JPH0963859A - 電気機器 - Google Patents

電気機器

Info

Publication number
JPH0963859A
JPH0963859A JP21183095A JP21183095A JPH0963859A JP H0963859 A JPH0963859 A JP H0963859A JP 21183095 A JP21183095 A JP 21183095A JP 21183095 A JP21183095 A JP 21183095A JP H0963859 A JPH0963859 A JP H0963859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
container
corrugated
external
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21183095A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Doi
耕次 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP21183095A priority Critical patent/JPH0963859A/ja
Publication of JPH0963859A publication Critical patent/JPH0963859A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transformer Cooling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】容器の側壁を構成する波形放熱器の波幅及び波
高さを大きくすることなく、冷却性能の向上を図ること
ができる電気機器を提供する。 【解決手段】電気機器本体2を収容する容器1の側壁を
構成する波形放熱器102の外に少なくとも1つの外付
け放熱器4を設ける。外付け放熱器4はその上端を波形
放熱器102の上端よりも上方に位置させた状態で波形
放熱器102の外側に配置する。外付け放熱器4の導油
管402及び403にそれぞれ接続した接続管405及
び406を容器1側に設けられた放熱器接続管107及
び108に接続して、容器1内と外付け放熱器4内とを
連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器やリアクト
ルなどの電気機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変圧器などの電気機器においては、電気
機器の本体を収容する容器の側面に放熱器を取り付け
て、電気機器本体からの発熱により温度が上昇させられ
た容器内の絶縁媒体を該放熱器内に導入して放熱を行わ
せることにより、機器の冷却を図るようにしている。最
近、この種の電気機器の容器として、薄鋼板を波形に折
り曲げ成形して形成した波形放熱器により容器の側壁を
構成したものが多く用いられるようになっている。
【0003】図6及び図7は、側壁部に波形放熱器を用
いた従来の電気機器の容器1を示したものである。図示
の容器1は、図9に示すように直方体の各稜に沿う骨格
部分を構成するフレーム(骨組)101の前後左右の側
面の額縁状の枠部の周辺部101aに、図8に示すよう
な波形放熱器102の周縁部102aを溶接して、該波
形放熱器により前後左右の側壁部を構成した構造を有
し、容器1のフレーム101の底面部は底板103によ
り閉鎖されている。フレーム101の上端にはフランジ
104が溶接されていて、該フランジ104に容器の上
端開口部を閉鎖する図示しない板状のカバーが取り付け
られるようになっている。
【0004】周知のように、波形放熱器102は、薄い
鋼板を山部mと谷部vとが交互に並ぶように波形に折り
曲げ成形して各山部mの幅方向(容器の上下方向)の両
端の端縁部ma を溶接により封鎖した構造を有するもの
で、幅方向の両端が封鎖された各山部mの内側に冷却媒
体流路が形成されている。図示の例では、山部m,m,
…の頂部を連結するように補強バー102bが溶接され
ている。
【0005】上記のように、絶縁媒体を冷却する手段と
して波形放熱器102を用いた従来の電気機器において
は、電気機器本体の容量(発熱量)に応じて、放熱器の
山部mの数と、各山部mの幅寸法(波幅)W及び高さ寸
法(波高さ)Hとを設定しており、電気機器本体の容量
が大きい場合程、波幅W及び波高さHを大きくするとと
もに、山部mの数(波数)を多くしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、波形放
熱器を用いた従来の電気機器においては、容器の側壁部
を構成するように設けた波形放熱器のみにより電気機器
