JP2002100113A - 再生装置、再生方法、伝送装置、伝送方法及び記憶媒体 - Google Patents

再生装置、再生方法、伝送装置、伝送方法及び記憶媒体

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JP2002100113A JP2000291261A JP2000291261A JP2002100113A JP 2002100113 A JP2002100113 A JP 2002100113A JP 2000291261 A JP2000291261 A JP 2000291261A JP 2000291261 A JP2000291261 A JP 2000291261A JP 2002100113 A JP2002100113 A JP 2002100113A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルインタフェースを用いて所望のオ
ーディオビデオプログラムを高速にディジタルダビング
する。 【解決手段】 再生側では、MPEG2規格のトランス
ポートストリームパケットから構成されるディジタル情
報を通常のN倍のビットレートで再生し、再生されたト
ランスポートストリームパケットから複数個のデータブ
ロックを生成し、通常のN倍のデータブロックを伝送パ
ケットに格納して伝送する。記録側では、伝送パケット
に格納されたデータブロックからトランスポートストリ
ームパケットを再構成し、再構成されたトランスポート
ストリームパケットを記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル映像デ
ータ,ディジタル音声データ等から構成されるオーディ
オビデオプログラムをディジタル伝送する再生装置、再
生方法、伝送装置、伝送方法及び記憶媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のオーディオビデオプログラ
ムを多重化して伝送するデータフォーマットの一つにM
PEG2規格のトランスポートストリーム方式(以下、
「MPEG2−TS」と称する。)が提案されている。
このMPEG2−TSでは、各オーディオビデオプログ
ラムを複数個のMPEG2−TSパケット(1つのMP
EG2−TSパケットは188バイトの固定長パケット
である)で構成することと、各MPEG2−TSパケッ
トを時分割に配列することとが規定されている。
【0003】また、近年、MPEG2−TSパケットを
ディジタル伝送する技術の一つとしてIEEE1394
−1995 High Performance Serial Bus規格(以
下、「IEEE1394−1995規格」と称する。)
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】IEEE1394−1
995規格のIsochronous(アイソクロナス)転送モー
ドを用いて所望のオーディオビデオプログラムのMPE
G2−TSパケットを伝送する場合には、このプログラ
ムのビットレートに合わせて伝送レートを決定してい
た。そのため、IEEE1394−1995規格のディ
ジタルインタフェースを用いて所望のオーディオビデオ
プログラムを外部の記録装置にディジタルダビングする
場合には、このプログラムの再生に要すると同じだけの
時間が必要になるという問題があった。従って、何時間
もあるオーディオビデオプログラムをディジタルダビン
グする場合には、再生側及び記録側の双方を何時間も使
用することができないという問題があった。
【0005】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、ディジタルインタフェースを用いて所望のオー
ディオビデオプログラムを高速にディジタルダビングす
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明の再生装置は、複数個の固定長パケット
から構成されるディジタル情報を通常のN倍のビットレ
ートで再生する再生手段と、通常のN倍のビットレート
で再生された固定長パケットから複数個のデータブロッ
クを生成し、通常のN倍のデータブロックを伝送パケッ
トに格納して外部の記録装置に伝送する伝送手段とを有
することを特徴とする。
【0007】また、本発明の再生方法は、複数個の固定
長パケットから構成されるディジタル情報を通常のN倍
のビットレートで再生する再生工程と、通常のN倍のビ
ットレートで再生された固定長パケットから複数個のデ
ータブロックを生成し、通常のN倍のデータブロックを
伝送パケットに格納して外部の記録装置に伝送する伝送
工程とを有することを特徴とする。
【0008】また、本発明の伝送装置は、複数個の固定
長パケットから構成されるディジタル情報を通常のN倍
のビットレートで入力する入力手段と、通常のN倍のビ
ットレートで入力された固定長パケットから複数個のデ
ータブロックを生成し、通常のN倍のデータブロックを
伝送パケットに格納して外部の記録装置に伝送する伝送
手段とを有することを特徴とする。
【0009】また、本発明の伝送方法は、複数個の固定
長パケットから構成されるディジタル情報を通常のN倍
のビットレートで入力する入力工程と、通常のN倍のビ
ットレートで入力された固定長パケットから複数個のデ
ータブロックを生成し、通常のN倍のデータブロックを
伝送パケットに格納して外部の記録装置に伝送する伝送
工程とを有することを特徴とする。
【0010】また、本発明の再生装置は、MPEG2規
格のトランスポートストリームパケットから構成される
ディジタル情報を通常のN倍のビットレートで再生する
再生手段と、通常のN倍のビットレートで再生されたト
ランスポートストリームパケットから複数個のデータブ
ロックを生成し、通常のN倍のデータブロックを伝送パ
ケットに格納して外部の記録装置に伝送する伝送手段と
を有することを特徴とする。
【0011】また、本発明の再生方法は、MPEG2規
格のトランスポートストリームパケットから構成される
ディジタル情報を通常のN倍のビットレートで再生する
再生工程と、通常のN倍のビットレートで再生されたト
ランスポートストリームパケットから複数個のデータブ
ロックを生成し、通常のN倍のデータブロックを伝送パ
ケットに格納して外部の記録装置に伝送する伝送工程と
を有することを特徴とする。
【0012】また、本発明の伝送装置は、MPEG2規
格のトランスポートストリームパケットから構成される
ディジタル情報を通常のN倍のビットレートで入力で入
力する入力手段と、通常のN倍のビットレートで入力さ
れたトランスポートストリームパケットから複数個のデ
ータブロックを生成し、通常のN倍のデータブロックを
伝送パケットに格納して外部の記録装置に伝送する伝送
手段とを有することを特徴とする。
