JPH0967291A - 含フッ素化合物、及び潤滑油組成物 - Google Patents
含フッ素化合物、及び潤滑油組成物Info
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- JPH0967291A JPH0967291A JP8175411A JP17541196A JPH0967291A JP H0967291 A JPH0967291 A JP H0967291A JP 8175411 A JP8175411 A JP 8175411A JP 17541196 A JP17541196 A JP 17541196A JP H0967291 A JPH0967291 A JP H0967291A
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- fluorine
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式[1]で表される含フッ素化合物、及
び該化合物からなる潤滑油または潤滑油組成物。 【化1】 [ただし、R1 、R2 はそれぞれ炭化水素基を表す。ま
た、R3 、R4 、R5 、R6 はそれぞれ水素原子または
炭化水素基であり、これらの炭素原子数の合計は6〜3
6個の範囲である。さらに、Rfはフッ素原子含有基を
示し、Rf中のフッ素原子の数/炭素原子の数の比は
0.6〜3.0の範囲である。] 【効果】 代替冷媒として有望なフッ化アルカン系冷媒
や含フッ素エーテル系冷媒を用いた冷凍機用の潤滑油と
して、優れた特性を示し、かつ生物濃縮性が低いので、
極めて有用である。
び該化合物からなる潤滑油または潤滑油組成物。 【化1】 [ただし、R1 、R2 はそれぞれ炭化水素基を表す。ま
た、R3 、R4 、R5 、R6 はそれぞれ水素原子または
炭化水素基であり、これらの炭素原子数の合計は6〜3
6個の範囲である。さらに、Rfはフッ素原子含有基を
示し、Rf中のフッ素原子の数/炭素原子の数の比は
0.6〜3.0の範囲である。] 【効果】 代替冷媒として有望なフッ化アルカン系冷媒
や含フッ素エーテル系冷媒を用いた冷凍機用の潤滑油と
して、優れた特性を示し、かつ生物濃縮性が低いので、
極めて有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規含フッ素化合
物、及びその化合物を必須成分とする潤滑油または潤滑
油組成物に関するものである。さらに詳しくはフッ化ア
ルカン系および/または含フッ素エーテル系冷媒に適し
た冷凍機用含フッ素潤滑油組成物に関するものである。
物、及びその化合物を必須成分とする潤滑油または潤滑
油組成物に関するものである。さらに詳しくはフッ化ア
ルカン系および/または含フッ素エーテル系冷媒に適し
た冷凍機用含フッ素潤滑油組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、主にCFC−12(ジクロロジフ
ルオロメタン)がカーエアコン用や冷蔵庫用の冷凍機の
冷媒として、また、HCFC−22(クロロジフルオロ
メタン)がルームエアコン用の冷凍機の冷媒として使用
されているが、オゾン層保護の立場からCFC−12や
HCFC−22等の塩素含有冷媒に代替しうる冷媒の開
発が望まれている。
ルオロメタン)がカーエアコン用や冷蔵庫用の冷凍機の
冷媒として、また、HCFC−22(クロロジフルオロ
メタン)がルームエアコン用の冷凍機の冷媒として使用
されているが、オゾン層保護の立場からCFC−12や
HCFC−22等の塩素含有冷媒に代替しうる冷媒の開
発が望まれている。
【0003】代替冷媒としては、炭素原子の数5以下の
低級フッ化アルカン系冷媒、および炭素原子の数と酸素
原子の数の和が3〜6の含フッ素エーテル系冷媒が有望
である。炭素原子の数5以下の低級フッ化アルカン系冷
媒としては、CHF3 、CH2 F2 (HFC−32)、
CF3 CH2 F(HFC−134a)、CF3 CHF2
(HFC−125)、CHF2 CH2 F、CHF2 CH
F2 、CF3 CH3 、CHF2 CH3 、CF3 CF2 C
H3 、CF3 CHFCF3 、CF3 CF2 CHF2 、C
HF2 CF2 CHF2 、CHF2 CF2 CH2 F、CF
3 CF2 CF2CH3 、CF3 CHFCHFCF3 、C
F3 CHFCHFCF2 CF3 などが有望である。ま
た、炭素原子の数と酸素原子の数の和が3〜6の含フッ
素エーテル系冷媒としては、CF3 OCHF2 、CF3
OCH3 、CF3 OCF3 、CF3OCF2 CHF2 、
CF3 OCHFCF3 、CF3 OCF2 CF3 、CHF
2 OCH2 CF3 、CHF2 OCHFCF3 、CH2 F
OCH2 CF3 、CH3 OCH2 CF2 CF3 、CH3
CH2 OCF2 CHF2 、CF3 OCF2 CF2 OCH
3 などが有望である。
低級フッ化アルカン系冷媒、および炭素原子の数と酸素
原子の数の和が3〜6の含フッ素エーテル系冷媒が有望
である。炭素原子の数5以下の低級フッ化アルカン系冷
媒としては、CHF3 、CH2 F2 (HFC−32)、
CF3 CH2 F(HFC−134a)、CF3 CHF2
(HFC−125)、CHF2 CH2 F、CHF2 CH
F2 、CF3 CH3 、CHF2 CH3 、CF3 CF2 C
H3 、CF3 CHFCF3 、CF3 CF2 CHF2 、C
HF2 CF2 CHF2 、CHF2 CF2 CH2 F、CF
3 CF2 CF2CH3 、CF3 CHFCHFCF3 、C
F3 CHFCHFCF2 CF3 などが有望である。ま
た、炭素原子の数と酸素原子の数の和が3〜6の含フッ
素エーテル系冷媒としては、CF3 OCHF2 、CF3
OCH3 、CF3 OCF3 、CF3OCF2 CHF2 、
CF3 OCHFCF3 、CF3 OCF2 CF3 、CHF
2 OCH2 CF3 、CHF2 OCHFCF3 、CH2 F
OCH2 CF3 、CH3 OCH2 CF2 CF3 、CH3
CH2 OCF2 CHF2 、CF3 OCF2 CF2 OCH
3 などが有望である。
【0004】一方、冷凍システムに使用される潤滑油に
ついては、冷媒との十分な相溶性が必要とされる。相溶
性の不十分な潤滑油を使用した場合には、次のような数
々の重大な問題が生じる。例えば、コンプレッサー内で
潤滑油が冷媒によって置換されてしまうことにより、潤
滑性が不十分になったり、熱交換器の内壁に潤滑油が付
着して熱交換率が悪くなったりする。
ついては、冷媒との十分な相溶性が必要とされる。相溶
性の不十分な潤滑油を使用した場合には、次のような数
々の重大な問題が生じる。例えば、コンプレッサー内で
潤滑油が冷媒によって置換されてしまうことにより、潤
滑性が不十分になったり、熱交換器の内壁に潤滑油が付
着して熱交換率が悪くなったりする。
【0005】さらに、冷凍システム用の潤滑油は、冷媒
との相溶性が良好であるのみならず、安定性、低吸湿
性、潤滑性などの点でも実用的に優れたものであること
が必要である。従来、冷媒としてクロロフルオロカーボ
ン類を用いる場合には、潤滑油としては冷媒との相溶性
が良く、かつ、安定性や低吸湿性に優れた鉱油やアルキ
ルベンゼンが用いられてきた。
との相溶性が良好であるのみならず、安定性、低吸湿
性、潤滑性などの点でも実用的に優れたものであること
が必要である。従来、冷媒としてクロロフルオロカーボ
ン類を用いる場合には、潤滑油としては冷媒との相溶性
が良く、かつ、安定性や低吸湿性に優れた鉱油やアルキ
ルベンゼンが用いられてきた。
【0006】代替冷媒としてHFC−134aなどのフ
ッ化アルカン系冷媒を使用する場合には、鉱油やアルキ
ルベンゼンでは相溶性が悪いため、次のような種々の潤
滑油が提案されている。例えば、ポリアルキレングリコ
ール(米国特許第4,755,316号明細書など)、
ポリオールエステル(特開平3−128991号公報な
ど)や、パーフルオロポリエーテル(特開平1−118
598号公報など)等が挙げられる。
ッ化アルカン系冷媒を使用する場合には、鉱油やアルキ
ルベンゼンでは相溶性が悪いため、次のような種々の潤
滑油が提案されている。例えば、ポリアルキレングリコ
ール(米国特許第4,755,316号明細書など)、
ポリオールエステル(特開平3−128991号公報な
ど)や、パーフルオロポリエーテル(特開平1−118
598号公報など)等が挙げられる。
【0007】しかし、ポリアルキレングリコールは、潤
滑油使用条件での潤滑性や安定性が不十分であるし、ま
た、吸湿性が大きいために、金属の腐食、体積固有抵抗
の低下(冷蔵庫等の密閉型冷凍機で問題となる)等の問
題を起こし易く、実用的に優れた冷凍システム用潤滑油
