JPH0965019A - 通信内容別課金機能を有する回線交換機 - Google Patents

通信内容別課金機能を有する回線交換機

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JPH0965019A
JPH0965019A JP7217399A JP21739995A JPH0965019A JP H0965019 A JPH0965019 A JP H0965019A JP 7217399 A JP7217399 A JP 7217399A JP 21739995 A JP21739995 A JP 21739995A JP H0965019 A JPH0965019 A JP H0965019A
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JP7217399A
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Shinichiro Matsuo
真一郎 松尾
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 課金機能を有する回線交換機に関し、通信内
容に応じて通信料金を変えることが可能な回線交換機を
提供する。 【解決手段】 第1の回線対応回路を介して交換機の通
話路網に収容された第1の加入者端末が第2の加入者端
末との間で通信を行うために発呼したとき、第1の回線
対応回路が第2の回線対応回路を介して第2の加入者端
末に接続されるまでの間に第1または第2の回線対応回
路の一方に接続され、第1の加入者端末と第2の加入者
端末間で送受信される通信信号をモニタすることにより
通信の内容を判定し、判定結果を通信内容識別情報とし
て課金処理手段に通知する通信内容識別手段と、通信内
容識別手段より通信内容識別情報を受信したときに、受
信した通信内容に対して予め定められた通信料率を使用
して通信料金を算出する課金処理手段を備えることによ
り解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は課金機能を有する回
線交換機に関する。公衆通信網に使用される交換機は課
金機能を有し、個々の通信に対して通信料金を課金して
いるが、料金体系の違いから通信網によって異なる課金
が行われている。例えば、パケット交換網においては発
信端末が送信したデータ量(パケット単位)に応じて課
金を行い、ファクシミリ通信網においては距離、原稿の
規格、通信モードの組合せにより定められた通信料率を
用い、発送原稿1ページを単位に課金を行うようになっ
ている。
【0002】これに対して、代表的な回線交換網である
電話網では実際に送受信された情報量には関係なく、通
話時間と距離に応じた課金が行われている。電話網は通
話のみでなくデータ通信やパソコン通信、或いはファク
シミリ通信など、非音声通信にも多く使用されるが、通
話時間と距離のみによって課金が行われるため、通信の
種類によってはユーザーにとって通信料金が大きな負担
となる場合があり、電話網を利用する非音声通信の普及
を阻害する要因となっている。
【0003】
【従来の技術】回線交換機により構成された代表的な公
衆通信網である電話網では、従来、ダイヤル接続による
通話(特に区別しない限り、電話網の通話にはデータ通
信やファクシミリ通信などの非音声通信を含む)に対し
て通話距離と通話時間によって決まる通話料金を課金す
るのが基本となっている。具体的な課金方式としては、
通話距離ごとに定められた時間間隔(単位時間と呼ばれ
る)ごとに単位料金(例えば10円)を積算する距離別
時間差法と呼ばれる課金方式が用いられているが、通信
料率を積算する代わりに実際の通話時間を単位時間で除
して通話料金を算出する方法も行われている。単位料金
で通話ができる時間(単位時間)は通話が行われる日
(平日/土曜・日曜・祝日など)や時間帯(昼間、夜
間、深夜など)によって異なっている。
【0004】図7は電話網に使用される従来の回線交換
機(以下、特に必要がない場合は交換機と略記する)の
構成を図示したものである。図7において、加入者端末
-1が例えば他交換機(図示省略)に収容されている加
入者端末1-2と通話を行うためにダイヤルすると、交換
機の中央制御装置5は加入者端末1-2が収容されている
交換機への方路に対して設けられている出トランク2-2
を捕捉して接続処理を行うとともに、通話路網3にパス
3aを設定して加入者端末1-1が接続されている加入者
回路2-1と出トランク2-2を接続する。
【0005】着信側の加入者端末1-2が呼び出され、応
答すると中央制御装置5内の課金処理部30の通話時間監
視部33は通話開始時刻を記録する。通話を終わり、加入
者端末1-1または加入者端末1-2が切断すると、中央制
御装置5は加入者回路2-1または出トランク2-2を介し
て通話の終了を検出し、課金処理部30の通話時間監視部
33に通話終了時刻を記録する。通話終了時刻が記録され
ると通話料金算出部31は通話時間監視部33より通話開始
時刻と通話終了時刻の情報を受信し、中央制御装置5内
のカレンダー記憶部6より通信開始時刻の属する日の通
話日情報として例えば、平日であるか土曜・日曜・祝日
であるかの情報を受信する。これらの情報を受信すると
通話料金算出部31は料金テーブル32にアクセスする。
【0006】料金テーブル32には通話料金の単価(以
下、通信料率と記す)が予め記憶されているが、料金制