【0013】また、本発明の伝送方法は、MPEG2規
格のトランスポートストリームパケットから構成される
ディジタル情報を通常のN倍のビットレートで入力で入
力する入力工程と、通常のN倍のビットレートで入力さ
れたトランスポートストリームパケットから複数個のデ
ータブロックを生成し、通常のN倍のデータブロックを
伝送パケットに格納して外部の記録装置に伝送する伝送
工程とを有することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に好
適な実施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)図1は、第1の実施の形態に係る
ダビングシステムの構成を示すブロック図である。図1
において、100はカメラ一体型ディジタルビデオレコ
ーダ、120はディジタルビデオレコーダである。
【0015】カメラ一体型ディジタルビデオレコーダ1
00及びディジタルビデオレコーダ120は何れも、M
PEG2規格のトランスポートストリーム方式(MPE
G2−TS)に従って多重化されたオーディオビデオプ
ログラム(以下、「AVプログラム」と称する。)の記
録、再生、ディジタル入力、ディジタル出力が可能であ
る。ここで各AVプログラムは、ディジタル映像デー
タ、ディジタル音声データ及びそれらの補助データ等か
ら構成される。
【0016】また、カメラ一体型ディジタルビデオレコ
ーダ100及びディジタルビデオレコーダ120は何れ
も、動作モードの一つとしてダビングモードを有する。
前記ダビングモードには、通常ダビング方式と高速ダビ
ング方式との2つのダビング方式がある。
【0017】通常ダビング方式では、再生側の記録媒体
に記録された所定のAVプログラムのMPEG2−TS
パケットを通常のビットレートで再生する。この通常の
ビットレートで再生したMPEG2−TSパケットを通
常の伝送レートでIsochronous転送し、通常の伝送レー
トでIsochronous転送されたMPEG2−TSパケット
を通常のビットレートで記録側の記録媒体に記録する。
【0018】一方、高速ダビング方式では、再生側の記
録媒体に記録された所定のAVプログラムのMPEG2
−TSパケットを通常のN倍のビットレートで再生す
る。この通常のN倍のビットレートで再生したMPEG
2−TSパケットを通常のN倍の伝送レートでIsochron
ous転送し、通常のN倍の伝送レートでIsochronous転送
されたMPEG2−TSパケットを通常のN倍のビット
レートで記録側の記録媒体に記録する。
【0019】次に、図1を用いてカメラ一体型ディジタ
ルビデオレコーダ100の構成について説明する。図1
において、101は撮像部、102は集音部、103は
エンコーダ部、104は記録媒体、105は記録再生
部、106はディジタルインタフェース、107はデコ
ーダ部、108は表示部、109はメモリ、110は操
作部、111は制御部である。
【0020】撮像部101は、撮影モードの場合には、
被写体の光学像を所定フォーマットのディジタル映像デ
ータに変換してエンコーダ部103に供給する。集音部
102は、撮影モードの場合には、マイクロフォン等に
より集音された音響信号を所定フォーマットのディジタ
ル音声データに変換してエンコーダ部103に供給す
る。
【0021】エンコーダ部103は、撮像部101から
供給されるディジタル映像データと集音部102から供
給されるディジタル音声データとをMPEG2規格に従
ってそれぞれエンコード(高能率符号化)する。また、
エンコーダ部103は、エンコードされたディジタル映
像データ及びディジタル音声データとこれらの補助デー
タとからMPEG2−TSパケットを生成する。エンコ
ーダ部103で生成されたMPEG2−TSパケットは
記録再生部105に供給される。
【0022】記録再生部105は、エンコーダ部103
で生成されたMPEG2−TSパケットを記録媒体10
4に記録したり、ディジタルインタフェース106で受
信されたMPEG2−TSパケットを記録媒体104に
記録したりする。また記録再生部105は、記録媒体1
04に記録されたMPEG2−TSパケットを再生した
りする。ここで、本実施の形態の記録媒体104は、光
ディスク、光磁気ディスク、ハードディスク、半導体メ
モリ等のランダムアクセス可能な記録媒体である。記録
媒体104から再生されたMPEG2−TSパケット
は、ディジタルインタフェース106及びメモリ109
に供給される。
【0023】ディジタルインタフェース106は、IE
EE1394−1995規格及びその拡張規格(以下、
これらを「IEEE1394規格」と称する。)に準拠
したディジタルインタフェースである。ディジタルイン
タフェース106は、記録再生部105で再生されたM
PEG2−TSパケットをIsochronous転送したり、他
の機器からIsochronous転送されたMPEG2−TSパ
ケットを受信したりする。他の機器からIsochronous転
送されたMPEG2−TSパケットは、記録再生部10
5及びメモリ109に供給される。
【0024】デコーダ部107は、メモリ109から読
み出されたMPEG2−TSパケットからAVプログラ
ム(ディジタル映像データ、ディジタル音声データ及び
それらの補助データ等から構成される)を再構成し、再
構成されたAVプログラムをMPEG2規格に従ってデ
コード(復号)する。
【0025】表示部108は、デコーダ部107から供
給されるディジタル映像データを液晶パネル等の表示器
に表示したり、デコーダ部107から供給されるディジ
タル音声データをスピーカから出力したりする。操作部
110は、操作キー、操作ボタン、操作パネル等からな
る。ユーザはこの操作部110を操作することでカメラ
一体型ディジタルビデオレコーダ100の動作を制御す
る指示を入力したり、カメラ一体型ディジタルビデオレ
コーダ100の動作モードをダビングモードに設定した
り、高速ダビング方式を選択した場合にはダビング速度
を設定したりする。
【0026】制御部111は、カメラ一体型ディジタル
ビデオレコーダ100の動作を制御したり、選択された
ダビング速度に従って記録再生部105の記録レート或
いは再生レートを制御したりする。また、制御部111
は、選択されたダビング速度に従ってディジタルインタ
フェース106の伝送レートを制御したりする。
【0027】次に、図1を用いてディジタルビデオレコ
ーダ120の構成について説明する。図1において、1
21は記録媒体、122記録再生部、123はディジタ
ルインタフェース、124はデコーダ部、125は表示
部、126はメモリ、127は操作部、128は制御部
である。
【0028】記録再生部122は、ディジタルインタフ
ェース123で受信されたMPEG2−TSパケットを
記録媒体121に記録したり、記録媒体121に記録さ
