JPH0969250A - 記録又は再生装置 - Google Patents
記録又は再生装置Info
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- JPH0969250A JPH0969250A JP7223565A JP22356595A JPH0969250A JP H0969250 A JPH0969250 A JP H0969250A JP 7223565 A JP7223565 A JP 7223565A JP 22356595 A JP22356595 A JP 22356595A JP H0969250 A JPH0969250 A JP H0969250A
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- tape
- motor
- reel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャプスタンモーターと少なくとも一つのリ
ールモーターとによりテープを搬送する装置において、
テープの送り速度変更時に、過大なテンションの発生や
弛みの発生などを抑制する。 【解決手段】 テープの送り速度変更時、キャプスタン
モーター3に対しては、回転速度検出部61から得られ
たテープ送り速度と目標速度とから、マイコン8内部の
速度制御部81よりエラー信号が生成され、リールモー
ター4に対しては、テープ送り速度もしくは目標速度と
回転速度検出部62から得られたリールのテープ巻径と
から最適な駆動トルクが発生するように、駆動電圧計算
部82より目標駆動電圧が求められる。これらの信号は
一定時間ごとの変化量を一定値以下に抑えられるよう
に、マイコン8内部のリミッタ処理部83及び84にお
いてタイマー割り込みをかけて出力が制限される。送り
速度変化を緩やかにすると共にキャプスタンとリールと
の立上がり・立下り特性を揃えることが可能となる。
ールモーターとによりテープを搬送する装置において、
テープの送り速度変更時に、過大なテンションの発生や
弛みの発生などを抑制する。 【解決手段】 テープの送り速度変更時、キャプスタン
モーター3に対しては、回転速度検出部61から得られ
たテープ送り速度と目標速度とから、マイコン8内部の
速度制御部81よりエラー信号が生成され、リールモー
ター4に対しては、テープ送り速度もしくは目標速度と
回転速度検出部62から得られたリールのテープ巻径と
から最適な駆動トルクが発生するように、駆動電圧計算
部82より目標駆動電圧が求められる。これらの信号は
一定時間ごとの変化量を一定値以下に抑えられるよう
に、マイコン8内部のリミッタ処理部83及び84にお
いてタイマー割り込みをかけて出力が制限される。送り
速度変化を緩やかにすると共にキャプスタンとリールと
の立上がり・立下り特性を揃えることが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状記録媒体
を用いる例えばVTR等のような記録又は再生装置に関
するものである。
を用いる例えばVTR等のような記録又は再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】キャプスタンモーターとは独立してリー
ルを駆動するためのモーターを有する回転ヘッド式磁気
記録再生装置の概略構成を図2に、また各モーターの制
御のブロック図を図5に示す。図中、1はテープ状記録
媒体である磁気テープ、2は磁気ヘッドを搭載した回転
ドラム、3はキャプスタンモーター、31はキャプスタ
ン、4はリールモーター、5は一対のリール、61及び
62はキャプスタン31及びリール5の回転速度検出手
段、7はテープガイド、8はマイコン(マイクロコンピ
ューター)、91及び92はキャプスタンモーター3及
びリールモーター4の駆動回路、10はリールモーター
4で発生する動力を各リール5に選択的に伝達するため
の首振りギア、11はテープ1をキャプスタン31に圧
着させるためのピンチローラーである。
ルを駆動するためのモーターを有する回転ヘッド式磁気
記録再生装置の概略構成を図2に、また各モーターの制
御のブロック図を図5に示す。図中、1はテープ状記録
媒体である磁気テープ、2は磁気ヘッドを搭載した回転
ドラム、3はキャプスタンモーター、31はキャプスタ
ン、4はリールモーター、5は一対のリール、61及び
62はキャプスタン31及びリール5の回転速度検出手
段、7はテープガイド、8はマイコン(マイクロコンピ
ューター)、91及び92はキャプスタンモーター3及
びリールモーター4の駆動回路、10はリールモーター
4で発生する動力を各リール5に選択的に伝達するため
の首振りギア、11はテープ1をキャプスタン31に圧
着させるためのピンチローラーである。
【0003】キャプスタンモーター3及びリールモータ
ー4の駆動によるテープ1の定常状態走行時には、回転
速度検出手段61及び62から得られるキャプスタン3
