JPH0968750A - カメラ及びカートリッジ移動装置 - Google Patents

カメラ及びカートリッジ移動装置

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JPH0968750A
JPH0968750A JP8031909A JP3190996A JPH0968750A JP H0968750 A JPH0968750 A JP H0968750A JP 8031909 A JP8031909 A JP 8031909A JP 3190996 A JP3190996 A JP 3190996A JP H0968750 A JPH0968750 A JP H0968750A
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cartridge
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loading
moving
chamber
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JP8031909A
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Kazushige Ichino
一滋 市野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジの大きさの違いや装填中のカー
トリッジのカートリッジ室内での変動が生じても、カー
トリッジに具備される凹部と係合爪との係合を確実に保
持し、安定したカートリッジの装填を行う。 【解決手段】 カートリッジ1に具備される凹部1fに
係合する係合爪8bを、カートリッジの装填方向に対し
て略垂直な平面上において独立な二方向に可動な構成と
し、前記係合爪の可動方向を、カートリッジの凹部への
係合方向のみならず、装填方向に対して略垂直な平面上
での装填中におけるカートリッジの変動に合わせた方向
の、二方向にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジをカ
ートリッジ室に対し移動させ装填、排出等を行わせるカ
メラ又はカートリッジ移動装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フィルムの全てを収納し、更に遮光のた
めの開閉扉を持ったフィルムカートリッジ(以下、単に
カートリッジと記す)や、前記フィルム面上に磁気記録
部を有するカートリッジが従来より提案されている。ま
た、前記磁気記録部を有するカートリッジを用い、前記
磁気記録部へ撮影情報を記録したり、或は、ここよりフ
ィルム規定駒数等の情報を再生したりする機能を持った
カメラも種々提案されている。
【0003】図11は上記フィルムの全てを収納し遮光
開閉扉を持ったカートリッジの外観を示す図である。ま
た、図12にカメラに図11のカートリッジを装填した
状態におけるその中央断面図を示している。
【0004】これらの図において、カートリッジ1の外
壁1aの上端面には、カートリッジ1内部にあってフィ
ルム1gを巻き取る為のカートリッジ軸1dとカメラの
巻上げフォーク2とを嵌合させる穴1bと、遮光開閉蓋
1eを開閉させる為の開閉ドライバ3が入り込む穴1c
が設けられている。
【0005】そして、この様な構成のカートリッジ1を
その軸方向から装填・排出させる構造のカメラは既に種
々提案されている。更に、カートリッジ1の装填・排出
をモータ等によって電動で行うものも、以下に示す様に
幾つか提案されている。
【0006】(第1の従来例)カートリッジ室蓋の開閉
に連動させて、カートリッジ1の端面及び外壁を保持す
るカートリッジ保持部材を送りねじによって昇降させ、
該カートリッジ1の装填・排出を行う構造のもの(特開
平5−210163号)。
【0007】(第2の従来例)送りねじによって昇降す
るカートリッジ保持部材に、カートリッジ1に形成され
た凹部(図11,図12の1f)に係合する係合爪を設
ける構造のもの(特願平5−337493号)。
【0008】この第2の従来例の概念的なカメラの横断
面図を、図13(a)に示す。
【0009】カートリッジ保持部材101には嵌合穴1
01aとねじ穴101bとが設けられており、不図示の
嵌合軸によって支持され、前記ねじ穴101bに螺合さ
れるねじによって該カートリッジ保持部材101は紙面
垂直方向に昇降する構造になっている。また、カートリ
ッジ保持部材101は係合爪102を移動可能に保持し
ており、該係合爪102はバネ103によって矢印C方
向に常に付勢されている。
【0010】よって、カートリッジ1がカートリッジ室
4に挿入された際には、該カートリッジ1に形成された
凹部1fにこの係合爪102が係合し、以後カートリッ
ジ保持部材101が図13(a)の紙面手前側に移動せ
られることにより、カートリッジ1はカートリッジ室4
の所定の位置まで引き込まれることになる。
【0011】また、排出時は、カートリッジ保持部材1
01から延びた腕部101cがカートリッジ1の端面と
当接している為、カートリッジ保持部材101が図13
(aの紙面奥側に移動せられることにより、カートリッ
ジ1はカートリッジ室4から送り出されることになる。
