JPH096900A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH096900A
JPH096900A JP7151493A JP15149395A JPH096900A JP H096900 A JPH096900 A JP H096900A JP 7151493 A JP7151493 A JP 7151493A JP 15149395 A JP15149395 A JP 15149395A JP H096900 A JPH096900 A JP H096900A
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image
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JP7151493A
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Tadanori Nakatsuka
忠則 中塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力した画像中の各領域の属性の指定を簡単
な操作でもって設定できるようにする。 【構成】 入力部2を介して原稿画像を入力すると、領
域毎に大まかな属性を判定し、各領域を区別するための
枠と属性を示すシンボルパターンを表示部10に表示す
る。操作者はポインティングデバイス等で少なくとも属
性を修正もしくは変更しようとする領域を指定すると、
その指定の度に、その時点で選択された領域の属性を予
め設定された順番に従って修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置、詳しくは
入力した画像データの属性の判定或いは訂正を行ない、
下位の処理に渡す画像処理装置及び方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に文字認識装置においては、イメー
ジスキャナ等から入力した文書画像中の文字領域を抽出
し、その領域毎の属性(縦書きか横書きか等の判定)が
誤っているか否か、或いは、操作者が1つ1つの領域に
対する属性を指定した後、文字認識処理を行なわせてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各領域
毎に属性を一々指定したのでは、多くの領域が存在する
場合にはその作業が繁雑になるし、非常に面倒でもあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】本発明はかかる問題点に鑑みなされたものであ
り、入力した画像中の各領域の属性の指定を簡単な操作
でもって設定できる画像処理装置及び方法を提供しよう
とするものである。
【0005】この課題を解決するため、例えば本発明の
画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、画像の
各領域の属性を決定し、各領域の画像部分を当該属性と
共に下位の処理に渡す画像処理装置であって、入力した
画像中の所望とする複数の領域を指定する指定手段と、
属性変更を指定する属性変更指定手段と、該属性変更指
定手段でもって属性の変更の指示を受ける度に、予め設
定された属性種別の順序に従って属性を選択し、選択さ
れた属性を前記指定手段で指定した複数の領域に対して
与える制御手段とを備える。
【0006】また、本発明の好適な実施態様に従えば、
更に、入力した画像中の各領域毎の枠を表示する枠表示
手段と、各領域毎の属性情報を表示する属性情報表示手
段とを備え、前記指定手段は属性変更対象とする枠を複
数指定し、前記属性変更指定手段は表示された任意の枠
に表示された属性情報に対して操作し、前記制御手段
は、属性変更指定手段による指定がなされる度に、前記
指定手段で指定された枠内の情報の属性を所定の順序に
従って変更することが望ましい。
【0007】これによって、視覚的な枠単位に属性が指
定できるようになり、格別な知識を有さなくても操作す
ることが可能になる。
【0008】また、この場合には、更に、前記属性変更
指定手段で属性の変更が指定された場合、前記指定手段
で指定された複数の枠内に表示された属性情報を、変更
された属性に応じて更新する属性情報更新手段を備える
ことが望ましい。これによって、変更後の属性が確認で
きるようになる。
【0009】また、前記属性情報表示手段で表示される
属性情報は、シンボルパターンであることが望ましい、
これによって、文字等で属性を表示するのに対して、少
ない表示領域でもって属性を操作者に報知することが可
能になる。
【0010】また、前記指定手段は、全領域を一括して
指定することを含むことが望ましい。これによって単一
の属性からなる画像を入力した際に、一度に全部の属性