の冷却を行わせていたため、電気機器の容量が大きい場
合には、放熱面積を増加させるために、放熱器の波数を
多くするとともに、波幅W及び波高さHを大きくする必
要がある。ところが、放熱器の波高さHを高くすると、
各山部mが変形し易くなるため、電気機器本体からの発
熱により容器の内圧が上昇したときに各山部mが大きく
膨らむことになり、この山部の膨らみにより、山部相互
間に形成された谷部vの空隙の容積が小さくなるのを避
けられない。
【0007】波形放熱器の冷却効率を高めるためには、
該放熱器の山部の内側の絶縁媒体と谷部内の空気との間
で効率よく熱交換を行わせる必要があるが、上記のよう
に谷部の空隙の容積が小さくなると、熱交換を効率良く
行わせることができなくなり、冷却効率が低下する。従
って、容器の側壁部を構成する部材として波形放熱器を
用いた電気機器では、波数及び波高さを増大させても、
その増大に見合った分だけの冷却効率の向上を図ること
はできない。
【0008】また放熱器の波高さHを高くすると、定常
時の容器の内圧による各山部の膨らみが大きくなるた
め、容器内に収容する絶縁媒体の量が増大し好ましくな
い。
【0009】更に、波形放熱器の波幅W及び波高さHが
大きくなると、波付け加工が難しくなる上に、放熱器が
大形化して重量が大きくなるため、容器の製作が面倒に
なるのを避けられない。また波形放熱器が大形になる
と、溶接熱による放熱器の各部の歪みが大きくなるた
め、波形放熱器を容器の側面に溶接する際の作業が面倒
になるのを避けられない。従って容器の製作面からも、
放熱器の波幅及び波高さが制限され、その冷却性能が制
限されていた。
【0010】上記の理由により、容器の側壁を構成する
部材として波形放熱器を用いていた従来の電気機器にお
いては、冷却性能が制限され、容器内に収容し得る電気
機器の容量が制限されるという問題があった。
【0011】本発明の目的は、容器の側壁を構成する波
形放熱器の波幅及び波高さを大きくすることなく、従来
よりも冷却性能の向上を図ることができるようにした電
気機器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、側壁を構成す
る部材として波形放熱器を用いた容器内に絶縁媒体とと
もに電気機器本体を収容してなる電気機器に係わるもの
である。
【0013】本発明においては、容器の側壁を構成する
波形放熱器の外に少なくとも1つの外付け放熱器を設け
る。外付け放熱器は波形放熱器の外側に配置して容器に
接続する。
【0014】上記のように、容器の側壁を構成する波形
放熱器の外に少なくとも1つの外付け放熱器を設けて、
該放熱器を容器に接続するようにすると、容器の側壁を
構成する波形放熱器と外付け放熱器との双方により絶縁
媒体の冷却を図ることができるため、容器の側壁を構成
する波形放熱器の波幅及び波高さを従来よりも小さくし
ても所定の冷却効果を得ることができる。
【0015】波形放熱器の波幅及び波高さを小さくする
ことができると、薄鋼板の波付け加工を容易にして波形
放熱器の製作を容易にすることができるだけでなく、容
器の内圧による放熱器の各山部の膨らみを小さくするこ
とができるため、容器内に収容する絶縁媒体の量を少な
くすることができる。
【0016】また上記のように構成すると、容器の側壁
を構成する波形放熱器の波幅及び波高さを小さくして、
内圧上昇時の放熱器の山部の膨らみを抑制できるため、
該放熱器の冷却効率が低下するのを防ぐことができる。
【0017】外付け放熱器は、その上端を容器の側壁部
を構成する波形放熱器の上端よりも更に上方に位置させ
た状態で設けるのが好ましい。
【0018】このように、外付け放熱器を容器の側壁を
構成する波形放熱器よりも高い位置に配置すると、外付
け放熱器による冷却効率を高くすることができるため、
容器の側壁を構成する波形放熱器の小形化を容易に進め
ることができる。
【0019】本発明においてはまた、上記の外付け放熱
器を、容器の上端を閉じるカバーの上に配置するように
してもよい。外付け放熱器を容器の上端を閉じるカバー
の上に配置すると、外付け放熱器が容器の外側に突出す
ることがないため、電気機器の投影面積を小さくして、
設置面積の節約を図ることができる。
【0020】上記外付け放熱器は、必ずしも電気機器本
体を収容する容器に対して支持する必要はなく、容器か
ら離れた位置に容器とは別に設置するようにしてもよ
い。この場合も、外付け放熱器は、その上端を容器の側
壁を構成する波形放熱器の上端よりも上方に位置させた
状態で配置して容器に接続するのが好ましい。
【0021】上記のように、外付け放熱器を電気機器本
体を収容する容器と別置するようにすると、電気機器本
体を収容した容器と、外付け放熱器とを分散配置できる
ため、1箇所に大きな設置面積を確保できない場合にも
本発明を適用することができる。
【0022】上記外付け放熱器は、長さ方向に沿って山