【0012】(第3の従来例)フィルム面に磁気記録部
を具備する図11の様なカートリッジ1を用い、前記磁
気記録部に対し磁気記録あるいは再生を行うカメラにお
いて、その磁気記録,再生動作を正確に行うために、以
下の提案がなされている。
【0013】カートリッジ1の外壁等には触れずに、フ
ィルムを巻取っているカートリッジ軸だけを軸の両端か
ら支持し、これを回転させることによって、フィルムの
給送速度を安定させ、磁気記録,再生を正確に行う構造
のもの(特開平4−234744)。
【0014】図14を用いてこの従来例について説明す
る。
【0015】この従来例では、カートリッジ1の外壁1
a等を支持,接触するものではなく、巻上げフォーク2
及びこれに対向した位置に設けられる支持部材104に
よりカートリッジ軸1dを両端から支持している。そし
て、前記支持部材104はカートリッジ室蓋106に回
転可能に支持され、かつ、バネ105によって軸方向に
付勢されており、カートリッジ軸1dを安定的に巻上げ
フォーク2に押し付け且つ回転可能な構造になってい
る。
【0016】よって、カートリッジ1は外壁1a等によ
る支持ではなく、カートリッジ軸1dのみによる支持で
保持される。この状態は外壁1aのみを見ればカートリ
ッジ室内で浮いている様な状態であるので、以下、この
構造による支持を「フローティング」と呼ぶものとす
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
様な従来技術においては 1)カートリッジの装填・排出を確実,安定的に行う。
【0018】2)装填後にフローティングを確実に行
う。 という、両方を同時に実現することは困難であった。
【0019】つまり、図13(a)に示す第2の従来例
と図14に示す第3の従来例の組み合わせを考えた場
合、排出時は腕部101cによって確実にカートリッジ
1を送り出すことが出来るが、上記1),2)を実現す
る為にこれを図14の様なフローティング可能な構造と
した場合、装填(引き込み)時には以下の様な問題が発
生する。
【0020】カートリッジ自体は装填後にフローティン
グさせるために、カートリッジ室4に比べ小さく(その
外形が)設定され、又その大きさにもバラツキがある。
そのため、装填途中はカートリッジ1はカートリッジ室
4に対し、図13(a),(b)において、矢印A方向
以外に矢印B方向にも動くことが考えられる。
【0021】しかし、係合爪102は図13中矢印C方
向にのみ移動可能に付勢されているため、図13(b)
の様にカートリッジ1が最も左上に偏ってしまうと、係
合爪102と凹部1fとの係合量が少なくなってしま
い、最悪の場合には係合が外れ装填失敗を起こしてしま
う。
【0022】また、第1の従来例では、カートリッジ1
の外壁1a等を保持し、装填・排出を行っているため、
装填途中の引き込み失敗は発生しないが、装填後フロー
ティング支持は出来ない。
【0023】更に、上記第2と第3の従来例の組み合わ
せのものについても、装填完了後、係合爪102はカー
トリッジ1の外壁1aの一部である凹部1fに係合した
ままであるので、これもフローティング支持であるとは
言い難い。
【0024】(発明の目的)本発明の第1の目的は、カ
ートリッジの大きさの違いやカートリッジ室内でカート
リッジ移動中に変動が生じても、カートリッジとの係合
を確実に保持し、カートリッジ室に対するカートリッジ
装填の移動を安定して行うことのできる装置を提供する
ことである。
【0025】本発明の第2の目的は、カートリッジ使用
時にカートリッジに無用な負荷が加わることを防止する
ことのできる装置を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜4記載の本発明は、カートリッジ
に具備される凹部に係合する係合爪を、カートリッジの
装填方向に対して略垂直な平面上において独立な二方向
に可動な構成とし、前記係合爪の可動方向を、カートリ
ッジの凹部への係合方向のみならず、装填方向に対して
略垂直な平面上での装填中におけるカートリッジの変動
に合わせた方向の、二方向にしている。
【0027】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項10〜13または17記載の本発明は、カートリ
ッジに係合してカートリッジをカートリッジ室に対して
移動させる係合手段と、前記係合手段をカートリッジ移
動方向に対して垂直な少なくとも二方向に移動できるよ
うに保持する保持手段とを有するカメラまたはカートリ
ッジ移動装置とするものである。
【0028】上記第2の目的を達成するために、請求項
5〜9記載の本発明は、運搬手段によるカートリッジ室
へのカートリッジの装填が完了することにより、係合爪
をカートリッジに具備される凹部より退避させる係合解
除手段を設け、カートリッジの装填完了後は、カートリ
ッジの駆動軸に動力を伝達する回転部材と該回転部材に
対向した位置に設けられる回転可能な支持部材のみによ
り、つまり他部材は何らカートリッジに接触させる事無
くこれらの部材のみによってカートリッジの支持を行う
ようにしている。
【0029】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項14〜16記載の本発明は、カートリッジに係合
してカートリッジをカートリッジ室に対して移動させる
