JPH0964987A - 信号局輻輳制御システム - Google Patents

信号局輻輳制御システム

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JPH0964987A
JPH0964987A JP7221711A JP22171195A JPH0964987A JP H0964987 A JPH0964987 A JP H0964987A JP 7221711 A JP7221711 A JP 7221711A JP 22171195 A JP22171195 A JP 22171195A JP H0964987 A JPH0964987 A JP H0964987A
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congestion
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JP7221711A
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Masao Otsuka
雅夫 大塚
Hirokazu Iwakura
廣和 岩倉
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H04Q3/0016Arrangements providing connection between exchanges
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は共通線信号方式を用いた信号網におい
て信号トラヒックの輻輳制御を行う信号局輻輳制御シス
テムに関し、信号処理プロセッサの動作状態を監視し輻
輳状態プロセッサ内信号リンクの使用を抑制することに
より、信号処理システム内および信号網内リソースの有
効使用を可能にすることを目的とする。 【解決手段】信号処理プロセッサの論理的処理輻輳を検
出し、多段階レベルにてプロセッサ輻輳状態を制御する
手段と、信号リンクの輻輳優先順位を決定する優先順位
データとを備え、信号処理プロセッサ輻輳時に該優先順
位データを参照して輻輳状態に応じて輻輳優先順位に従
って順次に信号リンクの使用規制を実施するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共通線信号方式を用
いた信号網において信号トラヒックの輻輳制御を行う信
号局輻輳制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図17には共通線信号方式を用いた信号
網構成が示される。図17において、200〜204は
呼処理機能を有する信号局(SP:Signalling Poin
t))、210〜213は呼処理を行わず専ら信号中継処
理のみを行なう信号中継局(STP:Signalling Transf
er Point) 、#220〜#225は発信局200〜20
2から信号中継局210、211を経由して着信局20
3、204に向かう信号ルートRT(Signalling Rout
e)を示す。各局間はそれぞれ複数の信号リンクからな
るリンクセットで接続されている。
【0003】かかる信号網構成において信号網全体の信
号トラヒック規制処理を行う制御方式としては、信号ト
ラヒックの着信局に着目した制御方式が一般に用いられ
ている。この制御方式を例をあげて説明する。いま、信
号中継局210において、信号中継局211間との或る
信号リンクにおいて信号中継局211方向へ送出される
信号トラヒックの輻輳が検出されたものとする。この
場合、信号中継局210は関連信号ルート#220〜#
225上へ送出される信号トラヒックの規制を行うため
の手段として、その信号トラヒックの全発信局200,
201,202に向けて、関連着信局203,204向
けの信号ルートが輻輳状態である旨を示す輻輳制御信号
を送信する。輻輳制御信号を受信した発信局20
0、201、202では、呼処理機能部において発呼の
規制を実施して、その輻輳制御信号内に指定される着
信局203、204向けへの送出信号トラヒックを減退
させる。
【0004】このように、従来の信号トラヒック規制処
理では、信号中継局210から信号中継局211に向か
うリンクセット上に定義される全信号ルートのうちの一
つに輻輳状態が検出された場合にも、その全信号ルート
を輻輳状態と見なし、このリンクセット上の全信号ルー
トに対して一括して送信の規制を行うようにしている。
【0005】図18には信号網の信号局(信号中継局を
含む)として用いられる信号処理システムの構成例が示
される。この信号処理システムは信号処理の負荷分散を
図るため、信号処理を行う複数のプロセッサからなるマ
ルチプロセッサ構成となっている。図18において、1
00はメインプロセッサ(MPR)、110、111は
信号処理プロセッサ(SPR)、120、121は共通
線信号装置(CSE:Common Channel Signalling Equi
pment ),130、131はディジタル端末(DT:Di