度が距離別時間差法の場合は、通信料率には金額の代わ
りに単位料金(例えば、10円)で通話ができる時間
(単位時間と呼ばれる)が記憶されるのが普通である。
単位時間は通話日(平日/土曜・日曜・祝日など)や通
話時間帯(昼間/夜間/早朝・深夜など)によって異な
る値が記憶されている。
【0007】通信料金算出部31は通話時間と通話日及び
通話開始時刻情報などの情報を用いて料金テーブル32か
ら該当する通信日及び時間帯の単位時間を索引すると先
に算出した通話時間を単位時間で除し(端数は所定の方
法で処理する)、単位料金を乗じて通話料金を算出す
る。
【0008】通話料金の算出が終わると、課金処理部30
の通話料金算出部31は料金データ記録部4に通話料金を
記録させる。料金の処理が遠隔の料金局(図示省略)な
どにおいて集中的に処理される場合には料金データ記録
部4を設けずに、算出した通話料金に加入者識別情報を
付して共通線信号回線(共通線信号方式については公知
のため、図示及び詳細説明を省略)を介して料金局に送
信する。
【0009】電話網の回線交換機では以上のようにして
通話料金を課金するが、同じく回線交換機により構成さ
れたディジタルデータ交換網(以下、DDX回線交換網
と記す)でも通信料金は距離別時間差法により算出され
る。しかし、DDX回線交換網の場合は発信端末の種類
(速度別)によって単位時間が違う点が電話網とは異な
っている。
【0010】DDX回線交換網はデータ通信専用の網で
あるため、利用者がDDX回線交換網により通信を行う
場合にはデータ通信用の端末を備え、電話契約とは別に
通信事業者と契約を行う必要がある。これに対して、電
話網においては通常、特別な契約を行わなくても、デー
タ通信、ファクシミリ通信、或いはパソコン通信などの
非音声通信を行うことができるため、非音声通信が一般
の電話加入者によって広く行われており、近年における
メディアの多様化に伴ってますます増加する傾向にあ
る。
【0011】このような非音声通信の増加と通信事業者
間における競争の激化に伴って、電話網においても、特
定の契約を行った加入者に対して、特定の通信対地に対
する一定回数以下の通信に対して通信料金を定額とする
サービスや、特定の時間帯の通話に対して定額制料金を
適用するサービスなどが提供または提案されている。こ
れらの新しいサービスには非音声通信を安価に行わせる
ことを狙いとするものもあるが、このような背景を考え
ると、電話網においても通信内容に応じて通信料金を変
える課金方式が必要となる時代が到来する可能性がない
とは言えない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電話網においては、通信料金は距離と通信時間により決
まり、通信の内容が通話(音声)であるか、データ通信
やファクシミリ通信のような非音声通信であるかに拘ら
ず、同一の料金が課金されていた。このため、1回の通
信に長い時間を必要としたり、頻繁に通信を行うことが
多いパソコン通信などでは通信料金が多額となることが
多く、通信料金節減のために通信回数や通信時間を制限
するパソコン通信のユーザも少なくない。
【0013】一方、特定の条件で通信料金が定額となる
サービスを契約した場合には、長時間或いは頻繁にパソ
コン通信を行っても通信料金を比較的安価にすることが
可能となるが、一定額の契約料金が必要となるほか、通
信対地、通信回数、或いは通信時間帯などに制約が設け
られる場合が多いため、月額料金を含む通信料金の総額
が安価になるとは限らなかった。
【0014】以上のように、マルチメディア時代の到来
を控えながら、電話網は通信料金が制約となって多様な
非音声通信の普及を阻害している状況となっている。本
発明は、通信内容に応じて通信料金を変えることが可能
な回線交換機を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明による通信
内容別課金機能を有する回線交換機の基本構成図であ
る。図中、1-1及び1-2は第1及び第2の加入者端末
(以下、単に加入者端末と記す)、2-1及び2-2はそれ
ぞれ加入者端末1-1及び加入者端末1-2に接続される第
1及び第2の回線対応回路(以下、単に回線対応回路と
記す)、3は交換機の通話路網である。
【0016】10は回線対応回路2-1を介して交換機の通
話路網3に収容された加入者端末1 -1が加入者端末1-2
との間で通信を行うために発呼したとき、回線対応回路
-1が通話路網3及び回線対応回路2-2を介して加入者
端末1-2に接続されるまでの間に回線対応回路2-1また
は回線対応回路2-2の一方に接続され、通信開始後に加
入者端末1-1と加入者端末1-2間で送受信される通信情
報をモニタすることにより通信の内容を判定し、判定結
果を通信内容識別情報として課金処理手段20に通知する
通信内容識別手段である。
【0017】20は通信内容識別手段10より通信内容識別
情報を受信したときに、受信した通信内容に対して予め
定められた通信料率を使用して通信料金を算出する課金
処理手段である。
【0018】図1において、加入者端末1-1が加入者端
末1-2に対して発呼し、接続に必要な情報を送出する
と、交換機の制御部(図示省略)は加入者端末1-1に接
続された回線対応回路2-1を介してこの情報を入力し、
回線対応回路2-2を捕捉して接続先の加入者端末1-2
接続を行うとともに、回線対応回路2-1と回線対応回路
-2とを通話路網3を介して接続する。この接続過程に
おいて、交換機は回線対応回路2-1または回線対応回路