係合手段と、前記係合手段をカートリッジ移動方向に対
して垂直な少なくとも二方向に移動できるように保持す
る保持手段と、前記係合手段をカートリッジの係合位置
から退避させる退避手段を有するカートリッジ移動装置
とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の第1の実施の形態に係るカ
メラの主要部の構成を示す斜視図であり、図2にその主
要部の分解図を、又図3に別の方向からの主要部の斜視
図を、それぞれ示している。
【0032】また、図4〜図7はカートリッジの装填
(引き込み)・排出(送り出し)時の各部品の機能を数
ヵ所断面図を用いて示した図であり、図4(a)〜図6
(a)は各状態におけるカメラの横断面を、図4(b)
〜図6(b)は図4(a)〜図6(b)の各状態での縦
断面を、それぞれ示している。また、図7(a)はカー
トリッジ挿入直後のカメラの縦断面を、図7(b)はそ
の時の状態を背面から見て示した縦断面を、それぞれ示
している。なお、図11〜14と同じ部分は同一符号を
付してある。
【0033】これらの図おいて、カメラ本体5にはその
底面に開口部を持ったカートリッジ室4(図1参照)を
有し、カートリッジ1が上方向に装填できる様になって
いる。このカートリッジ室4の上面には従来と同様に巻
上げフォーク2と開閉ドライバ3とが配置されており、
これらは不図示の手段によって回転可能に支持されてい
る。
【0034】前記開閉ドライバ3は後述の開閉用モータ
によって駆動され、図1〜図3に示す様に矢印H方向の
回転でカートリッジ1の遮光開閉蓋1eを開き、矢印I
方向の回転で閉じる様になっている。
【0035】前記カートリッジ室4の内部には後述の運
搬(装填・排出)用モータより動力が伝達されて回転す
る送りねじ6(図1〜図3参照)が設けられており、該
送りねじ6が回転することによりカートリッジ1の装填
・排出が可能になる。
【0036】前記送りねじ6には図1〜図3に示す様に
送り出し台7がねじ嵌合されており、送りねじ6の回転
に連動して上下するようになっている。本実施の形態で
は、ねじのリードは通常の右回転ではなく左リードねじ
になっている。従って、送りねじ6の矢印G方向の回転
で送り出し台7は排出方向(図1では下方向)に移動
し、矢印F方向の回転で装填(引き込み)方向に移動す
る。
【0037】この送り出し台7には穴7aを有し、ここ
に支持軸8a(図2参照)を持った引き込みフック8が
嵌合され、該引き込みフック8は矢印Dあるいは矢印E
方向に回転可能になっている。また、前記送り出し台7
は、図1〜図3に示す様に第一当接部7b,第二当接部
7c,案内部7d,送り出し腕部7e,メねじ部7f,
案内穴7gを有している。前記案内穴7gは送りねじ6
とねじ嵌合はせずねじ外径と嵌合するだけの穴であっ
て、送り出し台7が装填・排出方向に移動する際の倒れ
を防止する役割を持っている。
【0038】また、送り出し台7には図1〜図3に示す
様に板バネ9が固定されており、該板バネ9には第一バ
ネ部9a,第二バネ部9bを有している。そして、第一
バネ部9aは引き込みフック8を矢印E方向に回転付勢
し、第二バネ部9bはその先端がカートリッジ室4の第
二壁部4bに当たることによって、引き込みフック8も
含めた送り出し台7等を送りねじ6に対し矢印F方向
(排出方向)に回転付勢している〔図4(a)も参
照〕。
【0039】前述した様に板バネ9の第二バネ部9bに
より前記送り出し台7は矢印F方向には回転付勢されて
いるが、その回転規制を行うものが第一当接部7bであ
り〔図4(a)参照〕、該第一当接部7bはカートリッ
ジ室4の第一壁部4aに当接することでこれを達成して
いる。但し、この図4(a)では図4(b)に示す様に
カートリッジ1が装填されているため、該カートリッジ
1によって回転位置が決められているので、実際の回転
規制をした状態は示していない。
【0040】また、前記第二当接部7cは図1に示す様
に引き込みフック8(後述のストッパ8c)と当接して
該引き込みフック8の矢印E方向の回転付勢を規制する
ものである。又、前記案内部7dには斜めの傾斜面が形
成されており、後述する様にカートリッジ1の挿入時の
ガイドをする。又、送り出し腕部7eは第2の従来例
(図13)の腕部101cと同様に、カートリッジ1を
排出する際にカートリッジ1の上面を押す様になってい
る。
【0041】前記引き込みフック8は、図2等に示す様
に前記支持軸8a以外に、フック爪8b,ストッパ8
c,駆動腕8dを有している。そして、前記フック爪8
bは図13の係合爪102と同様の機能を持ち、カート
リッジ1の凹部1fに係合し、該カートリッジ1を引き
込む働きを持つ。また、前記ストッパ8cは前述の様に
送り出し台7の第二当接部7cに当たる(図1参照)こ
とによって該引き込みフック8の回転規制をしている。
又、前記駆動腕8dは図1や図4(a)の様に開閉ドラ
イバ3のカム面3aに当接可能な位置にあり、よって、
該開閉ドライバ3の開方向(矢印H方向)の回転に連動
して引き込みフック8は矢印D方向に回転する〔図4
(b)→図5(b)〕。
【0042】前記フック爪8bは、前述した様にカート
リッジ1の凹部1fに係合して装填(引き込み)を行う
が、その係合のためには、凹部1fとカートリッジ1の
上面との距離「X」とフック爪8bと送り出し台7の送