とは言えない。また、ポリオールエステルはエステル基
を含有するため吸湿性が高く、加水分解も起こし易いた
め耐久性に問題がある。さらにパーフルオロポリエーテ
ルはHFC系冷媒との低温での相溶性が不充分であり、
また、非常に高価であるので実用的ではない。
滑油使用条件での潤滑性や安定性が不十分であるし、ま
た、吸湿性が大きいために、金属の腐食、体積固有抵抗
の低下(冷蔵庫等の密閉型冷凍機で問題となる)等の問
題を起こし易く、実用的に優れた冷凍システム用潤滑油
とは言えない。また、ポリオールエステルはエステル基
を含有するため吸湿性が高く、加水分解も起こし易いた
め耐久性に問題がある。さらにパーフルオロポリエーテ
ルはHFC系冷媒との低温での相溶性が不充分であり、
また、非常に高価であるので実用的ではない。
【0008】また、フッ化アルカン系冷媒と同様に、代
替冷媒としてジフルオロメチル−1,1,1−トリフル
オロエチルエーテルなどの含フッ素エーテル系冷媒を使
用する場合においても、パーフルオロポリエーテルや鉱
油およびアルキルベンゼンは安定性や低吸湿性には優れ
るものの、含フッ素エーテル系冷媒との相溶性が低温領
域で不充分であり、潤滑油としては不適当である。
替冷媒としてジフルオロメチル−1,1,1−トリフル
オロエチルエーテルなどの含フッ素エーテル系冷媒を使
用する場合においても、パーフルオロポリエーテルや鉱
油およびアルキルベンゼンは安定性や低吸湿性には優れ
るものの、含フッ素エーテル系冷媒との相溶性が低温領
域で不充分であり、潤滑油としては不適当である。
【0009】これに対し、特開平5−86382号公報
および欧州特許第0638629A2号には、下記一般
式[2]で表される含フッ素化合物が、幅広い温度範囲
でHFC系冷媒および/または含フッ素エーテル系冷媒
と相溶し、耐熱性、潤滑特性、耐久性等の物性が優れた
ものであり、単独でまたは他のオイルと混合して、冷凍
システム用潤滑油として使用する方法が開示されてい
る。
および欧州特許第0638629A2号には、下記一般
式[2]で表される含フッ素化合物が、幅広い温度範囲
でHFC系冷媒および/または含フッ素エーテル系冷媒
と相溶し、耐熱性、潤滑特性、耐久性等の物性が優れた
ものであり、単独でまたは他のオイルと混合して、冷凍
システム用潤滑油として使用する方法が開示されてい
る。
【0010】R−(XRf)n [2] 〔ただし、XはOまたはS原子である。Rは炭素数6〜
60個のn価の芳香族基を示す。nは1〜4の整数を表
す。Rfはフルオロカーボン基またはその部分置換体を
表し、Rf中の炭素原子の数は1〜25の範囲であり、
かつRf中のフッ素原子の数/炭素原子の数の比は0.
6以上である。なお、nが2以上の場合には、一般式
[2]で表される化合物は複数の種類のXRf基より構
成されていてもよい。〕
60個のn価の芳香族基を示す。nは1〜4の整数を表
す。Rfはフルオロカーボン基またはその部分置換体を
表し、Rf中の炭素原子の数は1〜25の範囲であり、
かつRf中のフッ素原子の数/炭素原子の数の比は0.
6以上である。なお、nが2以上の場合には、一般式
[2]で表される化合物は複数の種類のXRf基より構
成されていてもよい。〕
【0011】一般に環境中に放出された化学物質は、環
境中で安定であればあるほど、生物体に接触する確率が
高くなるため、水圏、土壌圏、あるいは大気圏に生息す
る生物体に取り込まれて濃縮され、環境汚染物質となり
うる可能性がある。したがって、一般式[2]で表され
る化合物についても、より環境への悪影響の少ないもの
を開発することが要求されている。
境中で安定であればあるほど、生物体に接触する確率が
高くなるため、水圏、土壌圏、あるいは大気圏に生息す
る生物体に取り込まれて濃縮され、環境汚染物質となり
うる可能性がある。したがって、一般式[2]で表され
る化合物についても、より環境への悪影響の少ないもの
を開発することが要求されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、代替
冷媒として有望なフッ化アルカン系冷媒や含フッ素エー
テル系冷媒を用いた冷凍機用の潤滑油として優れた特性
を示し、かつ生物濃縮性の低いものを提供することにあ
る。
冷媒として有望なフッ化アルカン系冷媒や含フッ素エー
テル系冷媒を用いた冷凍機用の潤滑油として優れた特性
を示し、かつ生物濃縮性の低いものを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは環
境毒性学の立場から、一般式[2]で表される各種化合
物の構造と生物濃縮性の相関について検討し、生物濃縮
性が低く、冷凍機用潤滑油としての要求性能を満足する
化合物を開発するべく鋭意検討した。その結果、一般式
[2]で表される化合物のうちで、一般式[1]で表さ
れる化合物が生物濃縮性試験で低い生物濃縮性を示し、
かつ代替冷媒として有望なフッ化アルカン系冷媒や含フ
ッ素エーテル系冷媒を用いた冷凍機用の潤滑油として優
れた特性を示すものであることを見出した。すなわち、
本発明は、下記一般式[1]で表される含フッ素化合
物、及び該化合物を含有することを特徴とする潤滑油組
成物、を提供する。
境毒性学の立場から、一般式[2]で表される各種化合
物の構造と生物濃縮性の相関について検討し、生物濃縮
性が低く、冷凍機用潤滑油としての要求性能を満足する
化合物を開発するべく鋭意検討した。その結果、一般式
[2]で表される化合物のうちで、一般式[1]で表さ
れる化合物が生物濃縮性試験で低い生物濃縮性を示し、
かつ代替冷媒として有望なフッ化アルカン系冷媒や含フ
ッ素エーテル系冷媒を用いた冷凍機用の潤滑油として優
れた特性を示すものであることを見出した。すなわち、
本発明は、下記一般式[1]で表される含フッ素化合
物、及び該化合物を含有することを特徴とする潤滑油組
成物、を提供する。
【0014】
【化2】 [ただし、R1 、R2 はそれぞれ炭素原子の数1〜6の
炭化水素基を表す。また、R3 、R4 、R5 、R6 はそ
れぞれ水素原子またはアルキル基、アリール基、アラア
ルキル基より選ばれる炭素原子の数1〜10の炭化水素
基であり、R3 、R4 、R5 、R6 中の炭素原子数の合
計は6〜36個の範囲である。さらに、Rfはフッ素原
子含有のフルオロカーボン基、またはその部分置換体を
示し、Rf中の炭素原子の数は1〜25の範囲であり、
かつ、Rf中のフッ素原子の数/炭素原子の数の比は
0.6〜3.0の範囲である。] また、本発明はフッ化アルカン系冷媒および/または含
フッ素エーテル系冷媒、および式[1]で表される含フ
ッ素化合物を含む潤滑油とからなる冷媒組成物、を提供
する。
炭化水素基を表す。また、R3 、R4 、R5 、R6 はそ
れぞれ水素原子またはアルキル基、アリール基、アラア
ルキル基より選ばれる炭素原子の数1〜10の炭化水素
基であり、R3 、R4 、R5 、R6 中の炭素原子数の合
計は6〜36個の範囲である。さらに、Rfはフッ素原
子含有のフルオロカーボン基、またはその部分置換体を
示し、Rf中の炭素原子の数は1〜25の範囲であり、
かつ、Rf中のフッ素原子の数/炭素原子の数の比は
0.6〜3.0の範囲である。] また、本発明はフッ化アルカン系冷媒および/または含
フッ素エーテル系冷媒、および式[1]で表される含フ
ッ素化合物を含む潤滑油とからなる冷媒組成物、を提供
する。
【0015】以下に、本発明をさらに詳しく説明する。
一般式[1]中のR1 、R2 としては、炭素原子の数1
〜6の炭化水素基であり、好ましくは炭素原子の数1〜
6のアルキル基、特に好ましくは炭素原子の数1〜4の
アルキル基である。R1 、R2 が炭素数が7以上の場合
のは原料入手が困難になるという問題がある。さらに、
一般式[1]中、R1 、R2 は同じでも、異なっていて
もよいが、原料の入手しやすさの点から、R1 、R2 の
どちらか一方はメチル基であることが望ましい。また、
R1 とR2 は連結して5〜8員環の環状構造を形成して
いてもよい。
一般式[1]中のR1 、R2 としては、炭素原子の数1
〜6の炭化水素基であり、好ましくは炭素原子の数1〜
6のアルキル基、特に好ましくは炭素原子の数1〜4の
アルキル基である。R1 、R2 が炭素数が7以上の場合
のは原料入手が困難になるという問題がある。さらに、
一般式[1]中、R1 、R2 は同じでも、異なっていて
もよいが、原料の入手しやすさの点から、R1 、R2 の
どちらか一方はメチル基であることが望ましい。また、
R1 とR2 は連結して5〜8員環の環状構造を形成して
いてもよい。
【0016】一般式[1]中のR3 、R4 、R5 、R6
としては、それぞれ水素原子またはアルキル基、アリー
ル基、アラアルキル基より選ばれる炭素原子の数1〜1