部と谷部とが交互に並ぶように波付け成形された金属板
の各山部の幅方向の両端を封鎖して各山部の内側に冷却
媒体通路を形成した波形放熱板と、波形放熱板の幅方向
の両端側で放熱板の一連の山部内の絶縁媒体通路を相互
に連通させるように設けられた第1及び第2の導油管
と、第1及び第2の導油管の間に跨がって配置されて波
形放熱板の各山部内の絶縁媒体通路の開口部を閉鎖した
閉鎖板と、第1及び第2の導油管にそれぞれ接続された
第1及び第2の接続管とにより構成できる。この外付け
放熱器の第1の接続管は容器の上部に接続し、第2の接
続管は容器の下部に接続する。
【0023】上記のように外付け放熱器を構成すると、
容器の側壁を構成する波形放熱器の材料と製造設備とを
そのまま利用して外付け放熱器を製作できるため、外付
け放熱器の製造コストを安くすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は油入変圧器に本
発明を適用する場合の実施の一形態を示したもので、図
1はその全体的な構成を示し、図2(A),(B)は外
付け放熱器の構成を示している。
【0025】図1において1は電気機器の容器で、この
容器1は、図6に示したものと同様に、直方体の各稜に
沿う骨格部分を構成するフレーム(図9参照)101の
前後左右側面の枠部の周辺部101aに、図8に示すよ
うな波形放熱器102の周縁部102aを溶接して、該
波形放熱器により前後左右の側壁部を構成した構造を有
する。容器1のフレーム101の底面部は底板103に
より閉鎖され、フレーム101の上端にはフランジ10
4が溶接されている。この例では、波形放熱器102の
各山部の開口部の上端及び下端を除いた部分を塞ぐよう
に閉塞板105(図3参照)が溶接され、各山部の内側
に形成された絶縁媒体流路が閉塞板105の上端側及び
下端側でそれぞれ容器1内に連通させられている。
【0026】図3に示したように、容器1内には、変圧
器本体2が収納されている。容器1の上端のフランジ1
04には板状のカバー106が取り付けられ、該カバー
106により、容器の上端開口部が液密を保つように閉
じられている。
【0027】本発明においては、上記波形放熱器102
の外に、図2に示すような外付け放熱器4が設けられ
て、該外付け放熱器4が容器1に接続される。外付け放
熱器4は、長さ方向に沿って山部mと谷部vとが交互に
並ぶように波付け成形された薄鋼板の各山部mの幅方向
の両端ma を溶接により封鎖して各山部mの内側に絶縁
媒体通路を形成した波形放熱板401と、波形放熱板4
01の幅方向(図示の例では容器の上下方向)の両端側
で放熱板の一連の山部内の絶縁媒体通路を相互に連通さ
せるように設けられて放熱板401に溶接されたダクト
状の第1及び第2の導油管402及び403と、第1及
び第2の導油管402及び403の間に跨がって配置さ
れて放熱板401に溶接された閉鎖板404とを備え、
閉鎖板404により波形放熱板の各山部内の絶縁媒体通
路の開口部が閉鎖されている。また、第1及び第2の導
油管402及び403にそれぞれ第1及び第2の接続管
405及び406が溶接により接続されて、該第1及び
第2の接続管内がそれぞれ第1及び第2の導油管402
及び403内に連通させられている。第1及び第2の接
続管405及び406の先端にはそれぞれフランジ40
5a及び406aが設けられている。
【0028】放熱器の機械的強度を向上させるため、閉
鎖板404の外面に沿わせた状態で、第1及び第2の導
油管402及び403の間を上下方向に延びる補強板4
07が適宜の個数設けられ、各補強板407が閉鎖板4
04と第1及び第2の導油管402及び403とに溶接
されている。また波形放熱板401の一連の山部m,
m,…の頂部を連結するように補強バー401bが溶接
されている。
【0029】図示の例では、外付け放熱器4が2個設け
られて、該2個の外付け放熱器4,4が、それぞれの第
1の導油管402を上側に位置させた状態で、容器1の
相対する2つの側壁を構成する波形放熱器の外側に配置
されている。各外付け放熱器4は、その上端を容器1の
側壁を構成する波形放熱器102の上端よりも上方に位
置させた状態で配置されて、第1の接続管405及び第
2の接続管406がそれぞれ容器1の上部及び下部に接
続されている。第1及び第2の接続管405及び406
はそれぞれ少なくとも1つずつ設ければよいが、図示の
例ではこれらの接続管が導油管402及び403の長手
方向に間隔を開けて2本ずつ設けられている。
【0030】外付け放熱器4を接続するため、容器1の
カバー106に該容器内に連通する第1の放熱器接続管
107が接続され、波形放熱器102の下部には、山部
m,mの間に位置させた状態で、容器1内に連通する第
2の放熱器接続管108が接続されている。第1及び第
2の放熱器接続管107及び108の先端にはフランジ
が設けられていて、これらの放熱器接続管のフランジに