gital Terminal),140,141,142,143は
信号リンク(SL:Signalling Link )、150はネッ
トワーク(NW)、160,161はリンクセット(L
S:Link Set)を示す。各リンクセット160、161
はそれぞれ複数の信号リンク140と141、142と
143からなり、対地が別の交換局につながる。
【0006】この信号処理システムにおける信号リンク
の輻輳制御を以下に説明する。共通線信号装置120、
121は収容信号リンク140と141、142と14
3に送出される信号トラヒックの量をそれぞれ監視して
いる。いま、例えば共通線信号装置120が信号リンク
142上に多量の信号トラヒックの送出を担ったこと
を検出すると、当該信号リンク142が輻輳状態である
旨を示す輻輳イベントを信号処理プロセッサ110に
通知する。信号処理プロセッサ110では、輻輳イベン
トを連続的に受信することにより信号リンク142が
輻輳状態であると判断し、信号リンク142へ送出され
る信号トラヒックの規制処理を行う。この規制処理で
は、リンクセット161に含まれる全信号リンク、すな
わち信号リンク142の他にも信号リンク143も規制
の対象となる。したがって、信号リンク142と共に信
号リンク143の信号トラヒックも送出規制される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の輻輳制御方式で
は、以下に述べるように、的確な輻輳制御を行うことが
できないという問題点を抱えている。 (1)信号処理システム内における信号リンク輻輳制御
は、共通線信号装置CSEにより収容信号リンク上への
送出信号トラヒックを監視して信号リンクの輻輳を検出
することによって行われる。一方、共通線信号装置を収
容する信号処理プロセッサでは信号送出を伴わない論理
的処理(ソフトウェア)輻輳も生じ、かかる輻輳の場合
も信号トラヒックの送出規制を行う必要がある。しかし
従来の輻輳制御方式では、かかる信号処理プロセッサ上
の信号送出を伴わない論理的処理(ソフトウェア)輻輳
を検出することができない。
【0008】(2)或る信号リンクに輻輳が生じたとき
でも、その関連リンクセット内の他の信号リンクがその
輻輳を生じた信号リンクの信号トラヒックを送出できる
容量を保持している場合もある。このような場合、輻輳
の生じた信号リンクをその他信号リンクに代替すればよ
く、他信号リンクの信号トラヒック規制を行う必要はな
い。しかしながら、従来方式では或る信号リンクに輻輳
が生じると、リンクセット上に定義される全信号ルート
を輻輳状態と見なしてその全信号ルートに対して信号ト
ラヒック規制を行っており、本来、信号トラヒック規制
を行う必要のない他信号ルートまで規制してしまい、信
号網において必要以上の信号トラヒック規制処理を実施
してしまっている。この結果、信号処理システム内およ
び信号網内のリソースが有効に使用されていない。
【0009】したがって、本発明の目的は、信号処理プ
ロセッサの動作状態を監視し、該輻輳状態プロセッサ内
信号リンクの使用を抑制することにより、信号処理シス
テム内および信号網内リソースの有効使用を可能にする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明においては、信号網内の制御信号の送受信
を複数の信号処理プロセッサにより制御する信号処理シ
ステムが、信号処理プロセッサ輻輳検出時に、信号リン
クにより形成するリンクセットを使用して、制御信号が
送出される全着信局の輻輳状態を通知する信号を関連全
発信局向けに送信し、信号網内の信号トラヒックを規制
する信号局輻輳制御システムにおいて、信号処理プロセ
ッサの論理的処理輻輳を検出し、多段階レベルにてプロ
セッサ輻輳状態を制御する手段(後述の実施の形態では
輻輳状態判定部と管理禁止制御部に相当)と、信号リン
クの輻輳優先順位を決定する優先順位データとを備え、
信号処理プロセッサ輻輳時に該優先順位データを参照し
て輻輳状態に応じて輻輳優先順位に従って順次に信号リ
ンクの使用規制を実施するようにした信号局輻輳制御シ
ステムが提供される。
【0011】この信号局輻輳制御システムによれば、輻
輳時にもリンクセットの全信号リンクを一括して使用規
制するものではないので、信号処理システム内のリソー
スを有効に使用し、信号網内の信号トラヒックを規制す
ることなく、局所的輻輳の信号網内への波及を緩和させ
ることができる。
【0012】上述の信号局輻輳制御システムにおいて
は、輻輳状態の信号処理プロセッサ内に収容される信号
リンクの使用規制を実施する手段により、信号トラヒッ
クを他プロセッサに収容する信号リンクに転換するよう
に構成できる。
【0013】この形態の信号局輻輳制御システムによれ
ば、信号トラヒックを該信号処理システム全体にバラン
スさせ、信号処理システムの持つ信号処理能力を最大限
に活用することができる。
【0014】また上述の各信号局輻輳制御システムにお
いては、信号リンクの使用規制を実施する際に、該使用
