JP2000081660A - カメラのフイルムカートリッジ装填装置 - Google Patents

カメラのフイルムカートリッジ装填装置

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JP2000081660A
JP2000081660A JP10258734A JP25873498A JP2000081660A JP 2000081660 A JP2000081660 A JP 2000081660A JP 10258734 A JP10258734 A JP 10258734A JP 25873498 A JP25873498 A JP 25873498A JP 2000081660 A JP2000081660 A JP 2000081660A
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Japan
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film cartridge
storage chamber
film
closing
lid
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JP10258734A
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English (en)
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Hitoshi Yoshida
仁 吉田
Yukihiko Sugita
幸彦 杉田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • G03B17/28Locating light-sensitive material within camera
    • G03B17/30Locating spools or other rotatable holders of coiled film
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/26Holders for containing light-sensitive material and adapted to be inserted within the camera
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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フイルムカートリッジの内部への確実な遮光と
確実でスムーズなフイルム給送動作とを確保し得るカメ
ラのフイルムカートリッジ装填装置を提供する。 【解決手段】フイルムカートリッジが装填されるカート
リッジ室1と、カートリッジ室の開口部を開閉する収納
室蓋2と、収納室蓋を閉状態に係止する蓋係止手段2a
・3aと、蓋係止手段により収納室蓋が係止されたこと
を検出する蓋閉検出手段4a・5aと、フイルムカート
リッジをカートリッジ室から排出する排出手段6と、フ
イルムカートリッジの遮光扉を開閉する遮光扉開閉手段
7・8・10と、遮光扉開閉手段の開動作に連動して排
出手段を移動させる移動手段9と、移動手段の移動を検
出する移動検出手段11と、遮光扉開閉手段を駆動する
駆動源12と、蓋閉検出手段の出力と移動検出手段の出
力とを受けて駆動源を駆動制御する駆動制御手段13・
15とを有して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラのフイル
ムカートリッジ装填装置、詳しくは内部にロール状フイ
ルムの先端部まで収納し、フイルムの出入口部には遮光
扉を有するフイルムカートリッジを使用するカメラのフ
イルムカートリッジ装填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、写真撮影等を行なうカメラにおい
て、小型のフイルムカートリッジの内部に巻回して収納
した24mm幅のロール状フイルムを使用する新カメラ
システムが一般的に実用化されている。
【0003】この新システムに対応したフイルムカート
リッジは、回転自在に軸支されたスプール軸を内部に有
し、このスプール軸には、ロール状フイルムを巻回し、
その先端部まで収納されてなるものである。そして、ス
プール軸を回転させることにより、カートリッジ内部よ
りフイルムを送り出し、またカートリッジ内部にフイル
ムを巻き戻すように構成されている。
【0004】このフイルムカートリッジには、フイルム
の出入口となる開口部が設けられており、この開口部に
は、同開口部からフイルムカートリッジの内部に外光が
侵入することを防ぐための遮光扉が設けられている。こ
の遮光扉は、通常の状態では、閉状態とされて、フイル
ムカートリッジの内部を遮光している一方、フイルムの
送り出し時又は巻き戻し時には、カメラ側の開閉機構に
よって遮光扉が開状態とされて、これによりフイルムに
対して負荷をかけずにスムーズにフイルム給送を行ない
得るように構成されている。なお、遮光扉を開状態とし
てフイルムの送り出し又は巻き戻しを行なう場合には、
フイルムカートリッジが装填されるカメラ側のフイルム
カートリッジ収納室は、光密状態になっている必要があ
る。
【0005】一方、新システムに対応したカメラにおい
ては、カメラ本体側のフイルムカートリッジ収納室の内
部に装填される上述の形態のフイルムカートリッジを確
実に保持して、スムーズなフイルム給送を行なうように
構成されていると共に、フイルムカートリッジ収納室に
装填されたフイルムカートリッジを容易に取り出し得る
ようするフイルムカートリッジ装填装置を設けて構成さ
れているのが普通である。
【0006】このようなフイルムカートリッジ装填装置
については、従来より様々な提案がなされており、また
実用化がなされている。例えば、特開平6−30109
2号公報に開示されているカメラにおいては、フイルム
カートリッジ収納室の装填開口部を開閉する蓋部材の状
態を検出する蓋スイッチ(S3)と、フイルムカートリッジ
収納室内にフイルムカートリッジが完全に装填されてい
るか否かを検出するカートリッジスイッチ(S4)とが設け
られている。そして、カートリッジスイッチ(S4)によっ
てフイルムカートリッジ収納室内にフイルムカートリッ
ジが装填されたことが検出されないときには、蓋スイッ
チ(S3)によって蓋部材が閉状態となったことが確認され
ている場合でも、次の動作であるフイルムの初期送出動
作等を実行しないようになっている。
【0007】つまり、カートリッジスイッチ(S4)によっ
てフイルムカートリッジ収納室内にフイルムカートリッ
ジが装填されていることが確認されることで、フイルム
カートリッジの遮光扉を開状態とすると共に、同カート
リッジの内部に収納されているロール状フイルムを送り
出す動作(初期送出動作)が行なわれるように構成され
ている。これによれば、フイルムカートリッジ収納室の
内部にフイルムカートリッジが装填されていないときに
は、フイルムを送り出すための給送動作が実行されない
ので、無駄な電力を消費することがないという効果が得
られる。
【0008】また、特開平8−286269号公報に開
示されているカメラは、フイルムカートリッジ収納室の
内部に装填されたフイルムカートリッジを排出する排出
部材であると共に、フイルムカートリッジの装填状態を
表示する表示部材とを兼ねた部材と、この排出兼表示部
材の位置の変化に連動してオン状態又はオフ状態となる
スイッチ部材とを設け、フイルムカートリッジがフイル
ムカートリッジ収納室の内部に装填されたか否かの装填
状態を外部より視認し得ると共に、フイルムカートリッ
ジの装填が完了した旨の信号を発生させるように構成し
ている。これによれば、フイルムカートリッジ収納室内
へのフイルムカートリッジの装填状態を確実に検知する
ことができるという効果を得ることができる。