を指定できるようになる。
【0011】また、前記下位の処理は、文字認識処理で
あることが望ましい。これによって、正しい認識処理を
行なわせる、もしくは効率の良い文字認識を行なわせる
ことが可能になる。
【0012】また、前記属性には、文字イメージが縦書
き、横書きの種別情報が含まれることが望ましい。これ
によって文字認識する際の認識の順序が、文字列の読み
方向に認識されるようになる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明にかかる実施
例を詳細に説明する。
【0014】<文字認識装置の説明(図1)>図1は実
施例の文字認識装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図1において、1は文字認識装置であり、2は文書
画像を読取って入力する入力部で、例えばスキャナ等に
より構成され、原稿画像データをデジタルデータとして
入力している。3は装置1全体を制御する演算処理用の
中央処理装置(以下、CPUという)を示している。4
はROMで、CPU3の図3以降のフローチャートで示
された制御プログラムや各種データを格納している。5
はメモリ(RAM)で、CPU3のワークエリアとして
使用されると共に、入力部2より入力された文書画像デ
ータを記憶する領域、前処理部7で切り出された文字パ
ターンの位置、大きさを記憶する領域、更にはイメージ
の中で認識を行う場所すなわちブロック枠座標情報を格
納する場合にも使用する。6は属性変更部で、不図示の
ポインティングデバイス等による操作によって、ブロッ
クシンボル(詳細は後述する)やその属性の変更を行
う。7は前処理部で、メモリ5に記憶された文書画像の
1文字のパターンを切出す。8は認識部で、前処理部7
によって前処理されたパターンから幾何学的特徴を抽出
し、あらかじめ認識用辞書9に格納されている標準パタ
ーンと照合して文書画像の文字認識を行っている。10
は表示部で、入力された文書画像を表示するイメージ表
示部14、認識結果表示部15、ブロック枠表示部1
6、属性表示部17からなる。11はシステムバスで、
CPU3よりのデータバス、アドレスバスおよび制御信
号バス等を含んでいる。12は外部の出力装置、例えば
プリンタ13等とのインタフェース制御を行うインタフ
ェース部を示している。また、18はキーボード及びマ
ウス(ポインティングデバイスの一種)である。
【0015】上記構成において、入力部2から原稿画像
を入力しメモリ5に格納する。そして、格納された画像
データとは別個に縮小画像をメモリ5上に生成する。縮
小画像は、例えば原画像のn×nの画素ブロックを1つ
の縮小画素とするもので、n×nの画素ブロック中に1
つでも黒画素が存在する場合に縮小画素を黒画素として
決定するものである。この処理を行うと、結局、原画像
を縦横それぞれ1/n倍にしたことと同じになり、且
つ、連接する文字イメージ(文字パターンのドットイメ
ージ)が互いに連結された状態になる。
【0016】この連結されたドット分布に外接する矩形
を順次定義していき、領域分割していく。尚、領域分割
処理で得られた領域の大きさ及びその中に含まれる黒画
素の割合等で、処理ブロックの大方の属性(文字か図形
か、文字であれば縦書きか或いは横書きか等)は判断で
きるようになっている。
【0017】以下、実施例では、領域分割処理を上記の
ようにして処理したものとして説明するが、領域分割処
理はこれに限らず如何なる処理でも行ってよく、属性判
定処理もこれに限るものではない。
【0018】<イメージウインドウの説明(図2)>図
2は実施例の文字認識装置1に入力された文書画像(メ
モリ5に格納されている)と領域分割結果及び領域の属
性を示すイメージウインドウの一例を示す図である(イ
メージ表示部14が処理する)。
【0019】図2において、21は入力部2で読取られ
た文書画像を示すイメージウインドウである。22は領
域分割の結果である枠(1つの領域のサイズを明示する
枠)であり、ここではテキスト部分の段落の位置を示し
ている。23及び24は領域の属性を示すブロックシン
ボルである。ブロックシンボル23は右側を向いている
ことで、そのブロック枠内の文章は横書きとして認定さ
れたことを示している。中の数字1は文字認識させる順
序を示している。また、ブロックシンボル24は該当す
る領域が縦書きであることを示している。
【0020】すなわち、図2は、本来、全ての領域が横
書きとして認定すべきところ、いくつかのブロック枠内
の文章が縦書きであると認定されてしまっている状態を
示している。
【0021】かかる状況になった場合において、実施例
では、誤判定された属性を、一括して訂正或いは指定す
るものである。
【0022】以下、実施例における文字認識処理を図3
のフローチャートに基づいて説明する。尚、この処理を