り出し腕部7e(正確には板バネ9の板厚も含まれる)
との距離「Y」との間には X≦Y の関係が必要である(図4参照)。本実施の形態では、
「X<Y」とすることによって、カートリッジ1がフッ
ク爪8bと係合している場合でも、カートリッジ1が装
填方向に対し、ある程度のガタができるようにしてお
く。
【0043】つまり、図4の様に装填(引き込み)途中
は送り出し台7に対し隙間を持ち、図6の様に排出時は
フック爪8bに対し隙間を持ち、更に図5の様に装填完
了後はどちらに対しても隙間を持つようにしておく。こ
れによって装填後に装填方向のフローティングについて
は可能になる。
【0044】カートリッジ室4には前述の第一壁部4
a,第二壁部4b以外に、図4(a)に示す様に第三壁
部4c,フック当接部4d〔図4(b)も参照〕が設け
られている。そして、前記第三壁部4cは第二壁部4b
から落ち込んだ位置にあり、これらは図7(b)に示す
様に傾斜面によって滑らかに続いている。
【0045】前記第一壁部4aは送り出し台7の矢印F
方向(排出方向)の回転を規制するのに対し、第二壁部
4bは板バネ9の第二バネ部9bが当接し、矢印F方向
の回転力を発生させる〔図4(a),図7(b)参
照〕。この第二バネ部9bが矢印F方向に回転力を発生
させるのは、送り出し台7及びその部品に付いている各
部品がカートリッジ室4に対し下方(排出終了,装填待
機)にある場合であり、上方(装填完了)にある場合に
は、第三壁部4cは第二バネ部9bから逃げた形状〔図
7(b)参照〕となっているので、送り出し台7には回
転力は発生せず、送りねじ6に対し自由に回転できる状
態にある〔図5(a)参照〕。
【0046】また、フック当接部4dは送り出し台7が
下方に移動することにより、引き込みフック8のストッ
パ8cと当接し、引き込みフック8を矢印D方向に回転
させる〔図6(a)参照〕。
【0047】図8は上記の構成部品の駆動及びその制御
を行う為の概略を示す構成図である。
【0048】カートリッジ室4の側面の上下には送り出
し台7の位置を検知するスイッチがあり、上面にあるの
が装填完了検知スイッチSW1(10)、下方にあるの
が排出完了検知スイッチSW2(11)である。さら
に、カートリッジ1の挿入を検知する挿入検知スイッチ
SW3(12)がある。また、送りねじ6は運搬用モー
タ13によって、又開閉ドライバ3は開閉用モータ14
によって、各々駆動される。そして、これらのスイッチ
の検知やモータの駆動をマイコン15が制御する構造に
なっている。
【0049】以上の構成において、カートリッジ1の装
填,フローティング,排出をどのように行うかを、図
9,図10に示すマイコン15のフローチャートに従っ
て説明する。
【0050】まず、図4,図5,図7を用いて、カート
リッジ1の挿入から該カートリッジ1の装填,フローテ
ィング(遮光開閉窓1eの開動作も含む)までの動作に
ついて、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0051】送りねじ6は送り出し台7が排出完了位置
(図6参照)から所定量装填(引き込み)方向に移動し
た状態で停止されている。これは、後述する様に排出完
了状態から送りねじ6を引き込み方向(矢印F方向)に
回転させ、排出完了検知スイッチSW2がオフしてから
所定時間回転させることで達成される。この状態では、
引き込みフック8は矢印E方向(フック爪8bが凹部1
fに係合可能な方向)に、また引き込みフック8と同時
にこれを保持している送り出し台7は矢印F方向に〔図
4(a),図7参照〕回転しきっている。
【0052】この状態において、カートリッジ1が図7
の下方からカメラ使用者によって挿入されると、先ず、
カートリッジ1の角が送り出し台7の案内部7dと接触
し、送りねじ6を中心に全体(送り出し台7,送り出し
フック8,板バネ9)を矢印G方向(排出方向)に回転
させる。この時、フック爪8bも同時に回転するので、
カートリッジ1がどの様に動いても、凹部1fとフック
爪8bとの相対位置は変化しない。更に、カートリッジ
1が上方に移動すると、フック爪8bがカートリッジ1
の角によって押され、一旦矢印D方向(非係合方向)に
回転した後、凹部1fと係合する。
【0053】つまり、カメラ使用者がどの様にカートリ
ッジ1を装填しようとも、またはカートリッジ1の大き
さのバラつきによってカートリッジ室4内で暴れても、
案内部7dがカートリッジ1の外壁と常に接触し、フッ
ク爪8bを必ずカートリッジ1の動きに追従させること
によって、凹部1fに係合させることができる。これ
は、フック爪8bが矢印D又矢印E方向に回転するだけ
ではなく、全体で矢印F又矢印G方向にも回転可能にバ
ネ付勢されているからで、この独立した二方向に係合爪
であるフック爪8bが移動可能な状態でカートリッジ1
に対し係合できるからである。これが請求項1記載の本
発明に対応する実施の形態部分である。
【0054】係合後もカメラ使用者がカートリッジ1を
カートリッジ4内に更に挿入させると、挿入検知スイッ
チSW3がオンする。すると、マイコン15はカートリ
ッジ1が挿入されたことを検知し(図9のステップ#1
01)、運搬用モータ13を駆動して送りねじ6を装填
(引き込み)方向(矢印F方向)に回転させ、カートリ
ッジ1の引き込みを開始する(ステップ#102)。