【0009】さらに、特開平2−248940号公報に
記載のフイルムカートリッジ装填機構は、フイルムカー
トリッジがフイルムカートリッジ収納室の内部に完全に
装填され、同収納室の装填開口を開閉する蓋部材が閉状
態にされると、これを受けてフイルムカートリッジの遮
光扉を開状態とするように構成したものである。これに
よれば、蓋部材を閉状態とする動作が完了した後に、フ
イルムカートリッジの遮光扉を開状態としているので、
フイルムカートリッジの内部を確実に遮光し得ることが
できるという効果がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
6−301092号に開示されている手段によれば、カ
ートリッジスイッチ(S4)によってフイルムカートリッジ
収納室の内部にフイルムカートリッジが装填されている
ことが確認されると、そのときのフイルムカートリッジ
の遮光扉の状態に関わりなく、フイルムを送り出す動作
が実行されるようになっている。したがって、例えば故
障等に起因した何らかの事情によってフイルムカートリ
ッジの遮光扉が完全に開状態とならない場合にも、カメ
ラは、フイルムの初期送出動作を実行しようとしてしま
うことが考えられる。この場合には、フイルムカートリ
ッジの内部からフイルムを送り出すことができなかった
り、スムーズなフイルム給送動作の支障となってしま
い、よってカメラの誤動作となる虞がある。
【0011】また、上記特開平8−286269号公報
に開示されている手段は、フイルムカートリッジがフイ
ルムカートリッジ収納室の内部に装填されているか否か
を外部より視認し得るようにしたことを目的としてい
る。したがって、フイルムカートリッジがフイルムカー
トリッジ収納室の内部に装填されていることを確認でき
たとしても、それ以降のカメラの動作については、全く
記載されていない。さらに、フイルムカートリッジの遮
光扉についての記載もなく、フイルムカートリッジの在
否と、遮光扉の開閉動作との関連についての記載もな
い。
【0012】そして、上記特開平2−248940号公
報に開示されている手段によれば、フイルムカートリッ
ジ収納室の内部におけるフイルムカートリッジの在否
(装填状態)に関わらず、蓋部材の閉動作に連動させて
フイルムカートリッジの遮光扉を開状態とするための機
構を動作させるようにしている。つまり、フイルムカー
トリッジ収納室の内部にフイルムカートリッジが装填さ
れていない状態でも、蓋部材を閉状態にすると、遮光扉
を開状態にするための機構が動作してしまう。したがっ
て、無駄な動作が行なわれることによって、電力を浪費
してしまうという問題がある。
【0013】また、本公報に記載のフイルムカートリッ
ジ装填機構は、フイルムカートリッジのフイルムカート
リッジ収納室への装填動作に連動させて、フイルムカー
トリッジの遮光扉の開閉動作を機械的に行わしめるよう
にしたものであって、特にスイッチ類等を配設したり、
一連の動作を電気的に制御することについては、何らの
記載もなされていない。
【0014】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、遮光扉を有する
フイルムカートリッジを装填して使用するカメラにおい
て、一連のフイルム装填動作を制御することにより、フ
イルムカートリッジの内部に対する確実な遮光と、より
確実でスムーズなフイルム給送動作とを確保し得ると共
に、効率的な駆動制御を行なって省電力化を実現し得る
カメラのフイルムカートリッジ装填装置を提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明によるカメラのフイルムカートリッジ装
填装置は、フイルムカートリッジが装填されるフイルム
カートリッジ収納室と、このフイルムカートリッジ収納
室の内部にフイルムカートリッジを装填するために設け
られた開口部を開閉するフイルムカートリッジ収納室蓋
と、このフイルムカートリッジ収納室蓋を閉状態に係止
する蓋係止手段と、この蓋係止手段により上記フイルム
カートリッジ収納室蓋が係止されたことを検出する蓋閉
検出手段と、フイルムカートリッジを上記フイルムカー
トリッジ収納室から排出させる排出手段と、フイルムカ
ートリッジの遮光扉の開閉を行なうフイルムカートリッ
ジ遮光扉開閉手段と、このフイルムカートリッジ遮光扉
開閉手段の開動作に連動して上記排出手段を移動させる
移動手段と、この移動手段の上記移動を検出する移動検
出手段と、上記フイルムカートリッジ遮光扉開閉手段を
駆動するための駆動力を発生させる駆動源と、上記蓋閉
検出手段の出力を受けかつ上記移動検出手段の出力を受
けて、上記駆動源を駆動制御する駆動制御手段とを有す
ることを特徴とする。
【0016】また、第2の発明によるカメラのフイルム
カートリッジ装填装置は、フイルムカートリッジが装填
されるフイルムカートリッジ収納室と、このフイルムカ
ートリッジ収納室の内部にフイルムカートリッジを装填
するために設けられた開口部を開閉するフイルムカート
リッジ収納室蓋と、このフイルムカートリッジ収納室蓋
を閉状態に係止する蓋係止手段と、この蓋係止手段によ
る上記フイルムカートリッジ収納室蓋の係止状態を解除
する蓋係止解除手段と、上記フイルムカートリッジ収納
室蓋の係止を解除させる操作手段と、フイルムカートリ
ッジの遮光扉の開閉を行なうフイルムカートリッジ遮光
扉開閉手段と、このフイルムカートリッジ遮光扉開閉手
段の閉動作に連動してフイルムカートリッジの排出を可
能とし、上記蓋係止解除手段による係止状態の解除を可
能とさせる移動手段と、上記フイルムカートリッジ遮光
扉開閉手段を駆動するための駆動力を発生させる駆動源
と、上記操作手段の出力を受けて上記駆動源を駆動さ
せ、上記蓋係止手段による係止状態を解除するように上
記駆動源を駆動制御する駆動制御手段とを有することを
特徴とする。
【0017】そして、第3の発明によるカメラのフイル
ムカートリッジ装填装置は、フイルムカートリッジが装
填されるフイルムカートリッジ収納室と、このフイルム
カートリッジ収納室の内部にフイルムカートリッジを装
填するために設けられた開口部を開閉するフイルムカー
トリッジ収納室蓋と、このフイルムカートリッジ収納室
蓋を閉状態に係止する蓋係止手段と、この蓋係止手段に
よる上記フイルムカートリッジ収納室蓋の係止状態を解
除する蓋係止解除手段と、フイルムカートリッジをフイ
ルムカートリッジ収納室の内部より排出させるための操
作手段と、上記フイルムカートリッジ収納室蓋の係止状
態が上記蓋係止解除手段により解除されたことを検出す
る蓋閉検出手段と、フイルムカートリッジを上記フイル
ムカートリッジ収納室から排出させる排出手段と、フイ
ルムカートリッジの遮光扉の開閉を行なうフイルムカー
トリッジ遮光扉開閉手段と、このフイルムカートリッジ
遮光扉開閉手段の閉動作に連動してフイルムカートリッ
ジの排出を可能とし、上記蓋係止解除手段による係止状
態の解除を可能とさせる移動手段と、上記フイルムカー
トリッジ遮光扉開閉手段を駆動するための駆動力を発生
させる駆動源と、上記操作手段の出力を受けて上記駆動
源を駆動させ、上記蓋係止手段による係止状態を解除す
るように上記駆動源を駆動制御する駆動制御手段とを有
し、フイルムカートリッジを上記フイルムカートリッジ
収納室より排出することを特徴とする。
【0018】第4の発明によるカメラのフイルムカート
リッジ装填装置は、フイルムカートリッジの内部に収納
されたフイルムに対する外部光を遮光し、このフイルム
を外部へ送り出すため開閉可能な遮光扉を有するフイル
ムカートリッジを使用するカメラのフイルムカートリッ
ジ装填装置において、上記フイルムカートリッジを装填
するフイルムカートリッジ収納室と、上記フイルムカー
トリッジを上記フイルムカートリッジ収納室より排出す
る排出手段と、上記フイルムカートリッジの遮光扉を開
閉する開閉手段と、上記フイルムカートリッジが上記フ
イルムカートリッジ収納室の内部に装填されたことを検
出する検出スイッチとを有し、上記フイルムカートリッ
