JPH0965552A - 建物内配線構造 - Google Patents

建物内配線構造

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Publication number
JPH0965552A
JPH0965552A JP7215922A JP21592295A JPH0965552A JP H0965552 A JPH0965552 A JP H0965552A JP 7215922 A JP7215922 A JP 7215922A JP 21592295 A JP21592295 A JP 21592295A JP H0965552 A JPH0965552 A JP H0965552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
lead
wall
wire
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP7215922A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Sugawara
康博 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH0965552A publication Critical patent/JPH0965552A/ja
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井パネルや内壁の面材を仕上げた状態で電
気配線の通線が容易にできる建物内配線構造を提供する
ことである。 【解決手段】 建物内に取り付けられた天井パネル1の
上面側に、配線4が設置され、この配線4の端部に、柔
軟な引込み線5が接続され、前記天井パネル1には周縁
部に引込み口13が設けられ、前記引込み線5が引込み
口13に仮止めされ、前記建物の内壁2には、仮止めさ
れた引込み線5が挿入可能な大きさの開口部21が形成
され、前記内壁2の内部には、ほぼ垂直方向に立設され
た配線パイプ7が収納されていることを特徴とする建物
内配線構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内の電気配線
構造、並びにユニット生産方式のプレハブ住宅の電気配
線構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物内の配線構造は、分岐接続用
のジョイントボックス等が2階床下や小屋裏に取り付け
られ、このジョイントボックスから分岐された配線が、
室内に設置された電気器具や、内壁に取り付けられたコ
ンセントやスイッチ等の端末器具と接続される構造とな
っている。この際、ジョイントボックスと配線が予め接
続済みのユニット配線が使用されることがある。上記い
ずれの構造でも、壁及び天井に通線が必要な箇所は、天
井パネルの面材を通線後に取り付けている。
【0003】また、従来、住宅ユニット用の建物内配線
構造が、特開平4−75410号公報に記載されて知ら
れている。この配線構造は、石膏ボードに溝を形成し、
この溝に配線を設置して天井配線基盤とし、この天井配
線基盤を外壁、内壁、および天井板等が取り付けられた
住宅ユニットの上面側に配置し、天井配線基盤の下方に
天井板が取り付けられたものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】建物、殊にユニット生
産方式のプレハブ住宅の工場生産性を高めていくには、
天井や内壁の面材をできるだけ工場出荷時に仕上げてお
く必要がある。面材を仕上げておくことにより、建築現
場での作業が減少すると同時に、現場に仮置きされる部
材量が減り、作業の能率も向上する。
【0005】しかしながら、上記従来の建物内配線構造
は、天井や壁等の内部に配線されているので、天井や内
壁の面材を相当量現場で取り付けて仕上げなければなら
ないという問題があったり、また、上記特開平4−75
410号公報に記載の住宅ユニット用の配線構造のよう
に、外壁、内壁、および天井板等が取り付けられた住宅
ユニットの上面側に、天井配線基盤を配置した場合、住
宅ユニットの側面と上面は塞がれてしまうので、2階建
ての上階の住宅ユニットを設置する際、階下の建物ユニ
ットとの接続が困難になるという問題が生じたり、住宅
ユニットの高さが高くなって、トラック等に積載して輸
送する際、高さ制限から輸送上の問題を生じることがあ
る。
【0006】本発明は、上述の従来の建物内配線構造の
問題を解決するためになされたものであって、本発明の
第1目的は、天井パネルや内壁の面材を仕上げた状態で
電気配線の通線が容易にできる建物内配線構造を提供す
ることであり、本発明の第2目的は、上記第1目的に加
えて、住宅ユニットの組み立て施工に支障がなく、輸送
時の高さ制限を受けにくい、ユニット生産方式住宅の建
物内配線構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、請求項1の建物内
配線構造は、建物内に取り付けられた天井パネルの上面
側に、ジョイントボックスとこのジョイントボックスか
ら分岐された配線が設置され、この配線の端部に、柔軟
な引込み線が接続され、前記天井パネルには周縁部に引
込み口が設けられ、前記引込み線が引込み口に仮止めさ
れ、前記建物の内壁には、内壁と天井パネルとが交差す
る見切り部分に、仮止めされた引込み線が挿入可能な大
きさの開口部が形成され、前記内壁の内部には、ほぼ垂
直方向に立設された配線パイプが収納され、この配線パ
イプは、上端が前記内壁の開口部近傍に開口され、下端
部に引込み線の取出し部が形成されているものである。