【0055】ここで、カートリッジ1の凹部1fと引き
込みフック8のフック爪8bとの係合前に挿入検知スイ
ッチSW3がオンしてしまうと、カートリッジ1の引き
込みが出来ないまま送り出し台7だけが引き込み方向に
移動してしまう。この様にさせない為に本実施の形態で
は前述の様に「X<Y」の条件を満足し、係合後のカー
トリッジ1の装填方向のガタを十分に確保し、そのガタ
の中央付近で、挿入検知スイッチSW3がオンする様に
している。
【0056】また、フック爪8bは独立な二方向にバネ
付勢されているので、引き込み最中にカートリッジ1が
暴れても係合が外れることはない。
【0057】更に、送りねじ6は左リードねじになって
いるので、回転中は送り出し台7を引き込み方向に移動
させるのと同時に矢印F方向(排出方向)に回転付勢さ
せていることになる。つまり、引き込み最中は板バネ9
の第二バネ部9bのバネ付勢がなくても送り出し台7の
案内部7bがカートリッジ1の外壁に接触し、それに合
せてフック爪8bはカートリッジ1の動きに追従し、矢
印G又は矢印F方向に移動することができる。そのた
め、図7に示されているように、装填方向に進むにつ
れ、カートリッジ室4は第二壁部4bからより溝深さの
深い第三壁部4cへと続き、板バネ9の第二バネ部9b
のバネ力が作用しないようにしている。
【0058】前記カートリッジ1が完全に装填され(引
き込まれ)、図4に示す様に装填完了検知スイッチSW
1がオンすると(ステップ#103)、マイコン15は
前記運搬用モータ13の駆動を止めて送りねじ6の回転
を停止させる(ステップ#104)。
【0059】引き込みが完了した直後はフック爪8bと
凹部1fとが係合したままであるので、カートリッジ1
はフローティング状態ではない。そのため、マイコン1
5はカートリッジ室蓋106の閉じ完了を検知する不図
示のスイッチのオン信号の検知の後に所定の時間(A)
だけ送りねじ6を送り出し方向(矢印G方向)に逆回転
させる。この所定の時間(A)とは、図5に表されてい
る様に、カートリッジ1に対し装填方向について送り出
し台7と引き込みフック8との両方が接触しない位置に
移動させるのに必要な時間である。
【0060】そこで、マイコン15は運搬用モータ13
を介して送り出しねじ6の送り出し方向(矢印G方向)
の回転を開始し(ステップ#105)、次に内部のタイ
マをスタートさせ(ステップ#106)、該タイマが所
定時間(A)に達するのを待つ(ステップ#107)。
そして、該タイマが所定時間(A)に達したことを検知
すると、前記運搬用モータ13の駆動を止めて送り出し
ねじ6の回転を停止させる(ステップ#108)。
【0061】これにより、送り出し台7は図5(b)の
状態に達する。ここでは、第二バネ部9bのバネ付勢力
は作用しないので、送りねじ6停止後も送り出し台7の
案内部7dがカートリッジを横に押すことはない。
【0062】次に、カートリッジ1からフィルム1gを
突出させるためにマイコン15は開閉用モータ14を介
して開閉ドライバ3を開方向(矢印H)に回転させて遮
光開閉蓋1eを開く(ステップ#109)。この際、こ
れに連動して開閉ドライバ3のカム面3aが引き込みフ
ック8の駆動腕8dを押すことになり、引き込みフック
8は矢印D方向に回転することになる〔図5(b)参
照〕。
【0063】よって、送り出し台7,引き込みフック8
のどちらともカートリッジ1から完全に離れることにな
り、巻上げフォーク2とカートリッジ室蓋106に設け
られた支持部材104との支持によるフローティング状
態を確保できる。これが請求項2記載の本発明に対応す
る実施の形態部分である。
【0064】次に、カートリッジ1の排出時について説
明する。
【0065】カートリッジ1の排出動作は基本的には引
き込みの場合の逆である。本発明と直接関係のない巻戻
し動作等は省略し、フィルム1gが完全にカートリッジ
1内に巻戻された状態以降について図6を用いて、図1
0のフローチャートに従って説明する。
【0066】まず、開いていた遮光開閉蓋1eを閉じる
為にマイコン15は開閉用モータ14を介して開閉ドラ
イバ3を閉じ回転させる(ステップ#201)。この
時、引き込みフック8は矢印E方向に回転するが、この
動作は排出動作には直接関係しない。次に、マイコン1
5は運搬用モータ13を介して送りねじ6を矢印G方向
(排出方向)に回転させる(ステップ#202)。これ
により、送り出し台7の送り出し腕部7eがカートリッ
ジ1の上面と当接してこれを押し出すようになる。その
後、マイコン15は排出完了検知スイッチSW2がオン
したか否かを検知し(ステップ#203)、オンしたこ
とを検知すると前記開閉用モータ13の駆動を止めて送
り出しねじ6の回転を止める(ステップ#204)。
【0067】この際、つまり排出完了検知スイッチSW
2がオンするのと同時の位置関係で図6に示す様にフッ
ク当接部4dとストッパ部8cとが当接し、引き込みフ
ック8を矢印D方向に回転させ、フック爪8bとカート
リッジ凹部1fとの係合を解除することになる。
【0068】よって、この状態で使用者はカートリッジ
1を引き抜くことが可能となる。
【0069】使用者がカートリッジ1を引き抜くと挿入
検知スイッチSW3がオフするが、その後は前述した様
に初期状態を形成する為に、送り出し台7が排出完了位
置(図6参照)から所定量装填(引き込み)方向に移動