実行する制御プログラムはROM4に記憶されている。
【0023】まずステップS31で、操作者によりセッ
トされた文書画像を入力部2(スキャナ)により読取っ
て入力し、メモリ5に記憶する。
【0024】次にステップS32に進み、領域分割を行
う。領域分割によってテキストの段落、図、表、罫線な
どを取り出す。
【0025】次にステップS33に進み、領域の属性を
判定し、結果をメモリ5に記憶し、属性表示部17で各
ブロックの枠を表示すると共に、属性をブロックシンボ
ルという形式で表示すると共に、イメージ表示部14で
読み取った画像を表示する。
【0026】次にステップS34に進み、マウス18を
使って領域の属性を修正する。そして、ステップS35
に進み、修正された属性に従って、文字認識を行う。最
後に、ステップS36に進み、認識結果を表示する。
【0027】図4は、図3のステップS34の対応イメ
ージ表示の処理を示すフローチャートである。
【0028】まずステップS41で、複数のブロック枠
を選択する。実施例では、例えば、図5に示す様に、ポ
インティングデバイス(マウス18)を操作して、表示
画面の上部に表示されたメニューバー中の“編集”のプ
ルダウンメニューを表示させ、“すべてのブロック枠を
選択”を指定することで、イメージウインドウ内の全て
のブロック枠の属性が編集対象として選択する。選択さ
れたブロック枠は図6に示す様に4隅に灰色の四角から
なる印が付いて選択されていないブロック枠と区別され
るので、操作者はそれを確認できる。ここでは、すべて
のブロック枠が選択されている。
【0029】次にステップS42で、予めメモリ5に確
保された変数iに初期値として“0”を格納する。
【0030】ついで、ステップS43で、表示されたブ
ロックシンボルのいずれかに、マウス18に連動するカ
ーソルを位置させ、そこでマウス18に備えられたボタ
ンを1回押下(この操作をクリックという)されたかを
判断する。
【0031】ブロックシンボルでのクリックを検出する
と、処理はステップS44に進み、変数iが“0”か否
かを判断する。図6は、ブロックシンボルの1つに、マ
ウス18に連動するカーソルが移動した状態を示してい
る。
【0032】変数iが“0”の場合には、処理はステッ
プS45に進み、その時点で選択されているブロック
(上記例では全ブロック)内の文字イメージが横書きで
あるものとして、選択ブロックの属性を一度に修正す
る。
【0033】ついで、ステップS46で、変数iを
“1”だけインクリメントし、ステップS49に進む。
【0034】ステップS49では、修正された属性に従
って、選択されたブロック内のブロックシンボル表示を
更新する。この状態は図7に示すとおりである。この
後、処理はステップS43に戻る。
【0035】一方、ステップS44で、変数iが“0”
以外であると判断した場合には、ステップS47に処理
が移る。
【0036】ここで、選択されているブロック枠(全ブ
ロック枠)の属性を一度に縦書きに修正し、次のステッ
プS48で変数iを“0”で初期化する。この後、ステ
ップS49に進むことになるので、選択されたブロック
のブロックシンボルを縦書き用に更新表示する。
【0037】従って、ブロックシンボルをクリックする
ことによって、選択されている全ブロックのブロックシ
ンボルは、横書き用シンボル→縦書き用シンボル→横書
き用シンボル→…という順に、属性の種類だけ順次切り
替わるとともに、表示画面でもその移り変わりを確認で
きるようになる。
【0038】さて、ブロックシンボルのクリックを検出
できない場合、処理はステップS44からステップS5
0に移り、文字認識指示であるか否かを判断する。文字
認識指示は、たとえば図5に示すような表示画面上部に
表示されたメニューバー中の“認識”が指定されたかど
うかで判断する。この“認識”以外がクリックされたこ
とを検出した場合には、対応する処理をステップS51
で行ない、ステップS43以降の処理を繰り返す。ま
た、認識指示がなされたら、本処理(図3のステップS
34)の処理を終え、次の処理(図3のステップS3
5)に移る。
【0039】すなわち、その時に選択されていた(四隅
に四角の印がつけられた)ブロック枠のイメージ情報と
共に、その属性情報を下位の文字認識処理に渡し、認識
処理を行わせる。文字認識処理は、その時点で選択され
ているブロック番号の小さいものから順番にブロック枠
の内部にある文字イメージを受け、決定された方向(属
性)に従って順次文字認識処理を行っていく。
【0040】以上の結果、少ない操作でもって複数のブ
ロック枠内の情報の属性を変更もしくは修正することが
可能になる。特に実施例によれば、格別、属性設定メニ
ュー等を表示せずとも、ブロックシンボルの1つをクリ
ックすることを繰り返すことで、選択されていたブロッ
クの属性は順次視覚的に変更されていく様が確認できる