-2の一方(以下、回線対応回路2-2とする)に通信内
容識別手段10を接続する。
【0019】接続先の加入者端末1-2が応答し、通信が
開始されると、回線対応回路2-2に接続された通信内容
識別手段10にも通信信号が入力されるので、通信内容識
別手段10はその通信信号をモニタし、通信の内容を判定
する。
【0020】通信内容を判定すると、通信内容識別手段
10は判定した通信内容を示す通信内容識別情報を課金処
理手段20に通知する。課金処理手段20は通信内容識別情
報を受信すると、受信した通信内容に対して予め定めら
れた通信料率を使用して通信料金を算出する。
【0021】通信内容識別手段10が識別する通信内容と
しては、音声通信とデータ通信が代表的なものである
が、そのほか、データ通信やファクシミリ通信などの非
音声通信が行われるときに端末間で送受信される通信制
御情報の情報形式を識別することによってその通信がデ
ータ通信であるのか、ファクシミリ通信であるのかを識
別したり、データ通信或いはファクシミリ通信について
更に細分化した通信種別を識別することもできる。
【0022】また、通信内容識別手段10をデータ信号の
速度(以下、データ速度と記す)を計測することが可能
なように構成することができる。データ速度は通信内容
識別手段10に入力されるデータ信号の一定時間内のデー
タ量(例えばビット数)を計測することにより算出する
ことができるので、通信内容識別手段10がデータ速度を
計測したのちデータ速度を識別する情報を通信内容識別
情報として課金処理手段20に通知することにより、デー
タ速度別に異なる通信料金を課金することができる。
【0023】更に、通信内容識別手段10をビット数を計
測することが可能なように構成することもできる。この
ように構成することにより、データ通信の際に送信され
たビット数の累積値が判るので、このビット数の累積値
を通信内容識別情報として課金処理手段20に通知すれ
ば、課金処理手段20において通信された総ビット数に対
応する通信料金を課金することができる。
【0024】以上のように、本発明では通信内容ごとに
通信料率を予め定めておき、通信が行われる都度、通信
信号をモニタして通信の内容を判定し、判定した通信内
容に定められている通信料率を使用して通信料金を算出
するので、同一時間の通信でも、通信内容ごとに通信料
金を変えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図2乃至図5は本発明による通信
内容別課金機能を有する回線交換機(以下、特に必要が
ない限り、単に交換機と記す)の実施形態図であり、交
換機の構成をブロック図で示したものである。全図を通
じ、同一符号は同一対象物を示し、1 -1乃至1-3は加入
者端末(1-1は図1における第1の加入者端末1-1、1
-2及び1-3は図1における第2の加入者端末1-2に相
当)、2-1及び2-4は加入者回路、2-2は出トランク、
-3は自局内トランクである。なお、加入者回路2-1
図1における第1の回線対応回路2-1に相当し、出トラ
ンク2-2、自局内トランク2-3及び加入者回路2-4はい
ずれも図1における第2の回線対応回路2-2に相当する
(詳細は後述)。3は交換機の通話路網、3a乃至3eは通
話路網3内に形成されるパス、4は加入者ごとの通信料
金を記録する料金データ記録部、5は中央制御装置(前
述の交換機の制御部に相当)、6は中央制御装置5内に
設けられるカレンダー記憶部である。
【0026】10A乃至10Dは通信内容識別部(図1にお
ける通信内容識別手段10の実施形態)、11は通信内容識
別部10A〜10D内においてデータ信号を検出するデータ
信号検出部、12A乃至12Dはそれぞれ通信内容識別部10
A〜10D内に設けられてそれぞれ課金処理部20A〜20D
に通信内容識別情報を通知する通信内容通知部、13及び
14は通信内容識別部10B内に設けられ、13はデータ通信
またはファクシミリ通信の通信制御情報の情報情報形式
を識別するプロトコル識別部、14はデータ通信またはフ
ァクシミリ通信の通信制御情報の情報形式を記憶するプ
ロトコルテーブルである。15は通信内容識別部10C内に
設けられてデータ速度を計測するデータ速度計測部、16
は通信内容識別部10D内においてデータ信号のビット数
を計測するビット数計測部である。
【0027】20A乃至20Dは課金処理部(図1における
課金処理手段20の実施形態)、21A乃至21Dはそれぞれ
課金処理部20A〜20D内に設けられて通信料金を算出す
る通信料金算出部、22A乃至22Dはそれぞれ課金処理部
20A〜20D内に設けられて通信内容別の通信料率を記憶
する通信内容別料金テーブル、23は課金処理部20A〜20
D内に設けられて個々の通信の通信開始時刻及び通信終
了時刻を記録する通信時間監視部、24A乃至24Dはそれ
ぞれ課金処理部20A〜20D内に設けられて通信内容識別
情報を受信する通信内容受信部である。
【0028】以下、本発明による通信内容別課金機能を
有する回線交換機の実施形態を図面を参照しながら説明
するが、交換機の接続動作や通信料金データの記録処理
は公知の技術によるため詳細な説明を省略し、本発明に
直接関係する部分を主体に説明する。
【0029】最初に図2を参照して本発明の一実施形態
を説明する。図2は通信の内容が音声通信であるのか、
データ通信であるのかによって通信料金を変えることが
可能な課金機能を備えた交換機のブロック図を示してい
る。以下、加入者端末1-1が他の交換機(図示省略)に