した状態で送りねじ6を停止させる動作を行う。
【0070】その為、マイコン15は前記挿入検知スイ
ッチSW3のオフを検知すると(ステップ#205)、
直ちに前記運搬用モータ13の逆方向(矢印F方向)へ
の回転を開始する(ステップ#206)。そして、前記
排出完了検知スイッチSW2のオフを検知すると(ステ
ップ#207)、次に内部タイマをスタートさせ(ステ
ップ#208)、開閉用モータ13を介して送りねじ6
を矢印F方向に回転させ、該タイマが所定時間(B)に
達すると開閉用モータ13の駆動を止めて送り出しねじ
6を停止させる(ステップ#210)。この所定時間
(B)は、前述した様にカートリッジ1の挿入後の動作
がスムーズに行われる様にする為の初期状態を形成する
のに要する時間である。
【0071】以上がカートリッジ1の排出時の動作であ
る。
【0072】本実施の形態によれば、カートリッジ1の
凹部1fに係脱可能なフック爪8bを有する引き込みフ
ック8等を、送り出しねじ6によって装填・排出方向に
移動させる場合に、前記フック爪8bを装填方向に略垂
直な平面上において独立な二方向に可動できる様に保持
する。詳しく言えば、フック爪8bの一つの可動方向が
カートリッジ1への係合方向であり、他の可動方向が送
り出しねじ(またはヘリコイド)の軸を中心とする円周
方向になるようにしている。この為、カートリッジ1の
大きさの違いや装填途中のカートリッジ1の暴れなどに
依らず確実にフック爪8bと凹部1fとの係合が可能に
なり、装填失敗を招くことなく安定的にこれを行うこと
が可能になる。
【0073】また、前記の様にフック爪8bとカートリ
ッジ1の凹部1fを用いて装填を行う場合、装填終了後
は送り出し台7を所定量カートリッジ送り出し方向に移
動させると共にその後の遮光開閉窓1eの開動作に連動
させて前記フック爪8bを前記凹部1f内より退避させ
る様にしている為、送り出し台7及び引き込みフック8
の何れもがカートリッジ1から完全に離れ、巻上げフォ
ーク2とこれに対応した位置(カートリッジ室蓋106
上の)に設けられる回転可能な支持部材104との支持
のみによるフローティング状態が形成され、フィルム給
送を安定して行うことが可能となる。
【0074】(発明と実施の形態の対応)本実施の形態
において、送り出し台7,引き込みフック8,板ばね9
が本発明の係合手段又は保持手段に相当し、送りねじ
6,送り出し台7,運搬用モータ13が本発明の運搬手
段に相当し、フック爪8bが本発明の係合爪又は係合手
段に相当する。
【0075】また、案内部7dが係合爪を円周方向に動
かす本発明の当接部に相当し、支持部材104がカート
リッジの駆動軸と係合してこれを回転可能に支持する本
発明の支持部材に相当し、巻上げフォーク2がカートリ
ッジの駆動軸に動力を伝達する本発明の回転部材に相当
し、送り出し腕部7eがカートリッジの一方の端面と接
触する本発明の排出部に相当し、開閉ドライバ3が本発
明の係合解除手段又は退避手段に相当し、フック当接部
4dが本発明の退避手段に相当し、板ばね9が本発明の
弾性手段に相当する。
【0076】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0077】例えば、以上の実施の形態では、装填と排
出の両方を自動的に行うようにしているが、装填時のみ
を自動的に行い、排出は装填時にチャージしたばねによ
り、或は手動で行うような構造であっても良い。又装填
を手動で行い、排出を自動的に行う構造であっても、更
には装填と排出の両方を手動で行う構造のものであって
も、本発明の目的を達成できるものである。
【0078】また、以上の実施の形態では、係合爪であ
るフック爪8bの凹部1fよりの退避を、開閉ドライバ
3によって行うようにしているが、これに限定されるも
のではなく、単にカートリッジ装填完了時に該フック爪
8bと当接してこれを回動(退避)させる部材を設けた
構造であってもよい。
【0079】また、カートリッジの装填はカメラの底面
側からの構造のものに限らず、上面から装填する構造の
ものであっても良い。又カートリッジの構造は図1に示
すものに限るものではなく、どのような構造のものであ
っても良い。
【0080】また、カートリッジの一端を支持する支持
部材は104はカートリッジ室蓋106に具備された例
を示しているが、カートリッジ室の底面に、例えば進退
可能(カートリッジの装填時を考慮して)に設けられた
構造のものであっても良い。この場合、カートリッジの
装填はカメラの側面等から為されることになる。
【0081】また、以上の実施の形態では、カートリッ
ジの凹部に係合してカートリッジをカートリッジ室に引
き込むようにしているが、これはカートリッジの排出に
対しても適用できるものであり、また、カートリッジと
の係合の仕方もカートリッジの形態に応じてカートリッ
ジの端部、凸部等、カートリッジのどこと係合するもの
であっても、また、それに応じて引き込み装置側の係合
部の形態も凹部等どのようなものであっても本発明は適
用できるものである。
【0082】また、本発明は以上の実施の形態のフック
爪8bの動き方に限られるものではなく、カートリッジ
の移動方向に対して少なくとも2方向に移動できる構成
であればどのようなものであってもよく、また、フック
爪8bをカートリッジの動きに追従させる弾性付勢も、