【0008】また、請求項2の建物内配線構造は、階下
の住宅ユニットの上に階上の住宅ユニットが設置されて
なるユニット方式の住宅の建物内配線構造において、階
上の住宅ユニットの下方に、階下の住宅ユニットの天井
パネルが取り付けられ、この天井パネルの上面側に、ジ
ョイントボックスとこのジョイントボックスから分岐さ
れた配線が設置され、この配線の端部に、柔軟な引込み
線が接続され、前記天井パネルには周縁部に引込み口が
設けられ、前記引込み線が引込み口に仮止めされ、前記
階下の住宅ユニットの内壁には、内壁と前記天井パネル
とが交差する見切り部分に、仮止めされた引込み線が挿
入可能な大きさの開口部が形成され、前記内壁の内部に
は、ほぼ垂直方向に立設された配線パイプが収納され、
この配線パイプは、上端が前記内壁の開口部近傍に開口
され、下端部に引込み線の取出し部が形成されているも
のである。
【0009】上記請求項2記載のユニット方式の住宅に
おいて、階下の住宅ユニットの上に設置される階上の住
宅ユニットは、屋根ユニットであってもよい。
【0010】(作用)請求項1の建物内配線構造は、内
壁の開口部から手を挿入して天井パネルの引込み口に仮
止めされた引込み線を取り外し、この引込み線を配線パ
イプの挿入部に挿入して下方に落下させ、内壁に端末器
具の器具取付口を開口し、配線パイプの取出部を通じて
前記器具取付口から引込み線に接続された配線を取り出
せば、この配線に端末器具に接続することができるもの
であるから、天井パネルや内壁の面材を仕上げた状態で
配線の通線が短時間に、且つ、容易にできる。
【0011】また、請求項2の建物内配線構造は、階上
の住宅ユニットの下方に、天井ユニットが取り付けられ
ているので、階下の住宅ユニットの上方は開口され、住
宅ユニットの接続施工作業が容易となり、階下の住宅ユ
ニットの高さが低くなり、輸送時に高さ制限を受け難く
なる。且つ、天井パネルや内壁の面材を仕上げた状態で
配線の通線も上記請求項1と同様の理由で容易にでき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1〜図6は、本発明の一実
施例であって、図1はユニット方式の住宅の配線構造の
断面図、図2は天井パネルの斜視図、図3の(イ)と
(ロ)は図1の配線構造の使用状態を示す説明図、図4
は配線パイプの斜視図である。Aは階上の住宅ユニッ
ト、Bは階下の住宅ユニット、1は天井パネル、2は内
壁、3はジョイントボックス、4は配線、5は引込み
線、6は掛け具、7は配線パイプ、8は外壁、9は床で
ある。
【0013】本実施例は、図1に示すように、階下の住
宅ユニットBの上に階上の住宅ユニットAが設置されて
いるユニット方式の住宅の建物内配線構造に関するもの
である。この住宅ユニットA、Bは、それぞれ工場で生
産され、施工現場に輸送されて設置されるものである。
階上の住宅ユニットAの下方には、階下の住宅ユニット
Bの天井パネル1が取り付けられている。この天井パネ
ル1は、枠材11、11で四辺が形成され、この枠材1
1に天井面材12が取り付けられたものである。上記天
井パネル1の上面側に、ジョイントボックス3とこのジ
ョイントボックス3から分岐された多数の配線4、4が
設置されている。
【0014】この配線4の端部に、玉鎖を利用した柔軟
な引込み線5が接続されている。この引込み線5は、玉
鎖の他、変形自在の紐、糸、ワイヤーなどの柔軟な材料
であれば好適に使用することができる。上記引込み線5
の先端には、掛け具6が取り付けられ、前記天井パネル
1の枠材11に多数の引込み口13、13が設けられ、
前記引込み線5の先端に取り付けられた掛け具6がこの
引込み口13に仮止めされている。
【0015】前記住宅ユニットBの内壁2には、この内
壁2と天井パネル1とが交差する見切り部分に沿って、
前記天井パネル1の引込み口13、13と符合する位置
に、開口部21が形成されている。この開口部21は、
内壁2の長手方向に沿って横長に連続したものであって
もよいが、上記引込み口13に仮止めされた掛け具6を
取り外して挿入可能な大きさに形成されている。
【0016】上記内壁2の内部には、ほぼ垂直方向に立
設された配線パイプ7が収納されている。この配線パイ
プ7は、薄肉の塩化ビニル樹脂で形成され、上端が前記
内壁2の開口部21近傍に開口され、下端部に引込み線
5の取出し部71、71aが形成されている。取出し部
71aは、配線パイプの外周面に長手方向に切り込みを
入れて形成されている。
【0017】つぎに、本実施例の建物内配線構造の使用
方法を説明しながら、実施例の作用について述べる。本
実施例の建物内配線構造は、階下の住宅ユニットBの上
に階上の住宅ユニットAを設置し、住宅ユニットBの内
壁2の開口部21から手を挿入し、天井パネル1の引込
み口13に仮止めされた引込み線5の掛け具6を取り外
し、この引込み線5を配線パイプ7の開口された上端か
ら挿入して下方に落下させ(図3(イ)参照)、内壁2
に端末器具の器具取付口22を開口し、配線パイプ7の
取出し部71を通じて前記器具取付口22から引込み線
5に接続された配線4を取り出せば(図3(ロ)参
照)、この配線4に端末器具に接続することができるも
のである。従って、住宅ユニットA、Bの天井パネル1
や内壁2の面材を仕上げた状態で出荷しても、施工現場
で通線が短時間に、且つ、容易にできる。
【0018】また、本実施例の建物内配線構造は、階上
の住宅ユニットAの下方に天井パネル1を取り付けてい
るので、階下の住宅ユニットBの上方は開口され、住宅
ユニットAとBの接続施工作業が容易となり、且つ、住
宅ユニットBの高さが天井パネル1 の分だけ低くなり、
輸送が容易となる。