0の炭化水素基であり、好ましくは、水素原子または炭
素原子の数2〜10の、さらに好ましくは炭素原子の数
2〜8の、特に好ましくは炭素原子の数3〜6のアルキ
ル基である。さらにR3 、R4 、R5 、R6 中の炭素原
子数の合計は6〜36個の範囲、好ましくは6〜24個
の範囲、さらに好ましくは8〜18個の範囲である。R
3 、R4 、R5 、R6 中の炭素原子数の合計が37個以
上の場合には、フッ化アルカン系冷媒あるいは含フッ素
エーテル系冷媒との相溶性が低下したり、また、原料の
入手が困難になる。
としては、それぞれ水素原子またはアルキル基、アリー
ル基、アラアルキル基より選ばれる炭素原子の数1〜1
0の炭化水素基であり、好ましくは、水素原子または炭
素原子の数2〜10の、さらに好ましくは炭素原子の数
2〜8の、特に好ましくは炭素原子の数3〜6のアルキ
ル基である。さらにR3 、R4 、R5 、R6 中の炭素原
子数の合計は6〜36個の範囲、好ましくは6〜24個
の範囲、さらに好ましくは8〜18個の範囲である。R
3 、R4 、R5 、R6 中の炭素原子数の合計が37個以
上の場合には、フッ化アルカン系冷媒あるいは含フッ素
エーテル系冷媒との相溶性が低下したり、また、原料の
入手が困難になる。
【0017】該炭化水素基R1 、R2 、R3 、R4 、R
5 、R6 には、置換基を含んでいてもよく、その例とし
ては、フッ素、塩素等のハロゲン原子、水酸基、チオー
ル基、アルコキシ基、ニトリル基、ニトロ基、エーテル
基、エステル基、カルボニル基、カルボキシル基、スル
ホニル基、スルフィニル基、アミノ基、アミド基、ホス
フィン基、亜リン酸エステル基、トリアゾール基、テト
ラゾール基、チアゾール基、チアジアゾール基等の各種
含酸素、含窒素、含リン原子、含イオウ原子の極性基を
挙げることができる。その中でも、特に、フッ素原子お
よびエーテル基の場合に高い安定性を示すので望まし
い。
5 、R6 には、置換基を含んでいてもよく、その例とし
ては、フッ素、塩素等のハロゲン原子、水酸基、チオー
ル基、アルコキシ基、ニトリル基、ニトロ基、エーテル
基、エステル基、カルボニル基、カルボキシル基、スル
ホニル基、スルフィニル基、アミノ基、アミド基、ホス
フィン基、亜リン酸エステル基、トリアゾール基、テト
ラゾール基、チアゾール基、チアジアゾール基等の各種
含酸素、含窒素、含リン原子、含イオウ原子の極性基を
挙げることができる。その中でも、特に、フッ素原子お
よびエーテル基の場合に高い安定性を示すので望まし
い。
【0018】R1 、R2 の具体例としては、以下のもの
が例示される。
が例示される。
【化3】
【0019】また、R3 、R4 、R5 、R6 の具体例と
しては、以下の炭化水素基が例示される。
しては、以下の炭化水素基が例示される。
【化4】
【0020】さらに、以下に一般式[1]の化合物の具
体例を示すが、ここに示す化合物の例は各種の合成方法
で得られる一般式[1]の化合物中の一部を例示したも
のであってこれに限定されるものではない。
体例を示すが、ここに示す化合物の例は各種の合成方法
で得られる一般式[1]の化合物中の一部を例示したも
のであってこれに限定されるものではない。
【化5】
【0021】
【化6】
【0022】
【化7】
【0023】
【化8】
【0024】
【化9】
【0025】
【化10】
【0026】
【化11】
【0027】
【化12】
【0028】
【化13】
【0029】
【化14】
【0030】
【化15】
【0031】
【化16】
【0032】
【化17】
【0033】
【化18】
【0034】
【化19】
【0035】
【化20】
【0036】一般式[1]中のRfとしては、一般式
[1]において、Rfはフルオロカーボン基、またはそ
の部分置換体を表し、Rf中の炭素原子の数は1〜25
個の範囲である。該フルオロカーボン基とは、各種の炭
化水素基の水素原子の1部あるいは全部がフッ素原子で
置換された構造の基を意味している。その例としては、
飽和構造を有するフルオロアルキル基、不飽和構造を有
するフルオロアルケニル基、芳香核を有するフルオロア
リール基、フルオロアルキルアリール基、フルオロアラ
ルキル基等が挙げられるが、特にフルオロアルキル基及
びフルオロアルケニル基は合成が容易であり、有用であ
る。またRfとしてはフルオロカーボン基の主鎖中にエ
ーテル結合を含んでも良い。Rfにエーテル結合を含む
場合には、エーテル結合の数は好ましくは1〜7個の範
囲、特に好ましくは1〜3個の範囲である。さらにRf
としては当該フルオロカーボン基、またはそのエーテル
誘導体がさらに他の置換基により、置換されたものであ
っても良い。Rfにフッ素原子およびエーテル結合以外
の置換基を含む場合には、当該置換基の数は、通常は1
〜4個の範囲、好ましくは1〜2個、特に好ましくは1
個である。
[1]において、Rfはフルオロカーボン基、またはそ
の部分置換体を表し、Rf中の炭素原子の数は1〜25
個の範囲である。該フルオロカーボン基とは、各種の炭
化水素基の水素原子の1部あるいは全部がフッ素原子で
置換された構造の基を意味している。その例としては、
飽和構造を有するフルオロアルキル基、不飽和構造を有
するフルオロアルケニル基、芳香核を有するフルオロア
リール基、フルオロアルキルアリール基、フルオロアラ
ルキル基等が挙げられるが、特にフルオロアルキル基及
びフルオロアルケニル基は合成が容易であり、有用であ
る。またRfとしてはフルオロカーボン基の主鎖中にエ
ーテル結合を含んでも良い。Rfにエーテル結合を含む
場合には、エーテル結合の数は好ましくは1〜7個の範
囲、特に好ましくは1〜3個の範囲である。さらにRf
としては当該フルオロカーボン基、またはそのエーテル
誘導体がさらに他の置換基により、置換されたものであ
っても良い。Rfにフッ素原子およびエーテル結合以外
の置換基を含む場合には、当該置換基の数は、通常は1
〜4個の範囲、好ましくは1〜2個、特に好ましくは1
個である。
【0037】Rfの置換基としては、冷凍機の使用条件
下で安定なものであれば、特にそれ以上の制限はない
が、例えば以下の置換基を有するものが挙げられる。 (i)フッ素原子以外のハロゲン原子。即ち、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子であるが特に好ましくは塩素
原子である。 (ii)水酸基、アミノ基、チオール基から選ばれる活
性水素基。(ただし、ハロゲン原子が結合した炭素原子
に活性水素基が結合した構造はとらない。) (iii)チオアルコキシ基、アルキル置換アミノ基、
およびアシル基、アシロキシ基、カルボアルコキシ基、
ニトリル基、アミド基、イミド基等の有機酸誘導体から
選ばれる炭素数10個以内、好ましくは6個以内、特に
好ましくは3個以内の置換基。当該置換基中にはフッ素
原子を含んでいてもよい。
下で安定なものであれば、特にそれ以上の制限はない
が、例えば以下の置換基を有するものが挙げられる。 (i)フッ素原子以外のハロゲン原子。即ち、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子であるが特に好ましくは塩素
原子である。 (ii)水酸基、アミノ基、チオール基から選ばれる活
性水素基。(ただし、ハロゲン原子が結合した炭素原子
に活性水素基が結合した構造はとらない。) (iii)チオアルコキシ基、アルキル置換アミノ基、
およびアシル基、アシロキシ基、カルボアルコキシ基、
ニトリル基、アミド基、イミド基等の有機酸誘導体から
選ばれる炭素数10個以内、好ましくは6個以内、特に
好ましくは3個以内の置換基。当該置換基中にはフッ素
原子を含んでいてもよい。
【0038】[Rf中の上記(i)〜(iii)の置換
基の数]/[Rf中のフッ素原子と水素原子の総数]の
比は、1.5以下、好ましくは1.0以下である。な
お、上記のフルオロカーボン基の置換体の中では特にエ
ーテル結合含有フッ素化炭化水素基と、塩素原子含有フ
ッ素化炭化水素基が合成が容易でかつ良好な安定性を示
すので好ましい。
基の数]/[Rf中のフッ素原子と水素原子の総数]の
比は、1.5以下、好ましくは1.0以下である。な
お、上記のフルオロカーボン基の置換体の中では特にエ
ーテル結合含有フッ素化炭化水素基と、塩素原子含有フ
ッ素化炭化水素基が合成が容易でかつ良好な安定性を示
すので好ましい。
【0039】[Rf中のフッ素原子の数]/[炭素原子
の数]の比は、特に臨界的な範囲があるわけではなく広
範な比が使用可能であるが通常は0.2以上3以下、好
ましくは0.6以上3以下、さらに好ましくは1以上3
以下、特に好ましくは1.5以上3以下のものが使用さ
れる。この比が低すぎる場合には、一般式[1]の化合
物の流動点が高くなるので好ましくない。