規制が、他局への通信可能な状態を通信不能な状態にす
る場合には信号リンクの使用規制を行わず、他局への通
信可能な状態を保持できる場合に信号リンクの使用規制
を行うように構成できる。
【0015】また上述の各信号局輻輳制御システムにお
いては、信号処理プロセッサ輻輳制御による信号リンク
の使用規制後、使用可能な信号リンクの障害が発生して
他局への通信不能な状態になる場合に、該信号リンクの
使用規制状態を解除することにより通信可能な状態を確
保するように構成できる。
【0016】また上述の各信号局輻輳制御システムにお
いては、信号処理プロセッサの輻輳状態の緩和を検出し
た際に、輻輳の緩和状態と信号リンクの優先順位に従っ
て、順次に信号リンクの使用規制を解除するように構成
できる。これにより信号トラヒックの急減な流入を避け
ることができる。
【0017】また上述の各信号局輻輳制御システムにお
いては、輻輳した局に隣接する局が、信号リンクの使用
規制を要求された際、該信号リンクの使用規制を受け付
けると他局への通信可能な状態から通信不能な状態にな
る場合に、使用規制を拒否する手段と、信号リンクの使
用規制が実施された後、隣接局において使用規制した信
号リンク以外の信号リンクに障害が発生し、使用規制し
た信号リンクの使用規制の解除が発生した場合に、該信
号リンクの使用規制の解除を要求する手段とを備えるよ
う構成できる。
【0018】この形態の信号局輻輳制御システムにおい
ては、輻輳している局が、隣接局から使用規制状態の解
除を要求される際、前記優先順位データとプロセッサ輻
輳状態レベルを比較することにより、該信号リンクの優
先順位が輻輳状態レベル値以下の場合は使用規制の解除
を行わず、輻輳状態レベル値より大きい場合は使用規制
の解除を行うように構成できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図2には本発明の信号処理システムの
実施例が示される。図2において、0,1,2は信号処
理プロセッサ、10,11,12は共通線信号装置、2
0,21はディジタル端末、60〜67は信号リンク、
40はネットワーク、50,51はリンクセットを示
す。
【0020】信号リンクは共通線信号装置0〜2の各端
子毎に定義され、システム内のネットワーク40を経由
してディジタル端末20、21上の1データリンクと接
続することにより形成される。リンクセット50、51
は異なる信号処理プロセッサの共通線信号装置上に定義
される複数の信号リンクより形成される。この信号処理
システムでは信号トラヒックは、リンクセット内の複数
の信号リンク上に負荷分散して送出されている。
【0021】この信号処理プロセッサにおいて、輻輳状
態60が検出された場合には、信号リンク毎に定義され
た輻輳優先順位70を参照し、その信号処理プロセッサ
の輻輳状態レベルに応じて管理禁止手順80を行うこと
により、その信号処理プロセッサ上の使用可能信号リン
ク数を規制する。
【0022】図1には信号処理プロセッサの輻輳状態監
視処理に関する機能ブロック構成が示される。図示のよ
うに、輻輳状態判定部3、信号リンク輻輳優先順位制御
情報5を参照して管理禁止制御を行う信号リンク管理禁
止制御部4、送受信部6などからなり、輻輳状態判定部
3は、過負荷状態許容値33を参照して輻輳状態の判定
を行う中央処理装置過負荷状態監視部31、処理信号数
許容値34を参照して輻輳状態の判定を行う処理信号計
数処理部32等からなる。
【0023】この信号処理プロセッサにおいては、従来
の共通線信号装置CSEによる信号トラヒック監視とは
別個に、信号処理プロセッサの輻輳状態を制御する手法
として輻輳状態判定部3を設け、この輻輳状態判定部3
は、中央処理装置(CC)の過負荷状態を所定期間毎に
監視する過負荷状態監視部31と、処理される信号を分
類し各々の種別毎に処理信号数を所定期間毎に計数する
処理信号計数処理部32とを備えており、各々は各々に
ついて前もって定めた許容値(超過許容閾値)を超過し
た際に当該信号処理プロセッサが輻輳状態であると判断
する。また、各々は前記の超過許容閾値とは別に前もっ
て定めた許容値(衰退許容閾値)を減退した際に輻輳解
除状態であると判断する。
【0024】図4には処理信号計数処理の処理信号数許
容値34の構成例が示される。処理信号数許容値34は
信号処理プロセッサで処理する処理信号の数(計数値)
によって輻輳状態の有無を判断するためのものであり、
信号処理種別毎に超過許容閾値と衰退許容閾値とが設定
される。信号処理種別(信号処理の内容)によりその信
号処理を行う負荷に軽重があるので、信号処理種別によ
って超過許容閾値と衰退許容閾値がそれぞれ異なり、こ
の軽重を論理対比係数で表す。例えばタイプAの論理対
比係数「1」、タイプBの論理対比係数「3」とすれ
ば、タイプBの超過許容閾値と衰退許容閾値はタイプA
の超過許容閾値と衰退許容閾値のそれぞれ1/3とな
る。この例では、例えばタイプAの信号処理種別の場
合、処理信号の計数値が6000を超えると輻輳状態と
判断され、輻輳状態から減退して4500以下になると
輻輳解除と判断される。