【0019】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成は、上述の実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発
明の実施の形態では、天井パネルの上面側に設置される
配線は、電力線の他に電話線などを含むものであっても
よい。
【0020】
【発明の効果】請求項1の本発明の建物内配線構造は、
天井パネルや内壁の面材を仕上げた状態で電気配線の通
線が容易にできるので、工場での生産比率を高めること
ができ、建築現場での作業が減少して建物の生産性を高
めることができるという効果と同時に、現場に仮置きさ
れる部材量が減り、作業の能率も向上するという効果が
ある。
【0021】請求項2の本発明の建物内配線構造は、住
宅ユニットの天井パネルや内壁の面材を仕上げた状態で
電気配線の通線が容易にできるので、工場での生産比率
を高めることができ、建築現場での作業が減少して建物
の生産性を高めることができるという効果と同時に、階
上の住宅ユニットの下方に、階下の住宅ユニットの天井
パネルが取り付けられているので、住宅ユニットの組み
立て施工が容易となり、しかも、輸送時の高さ制限を受
けにくいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、ユニット方式の建
物内配線構造の断面図である。
【図2】天井パネルの斜視図である。
【図3】(イ)と(ロ)は図1の配線構造の使用状態を
示す説明図である。
【図4】配線パイプの斜視図である。
【符号の説明】
A 階上の住宅ユニット B 階下の住宅ユニット 1 天井パネル 2 内壁 3 ジョイントボックス 4 配線 5 引込み線 7 配線パイプ 13 引込み口 21 開口部 71 取出し部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に取り付けられた天井パネルの上
    面側に、ジョイントボックスとこのジョイントボックス
    から分岐された配線が設置され、この配線の端部に、柔
    軟な引込み線が接続され、前記天井パネルには周縁部に
    引込み口が設けられ、前記引込み線が引込み口に仮止め
    され、前記建物の内壁には、内壁と天井パネルとが交差
    する見切り部分に、仮止めされた引込み線が挿入可能な
    大きさの開口部が形成され、前記内壁の内部には、ほぼ
    垂直方向に立設された配線パイプが収納され、この配線
    パイプは、上端が前記内壁の開口部近傍に開口され、下
    端部に引込み線の取出し部が形成されていることを特徴
    とする建物内配線構造。
  2. 【請求項2】 階下の住宅ユニットの上に階上の住宅ユ
    ニットが設置されてなるユニット方式の住宅の建物内配
    線構造において、階上の住宅ユニットの下方に、階下の
    住宅ユニットの天井パネルが取り付けられ、この天井パ
    ネルの上面側に、ジョイントボックスとこのジョイント
    ボックスから分岐された配線が設置され、この配線の端
    部に、柔軟な引込み線が接続され、前記天井パネルには
    周縁部に引込み口が設けられ、前記引込み線が引込み口
    に仮止めされ、前記階下の住宅ユニットの内壁には、内
    壁と前記天井パネルとが交差する見切り部分に、仮止め
    された引込み線が挿入可能な大きさの開口部が形成さ
    れ、前記内壁の内部には、ほぼ垂直方向に立設された配
    線パイプが収納され、この配線パイプは、上端が前記内
    壁の開口部近傍に開口され、下端部に引込み線の取出し
    部が形成されていることを特徴とする建物内配線構造。
JP7215922A 1995-08-24 1995-08-24 建物内配線構造 Pending JPH0965552A (ja)

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JP7215922A JPH0965552A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 建物内配線構造

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JP7215922A JPH0965552A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 建物内配線構造

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JP7215922A Pending JPH0965552A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 建物内配線構造

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JP (1) JPH0965552A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012082573A (ja) * 2010-10-06 2012-04-26 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニットへの天井パネル取付方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012082573A (ja) * 2010-10-06 2012-04-26 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニットへの天井パネル取付方法

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