の数]の比は、特に臨界的な範囲があるわけではなく広
範な比が使用可能であるが通常は0.2以上3以下、好
ましくは0.6以上3以下、さらに好ましくは1以上3
以下、特に好ましくは1.5以上3以下のものが使用さ
れる。この比が低すぎる場合には、一般式[1]の化合
物の流動点が高くなるので好ましくない。
【0040】Rfの炭素数としては、通常は1〜25
個、好ましくは1〜10個、特に好ましくは1〜3個の
範囲が使用される。Rf中の炭素数が25より多くなる
と、原料の入手あるいは合成が困難となるし、また、合
成精製が煩雑になったり、粘度が高くなりすぎるという
問題も起こるので好ましくない。Rfの構造としては上
記要件を満たしていれば、特にそれ以上の制限はなく、
一般式[3]によりその構造の代表例を示すが、この構
造に制限されるわけではない。
個、好ましくは1〜10個、特に好ましくは1〜3個の
範囲が使用される。Rf中の炭素数が25より多くなる
と、原料の入手あるいは合成が困難となるし、また、合
成精製が煩雑になったり、粘度が高くなりすぎるという
問題も起こるので好ましくない。Rfの構造としては上
記要件を満たしていれば、特にそれ以上の制限はなく、
一般式[3]によりその構造の代表例を示すが、この構
造に制限されるわけではない。
【0041】
【化21】 [ただし、A1 、A2 、A3 はフッ素原子又は炭素数1
〜6個、好ましくは1〜3個のフッ素化アルキル基、特
に好ましくは、フッ素又は−CF3 である。B1 、
B2、B3は水素原子又は炭素数1〜6個、好ましくは1
〜3個のアルキル基、特に好ましくは水素原子または−
CH3 である。Zは水素原子またはフッ素原子である。
n1 は0〜25、好ましくは1〜20の整数、n2 は0
〜10の整数、n3 は0〜10の整数、n4 は0〜7の
整数である。ただし、(n1 +n3 )がゼロであること
はない。]
〜6個、好ましくは1〜3個のフッ素化アルキル基、特
に好ましくは、フッ素又は−CF3 である。B1 、
B2、B3は水素原子又は炭素数1〜6個、好ましくは1
〜3個のアルキル基、特に好ましくは水素原子または−
CH3 である。Zは水素原子またはフッ素原子である。
n1 は0〜25、好ましくは1〜20の整数、n2 は0
〜10の整数、n3 は0〜10の整数、n4 は0〜7の
整数である。ただし、(n1 +n3 )がゼロであること
はない。]
【0042】一般式[3]においてn1 、n2 、n3 が
2以上の整数の場合には各々が同一または異なる構造を
とっても良い。一般式[3]において、それぞれの(C
A1A2 )、(CB1 B2 )、(CA3 B3 )の各ユニ
ットは、各々複数の構造をとっても良いし、ランダムに
配列しても良く、さらには各々が二重結合で連結してい
ても良いし、脂環式または芳香族の環状構造を形成して
も良い。
2以上の整数の場合には各々が同一または異なる構造を
とっても良い。一般式[3]において、それぞれの(C
A1A2 )、(CB1 B2 )、(CA3 B3 )の各ユニ
ットは、各々複数の構造をとっても良いし、ランダムに
配列しても良く、さらには各々が二重結合で連結してい
ても良いし、脂環式または芳香族の環状構造を形成して
も良い。
【0043】なお、下記のユニット同士が連結すること
はなく、また、下記のユニットが一般式[3]の末端や
Zのとなりに位置することはない。 −(0)− また、Rfとしては一般式[3]の構造のフッ素原子又
は水素原子の1部が、1〜4個の範囲内で、好ましくは
1個が、前述のフッ素原子以外のハロゲン原子、活性水
素基および炭素数10個以内の置換基から選ばれる少な
くとも1個の置換基で置換された構造でも良い。
はなく、また、下記のユニットが一般式[3]の末端や
Zのとなりに位置することはない。 −(0)− また、Rfとしては一般式[3]の構造のフッ素原子又
は水素原子の1部が、1〜4個の範囲内で、好ましくは
1個が、前述のフッ素原子以外のハロゲン原子、活性水
素基および炭素数10個以内の置換基から選ばれる少な
くとも1個の置換基で置換された構造でも良い。
【0044】一般式[1]におけるRfとしては、原料
入手の容易さおよび化合物の安定性の点から、炭素数1
〜3個のフルオロアルキル基、−CF=CFCF3 、−
CF2 CFClH、−CF=CFCl、−CF2 CFC
l2 、−CF2 CHFO(C3 F6 O)m CF2 CF2
CF3 [但し、mは0〜6の整数]が特に好ましく、こ
の中でも−CHF2 、−CF2 CHF2 、−CF2 CH
FCF3 、−CF=CFCF3 、−CF2 CHClF,
−CF2CFCl2がさらに好ましい。
入手の容易さおよび化合物の安定性の点から、炭素数1
〜3個のフルオロアルキル基、−CF=CFCF3 、−
CF2 CFClH、−CF=CFCl、−CF2 CFC
l2 、−CF2 CHFO(C3 F6 O)m CF2 CF2
CF3 [但し、mは0〜6の整数]が特に好ましく、こ
の中でも−CHF2 、−CF2 CHF2 、−CF2 CH
FCF3 、−CF=CFCF3 、−CF2 CHClF,
−CF2CFCl2がさらに好ましい。
【0045】以下に、本発明に使用される一般式[1]
で表される化合物中のRfの例を示すが、ここに示すR
fの例は各種の合成方法で得られる一般式[1]の化合
物中のRfの一部を例示したものであってこれに限定さ
れるものではない。
で表される化合物中のRfの例を示すが、ここに示すR
fの例は各種の合成方法で得られる一般式[1]の化合
物中のRfの一部を例示したものであってこれに限定さ
れるものではない。
【化22】
【0046】
【化23】
【0047】
【化24】
【0048】
【化25】
【0049】本発明に使用される一般式[1]の化合物
は、多様な方法で合成することができる。合成方法とし
ては、例えば、特開平5−86382号公報に例示され
ているような反応によって合成することが可能である
が、これ以外の方法で合成することも可能であり、した
がって、一般式[1]で表される化合物の合成法はこれ
らの方法に限定されるものではない。また、本発明に使
用される冷凍機用潤滑油は、一般式[1]の構造をとっ
ていればよく、製造法によって何ら限定されるものでは
ない。 以上のように、本発明の一般式[1]の化合物
は各種の方法で製造されるが、さらに、蒸留、抽出、吸
着等の処理により、精製することが可能である。
は、多様な方法で合成することができる。合成方法とし
ては、例えば、特開平5−86382号公報に例示され
ているような反応によって合成することが可能である
が、これ以外の方法で合成することも可能であり、した
がって、一般式[1]で表される化合物の合成法はこれ
らの方法に限定されるものではない。また、本発明に使
用される冷凍機用潤滑油は、一般式[1]の構造をとっ
ていればよく、製造法によって何ら限定されるものでは
ない。 以上のように、本発明の一般式[1]の化合物
は各種の方法で製造されるが、さらに、蒸留、抽出、吸
着等の処理により、精製することが可能である。
【0050】潤滑油として使用する場合には、一般式
[1]で表される化合物は、単独で、または、複数の種
類を混合して使用することができる。さらに、一般式
[1]で表される化合物は他の化合物と混合して使用す
ることができる。
[1]で表される化合物は、単独で、または、複数の種
類を混合して使用することができる。さらに、一般式
[1]で表される化合物は他の化合物と混合して使用す
ることができる。
【0051】一般式[1]で表される化合物と混合され
る他の化合物としては、様々な化合物が使用可能である
が、例えば、パーフルオロポリエーテル、カルボキシル
基、カルボキシレート基、アミド基、ケトン基やエステ
ル基等のカルボニル含有基、ヒドロキシル基、アミノ
基、イミド基、エーテル基、ベンゾイミダゾール基、亜
リン酸エステル基、ホスフィン基、ニトリル基、ホスフ
ァトリアジン基あるいはトリアジン基等の極性置換基を
含有するパーフルオロポリエーテル、クロロフルオロカ
ーボン系オイル、フッ素化シリコーンオイル、特開平5
−86382号公報の請求項1に記載の含フッ素芳香族
化合物等のフッ素原子含有オイル、パラフィン系鉱油、
ナフテン系鉱油、オレフィン(共)重合体、アルキルベ
ンゼンやアルキルナフタレンに代表される芳香族炭化水
素系オイル等の各種炭化水素系オイル、アルキルジフェ
ニルエーテル、ポリフェニルエーテル等のフェニルエー
テル型合成油、ポリアルキレングリコール系オイル、ポ
リアルキルビニルエーテルオリゴマー、エステル系オイ
ル、カーボネート系オイル、シリコーンオイル等のフッ
素原子非含有オイルが挙げられ、これらの中から、一般
式[1]で表される化合物との相溶性や得られる潤滑油
組成物の粘度、冷媒との相溶性、あるいは潤滑特性等を