上記2方向のいずれか一方であってもよい。
【0083】また、本発明は、以上の実施の形態に記載
のカートリッジ以外の形式のカートリッジやフィルム以
外の画像記録媒体を有するカートリッジ、更にはその他
の種類のカートリッジや電池等のカートリッジ以外の装
填物であっても適用できるものである。
【0084】また、本発明は、以上の実施の形態及び変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
るようにしてもよい。
【0085】また、本発明は、一眼レフカメラ、レンズ
シャッタカメラ、ビデオカメラ等種々の形態のカメラ、
更にはカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそ
れらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置
又は、これらを構成する要素に対しても適用できるもの
である。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カートリッジの大きさの違いやカートリッジ室内でカー
トリッジ移動中に変動が生じても、カートリッジとの係
合を確実に保持し、カートリッジ室に対するカートリッ
ジの移動を安定して行うことができる。
【0087】また、本発明によれば、カートリッジ使用
時にカートリッジに無用な負荷が加わることを防止する
ことができ、例えばカメラに適用した場合には、フィル
ム給送を安定して行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの主要
部の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の構成部品の分解斜視図である。
【図3】図1の構成部品の別の角度から見た分解斜視図
である。
【図4】図1のカメラにおいてカートリッジ装填終了時
の状態を示す断面図である。
【図5】図1のカメラにおいてカートリッジをフローテ
ィングさせ、遮光開閉蓋を開いた状態を示す断面図であ
る。
【図6】図1のカメラにおいてカートリッジ排出終了時
の状態を示す断面図である。
【図7】図1のカメラにおいてカートリッジ挿入直後の
状態を示す断面図である。
【図8】図1の構成部品の駆動及びその制御を行う為の
構成図である。
【図9】図8のマイコンのカートリッジの装填,フロー
ティング時のフローチャートである。
【図10】図8のマイコンのカートリッジの排出時のフ
ローチャートである。
【図11】フィルムの全てを収納し遮光のための開閉扉
を持ったカートリッジの外観を示す図である。
【図12】カメラに装填した状態での図11のカートリ
ッジの中央断面図である。
【図13】従来のカメラのカートリッジの装填・排出に
係る部分の構造を示す断面図である。
【図14】従来の他のカメラのカートリッジの装填・排
出に係る部分の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ 1e 遮光開閉窓 1f 凹部 2 巻上げフォーク 4 カートリッジ室 6 送りねじ 7 送り出し台 7d 案内部 7e 送り出し腕部 8 引き込みフック 8b フック爪 9 板バネ 13 運搬用モータ 14 開閉用モータ 15 マイコン 104 支持部材 106 カートリッジ室蓋

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジに具備される凹部に係合す
    る係合爪を有する係合手段と、該係合手段をカートリッ
    ジの装填方向に移動させてカートリッジのカートリッジ
    室への装填を行う運搬手段とを備えたカートリッジ自動
    装填装置において、 前記係合手段の係合爪を、カートリッジの装填方向に対
    して略垂直な平面上において独立な二方向に可動な構成
    としたことを特徴とするカートリッジ自動装填装置。
  2. 【請求項2】 前記運搬手段は、前記係合手段が螺合さ
    れるねじ部材を有し、前記凹部に係合爪が係合した状態
    において該ねじ部材を回転させることにより、該係合手
    段をカートリッジの装填方向に移動させてカートリッジ
    のカートリッジ室への装填を行う手段であることを特徴
    とする請求項1記載のカートリッジ自動装填装置。
  3. 【請求項3】 前記係合爪の一つの可動方向は、前記ね
    じ部材の軸を中心とする円周方向であり、もう一方の可
    動方向は、カートリッジの凹部への係合方向であること
    を特徴とする請求項2記載のカートリッジ自動装填装
    置。
  4. 【請求項4】 前記係合手段に、前記カートリッジの凹
    部以外の外壁に当接し、装填方向に対して略垂直な平面
    上での前記カートリッジの変動に合わせて前記係合爪を
    前記円周方向に動かす当接部を設けたことを特徴とする
    請求項3記載のカートリッジ自動装填装置。
  5. 【請求項5】 カートリッジに具備される凹部に係合す
    る係合爪を有する係合手段と、該係合手段をカートリッ
    ジの装填方向に移動させてカートリッジのカートリッジ
    室への装填を行う運搬手段と、装填完了時に前記カート
    リッジの一方の端面側に露出した駆動軸と係合してこれ
    に動力を伝達する回転部材と、カートリッジ室の前記回