収容されている加入者端末1-2と通信する場合を例とし
て説明する。
【0030】加入者端末1-1が発呼して加入者端末1-2
の電話番号をダイヤルすると、中央制御装置5はダイヤ
ル情報を受信して解析する。接続先の加入者端末1-2
他交換機に収容されていることを識別すると、中央制御
装置5は相手交換機に対する中継線が接続されている出
トランク2-2を捕捉して加入者端末1-2に対する接続処
理を行うとともに、通話路網3にパス3aを設定して加
入者端末1-1が接続されている加入者回路2-1と出トラ
ンク2-2を接続する。
【0031】中央制御装置5はこのとき複数設備されて
いる通信内容識別部(図2乃至図5には1組のみを図
示)の中で空き状態にある通信内容識別部10Aを選択し
て発呼側の加入者回路2-1または着信側加入者端末1-2
に接続される出トランク2-2のいずれかに接続するが、
以下、すべて出側のトランクに接続するものとする。通
信内容識別部10Aを通話路網3内のパス3bを介して出
トランク2-2と接続すると、中央制御装置5は出トラン
ク2-2または対向する加入者回路2-1を識別する情報と
通信内容識別部10Aを識別する情報を対応させて記憶し
ておき、通信内容識別部10Aがどの通信の通信内容識別
に使用されているのか管理する。
【0032】着信側の加入者端末1-2が呼び出され、応
答すると中央制御装置5内の課金処理部20Aの通信時間
監視部23は通話開始時刻を記録する。このとき、通信内
容識別部10Aは中央制御装置5から情報を受けるか、ま
たは出トランク2-2を介して着信側の応答を知ると、通
信信号のモニタを開始する。
【0033】加入者端末1-2の応答により加入者端末1
-1と加入者端末1-2の間で通信(通話であるとする)が
開始されると、音声信号がパス3bを通って通信内容識
別部10Aにも入力される。通信内容識別部10A内のデー
タ信号検出部11は入力される通信信号を一定時間モニタ
し、入力された信号が音声信号であるのか、データ信号
であるのか識別する。識別は入力信号の振幅や波形の規
則性の有無などを一定時間モニタすることにより行う
が、入力信号が音声信号であると識別した場合は、通信
内容が音声通話であることを通信内容通知部12Aに知ら
せる。
【0034】もし、加入者端末1-1及び加入者端末1-2
が変復調装置(MODEM)を内蔵するか外部に備えて
データ通信を行う場合は通信信号は変復調装置により変
調されたデータ信号になるが、この場合はデータ信号検
出部11は入力信号がデータ信号であることを識別し、通
信内容がデータ通信であることを通信内容通知部12Aに
知らせる。
【0035】なお、データ通信の場合には通信開始とと
もにデータ信号が送られる場合と、最初に音声による通
話が行われたのち、データ通信に移行する場合があるの
で、データ信号検出部11はデータ通信に移行するまでに
充分な時間、モニタを行って音声信号であるかデータ信
号であるかを識別する。モニタする時間は、着信側応答
から一定時間とするか、応答後の最初の通信信号入力か
ら一定時間とする。
【0036】通信内容通知部12Aはデータ信号検出部11
から通信信号の識別結果を通知されると、識別結果に従
って音声通信であるかデータ通信であるかを示す情報を
通信内容識別情報として課金処理部20Aに通知する。課
金処理部20Aの通信内容受信部24Aはこの通知を受ける
と、通知された通信内容識別情報を通信料金算出部21A
に送る。通信料金算出部21Aはその際、通信内容識別情
報の送信元である通信内容通知部12Aを識別し、通信内
容識別情報を通信を行っている加入者端末1-1と対応づ
けて適当なメモリ(図示省略)に記憶しておく。
【0037】一方、通信内容別料金テーブル22Aには音
声通信の通信料率と、データ通信の通信料率が予め記憶
されているが、すでに説明したように、料金制度が距離
別時間差法である場合は、通信料率として、単位料金に
よって通話ができる時間(単位時間)が記憶されてい
る。単位時間は通話日や通話時間帯によって異なるが、
通話日や通話時間帯の条件は音声通信とデータ通信とで
異なることもある。
【0038】加入者端末1-1または加入者端末1-2が切
断すると、中央制御装置5は加入者回路2-1または出ト
ランク2-2を介して通信の終了を検出し、課金処理部20
Aの通信時間監視部23に通信終了時刻を記録する。通信
終了時刻が記録されると、通信料金算出部21Aは通信時
間監視部23より通信開始時刻と通信終了時刻の情報を受
信して通信時間を算出するとともに、中央制御装置5内
のカレンダー記憶部6より通信開始時刻(必要ならば通
信終了時刻も)の属する日の通話日情報、即ち、平日で
あるか土曜・日曜・祝日であるかの情報を受信する。な
お、カレンダー記憶部6は単なるカレンダーではなく、
平常料金と異なるか否かが識別できるように通話日が分
類されている。
【0039】次いで通信料金算出部21Aは、受信した上
記の各情報と、先に記憶している通信内容識別情報を用
いて通信内容別料金テーブル22Aにアクセスし、該当す
る通信内容(例えば、音声通信かデータ通信の別)に定
められている料金テーブルに記憶されている該当通信日
及び時間帯の単位時間を索引する。単位時間を得ると先
に算出した通信時間を単位時間で除し、所定の方法で端
数を処理して通信料率を掛けて通信料金を算出する。な
お、通信内容が音声通信の場合は以上により算出された
通信料金は原則として従来の通信料金と同一になる。
【0040】通信料金の算出が終わると、課金処理部20