1及びリール5の回転速度情報、もしくは回転ドラム2
上の磁気ヘッドにより再生されるテープ1上に記録され
たCTLまたはATF情報は、逐時マイコン8に送ら
れ、マイコン8内部においてテープ送り速度と巻取側リ
ール5のテープ巻径との計算が行われる。
ー4の駆動によるテープ1の定常状態走行時には、回転
速度検出手段61及び62から得られるキャプスタン3
1及びリール5の回転速度情報、もしくは回転ドラム2
上の磁気ヘッドにより再生されるテープ1上に記録され
たCTLまたはATF情報は、逐時マイコン8に送ら
れ、マイコン8内部においてテープ送り速度と巻取側リ
ール5のテープ巻径との計算が行われる。
【0004】速度制御を行うキャプスタンモーター3に
ついては、マイコン8内部の速度制御部81において、
テープ送り速度情報と目標速度情報とからエラー信号を
生成し、この信号を駆動回路部91に送ることで、キャ
プスタンモーター3を駆動して正確なテープ送り速度を
実現している。
ついては、マイコン8内部の速度制御部81において、
テープ送り速度情報と目標速度情報とからエラー信号を
生成し、この信号を駆動回路部91に送ることで、キャ
プスタンモーター3を駆動して正確なテープ送り速度を
実現している。
【0005】一方、リールモーター4については、マイ
コン8内部において計算されたテープ送り速度もしくは
目標速度と巻取側リール5のテープ巻径と、モーター4
の駆動電圧−回転数−発生トルクの関係から最適な駆動
トルクを発生するように、駆動電圧計算部82において
駆動電圧を求め、この電圧情報を駆動回路部92に送る
ことで、一定のテンションでの駆動を実現している。
コン8内部において計算されたテープ送り速度もしくは
目標速度と巻取側リール5のテープ巻径と、モーター4
の駆動電圧−回転数−発生トルクの関係から最適な駆動
トルクを発生するように、駆動電圧計算部82において
駆動電圧を求め、この電圧情報を駆動回路部92に送る
ことで、一定のテンションでの駆動を実現している。
【0006】テープ1の送り速度変更時には、マイコン
8内部の目標速度が変更されることで、先の定常速度走
行時と同じ流れで、キャプスタンモーターに3ついては
速度制御がかけられ、リールモーター4については駆動
電圧の変更が行われる。図6に目標速度変更時における
キャプスタンモーター3及びリールモーター4の駆動電
圧変化と送り速度変化との関係を示す。
8内部の目標速度が変更されることで、先の定常速度走
行時と同じ流れで、キャプスタンモーターに3ついては
速度制御がかけられ、リールモーター4については駆動
電圧の変更が行われる。図6に目標速度変更時における
キャプスタンモーター3及びリールモーター4の駆動電
圧変化と送り速度変化との関係を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の磁気記録再生装置においては、キャプスタンモータ
ー3及びリールモーター4の駆動能力の違いや両モータ
ー3及び4にかかる負荷や慣性モーメント等の違いか
ら、リール5とキャプスタン31との回転の立上がり・
立下がり特性に違いのあることが考えられる。例えば、
リールモーター4のほうが立上がり特性が早い、もしく
は立下がり特性が遅い場合は、テープ1に定常走行時よ
りも大きなテンションがかかってしまい、反対にリール
モーター4のほうが立上がり特性が遅い、もしくは立下
がり特性が早い場合には、テープ1が弛み出してしまう
虞れがあった。
成の磁気記録再生装置においては、キャプスタンモータ
ー3及びリールモーター4の駆動能力の違いや両モータ
ー3及び4にかかる負荷や慣性モーメント等の違いか
ら、リール5とキャプスタン31との回転の立上がり・
立下がり特性に違いのあることが考えられる。例えば、
リールモーター4のほうが立上がり特性が早い、もしく
は立下がり特性が遅い場合は、テープ1に定常走行時よ
りも大きなテンションがかかってしまい、反対にリール
モーター4のほうが立上がり特性が遅い、もしくは立下
がり特性が早い場合には、テープ1が弛み出してしまう
虞れがあった。
【0008】また、速度制御のかかっているキャプスタ
ンモーター3は、そのモーター3の能力や制御方式など
により違いがあるにしろ、停止状態もしくは記録・標準
速再生時などの比較的送り速度の低い状態からサーチ・
早送りなどの比較的送り速度の高い状態への変更など、
大幅な送り速度変更を伴うモード変化の際には急激な速
度変動が生じている。このため、先に述べたような立上
がり特性の違いがある場合、速度変更時に生じるテープ
テンションが増加してしまい、テープ1の特にエッジに
ダメージを与えてしまう虞れがあった。
ンモーター3は、そのモーター3の能力や制御方式など
により違いがあるにしろ、停止状態もしくは記録・標準
速再生時などの比較的送り速度の低い状態からサーチ・
早送りなどの比較的送り速度の高い状態への変更など、
大幅な送り速度変更を伴うモード変化の際には急激な速
度変動が生じている。このため、先に述べたような立上