ようになる。従って、選択されたブロックの属性を縦書
きにした場合には、マウス18を2回クリックすること
で実現できる。
【0041】尚、一般に、文章は横書きになっている割
合が多い。この意味で、属性変更の最初の状態では、横
書きにさせた。しかしながら、縦書きの文章を認識する
ことが多い業務などでは、2回の操作(クリック)する
ことが必要になる。従って、変更する順番を操作者が任
意に変更できるようにすることが望ましい。また、変更
した内容は、不揮発性メモリ(たとえばハードディスク
等)に記憶させておけば、格別な変更指示をしない限
り、その業務に適応した使い易い環境を維持できるの
で、都合が良い。
【0042】尚、上記説明では、一度に全てのブロック
枠内の属性を変更対象にする例を示したが、所望とする
ブロック枠を順次選択しても良い。例えば、マウス等を
使用するのであれは、右ボタンを押下しながら(もしく
はキーボードの所定のキーを押しながら)、所望とする
ブロック枠を左ボタンでクリックすることで、処理対象
のブロック枠を追加的に選択する。このようにすること
で、上記実施例で説明したシングルクリック及びダブル
クリックと区別でき、所望とするブロック枠のみ(複数
のブロック枠)を選択することが可能になる。
【0043】また、上記説明では、ブロック枠内の属性
として縦書き、横書きの2つの状態についてのみ説明し
た。しかしながら、これによって本願発明が限定される
ものではない。たとえば、属性の種別が3以上ある場合
には、操作する度に、選択されたブロックの属性の変更
及びブロックシンボルを更新するという処理を巡回すれ
ば良い。但し、属性が3以上の場合には、当然のことな
がら、ブロックシンボルもそれに応じた数を有する。
【0044】例えば、原稿が文章(文字)、写真、表や
図形等が混在している場合を考え、文字領域であると判
定された場合のシンボルは上記のように5角形(縦・横
向きがある)、写真の場合には円、表や図形の場合に三
角形として表示されるとする。このとき、文字であるに
もかかわらず、いくつかの領域が写真と認定されている
場合には間違って認定されたブロック群を選択し、適当
なブロック内のブロックシンボルをクリックする作業を
行って行き、所望とする属性になるまで作業を行なえば
良い。
【0045】尚、実施例では、属性の変更をポインティ
ングデバイスの一種であるマウスを使用する例を説明し
たが、これに限らず、キーボードや、キーボードとポイ
ンティングデバイスの組み合わせでもって実現させても
良い。
【0046】また、属性としては、上記文字、写真、図
形に限定されるものではない。例えば文字の場合には、
先に説明したように、横書き、縦書きがあるが、その他
としては日本語、英語等の言語の種別も含めることもで
きる。尚、属性のおおざっぱな判定処理は、如何なる手
法を取り入れても良い。
【0047】また、認識結果は、テキストデータとして
記憶保持することも、編集することも、さらには印刷す
ることも可能になるのは言うまでもない。
【0048】以上説明したように本実施例によれば、原
稿内に領域が細かく複数存在し、属性の修正が多い場合
でも容易に修正ができる、ユーザにとって使い易い文字
認識装置を実現することができる。
【0049】特に、一度に全てのブロック枠を選択する
ことを可能にするので、単一の属性を持った原稿(例え
ば横書きの文章のみの原稿)の場合には、単純な操作
(マウスであればクリック)でもって全属性を一括して
順次修正或いは指定することが可能になる。
【0050】尚、表(罫線を含む)や図形等の属性を付
されたブロック枠内のイメージ、或いは写真等の属性が
付されたブロック内のイメージについての下位の処理と
しては、ファイルとして保存する際の圧縮処理の種別、
変倍するときの変倍の種別等に適応できる。
【0051】<第2の実施例>第1の実施例では、図4
のステップS41においてプルダウンメニューでもって
全てを選択する旨を指示した場合に、全ブロックを選択
させたが、全ブロックの選択する操作はこれに限らず、
如何なる手法を用いてもよい。たとえばキーボード上の
特定のキーが押下された場合に全ブロックを選択しても
構わない。
【0052】以上の説明により第2の実施例においても
前述の第1の実施例と同様の作用・効果を得ることがで
きる。
【0053】<第3の実施例>第1の実施例では、ブロ
ックの属性を示すブロックシンボルを5角形等であると
して説明したがが、この形や位置、色、大きさ等何でも
良い。但し、操作者から見て、それらが互いに区別可能
になっていることが望ましい。また、ブロックシンボル
のの表示形態を操作者自由に変更できるようにしても良
い。
【0054】以上の説明により第3の実施例においても
前述の第1の実施例と同様の作用・効果を得ることがで
きる。
【0055】<第4の実施例>第1の実施例によれば、
たとえば属性の数が5個の場合には、所定の操作を行う