れたMPEG2−TSパケットを再生したりする。ここ
で、本実施の形態の記録媒体121は、記録媒体104
と同様に、光ディスク、光磁気ディスク、ハードディス
ク、半導体メモリ等のランダムアクセス可能な記録媒体
である。記録媒体121から再生された所望のAVプロ
グラムに対応するMPEG2−TSパケットは、ディジ
タルインタフェース123及びメモリ126に供給され
る。
【0029】ディジタルインタフェース123は、ディ
ジタルインタフェース106と同様に、IEEE139
4規格に準拠したディジタルインタフェースである。デ
ィジタルインタフェース123は、記録再生部122で
再生されたMPEG2−TSパケットをIsochronous転
送したり、他の機器からIsochronous転送されたMPE
G2−TSパケットを受信したりする。他の機器からIs
ochronous転送されたMPEG2−TSパケットは、記
録再生部122及びメモリ126に供給される。
【0030】デコーダ部124は、メモリ126から読
み出されたMPEG2−TSパケットからAVプログラ
ム(ディジタル映像データ,ディジタル音声データ及び
それらの補助データ等から構成される)を再構成し、再
構成されたAVプログラムをMPEG2規格に従ってデ
コード(復号)する。表示部125は、デコーダ部12
4から供給されるディジタル映像データを液晶パネル等
の表示器に表示したり、デコーダ部124から供給され
るディジタル音声データをスピーカから出力したりす
る。
【0031】操作部127は、操作キー、操作ボタン、
操作パネル等からなる。ユーザはこの操作部127を操
作することでディジタルビデオレコーダ120の動作を
制御する指示を入力したり、ディジタルビデオレコーダ
120の動作モードをダビングモードに設定したり、高
速ダビング方式を選択した場合にはダビング速度を設定
したりする。
【0032】制御部128は、ディジタルビデオレコー
ダ120の動作を制御したり、選択されたダビング速度
に従って記録再生部122の再生レート或いは記録レー
トを制御したりする。また、制御部128は、選択され
たダビング速度に従ってディジタルインタフェース12
3の伝送レートを制御したりする。
【0033】次に、図2〜図5を用いて第1の実施の形
態に係るダビングシステムの処理手順を説明する。図2
は、第1の実施の形態に係るダビングシステムの処理手
順を説明するフローチャートである。第1の実施の形態
では、カメラ一体型ディジタルビデオレコーダ100を
再生側(送信側)、ディジタルビデオレコーダ120を
記録側(受信側)とし、カメラ一体型ディジタルビデオ
レコーダ100とディジタルビデオレコーダ120との
間でユーザが選択したAVプログラムをダビングする手
順について説明する。
【0034】ステップS201において、ユーザはカメ
ラ一体型ディジタルビデオレコーダ100の操作部11
0を操作し、現在の動作モードをダビングモードに設定
した後、記録媒体104に記録されたAVプログラムの
中からディジタルビデオレコーダ120にダビングする
1つ又は複数のAVプログラムを選択する。本実施の形
態では、図3を用いて、ビットレート約5MbpsのA
VプログラムB及びCを選択した場合について説明す
る。ステップS202において、カメラ一体型ディジタ
ルビデオレコーダ100の制御部111は、AVプログ
ラムB及びCのダビング方式をユーザに問い合わせる。
ユーザが通常ダビング方式を選択した場合にはステップ
S203に進み、高速ダビング方式を選択した場合には
ステップS209に進む。
【0035】まず、ユーザが通常ダビング方式を選択し
た場合について説明する。このとき、カメラ一体型ディ
ジタルビデオレコーダ100は、通常ダビング方式が選
択されたことをディジタルビデオレコーダ120に通知
する。ステップS203において、カメラ一体型ディジ
タルビデオレコーダ100のディジタルインタフェース
106は、AVプログラムB及びCの通常ダビングに必
要なIsochronousリソースを確保し、ディジタルインタ
フェース106とディジタルインタフェース123との
間に1つの論理的な信号経路(コネクション)を確立す
る。
【0036】ステップS204において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100の記録再生部105
は、AVプログラムB及びCのMPEG2−TSパケッ
トを通常のビットレートで記録媒体104から再生す
る。再生されたMPEG2−TSパケットは、ディジタ
ルインタフェース106及びメモリ109に供給され
る。
【0037】ステップS205において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100のディジタルインタフ
ェース106は、図3に示す手順に従って、記録再生部
105で再生されたMPEG2−TSパケットからIsoc
hronousパケットを生成する。生成されたIsochronousパ
ケットは、ステップS203で設定したコネクションを
介してディジタルビデオレコーダ120のディジタルイ
ンタフェース123にIsochronous転送される。
【0038】図3を用いて第1の実施の形態に係る通常
ダビング方式の処理手順を詳細に説明する。図3の
(1)は、記録媒体104に記録されているMPEG2
−TSパケットの構成例を示す図である。AVプログラ
ムB及びCを構成するMPEG2−TSパケットB1〜
Bb,C1〜Ccのそれぞれは188バイトの固定長で
ある。記録再生部105は、AVプログラムB及びCの
MPEG2−TSパケットを通常のビットレートで順次
再生し、これらをディジタルインタフェース106に供
給する。
【0039】図3の(2)は、各MPEG2−TSパケ
ットからソースパケットを生成する手順を説明する図で
ある。ディジタルインタフェース106は、記録再生部
105から供給されるMPEG2−TSパケットB1〜
Bb,C1〜Ccのそれぞれに4バイトのソースパケッ
トヘッダを付与し、ソースパケット(1つのソースパケ
ットは192バイト)を生成する。このソースパケット
ヘッダは、25ビットのタイムスタンプ(時間情報)を
含む。受信側では、このタイムスタンプを参照してAV
プログラムを再生するタイミングを制御する。
【0040】図3の(3)は、各ソースパケットからデ
ータブロックを生成する手順を説明する図である。ディ
ジタルインタフェース106は、各ソースパケットを2
4バイトのデータブロックに分割する。つまり、1つの
ソースパケットから8個のデータブロックを生成する。
【0041】図3の(4)は、複数のデータブロックか
ら1つのIsochronousパケットを生成する手順を説明す
る図である。ディジタルインタフェース106は、AV
プログラムB及びCのビットレートに応じて1つのIsoc