ジが上記フイルムカートリッジ収納室の内部に装填され
る際の動作に伴って、上記排出手段が所定の移動量だけ
移動し、上記遮光扉を閉状態とするために上記開閉手段
が駆動されることにより、上記排出手段がさらに所定量
だけ移動したときに、上記検出スイッチが作動を開始す
るように構成されていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の一実施形態のフイ
ルムカートリッジ装填装置を示す要部分解斜視図であ
る。また、図2・図4・図6は、このフイルムカートリ
ッジ装填装置の一部を構成するフイルムカートリッジ遮
光扉開閉手段近傍を示す図であって、フイルムカートリ
ッジ収納室の上面側から見た図である。そして、図3・
図5・図7は、本フイルムカートリッジ装填装置の主要
部を示す正面図である。
【0020】なお、図1〜図7においては、図面の繁雑
化を防ぐために本実施形態のフイルムカートリッジ装填
装置に関連する部材のみを示し、他の構成部材について
は、その図示を省略している。
【0021】また、図2・図3は、フイルムカートリッ
ジ収納室の内部にフイルムカートリッジが完全に装填さ
れる直前の状態、即ちフイルムカートリッジ収納室蓋が
開状態にある場合を示している。図4・図5は、フイル
ムカートリッジ収納室の内部にフイルムカートリッジが
装填され、フイルムカートリッジの遮光扉を開状態に移
行させつつある状態を示している。そして、図6・図7
は、フイルムカートリッジ収納室の内部にフイルムカー
トリッジが完全に装填され、遮光扉の開動作が完了した
状態、即ちフイルム給送動作が開始され得る際の状態を
示している。
【0022】本実施形態のフイルムカートリッジ装填装
置が適用されるカメラは、いわゆる新システムに対応し
たものであって、同システムに対応したフイルムカート
リッジを装填し、このフイルムカートリッジの内部に収
納されているロール状フイルムを使用して写真撮影を行
なうように構成したものである。
【0023】また、本カメラに使用されるフイルムカー
トリッジ(図示せず。IX240フイルムカートリッ
ジ)は、新システムに対応したロール状フイルムを収納
したものであって、上述したようにフイルムの出入口と
なるカートリッジ開口部を開閉し、内部を遮光し得るよ
うにした遮光扉を備えて構成されているものである。そ
して、このフイルムカートリッジをカメラのフイルムカ
ートリッジ収納室1(図1参照;以下、単にカートリッ
ジ室という)の内部に装填すると、フイルムカートリッ
ジ装填装置の作用によって、同カメラは、撮影動作を実
行し得る状態となるように構成されている。
【0024】即ち、本実施形態のフイルムカートリッジ
装填装置は、フイルムカートリッジをカートリッジ収納
室1の内部に確実に装填し、スムーズなフイルム給送を
行わしめるようにすると共に、カートリッジ収納室1の
内部に装填されたフイルムカートリッジを簡単に取り出
し得るようにするものである。このフイルムカートリッ
ジ装填装置の構成について、以下に詳しく説明する。
【0025】本実施形態のフイルムカートリッジ装填装
置は、図1〜図7に示すようにカメラ本体の一部を形成
するカートリッジ室1の外壁部、つまり側壁1y及び上
面1xに配設される複数の部材によって構成されてい
る。
【0026】まず、カートリッジ室1の底面部には、フ
イルムカートリッジ(図示せず)を挿脱し得る開口部1
pが設けられている。この開口部1pの近傍には、同開
口部1pを開閉する蓋部材であるフイルムカートリッジ
収納室蓋(以下、単に収納室蓋という)2が、カメラ本
体(図示せず)側の固定部材に対して、図1・図3の矢
印A方向に回動自在に配設されている。この収納室蓋2
には、同蓋2を閉状態に係止するための被係止部材であ
る鉤形状のロック部2aと、同蓋2が閉状態となったと
きにカートリッジ室1の内部に収納されるフイルムカー
トリッジのスプール軸に係合し、これを回動自在に軸支
する支軸2b(図2・図3では図示せず。図1参照)が
配設されている。この支軸2bは、収納室蓋2を閉状態
としたときに、カートリッジ室1の内部に収納されるフ
イルムカートリッジの一端面に対向する所定の位置に形
成されている。
【0027】また、ロック部2aは、収納室蓋2を閉状
態としたときに、カートリッジ室1の側壁1yに沿う所
定の位置に配置されるように、即ち後述する係止部材
(ロックレバー3)に対向する位置に形成されている。
【0028】カートリッジ室1の側壁1yには、収納室
蓋2の閉状態を保持するための係止部材であるロックレ
バー3が設けられている。このロックレバー3には、略
中央部にカートリッジ室1の側壁1yに対向するように
円筒状の支持部3cが設けられており、この支持部3c
に対してカートリッジ室1の側壁1y上の所定の位置に
植設された支軸1bが嵌合されている。これにより、ロ
ックレバー3は、支軸1bを中心として回動自在となっ
ている。そして、ロックレバー3の一腕部の先端部(図
1において下側端)の近傍には、上記ロック部2aを係
止する鉤形状のフック部3aが形成されている。つま
り、上記収納室蓋2のロック部2aと上記ロックレバー
3のフック部3aとが係合することによって、収納室蓋
2を閉状態に係止する蓋係止手段が形成されている。
【0029】また、ロックレバー3のフック部3aの近
傍には、カートリッジ室1の側壁1yに向けて軸3bが
植設されており、この軸3bには、ラッチレバー20が
回動自在に軸支されている。
【0030】なお、ロックレバー3の支持部3cの外周
には、付勢ばね22が巻回されていて、この付勢ばね2
2の一端は、カートリッジ室1側の固定軸1dに当接
し、他端は、上記ラッチレバー20の当接部20b(図
3参照)に当接している。したがってロックレバー3
は、同付勢ばね22による付勢力の作用により、支持部
3c(支軸1b)を中心として時計方向(図3参照)に
付勢されている。
【0031】そして、ラッチレバー20の一腕部20a
の先端部は、カートリッジ室1の側壁1yの突起部1e
に当接している。これによりロックレバー3及びラッチ
レバー20は、付勢ばね22の付勢力に抗して位置決め
がなされており、この状態(図3の状態)では、ロック
部2aとフック部3aとが係合しないように規制して、
係合解除状態を維持している。
【0032】さらに、ロックレバー3の他端部(図1に
おいて上側端)には、軸3d(図3参照)が軸3bと同
方向に向けて植設されていて、この軸3dには、切片4
が固設されている。この切片4には、カメラ側に固設さ
れる基板5のスイッチパターン5a(図1参照)に対応
する電気接点4aが形成されている。そして、ロックレ
バー3の回動に伴って切片4も共に回動するようになっ
ている。したがって、ロックレバー3の回動動作に伴っ
て、電気接点4aと上記スイッチパターン5aとが接触
し、又は離間するスイッチ手段が構成されている。この
スイッチ手段は、後述するように収納室蓋2が閉状態と
なったことを検出する蓋閉検出手段となる検出スイッチ
である。
【0033】また、カートリッジ室1の側壁1yの上面
寄りの位置から上面1xの周縁部にかかる所定の位置に
は、矩形状のガイド溝1mが穿設されている。このガイ
ド溝1mには、カートリッジ室1の内部に装填されるフ
イルムカートリッジを排出する排出手段であって、略L
字形状からなるフイルムカートリッジ排出部材(以下、
単に排出部材という)6の短腕部6aが摺動自在に係入
している。これにより、排出部材6は、ガイド溝1mに
よって図1・図3の矢印X方向に摺動自在となるように
ガイドされている。
【0034】また、排出部材6の短腕部6aの先端は、
カートリッジ室1の内部に若干突出するようになってお
り、同カートリッジ室1の内部にフイルムカートリッジ
を装填すると、同フイルムカートリッジの端面が短腕部
6aに当接するようになっている。したがって、フイル
ムカートリッジをカートリッジ室1に装填する動作に連
動して、排出部材6が図1・図3の矢印X1方向に移動
されるようになっている。なお、排出部材6の短腕部6
a近傍の詳細な構成については、後述する。