度に、属性を巡回させたがこれに限るものではない。
【0056】たとえば、キーボードのシフトキーを押下
しながらブロックシンボルをクリックすることで、 表→図→写真→表→… と巡回し、コントロールキーを押下しながらブロックシ
ンボルをクリックした際には、 英語→日本語(縦書き)→日本語(横書き)→英語→… と巡回させることで、情報の種類に応じた操作を使い分
けても良い。
【0057】また、これらの操作方法、ブロックシンボ
ルの表示形態(表示位置や形状や色、大きさ等)を一義
的に決めておくのではなく、操作者が本実施例の処理環
境を自由に変更できるようにしても良い。この場合に
も、設定した処理環境は不揮発性記憶媒体(たとえばハ
ードディスク等)に保存させる。この結果、次回操作す
る場合にも、前回の操作内容のまま操作環境を得ること
ができるので、ユーザフレンドリーになる。但し、1つ
の装置を複数の人間が使用することも考えられるので、
個人毎にこれらの情報を設定登録し、使用する段階でユ
ーザ名やIDを設定して、環境情報を取り込むようにす
れば良い。もしくは、デフォルトの環境情報を設け、第
三者が使用する場合には、デフォルトの環境で操作する
ようにしても良いであろう。
【0058】また、ブロックシンボルの場合にも、予め
いくつかを容易しておき、属性毎にどのシンボルを割り
当てるかを設定登録すれば良いであろう。
【0059】以上説明した様に本実施例によれば、原稿
内に領域が細かく複数存在し、属性の修正が多い場合で
も容易に修正ができる。このため、文書原稿を読取って
認識し修正する際、使い易く文字認識の操作性が向上す
る効果がある。
【0060】また、実施例では、処理対象の原稿画像は
イメージスキャナ等から入力するものとして説明した
が、イメージを記憶した記憶媒体(例えばフロッピーデ
ィスク等)や、回線を介して受信した場合にも適応でき
るので、上記例によって本願発明が限定されるものでは
ない。
【0061】また、更に、実施例では、単独の装置、或
いは複数の機器から構成されるシステムに適応しても、
装置或いはシステムに外部からプログラムを供給するこ
とによっても達成できるのは言うまでもないことでであ
る。従って、本願発明を実現するプログラムを内蔵させ
た記憶媒体にも容易に適応することが可能になる。
【0062】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、入力
した画像中の各領域の属性の指定を簡単な操作でもって
設定できるようになる。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の文字認識装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】第1の実施例の文字認識装置における表示部及
びメニューを示す図である。
【図3】第1の実施例の文字認識装置の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】第1の実施例のステップS34の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図5】第1の実施例の文字認識装置における表示部及
びメニューを示す図である。
【図6】第1の実施例の文字認識装置における表示部及
びメニューを示す図である。
【図7】第1の実施例の文字認識装置における表示部及
びメニューを示す図である。
【符号の説明】
1 文字認識装置 2 入力部 3 CPU 4 ROM 5 メモリ 6 属性変更部 7 前処理部 8 認識部 9 認識用辞書 10 表示部 11 システムバス 12 インタフェース部 13 プリンタ 14 イメージ表示部 15 認識結果表示部 16 ブロック枠表示部 17 属性表示部 18 キーボード及びマウス

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の各領域の属性を決定し、各領域の
    画像部分を当該属性と共に下位の処理に渡す画像処理装
    置であって、 入力した画像中の所望とする複数の領域を指定する指定
    手段と、 属性変更を指定する属性変更指定手段と、 該属性変更指定手段でもって属性の変更の指示を受ける
    度に、予め設定された属性種別の順序に従って属性を選
    択し、選択された属性を前記指定手段で指定した複数の
    領域に対して与える制御手段とを備えることを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 更に、入力した画像中の各領域毎の枠を
    表示する枠表示手段と、 各領域毎の属性情報を表示する属性情報表示手段とを備
    え、 前記指定手段は属性変更対象とする枠を複数指定し、 前記属性変更指定手段は表示された任意の枠に表示され