がり特性の違いがある場合、速度変更時に生じるテープ
テンションが増加してしまい、テープ1の特にエッジに
ダメージを与えてしまう虞れがあった。
【0009】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、テープ状記録媒体の送り速度変更時
に、過大なテンションの発生や弛みの発生などを抑制す
ることができる記録又は再生装置を提供することを目的
とする。
れたものであり、テープ状記録媒体の送り速度変更時
に、過大なテンションの発生や弛みの発生などを抑制す
ることができる記録又は再生装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、テープ状記録媒体の搬送手段としてキャ
プスタンモーターと少なくとも一つのリールモーターと
を有し、前記モーターを駆動する駆動回路と、前記テー
プ状記録媒体の送り速度を検出する手段と、前記送り速
度検出手段から得られた速度情報に基づいて前記搬送手
段を電気的に駆動制御して前記テープ状記録媒体を所定
の速度で走行させる制御手段と、を有する記録又は再生
装置において、前記テープ状記録媒体の送り速度変更時
に、前記制御手段から前記駆動回路に送られる情報信号
の時間あたりの変化量に制限を加えるリミッタ手段を有
することを特徴とする。
に、本発明は、テープ状記録媒体の搬送手段としてキャ
プスタンモーターと少なくとも一つのリールモーターと
を有し、前記モーターを駆動する駆動回路と、前記テー
プ状記録媒体の送り速度を検出する手段と、前記送り速
度検出手段から得られた速度情報に基づいて前記搬送手
段を電気的に駆動制御して前記テープ状記録媒体を所定
の速度で走行させる制御手段と、を有する記録又は再生
装置において、前記テープ状記録媒体の送り速度変更時
に、前記制御手段から前記駆動回路に送られる情報信号
の時間あたりの変化量に制限を加えるリミッタ手段を有
することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明においては、テープ状記録媒体の送り速
度変更時に、制御手段から駆動回路に送られる情報信号
の時間あたりの変化量に、リミッタ手段によって制限が
加えられる。これにより、テープ状記録媒体の搬送に用
いられるモーターの駆動電圧をなだらかに変化させてテ
ープ状記録媒体の送り速度変化を緩やかにすると共に、
モーターごとに変化量を調整してリールとキャプスタン
との回転の立上がり・立下がり特性を合わせることがで
き、過大なテンションの発生や弛みの発生などを抑える
ことができる。
度変更時に、制御手段から駆動回路に送られる情報信号
の時間あたりの変化量に、リミッタ手段によって制限が
加えられる。これにより、テープ状記録媒体の搬送に用
いられるモーターの駆動電圧をなだらかに変化させてテ
ープ状記録媒体の送り速度変化を緩やかにすると共に、
モーターごとに変化量を調整してリールとキャプスタン
との回転の立上がり・立下がり特性を合わせることがで
き、過大なテンションの発生や弛みの発生などを抑える
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図4によって説明する。図1は本実施形態の回転ヘッ
ド式磁気記録再生装置における各モーターの制御の流れ
を示すブロック図、図2は装置の概略構成図であり、本
実施形態の装置の全体構成及び定常状態走行時における
各モーターの駆動制御方式については従来例と実質的に
同様である。
〜図4によって説明する。図1は本実施形態の回転ヘッ
ド式磁気記録再生装置における各モーターの制御の流れ
を示すブロック図、図2は装置の概略構成図であり、本
実施形態の装置の全体構成及び定常状態走行時における
各モーターの駆動制御方式については従来例と実質的に
同様である。
【0013】この装置においては、テープ1の送り速度
変更時に、マイコン8から駆動回路部91及び92に送
られる情報信号の時間あたりの変化量に制限を加えるリ
ミッタ処理部83及び84が、そのマイコン8内に備え
られている。
変更時に、マイコン8から駆動回路部91及び92に送
られる情報信号の時間あたりの変化量に制限を加えるリ
ミッタ処理部83及び84が、そのマイコン8内に備え
られている。
【0014】ここで、送り速度変更の命令がきた場合、
定常速度走行時と同様に、キャプスタンモーター3に対
しては、回転速度検出部61から得られたテープ送り速
度と目標速度とから、マイコン8内部の速度制御部81
よりエラー信号が生成され、リールモーター4に対して
は、テープ送り速度もしくは目標速度と回転速度検出部
62から得られたリール5のテープ巻径とから最適な駆
動トルクが発生するように、駆動電圧計算部82より目
標駆動電圧が求められるが、これらの信号は一定時間ご
との変化量を一定値以下に抑えられるように、マイコン
8内部のリミッタ処理部83及び84においてタイマー
割り込みをかけて出力が制限される。
定常速度走行時と同様に、キャプスタンモーター3に対