【0035】排出部材6の長腕部6bの先端部近傍に
は、カートリッジ収納室1の側壁1yに対して外方に向
けて固定軸6cが植設されている。この固定軸6cに
は、緊縮性のコイルばね等の付勢ばね21の一端が係止
されており、同ばね21の他端は、側壁1y上の固定軸
1gに係止されている。したがって排出部材6は、付勢
ばね21の付勢力によって図1・図3の矢印X2方向に
常に付勢されている。
【0036】また、上記排出部材6の長腕部6bの下端
側の側縁部には、段部6dが形成されている。この段部
6dは、排出部材6が矢印X方向に向けて移動すること
で、後述するフイルムカートリッジ装填検出スイッチ
(以下、カートリッジ装填検出SWという)11に作用
して、同SW11を開閉するようになっている。
【0037】一方、カートリッジ室1の上面1xには、
図1・図2(図4・図6)に示すように開閉フォーク部
材7・フォークばね10及びフォーク駆動部材8からな
るフイルムカートリッジ遮光扉開閉手段が配設されてい
る。なお図3・図5・図7では、フイルムカートリッジ
遮光扉開閉手段は、図示を省略している。
【0038】フォーク駆動部材8は、略扇形状からなる
部材によって形成されており、その基端部に支軸8aが
下側に向けて固設されている。また周縁部には、ギアー
部8cが形成され、さらにギアー部8cの端部には、ピ
ン8bが上方に向けて植設されている。そして、支軸8
aがカートリッジ室1の上面1xの孔部に対して嵌合し
ており、これによりフォーク駆動部材8は、回動自在に
軸支されている。
【0039】このフォーク駆動部材8には、例えばギア
ー列等からなる駆動力伝達手段(図示せず)を介して駆
動源であるモータ12(図1・図3では図示せず。図2
参照)が接続されており、このモータ12の駆動力によ
って、フォーク駆動部材8が回動するように構成されて
いる。
【0040】フォーク駆動部材8の近傍には、開閉フォ
ーク部材7が設けられている。この開閉フォーク部材7
も略扇形状の部材からなり、基端部に支軸7aが下側に
向けて固設されている。この支軸7aの先端は、カート
リッジ室1のフイルム出入口部となる開口部1a近傍の
内部に向けて突出するように配置されている。これによ
り、支軸7aは、開閉フォーク部材7を回動自在に軸支
すると共に、カートリッジ室1の内部に装填されるフイ
ルムカートリッジの遮光扉の開閉軸部(図示せず)に係
合するようになっている。そして、同支軸7a(開閉フ
ォーク部材7)が回動することによって、遮光扉が開閉
されるようになっている。
【0041】開閉フォーク部材7の下面側には、略三角
形状のガイド溝部7cが設けられており、このガイド溝
部7cには、上記フォーク駆動部材8のピン8bが係合
している。したがって、フォーク駆動部材8がモータ1
2の駆動力によって回動されると、ピン8bがガイド溝
部7cの内周面に沿って移動するので、これにより開閉
フォーク部材7も回動するようになっている。したがっ
て、この開閉フォーク部材7の回動によりカートリッジ
室1の内部に装填されたフイルムカートリッジの遮光扉
が開閉されるように構成されている。
【0042】また、上記フォーク駆動部材8のギアー部
8cには、カムリング9のギアー部9eが噛合してい
る。このカムリング9は、外周縁部の一部にギアー部9
eが形成されていると共に、外周縁部の所定の位置に
は、外方に向けて突出するように腕部9aが形成されて
いる。また、腕部9aの基部には、傾斜面9bが形成さ
れている。そして、カムリング9の略中央部には、嵌合
孔9dが穿設されており、この嵌合孔9dがカートリッ
ジ室1の上面1xの略中央部に設けられた支持部1nに
回動自在に嵌合している。
【0043】また、カムリング9の外周縁部であってギ
アー部9eの近傍には、上方に向けてピン9cが植設さ
れていて、このピン9cには、トグルばねからなるフォ
ークばね10の一端が係止されている。また、このフォ
ークばね10の他端は、開閉フォーク部材7の周縁部に
植設されたピン7bに係止されている。
【0044】フォークばね10は、図2に示す状態にお
いては、開閉フォーク部材7を反時計方向(遮光扉を閉
状態とする方向)に付勢している。また、フォーク駆動
部材8が反時計方向に回動されると、これに伴って開閉
フォーク部材7は、フォークばね10の付勢力に抗して
時計方向に回動されるが、このとき開閉フォーク部材7
が所定の位置を通過すると、フォークばね10の付勢力
は、開閉フォーク部材7を同方向(時計方向;遮光扉を
開状態とする方向)に回動させる作用をするように構成
されている。
【0045】また、フォーク駆動部材8による反時計方
向への回動に伴って、ギアー部8cとギアー部9eとが
噛合していることから、カムリング9が図2の時計方向
に回動するようになっている。このときカムリング9の
傾斜面9bが排出部材6の短腕部6aに作用して、同排
出部材6をさらに上方に押し上げるように構成されてい
る。このことについて、さらに詳しく説明する。図8・
図9・図10は、排出部材6とその近傍に配置される主
要な構成部材のみを取り出して示す概念図であって、フ
イルムカートリッジがカートリッジ室1の内部に装填さ
れ、収納室蓋2が閉状態となるときの一連の動作を示し
ている。この図8〜図10は、排出部材6の先端部の断
面形状を概略的に示すと共に、カートリッジ室1の内部
にフイルムカートリッジが装填される場合における排出
部材6・カートリッジ室1・フイルムカートリッジ及び
カムリング9の各構成部材の位置関係を概念的に示して
いる。なお、各部材の配置及び形状については、説明の
便宜上、上述の図1〜図7において示す実施形態の部材
配置及び形状とは若干異ならせて図示している。
【0046】図8の状態は、フイルムカートリッジCが
カートリッジ室1の内部に向けて装填され始めた状態で
ある。排出部材6の短腕部6aの近傍には、断面が階段
形状の当接部6aaが形成されている。カートリッジ室
1の側壁1y(図1・図3参照)に穿設されているガイ
ド溝1mには、上述したように排出部材6の短腕部6a
が摺動自在に嵌入しているが、実際には、短腕部6a及
び当接部6aaまでがカートリッジ室1の内部に若干突
出するように配置されている。
【0047】まず、フイルムカートリッジの装填動作が
進行すると、フイルムカートリッジCの端面が当接部6
aaの下面の当接面に当接する(図8の状態)。この状
態でフイルムカートリッジCを押し込めば、排出部材6
が矢印X1方向に摺動し、押し上げられることとなる。
そして、フイルムカートリッジCの端面がカートリッジ
室1の天井面に当接すると、排出部材6もそれ以上は、
移動し得ない状態となる(図9の状態)。なお、このと
き排出部材6は、付勢ばね21の付勢力により矢印X2
方向に付勢されている。この図9の状態においては、排
出部材6の短腕部6aの下面とカートリッジ室1の上面
1xとの間には、隙間Sが生じている。
【0048】この状態において、カムリング9が移動す
ることによって、同カムリング9の傾斜面9bが隙間S
に入り込み、これによって排出部材6は、さらに上方に
押し上げられる(図10の状態)。そして、この状態で
カムリング9の移動が停止すると、排出部材6は同位置
に係止されることとなる。
【0049】なお図8〜図10では、カムリング9の傾
斜面9bは、図8の矢印Y1方向に摺動するように図示
されているが、実際には、フォーク駆動部材8の回動に
伴うカムリング9の回動によって、傾斜面9bが隙間S
に入り込み、排出部材6を上方に押し上げることとな
る。このようにカムリング9は、フォーク駆動部材8の
回動に連動して移動し、その移動によって、排出部材6
をさらに移動させる移動部材の役目をしている。なお、
カムリング9等のさらに詳しい作用については、後述す
る。また、図8〜図10に示されるカートリッジ装填検
出SW11の作用、即ち排出部材6の矢印X方向への移
動(摺動)に伴うスイッチ開閉動作については、後述す
る。
【0050】図1〜図7に戻って、排出部材6の近傍に
は、カムリング9の移動を検出することで、フイルムカ
ートリッジ(図示せず)がカートリッジ室1の内部に確