hronousパケットに格納するデータブロックの個数M
(M=0,1,2,4,8,8の倍数…)を決定する。
【0042】1つのIsochronousパケットに格納される
データブロックの個数Mと伝送レートとの関係は、以下
のとおりである。 ・M=1のとき、伝送レートは1.504Mbps ・M=2のとき、伝送レートは3.008Mbps ・M=4のとき、伝送レートは6.016Mbps ・M=8のとき、伝送レートは12.032Mbps ・M=16のとき、伝送レートは24.064Mbps ・M=24のとき、伝送レートは36.096Mbps ・M=32のとき、伝送レートは48.128Mbps
【0043】本実施の形態のように約5MbpsのAV
プログラムB及びCをIsochronous転送する場合には、
1つのIsochronousパケットに4個のデータブロックを
格納することになる。4個のデータブロックを格納した
Isochronousパケットのそれぞれは、1つのコネクショ
ンを介して略125μsの通信サイクル期間ごとにIsoc
hronous転送される。
【0044】次に、図5を用いてIsochronousパケット
の基本構造を説明する。図5において、501はIsochr
onousパケットのヘッダ、502はヘッダ501に対す
るヘッダCRC(Cyclic Redundancy Check)、503
はCIP(Common Isochronous Packet)ヘッダ、50
4はM個のデータブロックを格納するデータフィール
ド、505はCIPヘッダ503及びデータフィールド
504に対するデータCRCである。
【0045】また、CIPヘッダ503において、SI
D(Source node ID)にはこのIsochronousパケットを
送信するノードのノードIDを格納する。本実施の形態
では、カメラ一体型ビデオレコーダ100が送信ノード
となるので、カメラ一体型ビデオレコーダ100に割り
当てられたノードIDを格納する。DBS(Data Block
Size)には、1データブロックのデータサイズを示す
コードを格納する。本実施の形態では、1データブロッ
クのデータサイズを24バイトとしているので、「24
バイト」を示すコードを格納する。FN(Fraction Num
ber)には、1つのソースパケットから分割されたデー
タブロックの数を示すコードを格納する。本実施の形態
では、1つのソースパケットを8個のデータブロックに
分割しているので、「8」を示すコードを格納する。S
PH(Source Packet Header)には、ソースパケットヘ
ッダが付与されているか否かを示すコードを格納する。
本実施の形態では、ソースパケットヘッダを付与するの
で、「あり」を示すコードを格納する。DBC(Data B
lock Count)には、データブロックの連続性を示すカウ
ント値を格納する。FMT(Format ID)には、データ
フィールド504に格納されたデータのデータフォーマ
ットを示すコードを格納する。本実施の形態では、MP
EG2−TSパケットから生成されたM個のデータブロ
ックを格納するので、「MPEG2−TS」を示すコー
ドを格納する。
【0046】データフィールド504に格納されるデー
タブロックの数は、通常ダビング方式と高速ダビング方
式とで異なる。例えば、約5MbpsのAVプログラム
B及びCを通常ダビング方式でダビングする場合には、
図3に示すように4個のデータブロックがデータフィー
ルド504に格納される。一方、このAVプログラムB
及びCを高速ダビング方式で2倍速ダビングする場合に
は、図4で後述するように8個のデータブロックがデー
タフィールド504に格納され、N倍速ダビングする場
合には、(4×N)個のデータブロックがデータフィー
ルド504に格納される。
【0047】ステップS206において、ディジタルビ
デオレコーダ120のディジタルインタフェース123
は、1つのコネクションを介してIsochronous転送され
たIsochronousパケットを受信し、受信したIsochronous
パケットからMPEG2−TSパケットを再構成する。
再構成されたMPEG2−TSパケットは、記録再生部
122及びメモリ126に供給される。
【0048】ステップS207において、ディジタルビ
デオレコーダ120の記録再生部122は、ディジタル
インタフェース123から供給されるMPEG2−TS
パケットを通常のビットレートで記録媒体121に記録
する。ステップS208において、カメラ一体型ディジ
タルビデオレコーダ100の制御部111は、ステップ
S201で選択された全てのAVプログラムのダビング
が終了したか否かを判定する。ダビングが終了した場合
には、操作部110或いは表示部108を用いて通常ダ
ビングが終了したことをユーザに通知する。
【0049】次に、上述したステップS202におい
て、ユーザが高速ダビング方式を選択した場合について
説明する。このとき、カメラ一体型ディジタルビデオレ
コーダ100は、高速ダビング方式が選択されたことを
ディジタルビデオレコーダ120に通知する。
【0050】ステップS209において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100の制御部111は、A
VプログラムB及びCのビットレート、カメラ一体型デ
ィジタルビデオレコーダ100の再生能力及び送信能
力、ディジタルビデオレコーダ120の受信能力及び記
録能力、現在利用可能なIsochronousリソース(IEE
E1394規格のIsochronous転送モードで必要なチャ
ネル番号及び帯域幅)等に基づいて、現在選択可能なダ
ビング速度を求める。制御部111で求めたダビング速
度は、操作部110或いは表示部108を用いてユーザ
に通知される。ユーザは、操作部110或いは表示部1
08を用いて通知されたダビング速度の中から所望のダ
ビング速度N(N=2,4,8,8の倍数…)を選択す
る。選択されたダビング速度Nは、カメラ一体型ディジ
タルビデオレコーダ100からディジタルビデオレコー
ダ120に通知される。
【0051】ステップS210において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100のディジタルインタフ
ェース106は、AVプログラムB及びCのN倍速ダビ
ングに必要なIsochronousリソースを確保し、ディジタ
ルインタフェース106とディジタルインタフェース1
23との間に1つの論理的な信号経路(コネクション)
を確立する。
【0052】ステップS211において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100の記録再生部105
は、AVプログラムB及びCのMPEG2−TSパケッ
トを通常のN倍のビットレートで記録媒体104から再