考慮して適当な種類のものが選択される。混合オイル中
の一般式[1]で表される化合物の割合は1〜100重
量%の範囲、好ましくは10〜100重量%の範囲、特
に好ましくは20〜100重量%の範囲である。
る他の化合物としては、様々な化合物が使用可能である
が、例えば、パーフルオロポリエーテル、カルボキシル
基、カルボキシレート基、アミド基、ケトン基やエステ
ル基等のカルボニル含有基、ヒドロキシル基、アミノ
基、イミド基、エーテル基、ベンゾイミダゾール基、亜
リン酸エステル基、ホスフィン基、ニトリル基、ホスフ
ァトリアジン基あるいはトリアジン基等の極性置換基を
含有するパーフルオロポリエーテル、クロロフルオロカ
ーボン系オイル、フッ素化シリコーンオイル、特開平5
−86382号公報の請求項1に記載の含フッ素芳香族
化合物等のフッ素原子含有オイル、パラフィン系鉱油、
ナフテン系鉱油、オレフィン(共)重合体、アルキルベ
ンゼンやアルキルナフタレンに代表される芳香族炭化水
素系オイル等の各種炭化水素系オイル、アルキルジフェ
ニルエーテル、ポリフェニルエーテル等のフェニルエー
テル型合成油、ポリアルキレングリコール系オイル、ポ
リアルキルビニルエーテルオリゴマー、エステル系オイ
ル、カーボネート系オイル、シリコーンオイル等のフッ
素原子非含有オイルが挙げられ、これらの中から、一般
式[1]で表される化合物との相溶性や得られる潤滑油
組成物の粘度、冷媒との相溶性、あるいは潤滑特性等を
考慮して適当な種類のものが選択される。混合オイル中
の一般式[1]で表される化合物の割合は1〜100重
量%の範囲、好ましくは10〜100重量%の範囲、特
に好ましくは20〜100重量%の範囲である。
【0052】一般式[1]で表される化合物を複数の種
類混合して、または、他の化合物と混合して、フッ化ア
ルカン系冷媒あるいは含フッ素エーテル系冷媒を含有す
る冷媒を使用した潤滑油として使用する場合には、混合
オイルの粘度としては、通常40℃における動粘度が2
〜500cStの範囲のもの、好ましくは3〜300c
Stの範囲のもの、さらに好ましくは5〜170cSt
の範囲のもの、特に好ましくは10〜150cStの範
囲のものが使用される。あるいは、100℃における動
粘度が通常は0.5〜100cStの範囲のもの、好ま
しくは1〜50cStの範囲のもの、特に好ましくは2
〜30cStの範囲のものが使用される。粘度があまり
低すぎるとコンプレッサー部における十分な潤滑性が得
られず、また、粘度があまり高すぎると、コンプレッサ
ー部の回転トルクが高くなり、好ましくない。
類混合して、または、他の化合物と混合して、フッ化ア
ルカン系冷媒あるいは含フッ素エーテル系冷媒を含有す
る冷媒を使用した潤滑油として使用する場合には、混合
オイルの粘度としては、通常40℃における動粘度が2
〜500cStの範囲のもの、好ましくは3〜300c
Stの範囲のもの、さらに好ましくは5〜170cSt
の範囲のもの、特に好ましくは10〜150cStの範
囲のものが使用される。あるいは、100℃における動
粘度が通常は0.5〜100cStの範囲のもの、好ま
しくは1〜50cStの範囲のもの、特に好ましくは2
〜30cStの範囲のものが使用される。粘度があまり
低すぎるとコンプレッサー部における十分な潤滑性が得
られず、また、粘度があまり高すぎると、コンプレッサ
ー部の回転トルクが高くなり、好ましくない。
【0053】本発明において、冷凍システムにおける冷
媒全量/潤滑油全量の重量比は、通常は99/1〜1/
99の範囲、好ましくは95/5〜10/90の範囲、
特に好ましくは90/10〜20/80の範囲である。
また本発明の潤滑油組成物は必要に応じて、耐荷重添加
剤(油性剤、極圧剤、耐摩耗剤)、ベンゾトリアゾール
のような金属不活性化剤、さび止め剤、清浄分散剤、ヒ
ンダードフェノールのような酸化防止剤、消泡剤、粘度
指数向上剤、流動点降下剤、エポキシ系添加剤等の添加
剤を加えることができる。
媒全量/潤滑油全量の重量比は、通常は99/1〜1/
99の範囲、好ましくは95/5〜10/90の範囲、
特に好ましくは90/10〜20/80の範囲である。
また本発明の潤滑油組成物は必要に応じて、耐荷重添加
剤(油性剤、極圧剤、耐摩耗剤)、ベンゾトリアゾール
のような金属不活性化剤、さび止め剤、清浄分散剤、ヒ
ンダードフェノールのような酸化防止剤、消泡剤、粘度
指数向上剤、流動点降下剤、エポキシ系添加剤等の添加
剤を加えることができる。
【0054】耐荷重添加剤の具体例としては、トリクレ
ジルホスフェートやトリフェニルホスフェート等のリン
系添加剤、ジフェニルジスルフィド等の硫黄系添加剤、
クロロトリフルオロエチレン重合物等の塩素系添加剤、
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8
−トリデカフルオロオクタノール等のフッ素系添加剤、
オレイン酸、オレイルアルコール等の長鎖アルキル基と
極性基を有する構造の添加剤(油性剤)、硫化オキシモ
リブデニウムホスホロジチオエート等の有機金属系添加
剤等を挙げることができる。さらに、これらの耐荷重添
加剤は、一種類のみを添加することもできるし、また、
例えばトリクレジルホスフェートとオレイルアルコール
との組合せや、トリクレジルホスフェートとクロロトリ
フルオロエチレン重合物との組合せのように、複数の種
類を組合せて添加してもよい。
ジルホスフェートやトリフェニルホスフェート等のリン
系添加剤、ジフェニルジスルフィド等の硫黄系添加剤、
クロロトリフルオロエチレン重合物等の塩素系添加剤、
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8
−トリデカフルオロオクタノール等のフッ素系添加剤、
オレイン酸、オレイルアルコール等の長鎖アルキル基と
極性基を有する構造の添加剤(油性剤)、硫化オキシモ
リブデニウムホスホロジチオエート等の有機金属系添加
剤等を挙げることができる。さらに、これらの耐荷重添
加剤は、一種類のみを添加することもできるし、また、
例えばトリクレジルホスフェートとオレイルアルコール
との組合せや、トリクレジルホスフェートとクロロトリ
フルオロエチレン重合物との組合せのように、複数の種
類を組合せて添加してもよい。
【0055】また、本発明の一般式[1]で表される含
フッ素化合物は、良好な安定性と潤滑性を示すので、単
独であるいは混合油として、コンプレッサー油、圧延
油、ギアー油、トラクションドライブ油、エンジン油、
グリース用ベースオイル、磁気記録材料用潤滑油等の潤
滑油や作動油として有用である。また、それ以外の用途
として、各種オイルの耐久性改良剤や潤滑性改良剤、ポ
リマー等の表面改質剤、離型剤、相容化剤や電気粘性流
体や磁性流体用のベースオイルを挙げることができる
が、これらに限定されるものではない。
フッ素化合物は、良好な安定性と潤滑性を示すので、単
独であるいは混合油として、コンプレッサー油、圧延
油、ギアー油、トラクションドライブ油、エンジン油、
グリース用ベースオイル、磁気記録材料用潤滑油等の潤
滑油や作動油として有用である。また、それ以外の用途
として、各種オイルの耐久性改良剤や潤滑性改良剤、ポ
リマー等の表面改質剤、離型剤、相容化剤や電気粘性流
体や磁性流体用のベースオイルを挙げることができる
が、これらに限定されるものではない。
【0056】さらに、本発明の一般式[1]で表される
含フッ素化合物は、生物濃縮性試験において生物濃縮性
が低いという実用上極めて有用な特徴をもつ。生物濃縮
性が低い理由については詳細は不明であるが、R3 、R
4 、R5 、R6 のアルキル基により分子の体積が大きく
なり、生体膜を通過しにくくなったためであると考えら
れる。
含フッ素化合物は、生物濃縮性試験において生物濃縮性
が低いという実用上極めて有用な特徴をもつ。生物濃縮
性が低い理由については詳細は不明であるが、R3 、R
4 、R5 、R6 のアルキル基により分子の体積が大きく
なり、生体膜を通過しにくくなったためであると考えら
れる。
【0057】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明の範囲はこれら実施例により何ら限定
されるものではない。 (参考反応例1)水酸化カリウム6.2gをメタノール
200mlに溶解した。これに、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン(以下「ビスフェノール
A」と略記する。)12.7gを含むメタノール溶液2
00mlを徐々に加え、室温で約1時間撹拌した。反応
後、メタノールを乾燥除去するとビスフェノールAのカ
リウムアルコキシドが18.9g得られた。このカリウ
ムアルコキシド18.9gとビスフェノールA56.0