【0025】図5には中央処理装置過負荷状態監視処理
の過負荷状態許容値33の構成例が示される。図示する
ように、過負荷状態許容値33は信号処理プロセッサ対
応に超過許容閾値と衰退許容閾値をプロセッサの負荷の
パーセンテージで設定している。例えば信号処理プロセ
ッサSPR1は超過許容閾値が80%、衰退許容閾値が
50%であり、プロセッサSPR1の負荷状態が80%
を超えると当該プロセッサSPR1は過負荷状態と判断
され、一方、過負荷状態から減退して50%以下になる
と過負荷状態解除と判断する。
【0026】信号処理プロセッサの輻輳状態は多段階の
レベルを有しており、今期間にて計測した輻輳状態(C
Cの過負荷状態、若しくは処理信号数)を前期間内のも
のと比較し、その比較結果に従って輻輳状態レベルを更
新する。図6にはこの信号処理プロセッサの輻輳状態レ
ベルの遷移が示される。輻輳状態レベル「0」のときが
輻輳のない状態である。プロセッサ輻輳状態判定期間T
ごとに信号処理プロセッサの輻輳の有無を判定し、輻輳
状態と判定されると輻輳状態レベルが「1」に更新され
る。次の判定期間Tにおいても輻輳と判定されると輻輳
状態レベルは「2」に更新される。この更新は最高で最
高輻輳レベルnまで行われる。一方、例えば輻輳状態レ
ベル「2」のときに次の判定周期Tで輻輳解除と判定さ
れると輻輳状態レベルは「1」に更新され、更に次の判
定周期Tでも輻輳解除と判定されると輻輳レベルは
「0」に更新され、輻輳のない状態となる。
【0027】一方、信号処理システムに実装される全信
号リンク毎に、信号リンクの持つ信号特性(信号トラヒ
ックの相対量・種別等)を基に優先順位を与えて、輻輳
優先順位制御情報5として保持し、この輻輳優先順位制
御情報5を前記輻輳状態レベルに対応させる。
【0028】図3にはこの信号リンク輻輳優先順位制御
情報5の構成例が示される。輻輳優先順位制御情報5は
信号リンク毎に優先順位を付け、信号リンク管理禁止制
御を行う場合に、輻輳状態レベルと対応させて優先順位
の低い信号リンクから逐次に規制を行うためのものであ
り、信号リンク管理禁止制御の多段階レベルの実行を可
能にするものである。図示するように、信号リング番号
に対応して輻輳優先順位制御データが規定されている。
輻輳優先順位制御データは1からnまであり、nが最高
位輻輳優先順位となる。
【0029】信号リンク管理禁止制御部4は、輻輳状態
判定部3での信号処理プロセッサ輻輳状態監視処理と信
号リンク輻輳優先順位制御情報5に基づき、信号処理プ
ロセッサが輻輳状態であると判断された際に、該信号処
理プロセッサ内に収容される輻輳状態レベル値以下の輻
輳優先順位制御情報を持つ信号リンクに対して、管理禁
止手順を実施し、それにより該信号リンクを信号トラヒ
ック送信のために使用することを禁止する。例えば輻輳
状態レベルが「2」であれば、「2」以下の輻輳優先順
位を持つ信号リンクが規制される。
【0030】管理禁止手順により使用禁止された信号リ
ンクは、該信号処理プロセッサの輻輳状態が減退した際
に更新される輻輳状態レベル値よりもその輻輳優先順位
制御情報が大きい場合に管理禁止状態を解除されるが、
それまでは管理禁止状態のまま保持される。
【0031】管理禁止制御部4にて実施される管理禁止
手順は、信号リンクにて接続される両端の信号処理シス
テムにおいて、該信号リンクが信号トラヒック送信のた
めに使用されることを一時的に禁止する手順である。禁
止された信号リンク上への信号トラヒック送出は信号の
発信局において禁止され、この禁止された信号リンクは
関連リンクセット内の使用可能な他信号リンクに代替さ
れ、発信局はその禁止された信号リンク上への信号トラ
ヒックを、代替した他信号リンク上に送出する。また、
禁止された信号リンクは、該信号リンクの両端の信号処
理システムの要求により管理禁止状態が解除され、解除
後は通常の信号トラヒック送出の目的で信号発信局にお
いて使用される。
【0032】信号リンクの禁止は、該信号リンクの両端
の信号処理システムにおいて、その信号リンクを使用禁
止したとしても、信号着信局との間で通信可能な状態を
保持できる場合にのみ許容される。もし通信可能な状態
を保持できない場合、つまり、信号リンクの禁止によっ
て或る信号着信局が通信不可能になるような場合には信
号リンクの禁止要求は拒否される。
【0033】また、禁止された信号リンクについては、
禁止を発動した信号処理システムにおいて管理禁止状態
の解除が行われるか、あるいは、該信号リンクの両端の
信号処理システムにおいて、通信可能な信号着信局が他
の信号リンク障害等の理由により通信不可能になった
際、該信号着信局に関する信号ルート上に禁止された信
号リンクが含まれる場合に、該信号着信局との通信可能
状態を確保する目的で、自動的に管理禁止状態の解除動
作が行われる。
【0034】信号リンク管理禁止手順を多段階の輻輳状
態レベルに応じて順次に実施することにより、信号処理
システム内において信号処理プロセッサの輻輳が発生し
た際に、当該信号処理プロセッサに収容される信号リン
クの使用可能数を輻輳状態の頻度に従って抑止するとと
もに、他プロセッサに収容されている信号リンク上へ信
号トラヒックを転換させる。これにより前記信号処理プ
ロセッサの輻輳状態を緩和するとともに信号処理システ
ム内のリソースを有効に使用する。
【0035】また、信号リンクの両端において過負荷信
号トラヒックを他信号リンクへ分散送出するため、信号
網内信号トラヒックの絶対量を規制せずに、局所的な輻
輳状態の信号網への波及を抑制することができる。
【0036】図8には本手順に関する2信号局間の信号
シーケンスが、図9および図10には信号網内における
制御シーケンスがそれぞれ示される。また図7には信号
リンク管理禁止制御部において送受信される各種信号フ
ォーマットが示される。この信号フォーマットは No.7
共通線信号方式で一般に使用されている信号フォーマッ
トである。
【0037】図8の信号局輻輳制御方式による2信号局
間信号シーケンスについて以下に説明する。信号処理プ
ロセッサSPRiが輻輳状態と判定され、輻輳状態レベ
ルが「1」から「2」に遷移したものとすると、信号処
理プロセッサSPRi上の信号リンクについて、優先順
位が「2」以下のものに対して管理禁止手順を行う(*
1)。すなわち隣接局に対して優先順位が「2」以下の
信号リンクの管理禁止を要求する禁止要求信号を送出
し、これに対して隣接局は禁止要求を許容する場合には
禁止要求許容信号を返送する。
【0038】この管理禁止手順により管理禁止状態とな
った信号リンク上には信号トラヒックを送出しない(*
3)。この例では優先順位「2」以下の信号リンクが管
理禁止状態となるので、これらの信号リンクには信号ト
ラヒックを送出しない。
【0039】SPRiの輻輳状態が解除されたと判定さ
れ、輻輳状態レベルが「2」から「1」に遷移すると、
信号処理プロセッサSPRi上の管理禁止された信号リ
ンクについて、優先順位が「2」以上のものに対して管
理禁止解除手順を行う(*2)。すなわち、隣接局に対
して優先順位が「2」以上の信号リンクの管理禁止解除
を要求する禁止解除要求信号を送出し、これに対して隣
接局は禁止解除要求を許容する場合には禁止解除要求許
容信号を返送する。
【0040】次に、管理禁止手順を実施する場合の信号
網内制御シーケンスを図9を参照して説明する。 (1)信号中継局Aで信号処理プロセッサSPRjの輻
輳が発生する。 (2)信号処理プロセッサSPRj上の信号リンクにつ
いて管理禁止手順を実施し、禁止要求信号を隣接局に送
出する。以下の信号リンクが管理禁止状態とされる。 ;信号中継局A−信号局(SP)間の信号リンク −1;信号中継局A−信号中継局B間の信号リンク −2;信号中継局A−信号中継局D間の信号リンク −3;信号中継局A−信号中継局C間の信号リンク
【0041】(3)信号中継局Aの隣接局(信号局S
P、信号中継局B、CおよびD)では、信号中継局Aに
向かう管理禁止状態信号リンクに対する信号トラヒック
を、他の信号リンク上に代替して送出する。 (4)信号中継局Aは管理禁止状態以外の信号リンク上
へ代替して送出する。
【0042】次に、管理禁止解除手順を実施する場合の
信号網内制御シーケンスを図10を参照して説明する。 (1)信号中継局Aで信号処理プロセッサSPRjの輻
輳状態が解除される。 (2)信号処理プロセッサSPRj上の管理禁止状態の
信号リンクについて管理禁止解除手順を実施し、禁止解
除要求信号を隣接局に送出する。以下の管理禁止状態信
号リンクが禁止解除とされる。 ;信号中継局A−信号局(SP)間の信号リンク −1;信号中継局A−信号中継局B間の信号リンク −2;信号中継局A−信号中継局D間の信号リンク −3;信号中継局A−信号中継局C間の信号リンク
【0043】(3)信号中継局Aの隣接局(信号局S
P、信号中継局B、CおよびD)では、他の信号リンク
上に代替送出していた信号トラヒックを、禁止解除され
た本来の信号リンク上に転換する。 (4)信号中継局Aは他信号リンク上に代替送出してい
た信号トラヒックを、禁止解除された本来の信号リンク
上へ転換する。
【0044】次に信号処理プロセッサにおける各種処理
の手順を図11〜図16のフローチャートを参照して以
下に説明する。
【0045】まず、輻輳状態判定部3の処理手順を図1
1を参照して説明する。輻輳状態判定部3において、信
号処理プロセッサ輻輳状態監視のための周期起動を開始
する(ステップS1)。輻輳状態判定部3は処理信号計
数処理部32と中央処理装置過負荷状態監視部31の処
理結果に基づいて信号処理プロセッサの輻輳状態を判定
する(ステップS2)。すなわち、処理信号計数処理部
32にて、処理信号数を分類・計数し、各々の処理信号
数許容値と比較した結果が超過方向の場合、あるいは中
央処理装置過負荷状態監視部31において過負荷状態許
容値との比較結果が超過方向の場合のいずれかであると
きには、信号処理プロセッサが輻輳状態であると見なす
(ステップS2)。比較結果が超過方向でない場合に
は、さらに比較結果を判定してプロセッサ状態が衰退か
停滞かを判定する(ステップS8)。この判定処理につ
いては後に詳しく説明する。
【0046】プロセッサ状態が超過方向であるため輻輳
状態と判定された場合には、該プロセッサ輻輳状態レベ
ルを一つ加算し(ステップS3)、信号リンク管理禁止
制御部4に対し増加した輻輳状態レベルに応じた管理禁
止要求を行い(ステップS4)、次の周期の輻輳状態判
定のための再起動タイマを起動する(ステップS5)。
この再起動タイマがタイムアウトすれば(ステップS
6)、次の周期の輻輳状態判定を起動する(ステップS
7)。
【0047】一方、プロセッサ状態が双方共に衰退方向
であれば、信号処理プロセッサの輻輳状態が緩和されつ
つあると判断する(ステップS8)。この場合、該プロ
セッサ輻輳状態レベルを一つ減算し(ステップS9)、
減少した輻輳状態レベルに応じた管理禁止解除要求を行
い(ステップS10)、上記ステップS5〜S7の手順
に従い、次の周期の輻輳状態判定を起動する。
【0048】比較結果が、双方共に停滞状態であれば、
信号処理プロセッサの輻輳状態が停滞していると判断し
(ステップS8)、上記ステップS5〜S7の手順に従
い、次の周期の輻輳状態判定を起動する。
【0049】図12は上述の処理フローにおけるプロセ
ッサ状態判定のステップS2、S8の詳細な手順を示す
フローチャートである。まず、処理信号計数処理部32
において処理信号数が超過許容閾値を超過しているか否
かを判定し(ステップS50)、超過しているならば、
信号処理プロセッサが輻輳状態(プロセッサ輻輳状態レ
ベル加算方向)であると見なす(ステップS51)。処
理信号数が超過許容閾値を超過していない場合、中央処
理装置過負荷状態監視部31において監視結果が超過許
容閾値を超過しているか否か判定し(ステップS5
2)、超過しているならば、信号処理プロセッサが輻輳
状態であると見なす(ステップS51)。
【0050】処理信号数並びに中央処理装置過負荷状態
監視結果の双方が超過許容閾値を超過していない場合に
は、処理信号数が衰退許容閾値を減退しているか否か判
定する(ステップS53)、減退しているならば、さら
に中央処理装置過負荷状態監視部31において監視結果
が衰退許容閾値を減退しているか否かを判定し(ステッ
プS54)、減退しているならば、信号処理プロセッサ
が輻輳解除状態(プロセッサ輻輳状態レベル減算方向)
であると見なす(ステップS55)。
【0051】一方、処理信号数または中央処理装置過負
荷状態監視結果の一方が、衰退許容閾値を減退していな
い場合、信号処理プロセッサが輻輳状態(プロセッサ輻
輳状態レベル停滞状態)であると見なす(ステップS5
6)。
【0052】次に、信号処理プロセッサの信号リンク管
理禁止制御部4における制御要求受付時の処理について
図13を参照して説明する。信号リンク管理禁止制御部
4において輻輳状態判定部3からの制御要求を受け付け
ると(ステップS12)、その制御要求が禁止要求であ
るか、あるいは禁止解除要求であるかその要求種別を判
定する(ステップS13)。
【0053】制御要求が禁止要求であれば、使用可能状
態の信号リンクを検索し(ステップS14)、使用可能
状態信号リンクがあれば、その信号リンクの輻輳優先順
位がプロセッサ輻輳状態レベル値以下かどうかを判定す
る(ステップS15)。プロセッサ輻輳状態レベル値以
下の輻輳優先順位を持つ信号リンクであれば、禁止要求
信号を信号リンクにて接続される対向局へ送信する(ス
テップS16)。
【0054】なお、使用可能状態信号リンクがない場
合、あるいは使用可能状態信号リンクがあっても輻輳優
先順位以下でない場合には処理を終了する。
【0055】制御要求が禁止解除要求であれば(ステッ
プS13)、管理禁止状態の信号リンクを検索し(ステ
ップS17)、管理禁止状態信号リンクがあれば、その
信号リンクの輻輳優先順位がプロセッサ輻輳状態レベル
より大きいか否かを判定する(ステップS18)。プロ
セッサ輻輳状態レベル値より大きい値の輻輳優先順位を
持つ信号リンクであれば、その信号リンクが自局により
禁止されたのかどうか判定し(ステップS19)、自局
により禁止されたのであれば、禁止解除要求信号を信号
リンクにて接続される対向局へ送信する(ステップS2
0)。一方、対向局により禁止されたのであれば、強制
禁止解除要求信号を信号リンクにて接続される対向局へ
送信する(ステップS21)。
【0056】なお、管理禁止状態の信号リンクがない場
合、あるいは管理禁止状態の信号リンクがあっても優先
順位が輻輳状態レベルより大でない場合には処理を終了
する。
【0057】次に、信号処理プロセッサの信号リンク管
理禁止制御部4における信号受信時の処理について図1
4および図15を参照して説明する。信号リンク管理禁
止制御部4において対向局からの管理禁止制御信号を受
信すると(ステップS22)、受信信号が要求信号であ
るか応答信号であるかその信号種別を判定する(ステッ
プS23)。
【0058】受信信号が要求信号であれば、要求信号が
禁止要求であるか禁止解除要求であるかを判定する(ス
テップS24)。要求信号が禁止要求信号であれば、該
当する信号リンクを管理禁止状態にすることにより通信
不可能となる着信局があるか否かを判定する(ステップ
S25)。通信不可能となる着信局がある場合には、禁
止要求否定信号を要求元の対向局に返送する(ステップ
S26)。一方、通信不可能となる着信局がない場合に
は、禁止要求許容信号を要求元の対向局に返送する(ス
テップS27)。
【0059】要求信号が解除要求であれば(ステップS
24)、該当する信号リンクの輻輳優先順位がプロセッ
サ輻輳状態レベル値より大きいか否かを判定し(ステッ
プS28)、プロセッサ輻輳状態レベル値より大きい値
の輻輳優先順位を持つ信号リンクであれば、解除要求が
禁止解除要求信号であるか、あるいは強制禁止解除要求
信号であるかを判定する(ステップS29)。
【0060】解除要求が禁止解除要求信号であれば(ス
テップS29)、その信号リンクが対向局により禁止さ
れたものであるかどうか判定し(ステップS30)、対
向局により禁止されたものであれば、禁止解除要求許容
信号を要求元対向局に返送する(ステップS31)。
【0061】解除要求が強制禁止解除要求信号であれば
(ステップS29)、その信号リンクが自局により禁止
されたものかどうか判定し(ステップS32)、自局に
より禁止されたものであれば、禁止解除要求信号を信号
リンクにて接続される対向局へ送信する(ステップS3
3)。
【0062】受信信号が応答信号であれば(ステップS
23)、その応答信号が禁止要求信号に対するものか、
禁止解除要求信号に対するものかを判定する(ステップ
S34)。応答信号が禁止要求信号に対するものであれ
ば、禁止要求許容信号であるか、禁止要求否定信号であ
るかを判定する(ステップS35)。禁止要求許容信号
であれば、該信号リンクを管理禁止状態にする旨を設定
し(ステップS36)、その信号リンクの切替処理を実
施する(ステップS37)。この切替処理を行うことに
より信号リンク上の信号トラヒックを他信号リンク上へ
代替させる。
【0063】一方、応答信号が禁止解除要求信号に対す
るものであれば(ステップS34)、その信号リンクの
切戻処理を実施する(ステップS38)。この切戻処理
を行うことにより他信号リンク上へ代替された信号トラ
ヒックを、該信号リンク上へ転換させる。切戻処理を実
施したら該信号リンクの管理禁止状態を取り消す(ステ
ップS39)。
【0064】次に、信号処理プロセッサの信号リンク管
理禁止制御部4における信号着信局通信不可能通知を受
けた時の処理について図16を参照して説明する。信号
リンク管理禁止制御部4において信号着信局が通信不可
能になった旨を受け付けると(ステップS40)、管理
禁止状態信号リンクに関する解除処理を開始する(ステ
ップS41)。
【0065】通信不可能になった信号着信局に関する信
号ルート上の管理禁止状態の信号リンクを検索し(ステ
ップS42)、管理禁止状態信号リンクがあれば、その
信号リンクが自局により禁止されたのかどうか判定し
(ステップS43)、自局により禁止されたのであれ
ば、禁止解除要求信号を信号リンクにて接続される対向
局へ送信する(ステップS44)。一方、管理禁止状態
の信号リンクが対向局により禁止されたのであれば、強
制禁止解除要求信号を信号リンクにて接続される対向局
へ送信する(ステップS49)。
【0066】この後、解除処理完了待ちタイムを起動し
(ステップS45)、解除処理完了待ちタイマがタイム
アウトしたら(ステップS46)、該信号着信局が通信
可能状態であるか否かを判定し(ステップS47)、通
信不可能である場合には、上記ステップS42以降の手
順に従い再度、解除処理を行う(ステップS48)。
【0067】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、信号処理プロセッサの動作状態を監視し、該輻輳状
態プロセッサ内信号リンクの使用を抑制することによ
り、信号処理システム内および信号網内リソースの有効
使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における信号処理プロセッサ
の輻輳状態監視処理に関する機能ブロック構成を示す図
である。
【図2】本発明の一実施例としての信号処システムの全
体構成を示す図である。
【図3】実施例システムにおける信号リンク輻輳優先順
位制御情報の構成例を示す図である。
【図4】実施例システムにおける処理信号計数処理の処
理信号計数許容値の構成例を示す図である。
【図5】実施例システムにおける中央処理装置過負荷状
態監視処理の過負荷状態許容値の構成例を示す図であ
る。
【図6】実施例システムにおける信号処理プロセッサの
輻輳状態レベル遷移の例を示す図である。
【図7】実施例システムにおける信号リンク管理禁止制
御部の各種信号フォーマットを示す図である。
【図8】実施例の信号局輻輳制御方法による2信号局間
信号シーケンスを示す図である。
【図9】実施例の信号局輻輳制御方法による信号網内制
御シーケンス(禁止要求時)を示す図である。
【図10】実施例の信号局輻輳制御方法による信号網内
制御シーケンス(禁止解除要求時)を示す図である。
【図11】実施例システムの輻輳状態判定部の処理手順
を示すフローチャートである。
【図12】実施例システムの輻輳状態判定部の処理手順
におけるプロセッサ状態判定の詳細手順を示すフローチ
ャートである。
【図13】実施例システムの信号リンク管理禁止制御部
における制御要求受付時の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図14】実施例システムの信号リンク管理禁止制御部
における信号受信時の処理手順(2/1)を示すフロー
チャートである。
【図15】実施例システムの信号リンク管理禁止制御部
における信号受信時の処理手順(2/2)を示すフロー
チャートである。
【図16】実施例システムの信号リンク管理禁止制御部
における信号着信局通信不可能通知の受信時の処理手順
を示すフローチャートである。
【図17】信号網の構成例を示す図である。
【図18】信号処理システムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
0、1、2、110、111 信号処理プロセッサ 3 輻輳状態判定部 31、中央処理装置(CC)過負荷状態監視部 32 処理信号計数処理部 33 過負荷状態許容値 34 処理信号数許容値 4 信号リンク管理禁止制御部 5 輻輳優先順位制御情報 10、11、12、120、121 共通線信号装置 20、21、130、131 ディジタル端末 60〜67、140〜143 信号リンク 40、150 ネットワーク 50、51、160、161 リンクセット 100 メインプロセッサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号網内の制御信号の送受信を複数の信号
    処理プロセッサにより制御する信号処理システムが、信
    号処理プロセッサ輻輳検出時に、信号リンクにより形成
    するリンクセットを使用して、制御信号が送出される全
    着信局の輻輳状態を通知する信号を関連全発信局向けに
    送信し、信号網内の信号トラヒックを規制する信号局輻
    輳制御システムにおいて、 信号処理プロセッサの論理的処理輻輳を検出し、多段階
    レベルにてプロセッサ輻輳状態を制御する手段と、信号
    リンクの輻輳優先順位を決定する優先順位データとを備
    え、信号処理プロセッサ輻輳時に該優先順位データを参
    照して輻輳状態に応じて輻輳優先順位に従って順次に信
    号リンクの使用規制を実施するようにした信号局輻輳制
    御システム。
  2. 【請求項2】輻輳状態の信号処理プロセッサ内に収容さ
    れる信号リンクの使用規制を実施する手段により、信号
    トラヒックを他プロセッサに収容する信号リンクに転換
    するようにした請求項1記載の信号局輻輳制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】信号リンクの使用規制を実施する際に、該
    使用規制が、他局への通信可能な状態を通信不能な状態
    にする場合には信号リンクの使用規制を行わず、他局へ
    の通信可能な状態を保持できる場合に信号リンクの使用
    規制を行うようにした請求項1または2記載の信号局輻
    輳制御システム。
  4. 【請求項4】信号処理プロセッサ輻輳制御による信号リ
    ンクの使用規制後、使用可能な信号リンクの障害が発生
    して他局への通信不能な状態になる場合に、該信号リン
    クの使用規制状態を解除することにより通信可能な状態
    を確保するようにした請求項1〜3のいずれかに記載の
    信号局輻輳制御システム。
  5. 【請求項5】信号処理プロセッサの輻輳状態の緩和を検
    出した際に、輻輳の緩和状態と信号リンクの優先順位に
    従って、順次に信号リンクの使用規制を解除するように
    した請求項1〜4のいずれかに記載の信号局輻輳制御シ
    ステム。
  6. 【請求項6】輻輳した局に隣接する局が、信号リンクの
    使用規制を要求された際、該信号リンクの使用規制を受
    け付けると他局への通信可能な状態から通信不能な状態
    になる場合に、使用規制を拒否する手段と、 信号リンクの使用規制が実施された後、隣接局において
    使用規制した信号リンク以外の信号リンクに障害が発生
    し、使用規制した信号リンクの使用規制の解除が発生し
    た場合に、該信号リンクの使用規制の解除を要求する手
    段とを備えた請求項1〜5のいずれかに記載の信号局輻
    輳制御システム。
  7. 【請求項7】輻輳している局が、隣接局から使用規制状
    態の解除を要求される際、前記優先順位データとプロセ
    ッサ輻輳状態レベルを比較することにより、該信号リン
    クの優先順位が輻輳状態レベル値以下の場合は使用規制
    の解除を行わず、輻輳状態レベル値より大きい場合は使
    用規制の解除を行うようにした請求項6記載の信号局輻
    輳制御システム。
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