生する。再生されたMPEG2−TSパケットは、ディ
ジタルインタフェース106及びメモリ109に供給さ
れる。
【0053】ここで、N倍速でディジタルダビングして
いるAVプログラムB及びCを再生側で確認する手順に
ついて説明する。まず、デコーダ部107はメモリ10
9を用いて通常のN倍のビットレートで再生されたAV
プログラムB及びCを通常のビットレートに変換してデ
コードする。具体的には、メモリ109を用いてN個の
GOP(group of pictures。1つのGOPは15フレ
ーム分のディジタル映像データから構成される)分の1
の割合で間引き処理を行い、通常のビットレートに変換
する。次に、表示部108はデコーダ部107でデコー
ドされたディジタル映像データを表示する。このように
構成することによって、ユーザは高速にダビングしてい
るAVプログラムB及びCの内容を再生側の表示部で簡
単に確認することが可能となる。
【0054】ステップS212において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100のディジタルインタフ
ェース106は、図4に示す手順に従って、記録再生部
105で再生されたMPEG2−TSパケットからIsoc
hronousパケットを生成する。生成されたIsochronousパ
ケットは、ステップS210で設定したコネクションを
介してディジタルビデオレコーダ120のディジタルイ
ンタフェース123にIsochronous転送される。
【0055】図4を用いて第1の実施の形態に係る高速
ダビング方式の処理手順を詳細に説明する。図4の
(1)は、記録媒体104に記録されているMPEG2
−TSパケットの構成例を示す図である。AVプログラ
ムB及びCを構成するMPEG2−TSパケットB1〜
Bb,C1〜Ccのそれぞれは188バイトの固定長で
ある。記録再生部105は、AVプログラムB及びCの
MPEG2−TSパケットを通常のN倍のビットレート
で順次再生し、これらをディジタルインタフェース10
6に供給する。
【0056】図4の(2)は、各MPEG2−TSパケ
ットからソースパケットを生成する手順を説明する図で
ある。ディジタルインタフェース106は、記録再生部
105から供給される188バイトのMPEG2−TS
パケットに4バイトのソースパケットヘッダを付与し、
ソースパケット(1つのソースパケットは192バイ
ト)を生成する。このソースパケットヘッダは、25ビ
ットのタイムスタンプ(時間情報)を含む。受信側で
は、このタイムスタンプを参照してAVプログラムを再
生するタイミングを制御する。
【0057】図4の(3)は、各ソースパケットからデ
ータブロックを生成する手順を説明する図である。ディ
ジタルインタフェース106は、各ソースパケットを2
4バイトのデータブロックに分割する。つまり、1つの
ソースパケットから8個のデータブロックを生成する。
【0058】図4の(4)は、複数のデータブロックか
ら1つのIsochronousパケットを生成する手順を説明す
る図である。ディジタルインタフェース106は、ステ
ップS209で選択されたダビング速度Nに基づいて1
つのIsochronousパケットに格納するデータブロックの
個数M(M=0,1,2,4,8,8の倍数…)を決定
する。そして、M個のデータブロックを格納したIsochr
onousパケットのそれぞれは、略125μsの通信サイ
クル期間ごとにIsochronous転送される。
【0059】従って、例えば、ビットレートが約5Mb
psのAVプログラムBを2倍のダビング速度(N=
2)で高速にダビングする場合、ディジタルインタフェ
ース106は1つのIsochronousパケットに8個のデー
タブロックを格納することになる。また、このAVプロ
グラムBをN倍のダビング速度で高速にダビングする場
合、ディジタルインタフェース106は1つのIsochron
ousパケットに(4×N)個のデータブロックを格納す
ることになる。
【0060】ステップS213において、ディジタルビ
デオレコーダ120のディジタルインタフェース123
は、ディジタルインタフェース106からIsochronous
転送されたIsochronousパケットを受信し、受信したIso
chronousパケットからMPEG2−TSパケットを再構
成する。再構成されたMPEG2−TSパケットは、記
録再生部122及びメモリ126に供給される。
【0061】ここで、N倍速でディジタルダビングして
いるAVプログラムB及びCを記録側で確認する手順に
ついて説明する。まず、デコーダ部124はメモリ12
6を用いて通常のN倍のビットレートで再生され、伝送
されたAVプログラムB及びCを通常のビットレートに
変換してデコードする。具体的には、メモリ126を用
いてN個のGOP分の1の割合で間引き処理を行い、通
常のビットレートに変換する。次に、表示部125はデ
コーダ部124でデコードされたディジタル映像データ
を表示する。このように構成することによって、ユーザ
は高速にダビングしているAVプログラムB及びCの内
容を記録側の表示部で簡単に確認することが可能とな
る。
【0062】ステップS214において、ディジタルビ
デオレコーダ120の記録再生部122は、ディジタル
インタフェース123から供給されるMPEG2−TS
パケットを通常のN倍のビットレートで記録媒体121
に記録する。ステップS215において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100の制御部111は、ス
テップS201で選択された全てのAVプログラムのダ
ビングが終了したか否かを判定する。ダビングが終了し
た場合には、操作部110或いは表示部108を用いて
高速ダビングが終了したことをユーザに通知する。
【0063】以上説明したように第1の実施の形態によ
れば、1つのIsochronousパケットに格納するデータブ
ロックの数をダビング速度に応じて変更することができ
るので、MPEG2−TS方式のAVプログラムを高速
にダビングすることが可能となる。また、第1の実施の
形態によれば、高速にダビングしているAVプログラム
の内容を再生側及び記録側の双方で簡単に確認すること
ができる。
【0064】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態に係るダビングシステムについて説明する。なお、
第2の実施の形態に係るダビングシステムは、上述した
図1の構成と同じ構成なので、図1を用いて説明する。
第2の実施の形態では、各AVプログラムのデータブロ
ックを1つのIsochronousパケットに格納し、各AVプ
ログラムを一括して高速にダビングするダビングシステ
ムについて説明する。
【0065】図6は、第2の実施の形態に係るダビング
システムの処理手順を説明するフローチャートである。