gをジメチルスルホキシド200mlに溶解させ、50
0ml容量のマイクロボンベに入れた。
明するが、本発明の範囲はこれら実施例により何ら限定
されるものではない。 (参考反応例1)水酸化カリウム6.2gをメタノール
200mlに溶解した。これに、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン(以下「ビスフェノール
A」と略記する。)12.7gを含むメタノール溶液2
00mlを徐々に加え、室温で約1時間撹拌した。反応
後、メタノールを乾燥除去するとビスフェノールAのカ
リウムアルコキシドが18.9g得られた。このカリウ
ムアルコキシド18.9gとビスフェノールA56.0
gをジメチルスルホキシド200mlに溶解させ、50
0ml容量のマイクロボンベに入れた。
【0058】系内を脱気後、不活性ガスN2 で常圧に戻
した。反応容器をオイルバスで60℃に加温し、テトラ
フルオロエチレンを導入し反応を開始した。系内圧(ゲ
ージ圧)が2〜3kg/cm2 に保たれるようにテトラ
フルオロエチレンを供給し、約5時間反応させた。反応
後の容器を多量の水にあけ、分離した反応生成物に1,
1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン
(以下「R−113」と略記する。)を500ml加え
た。R−113層を蒸留水で2回洗浄後、乾燥し、溶媒
を除去することにより無色透明のオイル([S1]を9
0.1wt%含有)113gを得た。
した。反応容器をオイルバスで60℃に加温し、テトラ
フルオロエチレンを導入し反応を開始した。系内圧(ゲ
ージ圧)が2〜3kg/cm2 に保たれるようにテトラ
フルオロエチレンを供給し、約5時間反応させた。反応
後の容器を多量の水にあけ、分離した反応生成物に1,
1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン
(以下「R−113」と略記する。)を500ml加え
た。R−113層を蒸留水で2回洗浄後、乾燥し、溶媒
を除去することにより無色透明のオイル([S1]を9
0.1wt%含有)113gを得た。
【0059】単蒸留後〔b.p.=160℃(0.20
mmHg)〕、シリカゲルカラムを用いて分離処理を施
し、化合物[S1]を単離した。赤外線吸収スペクトル
分析、質量分析[m/e=428(M+ )、413(M
+−CH3)]より、この化合物[S1]が以下に示す構
造を有する化合物であることを確認した。
mmHg)〕、シリカゲルカラムを用いて分離処理を施
し、化合物[S1]を単離した。赤外線吸収スペクトル
分析、質量分析[m/e=428(M+ )、413(M
+−CH3)]より、この化合物[S1]が以下に示す構
造を有する化合物であることを確認した。
【化26】
【0060】(参考反応例2)ビスフェノールAの代わ
りに、2、2−ビス(3、5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンを用いる以外は、参考反応例1と
全く同様にして、化合物[S2]を得た。(収率82
%)赤外線吸収スペクトル分析、質量分析(m/e=4
84(M+ )よりこの化合物[S2]が以下の構造を有
する化合物であることを確認した。
りに、2、2−ビス(3、5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンを用いる以外は、参考反応例1と
全く同様にして、化合物[S2]を得た。(収率82
%)赤外線吸収スペクトル分析、質量分析(m/e=4
84(M+ )よりこの化合物[S2]が以下の構造を有
する化合物であることを確認した。
【化27】
【0061】(実施例1)4、4’−(1−メチルエチ
リデン)ビス[2−(1、1−ジメチルエチル)フェノ
ール]800gと水酸化カリウム53gをジメチルスル
ホキシド1リットルに溶解させ、この溶液を5リットル
のオートクレーブに入れ、次にオートクレーブ内を窒素
で置換した後、60℃に加熱し撹拌した。さらに、テト
ラフルオロエチレンを圧入し反応を行った。反応中テト
ラフルオロエチレンの圧が3〜4kg/cm2 (ゲージ
圧)となるように保った。反応は約2時間10分で終了
した。反応液を取り出し、ロータリーエバポレーターで
ジメチルスルホキシドを留去した後に、1,1,2−ト
リクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(以下、R
−113と略記する。)1.5Lを加え、1.5Lの蒸
留水で3回洗浄した。R−113をエバポレーターにて
留去後、減圧蒸留を行い、化合物[S3]を1075g
得た。(収率85%) 化合物[S3]の構造は、赤外線吸収スペクトル分析
(図1)、及び質量分析(m/e=540(M+ ))に
より以下に示すものであることを確認した。
リデン)ビス[2−(1、1−ジメチルエチル)フェノ
ール]800gと水酸化カリウム53gをジメチルスル
ホキシド1リットルに溶解させ、この溶液を5リットル
のオートクレーブに入れ、次にオートクレーブ内を窒素
で置換した後、60℃に加熱し撹拌した。さらに、テト
ラフルオロエチレンを圧入し反応を行った。反応中テト
ラフルオロエチレンの圧が3〜4kg/cm2 (ゲージ
圧)となるように保った。反応は約2時間10分で終了
した。反応液を取り出し、ロータリーエバポレーターで
ジメチルスルホキシドを留去した後に、1,1,2−ト
リクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(以下、R
−113と略記する。)1.5Lを加え、1.5Lの蒸
留水で3回洗浄した。R−113をエバポレーターにて
留去後、減圧蒸留を行い、化合物[S3]を1075g
得た。(収率85%) 化合物[S3]の構造は、赤外線吸収スペクトル分析
(図1)、及び質量分析(m/e=540(M+ ))に
より以下に示すものであることを確認した。
【0062】
【化28】
【0063】(実施例2)4、4’−(1−メチルエチ
リデン)ビス[2−(1、1−ジメチルエチル)フェノ
ール]のかわりに、4、4’−(1−メチルエチリデ
ン)ビス[2−(1−メチルプロピル)フェノール]を
使用する以外は実施例1と同様にして、化合物[S4]
を1110g得た。(収率88%) 化合物[S4]の構造は、赤外線吸収スペクトル分析
(図2)、及び質量分析〔m/e=540(M+ )〕に
より以下に示すものであることを確認した。
リデン)ビス[2−(1、1−ジメチルエチル)フェノ
ール]のかわりに、4、4’−(1−メチルエチリデ
ン)ビス[2−(1−メチルプロピル)フェノール]を
使用する以外は実施例1と同様にして、化合物[S4]
を1110g得た。(収率88%) 化合物[S4]の構造は、赤外線吸収スペクトル分析
(図2)、及び質量分析〔m/e=540(M+ )〕に
より以下に示すものであることを確認した。
【0064】
【化29】
【0065】(実施例3)4、4’−(1−メチルエチ
リデン)ビス[2−(1、1−ジメチルエチル)フェノ
ール]800gのかわりに、4、4’−(1−メチルエ
チリデン)ビス[2−(1−メチルエチル)フェノー
ル]750gを使用する以外は実施例1と同様にして、
化合物[S5]を1009g得た。(収率82%) 化合物[S5]の構造は、赤外線吸収スペクトル分析
(図1)、及び質量分析(m/e=512(M+ ))に
より以下に示すものであることを確認した。
リデン)ビス[2−(1、1−ジメチルエチル)フェノ
ール]800gのかわりに、4、4’−(1−メチルエ
チリデン)ビス[2−(1−メチルエチル)フェノー
ル]750gを使用する以外は実施例1と同様にして、
化合物[S5]を1009g得た。(収率82%) 化合物[S5]の構造は、赤外線吸収スペクトル分析
(図1)、及び質量分析(m/e=512(M+ ))に
より以下に示すものであることを確認した。
【0066】
【化30】
【0067】(実施例4)4、4’−(1−メチルエチ
リデン)ビス[2−(1、1−ジメチルエチル)フェノ
ール]のかわりに、4、4’−(1,3−ジメチルブチ
リデン)ビス[2−(1−メチルプロピル)フェノー
ル]900gを使用する以外は実施例1と同様にして、
化合物[S6]を1107g得た。(収率81%) 化合物[S6]の構造は、赤外線吸収スペクトル分析
(図4)、及び質量分析〔m/e=582(M+ )〕
により以下に示すものであることを確認した。
リデン)ビス[2−(1、1−ジメチルエチル)フェノ
ール]のかわりに、4、4’−(1,3−ジメチルブチ
リデン)ビス[2−(1−メチルプロピル)フェノー
ル]900gを使用する以外は実施例1と同様にして、
化合物[S6]を1107g得た。(収率81%) 化合物[S6]の構造は、赤外線吸収スペクトル分析