しては、回転速度検出部61から得られたテープ送り速
度と目標速度とから、マイコン8内部の速度制御部81
よりエラー信号が生成され、リールモーター4に対して
は、テープ送り速度もしくは目標速度と回転速度検出部
62から得られたリール5のテープ巻径とから最適な駆
動トルクが発生するように、駆動電圧計算部82より目
標駆動電圧が求められるが、これらの信号は一定時間ご
との変化量を一定値以下に抑えられるように、マイコン
8内部のリミッタ処理部83及び84においてタイマー
割り込みをかけて出力が制限される。
【0015】キャプスタンモーター3に対しては、リミ
ッタ処理部83によって処理を加えられたエラー信号が
駆動回路部91に送られ、回転速度検出部61から得ら
れたテープ送り速度が目標速度に達した場合、リミッタ
処理部83における処理はバイパスされて通常の速度制
御による駆動に戻る。
ッタ処理部83によって処理を加えられたエラー信号が
駆動回路部91に送られ、回転速度検出部61から得ら
れたテープ送り速度が目標速度に達した場合、リミッタ
処理部83における処理はバイパスされて通常の速度制
御による駆動に戻る。
【0016】一方、リールモーター4については、リミ
ッタ処理部84の出力が駆動回路部92に送られ、回転
速度検出部61から得られたテープ送り速度が目標速度
に達した場合、もしくはその駆動電圧が先に求めた目標
駆動電圧に達した場合、リミッタ処理部84はバイパス
される。
ッタ処理部84の出力が駆動回路部92に送られ、回転
速度検出部61から得られたテープ送り速度が目標速度
に達した場合、もしくはその駆動電圧が先に求めた目標
駆動電圧に達した場合、リミッタ処理部84はバイパス
される。
【0017】図3に本実施形態における速度制御部81
及び駆動電圧計算部82の出力とリミッタ処理部83及
び84の出力との関係を示す。また、図4に本実施形態
における目標速度変更時の駆動電圧変化と送り速度変化
との関係を示す。
及び駆動電圧計算部82の出力とリミッタ処理部83及
び84の出力との関係を示す。また、図4に本実施形態
における目標速度変更時の駆動電圧変化と送り速度変化
との関係を示す。
【0018】ここで、タイマー割り込み間隔tは、リミ
ッタ処理を行わない場合のキャプスタン31とリール5
の立上がり・立下りに要する時間よりも十分に短く、ま
たマイコン8の処理能力に大きな影響を及ぼさない範囲
内で設定され、リミット値aはキャプスタン31とリー
ル5の各々についてその立上がり・立下り特性と割り込
み間隔tとから予め求めておいたものである。
ッタ処理を行わない場合のキャプスタン31とリール5
の立上がり・立下りに要する時間よりも十分に短く、ま
たマイコン8の処理能力に大きな影響を及ぼさない範囲
内で設定され、リミット値aはキャプスタン31とリー
ル5の各々についてその立上がり・立下り特性と割り込
み間隔tとから予め求めておいたものである。
【0019】図4に示されるように、従来例における図
6と比較して、駆動電圧変化を穏やかにすることで、定
常速度走行時における制御特性を従来のままに保って、
送り速度変化を穏やかにすることが可能となる。また、
リミッタ処理部83及び84で許容する変化量や割り込
みの間隔を各々調整することで、キャプスタンモーター
3とリールモーター4との立上がり・立下り特性を揃え
ることが可能となり、テンションの変化を低く抑えるこ
とやテープ弛みの発生を防ぐことが可能となる。
6と比較して、駆動電圧変化を穏やかにすることで、定
常速度走行時における制御特性を従来のままに保って、
送り速度変化を穏やかにすることが可能となる。また、
リミッタ処理部83及び84で許容する変化量や割り込
みの間隔を各々調整することで、キャプスタンモーター
3とリールモーター4との立上がり・立下り特性を揃え
ることが可能となり、テンションの変化を低く抑えるこ
とやテープ弛みの発生を防ぐことが可能となる。
【0020】なお、本実施形態では、キャプスタンモー
ターと一個のリールモーターとを有し、テープテンショ
ンを検出する手段を持たない構成について説明したが、
本発明はこれに限ったものではなく、2個のリールモー
ターを有するものにも同様に適用可能である。また、リ
ールモーターをリールのテープ巻径によらず一定の駆動
電圧で駆動するものについても同様に適用可能である。
さらに、テープテンション検出手段を有し、リールモー
ターに対してテンション制御を行うものについても、速
度制御を行うキャプスタンモーターに対してリミット処
理を行うことで、リールモーターの立上がり特性が遅く
テープが弛み出してしまう場合に、これを防ぐことが可
能となる。
ターと一個のリールモーターとを有し、テープテンショ
ンを検出する手段を持たない構成について説明したが、
本発明はこれに限ったものではなく、2個のリールモー
ターを有するものにも同様に適用可能である。また、リ
ールモーターをリールのテープ巻径によらず一定の駆動
電圧で駆動するものについても同様に適用可能である。
