・4ビットのマルチチャネルタイプと、
・3ビットの保留領域と、
・5ビットのチャネル割り当て情報と、
・8ビットのダイナミックレンジ制御情報と、
により構成されているものである。
【0021】
再び、図6において、上述の188バイトより成る固定パケットは、その先頭にソース・パケット・ヘッダと呼ばれるタイムスタンプが付けられる[図6(b)]。受信側では、このタイムスタンプの時刻に合わせて動画や音声が再生されるようになっている。
そして、これらのデータはそれぞれ48バイトの複数のデータ・ブロックに分割される[図6(c)]。その分割方法は、192バイト×1ブロック,96バイト×2ブロック,48バイト×4ブロック,24バイト×8ブロックの4通である。
【0022】
次に、複数のデータ・ブロックがまとめられて、一つのアイソクロナス転送パケットが作られる。このまとめられ方は、125μsを1サイクルとし、この1サイクル毎に収まる数のブロックに順次まとめられ、そのブロックの先頭に後述するIEEE1394用のパケットヘッダが付加される。[図6(d)]では、48バイトづつに分割されたデータが3ブロック及び2ブロックにまとめられた状態が示されている。
【0023】
そして、転送時には、図7に示すように、先頭にアービトレイションが付加され、これに続いてサイクルスタートパケットが配列され、更に、このサイクルスタートパケットに続いて所定間隔毎に125μsのパケットが繰り返し配列されて転送されるようになっている。
【0024】
この125μs毎のパケットは、パケットヘッダと、データフィールドと、データ誤り検出符号とにより構成されており、
パケットヘッダは、
・16ビットのデータ長情報と、
・2ビットの後述するCIP(Common Isochronous Packet)ヘッダの有無を示すタグ(tag)と、
・6ビットのパケットが伝送されるチャンネル割り当て情報と、
・4ビットの処理コードを示すトランザクション(tcode)と、
・4ビットの同期コード(sy)と、
・32ビットのパケットヘッダの誤り検出符号と、
より構成される。
【0025】
データフィールドは、
64ビットのCIPヘッダとデータブロックが格納されるリアルデータとから構成され、そのうちCIPヘッダは48ビットの保留領域と16ビットの制御データなどが格納されるようになっており、例えば、前述のパケット種類別に伝送される「コピー可」、「コピー不可」等のコピーフラグ、ミュートフラグ、及びゼロフラグの少なくとも一つの制御フラグや、リアルデータとして格納されるオーディオデータなどのサンプリング周波数44,1kHz、96kHz或いは192kHなどのサンプリング周波数情報用として利用される。
【0026】
次に、図9はディスクプレーヤ100の他の例で、DVDビデオディスクとDVDオーディオディスクなどを再生可能なユニバーサルプレーヤを示している。ユニバーサルプレーヤでは制御部14の制御及び操作部15、リモコン16の操作に基づいてDVDビデオディスク、DVDオーディオディスクなどのディスク1に記録されているデータがドライブ装置2により再生されて復調回路2Bにより復調される。DVDビデオディスクから再生されたビデオ(V)パックとDVDオーディオディスクから再生された静止画パックは、静止画/Vパックデコーダ3によりDVDデコードされてビデオストリームに変換される。なお、このビデオストリームは元々、CSS(コンテンツ・スクランブル・システム)方式でスクランブルされている。
【0027】
そして、図1に示す出力端子55を介して外部の表示器(不図示)に表示させる場合には、このビデオストリームが伸長/画像変換部4により伸長、デスクランブルなどされ、次いでD/A変換器5を介してVパックはビデオ信号として、静止画パックはサブピクチャ信号として出力される。他方、記録装置200に転送する場合には2通りあり、第1の方法では、伸長/画像変換部4により伸長、デスクランブルなどされたデータがスクランブラ6によりCSS方式でスクランブルされ、次いで2本のデータ転送I/F7−1、7−2IEEE1394又はIEC958のシリアルインタフェースを介して記録装置200に転送される。第2の方法では、静止画/Vパックデコーダによりデコードされたスクランブル付きのビデオストリームがデータ転送I/F7−1、7−2及びIEEE1394又はIEC958のシリアルインタフェースを介して記録装置200に転送される。
【0028】
また、DVDビデオディスク、DVDオーディオディスクから再生されたオーディオパック(Aパック)と、DVDオーディオディスクから再生されたリアルタイムインフォメーションパック(RTIパック)は、Aパック/RTIパックデコーダ8によりDVDデコードされてDVDオーディオストリームとRTIに変換される。なお、このDVDオーディオストリームは元々、CSSII方式でスクランブルされている。
【0029】
そして、オーディオ信号を出力端子55を介して外部のスピーカを介して出力する場合には、このオーディオストリームがPCM変換/オーディオ信号処理部9によりPCM変換、デスクランブルなどされてPCM信号に変換され、次いでD/A変換器10を介して出力される。また、RTIを外部の表示器(不図示)に表示させる場合には、RTIが表示信号生成部11により文字情報に変換されて出力される。他方、記録装置200に転送する場合にもビデオの場合と同様に2通りあり、第1の方法では、PCM変換/オーディオ信号処理部9によりPCM変換し、例えば、受信側がコピーを要求しているようなときで、コピーを許可しているような場合には、ダウンサンプリング部9Bにおいて44,1kHzにダウンサンプリングされる。そして、デスクランブルなどされたPCM信号がスクランブラ12によりCSSII方式でスクランブルされ、次いで2本のデータ転送I/F13−1、13−2及びIEEE1394又はIEC958のシリアルインタフェースを介して記録装置200に転送される。