Aの通信料金算出部21Aは料金データ記録部4に通信料
金を記録させる。料金データ記録部4が交換機に付属し
て設けられている場合は加入者端末1-1に対応して設け
られている領域に通信料金が記録されるが、料金処理が
遠隔の局(以下、料金局と記す)で集中的に処理される
場合には料金データ記録部4を設けずに、算出した通信
料金に加入者識別情報を付して共通線信号回線(共通線
信号方式については公知のため、図示及び詳細説明を省
略)を介して料金局に送信する。
【0041】以上、加入者端末1-1が他交換機に収容さ
れている加入者端末1-2と通信を行う場合について説明
したが、次に、加入者端末1-1が同一交換機に収容され
ている加入者端末1-3と通信を行う場合について説明す
る。この場合は加入者端末1 -1に接続されている加入者
回路2-1はパス3cにより自局内トランク2-3に接続さ
れたのち、パス3dにより相手加入者端末1-2に接続さ
れている加入者回路2 -4に接続される。この場合は通信
内容識別部10Aは加入者回路2-1、加入者回路2-4また
は自局内トランク2-3のいずれに接続してもよいが、図
2では通信内容識別部10Aをパス3eにより自局内トラ
ンク2-3の一方の端子(パス3d側)に接続した例を図
示している。自局内トランク2-3と接続された後の通信
内容識別部10Aの動作は出トランク2-2に接続された場
合と同一である。
【0042】次に、本発明による通信内容別課金機能を
有する回線交換機の他の実施形態を図3を参照して説明
する。図3は通信が非音声通信である場合に通信の種類
によって通信料金を変えることが可能な課金機能を有す
る交換機のブロック図を示している。以下、加入者端末
-1が他の交換機(図示省略)に収容されている加入者
端末1-2と通信する例により説明し、接続相手が自交換
機に収容されている加入者端末1-3である場合について
は図2におけると同様であるので説明を省略する。ま
た、図2の説明と重複する部分についても説明を省略す
る。
【0043】加入者端末1-1が出トランク2-2を介して
加入者端末1-2に接続され、通信内容識別部10Bが出ト
ランク2-2に接続された状態で通信が開始されるまでの
動作は図2におけると同様である。通信が開始されると
通信信号がパス3bを介して通信内容識別部10Bに入力
され、データ信号検出部11は入力された通信情報が音声
信号であるかデータ信号であるかを識別する。入力信号
が音声信号である場合は図2と同様であるので、説明を
省略し、以下、データ信号である場合について説明す
る。
【0044】電話網を介して行われる非音声通信、例え
ば、各種のデータ通信、パソコン通信、ファクシミリ通
信などの通信では、発着信端末が接続されたのちに端末
間で通信制御情報が送受信される。通信制御情報は通信
の種類ごとに、定められた情報が定められた手順で送受
信されるため、通信制御情報の情報形式(以下、プロト
コルと記す)を解析することによって通信の種類を識別
することができる。
【0045】そこで、図3の構成のプロトコルテーブル
14には各種の通信で使用されるプロトコルを記憶し、プ
ロトコルごとに、そのプロトコルによって定まる通信の
種類(例えば、データ通信、G3ファクシミリ通信、な
ど)を識別する情報(以下、通信種別情報と記す)を付
与している。従って、プロトコルテーブル14を用いれば
プロトコル情報から通信の種類を索引することができ
る。
【0046】また、図3では、通信内容識別部10Bに入
力される通信信号はデータ信号検出部11を通過してプロ
トコル識別部13にも入力されるように構成されている。
データ信号検出部11が音声信号と非音声信号の識別を主
とするのに対して、プロトコル識別部13は入力されるデ
ータ信号の内容を解読するものである。データ信号には
各種の変調方式や信号周波数が使用されるが、プロトコ
ル識別部13は各種の変調方式や信号周波数を使用するデ
ータ信号の内容を読み取ることができるように構成され
ている。
【0047】以上のような構成により、通信内容識別部
10Bにデータ信号が入力されると、データ信号検出部11
は入力信号がデータ信号であることを識別するが、デー
タ信号検出部11はデータ信号であることを検出しても直
ちに通信内容通知部12Bに通知することなく、プロトコ
ル識別部13よりのプロトコル識別結果の通知を待つ。一
方、プロトコル識別部13はデータ信号検出部11を通過し
てデータ信号が入力されると、その内容を解読する。非
音声通信において通信の開始の際に送受信される信号は
通信制御情報であるため、プロトコル識別部13が解読す
るデータ信号は加入者端末間で送受信されるデータでは
なく、通信制御情報である。定められた量のデータを解
読するとプロトコル識別部13は解読したデータと同一配
列のデータがプロトコルテーブル14に記憶されているか
否かを確認する。具体的には、プロトコルテーブル14に
記憶されているプロトコルを順次読み出して解読したプ
ロトコルと一致するものがあるか否かを確認する。
【0048】一致するプロトコルが発見できるとそのプ
ロトコルに付与されている通信種別情報を読み取り、そ
の通信種別情報を直接またはデータ信号検出部11経由で
通信内容通知部12Bに送る。通信内容通知部12Bはこの
通信種別情報を通信内容識別情報として課金処理部20B
に通知し、以後、課金処理部20Bは図2の課金処理部20
Aと同様の処理を行う。
【0049】以上のように、図3の構成では非音声通信
でも通信の種類ごとに異なる通信料金を課金することが
できるので、例えば、データ通信とファクシミリ通信の