それぞれ外付け放熱器の第1及び第2の接続管405及
び406の先端のフランジ405a及び406aが油密
に接続されている。
【0031】容器1内には、外付け放熱器4内及び第1
の放熱器接続管107内をも満たすのに十分な量の絶縁
油5が封入されている。また容器のカバー106には、
内圧が過度に上昇したときに圧力を開放する放圧装置
や、変圧器の一次及び二次巻線に接続されたブッシング
(いずれも図示せず。)等が取り付けられている。
【0032】本発明を実施するに際しては、容器1の側
壁を構成する波形放熱器102を容器1の大きさに見合
った大きさとし、該波形放熱器の波幅W及び波高さH
を、薄鋼板の波付け加工に支障を来すことがなく、また
容器1の内圧により波形放熱器過度の膨らみを生じるこ
とがない程度の大きさに設定する。そして、波形放熱器
102の有効放熱面積(山部mの表面積)では不足する
放熱面積を外付け放熱器4で補うように、外付け放熱器
4の台数と、それぞれの外付け放熱器4の有効放熱面積
とを設定する。
【0033】上記の電気機器において、変圧器本体2か
らの発熱により絶縁油5の温度が上昇すると、図3に矢
印Pで示したように、絶縁油5が波形放熱器4の各山部
内の絶縁媒体流路内を通して対流し、該絶縁媒体流路内
を流通する際に、絶縁油と外部の空気との間で熱交換が
行なわれて絶縁油が冷却される。
【0034】容器1内の絶縁油はまた、図3に矢印Qで
示したように、容器1→第1の放熱器接続管107及び
第1の接続管405→外付け放熱器4内→第2の接続管
406及び第2の放熱器接続管108→容器1の経路で
対流し、外付け放熱器4内を流下する際に外部の空気と
の間で行われる熱交換により冷却される。
【0035】上記のように、容器1の側壁を構成する波
形放熱器102の外に外付け放熱器4を設けて、該放熱
器4を容器1に接続するようにすると、容器1の側壁を
構成する波形放熱器102と外付け放熱器4との双方に
より絶縁油の冷却を図ることができるため、容器1の側
壁を構成する波形放熱器102の波幅W及び波高さHを
従来より小さくしても大きな冷却効果を得ることができ
る。
【0036】また上記のように構成すると、容器の側壁
を構成する波形放熱器102の波幅W及び波高さHを、
波付け加工に支障を来すことがなく、また内圧により過
度の膨らみを生じることがない程度の大きさに制限する
ことができるため、該波形放熱器の製作を容易にするこ
とができるだけでなく、定常状態における容器の内圧に
よる放熱器の各山部の膨らみを小さくして、容器内に収
容する絶縁油の量を少なくすることができる。
【0037】更に上記のように構成すると、容器の側壁
を構成する波形放熱器102の波幅及び波高さを小さく
することができるため、変圧器の温度が上昇して内圧が
上昇した際の放熱器の山部の膨らみを抑制して、該放熱
器の冷却効率が低下するのを防ぐことができる。
【0038】また上記のように、外付け放熱器4を容器
の側壁を構成する波形放熱器102よりも高い位置に配
置すると、該外付け放熱器4による冷却効率を高くする
ことができるため、容器の側壁を構成する波形放熱器の
小形化(波高さの縮小または波幅及び波高さの縮小)を
容易に進めることができる。
【0039】上記の例では、外付け放熱器4を容器に接
続するための配管を接続管405,406と放熱器接続
管107及び108とに分けて、接続管405及び40
6をそれぞれ接続管107及び108にフランジ接続す
るようにしたが、導油管402及び403につながる接
続管405及び406をそれぞれ容器1の上部及び下部
に直接接続するようにしてもよい。
【0040】上記の例では、外付け放熱器4の第2の接
続管406を波形放熱器102の山部の間を通して容器
1の下部に接続するようにしたが、第2の接続管406
を波形放熱器102よりも下方の位置で容器1に接続す
るようにしてもよい。
【0041】図4は本発明の第2の実施形態を示したも
ので、この例では、外付け放熱器4を、容器の上端を閉
じるカバー106の上に配置して、第1の接続管405
をカバー106に設けた接続孔に接続し、第2の接続管
406を容器1の下部側面に設けた接続孔に直接または
放熱器接続管を介して接続している。
【0042】図4に示したように、外付け放熱器4を容
器の上端を閉じるカバー106の上に配置すると、外付
け放熱器が容器の外側に突出することがないため、電気
機器の投影面積を小さくして、設置面積の節約を図るこ
とができる。
【0043】図4に示すように、外付け放熱器4をカバ
ー106の上に配置したことにより、カバー106の上
にブッシングを配置するスペースが無くなる場合には、
図4に示したように、容器1の上部側面に高圧ブッシン
グ6及び低圧ブッシング7を接続することができる。
【0044】図5は、本発明の第3の実施の形態を示し
たもので、この例では、外付け放熱器4が、容器1から
