JPH0968284A - メカニカルシールの冷却構造 - Google Patents

メカニカルシールの冷却構造

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Publication number
JPH0968284A
JPH0968284A JP24388795A JP24388795A JPH0968284A JP H0968284 A JPH0968284 A JP H0968284A JP 24388795 A JP24388795 A JP 24388795A JP 24388795 A JP24388795 A JP 24388795A JP H0968284 A JPH0968284 A JP H0968284A
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JP
Japan
Prior art keywords
pumping
flushing water
ring
mechanical seal
energized
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24388795A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yasuda
修 安田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メカニカルシール10の径及び回転数が限られ
た中で十分な量のフラッシング水を循環させる。 【解決手段】 ポンピングリング20A 、20B を複数個設
置し、フラッシング水を複数個のポンピングリング20A
、20B によって多段に付勢することによって必要フラ
ッシング水量を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメカニカルシールの
冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメカニカルシールの断面図が図2
に示されている。図2において、10はメカニカルシー
ル、11は回転軸、12はハウジングである。メカニカルシ
ール10はグランドカバー1、回転環リテーナ2、回転環
3、固定環リテーナ4、固定環5、ばね6等からなる。
【0003】回転軸11に回転環リテーナ2が固定され、
この回転環リテーナ2の外周面を切り欠くことによって
単一のポンピングリング20が刻設され、その左端には回
転環3がピン13によって固定されている。
【0004】ハウジング12にはグランドカバー1が固定
され、このグランドカバー1には固定環リテーナ4が固
定されている。この固定環リテーナ4に固定環5が出没
自在に支持され、固定環5はその背後からばね6によっ
て押推されてその先端面は回転環3に摺接している。
【0005】クーラ13で冷却されたフラッシング水は導
入管14、通孔15、室16、通孔17を経て室18に入り、固定
環5と回転環3との摺接によって発生する摩擦熱を奪っ
た後、ポンピングリング20によって付勢される。そし
て、室19、通孔21、排出管22を経てクーラ13に戻る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のメカニカル
シール10は1段のポンピングリング20しか具えていない
ため、その径及び回転数によってポンピング特性が一義
的に決まる。
【0007】従って、メカニカルシール10の運転条件の
変化により固定環5と回転環3との間の摩擦熱やフラッ
シング水の流通抵抗が増大すると、必要な量のフラッシ
ング水を循環させることができなくなるという問題があ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、フラッシング水を付勢するポンピングリングを
具備するメカニカルシールにおいて、上記ポンピングリ
ングを複数個設置し、上記フラッシング水を複数個のポ
ンピングリングによって多段に付勢することによって必
要フラッシング水量を確保することを特徴とするメカニ
カルシールの冷却構造にある。
【0009】他の特徴とするところは、上記複数個のポ
ンピングリングの切り欠き溝の寸法を変えることによっ
てそのポンピング特性を調整することにある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の1実施形態が図1に示さ
れている。回転環リテーナ2の外周面には軸方向に所定
の間隔を隔てて複数(図には2個)のポンピングリング
20A 、20B が刻設されている。そして、グランドカバー
1にはポンピングリング20A によって付勢されたフラッ
シング水をポンピングリング20B に導く通路23と、この
ポンピングリング20B によって付勢されたフラッシング
水を排出管22に導く通路26が穿設されている。
【0011】固定環5と回転環3との摺接によって発生
した摩擦熱を奪ったフラッシング水は第1段のポンピン
グリング20A によって付勢された後、室19、通路23を経
て室24に入り、第2段のポンピングリング20B によって
付勢された後、通路26を通って排出管22に排出される。
他の構成は図2に示す従来のものと同様であり、対応す
る部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0012】しかして、フラッシング水は第1段のポン
ピングリング20A によって付勢された後、第2段のポン
ピングリング20B によって付勢されるので、メカニカル
シールの運転条件の変化によって摩擦熱が増大し又はフ
ラッシング水の循環系の流過抵抗が増大した場合であっ
ても必要とするフラッシング水量を確保することができ
る。
【0013】なお、図示の実施形態においては、2個の
ポンピングリングを設けているが、3個以上設けること
ができ、また、ポンピングリングの切り欠き溝の寸法を
変えることによってそのポンピング特性を容易に調整し
うる。
【0014】
【発明の効果】本発明においては、ポンピングリングを
複数個設置し、フラッシング水を複数個のポンピングリ
ングによって多段に付勢することによって必要フラッシ
ング水量を確保することができる。この結果、メカニカ
ルシールの運転条件やフラッシング水の流過抵抗の変化
に拘わらずメカニカルシールを十分に冷却してその信頼
性を向上しうる。
【0015】複数個のポンピングリングの切り欠き溝の
寸法を変えることによってそのポンピング特性を調整す
れば、ポンピングリングのポンピング特性をメカニカル
シールの運転条件に容易に適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示す断面図である。
【図2】従来のメカニカルシールの断面図である。
【符号の説明】
10 メカニカルシール 11 回転軸 12 ハウジング 1 グランドカバー 2 回転環リテーナ 3 回転環 4 固定環リテーナ 5 固定環 6 ばね 20A 、20B ポンピングリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシング水を付勢するポンピングリ
    ングを具備するメカニカルシールにおいて、 上記ポンピングリングを複数個設置し、上記フラッシン
    グ水を複数個のポンピングリングによって多段に付勢す
    ることによって必要フラッシング水量を確保することを
    特徴とするメカニカルシールの冷却構造。
  2. 【請求項2】 上記複数個のポンピングリングの切り欠
    き溝の寸法を変えることによってそのポンピング特性を
    調整することを特徴とする請求項1記載のメカニカルシ
    ールの冷却構造。
JP24388795A 1995-08-30 1995-08-30 メカニカルシールの冷却構造 Withdrawn JPH0968284A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100799263B1 (ko) * 2007-01-26 2008-01-29 주식회사 멀티스하이드로 교반기용 더블 메카니칼 씰 유니트
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KR20190098330A (ko) * 2018-02-14 2019-08-22 주식회사 셀텍 발효기 교반기용 메카니컬 씰

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Effective date: 20021105