通信料金を変えたり、データ通信或いはファクシミリ通
信を更に細分化し、プロトコルが異なる通信ごとに異な
る通信料金を課金することができる。勿論、非音声通信
の一部(例えばファクシミリ通信)の通信料金を音声通
信と同一料金に設定することも可能である。
【0050】次に、本発明による通信内容別課金機能を
有する回線交換機の他の実施形態を図4を参照して説明
する。図4は通信がデータ通信である場合にデータ速度
によって通信料金を変えることが可能な課金機能を備え
た回線交換機のブロック図を示している。以下、図3の
説明におけると同様、加入者端末1-1が他の交換機に収
容されている加入者端末1-2と通信する例のみについ
て、既に説明した内容と重複する部分を省略して説明す
る。
【0051】図4においても通信内容識別部10Cが出ト
ランク2-2に接続されて通信が開始されるまでの動作は
図2または図3におけると同様であるが、図4の構成で
は通信内容識別部10Cに入力される通信信号はデータ信
号検出部11を通過してデータ速度計測部15にも入力され
る。また、データ信号検出部11は入力される通信信号が
データ信号であることを検出しても直ちに通信内容通知
部12Cに通知せずに、データ速度計測部15よりのデータ
速度の計測結果の通知を待つ。
【0052】データ速度計測部15は入力されるデータ信
号の一定時間内のデータ量(例えばビット数)を計測
し、計測を終了するとデータ速度を算出する。データ速
度の計測は各種の変調方式や信号周波数の信号について
可能なように構成されている。データ速度計測部15はデ
ータ速度を算出すると、データ速度の値を直接またはデ
ータ信号検出部11を介して通信内容通知部12Cに知らせ
る。
【0053】通信内容通知部12Cではデータ速度の値を
そのまま通信内容識別情報として課金処理手段20に通知
するか、データ速度に応じて定められている通信種別を
示す情報に変換し、この通信種別情報を通信内容識別情
報として課金処理手段20に通知する。後者は、例えば、
データ速度が2,400ビット/秒未満のデータ信号に
対して通信種別X、2,400ビット/秒以上4,80
0ビット/秒未満のデータ信号に対して通信種別Y、な
どのように定め、通信内容識別情報として通信種別を示
すX,Yを使用するものである(X,Yは実際にはコー
ドが付与される)。なお、変調方式が定まるとデータ速
度も定まるような場合には変調方式を識別することによ
って通信種別を判定することもできる。
【0054】以上により、入力信号がデータである場合
にはデータ速度計測部15はデータ速度を計測して入力デ
ータの通信種別を判定したのち、通信内容通知部12Cに
通信種別を知らせる。以後の動作は図2または図3と同
じである。
【0055】次に、本発明による通信内容別課金機能を
有する回線交換機の他の実施形態を図5を参照して説明
する。図5は通信がデータ通信である場合に、送信され
たビット数によって通信料金を決定する課金機能を備え
た回線交換機のブロック図を示している。以下、加入者
端末1-1が他の交換機に収容されている加入者端末1 -2
と通信する例について、すでに説明した内容と重複する
部分を省略して説明する。
【0056】図5においても通信内容識別部10Dが出ト
ランク2-2に接続されて通信が開始されるまでの動作は
図2乃至は図4におけると同様であるが、図5の構成で
は通信内容識別部10Dに入力される通信情報はデータ信
号検出部11とともにビット数計測部16にも入力される。
データ信号検出部11は入力される通信信号がデータ信号
であることを検出しても直ちに通信内容通知部12Dに通
知せずに、入力信号がデータであることをビット数計測
部16に通知する。ビット数計測部16はこの通知を受ける
と加入者回路2-1と出トランク2-2の間で転送されるデ
ータ信号のビット数の計測を開始する。
【0057】この計測は通信が終了するまで継続される
が、通信を終了し、加入者端末1-1または加入者端末1
-2が切断すると、これを検出した中央制御装置5は通信
内容識別部10Dに通信の終了を通知する(または、通信
内容識別部10Dが出トランク2-2を介して通信の終了を
検出してもよい)。通信内容識別部10Dは通信終了を確
認すると、ビット数計測部16のビット数の計測を停止さ
せる。ビット数計測部16はビット数の計測を停止する
と、計測したビット数の累積値を直接またはデータ信号
検出部11を介して通信内容通知部12Dに知らせる。
【0058】通信内容通知部12Dではビット数の累積値
をそのまま通信内容識別情報として課金処理手段20に通
知するか、ビット数の累積値をビット数の範囲が識別で
きる情報(以下、ビット数範囲情報と記す)に変換し、
ビット数範囲情報を通信内容識別情報として課金処理手
段20に通知する。
【0059】課金処理部20Dの通信内容受信部24Dは通
信内容識別情報としてビット数の累積値またはビット数
範囲情報を受信すると中央制御装置5は通信内容識別部
10Dに対して、ビット数計測ブロック16が記憶している
情報をクリアさせる指示を送出したのち、通信内容識別
部10Dと出トランク2-2との間の接続を断つ。
【0060】一方、課金処理部20Dの通信内容別料金テ
ーブル22Dには、通信内容受信部24Dがビット数の累積
値を受信する場合にはビット当たりの単価、通信内容受
信部24Dがビット数範囲情報を受信する場合にはビット
数の範囲ごとの総通信料金を通信料率として設定してお
く。なお、これらの通信料率は通信日と時間帯別に設定