【0030】
第2の方法では、Aパック/RTIパックデコーダ8によりデコードされてスクランブル付きのDVDオーディオストリームがデータ転送I/F13−1、13−2及びIEEE1394又はIEC958のシリアルインタフェースを介して記録装置200に転送される。
【0031】
また、図10は記録装置200の他の例で、図9に示すユニバーサルプレーヤ100により転送されたデータをDVD−RAMディスクに記録する装置を示し、ユニバーサルプレーヤ100によりIEC958又はIEEE1394のシリアルインタフェースを介して転送されたデータは、データ転送I/F21−1、21−2を介して受信される。なお、データ転送I/F21−1、21−2と、DVDフォーマット化部22とデスクランブラ27には、ユニバーサルプレーヤ100により転送された実データに基づいて制御部30によりビデオモード又はオーディオモードが設定される。そして、スクランブル付きのデータを媒体26、例えばDVD−RAMディスク26に記録する場合には、この受信データがDVDフォーマット化部22によりDVDビデオ規格又はDVDオーディオ規格でフォーマット化され、次いでそのまま変調回路23に送られたり、バッファ記録部24にいったん記録された後に変調回路23に送られる。変調回路23では媒体に応じた方式で変調され、次いで変調データがドライブ装置25に送られて、例えばDVD−RAMディスク26に記録される。
【0032】
他方、デスクランブルしたデータをDVD−RAMディスク26に記録する場合には、デスクランブラ27により受信データの内、ビデオストリームがCSS方式でデスクランブルされ、また、オーディオデータがCSSII方式でデスクランブルされる。次いでビデオストリームはDVDビデオエンコーダ28により圧縮エンコードされてDVDフォーマット化部22に送られ、また、静止画データは圧縮エンコーダ29により圧縮エンコードされてDVDフォーマット化部22に送られる。
また、オーディオデータと著作権情報/及びリアルタイムテキスト情報はそのままDVDフォーマット化部22に送られ、また、制御情報は制御部30に送られる。
【0033】
また、上述の図9では、受信側からコピー要求があった時には、送信側に設けたダウンサンプリング部9Bによりダウンサンプリングしてから送信するようにしているが、ダウンサンプリング部を受信側に設けるようにしても良い。
その場合には、図10において、一点鎖線で示すように、各チャンネル分割用のデコーダ27Aとダウンサンプリング27Bとを設けるようにし、図示しない操作部よりオーディオデータのコピー要求をした場合には、CIPヘッダ内の「コピー可」、「コピー1回可」、「コピー不可」の制御フラグを見る。それが「コピー可」或いは「コピー1回可」の場合には、CIPヘッダ内のサンプリング周波数情報を見て、それが96kHz或いは192kHなどの高サンプリング周波数である場合には、デコーダ27Aによりチャンネル分割した後、ダウンサンプリング部27Bにおいて44,1kHzにダウンサンプリングし、DVDフォーマット部22に供給するようにすれば良い。
【0034】
また、上記各実施例では、受信装置を記録装置として説明したが、それに限らず、再生装置同士のデータの授受であっても良く、また、記録系と再生系とを一体にした記録再生装置であっても良い。
その記録再生装置の構成としては、例えば、記録系を図10のような構成とし、再生系として図9のディスクランブラ27の後段側に図9における復調回路2Bを設けると共に、この復調回路2Bの後段の一方の系統に静止画Vパック・デコーダ3、伸長/画像変換部4及びD/A変換部5などから成るビテオ再生系を設け、その他方の系統にA/RIIパックデコーダ8、PCM変換/オーディオ信号処理部9、D/A変換部10及び表示信号生成部11などから成るオーディオ再生系を設けた構成とすることができる。
この場合においても、記録ではなく再生を希望する場合には、ダウンサンプリングすることなく、そのままの高サンプリング信号を処理して出力する。
【0035】
また、上述の実施例におけるインタフェースは、複数接続可能なインタフェースであり、多量のデータをより高速に転送させることを念頭におき、複数のインタフェースを接続した構成で説明したが、それほどの多量データの高速転送を望まないなら、双方向転送可能なIEEE1394規格のインタフェースを一個用いるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、高品質のデータの伝送を行なう場合にもダウンサンプリング信号と共にコピーフラグを含む制御データ や を伝送するようにしているので、高品質の信号がむやみにコピーされるのを防止できる等の効果を奏する。
また、サンプリング周波数96kHzおよび192kHzでサンプリングされている高品位なデータを転送する場合にはデータフィールドの内部に設けられた所定のデータ領域により著作権管理を行うことが可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に適用される伝送方法、送信装置及び受信装置の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】 図1のディスクプレーヤの処理を示すフローチャートである。