第2の実施の形態では、カメラ一体型ディジタルビデオ
レコーダ100を再生側(送信側)、ディジタルビデオ
レコーダ120を記録側(受信側)とし、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100とディジタルビデオレ
コーダ120との間でユーザが選択したAVプログラム
をダビングする手順について説明する。尚、図6におい
て図2と同様の機能を実行するステップについては図2
と同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0066】ステップS601において、ユーザはカメ
ラ一体型ディジタルビデオレコーダ100の操作部11
0を操作し、現在の動作モードをダビングモードに設定
した後、記録媒体104に記録されたAVプログラムの
中からディジタルビデオレコーダ120にダビングする
複数のAVプログラムを選択する。本実施の形態では、
図7を用いて、ビットレート約5MbpsのAVプログ
ラムB及びCを選択した場合について説明する。
【0067】ステップS602において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100の制御部111は、ス
テップS601で選択されたAVプログラムのダビング
方式をユーザに問い合わせる。ユーザが通常ダビング方
式を選択した場合にはステップS203に進み、高速ダ
ビング方式を選択した場合にはステップS603に進
む。ユーザが通常ダビング方式を選択した場合(ステッ
プS203〜S208)については、上述した図2と同
様の処理となるので説明を省略する。
【0068】次に、ユーザが高速ダビング方式を選択し
た場合について説明する。このとき、カメラ一体型ディ
ジタルビデオレコーダ100は、高速ダビング方式が選
択されたことをディジタルビデオレコーダ120に通知
する。
【0069】ステップS603において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100の制御部111は、ス
テップS601で選択されたAVプログラムのビットレ
ート、カメラ一体型ディジタルビデオレコーダ100の
再生能力及び送信能力、ディジタルビデオレコーダ12
0の受信能力及び記録能力,現在利用可能なIsochronou
sリソース(IEEE1394規格のIsochronous転送モ
ードで必要なチャネル番号及び帯域幅)等に基づいて、
現在選択可能なダビング速度を求める。制御部111で
求めたダビング速度は、操作部110或いは表示部10
8を用いてユーザに通知される。ユーザは、操作部11
0或いは表示部108を用いて通知されたダビング速度
の中から所望のダビング速度N(N=2,4,8,8の
倍数…)を選択する。第2の実施の形態では、ステップ
S603で選択されたダビング速度Nに応じて一括して
ダビングするAVプログラムの数(N個)が決定され
る。選択されたダビング速度Nは、カメラ一体型ディジ
タルビデオレコーダ100からディジタルビデオレコー
ダ120に通知される。
【0070】ステップS604において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100のディジタルインタフ
ェース106は、AVプログラムB及びCのN倍速ダビ
ングに必要なIsochronousリソースを確保し、ディジタ
ルインタフェース106とディジタルインタフェース1
23との間に1つの論理的な信号経路(コネクション)
を確立する。
【0071】ステップS605において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100の記録再生部105
は、N個のAVプログラムのMPEG2−TSパケット
を通常のN倍のビットレートで記録媒体104から再生
する。再生されたN個のAVプログラムのMPEG2−
TSパケットは、ディジタルインタフェース106及び
メモリ109に供給される。
【0072】ここで、N倍速でディジタルダビングして
いるN個のAVプログラムの一つを再生側で確認する手
順について説明する。まず、デコーダ部107はメモリ
109を用いて高速にダビングしているN個のAVプロ
グラムの一つを選択的にデコードする。次に、表示部1
08はデコーダ部107でデコードされたディジタル映
像データを表示する。このように構成することによっ
て、ユーザは高速にダビングしているN個のAVプログ
ラムの一つの内容を再生側の表示部で通常の再生速度で
確認することが可能となる。
【0073】ステップS606において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100のディジタルインタフ
ェース106は、図7に示す手順に従って、記録再生部
105で再生されたMPEG2−TSパケットからIsoc
hronousパケットを生成する。生成されたIsochronousパ
ケットは、ステップS604で設定したコネクションを
介してディジタルビデオレコーダ120のディジタルイ
ンタフェース123にIsochronous転送される。
【0074】図7を用いて第2の実施の形態に係る高速
ダビング方式の処理手順を詳細に説明する。図7の
(1)は、記録媒体104に記録されているMPEG2
−TSパケットの構成例を示す図である。AVプログラ
ムB及びCを構成するMPEG2−TSパケットB1〜
Bb,C1〜Ccのそれぞれは188バイトの固定長で
ある。記録再生部105は、AVプログラムB及びCの
MPEG2−TSパケットを通常のN倍のビットレート
で交互に再生し、これらをディジタルインタフェース1
06に供給する。
【0075】図7の(2)は、各MPEG2−TSパケ
ットからソースパケットを生成する手順を説明する図で
ある。ディジタルインタフェース106は、上述した図
4の(2)と同様に、記録再生部105から供給される
MPEG2−TSパケットB1〜Bb,C1〜Ccのそ
れぞれに4バイトのソースパケットヘッダを付与し、ソ
ースパケットを生成する。
【0076】図7の(3)は、各ソースパケットからデ
ータブロックを生成する手順を説明する図である。ディ
ジタルインタフェース106は、上述した図4の(3)
と同様に、各ソースパケットを24バイトのデータブロ
ックに分割する。
【0077】図7の(4)は、複数のデータブロックか
ら1つのIsochronousパケットを生成する手順を説明す
る図である。ディジタルインタフェース106は、ステ
ップS603で選択されたダビング速度Nに基づいて1
つのIsochronousパケットに格納するデータブロックの
個数M(M=0,1,2,4,8,8の倍数…)を決定
する。そして、M個のデータブロックを格納したIsochr
onousパケットのそれぞれは、略125μsの通信サイ