さらに、テープテンション検出手段を有し、リールモー
ターに対してテンション制御を行うものについても、速
度制御を行うキャプスタンモーターに対してリミット処
理を行うことで、リールモーターの立上がり特性が遅く
テープが弛み出してしまう場合に、これを防ぐことが可
能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テープ状記録媒体の送り速度変更時に、送り速度変化を
緩やかにすると共にキャプスタンとリールとの立上がり
・立下がり特性を揃えることが可能となるので、過大な
テンションの発生や弛みの発生などを抑制することがで
き、また、特に大きな送り速度変化を伴うモード移行時
でも、テープ状記録媒体のダメージを防ぐことができ
る。
テープ状記録媒体の送り速度変更時に、送り速度変化を
緩やかにすると共にキャプスタンとリールとの立上がり
・立下がり特性を揃えることが可能となるので、過大な
テンションの発生や弛みの発生などを抑制することがで
き、また、特に大きな送り速度変化を伴うモード移行時
でも、テープ状記録媒体のダメージを防ぐことができ
る。
【図1】本発明の実施の形態の装置における各モーター
の制御ブロック図である。
の制御ブロック図である。
【図2】上記装置の概略構成図である。
【図3】上記装置における速度制御部及び駆動電圧計算
部の出力とリミッタ処理部の出力との関係を示す図であ
る。
部の出力とリミッタ処理部の出力との関係を示す図であ
る。
【図4】(A)は上記装置におけるテープ送り速度変更
時のモーターの駆動電圧変化と送り速度変化との関係を
示す図、(B)はb部の詳細を示す図である。
時のモーターの駆動電圧変化と送り速度変化との関係を
示す図、(B)はb部の詳細を示す図である。
【図5】従来例における各モーターの制御ブロック図で
ある。
ある。
【図6】従来例におけるテープ送り速度変更時の(A)
キャプスタンモーター及び(B)リールモーターについ
て駆動電圧変化と送り速度変化との関係を示す図であ
る。
キャプスタンモーター及び(B)リールモーターについ
て駆動電圧変化と送り速度変化との関係を示す図であ
る。
1 磁気テープ 2 回転ドラム 3 キャプスタンモーター 31 キャプスタン 4 リールモーター 5 リール 61 キャプスタンの回転速度検出部 62 リールの回転速度検出部 7 テープガイド 8 マイコン 81 速度制御部 82 駆動電圧計算部 83、84 リミッタ処理部 91 キャプスタンモーターの駆動回路部 92 リールモーターの駆動回路部 10 首振りギア 11 ピンチローラー
Claims (1)
- 【請求項1】 テープ状記録媒体の搬送手段としてキャ
プスタンモーターと少なくとも一つのリールモーターと
を有し、前記モーターを駆動する駆動回路と、前記テー
プ状記録媒体の送り速度を検出する手段と、前記送り速
度検出手段から得られた速度情報に基づいて前記搬送手
段を電気的に駆動制御して前記テープ状記録媒体を所定
の速度で走行させる制御手段と、を有する記録又は再生
装置において、 前記テープ状記録媒体の送り速度変更時に、前記制御手
段から前記駆動回路に送られる情報信号の時間あたりの
変化量に制限を加えるリミッタ手段を有することを特徴
とする記録又は再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223565A JPH0969250A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 記録又は再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223565A JPH0969250A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 記録又は再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0969250A true JPH0969250A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16800159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7223565A Pending JPH0969250A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 記録又は再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0969250A (ja) |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP7223565A patent/JPH0969250A/ja active Pending
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