    た属性情報に対して操作し、 前記制御手段は、属性変更指定手段による指定がなされ
    る度に、前記指定手段で指定された枠内の情報の属性を
    所定の順序に従って変更することを特徴とする請求項第
    1項に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記属性変更指定手段で属性の変
    更が指定された場合、前記指定手段で指定された複数の
    枠内に表示された属性情報を、変更された属性に応じて
    更新する属性情報更新手段を備えることを特徴とする請
    求項第2項に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記属性情報表示手段で表示される属性
    情報は、シンボルパターンであることを特徴とする請求
    項第2項に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記指定手段は、全領域を一括して指定
    することを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記下位の処理は、文字認識処理である
    ことを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記属性には、文字イメージが縦書き、
    横書きの種別情報であることを特徴とする請求項第1項
    に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 画像の各領域の属性を決定し、各領域の
    画像部分を当該属性と共に下位の処理に渡す画像処理方
    法であって、 入力した画像中の所望とする複数の領域を指定する指定
    工程と、 属性変更を指定する属性変更指定工程と、 該属性変更指定工程でもって属性の変更の指示を受ける
    度に、予め設定された属性種別の順序に従って属性を選
    択し、選択された属性を前記指定工程で指定した複数の
    領域に対して与える制御工程とを備えることを特徴とす
    る画像処理方法。
  9. 【請求項9】 更に、入力した画像中の各領域毎の枠を
    表示する枠表示工程と、 各領域毎の属性情報を表示する属性情報表示工程とを備
    え、 前記指定工程は属性変更対象とする枠を複数指定し、 前記属性変更指定工程は表示された任意の枠に表示され
    た属性情報に対して操作し、 前記制御工程は、属性変更指定工程による指定がなされ
    る度に、前記指定工程で指定された枠内の情報の属性を
    所定の順序に従って変更することを特徴とする請求項第
    8項に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 更に、前記属性変更指定工程で属性の
    変更が指定された場合、前記指定工程で指定された複数
    の枠内に表示された属性情報を、変更された属性に応じ
    て更新する属性情報更新工程を備えることを特徴とする
    請求項第9項に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記属性情報表示工程で表示される属
    性情報は、シンボルパターンであることを特徴とする請
    求項第9項に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記指定工程は、全領域を一括して指
    定することを特徴とする請求項第8項に記載の画像処理
    方法。
  13. 【請求項13】 前記下位の処理は、文字認識処理であ
    ることを特徴とする請求項第8項に記載の画像処理方
    法。
  14. 【請求項14】 前記属性には、文字イメージが縦書
    き、横書きの種別情報であることを特徴とする請求項第
    8項に記載の画像処理方法。
JP7151493A 1995-06-19 1995-06-19 画像処理装置及び方法 Withdrawn JPH096900A (ja)

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JP7151493A JPH096900A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 画像処理装置及び方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014197892A (ja) * 2014-06-23 2014-10-16 シャープ株式会社 画像表示装置、画像形成装置、属性表示方法、コンピュータプログラム及び記録媒体

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