クル期間ごとにIsochronous転送される。
【0078】従って、例えば、ビットレートが約5Mb
psのAVプログラムB及びCを一括して2倍のダビン
グ速度(N=2)で高速にダビングする場合、ディジタ
ルインタフェース106は1つのIsochronousパケット
に8個のデータブロック(そのうちの4個のデータブロ
ックはAVプログラムBのものであり、残りの4個のデ
ータブロックはAVプログラムCのものである)を格納
することになる。
【0079】ステップS607において、ディジタルビ
デオレコーダ120のディジタルインタフェース123
は、ディジタルインタフェース106からIsochronous
転送されたIsochronousパケットを受信し、受信したIso
chronousパケットからMPEG2−TSパケットを再構
成する。再構成されたMPEG2−TSパケットは、記
録再生部122及びメモリ126に供給される。
【0080】ここで、N倍速でディジタルダビングして
いるN個のAVプログラムの一つを記録側で確認する手
順について説明する。まず、デコーダ部124はメモリ
126を用いて高速にダビングしているN個のAVプロ
グラムの一つを選択的にデコードする。次に、表示部1
25はデコーダ部124でデコードされたディジタル映
像データを表示する。このように構成することによっ
て、ユーザは高速にダビングしているN個のAVプログ
ラムの一つの内容を記録側の表示部で通常の再生速度で
確認することが可能となる。
【0081】ステップS608において、ディジタルビ
デオレコーダ120の記録再生部122は、ディジタル
インタフェース123から供給されるMPEG2−TS
パケットを通常のN倍のビットレートで記録媒体121
に記録する。ステップS609において、カメラ一体型
ディジタルビデオレコーダ100の制御部111は、ス
テップS201で選択された全てのAVプログラムのダ
ビングが終了したか否かを判定する。ダビングが終了し
た場合には、操作部110或いは表示部108を用いて
高速ダビングが終了したことをユーザに通知する。
【0082】以上説明したように第2の実施の形態によ
れば、N個の異なるAVプログラムのデータブロックを
1つのIsochronousパケットに格納することができるの
で、N個の異なるAVプログラムを一括して高速にディ
ジタルダビングすることが可能となる。また、第2の実
施の形態によれば、高速にディジタルダビングしている
複数のAVプログラムの一つの内容を再生側及び記録側
の双方で通常の再生速度で確認することができる。な
お、高速にダビングしている際に、再生側および記録側
の双方で通常の再生速度で内容を確認することができる
AVプログラムは、ディジタルビデオレコーダが自動的
に選択するようにしても良いし、ユーザが操作部を操作
することにより選択するようにしても良い。また、ディ
ジタルビデオレコーダが自動的に選択するようにする場
合には、所定の時間毎に再生表示するAVプログラムを
切り換えて表示するようにしても良い。
【0083】(他の実施形態)上述の各実施の形態で
は、カメラ一体型ディジタルビデオレコーダ100を再
生側(送信側)、ディジタルビデオレコーダ120を記
録側(受信側)とする例について説明したが、本発明は
このような構成に限るものではない。ディジタルビデオ
レコーダ120を再生側(送信側)、カメラ一体型ディ
ジタルビデオレコーダ100を記録側(受信側)として
もよい。
【0084】また、上述の各実施の形態では、再生側で
あるカメラ一体型ディジタルビデオレコーダ100でダ
ビングするAVプログラムを選択し、選択したAVプロ
グラムのダビング速度を決定する例について説明した
が、本発明はこのような構成に限るものではない。記録
側であるディジタルビデオレコーダ120でダビングす
るAVプログラムを選択し、選択したAVプログラムの
ダビング速度を決定するように構成してもよい。
【0085】また、上述の各実施の形態では、カメラ一
体型ディジタルビデオレコーダ100とディジタルビデ
オレコーダ120との間でMPEG2−TS方式のAV
プログラムを高速にダビングする例について説明した
が、本発明はこのような構成に限るものではない。複数
のカメラ一体型ディジタルビデオレコーダ100の間で
上述の実施の形態を実現することも、複数のディジタル
ビデオレコーダ120の間で上述の実施の形態を実現す
ることも可能である。
【0086】また、上述した各実施の形態の機能は、ソ
フトウェアによって実現することも可能である。この場
合、上述した各実施の形態の装置あるいはシステム内の
コンピュータに対して上述した各実施の形態の機能を実
現するためのソフトウェアのプログラムコードを格納し
た記憶媒体を供給し、その装置あるいはシステムのコン
ピュータ(CPUあるいはMPU)がその記憶媒体に格
納されたプログラムコードに従って上述した各実施の形
態の装置あるいはシステムを制御し、上述した各実施の
形態の機能を実現する。
【0087】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードに供給するための
記憶媒体には、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、R
OM等を用いることができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィジタルインタフェースを用いて所望のオーディオビデ
オプログラムを高速にディジタルダビングすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るダビングシステムの構
成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係るダビングシステムの処
理手順を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態に係る通常ダビング方式の処
理手順を詳細に示す模式図である。
【図4】第1の実施の形態に係る高速ダビング方式の処
理手順を詳細に示す模式図である。
【図5】Isochronousパケットの構造を示す図である。
【図6】第2の実施の形態に係るダビングシステムの処
理手順を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態に係る高速ダビング方式の処
理手順を詳細に示す模式図である。
【符号の説明】
100、120 ディジタルビデオレコーダ 101 撮像部 102 集音部 103 エンコーダ部 104、121 記録媒体 105、122 記録再生部 106、123 ディジタルインタフェース 107、124 デコーダ部 108、125 表示部 109、126 メモリ 110、127 操作部 111、128 制御部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の固定長パケットから構成される
    ディジタル情報を通常のN倍(Nは自然数)のビットレ
    ートで再生する再生手段と、 通常のN倍のビットレートで再生された固定長パケット
    から複数個のデータブロックを生成し、通常のN倍のデ
    ータブロックを伝送パケットに格納して外部の記録装置
    に伝送する伝送手段とを有することを特徴とする再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記固定長パケットは、MPEG2規格
    のトランスポートストリームパケットであることを特徴
    とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記伝送パケットをIEEE1394−
    1995規格に準拠したディジタルインタフェースを用
    いて伝送することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    再生装置。
  4. 【請求項4】 前記伝送パケットを所定の通信サイクル
    期間ごとに伝送することを特徴とする請求項1乃至3の
    何れか1項に記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 通常のN倍のビットレートで再生された
    ディジタル情報を通常のビットレートで表示する表示部
    を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項
    に記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記伝送パケットにN個の前記ディジタ
    ル情報のそれぞれから生成された固定長パケットを格納
    することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記
    載の再生装置。
  7. 【請求項7】 複数個の固定長パケットから構成される
    ディジタル情報を通常のN倍のビットレートで再生する
    再生工程と、 通常のN倍のビットレートで再生された固定長パケット
    から複数個のデータブロックを生成し、通常のN倍のデ
    ータブロックを伝送パケットに格納して外部の記録装置
    に伝送する伝送工程とを有することを特徴とする再生方
    法。
  8. 【請求項8】 前記固定長パケットは、MPEG2規格
    のトランスポートストリームパケットであることを特徴
    とする請求項7に記載の再生方法。
  9. 【請求項9】 前記伝送パケットをIEEE1394−
    1995規格に準拠したディジタルインタフェースを用
    いて伝送することを特徴とする請求項7又は8に記載の
    再生方法。
  10. 【請求項10】 前記伝送パケットを所定の通信サイク
    ル期間ごとに伝送することを特徴とする請求項7乃至9
    の何れか1項に記載の再生方法。
  11. 【請求項11】 通常のN倍のビットレートで再生され
    たディジタル情報を通常のビットレートで表示部に表示
    する表示工程を更に有することを特徴とする請求項7乃
    至10の何れか1項に記載の再生方法。
  12. 【請求項12】 前記伝送パケットにN個の前記ディジ
    タル情報のそれぞれから生成された固定長パケットを格
    納することを特徴とする請求項7乃至11の何れか1項
    に記載の再生方法。
  13. 【請求項13】 複数個の固定長パケットから構成され
    るディジタル情報を通常のN倍のビットレートで入力す
    る入力する入力手段と、 通常のN倍のビットレートで入力された固定長パケット
    から複数個のデータブロックを生成し、通常のN倍のデ
    ータブロックを伝送パケットに格納して外部の記録装置
    に伝送する伝送手段とを有することを特徴とする伝送装
    置。
  14. 【請求項14】 複数個の固定長パケットから構成され
    るディジタル情報を通常のN倍のビットレートで入力す
    る入力する入力工程と、 通常のN倍のビットレートで入力された固定長パケット
    から複数個のデータブロックを生成し、通常のN倍のデ
    ータブロックを伝送パケットに格納して外部の記録装置
    に伝送する伝送工程とを有することを特徴とする伝送方
    法。
  15. 【請求項15】 MPEG2規格のトランスポートスト
    リームパケットから構成されるディジタル情報を再生す
    る再生手段と、 通常のN倍のビットレートで再生されたトランスポート
    ストリームパケットから複数個のデータブロックを生成
    し、通常のN倍のデータブロックを伝送パケットに格納
    して外部の記録装置に伝送する伝送手段とを有すること
    を特徴とする再生装置。
  16. 【請求項16】 MPEG2規格のトランスポートスト
    リームパケットから構成されるディジタル情報を再生す
    る再生工程と、 通常のN倍のビットレートで再生されたトランスポート
    ストリームパケットから複数個のデータブロックを生成
    し、通常のN倍のデータブロックを伝送パケットに格納
    して外部の記録装置に伝送する伝送工程とを有すること
    を特徴とする再生方法。
  17. 【請求項17】 MPEG2規格のトランスポートスト
    リームパケットから構成されるディジタル情報を入力す
    る入力手段と、 通常のN倍のビットレートで入力されたトランスポート
    ストリームパケットから複数個のデータブロックを生成
    し、通常のN倍のデータブロックを伝送パケットに格納
    して外部の記録装置に伝送する伝送手段とを有すること
    を特徴とする伝送装置。
  18. 【請求項18】 MPEG2規格のトランスポートスト
    リームパケットから構成されるディジタル情報を入力す
    る入力工程と、 通常のN倍のビットレートで入力されたトランスポート
    ストリームパケットから複数個のデータブロックを生成
    し、通常のN倍のデータブロックを伝送パケットに格納
    して外部の記録装置に伝送する伝送工程とを有すること
    を特徴とする伝送方法。
  19. 【請求項19】 請求項7乃至12及び16の何れか1
    項に記載された再生方法を実現するプログラムを記憶し
    た記憶媒体。
  20. 【請求項20】 請求項14又は18の何れか1項に記
    載された伝送方法を実現するプログラムを記憶した記憶
    媒体。
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