される。通信内容受信部24Dはビット数の累積値または
ビット数範囲情報を受信するとこれを通信料金算出部20
Dに送る。通信料金算出部20Dは通信内容別料金テーブ
ル22Dにアクセスし、受信したビット数の累積値または
ビット数範囲情報に該当する通信料率の中から、通信日
及び時間帯が一致する部分の通信料率を読み出して、通
信料金を算出し(ビット数範囲情報の場合は通信内容別
料金テーブル22Dに記憶されている通信料率をそのま
ま)、料金データ記録部4に記憶させる。料金データ記
録部4に料金を記憶させる動作は既に説明したものと同
じである。以上のように、図5の構成では、データ通信
(パソコン通信を含む)に対して通信した総ビット数に
より課金することができる。
【0061】以上、図2乃至図5により本発明の実施の
形態を説明したが、図2乃至図5はあくまで本発明の実
施の形態の一部を図示したものに過ぎず、本発明が図示
されたものに限られるものでないことは言うまでもな
い。
【0062】例えば、図3乃至図5ではプロトコル識別
部13、データ速度計測部15及びビット数計測部16は通信
内容識別部10B〜10Dに入力される通信信号をデータ信
号検出部11を通して受信する構成となっているが、プロ
トコル識別部13、データ速度計測部15及びビット数計測
部16をデータ信号検出部11と並列に接続して通信信号を
同時に入力するように構成しても動作及び効果は全く変
わらない。
【0063】また、図3のプロトコル識別部13は入力さ
れるデータ信号を解読したのちプロトコルテーブルに記
憶されているプロトコル(プロトコルにより定まるデー
タの配列)と比較することによりプロトコルを判定する
と説明したが、例えば、図6に図示したように、プロト
コル識別部13内に各種のプロトコルによる信号を受信・
識別して動作する回路(図6にプロトコルA受信回路13
-1、プロトコルB受信回路13a-2、・・プロトコルN
受信回路13a-nとして図示)を、識別するプロトコルの
種類だけ用意し、通信制御信号が入力されたときにどの
回路から出力が現れたかを識別(図6では出力監視部13
bが識別)し、出力を送出した回路により定まるプロト
コルが入力信号のプロトコルであると判定してもよい。
図6では出力監視部13bから出力を送出した回路の情報
を受信した通信種別判定部13cがプロトコルを判定した
のち、そのプロトコルにより定まる通信の種類を出力す
る構成を示している。
【0064】更に、図3乃至図5ではデータ通信やファ
クシミリ通信など、非音声通信のみに用いられるプロト
コル識別部13、データ速度計測部15或いはビット数計測
部16をデータ信号検出部11と別個に設けているが、これ
らをデータ信号検出部11と一体化しても本発明の効果が
変わらないことは明らかである。
【0065】また、以上においてはプロトコル識別部1
3、データ速度計測部15及びビット数計測部16がそれぞ
れ別個に用いられた例について説明したが、これらの中
の2つまたは3つを併用し、通信内容別料金テーブルに
通信内容の組合せごとの通信料金を設定することは容易
であり、これによってよりきめ細かい課金を行うことが
できることは明らかである。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回線交換機において、例えば、音声通信とデータ通信
(パソコン通信を含む)とで異なる料金体系により課金
を行ったり、非音声通信についてプロトコルにより通信
の種別を識別し、通信種別ごと、例えばデータ通信であ
るかファクシミリ通信であるかによって異なる通信料金
を課金すことが可能となる。また、データ通信の場合
に、データ速度により異なる通信料金を課金したり、通
信したビット数に対応した通信料金を課金することも可
能となる。
【0067】従って、本発明による回線交換機を電話網
に使用すれば、通信時間と距離によって通信料金が決ま
る従来の課金方法では通信料金が負担となっていた電話
網利用の非音声通信の一部に対して通信内容に応じた課
金を行うことが可能となり、電話網における非音声通信
の促進に大きな効果を発揮する。
【0068】即ち、本発明は公衆交換網を代表する電話
網における非音声通信の普及に貢献し、マルチメディア
時代における通信の多様化と発展に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による通信内容別課金機能を有する回
線交換機の基本構成図
【図2】 本発明による通信内容別課金機能を有する回
線交換機の実施形態図(1)
【図3】 本発明による通信内容別課金機能を有する回
線交換機の実施形態図(2)
【図4】 本発明による通信内容別課金機能を有する回
線交換機の実施形態図(3)
【図5】 本発明による通信内容別課金機能を有する回
線交換機の実施形態図(4)
【図6】 本発明による通信内容別課金機能を有する回
線交換機の実施形態図(5)
【図7】 従来技術の課金機能を有する回線交換機の構
成図
【符号の説明】
-1〜1-3 加入者端末 2-1、2-4 回線対応回路(加入者回路) 2-2 回線対応回路(出トランク) 2-3 回線対応回路(自局内トランク) 3 通話路網 3a〜3e パス 4 料金データ記録部 5 中央制御装置 6 カレンダー記憶部 10 通信内容識別手段 10A〜10D 通信内容識別部 11 データ信号検出部 12A〜12D 通信内容通知部 13 プロトコル識別部 14 プロトコルテーブル 15 データ速度計測部 16 ビット数計測部 20 課金処理手段 20A〜20D 課金処理部 21A〜21D 通信料金算出部 22A〜22D 通信内容別料金テーブル 23 通信時間監視部 24A〜24D 通信内容受信部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回線対応回路を介して交換機の通