(図4)、及び質量分析〔m/e=582(M+ )〕
により以下に示すものであることを確認した。
【0068】
【化31】
【0069】<代替冷媒との相溶性評価> (実施例5)化合物[S3]0.1gとHFC−134
a0.9gをガラスアンプル中に封入した。室温(22
℃)で完全に均一組成物となっていることを確認後、ド
ライアイス−エタノール冷媒中で徐々に冷却し、目視に
より、冷媒と化合物[S3]の相溶状態を観測した結
果、−78℃まで冷却しても、冷媒と化合物[S3]の
分離は見られなかった。
a0.9gをガラスアンプル中に封入した。室温(22
℃)で完全に均一組成物となっていることを確認後、ド
ライアイス−エタノール冷媒中で徐々に冷却し、目視に
より、冷媒と化合物[S3]の相溶状態を観測した結
果、−78℃まで冷却しても、冷媒と化合物[S3]の
分離は見られなかった。
【0070】(実施例6)化合物[S4]0.1gとH
FC−134a0.9gをガラスアンプル中に封入し
た。室温(22℃)で完全に均一組成物となっているこ
とを確認後、ドライアイス−エタノール冷媒中で徐々に
冷却し、目視による判断で冷媒と化合物[S4]が初め
て相溶しなくなる温度を測定し、相溶下限温度を求め
た。その結果、相溶下限温度は−75℃であり、良好な
相溶性を示すことを確認した。
FC−134a0.9gをガラスアンプル中に封入し
た。室温(22℃)で完全に均一組成物となっているこ
とを確認後、ドライアイス−エタノール冷媒中で徐々に
冷却し、目視による判断で冷媒と化合物[S4]が初め
て相溶しなくなる温度を測定し、相溶下限温度を求め
た。その結果、相溶下限温度は−75℃であり、良好な
相溶性を示すことを確認した。
【0071】(実施例7)化合物[S5]とHFC−1
34aの相溶下限温度を、実施例5と同様にして求め
た。その結果、相溶下限温度は−10℃であり、良好な
相溶性を示すことを確認した。
34aの相溶下限温度を、実施例5と同様にして求め
た。その結果、相溶下限温度は−10℃であり、良好な
相溶性を示すことを確認した。
【0072】(実施例8〜10)HFC−32/HFC
−125混合冷媒と化合物[S3]、化合物[S4]、
化合物[S5]との相溶下限温度を実施例5と同様にし
て求め、その結果を表1に示す。
−125混合冷媒と化合物[S3]、化合物[S4]、
化合物[S5]との相溶下限温度を実施例5と同様にし
て求め、その結果を表1に示す。
【0073】
【表1】
【0074】(実施例11)化合物[S4]とアルケン
20T(40℃における動粘度14cStの分岐型アル
キルベンゼン;日本石油洗剤(株)製、商品名)とを重
量比80/20で混合した。目視で室温(22℃)での
相溶性を確認したところ、混合オイルは透明であった。
また、この混合オイルの40℃における動粘度をE型粘
度計(東京計器(株)製)を用いて測定した結果、52
cStであった。
20T(40℃における動粘度14cStの分岐型アル
キルベンゼン;日本石油洗剤(株)製、商品名)とを重
量比80/20で混合した。目視で室温(22℃)での
相溶性を確認したところ、混合オイルは透明であった。
また、この混合オイルの40℃における動粘度をE型粘
度計(東京計器(株)製)を用いて測定した結果、52
cStであった。
【0075】上記混合オイル0.1gとHFC−134
a0.9gをガラスアンプル中に封入し、室温(22
℃)で完全に均一組成物となっていることを確認後、ド
ライアイス−エタノール冷媒中で徐々に冷却し、目視に
よる判断で白濁する温度を測定し、相溶下限温度を求め
た。その結果、相溶下限温度は−12℃であり、良好な
相溶性を示すことを確認した。
a0.9gをガラスアンプル中に封入し、室温(22
℃)で完全に均一組成物となっていることを確認後、ド
ライアイス−エタノール冷媒中で徐々に冷却し、目視に
よる判断で白濁する温度を測定し、相溶下限温度を求め
た。その結果、相溶下限温度は−12℃であり、良好な
相溶性を示すことを確認した。
【0076】(実施例12)化合物[S6]とアルケン
56N(40℃における動粘度5.8cStの分岐型ア
ルキルベンゼン;日本石油洗剤(株)製、商品名)とを
重量比80/22で混合した。混合オイルは透明であ
り、また、40℃での粘度は67cStであった。HF
C−32/HFC−125/HFC−134a混合冷媒
と上記混合オイルとの相溶下限温度を実施例1と同様に
測定した結果、相溶下限温度は−5℃であり、良好な相
溶性を示すことを確認した。
56N(40℃における動粘度5.8cStの分岐型ア
ルキルベンゼン;日本石油洗剤(株)製、商品名)とを
重量比80/22で混合した。混合オイルは透明であ
り、また、40℃での粘度は67cStであった。HF
C−32/HFC−125/HFC−134a混合冷媒
と上記混合オイルとの相溶下限温度を実施例1と同様に
測定した結果、相溶下限温度は−5℃であり、良好な相
溶性を示すことを確認した。
【0077】(比較例1〜2)市販のパーフルオロポリ
エーテルとHFC−134aとの相溶下限温度を実施例
5と同様にして求め、その結果を表2に示す。
エーテルとHFC−134aとの相溶下限温度を実施例
5と同様にして求め、その結果を表2に示す。
【0078】
【表2】 以上の結果より、一般式[1]で表される化合物および
該化合物を含む混合オイルは、代替冷媒と良好な相溶性
を示すことが判明した。
該化合物を含む混合オイルは、代替冷媒と良好な相溶性
を示すことが判明した。
【0079】<潤滑性> (実施例13)ファレックス試験機を用いて、以下の方
法で摩耗量を測定した。化合物[S4]にHFC−13
4aを吹き込み量約10l/hrで約15分間吹き込
む。さらに冷媒ガス吹き込み下、試験開始時の油温25
℃の条件で、負荷を200ポンドかけた状態で、5分間
運転した後、負荷を500ポンドに増加させ、500ポ
ンドを維持しながら2時間運転した。試験前後のテスト
ピースの重量変化を測定し、摩耗量とした。その結果、
摩耗量15mgであった。また、HFC−134aの吹
き込みなしで、上記と同様に摩耗量を測定した結果、摩
耗量は16mgであった。
法で摩耗量を測定した。化合物[S4]にHFC−13
4aを吹き込み量約10l/hrで約15分間吹き込
む。さらに冷媒ガス吹き込み下、試験開始時の油温25
℃の条件で、負荷を200ポンドかけた状態で、5分間
運転した後、負荷を500ポンドに増加させ、500ポ
ンドを維持しながら2時間運転した。試験前後のテスト
ピースの重量変化を測定し、摩耗量とした。その結果、
摩耗量15mgであった。また、HFC−134aの吹
き込みなしで、上記と同様に摩耗量を測定した結果、摩
耗量は16mgであった。
【0080】(実施例14)化合物[S4]とアルケン
20T(日本石油洗剤(株)製)とを重量比80/20
で混合したオイル100重量部にトリクレジルホスフェ
ート0.5重量部添加した混合オイルの摩耗量を実施例
11と同様にして測定した結果、摩耗量は2mgであっ
た。
20T(日本石油洗剤(株)製)とを重量比80/20
で混合したオイル100重量部にトリクレジルホスフェ
ート0.5重量部添加した混合オイルの摩耗量を実施例
11と同様にして測定した結果、摩耗量は2mgであっ
た。
【0081】(比較例3、4)アルケン20T(日本石
油洗剤(株)製)、およびSUNISO3GS(40℃
における動粘度30cStのナフテン系鉱油;日本サン
石油(株)製、商品名)の摩耗量を実施例11と同様に
して測定しようとしたが、どちらの場合にもテストピー
スが焼き付けを起こし、摩耗量を測定することはできな
かった。また、HFC−134aの吹き込みなしで、摩
耗量を測定しようとした場合にもテストピースが焼き付
けを起こした。以上の結果より、一般式[1]で表され
る化合物および該化合物を含む混合オイルは、潤滑性が
良好であることが判明した。
油洗剤(株)製)、およびSUNISO3GS(40℃
における動粘度30cStのナフテン系鉱油;日本サン
石油(株)製、商品名)の摩耗量を実施例11と同様に
して測定しようとしたが、どちらの場合にもテストピー
スが焼き付けを起こし、摩耗量を測定することはできな
かった。また、HFC−134aの吹き込みなしで、摩
耗量を測定しようとした場合にもテストピースが焼き付
けを起こした。以上の結果より、一般式[1]で表され
る化合物および該化合物を含む混合オイルは、潤滑性が
良好であることが判明した。
【0082】<生物濃縮性> (実施例15)試験方法は「新規化学物質に係る試験の
方法について」(環保業第5号、薬発第615号、49
基局第392号、昭和49年7月13日)に規定する<
魚介類の体内における化学物質の濃縮度試験>及び「O
ECD Guidelinesfor Testing