離れた場所に設置された架台8の上に支持され、該外付
け放熱器4の上部に設けられた第1の接続管405が容
器1の上部側面に接続された第1の放熱器接続管107
にフランジ接続されている。また外付け放熱器4の下部
に設けられた第2の接続管406が容器1の下部側面に
接続された第2の放熱器接続管108にフランジ接続さ
れている。容器1のカバー106には、変圧器本体の一
次コイル及び二次コイルにそれぞれつながる高圧ブッシ
ング6及び低圧ブッシング7が取り付けられている。
【0045】図5のように構成する場合も、外付け放熱
器4は、その上端を容器1の側壁を構成する波形放熱器
102の上端よりも上方に位置させた状態で配置するの
が好ましい。
【0046】上記のように、外付け放熱器4を容器1か
ら離れた位置に容器1とは別に設置するようにすると、
電気機器本体を収容した容器1と、外付け放熱器4とを
分散配置できるため、1箇所に大きな設置面積を確保で
きない場合にも本発明を適用することができる。
【0047】上記の例では、外付け放熱器4を容器に接
続するための配管を接続管405,406と、放熱器接
続管107及び108とに分けて、接続管405及び4
06をそれぞれ接続管107及び108にフランジ接続
するようにしたが、接続管405及び406をそれぞれ
容器1の上部及び下部に直接接続するようにしてもよ
い。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、容器の
側壁を構成する波形放熱器の外に少なくとも1つの外付
け放熱器を設けて、該外付け放熱器を容器に接続したの
で、容器の側壁を構成する波形放熱器と外付け放熱器と
の双方により絶縁媒体の冷却を図ることができ、容器の
側壁を構成する波形放熱器の波幅及び波高さを従来より
も小さくしても所定の冷却効果を得ることができる。従
って、波付け加工を容易にして波形放熱器の製作を容易
にすることができるだけでなく、容器の内圧による放熱
器の各山部の膨らみを小さくして、容器内に収容する絶
縁媒体の量を少なくすることができる。
【0049】また本発明によれば、容器の側壁を構成す
る波形放熱器の波幅及び波高さを小さくして、内圧上昇
時の放熱器の山部の膨らみを抑制できるため、該放熱器
の冷却効率が低下するのを防ぐことができる。
【0050】更に、外付け放熱器を容器の側壁を構成す
る波形放熱器よりも高い位置に配置した場合には、外付
け放熱器による冷却効率を高くすることができるため、
容器の側壁を構成する波形放熱器の小形化を容易に進め
ることができる。
【0051】また、外付け放熱器を電気機器本体を収容
する容器と別置した場合には、電気機器本体を収容した
容器と、外付け放熱器とを分散配置できるため、1箇所
に大きな設置面積を確保できない場合にも、外付け放熱
器を設けて、容器の側壁を構成する波形放熱器の波高さ
を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図2】(A)及び(B)はそれぞれ本発明を実施する
際に用いる外付け放熱器の構成例を示した側面図及び正
面図である。
【図3】図1の要部の縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示した正面図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示した正面図であ
る。
【図6】従来の電気機器で用いられていた容器の一例を
示す正面図である。
【図7】図6の容器の上面図である。
【図8】従来の容器の側壁を構成するために用いられて
いた波形放熱器の斜視図である。
【図9】容器を構成するために用いるフレームの一例を
示した斜視図である。
【符号の説明】
1 容器 101 フレーム 102 波形放熱器 107 第1の放熱器接続管 108 第2の放熱器接続管 4 外付け放熱器 401 波形放熱板 402 第1の導油管 403 第2の導油管 404 閉鎖板 405 第1の接続管 406 第2の接続管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁を構成する部材として波形放熱器を
    用いた容器内に絶縁媒体とともに電気機器本体を収容し
    てなる電気機器において、 前記容器の側壁を構成する波形放熱器の外に少なくとも
    1つの外付け放熱器が設けられ、 前記外付け放熱器は前記波形放熱器の外側に配置されて
    前記容器に接続されていることを特徴とする電気機器。
  2. 【請求項2】 側壁を構成する部材として波形放熱器を
    用いた容器内に絶縁媒体とともに電気機器本体を収容し
    てなる電気機器において、 前記容器の側壁を構成する波形放熱器の外に少なくとも
    1つの外付け放熱器が設けられ、 前記外付け放熱器は前記容器から離れた位置に前記容器
    と別に設置されて、前記容器に接続されていることを特