実に装填されたことを検出する移動検出手段であるカー
トリッジ装填検出SW11が、カートリッジ室1の側壁
1y上の固定部材1kによって固設されている(図1・
図3参照)。このカートリッジ装填検出SW11は、二
つの端子11a・11bとこれを固定する固定台11c
とによって構成されていて、二つの端子11a・11b
は、通常の状態では接触した状態となっている。
【0051】カートリッジ装填検出SW11は、上述の
ように排出部材6がフイルムカートリッジの装填動作に
伴って矢印X1方向に移動され、さらにカムリング9の
傾斜面9bによって上方に押し上げられると(移動する
と)、図8〜図10に示すように排出部材6の段部6d
がカートリッジ装填検出SW11の一方の端子11aの
先端当接部に当接し、両端子11a・11b間を離間さ
せ、同SW11の開閉状態(オン/オフ状態)を切り換
えるようになっている。
【0052】つまり、カムリング9が移動して、排出部
材6をさらに押し上げる動作に連動して、カートリッジ
装填検出SW11の開閉状態が切り換わるように構成さ
れており、これによってフイルムカートリッジが確実に
カートリッジ室1の内部に装填されたことを検出し得る
ようにされている。
【0053】さらに、カートリッジ室1の側壁1y上で
あって、ロックレバー3の上側の所定の位置には、解除
レバー19が配設されている。この解除レバー19は、
中程に長孔19aを有しており、この長孔19aの周縁
部には、側壁1yに向けて筒部19eが設けられてい
る。この筒部19eは、解除レバー19がスムーズに動
作し得るように、カートリッジ室1の側壁1yとの間の
間隔を確保するために設けられているものである長孔1
9aには、側壁1yに植設されたガイドピン1cが貫通
しており、これによって解除レバー19は、回動自在に
かつ矢印X方向に向けて摺動自在に軸支され、さらに解
除レバー19の矢印X方向への移動を規制している。
【0054】解除レバー19の一腕部19bの中程に
は、側壁1yに向けてガイドピン19dが植設されてい
る。このガイドピン19dは、カートリッジ室1の側壁
1yに設けられた略三角形状のガイド孔1hに係入して
いる。これによって解除レバー19の回動方向への移動
を規制している。
【0055】なお、解除レバー19の近傍には、付勢ば
ね23が配設されている。この付勢ばね23は、側壁1
y上に植設される支軸1jによって保持されており、同
ばね23の一端は、側壁1y上の固定軸1iに当接し、
同ばね23の他端は、解除レバー19の上記筒部19e
に当接している。これにより解除レバー19は、付勢ば
ね23の付勢力によって常に図1・図3の矢印X1方向
に付勢されている。
【0056】また、解除レバー19の一腕部19bの先
端は、カートリッジ室1の上面1xより上方に突出し得
ると共に、カムリング9の腕部9aに当接し得る位置に
配置されている。一方、解除レバー19の他腕部19c
の先端は、図3の状態(収納室蓋2が閉状態となる直前
の状態)において、ロックレバー3の他端部に当接し得
る位置に配置されている。つまり、この図3の状態にお
いては、解除レバー19は、上方からは、一端部19b
の先端に対するカムリング9の腕部9aにより、また下
方からは、他端部19cの先端に対するロックレバー3
の他端部によって位置規制がなされている。しかし解除
レバー19は、カムリング9及びロックレバー3に対し
て何の作用もしていない状態にある。
【0057】一方、この解除レバー19は、上記収納室
蓋2のロック部2aと上記ロックレバー3のフック部3
aとからなる蓋係止手段による収納室蓋2の係止状態を
解除するための蓋係止解除手段の役目をしている。つま
り、解除レバー19の一腕部19bの先端は、カートリ
ッジ室1の内部にフイルムカートリッジが装填されてい
る状態においては、付勢ばね23の付勢力によって矢印
X1方向に若干突出するように配置されるようになって
いる(図7参照)。
【0058】この状態において、カートリッジ室1の内
部からフイルムカートリッジを取り出す場合には、まず
モータ12を駆動させて、その駆動力によってフォーク
駆動部材8を回動させることとなる。すると、これに連
動してカムリング9も回動する。このときにカムリング
9の腕部9aが解除レバー19の一腕部19bの先端に
作用し、これにより解除レバー19は、収納室蓋2の係
止状態を解除するようになっている。このことについて
の詳細については後述する。なお、図1に示すようにカ
ートリッジ室1の側壁1yには、本フイルムカートリッ
ジ装填装置を覆うように、おさえ板24が配設されてい
る。
【0059】次に、このように構成された本実施形態の
フイルムカートリッジ装填装置において電気回路系の概
略構成を、以下に説明する。図11は、本実施形態のフ
イルムカートリッジ装填装置に関わる電気回路系の概略
構成を示す配線図である。
【0060】図11に示すように、本実施形態のフイル
ムカートリッジ装填装置は、本装置が適用されるカメラ
全体を制御する制御手段であるCPU15によって、そ
の動作が制御されるようになっている。CPU15に
は、カメラ全体に電力を供給するための電源17と、駆
動源であるモータ12を駆動し制御する駆動制御手段で
あるモータドライバ13と、上記電気接点4aと上記ス
イッチパターン5aとからなる蓋閉検出手段としての蓋
閉検出スイッチ31と、カートリッジ装填検出SW11
と、収納室蓋2を開状態とする際に操作される操作手段
であるフイルムカートリッジ収納室蓋開用スイッチ(以
下、収納室蓋開用SWという)16と、カートリッジ室
1の内部に装填されたフイルムカートリッジに設けら
れ、同カートリッジ内に収納されているフイルムに固有
の情報等が記載されたバーコード板(図示せず)から、
各種の情報を読み取るためのフォトリフレクタ等からな
る情報読取手段18等が電気的に接続されている。そし
て、これらの電気部材は、CPU15によって制御され
るように構成されている。
【0061】収納室蓋開用スイッチ16としては、例え
ば途中まで撮影済みのフイルムが収納されたフイルムカ
ートリッジが装填されているカメラにおいて、フイルム
の撮影済み部分及び未撮影部分を、撮影者が意図的にフ
イルムカートリッジの内部に全てを巻き戻すために操作
するスイッチ(いわゆる途中巻き戻しスイッチ)や、規
定撮影枚数の撮影が終了したときに、最終コマの撮影終
了を検知してフイルムの巻き戻し動作を実行させるため
のフイルム自動巻戻手段に連動するスイッチ等がある。
【0062】以上のように構成された上記一実施形態の
フイルムカートリッジ装填装置の作用を、以下に説明す
る。なお図12は、本実施形態のフイルムカートリッジ
装填装置が適用されたカメラにおける動作シーケンス
(メインルーチン)のうち本発明に関わる部分のみを抜
き出して示すフローチャートである。また図13は、図
12に示す[フイルム初期送出]のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【0063】カートリッジ室1の内部にフイルムカート
リッジを装填する場合には、まず収納室蓋2を開状態と
する。このときにカートリッジ室1の内部にフイルムカ
ートリッジが装填されていない状態であれば、そのまま
所望のフイルムカートリッジをカートリッジ室1の内壁
面に沿わせるようにして開口部1pより挿入する。そし
て、フイルムカートリッジを押し入れると、同カートリ
ッジの端面が排出部材6の短腕部6aの当接面に当接す
る(図8参照)。
【0064】この状態において、さらにフイルムカート
リッジを押し入れると、排出部材6は、付勢ばね21の
付勢力に抗してフイルムカートリッジと共に、図1・図
3の矢印X1方向に移動する。そして、フイルムカート
リッジを、その端面がカートリッジ室1の天井面に当接
するまで押し入れる(図9参照)。
【0065】ところで、フイルムカートリッジをカート
リッジ室1の内部に押し入れる際には、通常の場合、収
納室蓋2を閉状態にするための動作を伴う。つまり、収
納室蓋2の内面側をフイルムカートリッジの端面に当接