    話路網に収容された第1の加入者端末が第2の加入者端
    末との間で通信を行うために発呼したとき、前記第1の
    回線対応回路が前記通話路網及び第2の回線対応回路を
    介して第2の加入者端末に接続されるまでの間に前記第
    1の回線対応回路または第2の回線対応回路の一方に接
    続され、通信開始後に前記第1の加入者端末と第2の加
    入者端末間で送受信される通信信号をモニタすることに
    より通信の内容を判定し、判定結果を通信内容識別情報
    として課金処理手段に通知する通信内容識別手段と、 前記通信内容識別手段より通信内容識別情報を受信した
    ときに、受信した通信内容に対して予め定められた通信
    料率を使用して通信料金を算出する課金処理手段を備え
    たことを特徴とする通信内容別課金機能を有する回線交
    換機。
  2. 【請求項2】 前記通信内容識別手段は、前記第1及び
    第2の加入者間で送受信される通信信号をモニタしたと
    きに、該通信信号が音声信号であるのかデータ信号であ
    るのかを識別し、識別結果を通信内容識別情報として課
    金処理手段に通知したのち、前記第1の回線対応回路ま
    たは第2の回線対応回路との接続を解放するように構成
    され、 前記課金処理手段は、受信した通信内容識別情報によっ
    て通信内容が音声通信であるのかデータ通信であるのか
    を識別し、識別結果により、音声通信及びデータ通信対
    応に予め定められた通信料率のいずれか一方を使用して
    通信料金を算出するように構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の通信内容別課金機能を有する回線交換
    機。
  3. 【請求項3】 前記通信内容識別手段は、データ通信ま
    たはファクシミリ通信が行われる際に端末間で送受信さ
    れる通信制御情報の情報形式を予め1または複数種類記
    憶し、前記第1の加入者端末と第2の加入者端末間で送
    受信される通信信号をモニタしたときに該通信信号がデ
    ータ信号であることを識別したときは、該データ信号の
    情報形式を予め記憶している通信制御情報の情報形式と
    比較し、一致する情報形式が見出された場合は一致した
    情報形式の通信制御情報を使用する通信の種別を識別す
    る情報を通信内容識別情報として課金処理手段に通知し
    たのち、前記第1の回線対応回路または第2の回線対応
    回路との接続を解放するように構成され、 前記課金処理手段は、受信した通信内容識別情報によっ
    て通信の種別を識別し、識別した通信の種別に対して予
    め定められた通信料率を使用して通信料金を算出するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項1記載の通信内
    容別課金機能を有する回線交換機。
  4. 【請求項4】 前記通信内容識別手段は、前記第1の加
    入者端末と第2の加入者端末間で送受信される通信信号
    をモニタしたときに、該通信信号がデータ信号であるこ
    とを識別したときは、該データ信号の一定時間内のデー
    タ量を計測することによりデータ速度を算出し、算出し
    たデータ速度を識別する情報を通信内容識別情報として
    課金処理手段に通知したのち、前記第1の回線対応回路
    または第2の回線対応回路との接続を解放するように構
    成され、 前記課金処理手段は、受信した通信内容識別情報によっ
    てデータ速度を識別し、識別したデータ速度を使用する
    データ通信に対して予め定められた通信料率を使用して
    通信料金を算出するように構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の通信内容別課金機能を有する回線交換
    機。
  5. 【請求項5】 前記通信内容識別手段は、前記第1の加
    入者端末と第2の加入者端末間で送受信される通信信号
    をモニタしたときに、該通信信号がデータ信号であるこ
    とを識別したときは、該データ信号のビット数を計測
    し、通信が終了したときに計測したビット数の累積値を
    通信内容識別情報として課金処理手段に通知したのち、
    前記第1の回線対応回路または第2の回線対応回路との
    接続を解放するように構成され、 前記課金処理手段は、受信した通信内容識別情報によっ
    てデータ信号のビット数の累積値を識別したときは、ビ
    ット単位またはビット数の累積値の範囲ごとに予め定め
    られた料金を使用して通信料金を算出するように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の通信内容別課金機
    能を有する回線交換機。
JP7217399A 1995-08-25 1995-08-25 通信内容別課金機能を有する回線交換機 Withdrawn JPH0965019A (ja)

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