    徴とする電気機器。
  3. 【請求項3】 前記外付け放熱器は、その上端を前記波
    形放熱器の上端よりも上方に位置させた状態で配置され
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気
    機器。
  4. 【請求項4】 側壁を構成する部材として波形放熱器を
    用いた容器内に絶縁媒体とともに電気機器本体を収容し
    てなる電気機器において、 前記容器の側壁を構成する波形放熱器の外に少なくとも
    1つの外付け放熱器が設けられ、 前記外付け放熱器は、前記容器の上端を閉じるカバーの
    上に配置されて該容器に接続されていることを特徴とす
    る電気機器。
  5. 【請求項5】 前記外付け放熱器は、長さ方向に沿って
    山部と谷部とが交互に並ぶように波付け成形された金属
    板の各山部の幅方向の両端を封鎖して各山部の内側に絶
    縁媒体通路を形成した波形放熱板と、前記波形放熱板の
    幅方向の両端側で前記放熱板の一連の山部内の絶縁媒体
    通路を相互に連通させるように設けられた第1及び第2
    の導油管と、前記第1及び第2の導油管の間に跨がって
    配置されて前記波形放熱板の各山部内の絶縁媒体通路の
    開口部を閉鎖した閉鎖板と、前記第1及び第2の導油管
    にそれぞれ接続された第1及び第2の接続管とを備え、 前記第1の接続管は前記容器の上部に接続され、 前記第2の接続管は前記容器の下部に接続されているこ
    とを特徴とする請求項1,2,3または4のいずれかに
    記載の電気機器。
JP21183095A 1995-08-21 1995-08-21 電気機器 Pending JPH0963859A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21183095A JPH0963859A (ja) 1995-08-21 1995-08-21 電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21183095A JPH0963859A (ja) 1995-08-21 1995-08-21 電気機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0963859A true JPH0963859A (ja) 1997-03-07

Family

ID=16612306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21183095A Pending JPH0963859A (ja) 1995-08-21 1995-08-21 電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0963859A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4413674A (en) Transformer cooling structure
JP2008159440A (ja) 車両用バッテリ冷却システム
JPH0963859A (ja) 電気機器
CA1245756A (en) Transformer cooling structure with u-shaped cooling panels
GB2110812A (en) Heat exchanger
EP1190425A1 (en) Cooling fin with reinforcing ripples
JP2017174950A (ja) ラジエータパネル、ラジエータ及び静止誘導機器
JPS6130196B2 (ja)
JP7389563B2 (ja) 熱交換器及びマニホールドを有する熱交換器コアを製造するための方法
JP7455771B2 (ja) 油入変圧器のタンク、および油入変圧器
CN208352084U (zh) 一种全密封油浸式变压器及其波纹散热器
JPH06103652B2 (ja) 電気機器用タンク
JP3061520B2 (ja) 電気機器のタンク
JPS60943B2 (ja) 油入電気機器の放熱器
JPS5830112A (ja) 油入電気機器用タンク
JPH10270257A (ja) 電気機器用タンク
JPS6239806B2 (ja)
JPS607372B2 (ja) 放熱器
JPS5930496Y2 (ja) 油入電気機器用タンク
JPS63246808A (ja) 油入機器のタンク
JPS6328484B2 (ja)
JPH06132141A (ja) 配電用変圧器のタンク
JP3621740B2 (ja) 電気機器用タンク
JPH0241497Y2 (ja)
CA1177945A (en) Transformer cooling structure