JPH0966831A - 走行車体の脱線防止装置 - Google Patents

走行車体の脱線防止装置

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JPH0966831A
JPH0966831A JP22554195A JP22554195A JPH0966831A JP H0966831 A JPH0966831 A JP H0966831A JP 22554195 A JP22554195 A JP 22554195A JP 22554195 A JP22554195 A JP 22554195A JP H0966831 A JPH0966831 A JP H0966831A
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JP
Japan
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track
running
pile
earthquake
vehicle body
Prior art date
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Pending
Application number
JP22554195A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Hamasuna
順一 浜砂
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Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
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Publication date
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Publication of JPH0966831A publication Critical patent/JPH0966831A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行車体が走行中に大震災に遭遇しても、軌
道床の大幅な崩壊がない限り、走行車体が軌道上から脱
線することを防止できる走行車体の地震脱線防止装置を
提供する。 【解決手段】 軌道3上を走行るす車体4の車輪5を受
ける車台6の左右両外側部に、軌道法線に対し直角方向
に各回転式ローラ7を設けると共に、上記軌道3に沿っ
た道床1内に所定間隔をおいて引き抜き抵抗を持たせて
設置した左右の各杭材10の上部でかつ回転式ローラ7
の上部に回転式ローラ7と、所定のクリアランスHを持
たせて連続したガイト9をそれぞれ取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道上を走行する
列車や電車、その他の走行車体が直下型などの大型地震
に遭遇した場合の脱線を防止する安全対策として有効な
走行車体の地震時脱線防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記の列車や電車、その他の走行車体に
対しては、地震発生時の脱線防止対策が従来施されてい
ないのが普通であるが、本邦にて最近発生した大震災で
は、その発生時間が幸いにも早朝で走行中の列車や電車
が皆無であったため、列車や電車における人身災害は最
小限にとどまった。しかしながら、その地震発生の時間
帯が昼間などであれば、多くの列車や電車が脱線した
り、高架橋から飛び出して大惨事となっていたことは充
分に想像できる。
【0003】そこで、列車や電車などの走行車体が軌道
上を走行中に直下型などの大震災に遭遇しても軌道床の
大幅な崩壊がない限り、これらの移動車体が軌道から脱
線することを防止できる安全対策の実現が近年強く要請
されてきている。一方、走行車体に脱輪防止材を設けて
地震が発生しても車輪が軌条から外れることを防止する
ための安全対策としては、実開平5−20969号のサ
ンプリングビークルに関する考案がなされているが、こ
の場合、台車本体の下方の車輪の内側に左右方向に移動
自在なストッパを設け、そのストッパの先端がレールの
下方に位置するようにしており、地震発生時には台車本
体をストッパを介して車輪から脱輪しないようにしたも
のである。しかしながら、レールを道床に支持する部材
は圧縮荷重は支持するが引き抜き抵抗には弱いという欠
点があり、充分な安全対策とはならない。
【0004】
【発明が解決しようとるす課題】本発明は、前記のごと
き要請に応えるためになされたものであり、列車や電車
などの走行車体が走行中に大震災に遭遇しても、軌道床
の大幅な崩壊がない限り、その走行車体が軌道上から脱
線することなく、ブレーキをかけて安全に停車させるこ
とができる走行車体の地震時脱線防止装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の走行車体の地震時脱線防止装置は、軌道上
を走行する車体の車輪を受ける車台の左右両外側部に、
軌道法線に対し直角方向に回転式ローラを突出して設け
ると共に、上記軌道に沿った道床内に所定の間隔をおい
て引き抜き抵抗を持たせて設置した左右の各杭材の上部
に、上記回転式ローラと上下に所定のクリアランスを持
たせて連続したガイドをそれぞれ取り付けることを特徴
としたものである。
【0006】また、上記の道床内に設置した杭材が、道
床の所定深さにジェットグラウト工法で形成したモルタ
ル柱の中に型鋼材を挿入し、下部地中にこぶを構築した
ことにより、その杭材の引き抜き抵抗を持たせるように
したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施形態を説明するが、図面はその走行車体の地震時脱線
防止装置の要部を示す部分断面で示す説明用正面図であ
る。まず、道床1に伏設された枕木2上に敷設された軌
道3上を走行する車体4の車輪5を受ける車台6の左右
外側部に、それぞれ回転式ローラ7を軌道法線に対し直
角方向に突出して設けている。
【0008】次に、上記軌道3に沿って道床1内に所定
の間隔をおいて引き抜き抵抗を持たせて設置した杭材1
0を軌道3の左右両側に設けており、この杭材10の上
部に、ガイド9を取り付け、そのガイド9の下部のガー
ド面Gと上記回転式ローラとが上下に所定のクリアラン
スHを持つようにしている。上記のクリアランスHは、
車輪5の軌道3へのはまり込み深さを考慮して適宜に決
めるものとする。
【0009】また、上記回転式ローラ7の中心には芯部
があり、その芯部が車台6に取り付けられ、その芯部を
包むような構造のローラとなっており、一方、この回転
式ローラ7に対応して杭材10に取り付けられるガイド
9は、強度上適当な断面を有するものとする。次に、上
記の杭材10の設置の際には、道床1内の所定の深さD
にジェットグラウト工法で形成したモルタル柱11の中
にH型鋼などの型鋼材12を挿入して杭を構築するが、
上記のモルタル柱11は、道床1の下部地中でこぶのあ
る構造とし、型鋼12に鉄筋などを溶接してモルタル柱
11との付着を良くして強烈な引抜き力にも対応できる
ようにしている。
【0010】なお、上記の地震時脱線防止装置を適用す
る場合、その道床1が高架等の場合には、上記ガイド9
を支える杭材10は、その構造物の床版に適当な補強を
施し、適宜な方法で取り付けるものとする。
【0011】
【発明の効果】以上に説明した本発明の走行車体の地震
時脱線防止装置によれば、列車や電車などの走行車体の
走行中に直下型の大地震に遭遇しても、車体4は回転式
ローラ7がガイド9に衝突することにより上方への大き
い動きを規制することができるので、軌道の道床の大幅
な崩壊が発生しない限り、走行中の列車などは脱線する
ことなく、ブレーキをかけて安全に停車させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行車体の地震時脱線防止装置の一実
施形態に係る部分断面で示す要部説明用正面図である。
【符号の説明】
1 道床 3 軌道 4 車体 5 車輪 6 車台 7 回転式ロ
ーラ 9 ガイド 10 杭材 H クリアランス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道上を走行する車体の車輪を受ける車
    台の左右両外側部に、軌道法線に対し直角方向に回転式
    ローラを突出して設けると共に、上記軌道に沿った道床
    内に所定間隔をおいて引き抜き抵抗を持たせて設置した
    左右の各杭材の上部に、上記回転式ローラと上下に所定
    のクリアランスを持たせて連続したガイドをそれぞれ取
    り付けた走行車体の脱線防止装置。
  2. 【請求項2】 道床内に設置した杭材が、道床の所定の
    深さにモルタル柱の中に型鋼材を挿入し、下部地中にこ
    ぶを構築した引き抜き抵抗杭である請求項1の走行車体
    の脱線防止装置。
JP22554195A 1995-09-01 1995-09-01 走行車体の脱線防止装置 Pending JPH0966831A (ja)

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JP22554195A JPH0966831A (ja) 1995-09-01 1995-09-01 走行車体の脱線防止装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007176348A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kenichi Inamiya 展伸機を用いた耐震脱線防止システム
JP2009008670A (ja) * 2007-06-01 2009-01-15 Toshiba Corp 燃料取替システム
CN105313920A (zh) * 2014-07-29 2016-02-10 岳池县丽城环保科技有限公司 高铁列车保险装置(保险桩)
CN107284465A (zh) * 2016-03-30 2017-10-24 陈传生 高轨交通

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