させて、これを押圧することにより、フイルムカートリ
ッジをカートリッジ室1の内部に押し入れるようにする
のが普通である。
【0066】この場合において、収納室蓋2が閉状態と
なるときの動作は、次の通りである。まず、図3に示す
状態(収納室蓋2が閉状態になる直前の状態)から、さ
らに収納室蓋2が矢印X1方向に移動すると、ロック部
2aがフック部3aに当接しこれを押圧する。すると、
付勢ばね22の付勢力に抗してロックレバー3は、反時
計方向に若干量だけ回動する。これによりラッチレバー
20の一腕部20aは、カートリッジ室1の側壁1yの
突起部1eから若干量だけ離間する。
【0067】この状態を維持したままロック部2aが矢
印X1方向に進むと、ロック部2aの先端部は、ラッチ
レバー20の一腕部20aの先端を押圧し、ラッチレバ
ー20を付勢ばね22の付勢力に抗して時計方向に回動
させる。このままロック部2aがさらに同方向に進む
と、ロックレバー3は、付勢ばね22の付勢力によって
時計方向に回動し、ロック部2aとフック部3aとの当
接が外れ、フック部3aはロック部2aの鉤状部に入り
込み、よってロック部2aとフック部3aとは係合状態
となる。これと同時に、ラッチレバー20の一腕部20
aとカートリッジ室1の側壁1yの突起部1eとは、当
接し得ない状態となっているので、ラッチレバー20の
一腕部20aは、突起部1eを通過して溝部1f内に入
り込む。
【0068】また、このときのロックレバー3の時計方
向への回動に伴って、切片4も同方向に回動する。これ
によって切片4の電気接点4aは、スイッチパターン5
aに接触し、収納室蓋2が閉状態となった旨の信号を発
生させる。
【0069】なお、ロックレバー3の時計方向への回動
によって、同ロックレバー3の他端部は、解除レバー1
9の他腕部19cの先端を押圧し、解除レバー19を反
時計方向に回動させる。すると、解除レバー19は、図
5に示す状態、即ちカートリッジ室1の軸方向と同方向
となる位置に配置されると共に、この姿勢のまま付勢ば
ね23の付勢力によって上方(矢印X1方向)に若干押
し上げられる。これにより解除レバー19の一腕部19
bの先端が、カートリッジ室1の上面1xより若干突出
するように配置されることとなる。なお、一腕部19b
の先端は、カムリング9の腕部9aに当接し、これによ
り、その位置が規制されている(図3・図4参照)。ま
た、このときの解除レバー19の一連の動作は、ロック
レバー3等の動作に追従しているのみである。
【0070】上述のような動作によって、蓋閉検出スイ
ッチ31(電気接点4a及びスイッチパターン5a)の
信号、即ち収納室蓋2が閉状態となった旨の信号(オフ
(OFF)信号)が発生すると(図12のステップS1
1)、カートリッジ室1の内部は、確実に遮光されてい
ることとなる。したがって、この信号を受けてカメラ
は、[フイルム初期送出]サブルーチン(図12のステ
ップS12及び図13参照)の処理を実行する。
【0071】即ち、図12のステップS11において、
CPU15は、蓋閉検出スイッチ31からの信号を監視
しており、同信号がオフ信号であると判断した場合に
は、ステップS12の[フイルム初期送出]のサブルー
チンに進む。また、蓋閉検出スイッチ31からの信号が
オフ信号ではないと判断した場合には、以降の処理に進
むこととなる、上述のステップS12において、[フイ
ルム初期送出]のサブルーチンに進むと、図13のステ
ップS13において、まずフイルムカートリッジの遮光
扉を開状態とする動作が行なわれる。この動作は、フイ
ルムカートリッジの遮光扉を開状態とすることで、フイ
ルムカートリッジの内部のフイルムをスムーズに送り出
し得るようにするために実行されるものである。このサ
ブルーチンでは、次に示すような動作がなされる。
【0072】まず、蓋閉検出スイッチ31からのオフ信
号を受けたCPU15は、モータドライバ13を介して
モータ12を駆動制御する。これによりモータ12の駆
動力は、駆動力伝達手段(図示せず)を介してフォーク
駆動部材8に伝達され、これを図4において反時計方向
に回動させる。これにより開閉フォーク部材7は、フォ
ークばね10の付勢力に抗して時計方向に回動され、よ
ってフイルムカートリッジの遮光扉は、開状態となるよ
うに、その移動(回動)を開始する。
【0073】同時にフォーク駆動部材8のギアー部8c
は、カムリング9のギアー部9eとの噛合によって、カ
ムリング9を時計方向に回動させる。カムリング9が回
動すると、図5に示すようにカートリッジ室1の上面1
xより若干突出するように配置されている解除レバー1
9の一腕部19bの先端に対し、カムリング9の腕部9
aが当接し、これを付勢ばね23の付勢力に抗して矢印
X2方向に押し下げながら通過する。カムリング9の腕
部9aが通過すると、解除レバー19は、付勢ばね23
の付勢力によって再度矢印X1方向に押し上げられる。
この場合には、長孔19aとガイドピン1c及びガイド
孔1hとガイドピン19dとによって、位置規制がなさ
れる。
【0074】つまり、開閉フォーク部材7がフイルムカ
ートリッジの遮光扉を開状態にする方向に回動すると
き、即ちフォーク駆動部材8が反時計方向に回動し、カ
ムリング9が時計方向に回動するときには、同カムリン
グ9は、図4・図5の状態から図6・図7の状態に移行
する。このとき、カムリング9の腕部9aは、解除レバ
ー19の一腕部19bの先端を矢印X2方向に押し下げ
られ、さらに付勢ばね23の付勢力により矢印X1方向
に移動する作用をするが、解除レバー19自身は、他の
部材に対して何の作用もしないようになっている。
【0075】次いで、カムリング9の傾斜面9bが、図
9に示すように排出部材6の隙間S(図4も参照)に入
り込み、同リング9の回動に伴って排出部材6を上方
(矢印X1方向)に押し上げる。そして、図7・図10
に示す状態となる。これにより、上述したようにカート
リッジ装填検出SW11の開閉状態が切り換わる(オフ
状態となる)。この状態となることで、フイルムカート
リッジがカートリッジ室1の内部に完全に装填されたこ
ととなる。
【0076】これを受けて、図13のステップS13の
サブルーチンからステップS14の処理に進み、このス
テップS14において、CPU15は、カートリッジ装
填検出SW11の開閉状態を確認する。ここで、同SW
11がオン状態であることが確認されると、何らかの異
常が発生したと判断されて、カメラ全体の動作シーケン
ス又は[フイルム初期送出]シーケンスは停止する(H
ALT)。
【0077】一方、このステップS14において、カー
トリッジ装填検出SW11がオフ状態にあることが確認
されると、次のステップS15の処理に進み、[フイル
ムカートリッジのバーコード読取]のサブルーチンが実
行された後、一連の処理を終了し、図12のメインルー
チンに復帰する。
【0078】なお、ステップS15における[フイルム
カートリッジのバーコード読取]のサブルーチンは、C
PU15によって上記情報読取手段18を制御して、カ
ートリッジ室1の内部に装填されたフイルムカートリッ
ジのバーコード板(図示せず)から、カートリッジ内に
収納されているフイルムに固有の各種の情報等を読み取
る動作シーケンスである。この動作シーケンスは、新シ
ステムに対応したカメラにおいて行われる一般的な動作
であるので、本明細書では、その詳細な説明は省略す
る。
【0079】また、上述の図12のステップS11にお
いて、蓋閉検出スイッチ31からの信号がオフ信号では
ない場合において実行される、以降の動作シーケンスに
ついては、本発明に直接関連しない部分であるので詳細
な説明及び図示を省略する。
【0080】一方、本実施形態のフイルムカートリッジ
装填装置が適用されたカメラを使用して、写真撮影を行
なっている場合において、そのメインルーチン中には、
図12のステップS16に示すように収納室蓋開用SW
16の開閉状態の変化を監視するステップが設けられて
いる。
【0081】つまり、カメラの使用中において、例えば
装填されたフイルムカートリッジに収納されたフイルム