of Chemicals」(May 12,198
1)に定める“305C,Bioaccumulati
on:Degreeof Bioconcentrat
ion in Fish”に準拠した。
方法について」(環保業第5号、薬発第615号、49
基局第392号、昭和49年7月13日)に規定する<
魚介類の体内における化学物質の濃縮度試験>及び「O
ECD Guidelinesfor Testing
of Chemicals」(May 12,198
1)に定める“305C,Bioaccumulati
on:Degreeof Bioconcentrat
ion in Fish”に準拠した。
【0083】具体的な試験方法としては、まず化合物
[S4]の濃度が0.01mg/lに設定された試験水
と、じゅん化後の正常なコイを用いて暴露試験を行い、
暴露2週間後に回収し、細片化、ホモジナイズ、遠心分
離後、高速液体クロマトグラフィー分析によって生体内
に濃縮されたオイルの濃縮倍率を測定した。その結果、
2週間目における濃縮倍率は検出限界以下であった。
(検出限界は濃縮倍率約100倍)
[S4]の濃度が0.01mg/lに設定された試験水
と、じゅん化後の正常なコイを用いて暴露試験を行い、
暴露2週間後に回収し、細片化、ホモジナイズ、遠心分
離後、高速液体クロマトグラフィー分析によって生体内
に濃縮されたオイルの濃縮倍率を測定した。その結果、
2週間目における濃縮倍率は検出限界以下であった。
(検出限界は濃縮倍率約100倍)
【0084】(比較例5)実施例13と同様にしてオイ
ル[S1]の生物濃縮性試験を行った。その結果、2週
間目における濃縮倍率は4400倍であった。
ル[S1]の生物濃縮性試験を行った。その結果、2週
間目における濃縮倍率は4400倍であった。
【0085】(比較例6)実施例13と同様にしてオイ
ル[S2]の生物濃縮性試験を行った、その結果、2週
間目における濃縮倍率は2200倍であった。以上の結
果より、一般式[1]で表される化合物は、生物濃縮性
が低く、環境への悪影響が少ない化合物であることが判
明した。
ル[S2]の生物濃縮性試験を行った、その結果、2週
間目における濃縮倍率は2200倍であった。以上の結
果より、一般式[1]で表される化合物は、生物濃縮性
が低く、環境への悪影響が少ない化合物であることが判
明した。
【0086】
【発明の効果】本発明にしたがって、式[1]で表され
る含フッ素化合物を含有することを特徴とする潤滑油組
成物を代替冷媒を使用した冷凍システム用潤滑油として
用いると、環境への悪影響が少なく、冷媒との相溶性が
良好で、かつ良好な潤滑性を示し、有用である。
る含フッ素化合物を含有することを特徴とする潤滑油組
成物を代替冷媒を使用した冷凍システム用潤滑油として
用いると、環境への悪影響が少なく、冷媒との相溶性が
良好で、かつ良好な潤滑性を示し、有用である。
【図1】実施例1で得られた化合物[S3]の赤外線吸
収スペクトル分析の結果を示すチャート図である。
収スペクトル分析の結果を示すチャート図である。
【図2】実施例2で得られた化合物[S4]の赤外線吸
収スペクトル分析の結果を示すチャート図である。
収スペクトル分析の結果を示すチャート図である。
【図3】実施例3で得られた化合物[S5]の赤外線吸
収スペクトル分析の結果を示すチャート図である。
収スペクトル分析の結果を示すチャート図である。
【図4】実施例4で得られた化合物[S6]の赤外線吸
収スペクトル分析の結果を示すチャート図である。
収スペクトル分析の結果を示すチャート図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の一般式[1]で表される含フッ素化
合物。 【化1】 [ただし、R1 、R2 はそれぞれ炭素原子の数1〜6の
炭化水素基を表す。また、R3 、R4 、R5 、R6 はそ
れぞれ水素原子またはアルキル基、アリール基、アラア
ルキル基より選ばれる炭素原子の数1〜10の炭化水素
基であり、R3 、R4 、R5 、R6 中の炭素原子数の合
計は6〜36個の範囲である。さらに、Rfはフッ素原
子含有のフルオロカーボン基、またはその部分置換体を
示し、Rf中の炭素原子の数は1〜25の範囲であり、
かつ、Rf中のフッ素原子の数/炭素原子の数の比は
0.6〜3.0の範囲である。] - 【請求項2】 請求項1記載の一般式[1]で表される
含フッ素化合物からなる潤滑油または潤滑油組成物。 - 【請求項3】 (A)請求項1記載の一般式[1]で表
される含フッ素化合物からなる潤滑油または潤滑油組成
物と、(B)フッ化アルカン系冷媒または/および含フ
ッ素エーテル系冷媒とからなる冷媒組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8175411A JPH0967291A (ja) | 1995-06-19 | 1996-06-17 | 含フッ素化合物、及び潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17391795 | 1995-06-19 | ||
| JP7-173917 | 1995-06-19 | ||
| JP8175411A JPH0967291A (ja) | 1995-06-19 | 1996-06-17 | 含フッ素化合物、及び潤滑油組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0967291A true JPH0967291A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=26495710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8175411A Withdrawn JPH0967291A (ja) | 1995-06-19 | 1996-06-17 | 含フッ素化合物、及び潤滑油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0967291A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6299792B1 (en) | 1998-01-16 | 2001-10-09 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Halogenated hydrocarbon refrigerant compositions containing polymeric oil-return agents |
| US6962665B2 (en) | 2000-12-08 | 2005-11-08 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Refrigerant compositions containing a compatibilizer |
| US6991744B2 (en) | 2000-12-08 | 2006-01-31 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Refrigerant compositions containing a compatibilizer |
-
1996
- 1996-06-17 JP JP8175411A patent/JPH0967291A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6299792B1 (en) | 1998-01-16 | 2001-10-09 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Halogenated hydrocarbon refrigerant compositions containing polymeric oil-return agents |
| US6962665B2 (en) | 2000-12-08 | 2005-11-08 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Refrigerant compositions containing a compatibilizer |
| US6991744B2 (en) | 2000-12-08 | 2006-01-31 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Refrigerant compositions containing a compatibilizer |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |