JPH096641A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH096641A
JPH096641A JP7156113A JP15611395A JPH096641A JP H096641 A JPH096641 A JP H096641A JP 7156113 A JP7156113 A JP 7156113A JP 15611395 A JP15611395 A JP 15611395A JP H096641 A JPH096641 A JP H096641A
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JP
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bus
information processing
logic
interface
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Application number
JP7156113A
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English (en)
Inventor
Tomonori Hirai
智則 平井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH096641A publication Critical patent/JPH096641A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、特定処理を実行する専用ハードウ
ェアに汎用性を持たせて特定処理内容を変更可能とした
情報処理装置を提供する。 【構成】 情報処理を行う情報処理装置において、論理
情報が入力されることにより、特定の情報処理を実行す
る論理回路を内部に形成するプログラム可能な論理素子
5と、この論理素子5に接続され、接続情報が入力され
ることにより、論理回路の動作が保証されるように論理
素子5との接続関係を変更するインターフェース手段6
と、論理素子5に論理情報を入力し、また、インターフ
ェース手段6に接続情報を入力する情報入力手段3,4
とを備えた情報処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の情報処理を行う
専用のハードウェアを備えた情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種情報処理を行う計算機システムにお
いては、例えば複雑な制御を実時間に対応して行わせる
ために、また、例えば複雑な計算を実用的な時間内に終
了させるために、処理速度をいかにして速くするかとい
うことが重要な課題となっている。
【0003】この問題に対応するため、その情報処理装
置の使用目的に適合する特定の処理について、通常であ
ればソフトウェアで行うべき処理を専用のハードウェア
装置に置き換えて高速化を図ることが広く行われてい
る。
【0004】このような特定処理のハードウェア化のた
めには、長期間にわたる開発が必要である。しかしなが
ら、近年の製品の短ライフサイクル化に伴い、専用ハー
ドウェアの開発期間の短縮化が要望されている。
【0005】このような状況下において、比較的大規模
な回路をユーザ側でプログラム可能とするフィールド・
プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)と呼ばれ
る論理素子が開発され、注目を集めている。
【0006】通常のゲート・アレイでは、特定処理内容
の決定後に、論理ゲートを構成する基本セル間に配線を
施して専用ハードウェアとしてのカスタムLSIを作成
する。これに対して、FPGAでは配線工程を必要とす
ることなく、論理情報が入力されるだけで特定ハードウ
ェアを構成することができるようになっている。
【0007】したがって、FPGAを用いることにより
専用ハードウェアの開発期間の短縮化が可能となりつつ
ある。また、FPGAは、その論理情報の与え方により
幾つかの種類に分けることができる。
【0008】第1の種類は、論理情報を1回のみ書き込
み可能なタイプであり、この1度の書き込みによってF
PGAは専用ハードウェア化される。第2の種類は、S
RAMタイプのFPGAと呼ばれるもので、論理情報を
書き換え可能となっている。このタイプはさらにFPG
A自体に不揮発性のメモリを備えたものと、不揮発性メ
モリを備えていないものに別れている。不揮発性メモリ
を備えていないものでは、ハードウェア立ち上げ時に他
の記憶媒体から論理情報が読み込まられて当該FPGA
が専用ハードウェア化される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
FPGAを用いても、特定処理が必要とされる度に、そ
の特定処理向けの専用ハードウェアが開発されなければ
ならない実情には変わりがない。
【0010】したがって、計算機システム全体としてみ
れば、新たな特定処理を用いる必要が生じる度に、専用
ハードウェアを組み込んだ専用の情報処理装置を開発す
る必要があることになる。
【0011】このため、FPGAにより専用ハードウェ
アが短期間に供給されても、情報処理装置全体は、新た
な特定処理に対する汎用性に乏しいという問題点を相変
わらず有している。
【0012】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、特定処理を実行する専用ハードウェアを備
え、当該専用ハードウェアに汎用性を持たせて特定処理
内容を変更可能とした情報処理装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、情報処理を行う情報処
理装置において、論理情報が入力されることにより、特
定の情報処理を実行する論理回路を内部に形成するプロ
グラム可能な論理素子と、この論理素子に接続され、接
続情報が入力されることにより、論理回路の動作が保証
されるように論理素子との接続関係を変更するインター
フェース手段と、論理素子に論理情報を入力し、また、
インターフェース手段に接続情報を入力する情報入力手
段とを備えた情報処理装置である。
【0014】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する発明において、情報入力手段が、少なくと
も論理情報及び接続情報を保存する記憶手段と、論理情
報もしくは接続情報を論理素子もしくはインターフェー
ス手段に入力する入力制御手段とを備え、記憶手段と入
力制御手段とインターフェース手段とがバスに接続さ
れ、このバスを介して論理情報及び接続情報が入力さ
れ、バス及びインターフェース手段を介して特定の情報
処理の実行指示を可能とした情報処理装置である。
【0015】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項1に対応する発明において、特定の情報処理が、MP
Uのコプロセッサが行う処理と同等の処理であり、イン
ターフェース手段がローカルバスを介してMPUに直接
接続された情報処理装置である。
【0016】さらにまた、請求項4に対応する発明は、
請求項1に対応する発明において、インターフェース手
段をバスに接続し、特定の情報処理は、バスを流通する
データを監視することで、システムを自己診断する処理
とした情報処理装置である。
【0017】
【作用】したがって、まず、請求項1に対応する発明の
情報処理装置においては、論理情報を入力されたプログ
ラマブルな論理素子により、論理情報の内容にしたがっ
て特定の情報処理が実行可能となっている。このような
プログラマブルな論理素子として、例えばSRAMタイ
プのFPGAが考えられる。
【0018】しかし、内部の論理回路内容が変更される
と、FPGAの入出力端子から入出力される信号の内容
も変更されてしまうので、仮に特定の情報処理の内容を
変更するとそのままでは当該論理素子(FPGA)は使
用不可能となる。
【0019】そこで、接続関係がプログラマブルに変更
可能なインターフェース手段を設け、このインターフェ
ース手段に接続情報を与えることにより当該インターフ
ェース手段と上記論理素子(FPGA)との間の接続関
係を適正なものにする。すなわち、上記論理情報に従う
論理素子内の論理回路の動作が保証されるような接続関
係に変更するのである。
【0020】ここで、当該インターフェース手段は、外
部に対しては、例えばシステムバス、ローカルバス、各
種機器に接続可能であるから、情報処理装置内に論理回
路とそのインターフェースからなる特定の情報処理を実
行する専用ハードウェアが設けられたのと見掛上同等に
なる。
【0021】さらに、情報入力手段によって、論理素子
に論理情報を入力し、また、インターフェース手段に接
続情報を入力することができる。したがって、論理情報
を変更すれば上記特定の情報処理内容が変更されること
になり、論理情報変更前とは別の専用ハードウエアが実
現されることになる。この場合、論理情報変更に伴っ
て、接続情報も変更する必要がある。
【0022】したがって、本発明の情報処理装置を専用
ハードウエアを備えた製品として出荷した後でも、入力
情報を変更するだけで、他の特定の情報処理を実行可能
な専用ハードウエアを備えた製品に変更できることにな
る。
【0023】また、請求項2に対応する発明の情報処理
装置においては、請求項1に対応する発明と同様に作用
する他、情報入力手段は、記憶手段と入力制御手段とを
備えている。
【0024】また、これらの記憶手段及び入力制御手段
と上記インターフェース手段とは、例えばシステムバス
のようなバスに接続されている。したがって、この情報
処理装置においては、上記専用ハードウェアがバスに接
続されて動作することになる。
【0025】さらに、情報入力手段による情報入力は、
例えばMPUの制御により、また例えば入力制御手段に
DMA転送手段を設けてDMA転送をすることにより、
バスを介して行われる。
【0026】したがって、情報入力の変更容易で使い勝
手のよいシステムを構築することができる。さらに、請
求項3に対応する発明の情報処理装置においては、請求
項1に対応する発明と同様に作用する他、論理素子がM
PUのコプロセッサとしての機能を有する。
【0027】したがって、インターフェース手段をロー
カルバスを介してMPUに直接接続することで、専用ハ
ードウエアはコプロセッサとして動作する。さらにま
た、請求項4に対応する発明の情報処理装置において
は、請求項1に対応する発明と同様に作用する他、イン
ターフェース手段がシステムバスなどのバスに接続され
ている。
【0028】また、論理情報を入力された論理素子によ
って、当該バス上を流通するデータが監視され、診断処
理が行われる。したがって、情報処理装置の動作に影響
を与えることなく、かつソフトウェア処理だけでは診断
困難な診断内容についても、自己診断を行うことができ
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (第1の実施例)図1は本発明に係る情報処理装置の第
1の実施例を示す構成図であり、図2は同実施例のバス
インターフェース・コントロール部の詳細構成図であ
る。
【0030】この情報処理装置は、システムバス1に接
続され、装置全体を制御するMPU2と、システムバス
1に接続されるバスインターフェース・コントロール部
3と、バスインターフェース・コントロール部3に接続
される記憶素子4,論理素子5,インターフェース手段
としての第2のインターフェース部6と、システムバス
1に接続される図示しない各種機器とによって構成され
ている。
【0031】また、この情報処理装置においては、記憶
素子4と論理素子5と第2のインターフェース部6とが
相互に接続されている。論理素子5は、プログラムによ
り論理回路構成の変更可能な素子であり、例えばSRA
MタイプのFPGAが用いられている。
【0032】記憶素子4は、論理素子5をプログラミン
グする際に、一旦、論理情報を保存するためのものであ
り、論理素子5のプログラミング後は、専用ハードウェ
アの一部として使用される場合もある。
【0033】第2のインターフェース部6は、論理素子
5及び記憶素子4及びバスインターフェース・コントロ
ール部3との接続関係をプログラマブルに変更可能な素
子を内臓し、論理素子5がプログラミングされるとき、
論理素子5及び記憶素子4との接続を必要な対応関係を
有するものに変更する。
【0034】これらの記憶素子4、論理素子5及び第2
のインターフェース部6は、論理情報等のプログラミン
グ後、専用ハードウェア7を構成することになる。この
とき、論理素子5は、専用ハードウェア7の本体とな
り、第2のインターフェース部6は、専用ハードウェア
7内のインターフェース部となる。また、記憶素子4
は、専用ハードウェア7が必要とするときは、そのメモ
リ部となる。このメモリ部に対しては、第2のインター
フェース部6を介してデータの入出力が行われることと
なる。
【0035】また、専用ハードウェア7は、第2のイン
ターフェース部を介して図示しない他の機器に接続され
ることも可能である。バスインターフェース・コントロ
ール部3は、システムバス1に対するインターフェース
機能を備えると共に、記憶素子4、論理素子5及び第2
のインターフェース部6の各ブロックを専用ハードウェ
ア化するために、記憶素子4への論理情報入力,論理素
子5への論理情報書き込み命令出力,第2のインターフ
ェース部6内の接続変更命令出力等を行って各ブロック
をコントロールする。
【0036】また、バスインターフェース・コントロー
ル部3は、第2のインターフェース部6とのデータ入出
力が可能であり、各ブロックが専用ハードウェア化した
後の専用ハードウェア7に対するデータ入出力用インタ
ーフェースとなっている。
【0037】さらに、バスインターフェース・コントロ
ール部3の詳細な構成を図2を用いて説明する。バスイ
ンターフェース・コントロール部3は、システムバス1
に接続されるI/F・DMAコントロール部31と、レ
ジスタコントロール部32と、アドレスレジスタ33
と、データレジスタ34と、コマンドレジスタ35と、
ブロックコントロール部36とによって構成されてい
る。
【0038】I/F・DMAコントロール部31は、レ
ジスタコントロール部32と、第2のインターフェース
部6とに接続されている。I/F・DMAコントロール
部31は、第2のインターフェース部6との接続を介す
ることにより、論理情報設定後の専用ハードウェア7と
の間でデータ入出力等を行う。
【0039】一方、I/F・DMAコントロール部31
との接続を介して、レジスタコントロール部32は、記
憶素子4、論理素子5及び第2のインターフェース部6
の各ブロックへの制御信号の出力と、記憶素子4との間
のデータ入出力とを行う。
【0040】レジスタコントロール部32は、アドレス
レジスタ33、データレジスタ34及びコマンドレジス
タ35の各内部レジスタに対するリード・ライトと、各
ブロックの動作を制御するコマンドを発行に関する制御
とを行う。
【0041】レジスタコントロール部32は、ブロック
コントロール部36へコマンド有効信号を入力すること
で、ブロックコントロール部36にコマンド発行のタイ
ミングを与える。
【0042】ブロックコントロール部36は、コマンド
有効信号を受信するとコマンドレジスタ35に格納され
たコマンドを、対応するブロック4,5,6に発行す
る。このとき、ブロックコントロール部36が発行する
コマンドは、記憶素子4の制御,記憶素子4のデータを
論理素子5や第2のインターフェース部6に読み込ませ
る制御のコマンド等である。
【0043】基本的には、このコマンド発行タイミング
は、コマンドレジスタ35へのライトのタイミングから
生成されるが、各ブロック4,5,6の制御部がコマン
ドを受けられない状態にあるときは、ブロックコントロ
ール部36においてコマンド発行を待たせる制御が行わ
れる。
【0044】また、レジスタコントロール部32は、記
憶素子4に対するデータ入出力をアドレスレジスタ33
及びデータレジスタ34を介して行う。アドレスレジス
タ33は、記憶素子4のアドレスを指定するのに用いら
れる。
【0045】データレジスタ34は、記憶素子4と間で
リード・ライトされるデータを格納するのに用いられ
る。一方、I/F・DMAコントロール部31は、内部
に状態(ステータス)を保持するレジスタであるステー
タス部31aを備え、これにより、上記各内部レジスタ
33,34,35への書き込みの可否、読み込みの可
否、その他必要な状態を保持して、外部からの状態確認
を可能としている。
【0046】データ転送については、I/F・DMAコ
ントロール部31がスレーブモードとなり、MPU2の
制御によって行われる一般的なデータ入出力の他、I/
F・DMAコントロール部31がバスマスタとなって行
われるDMA(Direct Memory Access)転送によるデー
タ入出力が可能となっている。
【0047】I/F・DMAコントロール部31による
DMA転送により、データ,アドレス,コマンドのブロ
ック転送が可能となる。各内部レジスタ33,34,3
5のDMA転送は、データ,アドレス,コマンドに対
し、DMAコントロール部内のDMA制御レジスタ(図
示せず)の設定によって任意の組み合わせで転送可能と
なっている。
【0048】また、I/F・DMAコントロール部31
は、第2のインターフェース部6と接続されているの
で、論理情報が読み込まれた専用ハードウェア7の性質
によっては、専用ハードウェア7そのものがバスマスタ
となって、システムバス1に直接バスアクセスすること
も可能である。
【0049】次に、図3を用いて、ソフトウェア構成を
説明する。図3(a)は、専用ハードウェア化前のソフ
トウェア構成である。このソフトウェアでは、アプリケ
ーションプログラム11a、システムプログラム12
(OS)、ハードウェアを制御するデバイスドライバ1
3の他に、論理素子5及び第2のインターフェース部6
に論理情報及び接続情報を読み込ませるための制御を行
うドライバ14が必要となる。
【0050】システムプログラム12は、このドライバ
14を介して論理素子5等に論理情報を読み込ませるこ
とができる。アプリケーションプログラム11aは、こ
の動作を行うシステムコールを呼び出すことで、任意の
論理情報を読み込ませることができる。つまり、この場
合のアプリケーションプログラム11aは、論理情報及
び接続情報を読み込ませるためのものであり、論理情報
及び接続情報を変更するためのツールとしての機能もサ
ポートしている。
【0051】図3(b)は、専用ハードウェア化後のソ
フトウェア構成である。例えば従来例で示した専用ハー
ドウエアでは、そのソフトウェア構成は、アプリケーシ
ョンプログラム11b、システムプログラム12(O
S)、ハードウェアを制御するデバイスドライバ13か
らなり、本実施例におけるソフトウェア構成も、専用ハ
ードウェア7に対応するプログラムであれば、図3(b
−1)に示すように従来例と同様な構成を有することに
なる。
【0052】しかし、例えば従来例の専用ハードウェア
から本実施例の専用ハードウェア7に切り換えた場合、
従来例の専用ハードウェアにおけるアプリケーションプ
ログラムを使用できるようにするため、図3(b−2)
に示すように、システムプログラム12及びデバイスド
ライバ13と専用ハードウェア7の間に変換用のドライ
バ15を設けてもよい。
【0053】なお、この場合のアプリケーションプログ
ラム11bは、専用ハードウェア7を使用し、何等かの
目的のために用いられる一般的なアプリケーションソフ
トである。
【0054】また、特に図示しないが、記憶手段として
のハードディスク,光磁気ディスク,ROM等の他の記
憶領域が設けられ、論理情報,接続情報、また、DMA
転送を用いるときの一連の操作手順等のデータが、これ
に保存されている。
【0055】なお、入力制御手段は、例えばバスインタ
ーフェース・コントロール部3によって構成されてお
り、情報入力手段は、例えば上記他の記憶領域とバスイ
ンターフェース・コントロール部3と記憶素子4とによ
って構成されている。
【0056】次に、以上のように構成された本実施例の
情報処理装置の動作について説明する。まず、記憶素子
4、論理素子5及び第2のインターフェース部6の専用
ハードウェア7化の手順について、図4の流れ図を用い
て説明する。
【0057】本実施例の場合、記憶素子4に対するデー
タ入力方法として、バスインターフェース・コントロー
ル部3のステータスを読みながらMPU2を介して入力
する方法と、DMA転送による方法がある。
【0058】DMA転送を用いずMPU2を介してデー
タ入力を行う場合(ST1)、まず、実現したいハード
ウェアの全ての論理情報がドライバ14によって、バス
インターフェース・コントロール部3を介して記憶素子
4に書き込まれる(ST2)。
【0059】次に、ドライバ14は、バスインターフェ
ース・コントロール部3に、記憶された論理情報を記憶
素子4から論理素子5に読み込ませる命令を発行させ
る。これにより、例えばFPGAからなる論理素子5に
は論理情報が読み込まれ、論理素子5は実現したい専用
ハードウェア7の本体部となる(ST3)。
【0060】さらに、専用ハードウェア7本体及び必要
な場合はメモリと接続するための接続情報が、ドライバ
14によって、バスインターフェース・コントロール部
3を介して記憶素子4に書き込まれる(ST4)。
【0061】そして、ドライバ14は、バスインターフ
ェース・コントロール部3に、記憶された接続情報を記
憶素子4から第2のインターフェース部6に読み込ませ
る命令を発行させる。これにより、第2のインターフェ
ース部6には接続情報が読み込まれ、第2のインターフ
ェース部6は実現したい専用ハードウェア7内のインタ
ーフェース部となる(ST5)。
【0062】ここで、記憶素子4を専用ハードウェア7
のメモリ部として使用する場合は、上記接続情報には、
第2のインターフェース部6と記憶素子4との接続関係
も含まれている。
【0063】さらに、バスインターフェース・コントロ
ール部3を介してシステムバス1と接続されるような構
成にする場合には、上記接続情報には、第2のインター
フェース部6とバスインターフェース・コントロール部
3との接続関係も含まれる。
【0064】以上の手続きにより、特定処理を実行でき
る専用ハードウェア7が動作可能な状態となる。一方、
DMA転送を用いてデータ入力を行う場合(ST1)、
バスマスタとなったバスインターフェース・コントロー
ル部3が、図1に図示しない他の記憶領域に保存されて
いる一連の操作手順,論理情報,接続情報等のデータを
読み込み、論理素子5,第2のインターフェース部6に
入力する(ST6)。
【0065】したがって、DMA転送によるデータ入力
が終了した時点で、論理素子5及び第2のインターフェ
ース部6、さらに必要な場合は記憶素子4を含む各ブロ
ックは専用ハードウェア7として動作可能な状態となっ
ている。
【0066】次に、専用ハードウェア7化した記憶素子
4,論理素子5,第2のインターフェース部6は、第2
のインターフェース部6を専用ハードウェア7のインタ
ーフェースとして、一般的な専用ハードウェアと同様に
動作し、図3(b)に示すようにアプリケーションプロ
グラム11b、システムプログラム12(OS)、デバ
イスドライバ13を介して動作可能となる。
【0067】また、前述したように、第2のインターフ
ェース部6を他の機器、あるいはバス等に接続すること
も可能である。上述したように、本実施例による情報処
理装置は、論理素子5と第2のインターフェース部6と
を設け、これらに論理情報,接続情報をバスインターフ
ェース・コントロール部3によって入力して、上記論理
情報に従って特定処理を実行できる専用ハードウェア7
化を行えるようにしたので、従来ソフトウェアで処理し
ていた特定処理を専用ハードウェア7で高速に処理でき
ると共に、論理情報,接続情報の変更のみで、特定処理
の内容を変更することができる。
【0068】したがって、汎用性の高い専用ハードウェ
アを有する情報処理装置を提供することができる。特定
処理を行う専用ハードウェア7として、例えば論理シミ
ュレータにすることができる。この場合、シミュレーシ
ョンしたい論理を論理素子5上に実現し、実際に動作さ
せて論理を検証することが可能である。これによってソ
フトウェアで検証するよりも高速に論理の検証が可能と
なる。
【0069】また、例えば専用ハードウェア7に画像の
圧縮伸長などの演算処理をおこなわせることもできる。
一方、本実施例による情報処理装置は、記憶素子4を備
え、これを各ブロックの専用ハードウェア7化時には、
論理情報,接続情報の情報入力手段の一部として用い、
専用ハードウェア7化後は、専用ハードウエア7のメモ
リ部として用いることができるので、効率よく論理情
報,接続情報が入力できると共に、メモリ部を有する専
用ハードウェア7を提供することができ、メモリ資源の
有効活用を図ることができる。
【0070】さらに、本実施例による情報処理装置は、
アプリケーションプログラム11aのソフトウェアレベ
ルから自由に論理情報及び接続情報を組み替えることが
できるので、柔軟性、汎用性が高く使い勝手のよい特定
処理内容変更手段を実現することができる。
【0071】したがって、本実施例の発明を用いれば、
従来専用ハードウエアとして供給していたものの代わり
に、アプリケーションプログラム11aに対応する論理
情報及び接続情報を含む入力データと必要なデバイスド
ライバ13を供給するだけで、従来の専用ハードウエア
そのものを交換したのと同等な効果を得ることができ
る。
【0072】なお、本実施例において、バスインターフ
ェース・コントロール部3は、システムバス1に接続さ
れるとしたが、本発明では、システムバスに接続される
ローカルバス等にバスインターフェース・コントロール
部3が接続されてもよい。
【0073】さらに、本発明においては、論理素子5及
び第2のインターフェース部6内にそれぞれ例えばフラ
ッシュメモリといった不揮発性メモリを設けて、一度、
専用ハードウェア7化した論理素子5,第2のインター
フェース部6に対する論理情報,接続情報の入力は、次
に別の専用ハードウェア化を行うまで不要にする構成に
してもよい。
【0074】さらにまた、本実施例においては、バスイ
ンターフェース・コントロール部3を介して専用ハード
ウェア7をシステムバス1に接続する構成とした。しか
し、本発明では、バスインターフェース・コントロール
部3はシステムバス1に直接接続せず、バスインターフ
ェース・コントロール部3の一部機能を含む専用ハード
ウェア化手段を別に設けて各ブロック4,5,6に接続
し、この専用ハードウェア化手段によって各ブロック
4,5,6を専用ハードウェア7化するようにしてもよ
い。このとき、第2のインターフェース部6は、システ
ムバス1等のバスに直接接続すればよい。 (第2の実施例)図5は本発明に係る情報処理装置の第
1の実施例を示す構成図であり、図1と同一部分には同
一符号を付して説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0075】この情報処理装置は、第1の実施例の構成
に加え、第2のインターフェース部6とMPU2との間
にローカルバス8を備えている。専用ハードウェア7化
については、第1の実施例と同様である。
【0076】また、本実施例における専用ハードウェア
7は、MPU2のコプロセッサとして動作する。したが
って、動作時には、専用ハードウェア7は、バスインタ
ーフェース・コントロール部3及びシステムバス1を介
することなく、ローカルバス8を通じてMPU2からの
命令を直接受けることになる。
【0077】MPU2のコプロセッサとして専用ハード
ウェア7を設けたので、演算実行に際し、実行させるソ
フトウェアをコプロセッサを使用するものに対応させる
必要がある。
【0078】つまり、MPUが専用ハードウェア7に対
してコプロセッサ命令を発行できるように、コンパイラ
オプションを設定し直して再コンパイルを行う必要があ
る。このようにすれば、実行させるべきソフトウェア
は、専用ハードウェア7すなわちコプロセッサを用いて
高速に実行されることになる。
【0079】なお、コンパイラの種類によっては、コプ
ロセッサ命令を発行するがコプロセッサを搭載しないシ
ステム上ではエミュレーションを行うようにコンパイル
するものもあり、このようなコンパイラでコンパイルさ
れたソフトウェアは、本実施例の装置にそのまま適用で
きる。
【0080】上述したように、本実施例による情報処理
装置は、第1の実施例と同様な構成部分により第1の実
施例と同様の効果が得られる他、ローカルバス8により
MPU2と第2のインターフェース部6とを接続し、論
理情報の内容を当該MPU2に対するコプロセッサに対
応するものにしたので、浮動小数点のコプロセッサを備
えていないシステムや高速フーリエ変換などの特殊な演
算を頻繁に行うシステムにおいて、専用ハードウェア7
がコプロセッサとして動作して情報処理の高速化を図る
ことができる。 (第3の実施例)本実施例は、第1の実施例における専
用ハードウェア7を情報処理装置のシステム診断を行う
用途として用いるものである。
【0081】まず、例えばバスインターフェース・コン
トロール部3を介して専用ハードウェア7でシステムバ
ス1の監視を行い、そのトレース結果を第2のインター
フェース部6から外部の機器に出力することができる。
【0082】また、このトレース結果をソフトウェアで
処理することにより。より一層、高度な自己診断機能が
実現可能となる。例えばソフトウェアのデバック時に、
バスをトレースすることやバスの監視を行って外部に出
力することが可能となる。
【0083】次に、例えば専用のスキャンコントローラ
の代わりに専用ハードウェア7を用い、第2のインター
フェース部6を介してスキャンの信号を入出力すること
により、LSIのバウンダリースキャン機能を実現さ
せ、自己診断を行うことができる。すなわち、IEEE
におけるJ−TAGを実施することが可能となる。
【0084】これらによりシステム全体の診断を行うこ
とができる。したがって、システムの信頼性、保守性を
向上させることができる。また、本発明は、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0085】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、特
定処理を実行する専用ハードウェアを内容変更可能な論
理素子及びインターフェースで構成させることで、当該
専用ハードウェアに汎用性を持たせて特定処理内容を変
更可能とした情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置の第1の実施例を示
す構成図。
【図2】同実施例のバスインターフェース・コントロー
ル部の詳細構成図。
【図3】同実施例のソフトウェア構成図。
【図4】同実施例の動作を説明する流れ図。
【図5】本発明に係る情報処理装置の第2の実施例を示
す構成図。
【符号の説明】
1…システムバス、2…MPU、3…バスインターフェ
ース・コントロール部、4…記憶素子、5…論理素子、
6…第2のインターフェース部、7…専用ハードウェ
ア、8…ローカルバス。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理を行う情報処理装置において、 論理情報が入力されることにより、特定の情報処理を実
    行する論理回路を内部に形成するプログラム可能な論理
    素子と、 この論理素子に接続され、接続情報が入力されることに
    より、前記論理回路の動作が保証されるように前記論理
    素子との接続関係を変更するインターフェース手段と、 前記論理素子に前記論理情報を入力し、また、前記イン
    ターフェース手段に前記接続情報を入力する情報入力手
    段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記情報入力手段は、 少なくとも前記論理情報及び前記接続情報を保存する記
    憶手段と、 前記論理情報もしくは前記接続情報を前記論理素子もし
    くは前記インターフェース手段に入力する入力制御手段
    とを備え、 前記記憶手段と入力制御手段と前記インターフェース手
    段とがバスに接続され、 このバスを介して前記論理情報及び前記接続情報が入力
    され、 前記バス及び前記インターフェース手段を介して前記特
    定の情報処理の実行指示を可能としたことを特徴とする
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記特定の情報処理は、MPUのコプ
    ロセッサが行う処理と同等の処理であり、 前記インターフェース手段がローカルバスを介してMP
    Uに直接接続されたことを特徴とする請求項1記載の情
    報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記インターフェース手段をバスに接続
    し、 前記特定の情報処理は、前記バスを流通するデータを監
    視することで、システムを自己診断する処理であること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
JP7156113A 1995-06-22 1995-06-22 情報処理装置 Pending JPH096641A (ja)

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JP (1) JPH096641A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6289478B1 (en) 1998-02-27 2001-09-11 Agilent Technologies, Inc. Data processing apparatus for IC tester
JP2005182410A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理デバイス及び情報処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6289478B1 (en) 1998-02-27 2001-09-11 Agilent Technologies, Inc. Data processing apparatus for IC tester
JP2005182410A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理デバイス及び情報処理装置

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