【図3】 第2の実施形態の伝送方法、送信装置及び受信装置を示すブロック図である。
【図4】 図3のディスクプレーヤの処理を示すフローチャートである。
【図5】 図1、図3の記録装置の処理を示すフローチャートである。
【図6】 IEEE1394規格におけるアイソクロナス転送方式を説明するための図である。
【図7】 転送時のデータ配列の詳細図である。
【図8】 DVDオーディオ規格によるオーディオデータのリニアPCMのAパックのデータ構造図である。
【図9】 図1のディスクプレーヤの他の例を示すブロック図である。
【図10】 図1の記録装置の他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 ディスクプレーヤ(送信装置)
188−1〜188−4 シリアルインタフェース
200a,200b データ転送インタフェース(送信手段)
200a’,200b’ データ転送インタフェース(受信手段)
200 記録装置(受信装置)
Claims (2)
- DVDオーディオ規格の符号化方式によってリニアPCMを含む符号化方式でサンプリング周波数96kHz又は192kHzでサンプリングされてDVDオーディオディスクに収納されるオーディオ信号と前記DVDオーディオディスクに収納される前記オーディオ信号に関する静止画とをそれぞれ復号してIEEE1394規格におけるアイソクロナス転送方式のパケット化により前記DVDオーディオディスクを再生するプレーヤから記録装置に伝送する場合に、
前記伝送の前に前記プレーヤから前記記録装置に対してコピー許可用の暗証番号を要求し、前記プレーヤが暗証番号を確認した場合に前記伝送を開始するステップと、
前記アイソクロナス転送方式のパケット化において、第1のパケットをパケットヘッダとデータフィールドとにより構成し、さらに前記第1のパケット内のデータフィールドの内部に設けられたCIPヘッダに、前記オーディオデータのサンプリング周波数を示す識別情報と、少なくとも前記オーディオデータのコピーフラグを含む制御データとを格納すると共に
前記プレーヤから前記DVDオーディオディスクを再生し前記記録装置にコピーする場合は、前記アイソクロナス転送方式の第1のパケットであってこのパケットに設けられるデータフィールドのリアルデータ領域に前記オーディオ信号のサンプリング周波数を44.1kHzにダウンサンプリングした信号を収納する第1のパケットと、前記静止画と静止画のコピーフラグが付された第2のパケットとをそれぞれ生成し、
これら第1のパケット及び第2のパケットにより伝送するステップと、
から構成するようにしたことを特徴とするオーディオ信号及び静止画の伝送方法。 - DVDオーディオ規格の符号化方式によってリニアPCMを含む符号化方式でサンプリング周波数96kHz又は192kHzでサンプリングされてDVDオーディオディスクに収納されるオーディオ信号と前記DVDオーディオディスクに収納される前記オーディオ信号に関する静止画とをそれぞれ復号してIEEE1394規格におけるアイソクロナス転送方式のパケット化により前記DVDオーディオディスクを再生するプレーヤから記録装置に伝送するオーディオ信号及び静止画の伝送システムにおいて、
前記伝送の前に前記プレーヤから前記記録装置に対してコピー許可用の暗証番号を要求し、前記プレーヤが暗証番号を確認した場合に前記伝送を開始する手段と、
前記アイソクロナス転送方式のパケット化において、第1のパケットをパケットヘッダとデータフィールドとにより構成し、さらに前記第1のパケット内のデータフィールドの内部に設けられたCIPヘッダに、前記オーディオデータのサンプリング周波数を示す識別情報と、少なくとも前記オーディオデータのコピーフラグを含む制御データとを格納すると共に
前記プレーヤから前記DVDオーディオディスクを再生し前記記録装置にコピーする場合は、前記アイソクロナス転送方式の第1のパケットであってこのパケットに設けられるデータフィールドのリアルデータ領域に前記オーディオ信号のサンプリング周波数を44.1kHzにダウンサンプリングした信号を収納する第1のパケットを生成する手段と、前記静止画と静止画のコピーフラグとが付された第2のパケットを生成する手段と、
前記第1のパケットと第2のパケットとを伝送する手段と、
から構成されたことを特徴とするオーディオ信号及び静止画の伝送システム。
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JP2137999A Expired - Lifetime JP4097345B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | オーディオ信号及び静止画の伝送方法並びに伝送システム |
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JP (1) | JP4097345B2 (ja) |
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1999
- 1999-01-29 JP JP2137999A patent/JP4097345B2/ja not_active Expired - Lifetime
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