の規定枚数分の全てを撮影した場合や、装填されたフイ
ルムカートリッジを他のフイルムに交換するため等にお
いて、途中まで撮影済みのフイルムをフイルムカートリ
ッジの内部に巻き戻す途中巻き戻し動作を行なう操作を
したり、誤って収納室蓋2を開状態とするための操作を
行なってしまったような場合等、即ちカートリッジ室1
の内部に装填されたフイルムカートリッジを取り出すた
めの操作がなされた場合には、収納室蓋開用SW16が
オン状態に切り換わる。
【0082】この収納室蓋開用SW16がオン状態に切
り換わる場合として、具体的には、最終コマの撮影終了
後の一連のフイルム給送動作に連動して、自動的に同S
W16が切り換わる場合、途中巻戻SWを操作した場
合、収納室蓋2を開状態とするための解除ボタン等を操
作した場合等がある。
【0083】図12のステップS16において、CPU
15が、収納室蓋開用SW16の開閉状態の変化を監視
し、同SW16がオン状態となったことが確認される
と、次のステップS17に進み、このステップS17に
おいて、CPU15は、フイルム巻戻用のモータ(例え
ばモータ12が兼用される)を逆回転(フイルム巻戻方
向へと回転)させてフイルム巻戻動作を実行する。
【0084】このフイルム巻戻動作が終了すると、続い
てCPU15は、モータドライバ13を介してモータ1
2を駆動制御し、モータ12の駆動力によって、フォー
ク駆動部材8を図6の時計方向に回動させる。これによ
り開閉フォーク部材7は、フォークばね10の付勢力に
抗して反時計方向に回動される。したがって、フイルム
カートリッジの遮光扉は、閉状態への移動(回動)を開
始する。
【0085】同時にフォーク駆動部材8のギアー部8c
は、カムリング9を反時計方向に回動させる。すると、
カムリング9の傾斜面9bは、排出部材6と上面1xと
の隙間S(図9参照)から離間する。これにより、排出
部材6は、付勢ばね21の付勢力により矢印X2方向に
移動し、カートリッジ装填検出SW11の開閉状態が切
り換わる(オン状態となる)。
【0086】また、カムリング9の腕部9aは、解除レ
バー19の一腕部19bの先端に当接し、これをガイド
ピン1cを中心とする時計方向に回動させる。このとき
ガイド孔1hにガイドピン19dが係入しているので、
ガイドピン19は、ガイド孔1hの内周面に沿って移動
することとなる。したがって、解除レバー19は、ガイ
ドピン1cを中心として時計方向に回動しながら、付勢
ばね23の付勢力に抗して長孔19aに沿って下方(矢
印X2方向)に移動する。
【0087】すると、解除レバー19の他端部19cの
先端は、ロックレバー3の先端部に当接し、同レバー3
を付勢ばね22の付勢力に抗して反時計方向に回動させ
る。これにより、ロック部2aとフック部3aとの係止
状態が解除されると同時に、電気接点4aとスイッチパ
ターン5aとが離間することで、収納室蓋2が開状態に
移行した旨の信号(蓋閉検出手段によるオン信号)が発
生する。
【0088】つまり、このときの動作は、図6・図7の
状態から図4・図5の状態を経て図2・図3の状態に移
行する際の動作である。
【0089】そこで、図12のステップS18におい
て、CPU15は、蓋閉検出SW31の開閉状態を確認
し、蓋閉検出スイッチ31のオン信号を受けて、モータ
12の回転駆動を停止(モータOFF)させる。
【0090】以上説明したように上記一実施形態によれ
ば、新システムに対応したカメラに使用されるフイルム
カートリッジであって、遮光扉を有するフイルムカート
リッジを装填して使用するカメラにおいて、フイルムカ
ートリッジ収納室1の内部へのフイルムカートリッジの
装填動作及びフイルムカートリッジ収納室1の開口部1
pを閉状態とする際の動作と、フイルムカートリッジ収
納室1の内部に装填されたフイルムカートリッジの遮光
扉を開状態とする際の動作とを連動させて一連のフイル
ム装填動作として制御することにより、フイルムカート
リッジの内部に対する確実な遮光と、より確実でスムー
ズなフイルム給送動作とを確保し得るカメラのフイルム
カートリッジ装填装置を提供することができる。
【0091】また、カートリッジ室1の内部にフイルム
カートリッジが装填されていることを確認してから、フ
イルムの初期送出動作を行なうように制御されているの
で、例えばフイルムカートリッジ収納室1の内部にフイ
ルムカートリッジが装填されていないにも関わらず、フ
イルム給送動作が行われてしまうようなことはない。し
たがって、無駄な電力の消費を抑止し、省電力化に寄与
することができる。
【0092】さらに、収納室蓋2を閉状態とし、かつフ
イルムカートリッジの遮光扉が開状態となるのを待っ
て、フイルム初期送出動作を行なうようにしたので、確
実かつスムーズにフイルムの自動給送動作を行なわしめ
ることができる。
【0093】なお、本実施形態において、フイルムカー
トリッジ装填前の図2では一見して、フォークばね10
の一端がカムリング9のピン9cに係止されていること
から、カムリング9が時計方向に回転してしまいそうで
あるが、フォーク駆動部材8とモータ12とはギアー列
によって連結されているので、通常、その高いギアー比
のために容易には回転しない。また、ピン9cは、カム
リング9に配設する代わりに、このピン9cを本体側の
固定物(図示せず)に固設するようにしても良い。
【0094】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、遮光
扉を有するフイルムカートリッジを装填して使用するカ
メラにおいて、一連のフイルム装填動作を制御すること
により、フイルムカートリッジの内部に対する確実な遮
光と、より確実でスムーズなフイルム給送動作とを確保
し得ると共に、効率的な駆動制御を行なって省電力化を
実現し得るカメラのフイルムカートリッジ装填装置を提
供することことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のフイルムカートリッジ装
填装置を示す要部分解斜視図。
【図2】図1のフイルムカートリッジ装填装置の一部を
構成するフイルムカートリッジ遮光扉開閉手段近傍をフ
イルムカートリッジ収納室の上面側から見た図であっ
て、フイルムカートリッジ収納室の内部にフイルムカー
トリッジが完全に装填される直前の状態を示す図。
【図3】図1のフイルムカートリッジ装填装置の主要部
を示す正面図であって、フイルムカートリッジ収納室の
内部にフイルムカートリッジが完全に装填される直前の
状態を示す図。
【図4】図1のフイルムカートリッジ装填装置の一部を
構成するフイルムカートリッジ遮光扉開閉手段近傍をフ
イルムカートリッジ収納室の上面側から見た図であっ
て、フイルムカートリッジ収納室の内部にフイルムカー
トリッジが装填され、フイルムカートリッジの遮光扉を
開状態に移行させつつある状態を示す図。
【図5】図1のフイルムカートリッジ装填装置の主要部
を示す正面図であって、フイルムカートリッジ収納室の
内部にフイルムカートリッジが装填され、フイルムカー
トリッジの遮光扉を開状態に移行させつつある状態を示
す図。
【図6】図1のフイルムカートリッジ装填装置の一部を
構成するフイルムカートリッジ遮光扉開閉手段近傍をフ
イルムカートリッジ収納室の上面側から見た図であっ
て、フイルムカートリッジ収納室の内部にフイルムカー
トリッジが完全に装填され、遮光扉の開動作が完了した
状態を示す図。
【図7】図1のフイルムカートリッジ装填装置の主要部
を示す正面図であって、フイルムカートリッジ収納室の
内部にフイルムカートリッジが完全に装填され、遮光扉
の開動作が完了した状態を示す図。
【図8】図1のフイルムカートリッジ装填装置における
排出部材とその近傍に配置される主要な構成部材のみを
取り出して示す概念図であって、フイルムカートリッジ
がフイルムカートリッジ収納室の内部に装填されている
途中の状態を示す図。
【図9】図1のフイルムカートリッジ装填装置における
排出部材とその近傍に配置される主要な構成部材のみを
取り出して示す概念図であって、フイルムカートリッジ