    転部材と対向した位置に設けられ、前記カートリッジの
    もう一方の端面側に露出した駆動軸と係合してこれを回
    転可能に支持する支持部材とを設けたカートリッジ自動
    装填装置において、 前記運搬手段によるカートリッジ室へのカートリッジの
    装填が完了することにより、前記係合爪を前記カートリ
    ッジに具備される凹部より退避させる係合解除手段を設
    けたことを特徴とするカートリッジ自動装填装置。
  6. 【請求項6】 前記係合手段は、前記カートリッジの一
    方の端面と接触する排出部を有し、前記運搬手段は、前
    記係合手段が螺合されるねじ部材を有し、前記凹部に係
    合爪が係合した状態において該ねじ部材を回転させるこ
    とにより、係合手段をカートリッジの装填方向に移動さ
    せてカートリッジのカートリッジ室への装填を行い、前
    記ねじ部材を逆回転させることにより、係合手段をカー
    トリッジの排出方向に移動させてカートリッジの排出を
    行う手段であることを特徴とする請求項5記載のカート
    リッジ自動装填装置。
  7. 【請求項7】 前記運搬手段は、カートリッジ室へカー
    トリッジの装填が完了することにより前記係合手段を所
    定量排出方向に移動させ、前記排出部とカートリッジの
    端面とを非接触状態にする手段であることを特徴とする
    請求項6記載のカートリッジ自動装填装置。
  8. 【請求項8】 前記係合解除手段は、前記カートリッジ
    の遮光開閉窓を駆動する窓駆動部材であり、遮光開閉窓
    の開方向の回転によって前記係合爪を前記凹部より退避
    させることを特徴とする請求項5,6又は7記載のカー
    トリッジ自動装填装置。
  9. 【請求項9】 前記カートリッジの端面側に露出した駆
    動軸と係合してこれを回転可能に支持する支持部材は、
    カートリッジ室蓋に設けられていることを特徴とする請
    求項5記載のカートリッジ自動装填装置。
  10. 【請求項10】 カートリッジに係合してカートリッジ
    をカートリッジ室に対して移動させる係合手段と、前記
    係合手段をカートリッジ移動方向に対して垂直な少なく
    とも二方向に移動できるように保持する保持手段とを有
    することを特徴とするカートリッジ移動装置。
  11. 【請求項11】 前記係合手段は、カートリッジと係合
    した状態でカートリッジ移動方向に移動することでカー
    トリッジを移動させることを特徴とする請求項10記載
    のカートリッジ移動装置。
  12. 【請求項12】 前記保持手段は、前記係合手段をカー
    トリッジ移動方向に対して垂直な少なくとも二方向にカ
    ートリッジに追従して移動できるするように保持するこ
    とを特徴とする請求項11または12記載のカートリッ
    ジ移動装置。
  13. 【請求項13】 カートリッジ移動方向に対して垂直な
    少なくとも二方向の少なくとも一方にカートリッジに追
    従して前記係合手段が移動するように付勢する弾性手段
    を有することを特徴とする請求項10〜12のいずれか
    に記載のカートリッジ移動装置。
  14. 【請求項14】 前記係合手段をカートリッジの係合位
    置から退避させる退避手段を有することを特徴とする請
    求項10〜13のいずれかに記載のカートリッジ移動装
    置。
  15. 【請求項15】 前記退避手段は、カートリッジがカー
    トリッジ室に装填完了している状態で作用することを特
    徴とする請求項14記載のカートリッジ移動装置。
  16. 【請求項16】 前記退避手段は、カートリッジがカー
    トリッジ室から排出完了位置にある状態で作用すること
    を特徴とする請求項14または15記載のカートリッジ
    移動装置。
  17. 【請求項17】 カートリッジ室と、カートリッジに係
    合してカートリッジを前記カートリッジ室に対して移動
    させる係合手段と、前記係合手段をカートリッジ移動方
    向に対して垂直な少なくとも二方向に移動できるように
    保持する保持手段とを有することを特徴とするカメラ。
JP8031909A 1995-06-19 1996-02-20 カメラ及びカートリッジ移動装置 Pending JPH0968750A (ja)

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TW085107069A TW414870B (en) 1995-06-19 1996-06-12 Camera and cartridge moving apparatus
EP96109781A EP0750218B1 (en) 1995-06-19 1996-06-18 Camera with a cartridge loading device
DE69629629T DE69629629T2 (de) 1995-06-19 1996-06-18 Kamera mit einer Vorrichtung zum Laden von Filmpatronen
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