がフイルムカートリッジ収納室の内部に装填され、フイ
ルムカートリッジ収納室蓋が完全に閉状態となる直前の
状態を示す図。
【図10】図1のフイルムカートリッジ装填装置におけ
る排出部材とその近傍に配置される主要な構成部材のみ
を取り出して示す概念図であって、フイルムカートリッ
ジがフイルムカートリッジ収納室の内部に装填され、フ
イルムカートリッジ収納室蓋が完全に閉状態となった状
態を示す図。
【図11】図1のフイルムカートリッジ装填装置に関わ
る電気回路系の概略構成を示す配線図。
【図12】図1のフイルムカートリッジ装填装置が適用
されたカメラにおける動作シーケンス(メインルーチ
ン)のうち、本発明に関わる部分のみを抜き出して示す
フローチャート。
【図13】図12における[フイルム初期送出]のサブ
ルーチンを示すフローチャート。
【符号の説明】
1……フイルムカートリッジ収納室 2……フイルムカートリッジ収納室蓋 2a……ロック部(蓋係止手段) 3……ロックレバー(係止部材) 3a……フック部(蓋係止手段) 4a……電気接点(蓋閉検出手段) 5a……スイッチパターン(蓋閉検出手段) 6……排出手段(排出部材) 7……開閉フォーク部材(遮光扉開閉手段、開閉手段) 8……フォーク駆動部材(遮光扉開閉手段、開閉手段) 9 カムリング(移動手段) 10 フォークばね(遮光扉開閉手段) 11……フイルムカートリッジ装填検出スイッチ(移動
検出手段、検出スイッチ) 12……モータ(駆動源) 13……モータドライバ(駆動制御手段) 15……CPU(制御手段) 16……フイルムカートリッジ収納室蓋開用スイッチ 19……解除レバー(蓋係止解除手段) 20……ラッチレバー 31……蓋閉検出スイッチ(蓋閉検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H020 BA01 BA07 BC08 BC17 CA07 CA08 DD06 DD08 EA01 MA01 MA03 MA04 MA06 MC01 MC02 MC41 MC62 MC63 MC71 MC78 MC94 MC97 ME07 ME11 ME27 2H100 AA71 FF01 FF08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラのフイルムカートリッジ装填装
    置において、 フイルムカートリッジが装填されるフイルムカートリッ
    ジ収納室と、 このフイルムカートリッジ収納室の内部にフイルムカー
    トリッジを装填するために設けられた開口部を開閉する
    フイルムカートリッジ収納室蓋と、 このフイルムカートリッジ収納室蓋を閉状態に係止する
    蓋係止手段と、 この蓋係止手段により上記フイルムカートリッジ収納室
    蓋が係止されたことを検出する蓋閉検出手段と、 フイルムカートリッジを上記フイルムカートリッジ収納
    室から排出させる排出手段と、 フイルムカートリッジの遮光扉の開閉を行なうフイルム
    カートリッジ遮光扉開閉手段と、 このフイルムカートリッジ遮光扉開閉手段の開動作に連
    動して上記排出手段を移動させる移動手段と、 この移動手段の上記移動を検出する移動検出手段と、 上記フイルムカートリッジ遮光扉開閉手段を駆動するた
    めの駆動力を発生させる駆動源と、 上記蓋閉検出手段の出力を受け、かつ上記移動検出手段
    の出力を受けて、上記駆動源を駆動制御する駆動制御手
    段と、 を有することを特徴とするカメラのフイルムカートリッ
    ジ装填装置。
  2. 【請求項2】 カメラのフイルムカートリッジ装填装
    置において、 フイルムカートリッジが装填されるフイルムカートリッ
    ジ収納室と、 このフイルムカートリッジ収納室の内部にフイルムカー
    トリッジを装填するために設けられた開口部を開閉する
    フイルムカートリッジ収納室蓋と、 このフイルムカートリッジ収納室蓋を閉状態に係止する
    蓋係止手段と、 この蓋係止手段による上記フイルムカートリッジ収納室
    蓋の係止状態を解除する蓋係止解除手段と、 上記フイルムカートリッジ収納室蓋の係止を解除させる
    操作手段と、 フイルムカートリッジの遮光扉の開閉を行なうフイルム
    カートリッジ遮光扉開閉手段と、 このフイルムカートリッジ遮光扉開閉手段の閉動作に連
    動してフイルムカートリッジの排出を可能とし、上記蓋
    係止解除手段による係止状態の解除を可能とさせる移動
    手段と、 上記フイルムカートリッジ遮光扉開閉手段を駆動するた
    めの駆動力を発生させる駆動源と、 上記操作手段の出力を受けて上記駆動源を駆動させ、上
    記蓋係止手段による係止状態を解除するように上記駆動
    源を駆動制御する駆動制御手段と、 を有することを特徴とするカメラのフイルムカートリッ
    ジ装填装置。
  3. 【請求項3】 カメラのフイルムカートリッジ装填装
    置において、 フイルムカートリッジが装填されるフイルムカートリッ
    ジ収納室と、 このフイルムカートリッジ収納室の内部にフイルムカー
    トリッジを装填するために設けられた開口部を開閉する
    フイルムカートリッジ収納室蓋と、 このフイルムカートリッジ収納室蓋を閉状態に係止する
    蓋係止手段と、 この蓋係止手段による上記フイルムカートリッジ収納室
    蓋の係止状態を解除する蓋係止解除手段と、 フイルムカートリッジをフイルムカートリッジ収納室の
    内部より排出させるための操作手段と、 上記フイルムカートリッジ収納室蓋の係止状態が上記蓋
    係止解除手段により解除されたことを検出する蓋閉検出
    手段と、 フイルムカートリッジを上記フイルムカートリッジ収納
    室から排出させる排出手段と、 フイルムカートリッジの遮光扉の開閉を行なうフイルム
    カートリッジ遮光扉開閉手段と、 このフイルムカートリッジ遮光扉開閉手段の閉動作に連
    動してフイルムカートリッジの排出を可能とし、上記蓋
    係止解除手段による係止状態の解除を可能とさせる移動
    手段と、 上記フイルムカートリッジ遮光扉開閉手段を駆動するた
    めの駆動力を発生させる駆動源と、 上記操作手段の出力を受けて上記駆動源を駆動させ、上
    記蓋係止手段による係止状態を解除するように上記駆動
    源を駆動制御する駆動制御手段と、 を有し、 フイルムカートリッジを上記フイルムカートリッジ収納
    室より排出することを特徴とするカメラのフイルムカー
    トリッジ装填装置。
  4. 【請求項4】 フイルムカートリッジの内部に収納さ
    れたフイルムに対する外部光を遮光し、このフイルムを
    外部へ送り出すため開閉可能な遮光扉を有するフイルム
    カートリッジを使用するカメラのフイルムカートリッジ
    装填装置において、 上記フイルムカートリッジを装填するフイルムカートリ
    ッジ収納室と、 上記フイルムカートリッジを上記フイルムカートリッジ
    収納室より排出する排出手段と、 上記フイルムカートリッジの遮光扉を開閉する開閉手段
    と、 上記フイルムカートリッジが上記フイルムカートリッジ
    収納室の内部に装填されたことを検出する検出スイッチ
    と、 を有し、 上記フイルムカートリッジが上記フイルムカートリッジ
    収納室の内部に装填される際の動作に伴って、上記排出
    手段が所定の移動量だけ移動し、上記遮光扉を閉状態と
    するために上記開閉手段が駆動されることにより、上記
    排出手段がさらに所定量だけ移動したときに、上記検出
    スイッチが作動を開始するように構成されていることを
    特徴とするカメラのフイルムカートリッジ装填装置。
JP10258734A 1998-06-23 1998-09-11 カメラのフイルムカートリッジ装填装置 Withdrawn JP2000081660A (ja)

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